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2025/02/19(12:03:19)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
BS-19404 RADIANT MOON / Now's The Time CD \3500
 ドラマチックで70年代のプログレ然とした王道シンフォを聴かせる、強い絆を感じさせる4人組の2025年デビュー作。ジェネシス、イエス、そしてイングランドも思わせる英国派ヴィンテージ・サウンドで、アメリカにありがちなキャッチーさがなく、メンバーそれぞれキャリアを持った本格派だ。メロウで人懐っこい旋律のヴォーカルと多用されるガーデン・シェッド風コーラス、ロングトーンの甘美さも兼ね備えるギター、レスリー系オルガン、ムーグっぽいシンセ、美しく儚いピアノらの整合感バツグンのアンサンブル、攻めるベースや変拍子などリズム隊も良く、時に12弦のアコースティックな響き、曲によって配されるフルート、チェロ、クラリネット、サックス、トランペットらの生楽器、沸き立つメロトロン系などなど、絶対的注目作! 見開き紙ジャケット。 USA
BS-19403 THE FAR CRY / Once There Was CD \3500
 エディ・ジョブソン&UKを彷彿させる変拍子とキーボードでシンフォニック・プログレの王道をドラマチックにカッコよく聴かせる2025年作。怒涛の如く展開する21年デビュー作を経ての2作目で、甘美なトーンで弾きまくるバークリー音大卒の新たなギタリストにより、より理想的なシンフォの音像となっており、ムーグ系シンセ、ヴィンテージ系オルガン、CS-80系ストリングス、CP系ピアノに、ダブル・ネックやベース・ペダルも配された強靭なリズムで迫る迫真の内容だ。叙情的なヴォーカルも良く、中盤ではジェネシスも感じさせ、美しい幻想を湛えるパートとアグレッシヴでスリリングなパートを劇的に交えた12パートで想像を超えたスケールを見せる後半の31分の組曲へ。HOLDING PATTERNのメンバー2人が中心となって結成されている。見開き紙ジャケット自主盤。 USA
BS-19402D V.A. / The Best Of... 2Days Prog+1 2024 2DVD(PAL) \4200
 北イタリアのヴェルーノで2024年に開催されたプログフェス。もう恒例のフェスと言え、今回も各国から若手&レジェンドが12組参加。静寂美から猛グルーヴで押しまくる初登場のTHE ENID、今も頭が燃えているTHE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNを始め、ヴァイオリンやメロトロン系含む北欧ヴィンテージ・シンフォのWOBBLER、ライヴが見たかったフルートとオルガンがキャメル&キャラヴァンのAGUSA、ノルウェーの気鋭シンフォ美のMEERとジャージィなSEVEN IMPALE、イタリアからは王道ODESSAと地中海系CARAVAGGIO、そして重鎮GLEEMEN、さらに女性ヴォーカル・ファンは必見の元ギャザリングのANNEKE VAN GIERSBERGEN & BAND(ギャザリングの曲も2曲やっている。ボーナスではケイト・ブッシュのカヴァーも)など、幅広い個性派のラインナップ! 収録バンド&アーティスト:CARAVAGGIO、AGUSA、FREAK KITCHEN、ANNEKE VAN GIERSBERGEN & BAND、ODESSA、WOBBLER、THE ENID、THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN、GLEEMEN、SEVEN IMPALE、MEER、SYMPHONY X ITALY/MULTI
BS-19401 Neos SAINT JUST / Same CD \3800
 サン・ジュストの女性ヴォーカリスト、ジェニー・ソレンティの2025年作。アンビエント・プロジェクト的な作風で、英語6曲、伊語1曲の全曲新曲にて、エレクトリック・ループに曲によってヴァイオリン、ピアノ、コーラス、管楽器系、パーカッションらを加えた、耽美で幻想的なサウンドスケープに溶け込むように歌われていく。淡々としながらも、情景は波のように美しく変化を続け、まどろみ、時にリズムを刻み、通して1曲のようなコンセプトにて構成されている。彼女の美声を活かしたケイト・ブッシュを思わせるところもあり、また、伊語で歌われる2曲目は現代のサン・ジュストと言える儚さに満ちる。3面開きデジパック。 ITALY
BS-19336 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Seguendo Le Tracce (New Expanded Edition) 2CD \5200
 再入荷。04年に発掘リリースされた全盛期バンコの75年の圧巻超絶ライヴが、最新音楽用AIツールを使ったAIリマスター+新たに同ライヴから2曲追加収録されて、2枚組で2024年新装リリース。その奇跡的な音質の良さと演奏の凄さでファンを驚愕させた彼らの最高のライヴ盤で、初期のベストな選曲に加え、各楽器のバランスの良さ、そして75年というヴィンテージが持つ音色で展開される、スタジオ版アレンジの枠を超えたインプロヴィゼーションの多彩さに圧倒される。若々しいヴォーカルやツイン・キーボードの素晴らしさは言うに及ばず、マルテーゼはトランペットを高々と吹きまくり、ジャンニ・ノチェンツィもクラリネットで華を添える。26分に拡大された「Metamorfosi」はもう銀河。さらに04年盤には収録されていなかった、ホルンがフィーチャーされるDARWIN!収録の必殺「La Conquista Della Posizione Eretta」や狂おしい「Traccia」も新たに追加収録。ブック中のフォトも一新。3面開きデジパック。ぜひ新たにご購入を!!
CD1
1.R.I.P. (english version)
2.L'Albero Del Pane
3.La Danza Dei Grandi Rettili
4.Passaggio
5.Non Mi Rompete
6.Dopo... Niente E Piu Lo Stesso
7.Traccia II
CD2
1.Metamorfosi
2.La Conquista Della Posizione Eretta *初収録
3.Traccia + Tape Outro *初収録
Total lenght [91:26]
ITALY
BS-19400 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Same - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> ギリシャを代表するロック・バンド、ソクラテス・ドランク・ザ・コニウムの72年デビュー作。アテネを拠点に69年に結成。乾いた質感の音色で弾き倒される圧巻のギター、ベーシストによるヴォーカル、畳み掛けるドラムスのハード・トリオで、直線的な中に屈折する展開を見せるナンバーに、声量を押さえ聴かせる哀愁パート、リコーダーやフルートの導入、サイケなエコーのフィードバックなどプログレッシヴ・ハードな要素が散りばめられている。ラストは後のヴァンゲリスとの共作でシンフォニックにリアレンジされ、パティ・プラヴォもラディウスのギター入りでカヴァーしたリフが印象に残るナンバー。 GREECE
BS-19399 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Taste Of Conium - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> 演奏のキレがアップし、ハード・トリオの可能性をステップアップさせた72年リリースの2nd。ストレートに畳み掛けるナンバーに加え、複雑なリフを配したナンバーや、英フォーク・ロックから影響を受けたようなナンバー、さらにはラストのスローなブルース・ハードなどツェッペリンの影響が見えるも、ギラギラとした独特のハードネスが生まれている。同メンバーでの同年リリースだが、フレッシュな勢いに任せてのデビュー作に比べ早くも風格が表れた。彼らがデビュー前のクラブ時代に影響を受けたというストーンズのカヴァー入り。その頃はザッパやエクスペアリンスの曲も取り上げていたという。 GREECE
BS-19398 SOCRATES with Vangelis Papathanassiou / Phos - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> ヴァンゲリスが演奏&プロデュースと全面バックアップした76年リリースの4作目。きらきらとしたエレピ、スペーシィなアープ、冷たい響きのストリングス等、一聴でヴァンゲリスと分かるキーボードをフィーチャーしたギリシャの名作だ。3曲目のインスト・ナンバーでは作曲にも加わっている。とは言え、ソクラテスの演奏も負けておらず、ハード色を残しつつ、リフをより変則に複雑化させ、またアコギをブズーキ風に多く配するなど、エーゲ海の民俗色をエキゾチックに取り込んだグリーク・プログレッシヴ・シンフォと呼べるに相応しい内容となっている。なおパティ・プラヴォが1曲目、2曲目、6曲目を伊語でカヴァーしている。 GREECE
BS-19397 ELEFTHERIA ARVANITAKI / Ta Kormia Kai Ta Mahairia CD \3800
 アンコール再入荷。「エレフセリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥθΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΤΑ ΚΟΡΜΙΑ ΚΑΙ ΤΑ ΜΑΧΑΙΡΙΑ」 94年リリースの大傑作! アルメニアの作曲家とアレンジャーにディミトリス・パパディミトリーウを起用し、ギリシャ、バルカン、東方の民俗色とシンセ等のコンテンポラリー色、変拍子等のジャズ色まで見事に融合したギリシャ音楽史上に残る必聴名作。アコギ、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ、アコーディオン、ウード、カーヌーン、パーカッションら絶品のアンサンブル。胸をしめつける哀愁とエキゾチックなコントラスト。アルメニアのトラッドをアレンジしたラストで号泣。永遠に色褪せない、ギリシャ女性ヴォーカルの最高峰! GREECE
BS-19396 RED LLOYD / Duke CD \3800
 <直筆サイン入り> ジェネシスの「DUKE」をリスペクトし、自分なりの解釈でオリジナルのコンセプトにて作り上げたシンフォ・バンドの2025年デビュー・アルバム。ジェネシスやピンク・フロイドの影響を受けたシンフォニック・ロックで、ジェネシスが80年代に使っていた楽器やエフェクトを調べて入手し使用したという拘りよう。まさにDUKEをイメージさせるが、それだけでなく、ピーター・ガブリエル風のヴォーカルやアコギの美旋律も用いた初期ジェネシスを思わせる英国調のサウンドや、7曲目ではメロトロンが主旋律を奏で、ラストはオーケストレーションも用いたシネマティックで壮大な叙情が押し寄せる。中世の公爵(DUKE)が従者に裏切られ遠い砂漠に逃げ込むが、そこで力を取り戻し、最後には民衆の呼びかけに応え、彼らの助けを借りて故郷に帰るというストーリー。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。CDラベルに直筆サイン入り。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 GERMANY
BS-19395 DAVE BRONS / Brons - Live In The Shire 2CD \4500
 CELESTIAL FIREのギタリストが率いるシンフォ・バンドの初となるライヴ盤。エモーショナルで伸びやかなギターをフィーチャーした、シンフォ・プログレ然としたドラマ性と、ケルトを取り入れた幻想的で美しいメロディを交えたサウンドは、IONAや、CELESTIAL FIRE にも通じ、また、流麗なピアノ・ソロはルネッサンスを思い起こさせるところも。バンドメイトの美声女性ヴォーカリストSALLY MINNEARをメイン・ヴォーカルに、ベース、ドラムス、キーボード、イリアンパイプ、ホイッスル、ヴァイオリン、チェロらによる8人編成のバンドに、女性コーラス隊、ブラスセクションも加え、ダイナミックに聴かせる。2020年の2ndと2023年の3rdの曲を中心に、現在録音中の新作4thに先駆けての新曲「OVER THE RIVER」も初披露。2024年9月28日にイギリスのヨクシャー地方で行われたコンサートを収録した全18曲。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 UK
BS-19392 DISTRICT 97 / Live For The Ending CD \2950
 チャーミングな実力派女性ヴォーカリストをフロントにヘヴィ&モダン&激烈変拍子で迫りくる彼らの2025年ライヴ盤。22年〜23年の欧米ツアーから最新作のSTAY FOR THE ENDINGを曲順通りに並べ再現したベストテイクをメインに13曲を収録しており、UKやクリムゾンの影響を感じさせつつ、次世代のさらにその次のフォームを見せるテクニカルでパワフルな超人的サウンドを堪能出来る。エキセントリックなギターとキーボードらの鮮烈さに対し、時にオーセンティックなメロディックさやバラードなど、女性ヴォーカルのニュアンスの良さも大きな魅力。デジパック。 USA
BS-19386 HALLOWEEN / Psy-Ko 2CD \4200
 再入荷。とんでもない傑作となった、復活24年振りの、それも2枚組での2025年作。過去のフレンチ・シンフォを振り返っても、大枠で取り上げたいトップクラスだろう。本バンドの要のヴァイオリニストと女性ヴォーカリスト、そしてキーボーディスト、ドラマーらのオリジナル・メンバーを中心に再編。新メンバーのギタリストのプログレッシヴなセンスもバツグンで、奇怪でスリリングでドラマチックで幻想的なシンフォを最高の美学で描き出している。まず、なんと言ってもカタルシスを絞り出すような哀愁のエレクトリック・ヴァイオリン、魅惑的であり魔女が戯れる仏語の女性ヴォーカル、クラシカルなエレメンツが光るキーボード、ブルーフォード・タイプのドラムスらが一体となり、現在の一級バンドも凌駕する超絶高速キメやアヴァンギャルドな攻撃性も見せ、ラストは荘厳な大合唱団も加わり、ギターとヴァイオリンが炸裂し襲い掛かってくる。正に恐るべし内容だ。3面開きデジパック。 FRANCE
BS-19357 MAGNESIS / Les Fantomes De Noisot CD \3200
 再入荷。幻惑のメロトロンをフィーチャーし、エモーショナルなギター、フランス語の伝統的なヴォーカル等で織りなす5人組にてフレンチ・シンフォの王道を突き進む、アンジュ、ジェネシス、パルサー影響下のシンフォ・バンドの2024年新作。ファンタジックで幻想的なサウンドと、シネマティックな情景美、メランコリックな叙情も感動的で、ラストの20分を越える組曲を含む壮大なコンセプト・アルバムとなっている。マニアックな作風ながらシンフォ・ファンに人気が高いバンドだ。彼らはフランスの伝承物語や伝説を取り上げることが多いが、本作では、史実を取り上げており、ナポレオンの近衛兵で遠征にも同行した「クロード・ノワゾ(1787-1861)」の一生をイマジネイティヴかつドラマチックに聴かせる。岩山を切り開いた不穏な階段の先にある彼の墓地には、今も多くの亡霊が出没するという噂が絶えない。 FRANCE
BS-19390 DOMINIC SANDERSON / Blazing Revelations CD \3800
 メロトロン・ファン必聴!トリプル・メロトロンをフィーチャーし注目を集めた傑作デビュー・アルバム「 IMPERMANENCE」の続編となる、2025年新作2nd。クリムゾンやV.D.G.G.といった70年代の英国プログレと、現代のセンスを融合させたコンセプチュアルな作品で、哀愁を帯びたクリムゾン風の英国然としたメロトロンをフィーチャーし、シンフォニック、カンタベリー、アシッド調も織り交ぜた、ダークかつノスタルジックな英国叙情が香り立つ。本作もギタリスト名義となっているが、彼のアコ&エレクトリック・ギター、ヴォーカルに、ツイン・メロトロン、ハモンド、クラビネット、ローズ、ピアノ、ベース、ドラムス、ヴァイオリン、サックス、フルートらも加えた5人編成のバンドにて、マニアック道を突き進む。内ジャケはキーフ風。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-19388 FLOR DE LOTO / Cosmos CD \3800
 南米ペルーのヘヴィ・プログレ・バンドの2025年新作。バンドの特徴と言える変幻自在のフルートやケーナを随所にフィーチャーし、エモーショナルかつパワフルなギター・リフ、ソリッドなリズム・セクション、曲によりオルガンも加え、スリリングかつテクニカルに疾走する。また、美しいアコギ・アンサンブルやピアノも加えたクラシカルなバラード調の泣きのあるメロディもバンドの真骨頂。そして、ラストは叙情的かつドラマ性を帯びたサウンドで幕を閉じる。洗練されたサウンドへと変化を見せ、スペインのバンドにも近い印象を受けるが、アンデスの民俗色とアイデンティティを交えたサウンドは独自のもので、他には無いオリジナリティを誇る。哀愁を帯びたスペイン語のヴォーカルを中心に、FATES WARNING、ex-RIOTのヴォーカリストがゲスト参加。 PERU
BS-19387 LET SEE THIN / Machine Called Life CD \3800
 BELIEVEあたりを思わせる作風になった、ポーランドらしい翳りに満ちたメロディック・シンフォを聴かせる5人組の2025年作。ヴァイオリンは入っていないものの、エモーショナルさを湛えた暗い深みに哀愁を振りまき響くハイセンスなギターと霧のようなストリングスや耽美なピアノを配し、感情を込めたヴォーカルで切々と歌われていく。時にハードなカッコよさもあり、プログラミングとパワフルな生ドラムスの組み合わせ、切り込むギター、空間を作り上げていくキーボードらのプログレッシヴな配合はジェネシスの手法を思わせるところも。ポーランドの一連の哀愁シンフォ・ファンはぜひ、の内容となっている。 POLAND
BS-19386 FATHERSON / Same CD \3800
 MILLENIUMやTRK PROJECTで知られる今やポーランドを代表するプログレッシヴ・ロック・キーボーダーのRYSZARD KRAMARSKIと息子(ヴォーカル)によるプロジェクトの2025年作。70年代のプログレが持つ掛け替えのない雰囲気と80年代のハイレヴェルなポップセンス(楽曲センス)をミックスさせたというコンセプトにて、ポップと言っても、曲をRYSZARDがすべて書いている為、ダークな哀愁が立ち込め、ギターが泣き上げる染み入るバラードも多く、深遠なストリングスも幽玄。MILLENIUM路線を感じさせる内容だ。RYSZARDのマルチ・プレイに加え、バンドメイトやMOONRISEのギタリストが参加。息の合ったプレイを見せている。MILLENIUM、TRK PROJECTファンはぜひ。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19383 ORANGE POWER VOL.8 BOOK \2970
 
「不思議音楽館 ORANGE POWER VOL.8」
特集〜Rock in South Africa〜
南アフリカとブリティッシュ・ ロックの関係
禁断のネット・コミュニティ「プログレ隔離室の真実」
レコード・コレクター虎の穴
Talking Rock 東欧ロックを語ろう
魁!レコメン塾、レコード・マニア偏愛録、コレクター・ノーツ、他
■ガーデン・シェッド独自制作の「永久保存特典ペーパー」を差し上げます! プログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるケベックの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選です

BS-19393 LIMITE ACQUE SICURE / Un'Altra Mano Di Carte CD \3800
 100%のイタリア色にて、惚れ惚れとするヘヴィ・シンフォを聴かせる2025年作。哀愁を秘めた伊語のパッショネートなヴォーカル、熱きギター、クラシカルな華麗さとエモーショナルさを併せ持ったピアノやシンセ、郷愁の幻影を見せるリコーダーとフルート、アコギやハープシコードの叙情性も湛え、じっくりとイタリア然としたメロディを聴かせていく真のヴィンテージ派だ。曲によって女性ヴォーカルもフィーチャーし、幻惑のラビリンスを彷徨う場面も。フェラーラで05年に結成され、バンコのトリビュート・バンドとして頭角を現した彼らだが、オルメのフェローナのあの閉ざされた質感に近く、時折、風が光と共に差し込むコントラストがいい。伊ファンは見逃せない内容となっている。 ITALY
BS-19392 UJIG / Ujigami CD \3700
 ペルージャで結成されたジャズ・ロック・バンドの、アナログ先行リリースだった2022年作の24年CD化。ヨーロッパのアイデンティティを維持しながらのウンブリア・ジャズをコンセプトに、キーボード、ギター、リズム・セクションの4人が奏でるインスト・サウンドは、正確なタッチのピアノと流暢な速弾きギターで聴かせるオーセンティックなものから、サイケデリックなヘヴィさや、7拍子を導入したプログレッシヴ系、マーラー張りのストリングス・オーケストラをフィーチャーしたナンバーまで、フュージョンがベースではあるものの、後半に目立つシンセなどイタリアのバンド然としたアンサンブルの色合いが鮮烈な作風となっている。ボーナス1曲入り&見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19391 PLAYADES / Nova Delfi CD \3800
 錬金術や古代の人類文明のルーツ、失われた魔法の儀式などをテーマに瞑想的でドリーミィなサウンドを女性の伊語の浮遊ヴォイスを織り交ぜながら聴かせる2024年作。ギター、フルート、シンセ、ギリシャ・リラ、マリンバ、ベース、パーカッションらがプリミティヴに混じり合う様は、POPOL VUHやAKTUALAを思い出させるものの、実験性や東洋&中東色は無く、極めて純度の高いイタリア色で繰り広げられており、ムーグも配した、うっすらとしたシンフォ風味が夢想と共に漂う。もし、本作が70年代初期にBLA BLAあたりからリリースされていたなら、相当高額なレコードになっていたに違いない。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19362 LATTE MIELE / Marco Polo (Sogni E Viaggi) CD \3200
 再入荷。<2024年限定再プレス> 長らく廃盤で入手困難だった、圧倒的な大傑作シンフォ09年作。組曲として展開するコンセプト物でオーケストラ入り。パイプ・オルガンに絡むギターの音色がなんともラッテミらしいが、そんな劇的なオープニングを経て、彼らの70年代の3枚のアルバム、または名シングル群までもが思い出される素晴らしい内容で、かつアップデイトされており、クラシカルさとロックがイタリア色で融合。バロック調の優雅さ、かつて以上に畳み掛けるスリリングさなど終始圧巻だ。伊語のドラマチックなヴォーカルや甘美なコーラスにはニュー・トロルスのコンチェルト・グロッソも浮かぶ。アイデアの豊富さ、情景描写の巧みさが凄い。必聴です! ITALY
BS-19190 VALENTINA GIOVAGNINI / La Mia Natura 3CD \5200
 再入荷。なんという奇跡な再発。不思議音楽館VOL.7のガーデン・シェッド独自の特典として制作したプログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるイタリアの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選で選んだ内の1枚、ヴァレンティーナ・ジョヴァニーニの02年デビュー作をディスク1に、09年2ndと未発表曲集をディスク2とディスク3に収録した彼女の全音源を網羅するリマスター3枚組2024年盤。サンレモ02年の新人部門2位としてリリースされたデビュー作「CREATURA NUDA」はイタリア然とした情熱的な雰囲気、ハートせつないメロディーを歌い上げる歌唱力、高域でのセクシーさ、エレクトリックも多用した斬新さ、伝統的なオーケストレーション、そして最大の特徴であるケルト色が加わった傑作だった。その後、自動車事故で亡くなってしまうが、死後、作りかけていたニュー・アルバムへ向けて03年以降に録音されていた曲を編集し09年に2ndとして「L'AMORE NON HA FINE」がリリースされる。ポップな切なさを美しく歌い上げるこちらも名作だ。ディスク3に収録された未発表の6曲も素晴らしい。シャープでかつ哀愁が彩る歌声はラウラ・パウジーニも思わせる涙のメモリアル盤。シンフォ・ファンも必聴です。最先端リマスタリング技術採用。4面開き紙ジャケット限定盤。
収録アルバム
CD1:CREATURA NUDA (Remastered) 02年1st
CD2:L'AMORE NON HA FINE (Remastered) 09年2nd
CD3:RESPIRO (未発表曲集)
ITALY
BS-19388 MARIA ROSA YORIO / Con Los Ojos Cerrados CD \3200
 初CD化。チャーリー・ガルシアを筆頭に、当時のアルゼンティーナ・ロックの中心を担ったそうそうたるミュージシャンのバックアップを得て、80年にリリースされた女性ヴォーカリストのデビュー・アルバム。CHARLY GARCIA、DAVID LEBON、 ALEJANDRO CORREAといったSUI GENERIS、SERU GIRAN一派や、LEON GIECO、MIGUEL CANTILO、ALEJANDRO LERNER (SOLUNA/RAUL PORCHETTO) といった面々が各曲を提供し、参加もしている。その為、どの曲も良く、当時のアルゼンチンならではの叙情的なサウンドに乗せて彼女の美声が映える。また、ストリングスや7曲目でのチャーリー・ガルシアのシンセやピアノも美しい。ヴォーカルの多重も用いたメロディー・ラインや曲調は、スペインのVAINICA DOBLEを思わせるところも。タイトル曲は、翌年、SERU GIRANのアルバムPEPERINAに「PARADO EN EL MEDIO DE LA VIDA」として収録された。ボーナス・トラック2曲追加収録。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-19300 SUPERSISTER / The Elton Dean Sessions CD \3600
 再入荷。なんとあのソフト・マシーンで知られる管楽器奏者のエルトン・ディーンをメンバーに迎えフィーチャーした74年の未発ライヴ2024年盤。73年作のPUDDING EN GISTERENや74年作のISKANDERからも演奏されているものの、SUPER MACHINE、SOFT SISTER、FENDERFARFISSIMAといったユニークなタイトルが付けられたインプロを中心に構成されており、サックスとマジカルな音色変化を見せるファルフィッサ・オルガン&エレピをメインにカンタベリー〜ジャズ・ロックの真髄を聴かせる熱演を繰り広げている。最近見つかったテープからのリマスターでドラムスの音質や楽器のセパレーションも良好。これが当時の最後のヨーロッパ・ツアーだった。ジャズ・ロック・ファン必聴ライヴとなっている。見開き紙ジャケット自主盤。 HOLLAND
BS-19384 MAKAM / Borostyanenek CD \3700
 伝承的でありつつ、模倣でない幻惑アレンジで聴かせる2024年作。7年振りとなるオリジナル・アルバムで、リーダー以外のメンバーが一新されているものの、神秘的で奇怪な世界観は通底しており、儚くも透き通った女性ヴォーカルをフィーチャーし、アコギ、ヴァイオリン、ベース、パーカッションらの、最小の音数で聴かせる絶妙なアコースティック・アンサンブルで紡いでいく。ハンガリー・フォークとジャズがコンテンポラリーにミックスされたハイブリッドなサウンドに、本作ではブルースまで取り入れた意欲作となっている。全体に漂う翳りと気だるい哀愁が独特で、夢想感があり、かつドリーミィな曲想にもリズムの緊張感が配され、忍び寄る影を感じずにはいられない孤高の作風だ。デジパック。 HUNGARY
BS-19380 DANZA DE LA IRA / Septies Kairos CD \3500
 70年代のプログレッシヴ・ロックをリスペクトしつつ、独自のモダンな解釈でボーダーラインを行き来するシンフォを聴かせる6人編成の2024年デビュー作。細かくかつ大胆なアレンジが施されており、アンサンブル派ながら流暢なソロも見せるギターとテクニカルなシンセにスペイン語のエモーショナルなヴォーカルを配し、タイトルのギリシャ語の「一度しかない時」をテーマに、プログレ然としたテンションとチリらしい世界観が織り成していく、どちらかと言えば叙情派だろう。挑戦的なパートが続くかと思えばアコギやピアノでの一息など飽きさせない。フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンの「怒りの踊り、7つのラッパのために」からバンド名が取られ、併せて全7楽曲の収録となっている。 CHILE
BS-19375 RAYUELA / Same CD \3200
 ALASがセカンド・アルバムを、単発物ではETERNIDADやSOLUNAがアルバムをリリースした、プログレッシヴ・アルゼンチーナの黄金期であった77年にリリースされた唯一作。サックスをフィーチャーしたスピーディーなジャズ・ロックからスタートするが、フルートやアコギをバックにハートフルなスペイン語のヴォーカルを聴かせるリリカルで情景美豊かなサウンドや、変拍子を使用したテクニカルなインスト曲、そして、2曲の長尺曲も特筆で、キーボードやエレクトリック・ギターをフィーチャーしたプログレ然とした5曲目と、ピアノがクラシカルに響く導入部〜ドラマチックな泣きのシンフォが待ち受ける叙情的な感動曲で幕を閉じる。心地よいメロディー・ラインとセンスの良いアレンジに、各メンバーのスキルの高さを感じさせる。再評価したい1枚だ。2024年リマスター&アルゼンチン盤。 ARGENTINA
BS-19374 PHOG / Elements CD \3800
 メルヘンチックな中世を舞台にした絵本のようなイメージを浮かび上がらせる2024年作。マルチ・ミュージシャンによるバンドを想定したシンフォニック・ロックで、フルートもフィーチャー。キャメルやアンソニー・フィリップスにも通じるファンタジックなサウンドで、くぐもった感じのロングトーンのエレクトリック・ギターやシンセにピアノらカラフルなキーボードをあの手この手で配し、ストリングスに交えるも遠くの細工まで見通せるクリアーな構築に、空想と叙情が織り成す孤高の世界が広がっている。美しいアコギや落ち着いたオルガンなど、作品に灯る温かみがなんとも良く、かつサスペンスな展開など特有の小曲をいくつもつなぎ合せた作風にて引き込んでいく。3面開きデジパック自主盤CDR。 FRANCE
BS-19369D FRUUPP / A Twilight Adventure Box - Limited Edition BOX \9800
 <超豪華500ボックス限定盤> 73年〜75年に名盤4作を残した北アイルランドの短命バンドの、全て初出映像&初出音源で構成された限定ボックスがリリース!CDは73年のライヴを収録しており、既発の75年のライヴとは違う、1st期の完全未発表ライヴ全4曲(約28分)を収録。アルバムでは室内楽風のストリングスを加えていたが、ここではバンドのみの演奏により、ギターやキーボードなど、よりテクニカルかつプログレッシヴなプレイで聴かせている。ブリティッシュ・ロックのそれとは異なったエレガントさをすでに身につけており、クラシックの曲も織り交ぜるなど、ライヴ独自のアレンジも見せ、加えて、スタジオ盤の最大の魅力だった曲中で展開する灯火が消えそうな静寂なパートも再現されている。2024年リマスターにて。DVD(PAL)は2022年にCDリリースされ大注目を集めた75年の発掘ライヴ盤「MASQUERADING WITH DAWN」からの4曲に映像を付けたもので、1曲目は当時の写真を使用し曲に合わせた疑似ライヴとなっていて、古いフィルムが今発掘されたかのような雰囲気で作られている。他3曲は映像を重ねたイメージ・ビデオとなっている。豪華ボックスに収納の付属品として、厚さ約1センチの112ページ(カラー16ページ)の本には、未発表写真(バンド、コンサート・ポスター、未公開イラスト、レコード会社の雑誌広告、カラー・ディスコグラフィー等)と、70年代の北アイルランドとプログレッシブ・ロックの文脈におけるバンドの位置づけ、そして、2020年以降のストーリーなど、今まで語られなかったバンドの秘話が盛りだくさん。さらに、各メンバー&バンドのポストカード(6枚)、ナンバーリング入りカード、初期ツアー復刻ポスター、缶バッジ(2個)を封入。CDとDVDは各デジパック仕様(各ブックレット付)。自主盤。15cm x 22cm x 3cm *完売後の再入荷はございません。
CD:FRUUPP LIVE - A TWILIGHT ADVENTURE
DVD:LIVE - ON A CREAR DAY
WITH : BOOK MASQUERADES - THE UNTOLD STORY OF FRUUPP / POSTCARDS / NUMBER CARD / POSTER / BADGE
IRELAND
BS-19373 MAREK GRECHUTA / Szalona Lokomotywa SACD \3800
 <POLSKIE NAGRANIA 2024リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 77年リリースの傑作5th。狂った機関車と題された演劇から生まれたコンセプト作で、ANAWAを始め、ジャズ・ロック・バンドのLABORATORIUMやEXTRA BALLのメンバーら、公演地クラクフの精鋭ミュージシャンと主演女優がレコーディングに参加。結果、小編成のオーケストラと合唱団、そして女性ヴォーカルもフィーチャーした、ロック・オペラと呼ぶには先進な刺激に満ちるエキゾチックな作風となった。ヒステリックな展開や、ジャージィーに畳み掛けるバンド演奏はプログレ然とし、当時の東欧のエネルギーと締め付けられた芸術精神の融合が生み出した、ひとつの完結を見せる必聴作。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19067 NIEMEN / Aerolit SACD \3500
 再入荷。<POLSKIE NAGRANIA 2024リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> ニーメンの最高作となった74年リリースのモンスター傑作。後にSBBに参加し、MEMENTO〜のメンバーとなるギタリストを含むGRUPA AEROLITを新たに編成し録音された唯一のアルバムで、ニーメンは最高のバンドだったと語っている。ありえない変拍子や高速キメで鬼の如くジャズ・ロックし、クリムゾンを思わせるダークなメロトロンが絵画の如く現れ、時に1人2役のムーグのインプロと絶唱ヴォーカルの呼応など、プログレ魂の沼。ニーメンと言えばヴォーカリストのイメージが強いが、本作ではキーボーディストとしても抜き出たテクニックを見せる。歌詞はポーランドの古典詩を翻案。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19101 EDDY ZOLTAN / Spelemannen CD \2800
 再入荷。<2023年リマスター盤> 鳴りのよいレスリー・ハモンド、ピアノ、ソリーナ系(レコード・クレジットはメロトロン)、シンセ、フルート、アコギなどを配した、プロコル・ハルムあたりに通じる叙情的でメロディアスな74年リリースの激レア作。ハンガリー出身のキーボーディストが北欧でメンバーを集め制作した作品で、暗いジャケットからは、謎めいたサイケを想像してしまうが、翳りのあるノルウェー語によるヴォーカルにて、主にノルウェーの民間伝承に基づいた歌詞を切々とギターソロも交え聴かせるシンフォ風味もある内容となっている。ノスタルジックな趣に曲によってはヘヴィな側面もあり、また、バラードでは物悲しさが北ヨーロッパの情景と重なる。ボーナス3曲入り。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19366 DARK / In The Sky CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた「ROUND THE EDGES」は、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨し、ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なメロディアスなヴォーカルが織り成すめくるめく英国アンダーグラウンド・ハード・バンド。彼らの71年の貴重なスタジオ&ライヴ音源、「ROUND THE EDGES」以前のセッションや、24分を越える75年のジャム・セッション「THE JAM 1975」(2001年にKISSIN SPELLからリリースされた)等も収録した、貴重音源を全10曲収録。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19365 WINDLORD / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。74年にアルバム用に録音されたがお蔵入りとなった未発表スタジオ・セッション音源。ツイン・ギターを含む7人編成のバンドで、ハイトーン・ヴォーカル、灼熱のリード・ギターとジャージィなサックスの爆音を響かせるソリッドなハード・プログレを聴かせる。1曲目ではツェッペリンの影響を感じさせるものの、全体としてはサックスをギターと同様にフィーチャーし、メロウな曲想も見せつつ、攻撃的なサウンドを得意としていたようだ。また、アルバム用のマテリアルの為、演奏、曲のクオリティも高い。当時ノーサンプトンでライヴを中心に活動した伝説の短命バンド。2024年リマスター&3面開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19364 JEAN TURK WITH AXE & MAD DOGS / Blue On Blue CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。女性ヴォーカリストJEAN TURKが、北米から英国に渡り、伝説のサイケ・ハード・バンドのAXE、MAD DOGS (WINDLORDの前身)のメンバーと知り合い、スタジオ録音したセッション音源。彼女のヴォーカルを活かしたムーディな雰囲気のブルース・ロックを聴かせる。前半の「SPACEWARD SESSION WITH MAD DOGS」5曲では、ブルージィなギターやフルートもフィーチャーし、後半の「SIS SESSION WITH AXE」6曲は、AXEの5人がバックを務めており、サックス、エレピを含むキーボード、そして、ANTHONY BARFORD のキラー・リード・ギターで泣かせる。DARKのSTEVE GILES がプロデュースを手掛けた。AXEがレコーディングしたのは69年のアルバム(アセテートで6枚のみのメガレア)だけだと思われてきたが、本作は76年に録音されていた驚きの発掘音源。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19277 SOLARIS / The Martian Chronicles III - I or A.I. 2CD \4200
 再入荷。遂に2枚組の壮絶な内容で完成した火星年代記の続編III-2024年作。ハリウッド級のスペクタクルで壮大なサウンドに仕上がっており、ERDESZ ROBERTやKOLLAR ATTILAらのオリジナル・メンバーに若手のギタリストらを加えた8人の本隊と、ヴァイオリン、チェロ、コーラスら総勢13人が参加。ソラリスのエッセンスをすべてつぎ込み、3つの組曲からなる想像を超えた圧巻のシンフォニック・ロックを前人未踏のスケールで構築。エモーショナルなヴィンテージ・シンセと七変化する哀愁のギター、主役を張るフルート&リリカルなリコーダー、かつてない激しいオルガン、男女ヴォーカルやコーラスもエキゾチックに加わり、生打楽器と響き合う巨大なヴァーチャル・パーカッションを交え、AIと未来をテーマに、空想世界のサスペンスを奥深く描き出している。アコギやピアノやヴァイオリンの叙情性など、いわゆる引きの生のしたたる美しさが全体のリアリティを押し上げ、コンチェルト・グロッソ風のクラシカルさも激烈なディスク1に加え、AIとの共存をヘヴィかつ夢想的に描いたディスク2は正に孤高。4面開きデジパック自主盤。 HUNGARY
BS-19361 SOLARIS / Marsbeli Kronikak CD \3200
 <廃盤ラスト・ストック> 84年リリースの傑作。ポルタメントを効果的に使い煌めくムーグとシンフォニックに配されるポリシンセ、クラシックと軽音楽とロックがミックスされメインも張るフルート、ソリッドなハードさと切ない泣きを使い分けるギター、浮き上がる妖しげな混声合唱、豪快かつスピーディな驚異の持続性を見せるリズム、時に静寂に近いピアノやアコギ、さらにダークな異空間など、英国のプログレに影響を受けず、独自のスタイルで生み出されたことを強く感じさせる歴史的名盤だろう。後半のファンタジックでリリカルなパートと細かく刻む速さの対比は空前絶後。アルバム未収ボーナス2曲入りハンガリー盤。廃盤の為、完売後の再入荷はございません。 HUNGARY
BS-19305 OMEGA / Trans And Dance CD \3200
 再入荷。<2024年リマスター&4曲ボーナス入り30周年記念限定盤> シンフォニック・プログレとしてのオメガの最高傑作。最初にこのアルバムを聴いた時、感動の震えが止まらなかった。激動の旧東欧の混乱を乗り越えて、8年振りに95年にリリースされた14作目。ガマポリスの頃の哀愁に回帰し、サウンドは驚くほど哀愁に染まったままエモーショナルにアップデイトされ、ハンガリー語のエキゾチックなヴォーカル、ドラマチックな泣きのギター、クラシカルで華麗なキーボード群らが織り成し、厳かな合唱を伴い盛り上がるラストは正にクライマックス。初期オメガのメンバーだったGABOR PRESSERも参加。タイトルは音楽スタイルを意味するものではなく、超越的なものを指していると言う。翌年には「Transcendent」のタイトルで英語ヴァージョン(同タイトルの04年ハンガリー語リミックス盤もあるので要注)もリリースされた。未発表の別ヴァージョン2曲等、ボーナス4曲入り。 HUNGARY
BS-19273 OMEGA / Elo Omega Kisstadion '79 CD \3000
 再入荷。<2022年リマスター> ハンガリー盤としては初CD化となる79年に2枚組でリリースされた名ライヴ(2in1CD)。プログレのライヴ盤の中でもダントツだろう。オープニング・ナンバーはアルバム未収のオーヴァーチュア的なインストで、他は6作目以降のシンフォ期のナンバーから選曲。録音状態により、ムーグとストリングスを中心としたキーボードがスタジオ盤よりも神秘的に響くなんともエキゾチックな哀愁がたまらなく、孤独さ、物寂しさを描いている。絶頂期の名曲ぞろいなので、ライヴで聴くベスト盤として最高だ。序盤からぐいぐい引き込まれていく。オーディエンスの熱狂振りも凄いが本ライヴもまた思想的なヤジが入らないよう拍手喝采は後入れ、加えて盛られおり、その作り出された不自然さが逆に当時の東欧らしさを強烈に匂わせている。 HUNGARY
BS-19359 LOST WORLD BAND / The Dawn CD \3600
 初期に作曲され、デモ的に制作された96年のカセット&CDRのみに残されていた10曲を新アレンジで新録した2024年作。冒頭の短いオープニングとフルート・パートのみ当時の録音から復刻され、ヴァイオリン、ギター、キーボード、ベース、ドラムス、ヴォーカルらは、すべて新録。クリムゾンの影響が強く出た攻撃的なナンバーを始め、スリリングなキーボードのイタリアン・ロック風のシンフォ、コルサコフの熊蜂の飛行へのオマージュと言える超速弾きナンバー、パガニーニとヴィヴァルディを合せたようなクラシカル・ロックらが収録されている一方で、アコギやピアノにオーケストレーションを加え、英語で歌われるミステリアスなバラードや、フォーク調のハートフルなヴォーカル・ナンバーもあり、トランペットで高らかにエンディングを迎える彼らならではの内容となっている。見開き紙ジャケット自主盤。 RUSSIA
BS-19353 EXODUS / Niedokonczony Sen CD \2800
 終らない夢と題された、全曲アルバム未収のレア音源集2024年リマスター盤。アルバム以前の貴重な音源で、デビュー当時、ライヴで人気を博していたナンバーの77年のスタジオ・デモ4曲を始め、78年と79年のシングル両面から4曲、さらにラジオ局のテープからの2曲、計10曲を収録。アルバムと同じく、12弦の繊細な美しさや透明感のある結晶のような輝きなど、ジェネシスやイエスの影響を感じさせつつ、ポーランド語のヴォーカルが生むエキゾチックな響きが融合し、この年代の東欧のトップ・クラスの叙情派シンフォをドラマチックな哀愁と共に聴かせている。すでに十分な完成度の高いフレッシュなデモも聴き物だが、アルバム同様にリリカルに息吹くシングルは絶品。多くは06年のボックスに収録されているが、新たにリマスターされ、彼らの当時の感性がより際立って感じられる必聴盤となっている。 POLAND
BS-19345 VERONIQUE CHALOT / J'Ai Vu Le Loup - Ritmi E Canti Tradizionali Bretoni E Occitanici CD \3200
 初CD化。かつてオクシタンのジャッキー・マクシーと言われた美声ヴォーカリストで、当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッドの傑作。彼女が奏でるアコギ、ダルシマー、オートハープ、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ボンバルド(オーボエ類の木管楽器)、ファゴット、リコーダー、ヴァイオリン、コントラバス、パーカッション奏者らバックにイタリア人ミュージシャンが加わり、多彩な楽器構成で、物悲しくも美しいメロディや、ダンサンブルなサウンド、古楽調のアレンジに乗せて歌い聴かせる。彼女のヴォーカルが似ているからか、ペンタングルを連想させるところも。ブルターニュとオクシタンの伝統音楽をサブタイトルに掲げたソロ名義での78年デビュー・アルバム。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19344 VERONIQUE CHALOT / A L'Entree Du Temps Clair CD \3200
 イタリア盤初CD化。ソロ名義での79年2ndアルバム。当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッド。彼女が奏でるアコギ、ハーディ・ガーディ、ダルシマー、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ヴァイオリン、ブズーキ、コントラバス、ボーラン、打楽器類、クロモーン(フランスの宮廷音楽の木管楽器)、カブレット(19世紀のフランスのバグパイプ)、エレクトリック・ベース、ドラムスらイタリア人ミュージシャンが加わり、重厚なコントラバスが夢想感を醸し出すバロック調の曲や、彼女の美声ヴォーカルを重ねた静謐かつ厳かな趣も持ち合わせており、全曲トラッドを取り上げた前作に対し、本作では古楽のレパートリーに加え、自作曲も3曲披露している。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19343 BELIEVE / The Wyrding Way CD \3800
 ISILDURS BANEの新作に参加した英国のヴォーカリスト、JINIAN WILDEを起用し制作された7年振りの2024年作。クラシカルな弦カルテットでトータル感を醸し出した、優しさと物悲しさが背を合わせる彼らならではの詩情に満ちたシンフォニック・ロックで、芸術的な域とも言えるMIREK GILの甘美なエレクトリック・ギターと、ゆらゆらと漂う儚くも美しいヴァイオリンをフィーチャーし、時にピアノも交え、クリスタルのような音の鳴りの透明かつ幽玄なキーボード、引きのパートを際立たせる繊細なアコギ、JINIAN WILDEによる多重コーラスなど、ピュアな叙情性が前作からさらに熟成した哀愁シンフォの極みを聴かせる、最もクラシカルな気品のある充実の内容となっている。デジパック。 POLAND
BS-19340 NICK FLETCHER / A Longing For Home CD \3200
 ハケット兄弟のバンドメイトでもある技巧派ギタリストの2024年新作4th。超絶プレイでテクニカルに圧倒するが、ジャズ・ロック一辺倒ではなく、フォーカスを思わせる甘美な曲や流暢なプレイも聴かせ、スタイリッシュで変化に富んでいる。また、本作ではエレクトリックに加え、クラシック・ギターの腕前も披露し、ラストでは当店でアルバムが高評だったロシアの女性ヴォーカリストDIKAJEEが参加し、妖しくも幻想的な世界観を醸し出している。ノルウェーのジャズ・シーンで活躍しているピアニスト、イギリス人女性キーボーディスト、リズムセクションはドイツ人といった多国籍の一流ミュージシャンが集結して作り上げた作品で、哲学者プラトンが言及した4つの高尚な芸術(数学、幾何学、音楽、天文学)からインスパイアされたコンセプト・アルバム3部作の第3弾。 UK
BS-19299 MILLENIUM / Hope Dies Last CD \3300
 再入荷。円熟したサウンドとブラッシュアップされたリリカルさがポーランドならではの溶け合いを見せるシンフォとなった2024年作。ぞくそくとさせるオープニングから堂々としたメロディックなノリにキャリアを感じさせる前半。そして、悠然とした哀愁の幽玄さに包まれる4曲目を始め、ここぞの所で昏く燃ゆる夕日に煌くような泣きのギターをドラマチックにフィーチャーし、加えて、新加入の管楽器奏者のやや濁らせた独特の音色のフルートが各所で響き、今までにはない聴き所を配している。また、美しいストリングス、物悲しいピアノらに、こちらも今までにはあまりない哀愁のオルガンを配し、ハイライトと言えるラストまで、心に訴えかけてくるアレンジのイマジネーションが奥深い。2年振りのファン待望作。ゴースト・トラック入り。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19332 KINGFISHER SKY / Feeding The Wolves CD \3800
 人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2024年新作5th。EPを経て6年振りとなる待望のフル・アルバムだ。チェロ奏者を含む6人組で、ややヘヴィなギターをフィーチャーするも、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラといったストリングスをドラマチックに導入したアレンジが光り、また、ピアノや、アコギ、アイリッシュ・ブズーキ、マンドリン、フルートといったアコースティック・アンサンブルやオーケストレーションが美しい幻想色を帯びたファンタジックな曲もあり、カヤック辺りにも通じるようなエレガントな美メロはオランダのバンドならでは。キャッチーに、クラシカルに、シンフォニックに、エキゾチックに、エモーショナルかつダイナミックに聴かせる超力作。ゲストに、TROY DONOCKLEYがイリアンパイプとフルートで、そして、1曲目ではex.カヤックのEDWARD REEKERSがヴォーカルで参加している。必聴作。3面開きデジパック仕様。自主盤。 HOLLAND
BS-19331 PERFECT STORM / Stairs CD \3600
 オランダのシンフォ・バンドの2024年新作2nd。エモーショナルさにジャージィさをミックスさせたテクニカルなギターをフィーチャーし、緻密なアレンジを施したタイトかつソリッドな演奏で聴かせる。スタイリッシュでキャッチーなサウンドを継承しつつ、様々なスタイルを取り込み、クラシカルな美メロを加えた幻想的な場面や、ジャズ・エッセンス、ハード、前作では見られなかったアナセマ的な叙情美も加え、プログレを軸にオリジナリティーを追求し新たな次元へと昇華した力作となっている。シリア出身の男性ヴォーカルと、リード・ヴォーカルも取るジャズ畑でも活動する美声女性ヴォーカリストのハーモニーも華やか。各メンバーはそれぞれ多角的に活動しておりプレイにも実力を感じさせる6人組。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19326 CROMA / Doble Cos CD \3300
 カタルーニャのシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドの79年作。ストリングスやオルガンやシンセなどキーボードをファンタジックに配し、弾き込まれるギターとドラマーはかなり上手く、美しいイメージを発散し、かつ演奏がせめぎ合う様はCAIやIMANを思わせるところもある、たおやかな陽光に哀愁が叙情的に溶け合うインスト作だ。結成は73年で、TRIANA、ICEBERG、BLOQUE、ATILAらと共にフェスに出演にも出演。かなりの数のライヴを行っている。そんな彼らがスタジオのエンジニアに誘われて、8トラックで録音したのが本作。実際にはデモ録音で、アルバム名など無いままテープだけが残されていたが、若干手を加え15年にメンバーが本タイトルでCD用に編集をしたものを2024年にリマスター。新録ボーナス1曲入り。ナンバーリング入り500枚限定・3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19325 STORM / Eternal Youth CD \3500
 スペイン屈指のオルガン入りハードなサウンドで74年にデビューした彼らの、原点に立ち戻った2024年作。ヘヴィなリフや熱いソロを痛快に聴かせるギターと、カッコいいレスリー・ハモンドは王道と言え、曲によってアコギや、ムーグ・シンセをプログレ然と配し、アンダルシアの哀愁も湛えたスペイン語のヴォーカルで熱く歌われる、永遠の若さと題される通りのパワフルで重厚なヴィンテージ・サウンドを、セビリアで最も伝統のあるスタジオでアナログにこだわったレコーディングを完遂。7曲の新曲に加え、1stと2ndからそれぞれ1曲を違った新鮮な空気を吹き込み新録。ラストは絵に描いたようなアンダルシアン・ハード・シンフォとなっている。ボーナス1曲入りで、MEDINA AZAHARAのヴォーカリストがゲスト参加。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19310 BEARDFISH / Songs For Beating Hearts - Limited Digipack Edition CD \3500
 ジェントル・ジャイアントやイエスを思わせる2024年作。9年振りのアルバムで、前作の後に解散するも近年に再結成された。一時期はメタル寄りにもなった彼らだが、最高作だった前作のようなプログレッシヴなサウンドで構築されており、BIG BIG TRAINにも参加しているマルチ・ミュージシャンのオルガンやシンセを始めとするキーボードのスリリングさ、メロウで甘美ながら強靭さも兼ね備えるギターの巧みさ、安定したヴォーカルに曲によっては室内楽風のストリングスも配し、アコギのドリーミィさも織り交ぜながら、20分越えの組曲を軸にヴィンテージでありつつ斬新な音色も交え、完全復活を遂げた北欧らしい力作。ボーナス入り限定3面開きデジパック。 SWEDEN
BS-19306 EL RELOJ / 50 Anos - En Vivo En El Auditorio Belgrano 2CD \4200
 <結成50周年記念ライヴ盤> 2022年4月9日ブエノスアイレスでのライヴを収録した2枚組。情熱的なハイトーン・ヴォーカルは健在で、ワイルドなオルガン、ヘヴィなギター、ドラムスにて、初期のヘヴィ・プロレから後期のメタリックなサウンドまで、パワー全開の押せ押せで聴かせる、新旧織り交ぜた全21曲。2020年&2022年の新曲2曲と、73年と76年のシングル3曲、75年〜2002年までのアルバムからの曲等で構成され、1stから5曲、当時アルゼンチンのセミラミスと評された2ndからも2曲を収録。74年に作曲され当時ライヴのみで演奏された「SENTIMENTO ETERNO」や、チェロ、ヴィオラ、アコギのアコースティック・アンサンブルで織り成す美しい2曲のバラードも特筆。オリジナルのギター&ベース(&ヴォーカル)2人に新メンバーを加えた4人組にて。2024年リリース。 ARGENTINA
BS-19297 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Greggio E Pericoloso CD \3300
 初リリースとなる81年に録音されていたTVドラマのサウンド・トラック。ノチェンツィ兄弟によって作曲された12トラック約43分収録のインスト作で、バンドによるバンコ然としたプログレッシヴなナンバーと、シンセによる抽象的なエクスペリメンタルな作風の2つの面を持っており、前者はピアノCP-80を核にシンセやギターが切り込む「Il Ragno」あたりのキレで滑走する1曲目を始め、CANTO DI PRIMAVERAから抜け出したような美しい曲、さらに跳ねるベースやこの時期に加わっていた打楽器奏者のパーカッションも効かせ、バンコ以外何ものでもない曲想と演奏になっている。後者はポリシンセも配し、ノチェンツィならではの攻撃的なパッセージも交えた刺激的な音色とアレンジが張り巡らされている。当時のアルバムとしては80年の「Urgentissimo」81年の「Buone Notizie」期のものだが、本作では彼らの真のプログレッシヴなスピリットが聴けるファン必聴リリースとなっている。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19294 G.O.L.E.M. / Gathering Of The Legendary Elephant Monsters CD \3700
 哀愁に染まった、正統派のヴィンテージ・ヘヴィ・シンフォを聴かせる2024年作。熱いヴォーカルをフィーチャーし、ギターレスにて、オルガン&シンセ・サイドとエレピ&メロトロン・サイドの2人のキーボーディストが共演するグリーンスレイドを思わせる編成にて、妖しい雰囲気をどっぷり醸し出しつつ、縦線のそろったシャープな演奏を繰り広げる今のバンドならではのサウンドだ。ワイルドなオルガンはハード・ロックも思わせるが、切々としたヴォーカル、深みのあるメロトロン、そしてムーグ系シンセは、まさにイタリアン・シンフォであり、ヒープやアードバーク的なノリの曲であってもクラシカルなブリッジが挿入され、厳かな合唱や教会風の旋律などイタリア色が絶えない。ラストのエレピとオルガンのパーカッシブな変則リフのアイデアに脱帽だ。 ITALY
BS-19293 THE SAMURAI OF PROG feat.Marco Grieco / The Time Machine CD \2850
 イタリアのプログレッシヴ・マルチ・ミュージシャン、マルコ・グリエコがすべての曲作りとキーボードで全面参加した2024年新作。全編で愁いと哀愁が彩るクラシカルな作風となっており、ヴァイオリン、トランペット、フレンチ・ホルン、フルートら生管弦を本格的に配した、もうイタリアン・クラシカル・シンフォと言っても過言ではない内容だろう。シンセなどグリエコらしいジェネシス色も上手く落とし込まれ、所々コンチェルト・グロッソ的なアンサンブルとドラマチックに交じり合っているのが本作の特徴だ。クライヴ・ノーランを始め、すすり泣くギターを聴かせるロイネ・ストルトや、甘くも切ないヴォーカルを聴かせるMAGENTAのクリスティーナら、ゲストも目玉。タイトルが示すように人類の夜明けから現代に至るまで旅をし、ダ・ヴィンチやアインシュタインなどの歴史上の人物との出会いなど、重要な歴史的瞬間を探り、未来への希望に満ちた反映で幕を閉じる。舞台音楽を手掛けるマルコ・グリエコらしい深みのある力作だ。3面開き紙ジャケット。 FINLAND/MULTI
BS-19292 THIRD QUADRANT / Universal Circles CD \3300
 英国シンフォ・バンドの2024年新作。このバンド名にピンときたらツウです。82年にコレクターズ・アイテムで知られるレア盤「SEELING YOURSELF AS YOU REALLY ARE」をリリースしたバンド。当時はジェネシス影響下のポンプ・ロックを聴かせたが、よりシンフォニック・ロックへと傾倒し、2016年に突如再結成を果たし驚かせた。ツイン・キーボードが光り、ギター、ドラムスの4人組にて、オーケストレーションやストリングス系をフィーチャーしたリッチなサウンドと、ハートフルなヴォーカルが英国的で、コンテンポラリーでまろやかな芳香をたたえメロディアスに聴かせる。特に、昨年シングル・リリースされた「DIM AND DISTANT FUTURES」 の12分を越えるアルバム・ヴァージョンはプログレ然とした好曲。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19288 EYES OF BLUE + BIG SLEEP / The Light We See - The Recordings 1969-1971 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> メロトロン・ファンにも大穴的な存在のEYES OF BLUEが68年と69年に残した2枚のアルバムと、後進バンドBIG SLEEP名義の名盤「BLUEBELL WOOD」を収録した3枚組ボックス。EYES OF BLUEの1stは、クラシカルなハモンドやハープシコードもフィーチャーしたメロディアスなサウンドで、プログレ通も納得させる英国・黎明期の音だ。2ndは、クラシカルなプログレ度も増し、特に、メロトロン、ハモンド、ハープシコード等をフィーチャーしたプログレッシヴな10分近い1曲目は特筆。BIG SLEEPは、英国然とした響きを保つオルガンとピアノ、ストリングス・アレンジによる優雅な1曲目やクラシカルな5曲目に代表されるが、終始メロディアスな曲調とヴォーカルで聴かせる。クレシダのようなハモンドとギターを聴かせ所に持ってくる後半の長尺曲も何とも英国的だ。後にジェントル・ジャイアントに入るJOHN WEATHERSが忠実なプレイをし、本作を引き締めている。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:CROSSROADS OF TIME (1968) +1 BONUS
CD2:IN FIELDS OF ARDATH (1969) +1 BONUS
CD3:BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD (1971)
UK
BS-19286 AXIS / Same CD \3200
 <ラスト・ストック> メロトロンやファズ・ハモンドをフィーチャーし、クリムゾン・ミーツ・キャラヴァンなサウンドを聴かせる73年の名作3rd。ギリシャのバンドだが独裁政権から逃れ、フランスを拠点としていたことで知られる彼ら。前2作はヒット・ナンバーを含むシングルを中心にしたコンピ色が強かったが、一転、100%プログレッシヴ・ロックをコンセプトに作り上げたのが本作。幽玄かつ、リザード張りの哀愁メロトロン、グレイとピンクなハモンドなど、その手を聴き込んだマニアックさが良く、ジャージィで攻撃的なピアノや、また、終盤はチャーチ・オルガンと合唱で荘厳さに包まれギリシャらしい。 GREECE
BS-19129 ANNA SJALV TREDJE / Tussilago Fanfara CD \2980
 再入荷。初CD化。北欧シンセ・ミュージックの77年の傑作。中世と未来をテーマに2人のマルチ・ミュージシャンがシンセとオルガンとエフェクトでねじれるギターを駆使し、エコーをかけクラウス・シュルツェのような暗黒をスカンジナヴィアの幻想へ落とし込んだ、まさに北欧のダークな夢想が果てなく広がっていく神秘的な作風となっている。そして、エレクトリックでありながらメロディアスであり、ラストなどメンバーが後に参加するRAGNAROKに似た哀愁が染み込んでいく。この年代でしか生まれなかった奇跡的な必聴名作だろう。リマスター。 SWEDEN
BS-19134 RED / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。バンド名通りクリムゾンを思わせるヘヴィな変拍子ナンバーでスタートする彼ら唯一の83年作。ギターをメインにキーボードも加えた5人編成にてクリムゾン系のリフとマハヴィシュヌの影響も感じさせる速弾きで押しまくるハード・フュージョンを組み合わせ、シンセやオルガンやピアノも加わった技巧派のインスト・サウンドはポンプらの当時のネオ・プログレとは全くの別物だ。動きの多いベースやパーカッションなど、どちらかと言えばブランドXあたりからの派生なのかもしれない。メロウに聴かせる叙情美も。リマスター。 UK
BS-19285 HUIS / In The Face Of The Unknown CD \3800
 ケベックの人気バンドMYSTERYのギタリストMICHEL ST-PERE が在籍する、もうひとつの正統派シンフォ・バンドの2024年新作4th。キーボードにジェネシスの幻影を残しつつ、ノスタルジックな雰囲気たっぷりのピアノやクリアーなトーンを使った幽玄な叙情がケベックのバンドならではの個性を感じさせる。各メンバーが曲を書いており、中でも、MICHEL ST-PERE の「CROSSROADS」はメランコリックな泣きのギターが炸裂する彼らしいドラマチックなプログレッシヴ・サウンドとなっている。ヴォーカル・パートに重きを置き、ハードなオルガンやネオプログレ系のサウンドも取り入れた、今までとは違う事をやりたかったという彼らが到達した新境地。デジパック仕様。 CANADA
BS-19183 OMEGA / Babylon + Kisstadion 1987 2CD+BOOK BOX \6500
 再入荷。<2024年リマスター&6曲ボーナス+ライヴ+ブック> 当時のオメガのラスト・アルバムとなった13作目の87年作。前作のヒットを受けハードなキャッチーさとエキゾチックなエレ・ポップが融合したサウンドに、2曲目、5曲目、7曲目のような切々と東欧然としたバラードも交え収録。ドラムスの派手なデジリヴァーブやギターシンセにCP-80などこの年代の音色が印象的だが、宗教や哲学をテーマにしているという。ゲストのサックスが目新しい。ボーナスとして前作と本作から選曲された未発の英語アルバム「The Dark Side Of The Earth」から6曲入り。また、本ボックスのみのリリースとなるディスク2には25周年を記念して87年9月に行われたライヴから初出の12曲収録。残存するテープから編集されたもので、当時の最後のライヴとされる。さらに本ボックスには64ページのフォト集がセットになっている。ハンガリーでの限定生産品! HUNGARY
BS-19264 ALPHATAURUS / 2084 Viaggio Nel Nulla CD \3300
 まさにレジェンドそのものと言ったサウンドと風格のある伊ヴォーカルで聴かせる2024年作。うなるシンセ、ワイルドなオルガン、したたるピアノ、差し込むストリングス等、キーボードとアンサンブル型のギターが重厚なラビリンスを複雑に構築。前半はややダークでモダン、そしてキャッチーさを見せるも、中盤では豪快かつテクニカルな畳み掛けに繊細な叙情もアコースティックに加え、このバンド特有の空が一気に晴れる壮大なドラマがイタリア然と展開される。フルートやメロトロン系も効果的に配され、ラストではオーボエも加わったオーケストレーションが優雅に広がり、ヴォーカルを哀愁に染めるバンド史上最もクラシカルなナンバーとなっている。伊ファン必聴作!3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19269 ALIANTE / Anime Invisibili CD \3700
 イタリアらしいカラフルで美しいシンフォへ変貌した2024年作。前作でキーボーディストが交代し(TEODICEAを結成)、新任キーボーディストとギタリストも加わった4人編成になった彼ら。最初はジェネシスやキャメルあたりも感じさせるも、朝焼けとも夕焼けともとれる哀愁を帯びた空をメロウに滑走するイメージは時にイル・ヴォーロも思わせ、たおやかな地中海色も漂い、イタリア特有の飛翔のロマンチックさを湛える。フルートもフィーチャーし、全編インストではあるものの、キーボーディストの特にハイセンスなシンセやエレピと終始メロウな歌心いっぱいのギターが織り成す世界へ溶け込んでいく。砂漠の夜と題された切なさを伴うラストでは、またキャメル・ビューへ。300枚限定盤。 ITALY
BS-19115 MONA LISA / Vers Demain CD \2800
 <ラスト・ストック> 超入手困難盤になっている彼らの79年リリースの5th。ジャケットのイメージとヴォーカリストの脱退などメンバー・チェンジにより別バンドのように扱われたリリース当時だったが、テクニカルに畳み掛ける1曲目からインパクト十分で、長尺曲は聴けないものの、ジェネシスのようにニュー・ヴォーカリストに見事に転身した初期のドラマーとサウンドの色彩を決定付けていたオリジナル・キーボーディストの存在(本作ではギターも担当)により、タイトル曲を始め2つのインスト・ナンバーを含むシアトリカルなモナリザ・カラーを湛えつつ、タイトかつ技巧的に洗練された、今となっては外せない必聴作となっている。アルバム未収のボーナス3曲入り。 FRANCE
BS-19263 PAVLOV'S DOG / Essential Recordings 1974-2018 5CD BOX \11000
 <50周年記念ボックス> 今年で50周年を迎え、記念ツアーや新作リリースの予定もある彼らの、デビュー・アルバムから2018年までの5枚のスタジオ作を収録したボックス。メロトロン・ファン必聴アイテムとしても知られるシンフォ・バンドで、名盤1stは、メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、クラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、哀愁を帯びたドラマ性、テクニカルな演奏が一体となった独自のスタイルで聴かせる。2ndは、ビル・ブルーフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでも知られ、ストリングスとメロトロンの絶妙なハーモニー、ラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる1stと甲乙付け難い名作。CD3は、ヴォーカリストとキーボーディスト以外のメンバー・チェンジを経て90年に突如リリースした4作目。キャッチーなノリの当時のヒット路線そのものと言えるサウンド。ボーナス8曲は1990/2005/2006年のライヴ音源。CD4は、77年に録音されお蔵入りになっていた幻の3rdアルバム。2ndの延長上にあるメロディアスなサウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとよりストレートな印象を受けるが、特にファンタジック香る8曲目などは美しく叙情的。ボーナス8曲は2011/2012年のライヴ音源と別ヴァージョン。CD5は、2018年作で、まさにファンの期待を裏切らない出来。情感豊かなヴァイオリンを全編にフィーチャーし、一度聴いたら忘れないあのスタイルで聴かせるデヴィッド・サーカンプの悲哀を帯びながらも温かみを感じさせるヴォーカルで織り成す、哀愁と叙情で聴かせる感動の円熟作。2024年リマスター盤。各紙ジャケット収納。
CD1:PAMPERED MENIAL (1974)
CD2:AT THE SOUND OF THE BELL (1976)
CD3:LOST IN AMERICA (1990) +8 LIVE BONUS
CD4:HAS ANYONE HERE SEEN SIGFRIED?(1977) +8 BONUS
CD5:PRODIGAL DREAMER (2018)
USA
BS-19256 STACKRIDGE / Lost And Found - The Reunion Years 1999-2015 4CD BOX \6500
 <4枚組・限定ボックス> 再結成後のスタジオ作とライヴ音源を収録したボックス。CD1は、「MR.MICK」から23年を経てリリースされた当時の話題作。ストリングスを導入した英国調のアレンジも優雅で、あの70年代の彼らの感性を甦らせたかのようなハートフルなサウンドが広がる。CD2は、前作から10年振りにリリースされた09年新作。ANDY DAVIS、JAMES WARRENらオリジナル・メンバーを中心に、女性ヴァイオリニスト2人(&バッキング・ヴォーカルも光る)や、ドラムス、キーボードを加えた8人編成で、英国風の美旋律ポップをメロディアスに聴かせる。遊び心も満載の愛すべき1枚。CD3&4は、2015年に最後のツアーとして行われた「FINAL BOW TOUR」から、12月の地元ブリストルでの公演を収録した2枚組ライヴ音源。これでしか聴けない新曲「OVER THE HORIZON」からスタートし、初期の5作品からの曲や、再結成後のアルバムからの曲を演奏した全22曲を収録。長い歴史に思いを馳せる感慨深いファイナル・ライヴ盤。ボーナス・トラック12曲追加収録(レア・シングル、EPの曲、デモ音源等)。各紙ジャケット収納。
CD1:SOMETHING FOR THE WEEKEND +8 BONUS (1999)
CD2:A VICTORY FOR COMMON SENSE +4 BONUS (2009)
CD3&CD4:THE FINAL BOW, BRISTOL 2015
UK
BS-19173 ATILA / Encarnasio CD \3300
 再入荷。エキゾチックなスペイン色に染まった、まさにこれぞスパニッシュ・シンフォと言える2024年作。46年振りの新作で、オープニングに見られる邪悪さを始め、幻想色を交え濃密に絡み合うキーボードやギターの妖し気なアンサンブルは名作3rd「Reviure」を彷彿させるもので、強力なリズム・セクションと妖艶な女性ヴォーカルを含むスペイン語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、まるでタイム・トンネルでつながっているかのようなヴィンテージ色の作品に仕上がっている。80年代、解散直前まで試行錯誤していた当時の未発表曲3曲など全盛期の面影そのもので、奇怪で緻密なサウンドにゾクゾクさせられる。また、新曲も良く、狂おしい哀愁を交えたジャズ・ロック・タッチのものもあり、ゲスト参加のGUADALQUIVIRのギタリストのプレイが光る。伝統的なスパニッシュ・ロックの名盤がまたひとつ生まれた。3面開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19245 DOM / Edge Of Time CD \3600
 72年リリースのギガレア作。ジャケットからはハード物を想像しがちだが、ピルツ系にも似た雰囲気の瞑想感のあるドリーミィな作風で、フルート、パーカッション、そしてパイプ・オルガン風に荘厳に流れるオルガン・トーンに印象付けられ、うつろなアシッド・テイストがあり、まさにツウ好み、コレクター好みのプログレ・ファンの心を捉えるのに充分な要素を持っている。ギター、ベース、ヴォイスに奇妙な電子音がミックスされ、初期フロイドの実験音楽を彷彿させる部分もあるものの、なんとも寂し気な孤立感が支配している。クラウト・ロックのようでそうじゃない独特の質感はドイツとハンガリーの混合メンバーによるものだろう。彼らの唯一作。23年振りのCD再発。リマスター。 GERMANY
BS-19130 FLIGHT / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。アメリカらしいバカテク・シンフォを繰り広げる技巧集団の75年作。ウェイクマン級のキーボードとトランペットをメインに目まぐるしくリズムが畳み掛け複雑に変化するプログレッシヴなインストにメロウなヴォーカルを融合させ、弾き倒しのギターやメロトロンっぽい音も配し、メジャー・リリースだったことが窺えるテクニカルな緻密さに華やかな光が当たるサウンドを構築。猛烈タム回しなど持続性も圧巻。ラストではELP風のノリも見せ、全編聴き応えのある力作となっている。待たれていたCD化と言えるだろう。リマスター。 USA
BS-19227D TIGER MOTH TALES / Inside The Cocoon + Bonus DVD Live At Poppodium Boerderij 2024 CD+DVD(NTSC) \3500
 <10周年記念盤/ボーナスDVD付き2枚組> 今や英国シンフォ・シーンに欠かせない存在となった、マルチ・プレイヤーPETER JONESの未発表音源を収録したCDと2024年のライヴ映像の2枚組。CDには、セッション、ライヴ、リハーサル、インタビュー等を収録した「COCOON」制作の舞台裏を収めた77分収録のオーディオ・ドキュメンタリーとなっている。ボーナスDVDは、初出となる2024年にオランダで行われたアコースティック・ライヴで、TIGER MOTH TALESの曲とジェネシスのフェイヴァリット・ソングを含む全9曲を収録。さらにボーナスとして「COCOON」についてのインタビューや、新曲「RETURN TO CHIGWICK」のプロモ・ヴィデオも収録。卓越したプレイはもちろん、叙情的な歌声にも定評がある彼のジェネシスも是非聴いてみたいところ。月影染みます。見開き紙ジャケット仕様。
<DVD収録曲> 1.TURN IT ON AGAIN (GENESIS) / 2.FEELS ALRIGHT / 3.DANCING WITH THE MOONLIT KNIGHT (GENESIS)/ 4.THE CARPET CRAWLERS (GENESIS) / 5.THE LOCK KEEPER / 6.WE'LL REMEMBER / 7.HAROLD THE BARREL (GENESIS) / 8.RIPPLES (GENESIS) / 9.STILL ALIVE
UK
BS-19226 DARK / Round The Edges-Definitive Edition CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨する1枚。ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なヴォーカルが織り成すめくるめくアンダー・グラウンド・ハード・サウンド。屈折したリフを持つナンバーからサバス級のヘヴィーなナンバーまで迫力と質量は充分。最近、英国にて原盤が何と500万円超えで売れたそう。アビイ・ロード・スタジオでリマスタリングされた決定版。2024年リマスター&オリジナルの激レア・カラー・ゲートフォールドを再現した見開き紙ジャケット仕様。オリジナル・ブックレットのレプリカ封入。320枚限定リリース。 UK
BS-19225 GREENFLY / Satan's Daughter CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。ヘヴィ・プログレ・アンダーグラウンド名盤のひとつと言われる、72年に録音された幻の作品で、狂気のリード・ギターと渦巻くオルガンが織り成すハード・プログレを聴かせるスコットランドのバンド。凝ったアレンジや、ベースのリフとパーカッションに乗せてソロが展開されるナンバーもあり、ハイトーン・ヴォーカルながら詩的な歌詞で綴り、そのコントラストが際立っている。WRITING ON THE WALLミーツBENT WINDといった雰囲気で、もしも当時VERTIGOからリリースされていたなら高額で取引きされたに違いない。70年代の英国ファン&コレクターは是非聴いておきたい1枚だ。オリジナル・マスターテープからの2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19224 MARVELOUS KID / After The Race CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。73年にダブリンで録音された未発表アルバム。サックス/フルート奏者を含む5人組のバンドで、バカテク・ギターとカンタベリー・オルガンをフィーチャーした、テクニカルかつシンフォニック系のプログレッシヴ・ロックを聴かせる。ハートフルなヴォーカルを交えたファンタジックな英国叙情も持ち合わせ、カンタベリーの幻影が美しくたなびき、フルートが映える15分を越える長尺曲がハイライト。70年代初頭にイギリス各地でライヴを行い、プログレ・フェスでのヘッドライナーや、スタックリッジやジェントル・ジャイアントのサポートも行った。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19223 AARDVARK / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。70年にBODKINで知られるWEST LABELにて、アセテートのみ(現存するのは2枚のみで50万円!)残されたメガ・レア盤。これまで誰も聴いた事が無かったという知られざる幻の作品。スコットランドのハイランド地方の人里離れた村に住んでいた、フォーク・ロック・バンドで、ギター、ベース、フルート、バグパイプ、ヴァイオリン、ヴォーカルのトリオ編成にて、ヒッピー感覚を交えた自作曲を聴かせる。トラッド色は無くオリジナリティを感じさせる正統派で、バグパイプで曲を繋いでいくところもスコティッシュ的。あのDECCAのアードバークとは全くの別バンド。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。各320枚限定リリース。 UK
BS-19215 DELVING / All Paths Diverge CD \3800
 北欧のバンドに似たヘヴィ・プログレを聴かせる驚くべき破壊力を持ったプログレッシヴ・ロック・バンドへと変貌したELDERのギタリストであり、マルチ・ミュージシャンの2024年作。本作でも冷たい響きを持ったメロトロンをフィーチャーし、ギター、キーボード、ベース、ドラムスのヴィンテージ・グルーヴで圧倒するサウンドを繰り広げているが、眩しい色彩があり、シンセ・シーケンスを導入したファンタジックなスペーシィさや、ELDERをよりテクニカルにしたような構築を見せ、全体像として幻惑とハードな攻撃性が交差するドラマチックなシンフォを聴かせる力作となっている。曲中での変化や仕掛けが生み出すスリリングなサスペンスに引き込まれてしまう。高いスキルが光る内容だ。デジパック仕様・欧州プレス盤。 GERMANY
BS-19214 TROJKA / Strobemorke CD \3600
 独自の北欧カンタベリー・プログレをハイセンスで聴かせる2024年作。ノルウェー語で歌われるキーボード・トリオに本作ではギタリストが加入。テクニカルにアレンジされたエレピやシンセ、そしてオルガンにギターが芯を持って加わり、ポップなヴォーカル&コーラスを変拍子に乗せ、激しくヘヴィな膨張から優しいミドルテンポの叙情まで広フィールドにインテリジェンスなアルバム作りを見せている。メロディックさに一線を画す凝ったアンサンブルが絶妙に混じり、モダンながらもどこかノスタルジックな親しみ安さが染み、ダイナミックな成熟を感じさせる出来となっている。曲によってストリングス、サックス、フルートも配され、色彩も芳醇に。ラストも痛快! 5年振りの3作目。今の北欧必聴バンドのひとつ。 NORWAY
BS-19208 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza - 2024 Remix SACD \3980
 <CROATIA RECORDS 2024リミックス&リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> CDレイヤーにはオリジナルの24トラックからのリミックス、SACDにはハイレゾ・ステレオと5.1 サラウンド・ミックスを収録。79年にライヴを挟みリリースされた通算5作目。多くのファンが絶賛する彼らの最高作と言えるだろう。ハモンドがプログレッシヴなハード・ナンバーに加え、レコードの両面ラストではフィルハーモニー・オーケストラをフィーチャーし、旧ユーゴならではの胸が締め付けられる哀愁のド級シンフォニック・ナンバーが聴ける。特にラストは合唱団も加えたバンド1、2を争うドラマチックでシンフォニックなナンバーだ。リミックス音源はもう別物のようなアレンジの解像度とダイナミックな音質で、ドラムスの鳴りや、アコギやピアノの明確さなど、びっくり。また検閲でオフにされた歌詞が一部聴けるという。さらに、ジャケットは当時、レコード会社が難色を示し不可になった初案ヴァージョンを使用。何枚もお持ちの方も超必携盤です!ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。4面開き変形紙ジャケット&ゴールド・ディスク仕様。限定入荷。*現地で完売した為、売り切れ後の再入荷は未定となります。 BOSNIA-HERZEGOVINA
BS-19193 PRESENCE / Them CD \3980
 イタリアン・プログレ・シーンで知られる存在の女性ヴォーカリスト、SOPHYA BACCINIをフロントにする、妖艶な女性ヴォーカル・ハード・シンフォをゴシック色を交え聴かせる2024年作。8年振りのアルバムで、メタル色もあるものの、以前よりヴィンテージ色を押し出し、ギター、オルガン、シンセらに、ピアノやストリングスやフルート系などクラシカルな耽美さを各所に配し、落差の激しいシアトリカルな叙情性とヘヴィなサウンドを交差させ魅せるイタリアならではの内容となっている。ストラヴィンスキーなど近代クラシックの影響の受けた23分越えのタイトル曲など複雑に入り組むロック・オペラ的でもあり、バンドが目指していた頂点を極めるものだろう。パートによってはキーボード・トリオ+オーケストラ風にもなり、ELPに影響を受けたバンドかと思わせる本格振りだ。デジパック。 ITALY

解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


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