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2024/10/22(18:19:09)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
BS-19293 THE SAMURAI OF PROG feat.Marco Grieco / The Time Machine CD \2850
 イタリアのプログレッシヴ・マルチ・ミュージシャン、マルコ・グリエコがすべての曲作りとキーボードで全面参加した2024年新作。全編で愁いと哀愁が彩るクラシカルな作風となっており、ヴァイオリン、トランペット、フレンチ・ホルン、フルートら生管弦を本格的に配した、もうイタリアン・クラシカル・シンフォと言っても過言ではない内容だろう。シンセなどグリエコらしいジェネシス色も上手く落とし込まれ、所々コンチェルト・グロッソ的なアンサンブルとドラマチックに交じり合っているのが本作の特徴だ。クライヴ・ノーランを始め、すすり泣くギターを聴かせるロイネ・ストルトや、甘くも切ないヴォーカルを聴かせるMAGENTAのクリスティーナら、ゲストも目玉。タイトルが示すように人類の夜明けから現代に至るまで旅をし、ダ・ヴィンチやアインシュタインなどの歴史上の人物との出会いなど、重要な歴史的瞬間を探り、未来への希望に満ちた反映で幕を閉じる。舞台音楽を手掛けるマルコ・グリエコらしい深みのある力作だ。3面開き紙ジャケット。 FINLAND/MULTI
BS-19292 THIRD QUADRANT / Universal Circles CD \3300
 英国シンフォ・バンドの2024年新作。このバンド名にピンときたらツウです。82年にコレクターズ・アイテムで知られるレア盤「SEELING YOURSELF AS YOU REALLY ARE」をリリースしたバンド。当時はジェネシス影響下のポンプ・ロックを聴かせたが、よりシンフォニック・ロックへと傾倒し、2016年に突如再結成を果たし驚かせた。ツイン・キーボードが光り、ギター、ドラムスの4人組にて、オーケストレーションやストリングス系をフィーチャーしたリッチなサウンドと、ハートフルなヴォーカルが英国的で、コンテンポラリーでまろやかな芳香をたたえメロディアスに聴かせる。特に、昨年シングル・リリースされた「DIM AND DISTANT FUTURES」 の12分を越えるアルバム・ヴァージョンはプログレ然とした好曲。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19291 ROSALIE CUNNINGHAM / To Shoot Another Day CD \2980
 ハード・プログレ・バンドPURSONの女性ヴォーカリストの2024年新作3rd。初期70年代の英国ロックを踏襲したヴィンテージ感を保ちつつ、彼女のルーツであるプログレをベースに、サイケ、ジャズ、ブルース、ハード、モダンなテイストも加えた、エネルギッシュなサウンドを聴かせる。カーヴド・エアや初期アース&ファイアーを思わせるところも。エレクトリック・ギター、ベース、ハモンド、エレピ等をマルチにプレイし、さらに、ドラマー、キーボーディスト、フルート、クラリネット、サックス奏者らが加わり好サポートを見せる。また、ボーナス・トラックでは、フェアポート・コンヴェンションのRICK SANDERSのエレクトリック・ヴァイオリンも聴ける。10曲目ではメロトロンのクレジットもあり。ボーナス・トラック2曲追加収録。3面開きデジパック仕様。 UK
BS-19290 LEE ABRAHAM / Origin Of The Storm CD \3200
 CLIVE NOLANがキーボードで加わった、ジェネシスを彷彿とさせる1曲目でシンフォ・ファンの心を捉える、GALAHADのギタリストによる2024年新作。今までには無かったジェネシス系のサウンドも取り入れ、PETER JONESがリード・ヴォーカルを取る曲ではTIGER MOTH TALESのような趣のある美しい英国叙情が広がる。泣きを含んだエモーショナルなギター、幻想的なキーボード、メロディアスなサウンドで聴かせる自身のマルチプレイに加え、ハートフルな叙情を紡ぐヴォーカルには、CAMEL/TIGER MOTH TALESのPETER JONESと、RIVERSEA/MANDALABANDのMARC ATKINSONの2人を迎え、CREDOのドラマーや、GALAHADのMARK SPENCERらバンドメイトも参加。KARL GROOMのマスタリングが効いたダイナミックなサウンドとなっている。 UK
BS-19289 TUBULAR WORLD / Hergest Ridge - 50th Anniversary Edition CD \3300
 マイク・オールドフィールドがイングランドとウェールズの間にある丘陵地「ハージェスト・リッジ」に籠り構想を練った74年の2作目の、アルバム・リリース50周年を記念して、MAGENTAのROBERT REEDが中心となり再構築し新録した2024年作。マイク自身がチューブラー・ベルズを超えて完璧に仕上げたというだけあり、難しいとは思うが、マイクを彷彿させるエレクトリック・ギターのダイナミックな導入など、オリジナルをリスペクトしつつ、例えば、主旋律をアコギやピアノに置き換えるなど、元の楽器構成を変え、よりメロディを際立たせたシンフォニックなアレンジへと変化させながらも、原曲のナイーヴかつ牧歌的なイメージを失うことなく見事に再現している。LES SPENNINGら、かつてマイク・オールドフィールドと共演を果たしたミュージシャンらにより、丁寧に作り上げた、オマージュと敬愛に満ちた作品となっている。名作が50年の時を経て、フレッシュに甦った。「HERGEST RIDGE PART ONE & PART TWO」で構成されたアルバム全曲に加え、「HERGEST RIDGE PART ONE - TOM NEWMAN MIX」、75年のプロモ・シングル曲「SPANISH TUNE」の4曲を収録。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-19288 EYES OF BLUE + BIG SLEEP / The Light We See - The Recordings 1969-1971 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> メロトロン・ファンにも大穴的な存在のEYES OF BLUEが68年と69年に残した2枚のアルバムと、後進バンドBIG SLEEP名義の名盤「BLUEBELL WOOD」を収録した3枚組ボックス。EYES OF BLUEの1stは、クラシカルなハモンドやハープシコードもフィーチャーしたメロディアスなサウンドで、プログレ通も納得させる英国・黎明期の音だ。2ndは、クラシカルなプログレ度も増し、特に、メロトロン、ハモンド、ハープシコード等をフィーチャーしたプログレッシヴな10分近い1曲目は特筆。BIG SLEEPは、英国然とした響きを保つオルガンとピアノ、ストリングス・アレンジによる優雅な1曲目やクラシカルな5曲目に代表されるが、終始メロディアスな曲調とヴォーカルで聴かせる。クレシダのようなハモンドとギターを聴かせ所に持ってくる後半の長尺曲も何とも英国的だ。後にジェントル・ジャイアントに入るJOHN WEATHERSが忠実なプレイをし、本作を引き締めている。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:CROSSROADS OF TIME (1968) +1 BONUS
CD2:IN FIELDS OF ARDATH (1969) +1 BONUS
CD3:BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD (1971)
UK
BS-19287 JOHN WETTON / Concentus - The John Wetton Live Collection Volume 1 10CD BOX \11000
 <10枚組ボックス> ジョン・ウェットンのライヴ・パフォーマンスに焦点を当てた10枚組ボックスがリリース。今後、第3弾までが予定されているライブ・ボックス・シリーズの第1弾となる。ANDY PEARCEがリマスタリングした、ソロ&THE JOHN WETTON BAND名義で行われたライブ音源を収録。ライヴ・アルバムに加え、今回初出となる97年オランダでの「ADAMA」と、95年のアコースティック・ライヴ「AKUSTISCHA」、曲目の欠落があった為、現存する音源がまとまった形でのリリースは今回が初となる「PROGFEST 1997」も収録。さらに、リハーサルやサウンドチェックといった入手困難なレア・カットも収録されている。 ソロとしては初来日となった94年9月の東京/大阪公演の模様を収めた「CHASING THE DRAGON」、95年10月の北米アコースティック・ツアーから「AKUSTIKA LIVE IN AMERIKA」、オフィシャル・ブートレッグとしてリリースされた「LIVE IN ARGENTINA」、IAN MCDONALDとMARTIN ORFORDが参加した97年のアコースティック・ライヴ「HAZY MONET」など、アコースティック編成や、英国の若手メンバーらを加え、ソロやクリムゾン、エイジアの往年の名曲を演奏したエレクトリック・バンド編成のどちらも魅力溢れる、充実のボックスだ。
CD1:CHASING THE DRAGON (1995)
CD2:AKUSTIKA LIVE IN AMERIKA (1996)
CD3:LIVE IN ARGENTINA (2003)
CD4:LIVE IN ARGENTINA (2003)
CD5:HAZY MONET (1998)
CD6:LIVE IN OSAKA (2003)
CD7:LIVE IN OSAKA (2003)
-ボーナス・ディスク-
CD8:ADAMA (1997 UNRELEASED)
CD9:ADAMA (1997 UNRELEASED)
CD10:AKUSTISCHA (1995 UNRELEASED) / PROGFEST 1997
UK
BS-19276 CHIMERA / Des Duivels Oorkussen CD \3200
 再入荷。初CD化。ヨーロピアン・プログレッシヴ・フォーク・バンドの名盤として廃盤時代から知られる80年デビュー・アルバムが待望のCD化。全編に流れるアンダーグラウンドで幻想的な雰囲気たっぷりのサウンドに乗せて、オランダ語で歌う美声女性ヴォーカルが絶品。トリプル・ギターによるアコギ・アンサンブル、エレクトリック・ベース、パーカッション、ヴァイオリン、マンドリン、ダルシマー、サックス、リコーダー、ティン・ホイッスルと、多彩な楽器で、トラッドや中世音楽を奏でる。オルガンを効かせた幻惑的な曲や、ダンサンブルなインスト、男女のアカペラも含むが、リコーダーを効かせた物悲しくも美しいメロディが印象的。見開き紙ジャケット仕様。2024年リマスター&オランダ盤。 HOLLAND
BS-19275 CHIMERA / Obstakel CD \3200
 再入荷。初CD化。81年2ndアルバムは、FOLQUEに並ぶヨーロピアン・エレクトリック・トラッド作で、前作とはアプローチが異なる甲乙付け難い出来となっている。前作同様、オランダ語で歌う絶品の女性ヴォーカルはもちろん、叙情風味を醸し出す男性ヴォーカルも良く心に染みる。アコギ・アンサンブル、オルガン、ベース&フレットレス・ベース、ドラムス、パーカッション、ヴァイオリン、ダルシマー、マンドーラ、ブズーキ、リコーダーなどの楽器のアンサンブルも素晴らしく、FLAIRCKを連想させるようなテクニカルなインスト・パートや、霧の奥から湧き出るような厳かな幻想色も印象的。トラッドや中世音楽を取り上げ、英米のバンドとは違う歴史を感じさせる、こちらも名作。3面開き紙ジャケット仕様。2024年リマスター&オランダ盤。 HOLLAND
BS-19274 WOLVERLEI / Same CD \3200
 再入荷。初CD化。78年にリリースされた唯一作。男性デュオのトラッド&フォーク・バンドながら、多数のサポートを迎えており楽器も多彩。アコギ、ベース、ダルシマー、ヴァイオリン、マンドリン、ハーディー・ガーディ、リュートなどを用い、中世音楽や伝承のトラッドを取り上げている。アコーディオンがメインのフレーズを奏でるダンサンブルな曲や、テクニックを感じさせるアコギ・アンサンブルを聴かせる曲、ヴァイオリン、チェロのストリングス・トリオや、ハーディー・ガーディ、ハルモニウムも加えたインスト曲、オランダ語のヴォーカル&ハーモニーでじっくりと歌い聴かせる曲など、全体にサウンドの幅もあり変化に富んだサウンドを聴かせる。構成が英米のバンドとの違いを浮き彫りにしている。3面開き紙ジャケット仕様。2024年リマスター&オランダ盤。 HOLLAND
AS0013 ACOUSTIC ASTURIAS / Somewhere Not Here CD \3300
 「アコースティック・アストゥーリアス / サムウェア・ノット・ヒア」 13年振りとなる2024年新作4th。ガットギター、チェロ、ヴァイオリンによるストリングス・アンサンブルに、2人のピアニストを迎えた新編成にてリリース。全体のバランスを保ちながらも個々の演奏テクニックが光る、室内楽にも通じるスリリングかつ優美なクラシカル・アンサンブルが絶妙。ゲーム「深夜廻」のメインテーマも新アレンジで収録し、ゴーギャンの絵画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか?」にインスパイアされたラストまで、変拍子も用いた静と動を目まぐるしく紡ぐ、アコースティック・アストゥーリアスならではのインテリジェンスな世界感が広がる全9曲。大山氏による多重録音の「アストゥーリアス」、室内楽編成の「アコースティック・アストゥーリアス」、ロック・バンドの「エレクトリック・アストゥーリアス」という3つの柱で37年に渡り活動してきた大山氏の音楽家としてのベテランの風格を感じさせる。自主盤。*特典:「ジャケット・デザイン・キーホルダー」付・10月23日発売 国内盤
BS-19286 AXIS / Same CD \3200
 <ラスト・ストック> メロトロンやファズ・ハモンドをフィーチャーし、クリムゾン・ミーツ・キャラヴァンなサウンドを聴かせる73年の名作3rd。ギリシャのバンドだが独裁政権から逃れ、フランスを拠点としていたことで知られる彼ら。前2作はヒット・ナンバーを含むシングルを中心にしたコンピ色が強かったが、一転、100%プログレッシヴ・ロックをコンセプトに作り上げたのが本作。幽玄かつ、リザード張りの哀愁メロトロン、グレイとピンクなハモンドなど、その手を聴き込んだマニアックさが良く、ジャージィで攻撃的なピアノや、また、終盤はチャーチ・オルガンと合唱で荘厳さに包まれギリシャらしい。 GREECE
BS-19129 ANNA SJALV TREDJE / Tussilago Fanfara CD \2980
 再入荷。初CD化。北欧シンセ・ミュージックの77年の傑作。中世と未来をテーマに2人のマルチ・ミュージシャンがシンセとオルガンとエフェクトでねじれるギターを駆使し、エコーをかけクラウス・シュルツェのような暗黒をスカンジナヴィアの幻想へ落とし込んだ、まさに北欧のダークな夢想が果てなく広がっていく神秘的な作風となっている。そして、エレクトリックでありながらメロディアスであり、ラストなどメンバーが後に参加するRAGNAROKに似た哀愁が染み込んでいく。この年代でしか生まれなかった奇跡的な必聴名作だろう。リマスター。 SWEDEN
BS-19134 RED / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。バンド名通りクリムゾンを思わせるヘヴィな変拍子ナンバーでスタートする彼ら唯一の83年作。ギターをメインにキーボードも加えた5人編成にてクリムゾン系のリフとマハヴィシュヌの影響も感じさせる速弾きで押しまくるハード・フュージョンを組み合わせ、シンセやオルガンやピアノも加わった技巧派のインスト・サウンドはポンプらの当時のネオ・プログレとは全くの別物だ。動きの多いベースやパーカッションなど、どちらかと言えばブランドXあたりからの派生なのかもしれない。メロウに聴かせる叙情美も。リマスター。 UK
BS-19285 HUIS / In The Face Of The Unknown CD \3800
 ケベックの人気バンドMYSTERYのギタリストMICHEL ST-PERE が在籍する、もうひとつの正統派シンフォ・バンドの2024年新作4th。キーボードにジェネシスの幻影を残しつつ、ノスタルジックな雰囲気たっぷりのピアノやクリアーなトーンを使った幽玄な叙情がケベックのバンドならではの個性を感じさせる。各メンバーが曲を書いており、中でも、MICHEL ST-PERE の「CROSSROADS」はメランコリックな泣きのギターが炸裂する彼らしいドラマチックなプログレッシヴ・サウンドとなっている。ヴォーカル・パートに重きを置き、ハードなオルガンやネオプログレ系のサウンドも取り入れた、今までとは違う事をやりたかったという彼らが到達した新境地。デジパック仕様。 CANADA
BS-19284 FROST / Life In The Wires - Limited Edition 2CD \4200
 <3面開き紙ジャケット仕様/限定盤> ストーリー性のある大作となった2枚組コンセプト・アルバム。前作「DAY AND AGE」の続編となる2024年新作5th。地層のように幾重にも重ねられていく緻密なアレンジで、スリリングかつ圧倒的なプレイで迫るサウンドは彼らの真骨頂! 変拍子も用いたテクニカルな怒涛の展開の中にもふと見せる陰りを帯びたジェントリーな英国叙情、ハートフルなヴォーカルも含め、その緩急も素晴らしい。また、センセーショナルなデビュー・アルバム「MILLIONTOWN (2006)」のパートを巧みに織り込んだ15分に及ぶタイトル曲にはファンも感涙。ジェム・ゴドフリー、ジョン・ミッチェル、ネイサン・キングの3人に、クレイグ・ブランデルが復帰し黄金のラインナップが復活した。まさに別格と言える圧巻のサウンドが広がる。 UK
BS-19283 MAREK ARNOLD'S ARTROCK PROJECT / The Triple EP Collection - Limited Edition CD \3200
 2曲のアルバム・ヴァージョンを除き全曲が初CD収録曲。今のドイツのプログレ・シーンで欠かせない存在となった、管楽器奏者でマルチプレイヤーのMAREK ARNOLDが2023年にデビュー・アルバムをリリースしたプロジェクト。新曲2曲と、女性ヴォーカリストMELANIE MAUがメインを取った「STAY」など、アルバム収録曲と各曲の別ヴァージョンを収録したダウンロードのみだった3枚のEPの音源、フィンランドのプログレッシヴ・フュージョン・プレイヤーRIITALAとの共演曲のダウンロード・シングルを収録した14曲入り78分。本作の為に録音した新曲 (13曲目)は女性ヴォーカリストANNEMARIE SCHMIDTが歌う美しいバラード。ラストを飾るもうひとつの新曲は、KAIPA/RITUALのヴォーカリストPATRIK LUNDSTROM、美声女性ヴォーカリストJANA POCHE、キーボードにANTONY KALUGIN、ギターにMARTIN SCHNELLAらを迎えた、アルバム収録「BERLIN 2049」の続編となっている。 GERMANY
BS-19282 VESILINJA / Merkurius CD \3600
 キャメルらの英国プログレに、ウィグワムら自国のバンドの影響も持つシンフォ・バンドが浮上。最新の3作目となる2024年作。フィンランド語の郷愁を誘うメロディアスなヴォーカルをフィーチャーし、ハモンド、ムーグ、ローズ、メロトロンといったヴィンテージ・キーボードとサックスやフルートやクラリネットらの管楽器とエレクトリック・ギター、さらに12弦やクラシック・ギターも交える6人編成ならではのアンサンブルで聴かせる温かみのあるサウンドがなんとも染み入る。22分越え組曲のラストはファンタジックな前半から一転、ハモンドが唸り、カンタベリー・テイストのギターが先導するテクニカルでかつ夢想的な傑出ナンバーとなっている。加えて、ジャズやフォークのエッセンスも交えたフィンランド独特の完成度の高い1枚だ。3面開き紙ジャケット自主盤。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 FINLAND
BS-19281 VESILINJA / Myrskyn Keskella CD \3600
 キャメル、ジェネシスらに、ウィグワムやハイカラやタブラ・ラサら自国のバンドの影響も持つシンフォ・バンドが浮上。2022年作2ndも同時初入荷。12弦のきらきらとしたアコースティック・アンサンブルで幕を開け、ハモンドや小気味良いギターにフィンランド語のメロディアスなヴォーカルが合わさり、バーデンス風のシンセとラティマー風のフルートが奏でられ、プログレッシヴなサックスも加わった70年代ヴィンテージそのもののサウンドを展開。イエスの影響も語る彼らだが、数人がヴォーカルを取れ、コーラスも配したテクニカルな6曲目などまさにイエスを自分達のカラーに落とし込んだ好ナンバーだろう。ラストはこれまたフィンランド然としたシンフォニック・ジャズ・ロックとなっている。3面開き紙ジャケット自主盤。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 FINLAND
BS-19279 MAURO MONTOBBIO / Scattered Memories CD \3800
 ジェネシス、ハケット・ファン必聴となったNARROW PASSのリーダーのシンフォ・プロジェクト2024年作。NICK MAGNUSやIL TEMPIO DELLE CLESSIDREのELISA MONTALDOを始め、バンドメイトら10人以上のメンバーが参加。美声を含む男女ヴォーカルの伊&英語で歌われ、メロディアスに走り出すオープニングなどキャメルも思わせ、甘美でドラマチックで、ピアノやアコギなど胸キュンとなる叙情をたっぷりと織り交ぜた正統派のサウンドを展開。ハートフルなギターと伸びやかなシンセが晴れて澄んだ大空を駆けるような様に感動を覚える。ナイロン・ギターとフルートが奏でられる中盤など、もう侍祭の旅といったところだが、NICK MAGNUSのオーケストレーションと混声合唱団アレンジが効いたナンバーではローマ帝国さながらの壮大でクラシカルなイタリア色も。見開き紙ジャケット自主盤CDR。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 ITALY
BS-19278 PHILHELMON / Into The Mist Of Time - Limited Edition CD \3300
 ドラマチックでプログレ然としたオープニングからスタートするコンセプト・アルバム。マルチ・プレイヤーのHENK BOLが中心となり、 国内外から多数のミュージシャンを集め、女性ヴォーカルも含む総勢20人にて繰り広げる、シンフォニック・ロック・プロジェクトの2024年新作3rd。キャッチーでモダンな作風となっているが、随所にエモーショナルなギターをフィーチャーしており、メロトロンも導入した3曲目、カヤック風メロディがオランダならではと言える8曲目、イタリア人キーボーディストALESSANDRO BERTONIのプレイも光る、禿山の一夜をイメージさせるような曲調と泣きを効かせた9曲目、そして10曲目ではオーケストレーションとフルートが美しい叙情を奏でる。2曲目でシンセ・ソロを披露するカヤックのTON SCHERPENZEEL、10曲目&11曲目でのピアノ、オーケストレーションを手掛けたFINCHのキーボーディストCLEEM DETERMEIJER、KNIGHT AREAのギタリストMARK BOGERTらが参加。3部作の最終章。3面開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19277 SOLARIS / The Martian Chronicles III - I or A.I. 2CD \4200
 遂に2枚組の壮絶な内容で完成した火星年代記の続編III-2024年作。ハリウッド級のスペクタクルで壮大なサウンドに仕上がっており、ERDESZ ROBERTやKOLLAR ATTILAらのオリジナル・メンバーに若手のギタリストらを加えた8人の本隊と、ヴァイオリン、チェロ、コーラスら総勢13人が参加。ソラリスのエッセンスをすべてつぎ込み、3つの組曲からなる想像を超えた圧巻のシンフォニック・ロックを前人未踏のスケールで構築。エモーショナルなヴィンテージ・シンセと七変化する哀愁のギター、主役を張るフルート&リリカルなリコーダー、かつてない激しいオルガン、男女ヴォーカルやコーラスもエキゾチックに加わり、生打楽器と響き合う巨大なヴァーチャル・パーカッションを交え、AIと未来をテーマに、空想世界のサスペンスを奥深く描き出している。アコギやピアノやヴァイオリンの叙情性など、いわゆる引きの生のしたたる美しさが全体のリアリティを押し上げ、コンチェルト・グロッソ風のクラシカルさも激烈なディスク1に加え、AIとの共存をヘヴィかつ夢想的に描いたディスク2は正に孤高。4面開きデジパック自主盤。 HUNGARY
BS-19183 OMEGA / Babylon + Kisstadion 1987 2CD+BOOK BOX \6500
 再入荷。<2024年リマスター&6曲ボーナス+ライヴ+ブック> 当時のオメガのラスト・アルバムとなった13作目の87年作。前作のヒットを受けハードなキャッチーさとエキゾチックなエレ・ポップが融合したサウンドに、2曲目、5曲目、7曲目のような切々と東欧然としたバラードも交え収録。ドラムスの派手なデジリヴァーブやギターシンセにCP-80などこの年代の音色が印象的だが、宗教や哲学をテーマにしているという。ゲストのサックスが目新しい。ボーナスとして前作と本作から選曲された未発の英語アルバム「The Dark Side Of The Earth」から6曲入り。また、本ボックスのみのリリースとなるディスク2には25周年を記念して87年9月に行われたライヴから初出の12曲収録。残存するテープから編集されたもので、当時の最後のライヴとされる。さらに本ボックスには64ページのフォト集がセットになっている。ハンガリーでの限定生産品! HUNGARY
BS-19272 ACTIONFREDAG / Turist I Eget Liv - Expanded Edition CD \3600
 北欧然としたジャズ・ロックをカンタベリー・テイストを漂わせテクニカルに聴かせる注目のデビュー作。現在のノルウェーのプログレ・シーンを賑わせているTUSMORKE、JORDSJO、MEER、PANZERPAPPA、そしてTHE CHRONICLES OF FATHER ROBINらのメンバーも加わっているクールでかつエネルギッシュな気鋭作で、ノルウェー語&英語で歌われる男女ヴォーカルをフィーチャーし、キーボード、ギター、フレットレスベースらに、クラリネット、フルート、サックス、ハープ、絶品の美旋律を聴かせるヴァイオリンを曲によって配し、エレピのモダンな輝きも効いたサウンドを展開。メロディアスなイントロから北欧的な広がりを見せるラストなどシンフォ色もあり、ぜひ、の好作となっている。アナログと配信のみだった2023年作にボーナスを1曲加え初CD化された2024年盤。このなんとも北欧っぽいジャケットも最高です! 見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19264 ALPHATAURUS / 2084 Viaggio Nel Nulla CD \3300
 まさにレジェンドそのものと言ったサウンドと風格のある伊ヴォーカルで聴かせる2024年作。うなるシンセ、ワイルドなオルガン、したたるピアノ、差し込むストリングス等、キーボードとアンサンブル型のギターが重厚なラビリンスを複雑に構築。前半はややダークでモダン、そしてキャッチーさを見せるも、中盤では豪快かつテクニカルな畳み掛けに繊細な叙情もアコースティックに加え、このバンド特有の空が一気に晴れる壮大なドラマがイタリア然と展開される。フルートやメロトロン系も効果的に配され、ラストではオーボエも加わったオーケストレーションが優雅に広がり、ヴォーカルを哀愁に染めるバンド史上最もクラシカルなナンバーとなっている。伊ファン必聴作!3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19265 WEATHER SYSTEMS / Ocean Without A Shore CD \3600
 アナセマを率いたマルチ・プレイヤーのDANIEL CAVANAGHと、ドラマーの DANIEL CARDOSOによる、アナセマの活動休止後初となる新バンドの2024年デビュー・アルバムが遂に誕生した。ほとんどがアナセマのセッション中に構想されたという楽曲で、ヘヴィなギターをダイナミックにフィーチャーしつつも、特有の哀愁と陰影を帯びたサウンドとなっており、エレガントで美しいオーケストレーションを取り入れ、ドラマチックに聴かせる。ソロを取る美声女性ヴォーカリストらも華を添え、DANIEL CAVANAが、ヴォーカル、ピアノ、キーボード、アコ&エレクトリック・ギター、ベース、プログラミングを手掛ける、彼の枯れることのない一流の才能と感性を余すことなく見せつける、一級品。スタイルは違うが、その「孤高の美学」はマイク・オールドフィールドに通じるところも。アナセマ・ファンはもちろん、英国シンフォ・ファンにもおすすめの注目作。デジパック仕様。 UK
BS-19232 ANUBIS / The Unforgivable CD \3800
 再入荷。<メンバー直筆サイン入り> 今や人気シンフォ・バンドのひとつとなった彼らの2024年作。なんと言ってもオセアニアならではの広大な哀愁が魅力で、自然へ解き放たれるドラマチックさに引き込まれていく。訴えかけるような感情のこもったヴォーカル、メロディアスなエモーショナルさを湛えつつややハードにもなったギター、神秘的な光景を沸き立たせ溶け合うハモンド、ムーグ、アープ、ピアノ、ソリーナ、メロトロンらのキーボードなどいつもながら傑出しているが、初期の原点にも戻り、時間を掛けてセッションを繰り返し作り上げられた切れ目のない45分の完全なトータル・アルバムとなった。泣きがこれでもかとあふれだす感動的なラスト。南十字星に想いを馳せる情景が壮大に浮かび上がる。見開き紙ジャケット。 AUSTRALIA
BS-19192 MEER / Wheels Within Wheels CD \3600
 再入荷。ノルウェーのシンフォ・バンドの2024年新作3rd。エレクトリックに、ヴァイオリン、ヴィオラも加えた8人編成のバンドで、飛翔し高鳴るストリングスが随所でその色彩を美しく放つ。コーラスを加えた壮大なスケール感のあるドラマ性の中にも、北欧幻想が宿るドリーミィさも持ち合わせた、目まぐるしく多彩なアレンジが素晴らしい。各メンバーの演奏テクニックも申し分なく、また、ソロでも通用しそうな少しハスキーな魅惑の女性ヴォーカルと、柔らかで叙情的な男性ヴォーカル、どちらも非常に魅力的で惹きつけられる。唯一無二のサウンドを誇る、インテリジェント・ポップとシンフォ・プログレのダイナミックな融合。一級品。 NORWAY
BS-19270 ACTITUD MODULADA / II CD \3300
 2019年の2ndアルバムも新作と同時初入荷。当時バンドがコンサートのみで少数自主販売した2ndアルバムが、新作と同時に正式にCD発売となった。ペルーを代表するシンフォ・バンドFRAGILのTAVO CASTILLO、ex.FLOR DE LOTO/ex.KHARMINA BURANNAのキーボーディストらで結成され、2018年のデビュー・アルバムで注目された。幻想的なシンセとピアノがリリカルに響き、甘美なギター、強力なリズム、そして、バンドの特徴でもあるTAVOの妖しくもロマンチックなフルートが随所で光り、テクニカルなプログレッシヴ性を軸に、ジャズ・ロック、シンフォニック・ロックを巧みなプレイで聴かせる。南米ならではのサウンドの中にも、ジェネシスを思わせるところも。叙情的で歌心のあるスペイン語の歌詞と、インスト曲も含む全6曲。見開き紙ジャケット仕様。 PERU
BS-19269 ALIANTE / Anime Invisibili CD \3700
 イタリアらしいカラフルで美しいシンフォへ変貌した2024年作。前作でキーボーディストが交代し(TEODICEAを結成)、新任キーボーディストとギタリストも加わった4人編成になった彼ら。最初はジェネシスやキャメルあたりも感じさせるも、朝焼けとも夕焼けともとれる哀愁を帯びた空をメロウに滑走するイメージは時にイル・ヴォーロも思わせ、たおやかな地中海色も漂い、イタリア特有の飛翔のロマンチックさを湛える。フルートもフィーチャーし、全編インストではあるものの、キーボーディストの特にハイセンスなシンセやエレピと終始メロウな歌心いっぱいのギターが織り成す世界へ溶け込んでいく。砂漠の夜と題された切なさを伴うラストでは、またキャメル・ビューへ。300枚限定盤。 ITALY
BS-19268 TEODICEA / Il Mondo Esausto CD \3800
 初期ALIANTEでワイルドな弾き倒しで迫っていた初代キーボーディストが新たに結成したキーボード・トリオの2024年デビュー作。カッコいい鳴りのプログレッシヴなオルガンやムーグ系のシンセをフィーチャーし、攻撃的なスタイルで迫りつつ、インストながらヴォーカル・メロのような歌心があり、深く哀愁を帯びたメランコリックな雰囲気をピアノが奏でる4曲目や、月夜のロマンチックさを優しく湛える5曲目、切ない詩情が立ち込め泣きの展開を見せる7曲目等、シンフォ色が強く、8曲目ではバンコっ!と叫びたくなるリフからアルファタウラスの如くドラマチックな展開へ。そしてオルガンの猛攻。ラストはロカンダ・デッレ・ファーテの妖精が浮かび上がり、ノスタルジックな感動を覚える。まさに全編イタリア。 ITALY
BS-19266 GRUPPO AUTONOMO SUONATORI / Live in Mexico City 2023 CD \3700
 <メキシコ・オンリー300枚限定盤> 70年代にはオルメのカヴァーを得意としていたミュージシャンが当時の仲間や若手らと97年に結成したヴィンテージ派シンフォ・バンドの2023年メキシコでのライヴを収録した2024年限定盤。21年デビュー作の曲を中心に未発表を3曲加えたセットリスト。本ライヴではオリジナル・メンバーの伊語ヴォーカル(&ベース/ギター)に、新たなキーボード(&ヴォーカル)、ドラムスのトリオ編成となっており、アルバム未収の4曲目や5曲目などストリングスのクラシカルさやオルガンのプログレッシヴな弾き倒しにて、よりコアなイタリアン・プログレを演奏している。アルバム同様に教会に佇んでいるような厳かなラストが感動的。正に70年代直系と言えるのでは。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19115 MONA LISA / Vers Demain CD \2800
 <ラスト・ストック> 超入手困難盤になっている彼らの79年リリースの5th。ジャケットのイメージとヴォーカリストの脱退などメンバー・チェンジにより別バンドのように扱われたリリース当時だったが、テクニカルに畳み掛ける1曲目からインパクト十分で、長尺曲は聴けないものの、ジェネシスのようにニュー・ヴォーカリストに見事に転身した初期のドラマーとサウンドの色彩を決定付けていたオリジナル・キーボーディストの存在(本作ではギターも担当)により、タイトル曲を始め2つのインスト・ナンバーを含むシアトリカルなモナリザ・カラーを湛えつつ、タイトかつ技巧的に洗練された、今となっては外せない必聴作となっている。アルバム未収のボーナス3曲入り。 FRANCE
 
 号外フリー・ペーパー / ストレンジ・デイズ第6号

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 記事;
 *ディスク・レビュー (フォーカス、フラワー・キングス etc)
 *PAPER SLEEVE COLLECTION (ルーチョ・バッティスティ6作品)
 *PAPER SLEEVE COLLECTION (ヘンリー・カウ、イタリアン・ロック)
 *イエスBBC音源、ジョン・アンダーソン新作
 *湾岸レコード・フェア
 等

BS-19263 PAVLOV'S DOG / Essential Recordings 1974-2018 5CD BOX \11000
 <50周年記念ボックス> 今年で50周年を迎え、記念ツアーや新作リリースの予定もある彼らの、デビュー・アルバムから2018年までの5枚のスタジオ作を収録したボックス。メロトロン・ファン必聴アイテムとしても知られるシンフォ・バンドで、名盤1stは、メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、クラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、哀愁を帯びたドラマ性、テクニカルな演奏が一体となった独自のスタイルで聴かせる。2ndは、ビル・ブルーフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでも知られ、ストリングスとメロトロンの絶妙なハーモニー、ラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる1stと甲乙付け難い名作。CD3は、ヴォーカリストとキーボーディスト以外のメンバー・チェンジを経て90年に突如リリースした4作目。キャッチーなノリの当時のヒット路線そのものと言えるサウンド。ボーナス8曲は1990/2005/2006年のライヴ音源。CD4は、77年に録音されお蔵入りになっていた幻の3rdアルバム。2ndの延長上にあるメロディアスなサウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとよりストレートな印象を受けるが、特にファンタジック香る8曲目などは美しく叙情的。ボーナス8曲は2011/2012年のライヴ音源と別ヴァージョン。CD5は、2018年作で、まさにファンの期待を裏切らない出来。情感豊かなヴァイオリンを全編にフィーチャーし、一度聴いたら忘れないあのスタイルで聴かせるデヴィッド・サーカンプの悲哀を帯びながらも温かみを感じさせるヴォーカルで織り成す、哀愁と叙情で聴かせる感動の円熟作。2024年リマスター盤。各紙ジャケット収納。
CD1:PAMPERED MENIAL (1974)
CD2:AT THE SOUND OF THE BELL (1976)
CD3:LOST IN AMERICA (1990) +8 LIVE BONUS
CD4:HAS ANYONE HERE SEEN SIGFRIED?(1977) +8 BONUS
CD5:PRODIGAL DREAMER (2018)
USA
BS-19262 DILEMMA / The Purpose Paradox - Deluxe Edition 2CD \3800
 <デラックス・エディション/2枚組> オランダのシンフォ・バンドの2024年新作3rd。ディスク1には本編を、ディスク2にはインスト・ヴァージョンを収録。オランダらしいキャッチーでモダンなメロディにハード・エッジを効かせた、ソリッドでテクニカルなサウンドをダイナミックに展開する、コンセプト・アルバム。華麗でヘヴィな速弾きギターもフィーチャーされるが、オリジナル・キーボーディストのシンセ、ピアノのプレイが随所で光り、プログレの軸からブレずにサウンドを束ねている。そして、バラードも美しい。ゲスト参加の、ジャズ系敏腕ギタリストMARK LETTIERIや、DEREK SHERINIANのハモンドも聴ける。95年にSI MUSIC(当時日本盤もリリースされた)から、当時唯一作をリリースし、2018年に復活したバンドの、ベテランらしい堂々たる作品。3面開きデジパック仕様。 HOLLAND
BS-19261 LESOIR / Push Back The Horizon CD \3600
 透明感のある伸びやかな美声女性ヴォーカルをフィーチャーした5人組シンフォ・バンドの2024年新作。バンド史上最もメロディアスな作風となっており、オランダならではのキャッチーで優美なメロディと、メランコリックな叙情で織り成す。エモーショナルかつラウドするツイン・ギターや、グルーヴィーなリズム・セクション、プログラミング、女性ヴォーカリストが奏でるフルートやピアノ、そして、生のストリングスも加え、サウンドに深みと広がりを持たせている。人類が直面する集団的な挑戦と、限界を押し広げるポジティブなエネルギーを引き出す「希望の光」にインスパイアされたアルバム。同国のTHE GATHERING辺りに通じるところも。3面開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19260 HAVEN OF ECHOES / Memento Vivere CD \3800
 ドイツの人気シンフォ・バンドだったFREQUENCY DRIFTの中心人物でマルチプレイヤーのANDREAS HACKと、柔らかく多彩な声を使い分けイマジネーションを掻き立てるイギリス人ヴォーカリスト、パーカッシヴなドラマー、バンドメイトのハープ奏者NERISSA SCHWARらによる2024年新作2nd。時にヘヴィな様相も見せるエレクトリック・ギター、ピアノ、シンセ、そして、NERISSAが弾くエレクトリック・ハープで綴る、シネマティックかつ、メランコリックなサウンドに様々な色彩を重ねていく。人生に於ける無常や運命をテーマにしたコンセプト・アルバム。THE PINEAPPLE THIEFを思わせるところも。デジパック仕様。自主盤。 GERMANY
BS-19198 TIBET / Porta Westfalica 1975 CD \4200
 再入荷。79年の名作シンフォ・アルバムが知られ、76年にはオルガンとメロディアスなヴォーカルが印象的なシングルを1枚リリースしている彼らの75年にバルクハウゼンのゲーテ野外ステージで収録された未発ライヴ。全7曲入りで1曲以外は初出ナンバーとなっている。ギター、キーボード、ベース、ドラムスの4人編成で、オルガン、エレピ、クラヴィ、シンセのキーボードとメロウなギターがリズムに乗ってテーマやソロを繰り広げるインストとなっており、ドイツによくあるタイプでハードさは無く、マイナー調が続くあたり中部ヨーロッパのロマンも感じさせ、後のアルバムや同年代のノヴァリスを思わせるところも。バロックン・ロールと題された6曲目はクラシカル・ロック。プロ録音テープをEROCがリマスターしている。 GERMANY
BS-19258 STUCKFISH / IV CD \3200
 英国叙情の中にキャッチーなメロディを交えたモダンなサウンドで聴かせるメロディック・シンフォ・バンドの2024年新作4th。メロディスで伸びやかなギターをフィーチャーし、哀愁を帯び、時に高らかに歌い上げるヴォーカル、そして、新キーボーディストを迎え、シンセ、ピアノ、オルガン等のキーボード・パートもより充実し、陰影のあるサウンドとスケール感のあるプレイで聴かせる。管弦楽をフィーチャーしたシネマティックな曲想も含み、アコースティック・ギターや、ヴォーカル・ハーモニーの多用、長尺曲を取り入れるなど、バンドにとって初めての試みとして、様々なアイデアを持ち寄ったとういう意欲作。自主盤の2ndで、フォーカスのTHIJS VAN LEER をゲストに迎え注目を集めた。デジパック仕様。 UK
BS-19256 STACKRIDGE / Lost And Found - The Reunion Years 1999-2015 4CD BOX \6500
 <4枚組・限定ボックス> 再結成後のスタジオ作とライヴ音源を収録したボックス。CD1は、「MR.MICK」から23年を経てリリースされた当時の話題作。ストリングスを導入した英国調のアレンジも優雅で、あの70年代の彼らの感性を甦らせたかのようなハートフルなサウンドが広がる。CD2は、前作から10年振りにリリースされた09年新作。ANDY DAVIS、JAMES WARRENらオリジナル・メンバーを中心に、女性ヴァイオリニスト2人(&バッキング・ヴォーカルも光る)や、ドラムス、キーボードを加えた8人編成で、英国風の美旋律ポップをメロディアスに聴かせる。遊び心も満載の愛すべき1枚。CD3&4は、2015年に最後のツアーとして行われた「FINAL BOW TOUR」から、12月の地元ブリストルでの公演を収録した2枚組ライヴ音源。これでしか聴けない新曲「OVER THE HORIZON」からスタートし、初期の5作品からの曲や、再結成後のアルバムからの曲を演奏した全22曲を収録。長い歴史に思いを馳せる感慨深いファイナル・ライヴ盤。ボーナス・トラック12曲追加収録(レア・シングル、EPの曲、デモ音源等)。各紙ジャケット収納。
CD1:SOMETHING FOR THE WEEKEND +8 BONUS (1999)
CD2:A VICTORY FOR COMMON SENSE +4 BONUS (2009)
CD3&CD4:THE FINAL BOW, BRISTOL 2015
UK
BS-19255 BLACKSMITH TALES / The Pathway To Hamlet's Mill CD \3800
 ジェネシスに影響を受けたキーボーディストによるシンフォニック・ロック・プロジェクトの2024年作。壮大でドラマチックなスケールを冒頭から感じさせる力作で、しなり分厚く鳴りまくるムーグや荘厳なハモンドに加え、イタリアのバンドらしいピアノやハープシコードらのキーボード群とヘヴィな重厚感を漲らせるギターに、ヴァイオリンやフルートもリリカルに配し、男女ヴォーカル&コーラスと強靭なリズム・セクションが一体となり、怒涛の如く押し寄せてくる圧巻の内容だ。神話、古代人の知識、時間の永続といったものをテーマにキャッチーに進行していくも、管弦楽のクラシカルな導入や予期出来ない展開などイタリアならではの場面も十分。最近リリースは無いが同国のDORACORに近い。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19254 ODESSA / Stazione Getsemani XXV CD \3600
 イタリア然としたヘヴィ・シンフォの99年の名作をリアレンジし現在のメンバーで新録した、もう新作といっても過言ではないほどヴァージョン・アップした2024年作。彼らのデビュー作で、アレンジだけでなくタイムも拡張し、楽器のアップグレードな充実と共に時間を掛けて録音。パッションほとばしる伊語ヴォーカル、ハードなキレが増しジャージィさも巧みなオルガンやクラシカルな気品のピアノにリリカルなフルート、終盤ではメロトロンなどヴィンテージ感を持ちつつ、鮮烈なシンセや新たなギタリストのカラーなど21世紀プログ色も交えた融合はかなりのインパクトで、時にデメトリオ・ストラトスへのリスペクトもありアレア風のアラビックさも加えられ、また、ラストはどこか初期バンコの哀愁を感じさせる。RDMのコンタミからとトリップのカヴァーを収録。伊ファンは外せない1枚となった。 ITALY
BS-19253 MASA CRITICA / Lunatico CD \3600
 リリース当時話題となったシンフォ・バンドLA GORGONA/ALGEBRA LINEALのギタリストでマルチプレイヤーJAMIE GARCIA MARESによるプロジェクトの2024年新作3rd。伸びやかなエレクトリック・ギターや美しい6&12弦、ナイロン・ギター等を多彩に使い分け、リリカルなフルートの調べや幻想的なシンセも駆使したメロディアスなシンフォニック・ロック作。リズムセクションも加えたバンドスタイルで、スペイン語の男女ヴォーカルを迎え、美声女性ヴォーカル、哀愁を帯びた叙情的な男性ヴォーカルのそれぞれがリード・ヴォーカルを取る。インスト曲も含み、全体を通してプログレの軸から外れる事無く構成されていて、アレンジ面でもブラッシュアップされ彼の才能が隅々にまで発揮されている。見開き紙ジャケット仕様。 MEXICO
BS-19252 ALGEBRA LINEAL / Esperanza En El Futuro CD \3600
 邪悪さを纏ったメキシカン・イタリアン・ロックとでも言えるヘヴィ・シンフォを聴かせる2024年新作3rd。フルートやオルガンを効かせたダークな骨太サウンドは70年代のイタリアン・プログレへのリスペクトを感じさせ、現代音楽風のピアノやシンセも用い、泣きを含んだギターをフィーチャーし、哀愁を纏ったヴォーカルも豊かな叙情を醸し出す。オープニングはオルメを思わせるところもあり、また、タイトル曲ではヒープのジプシーそっくりのフレーズが飛び出す。ドラマーでマルチプレイヤーのGABRIEL MARTINEZを中心に、JAMIE GARCIA MARESら4名のギタリストや女性ヴォーカリストらをゲストに迎えバンドスタイルにて聴かせる、パンドラの箱にインスパイアされたコンセプト・アルバム。ボーナス1曲追加。見開き紙ジャケット仕様。 MEXICO
BS-19173 ATILA / Encarnasio CD \3300
 再入荷。エキゾチックなスペイン色に染まった、まさにこれぞスパニッシュ・シンフォと言える2024年作。46年振りの新作で、オープニングに見られる邪悪さを始め、幻想色を交え濃密に絡み合うキーボードやギターの妖し気なアンサンブルは名作3rd「Reviure」を彷彿させるもので、強力なリズム・セクションと妖艶な女性ヴォーカルを含むスペイン語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、まるでタイム・トンネルでつながっているかのようなヴィンテージ色の作品に仕上がっている。80年代、解散直前まで試行錯誤していた当時の未発表曲3曲など全盛期の面影そのもので、奇怪で緻密なサウンドにゾクゾクさせられる。また、新曲も良く、狂おしい哀愁を交えたジャズ・ロック・タッチのものもあり、ゲスト参加のGUADALQUIVIRのギタリストのプレイが光る。伝統的なスパニッシュ・ロックの名盤がまたひとつ生まれた。3面開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19251 INFRINGEMENT / Black Science And White Lies CD \3800
 キャメル愛好のWINDMILLのギタリストらが結成したバンドの2024年作。マリリオンやペンドラゴンの影響を語る5人組で、20分越えの組曲2曲で構成された意味深いコンセプトの力作だ。ヘヴィなギターやプログレッシヴなオルガンが渦巻くヴィンテージ・シンフォと、アコギやソフトなシンセが描く叙情のネオ・プログレ的な要素がミックスされた独特の眺めを持つ。切々とした泣きが立ち込める狂おしい1曲目も強力だが、幽玄なコーラスで幕を開け、甘美なギターとシンセがテーマを奏で続ける2曲目は特筆の傑出必聴ナンバーで、危うい美しさを漂わせ、ずっと聴いていたいメロディックなサウンドがスリリングさを伴いリリカルかつ豪快に展開される。クラシカルなオーケストレーションが効く中盤、緊張感から解き放たれるジェネシスも思わせるドラマチックなラストなどシンフォの超王道と言えるだろう。デジパック。 NORWAY
BS-19249 PURE REASON REVOLUTION / Coming Up To Consciousness CD \3500
 2024年新作。男女ヴォーカルによる4人編成のバンドで、ポップとシンフォ・プログレを融合させた独自のスタイルで聴かせる。本作では、フロイドの影響を持ち込み、今までとは違う方向性も垣間見せている。オルタナ系をベースに、ヘヴィーなギター、ドリーミィなシンセ、メロディアスなヴォーカル、幻想的なメロディも取り入れた、シネマティックでメランコリックな波動が美しく広がる。また、静謐な空間に流れ出すピアノの音色も効果的で、英国のバンドならではの美的感覚に満ちている。同国のシンフォ・バンドTHE PINEAPPLE THIEFのBRUCE SOORD(ギター)と、JON SYKES(ベース)らがゲスト参加している事でもサウンドの方向性を感じさせる。 UK
BS-19248 IAN GOTHE & FERNANDO PERDOMO / Never Let Go - A Tribute To Camel CD \3800
 ヨーロッパとアジアとの間にあるコーカサス山岳にあるアルメニアのギタリストでフルートも聴かせるIAN GOTHEとDAVE KERZNER BANDのメンバーが制作したキャメル・トリビュート2024年作。オルガンやギターのヴィンテージ感、決め手のフルート、遠くで鳴るメロトロン系、儚いアコギ、あのヴォーカル・スタイルなどオリジナルに忠実でありつつ、細かなアディショナル・アレンジも施し、デビュー作のオープニング・ナンバーのSLOW YOURSELF DOWNでは幽玄なアコースティック色に落し込むなど非常にクオリティーの高い内容となっている。そして、初期のキャメルにあった霧のもやがかかったような独特の雰囲気が再現されており、AIR BORNやSPIRIT OF THE WATERらムーンマッドネスの叙情美ひたたる名曲も感涙させる、キャメル・ファン必聴トリビュートとなっている。見開き紙ジャケット。
曲目:ANOTHER NIGHT、REFUGEE、SPIRIT OF THE WATER、PREPARATION、AIR BORN、NEVER LET GO、RHAYADER、SLOW YOURSELF DOWN、SANCTUARY、FRITHA、CITY LIFE
ARMENIA/USA
BS-19246 JEREMY HARMER / Idiosyncratics And Swallows' Wings CD \3600
 初CD化。69年に自主盤で99枚のみリリースされた知られざるメガ・レア・フォーク作。メランコリックで内省的なアンダーグラウンド・フォークで、彼のアコギとハートフルなヴォーカルに加え、TREES結成前のDAVID COSTAが数曲でギターを弾き「TUESDAY P.M.」では、共作にてサイケデリックな側面を描き出している。アコギをメインにしているが、エレクトリックな曲も含み、また、フルート、ヴィオラ、ベース、ドラムスのミニ・チェンバー・アンサンブルや、英国調のオーケストラ、厳かな女性コーラスを加えた曲もあり、BERT JANSCHや、WILL MALONEを思わせるところも。大学在学時に自主リリースし、当時関係者のみに販売したため市場に出回ることが無かった。現在は20万円以上で取引されている激レア物。 UK
BS-19245 DOM / Edge Of Time CD \3600
 72年リリースのギガレア作。ジャケットからはハード物を想像しがちだが、ピルツ系にも似た雰囲気の瞑想感のあるドリーミィな作風で、フルート、パーカッション、そしてパイプ・オルガン風に荘厳に流れるオルガン・トーンに印象付けられ、うつろなアシッド・テイストがあり、まさにツウ好み、コレクター好みのプログレ・ファンの心を捉えるのに充分な要素を持っている。ギター、ベース、ヴォイスに奇妙な電子音がミックスされ、初期フロイドの実験音楽を彷彿させる部分もあるものの、なんとも寂し気な孤立感が支配している。クラウト・ロックのようでそうじゃない独特の質感はドイツとハンガリーの混合メンバーによるものだろう。彼らの唯一作。23年振りのCD再発。リマスター。 GERMANY
BS-19156 EIVOR PALSDOTTIR / Enn - Limited Digipack CD \3700
 再入荷。当店でシンフォ・ファンにも圧倒的な人気を誇るフェローの女性ヴォーカリスト2024年作。ストリングス・カルテットを纏い星空に舞い上がるような1曲目に代表される壮大な作風となっており、スローなエレクトリック・ビートに溶け込む2曲目、アンビエント・ポップに高い声域を聴かせる3曲目、耽美なピアノと弦に木霊する4曲目、彼女の真骨頂と言えるダーク・ファンタジーに包まれる5曲目などなど、終盤ではヘヴィな異端曲から戦争で傷ついた母なる地球ガイヤと題されたラストへ展開し、天と地を動かし光へ手招きするかのような平和と抱擁の優しさに満ちた感動の出来となっている。フェローの詩人とのコラボによりフェロー語で歌われる本作もまた必聴傑作となった。デジパック限定盤。 FAROE
BS-19190 VALENTINA GIOVAGNINI / La Mia Natura 3CD \5200
 再入荷。なんという奇跡な再発。不思議音楽館VOL.7のガーデン・シェッド独自の特典として制作したプログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるイタリアの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選で選んだ内の1枚、ヴァレンティーナ・ジョヴァニーニの02年デビュー作をディスク1に、09年2ndと未発表曲集をディスク2とディスク3に収録した彼女の全音源を網羅するリマスター3枚組2024年盤。サンレモ02年の新人部門2位としてリリースされたデビュー作「CREATURA NUDA」はイタリア然とした情熱的な雰囲気、ハートせつないメロディーを歌い上げる歌唱力、高域でのセクシーさ、エレクトリックも多用した斬新さ、伝統的なオーケストレーション、そして最大の特徴であるケルト色が加わった傑作だった。その後、自動車事故で亡くなってしまうが、死後、作りかけていたニュー・アルバムへ向けて03年以降に録音されていた曲を編集し09年に2ndとして「L'AMORE NON HA FINE」がリリースされる。ポップな切なさを美しく歌い上げるこちらも名作だ。ディスク3に収録された未発表の6曲も素晴らしい。シャープでかつ哀愁が彩る歌声はラウラ・パウジーニも思わせる涙のメモリアル盤。シンフォ・ファンも必聴です。最先端リマスタリング技術採用。4面開き紙ジャケット限定盤。
収録アルバム
CD1:CREATURA NUDA (Remastered) 02年1st
CD2:L'AMORE NON HA FINE (Remastered) 09年2nd
CD3:RESPIRO (未発表曲集)
ITALY
BS-19242 RED SAND / Pain't Box CD \3300
 <初回入荷限定・メンバー直筆サイン入り> 甘美でハートフルに震えるギターを聴かせまくる叙情派シンフォの頂点に立った2024年作。ややダークなオープニングに新境地を感じさせ早くも興奮してしまう。曲想に溶け込む穏やかな歌声の新たなヴォーカリストを迎え、メロトロンを曇らせたような幽幻なストリングスや感動的なソロへ導く哀愁のアコギなどトータルな色合いがなんともノスタルジックで、痛快な走りとノリを見せながら、中盤はフロイド、終盤のオルガンはジェネシスを感じさせ、寄り添うメロウさから張り詰めたインパクトまで泣きのギターをすべて出し切った30分を越えるラスト等、1音1音心を込めて演奏される壮大な作風となった。本作で11作目だが、作品を追うごとに傑作の度合を越えていく彼ら。インスト・ナンバーも素晴らしく、朝もやの中の爽快さがたまらない。3面開き紙ジャケット自主盤。 CANADA
BS-19239 NICK MAGNUS / A Strange Inheritance CD \3500
 ハケット・バンドのキーボーディストの2024年新作。「映画のような航海に連れて行く」と自身が語る、優美なクラシカル性も取り入れたスケール感のあるシンフォニック・ロックで、18世紀のロンドンに於けるストーリーを重厚かつドラマチックに聴かせる美しいコンセプト・アルバムとなっている。ダークなイリュージョンと英国叙情はハケットのソロを思い起こさせる印象も。壮大なオーケストレーションを含むキーボード・プレイや、オルガン、ピアノ、そして、ゲストも多数迎えており、スティーヴ・ハケット(ハーモニカ)を筆頭に、今年新作が大注目されたギタリストJOHN GREENWOOD (UNITOPIA)の12弦&エレクトリック・ギターも光る。ラストは、また、ヴォーカル・パートには、自身の他、TONY PATTERSON (REGENESIS) 他、男女ヴォーカル&コーラスらが参加し、ラストは美声女性ヴォーカリストがリードを取る英国叙情あふれる美しい曲で幕を閉じる。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-19238 GRYPHON / Gryphon Live - A Sonic Tonic 2CD \3200
 バンド初のライヴ盤!2023年11月28日のケンブリッジ公演を中心にコンサート全編を収録した2枚組ライヴ盤。テクニカル、カンタベリー、クラシカル美を交えた、端正なアコースティック・アンサンブルを活かした英国ファンタジー香るサウンドで、インテリジェンスに聴かせる。1曲目は、バンドの名を冠した73年のファースト・アルバムの「KEMP'S JIG」からスタートし、往年のファン、そして聴衆を引き込んでいく。77年の「TREASON」以来41年振りの6作目となった2018年再結成作「REINVENTION」と、それに続く2020年作「GET OUT OF MY FATHER'S CAR!」の曲を中心に、1stから「THE ASTROLOGER」「THE UNQUIET GRAVE」、72年作から「RED QUEEN TO GRYPHON THREE」メドレー、そして、アンコールは再びファーストの「ESTAMPIE」で幕を閉じる。ブライアン・ガランド (BASSOON、RECORDER、KRUMHORN etc.) 、グレアム・テイラー (GUITER、VOCAL) 、デイヴ・オバール (DRUMS) のオリジナル・メンバー3人に、フルート、ヴァイオリン、ベースらを迎えた6人編成にて。3面開きデジパック仕様。 UK
BS-19237 MYTH OF LOGIC / Light At The End CD \3800
 70年代の英国プログレから影響を受け、ジェネシス、ELP、イエスをリスペクトし、かつマニアックに聴かせる2024年作。もはや孤高の存在となりつつ本作ではUKの影響も感じさせ、プログレッシヴなオルガン、ジョブソン風の強靭なムーグ系、クラシックの素養を感じさせる華麗なピアノらキーボードとメロウで翳りのあるヴォーカルを、芯のあるベースと共に変拍子に乗せ展開する手応えのある内容だ。CS-80を彷彿させる重厚なストリングスの鳴りも良く、メロディアスなギターも織り交ぜ、クリアーさを感じさせつつ影を潜ませた独特のカラーが支配。アメリカらしからぬストイックさにはヨーロッパの香りが立つ。ロマンチックに溶けていくラストまで、プログレ愛が満ちた1枚。デジパック自主盤CDR。 USA
BS-19130 FLIGHT / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。アメリカらしいバカテク・シンフォを繰り広げる技巧集団の75年作。ウェイクマン級のキーボードとトランペットをメインに目まぐるしくリズムが畳み掛け複雑に変化するプログレッシヴなインストにメロウなヴォーカルを融合させ、弾き倒しのギターやメロトロンっぽい音も配し、メジャー・リリースだったことが窺えるテクニカルな緻密さに華やかな光が当たるサウンドを構築。猛烈タム回しなど持続性も圧巻。ラストではELP風のノリも見せ、全編聴き応えのある力作となっている。待たれていたCD化と言えるだろう。リマスター。 USA
BS-19234 V.A. / Progressive Rock Side Of Five Moons Vol.4 CD \3300
 スペインの気鋭プログレ専門レーベルが企画した未発やライヴを含むレア音源集2024年盤。最近メンバーが当店へCDを持ってやって来た緻密なプログレッシヴ・ロックを聴かせるREGNA、唯一のアルバムが今も印象に残るHARNAKIS、アンダルシアの伝説のシンフォ・バンドのMANTRAらに加え、スペインらしい哀愁のヴィンテージ・サウンドを聴かせるBLUE MERROW、アルゼンチンのパブロ・エル・エンテラドールにも似たFRANC ALBIR、CD化が待たれるイタリア彷彿ヘヴィ・シンフォのULLS、ガリシアの陽光が眩しいサイケデリックなFUZZO、ATILAあたりを思わせる70年代に活動したCROMAの当時のデモ音源、バスクのミュージシャンも交じるPOW POW POWS、キング・クリムゾンとの対話と題されたシンフォ・デュオのJUAN VERON、エレクトリック・ミュージックのKOROIEV等、まったく知られていないバンドも多く含む、スペイン全土から集められた音源集VOL.4。スパニッシュ・ファン垂涎の内容だ。250枚限定3面開き紙ジャケット。
収録:BLUE MERROW(Live 2022)、FRANC ALBIR(1992)、MANTRA(1979)、ULLS(2019)、FUZZO(2019)、HARNAKIS(1990)、REGNA(2023)、CROMA(1979)、POW POW POWS(2014)、JUAN VERON(2020)、KOROIEV(2019)
SPAIN
BS-19227D TIGER MOTH TALES / Inside The Cocoon + Bonus DVD Live At Poppodium Boerderij 2024 CD+DVD(NTSC) \3500
 <10周年記念盤/ボーナスDVD付き2枚組> 今や英国シンフォ・シーンに欠かせない存在となった、マルチ・プレイヤーPETER JONESの未発表音源を収録したCDと2024年のライヴ映像の2枚組。CDには、セッション、ライヴ、リハーサル、インタビュー等を収録した「COCOON」制作の舞台裏を収めた77分収録のオーディオ・ドキュメンタリーとなっている。ボーナスDVDは、初出となる2024年にオランダで行われたアコースティック・ライヴで、TIGER MOTH TALESの曲とジェネシスのフェイヴァリット・ソングを含む全9曲を収録。さらにボーナスとして「COCOON」についてのインタビューや、新曲「RETURN TO CHIGWICK」のプロモ・ヴィデオも収録。卓越したプレイはもちろん、叙情的な歌声にも定評がある彼のジェネシスも是非聴いてみたいところ。月影染みます。見開き紙ジャケット仕様。
<DVD収録曲> 1.TURN IT ON AGAIN (GENESIS) / 2.FEELS ALRIGHT / 3.DANCING WITH THE MOONLIT KNIGHT (GENESIS)/ 4.THE CARPET CRAWLERS (GENESIS) / 5.THE LOCK KEEPER / 6.WE'LL REMEMBER / 7.HAROLD THE BARREL (GENESIS) / 8.RIPPLES (GENESIS) / 9.STILL ALIVE
UK
BS-19231 TUSMORKE / Dawn Of Oberon CD \3600
 美しく溶け合うフルートと深淵なメロトロン、メロディアスなヴォーカルとクラシカルなハーモニー等、イタリアのような幕開けの北欧シンフォ2024年作。キーボーディストらメンバー・チェンジがあり、前作でシンフォニック路線へ戻った彼らだが、よりファンタジックでリリカルな方向へ向かっている。ヴィンテージなオルガンやギターに加え、シンセや光したたるピアノはシンフォ正統派であり、英語ヴォーカル(一部ノルウェー語)と相まって時に英国シンフォも思わせる。本作では妖精王国の探検をコンセプトとし、このバンドならではの風変わりさを少し残しつつ、カンタベリー・テイストや森の神秘も織り交ぜ、彼らの作品の中で甘美なメルヘンすら感じさせる最もシンフォニックな内容となった。 NORWAY
BS-19200 LAUGHING STOCK / Shelter CD \3600
 再入荷。メロトロンやオルガンを幽幻に配し、ヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバ、フルートやトランペットも曲によってフィーチャーした、なんとも薄暗い北欧の幻想が絵画的に浮かび上がる2024年作。ナイーヴなヴォーカルを交え、ピアノやアコギの耽美な夢想と時にヘヴィなディストーション圧を交差させ、夕暮れの仄かな光が闇に消えていく逢魔が刻の哀愁を見せられる。パートによってはアンビエントが効いたポスト・フォークのようでもあり、パーカッションをドラムス的に用いながら、ナイロン・ギターや12弦などアコースティックの極めて美しい叙情性を引き出しつつ、シンフォニックな色彩を絶妙に加えたエレクトリックの融合。トータルに仕上げられたモダンな北欧美学に浸れる。TIM BOWNESS入りのボーナス収録。 NORWAY
BS-19226 DARK / Round The Edges-Definitive Edition CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨する1枚。ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なヴォーカルが織り成すめくるめくアンダー・グラウンド・ハード・サウンド。屈折したリフを持つナンバーからサバス級のヘヴィーなナンバーまで迫力と質量は充分。最近、英国にて原盤が何と500万円超えで売れたそう。アビイ・ロード・スタジオでリマスタリングされた決定版。2024年リマスター&オリジナルの激レア・カラー・ゲートフォールドを再現した見開き紙ジャケット仕様。オリジナル・ブックレットのレプリカ封入。320枚限定リリース。 UK
BS-19225 GREENFLY / Satan's Daughter CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。ヘヴィ・プログレ・アンダーグラウンド名盤のひとつと言われる、72年に録音された幻の作品で、狂気のリード・ギターと渦巻くオルガンが織り成すハード・プログレを聴かせるスコットランドのバンド。凝ったアレンジや、ベースのリフとパーカッションに乗せてソロが展開されるナンバーもあり、ハイトーン・ヴォーカルながら詩的な歌詞で綴り、そのコントラストが際立っている。WRITING ON THE WALLミーツBENT WINDといった雰囲気で、もしも当時VERTIGOからリリースされていたなら高額で取引きされたに違いない。70年代の英国ファン&コレクターは是非聴いておきたい1枚だ。オリジナル・マスターテープからの2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19224 MARVELOUS KID / After The Race CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。73年にダブリンで録音された未発表アルバム。サックス/フルート奏者を含む5人組のバンドで、バカテク・ギターとカンタベリー・オルガンをフィーチャーした、テクニカルかつシンフォニック系のプログレッシヴ・ロックを聴かせる。ハートフルなヴォーカルを交えたファンタジックな英国叙情も持ち合わせ、カンタベリーの幻影が美しくたなびき、フルートが映える15分を越える長尺曲がハイライト。70年代初頭にイギリス各地でライヴを行い、プログレ・フェスでのヘッドライナーや、スタックリッジやジェントル・ジャイアントのサポートも行った。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19223 AARDVARK / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。70年にBODKINで知られるWEST LABELにて、アセテートのみ(現存するのは2枚のみで50万円!)残されたメガ・レア盤。これまで誰も聴いた事が無かったという知られざる幻の作品。スコットランドのハイランド地方の人里離れた村に住んでいた、フォーク・ロック・バンドで、ギター、ベース、フルート、バグパイプ、ヴァイオリン、ヴォーカルのトリオ編成にて、ヒッピー感覚を交えた自作曲を聴かせる。トラッド色は無くオリジナリティを感じさせる正統派で、バグパイプで曲を繋いでいくところもスコティッシュ的。あのDECCAのアードバークとは全くの別バンド。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。各320枚限定リリース。 UK
BS-19218 SBB / Live Cuts - Arhus 1979 2CD \3200
 未発ライヴ・シリーズ「Live Cuts」第11弾。79年5月にデンマークは第2の都市オーフスで行われた当時のトリオ編成最後の公演を2枚組にて収録した2024年盤。まるでマルチで録音されたかのような音の良さで、アルバム「Follow My Dream」を中心に「Welcome」のドラマチックな2曲目などポリ・ムーグ&ミニ・ムーグが天下を取るシンフォニックな前半、即興ナンバーを中心としたテクニックが炸裂する後半、彼らならではの黄金比とも言える完成された圧巻のステージとなっている。速さ、キレ、輝き、絶頂期。そして東欧然とした嘆きのヴォーカルが切り込むように胸に染み入る。また、この時期としては意外にハードな演奏も見られ、直線を猛爆走するロックが強烈にカッコいい。リマスター。 POLAND
BS-19215 DELVING / All Paths Diverge CD \3800
 北欧のバンドに似たヘヴィ・プログレを聴かせる驚くべき破壊力を持ったプログレッシヴ・ロック・バンドへと変貌したELDERのギタリストであり、マルチ・ミュージシャンの2024年作。本作でも冷たい響きを持ったメロトロンをフィーチャーし、ギター、キーボード、ベース、ドラムスのヴィンテージ・グルーヴで圧倒するサウンドを繰り広げているが、眩しい色彩があり、シンセ・シーケンスを導入したファンタジックなスペーシィさや、ELDERをよりテクニカルにしたような構築を見せ、全体像として幻惑とハードな攻撃性が交差するドラマチックなシンフォを聴かせる力作となっている。曲中での変化や仕掛けが生み出すスリリングなサスペンスに引き込まれてしまう。高いスキルが光る内容だ。デジパック仕様・欧州プレス盤。 GERMANY
BS-19214 TROJKA / Strobemorke CD \3600
 独自の北欧カンタベリー・プログレをハイセンスで聴かせる2024年作。ノルウェー語で歌われるキーボード・トリオに本作ではギタリストが加入。テクニカルにアレンジされたエレピやシンセ、そしてオルガンにギターが芯を持って加わり、ポップなヴォーカル&コーラスを変拍子に乗せ、激しくヘヴィな膨張から優しいミドルテンポの叙情まで広フィールドにインテリジェンスなアルバム作りを見せている。メロディックさに一線を画す凝ったアンサンブルが絶妙に混じり、モダンながらもどこかノスタルジックな親しみ安さが染み、ダイナミックな成熟を感じさせる出来となっている。曲によってストリングス、サックス、フルートも配され、色彩も芳醇に。ラストも痛快! 5年振りの3作目。今の北欧必聴バンドのひとつ。 NORWAY
BS-19213 ANDY NIXON (FREEDOM TO GLIDE) / The Waterline CD \3600
 フロイド影響下の英国シンフォ・バンドFREEDOM TO GLIDEのギタリストの2024年デビュー作。バンドは一貫して反戦をテーマにしてきたが、ここではそれを離れ、海辺の漁師町で育ったという彼の海に纏わるテーマで綴る、プライベート感あふれる作品となっている。ハートフルなヴォーカルを効かせた、爽快感のあるシンフォニック・ロックとなっているが、アコギも美しく、また、ギルモア風のギターも健在で、やはりフロイドを感じさせるところも。そして、英国ならではのコンテンポラリーなドラマ性や特有の美的感覚は、母体バンドに近い印象も。シンセやオーケストレーションも含む自身のマルチプレイに加え、ゲストで女性ヴォーカリスト、ドラマー、BADFINGERのBOB JACKSONのハモンド・オルガンも聴ける。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19208 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza - 2024 Remix SACD \3980
 <CROATIA RECORDS 2024リミックス&リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> CDレイヤーにはオリジナルの24トラックからのリミックス、SACDにはハイレゾ・ステレオと5.1 サラウンド・ミックスを収録。79年にライヴを挟みリリースされた通算5作目。多くのファンが絶賛する彼らの最高作と言えるだろう。ハモンドがプログレッシヴなハード・ナンバーに加え、レコードの両面ラストではフィルハーモニー・オーケストラをフィーチャーし、旧ユーゴならではの胸が締め付けられる哀愁のド級シンフォニック・ナンバーが聴ける。特にラストは合唱団も加えたバンド1、2を争うドラマチックでシンフォニックなナンバーだ。リミックス音源はもう別物のようなアレンジの解像度とダイナミックな音質で、ドラムスの鳴りや、アコギやピアノの明確さなど、びっくり。また検閲でオフにされた歌詞が一部聴けるという。さらに、ジャケットは当時、レコード会社が難色を示し不可になった初案ヴァージョンを使用。何枚もお持ちの方も超必携盤です!ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。4面開き変形紙ジャケット&ゴールド・ディスク仕様。限定入荷。*現地で完売した為、売り切れ後の再入荷は未定となります。 BOSNIA-HERZEGOVINA
BS-19194 TAL NEUNDER / L'Albero Della Vita CD \4200
 再入荷。イタリアの今年の最大級とも言えるプログレッシヴ・ロック・バンドがメジャーからデビューした。1000セット限定でリリースされたオルメのLE ORME...And Friends 3CDボックスのディスク3に収録されていた大注目のバンドで、メロトロンとオーケストラが壮大に奏でられるあのボックス収録曲「Sirima」も収録の爆期待の1stアルバムである。ギター&ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラムスの4人によるヴィンテージ趣向の音作りで、ハイトーン気味の伊語で歌われ、重厚なハードさに夢想漂うアコースティック色も鮮烈に交え、シンフォ色をドラマチックに持たせた正にイタリアの70年代初期そのもののサウンドを豪快に聴かせる超大型新人だ。ライヴではジョルジョ・ピアッツァとPFMの曲を演奏したり、オルメのオープニング・アクトを務めるなど、すでに人気を確実なものにしている。2024年必聴作。 ITALY
BS-19164 MANEIGE / Live A L'Outremont 1979 CD \3600
 再入荷。一級のシンフォニック&ジャズ・ロックを聴かせる70年代のケベックを代表するバンドの、今回初出となる発掘ライヴ盤。78年4thアルバム「LIBRE SERVICE」発表後のカナディアン・ツアーから79年4月13日にモントリオールでのライヴを収録。「LIBRE SERVICE」からの曲を中心に、ラストに名盤「NI VENT...NI NOUVELLES」からも1曲、そして、アルバム未収録の未発表2曲(LA DEBARBOUILLETTE / MAX THE WHALE)を含む全7曲を収録。楽曲の拡張版のような流れの1曲目(未発表)からスタートし、長尺のドラム・ソロから未発表曲のMAX THE WHALEへと続く。ファンタジックなフルートや甘美なギターをフィーチャーした端正で美しい叙情と、構築的でテクニカルな演奏で織り成す、唯一無二のポテンシャルに興奮。2024年リリース。 CANADA
BS-19196 YANG / Rejoice! CD \3800
 クリムゾンに影響されたバンドのひとつ、SHYLOCKのギタリスト率いるバンドの2024年作。まさにギターはロバート・フリップを随所で思わせるも、本作では英語にフランス語を交え歌うドリーミィな女性ヴォーカルをフィーチャーし、ポリリズムを駆使した攻撃的でテクニカルなナンバーから、ロングトーンを配したヘヴィな変拍子ナンバー、フランス然とした哀愁を纏うナンバー等、ラストのようなメロウに昇華するシンフォ色や、繊細なモダン工芸ような美しいアコギも交え、ストリングスなどキーボードも加え聴かせるスタイリッシュな内容となっている。見方を変えれば、EMMANUELLE PARRENINをエレクトリックにクリムゾン風にしたようなとでも言えるのでは。良い出来。 FRANCE
BS-19193 PRESENCE / Them CD \3980
 イタリアン・プログレ・シーンで知られる存在の女性ヴォーカリスト、SOPHYA BACCINIをフロントにする、妖艶な女性ヴォーカル・ハード・シンフォをゴシック色を交え聴かせる2024年作。8年振りのアルバムで、メタル色もあるものの、以前よりヴィンテージ色を押し出し、ギター、オルガン、シンセらに、ピアノやストリングスやフルート系などクラシカルな耽美さを各所に配し、落差の激しいシアトリカルな叙情性とヘヴィなサウンドを交差させ魅せるイタリアならではの内容となっている。ストラヴィンスキーなど近代クラシックの影響の受けた23分越えのタイトル曲など複雑に入り組むロック・オペラ的でもあり、バンドが目指していた頂点を極めるものだろう。パートによってはキーボード・トリオ+オーケストラ風にもなり、ELPに影響を受けたバンドかと思わせる本格振りだ。デジパック。 ITALY
BS-19191 TONIC / This Way CD \3600
 初CD化。ドイツでマイナーながら単発でシンフォの好作が幾つもリリースされた年代、1980年に本作もまたひっそりとリリースされた単発シンフォのレアな1枚で、英語ながらゲルマン叙情を漂わせる良作と言え、ロングトーンのギターを配しオルガンがたなびきフルートがリリカルに流れる1曲目から魅せられる。また、ジェネシス風アルペジオで折り返しテクニカルな演奏を織り交ぜた2曲目ではメロトロンも幽幻に入る。中盤ではサックスらの管楽器をフィーチャーしたジャズ・ロック色がややファンクに交じるものの、後半、美しいピアノや朗々としたヴォーカルを伴いシンフォニックに展開する曲では2期ヘルダーリンあたりも思わせるのでは。メタロフォンと呼ばれるミニ鉄琴が印象的。リマスター。 GERMANY
BS-19005B ORANGE POWER VOL.7 BOOK \2860
 
「不思議音楽館 ORANGE POWER Vol.7」 在庫残少

 ■ガーデン・シェッド独自制作の「永久保存特典ペーパー」を差し上げます! プログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるイタリアの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選です

 特集:南米ウルグアイ(この規模の特集は世界初かも)
  (ヒストリー+ピックアップ伝説アーティスト+レビュー126枚)
 特集:北欧アイスランド(この規模の特集は世界初!)
  (ヒストリー+レビュー84枚)
 総勢30名の無人島レコード・レビュー10選(レビュー300枚以上)
 日本のプログレ・バンド最前線(フェス・レビュー)
 ディスクス再発レビュー
 レコード・コレクター虎の穴「オークション」
 世界レア盤・廃盤買い付け記 特別寄稿トルコ編
 レコード・マニア偏愛録
 Collectors Notes 他
 新企画も満載!
 (全164ページ/カラー14p)
 完全限定制作品

BS-19112 BAROCK PROJECT / Time Voyager CD \3500
 再入荷。イタリアン・クラシカル・シンフォの最高峰と言える彼らの2024年作。天才キーボーディスト、ルカ・ザッビーニを中心にバンドとして頂点に立った傑作と言え、時間を巡る旅「タイム・ボイジャー」をコンセプトに、ノスタルジックな要素と未来的なヴィジョンを融合させ、時間が複雑に次元も超え迷宮するさまざまな世界が壮大かつエキゾチックに描き出される映画のような作風で、荘厳なオープニングから正にハリウッド級。ヴァイオリンやストリングスらのクラシカルで高貴なイタリア色とクラリネットやサックスのゴージャスに光る音色、そして、オルガン、シンセ、ピアノ、ギターらが編み出すテクニカルなプログレッシヴさに、彼ららしいキャッチーさが緻密かつパワフルにミックスされた恐るべき強度で完成されている圧巻の出来となっている。終盤では地中海色も。3面開きデジパック自主盤。 ITALY
BS-19119 CELESTE / Echi Di Un Futuro Passato CD \3800
 再入荷。早くも2024年作。ジャージィなオープニングに驚かされるが、すぐさまフルートが入りメロトロンが郷愁を漂わせる。サックスも加えたファンタジックなジャズ色がジャズ・ロックではなく、高貴な夢想を広げ、チェレステならではのサウンドを描いているのが素晴らしい。ヴァイオリンやギターにリズム・セクションなど近年のメンバーのバンドに淡々とした伊語の男女ヴォーカルを曲によって加え、また、本作ではピアニストをフィーチャーし、ソロを取る管楽器と共に美しい流れを見せている。マイナー調のメロトロンとエレクトリック・ギターがハモりツイン・フルートが寄り添うラストなどあの76年のデビュー作を彷彿させるが、作品全体に動きが多く、新たな境地を聴かせる力作となっている。3面開きデジパック。 ITALY
BS-19163 MAYA / Fading Tomorrow - English Version CD \3600
 再入荷。ハンガリーから注目の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドが登場!2024年デビュー作ELMULO HOLNAPの英語ヴァージョン。透明感のあるドラマチックで、そして繊細な構築アンサンブルにてクリアーな女性ヴォーカルを聴かせる正統派で、キーボーディストとドラマーはYOU AND Iのメンバーだった。若いギタリストは多彩な音色とプレイでエモーショナルかつスリリングに聴かせる技巧派で、ベーシストはELPトリビュート・バンドにも参加、リリカルなパートからエネルギッシュなパートまで見事に歌いこなす女性ヴォーカリストはプロ・キャリアというスキルの高い5人組だ。イエスに傾倒していたYOU AND Iに近いが、ジェネシスっぽさや、ハンガリー独特のカラフルなファンタジックさがあり、クラシカルな終盤も含めて全編とてもメロディアス。シンフォ・ファン必聴。女性ヴォーカル・ファンもぜひ。3面開きデジパック。 HUNGARY
BS-19189 SONUS UMBRA / Whiteout CD \3800
 ヘヴィで翳りの深い構築で支配される中南米特有のシンフォを聴かせる2024年作。元はメキシコで結成された彼ら。現在はオリジナル・メンバーのベーシストを残すのみで、シカゴを拠点にフレキシブルな編成にて活動。ジョン・ウェットンやスクワイア張りのベースを始め、自在にスタイルを変えるプログレッシヴなギター、クラシカルで耽美なピアノ、ウェイクマン風のテクニカルなシンセ、ワイルドなハモンド、幽幻なメロトロンら光と影を巧妙に描き出すキーボードらゲストも含め10人以上のメンバーで織り成すバンド初のインスト作となっており、嘘は常に真実より一歩先にあるといった精神的なホワイトアウトをコンセプトにしたポリティカルなトータル・アルバムとなっている。デジパック。 USA/MEXICO
BS-19185 ANGE / Emile Jacotey CD \3980
 <2024リマスター&見開き紙ジャケット・フランス盤+4つ折りポスター封入> 75年リリースの4th。前作AU-DELA DU DELIREでのトータル性をさらに押し進めた内容で、絵本をめくっていくかのような仕掛けになっており、もはやジェネシスを越え、違う次元のシアトリカル・シンフォニック・ロックを確立。フランス的にデフォルメされた非現実的なファンタジーが現実味を帯びて迫り、呑み込まれていく。前作と並ぶ必聴作。手に入れたレコードを夜な夜な聴き込んだことを懐かしく思い出す。幻想的なメロトロンの深みも底知れない。内ジャケ等のアートワークはオリジナル・フィルムから再構成されており、ファン必携のコレクターズ品となっている。 FRANCE
BS-18934 EAST / 1986 CD \3500
 再入荷。ギタリストらオリジナル・メンバー2人に新たなヴォーカリストが加わった3人に、KORALのドラマーを起用するなど変則編成にて録音された86年作5th。オメガでも知られるハンガリー産のシンセ/リズム/コンポーズのインターフェス「MUZIX 81」を導入し、同年代のジェネシスの影響を感じさせるプログラミングやゲート・リヴァーブに、ギターシンセ、イーミュー、シモンズなど当時の先端サウンドと東欧ならではの切々と哀愁を歌い上げるハンガリー語の熱いヴォーカルが混じり合う他にない作風となっている。そして、スタインウェイなどアコースティックも含めた美しいキーボードやジャズ色のフレットレスベース、シンセに似せたギターシンセのハイトーンのキュンキュンとした泣き、重厚な空間を生み出すムーグ・タウラス、さらに幻想的な詩情など、トータルで描き出される広大なスケールはドラマチックで、今聴くと実に新鮮で良い。EASTならではのシンフォと言えるだろう。500枚限定リマスター盤。 HUNGARY
BS-19179D JOHN LEES' BARCLAY JAMES HARVEST / Philharmonic! The Orchestral Concert 2CD+BLU-RAY+DVD(NTSC) BOX \9800
 1973年以来、英国では50年振りとなる2023年9月に行われたフィルハーモニック・オーケストラとの共演ライヴをCD2枚、映像を各BLU-RAYとDVDに収録した2024年4枚組スペシャル・ボックス。ジョン・リーズを中心としたバンド編成にてシンフォニー・オーケストラと共に初期の名曲群が感動的に甦る。もともとオーケストラをフィーチャーしていたMocking BirdやGaladrielらの良さはもちろん、3rd収録のMedicine Manや特にThe Poet〜After the Dayの流れは圧巻のスケールと言え、超ドラマチック。また、静寂の海収録のPoor Man's Moody Blues、クラシック・ホールならではのパイプ・オルガンも加わるHymnなど、涙を禁じ得ない。さらにデビュー作からこれまたオーケストラが重要なDark Now My Skyや、4thのウーリー・ウォルステンホルムによる唯一のオーケストラ・ナンバーのMoonwater(本ライヴでは女性ヴォーカルにて)などなど全19曲。各メディア同収録。 UK
BS-19172 SYLVAN / Back To Live 2CD \4500
 バンドの長い歴史の中で最高の曲をミックスしたとメンバーが語る2023年10月オランダでのライヴを2枚組で収録した2024年盤。15年作「Home」の曲でエネルギッシュに幕を開け、最新作「One To Zero」の曲へと前半は直近&近年の曲が続く。前ライヴ・アルバムからすでに16年経っており、SYLVANスピリットを再確認するべく、中盤以降は2000年代中期のバンドがピークを迎えた「X-Rayed」「Posthumous Silence」「Presets」らの悲哀のヴォーカルが刺さるドラマチックな展開の曲が新曲も交え並ぶ。高貴な詩情を湛えるピアノ、包み込むストリングス、メロディアスなシンセらにここぞとのタイミングで繰り返しギターが壮大に泣き出す。唯一ギタリストの違いもあり、ややヘヴィな質感が新味となり、ただメロディーの洪水は不変で繊細さとエネルギーによる「表現」の実直さとパワーが感動的にあふれ出るエモーショナル炸裂の演奏に圧倒される。見開き紙ジャケット。 GERMANY
BS-19166 MINDGAMES / Spirals In The Wider Space CD \3800
 ジェネシスの影響を中部ヨーロッパの叙情と翳りへ落とし込んでいったシンフォ・バンドの9年振りとなる2024年作。フロイドや自国のマキャヴェルの影響も感じさせ、キャッチーさと幽幻さが交じり、エモーショナルだがベタつかず、でも、センチメンタルさが郷愁となって広がっていく。本作ではギタリストがスリリングなプレイをアクセントにし、かつアコギをメルヘンチックに配し、メロトロン系やフルートも織り交ぜた独特の構築の進化を見せる。ピアノで切々とバラードを歌い上げるなど中盤の懐の深さにもマキャヴェルを思わせるものがあり、アルバムをひとつの物語として練り上げ、雄大なドラマが解放されるようなラストまでじっくりと聴かせる力作となっている。3面開きデジパック自主盤。 BELGIUM
BS-19137 THE WINDMILL / Mindscapes CD \3600
 再入荷。ドラマチックな正統派シンフォを聴かせる2024年作。キャメルのロマンが満ちていく22分越えの1曲目から、甘美でメロウなシンセ、同じくこちらも甘美でメロウなギター、気品のあるピアノらに切々としながらもジェントリーな姿勢のヴォーカルが加わり、ヨーロピアンなオルガン、そして本バンドの魅力を引き立てる脇役を超えたリリカルで時にハードなフルートら、すべてが絵に描いたようにハートフル。中盤では宝石の如き繊細さを、終盤ではヘヴィな展開を見せる、全編、非の打ちどころがないプログレの超王道作となっている。キャメルだけでなく、ジェネシス、フロイド、タルなど70年代の英国シンフォへの憧憬も見える6年振りの必聴アルバム。デジパック。 NORWAY
BS-19140 FLAME DREAM / Silent Transition CD \4800
 再入荷。<バンドからの直筆メッセージ入りポスト・カード付き> スイスのシンフォ・バンド、FLAME DREAMがオリジナル・メンバー4人で再結成し新作を38年振りにリリース。全盛期も基本ギターレスだった為、今回イギリス人ギタリストを加え録音。サウンドは美しくシェイプアップされ、変拍子も含めモダンなリズムに切れの鋭いプログレッシヴなオルガンやシンセが時計のパーツの如く緻密に配され、時にホールズワースも思わせるギターが加わり、曲によってはUKを思わせ、華麗なピアノや郷愁を誘うフルート、メロウなヴォーカルで聴かせるスイスらしい透明感のあるシンフォとなっている。クラシカルなストリングス・オーケストレーションや幽幻なインスト・ナンバーもあり、熟成されたキャリアとテクニックを感じさせる力作だ。なお、メンバーによると初期の曲とのつながりもあり、過去と現在の間の想いが込められているという。ナンバーリング入り・デジパック自主盤。 SWITZERLAND
BS-19158 KAIPA / Sommargryningsljus - Limited Mediabook Edition CD \3980
 夏の夜明けの光と題され、夕暮れから夜明けまでの夜の旅をコンセプトに緻密でドラマチックなシンフォを哀愁を込めて聴かせる2024年作。ヴァイオリンやリコーダーを配し、スウェーデンのトラディショナルなクラシカルさと郷愁美を溶け合わせたソリッドでスリリングなサウンドはハンス・ルンディンのソロ色が強かった近年作よりも2010年代前半のテクニカルでモダンなバンドの強固さを強調した作風に近く、美声の女性を含む男女ヴォーカルをフィーチャーし、まったくスキのないギターとシンセやプログレ然と包み込むメロトロンなどアルバム全体が究極の作曲密度で作り上げられている。リーダーでありキーボーディストのハンス・ルンディンの常に心の奥底にあるという夜明けの印象で感動的に幕を閉じるが、初期カイパの3枚にもこのテーマで曲を書いていると語っている。なんとトータル80分越え!の超力作。綴じ込み付きハードブックカヴァー仕様限定盤。 SWEDEN
BS-19157 ARGOS / Halfway Between Heaven And Mirth CD \3600
 キャラヴァン風カンタベリー・テイストを持つシンフォニック・ロック・バンドの2024年新作。前作から新加入したルーマニアのシンフォ・バンドYESTERDAYSのブレーンAKOS BOGATI-BOKORのエモーショナルなギターや、オルガンをフィーチャーし、ハートフルなヴォーカルで綴る。メンバー4人に加え、今のジャーマン・ロック・シーンに欠かせない木管奏者のMAREK ARNOLDのサックス、THE TANGENTのANDY TILLISONのキーボード、ツアー・メンバーによるアコ&エレクトリック・ヴァイオリンも適所に導入し、2曲目でのフルートとメロトロンの2重奏による幻想的なパートも絶品。変拍子を用いた20分を越える組曲も含み、リリカルかつメロディアスな叙情に彩られた瑞々しいサウンドが広がる。デジパック仕様。自主盤。 GERMANY
BS-19121 MERIT HEMMINGSON / Mother Earth Forever - featuring Roine Stolt CD \3800
 再入荷。傑作。BJORN J:SON LINDHやJANNE SCHAFFERとの共演でも知られる女性オルガン奏者がROINE STOLTのギターや共同プロデュースなど全面参加を得てリリースした2024年作。元は93年頃から作り始めた共作で、アレンジと録音を重ね、SAMLA MAMMAS MANNAのメンバーを含む数人のドラマーや管楽器奏者ら10人のミュージシャンが参加。パイプ・オルガンをメインに彼女の美声ヴォーカルやハモンドやピアノやシンセを加え、全曲でROINE STOLTのギターをフィーチャーし、サックスなどのジャズ色や北欧トラッド、さらにはバグパイプやハーディ・ガーディなどケルト色も交え荘厳かつダイナミックに展開。北欧エレメンツ炸裂のエモーショナルでドラマチック、時に寄り添うように切なく哀愁を奏でるギターに彩られるファン必聴のシンフォニック・ロックとなっている。ラストのなんと感動的なこと。自主盤デジパック。 SWEDEN
BS-19152 THE IKAN METHOD / Perfect Tyranny CD \3600
 英国のネオ・プログレに影響を受けているローマのシンフォ・バンドの2作目となる2024年作。速弾きと甘美なハーモニーを両立させるギターと閃光の如くシンセを繰り出すキーボーディストのアンサンブルが刺激的に絡み、英語ながらもヴォーカルはイタリアの情熱を振りまく。一聴シンプルに感じるも多用される転調が特徴で、華麗なコーラスや美しいピアノもフィーチャーされ、1曲目では室内楽風のストリングスやハープシコードを交えたクラシカルさがリリカルなアクセントを生む。NARROW PASSやTHE ROME PRO(G)JECTに参加したメンバーのプロジェクトで、今回、22年にデビューしたWILSON PROJECTで注目されたキーボーディストが新たに加わり、テクニカルさを押し上げている。自主盤。 ITALY
BS-19079 COLIN BASS & DANIEL BIRO / More - featuring Andrew Latimer CD \3200
 再入荷。キャメル・ファン必聴となったキャメルのベーシスト(&ヴォーカル)の2024年作。今回、アンドリュー・ラティマーがエレクトリック・ギターで11曲中5曲も参加。曲想も幽玄な物悲しさが漂うシンフォとなっており、この曲調でラティマーがギターを弾けば、もうキャメルそのもの。フルートも入る前半の沈み込んだ曲想でのギターソロですでに感涙してしまうが、クラシカルなストリングスを交えながら4分もソロを取る10曲目や、しみじみとした悠久のギターで幕を閉じるラストなど、尊さに満ちる。フランスや英国で活動するコンポーザー&キーボーディストとのコラボ作第2弾で、ピアノ、エレピ、オルガンの他に曲によって霧のようなメロトロン系、英国然としたホルン系、コーラス、パーカッションも配し、コリン・バースの幼い頃の記憶、過ぎ去った時間といった私的な内容から、社会的な問題や、中にはウィリアム・ブレイクが描いたノミの幽霊などをテーマに歌い綴っていく。24ページのカラーブックレット付き見開き紙ジャケット自主盤。 UK
BS-19105 LAS OREJAS Y LA LENGUA / Buenos Aires Dos Mil Cuatro CD \2800
 再入荷。ヴァイオリン、フルート奏者を含む6人編成のバンドの、お蔵入りとなっていた2004年録音の未発表3rdアルバムが初リリース。90年代に結成され2作を残したバンドで、70年代の英国カンタベリー・ロックからの影響と、屈折した変拍子を取り入れたPICCHIO DA POZZOを連想させるようなイタリアン・プログレの要素もある。チェンバーや、エクスペリメンタルに、甘美なトーンも加味したサウンドがアルゼンチンらしい。20年前の作品とは思えない新鮮さがあり、演奏力&完成度が高い。2024年盤。特殊見開き紙ジャケット仕様。 ARGENTINA
BS-19088 ETERNIDAD / Apertura CD \2800
 再入荷。ファンタジックなシンフォニック・ロックを聴かせる77年唯一作。イエスやESPIRITUに通じる構築的でテクニカルなシンフォ性と、技巧的なアコギとフルートの美しいアンサンブルも交えた繊細なアレンジを施したサウンドに、SUI GENERIS辺りを思い起こさせる歌心のある柔らかいヴォーカル&コーラスワークが映える。ヴァイオリン、ピアノ、バンドネオンで綴るラストは小曲ながら特筆。5人組の短命バンドが残した、まさに70年代のプログレッシヴ指向のパッションが感動的に詰め込まれた1枚だ。2022年リマスター盤にて音質向上。特殊見開き紙ジャケット仕様。 ARGENTINA
BS-19104 CIRCUS / The Remasters 2021 - Toronto NYC Istanbul CD \3600
 再入荷。スイスが誇る屈指のプログレッシヴ・ロック・バンドが企画制作していたライヴやスタジオ盤のエディットを13曲収録したコンピレーション2024年盤。4枚のアルバムから最も重要な断片を収集したと語っており、加えてCDボーナスでほぼ既発ではあるものの、76年から81年までのライヴを5曲収録。クリムゾンのヘヴィさ、バカテク・ドラムスのジャージィさ、多用されるリリカルなフルート、破壊力のあるサックス、けだるいヴォーカル、特徴的なアコギ、鋭いヴィブラフォンといった独自の編成の初期から大掛かりなジョイント・ライヴを経て、次世代へアップデイトされたモダンな3rdにて解散。いわゆるベスト盤とは違った彼ららしい編集の持っておきたい1枚となっている。ちなみにタイトルの地名は音源がリマスターされた場所を表している。 SWITZERLAND
BS-19136 IZZ / Collapse The Wave CD \3600
 彼ら流を緻密に貫く必聴シンフォとなった2024年作。複雑なリズムと複雑なハーモニーを融合させて、説得力があり変革的な物語を作り上げたとバンドが語っているように、男女ヴォーカルを配し、最もメロディアスで、最もテクニカルなシンフォニック・ロック作となった。これでもかと埋め込まれた変拍子は何々風ではなく、飛び交うシンセやギターもアレンジの探求を繰り返し生まれたインパクトがあり、かつピアノやアコギの普遍的な魅力、染み入る美声の女性ヴォーカル、涼し気なストリングス等、これまたバンドが語るところの従来の認識に挑戦し、リスナーを伝統的なロックの境界を超えて誘うサウンドが詰め込まれている。オープニングからラストまでまったくスキがない超力作。デジパック自主盤。 USA
BS-19131 GINGA RALE BAND / Wir Bedauern... CD \2980
 初CD化。オーストリアはザルツブルクで結成されたジャズ・ロック・バンドの80年デビュー激レア作。テクニカルなリズム・セクションに煽られてギターとキーボードとサックスらが弾き込まれていくスタイルだが、屈折した変拍子でプログレッシヴに迫るダークなナンバーもあり、隣国スイスのバンドによく見られるクリムゾンの影響を垣間見せる。リリカルなアコギにサックスやピアノがシリアスに配される2曲目はスイスのCIRCUSが思い出されるのでは。ラストではシンセをアヴァンギャルドに配した実験性も見せている。 AUSTRIA
BS-19128 ARMOURY WAY / The Ram CD \3500
 キーボーディストが率いるジェネシス影響下のシンフォ・バンドの2024年デビュー・アルバム。スタジオ・ミュージシャンらを迎えた5人編成のバンドで、メロトロン、オルガン、ピアノ、シンセと、バンクス風のキーボードをフィーチャーし、ギターは時にホールズワース・タイプのソロを聴かせ、クラシック・ギターやフルートを交えた、丁寧に練られたアレンジで展開していく。初期IQも思わせるが、ジェネシス系に於いて、まだこれほど新鮮なアイデアがあったのかと驚かされる曲もあり、全体に緻密なアンサンブルで聴かせる力作。2018年にMAGENTAのライヴを観たのがアルバム制作のきっかけと語るが、70年代にイエス、ジェネシス、キャメル、ルネッサンスを聴いて育ち16歳でプログレ・バンドを結成した。その後ジャズ・プレイヤーとして歩んで来たというキーボーディストのミュージシャンとしてのキャリアは長く、また、全員の演奏力も申し分ない。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19125 CARMEN / The Albums 1973-1975 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> 当時、フラメンコ・ロック・バンドと言われ、フラメンコのリズムを取り入れた変わり種としてセンセーショナルな印象を残したバンドの全3作品を収録したボックス。スパニッシュ・ギター、パルマ(手拍子)、カスタネットも多用した、スパニッシュ・ロックを意識したものになっているが、3作品ともにメロトロンも導入し、フラメンコを個性のひとつとして取り入れた、70年代特有のブリティッシュ・ロックの泣きと味わいのあるサウンドを聴かせる。アルバムの半分を占める組曲を軸にし、コーラスやストリングスを取り入れたドラマ性を帯びたコンセプト・アルバムの2ndはバンドの代表作。76年のラスト作となる3rdは、当時ジェスロ・タルのアメリカ・ツアー同行後すぐに録音したもので、その影響を感じさせ、前2作よりもより英国的なサウンドに仕上がっている。ベースのJOHN GLASCOCKはこの後、彼が亡くなる79年までジェスロ・タルでプレイした。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:FANDANGOS IN SPACE (1973)
CD2:DANCING ON A COLD WIND (1974) +2 BONUS
CD3:THE GYPSIES (1976) +2 BONUS
UK
BS-19123 PANAMA LIMITED / Indian Summer CD \3200
 70年にHARVESTからリリースされた異色のアシッド・フォーク・バンド。PANAMA LIMITED JAG BANDから改名後の作品で、前半ではジャケットのイメージ通りの荒涼としたサウンドに、DENIS PARKERの枯れたヴォーカルがマッチ。後半の、ジャニス・ジャップリン影響下の女性ヴォーカリストANNE MATTHEWSがメイン・ヴォーカルをとるタイトル曲以降では、ハープシコードやピアノ等も導入。当時の英国特有のアンダーグラウンドで、サイケデリック感覚のプログレッシヴ・フォーク味を帯びる。通好みの強烈な個性を放つ1枚。ジャケはヒプノシス。2024年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。 UK
BS-19122 THE FLOWER KINGS / Live In Europe 2023 CD \3800
 2023年10月オランダでのライヴ。95年のデビュー作から23年の最新作までの幅広いセットリストで、キーボードにLALLE LARSSON、ベースにMICHAEL STOLTを配した編成となっており、TOMAS BODINやJONAS REINGOLDでの以前のライヴとは選曲もアレンジも違う新感覚の演奏が聴けるファン必聴盤だ。中でもLALLE LARSSONは多くのパートでピアノをフィーチャーしており、そのイントロから始まる長尺に拡張されたギターソロも感動的なBACK IN THE WORLD OF ADVENTURES収録の2曲目や、最新作でのシンセ・ソロ、またラストの大作STARDUST WE AREでの美しい加筆パートなど彼のスタイルとスキルを全面にアピールした、あるいはロイネがそうさせたプレイが宝石の如く際立ち、旧曲にも新たな命を吹き込んでいる。また、ミックスはロイネが行っているが、その必要もないくらい元の録音状態が良く、本ライヴのリリースのきっかけになったという。自主盤デジパック。 SWEDEN
BS-19118 SELF PORTRAIT / Fishes Were Everywhere CD \3300
 ノスタルジックな雰囲気をフロイドの影響と共に漂わせる4人組シンフォ・バンドの2024年デビュー作。英国の70年代のプログレやポップをリスペクトしつつ自分達なりに楽曲を完成させていった10年以上のキャリアを持ち、ややブルージィながらも泣きがたっぷり効いたギルモア風のギターとアープ系シンセや時に荒々しさを巻き上げるオルガンはなかなか本質をつかんでおり、前半は不思議なサイケ・ポップに感じるも3曲目あたりから、ドリーミィさとヘヴィさを織り交ぜながらプログレッシヴに展開していく。メランコリックなヴォーカルもポスト系ではなく、インスト・パートも交えヴィンテージ趣向のサウンドに合ったメロディアスさで聴かせる好作となっている。3面開きデジパック。 ITALY
BS-19074 FAUST'O / Suicidio CD \3800
 再入荷。アルベルト・ラディウスがギターで参加しアレンジも担当したシンガーの78年デビュー作。カンタウトーレであり、ポップなニュー・ウェイヴでありつつ、イタリアの哀愁とデカダンな影を持つ作品で、メロトロンを導入したバラードやピアノをバックにマウロ・ペローシを思わせる悲哀を聴かせるなど、ラディウスのキュンキュンとしたギターと共にプログレ・ファンに刺さる内容となっている。ファルセットを交えた独特の唱法が印象的で、シアトリカルな展開を見せるナンバーや、幽玄でドラマチックなアレンジもあり、ラディウスのギターシンセがダークに配されるラストなど、もうプログレ。リズム・セクションはミラノで活動していたプログレ・バンドのCRISALIDEのメンバーだった。ラディウス色の出た名作となっている。28年振りのCD再発。リマスター。 ITALY
BS-19072 ANDROID / Wordless Scriptum CD \3300
 再入荷。クラシカルな哀愁をドラマチックに聴かせるハンガリーならではのシンフォニック・ロック・バンドの2024年作。端整な美を奏でるピアノが先導し、フレキシブルな音色でテクニカルに走り抜けるシンセと、速いパッセージから甘美なエモーショナルさまで巧みなプレイを見せるギターがサウンドの核となり、パワフルなリズム・セクションが支え、ストリングス・キーボードがきらめく。やわらかでロマンチックなブラス系や荘厳なオルガン、曲によってはアコギやヴァイオリンもフィーチャーし、疾走するパートあたりはソラリスを彷彿させる。どこか孤独感が漂い、東欧ならではの物悲しさが漂う。ハンガリー第二の都市デブレツェンで80年に結成され96年にカセットをリリース。その後、再編され09年にCDデビューし、配信のみや英語ヴァージョンを経て8年振りの新作。ボーナス1曲入り。 HUNGARY
BS-19062 FOR ALL WE KNOW / By Design Or By Disaster CD \3300
 再入荷。ウイズイン・テンプテーションのギタリストRUUD JOILEが率いるプロジェクトの7年振りとなる2024年新作3rd。構築的なキャッチーさを持った透明感のあるシンフォニック・ロックを聴かせる。ハードなギターがフィーチャーされる場面もあるがヘヴィな印象は無く、エモーショナルでさえある。哀愁を帯びた甘めのヴォーカルも良く、メランコリックなドラマ性を秘めた叙情的な世界が広がっている。ストリングス、ピアノ、アコギを加えたメロディアスで美しいバラードもドラマチックで感動的。人生のさまざまな段階における同一人物を象徴する3人の人物が描かれている。両親、恋人、そして子供たちとの関係を築いたり失ったりしながら、人生を歩んでいく若者の物語りで、それを描いたジャケットも印象的だ。デジパック仕様。 HOLLAND
BS-19103D JUMBO / Live In Caremma 2023 CD+DVD(NTSC) \4800
 傑作と名高い73年作「Vietato Ai Minori Di 18 Anni?」を50周年記念としてミラノ郊外のプログフェスにて全曲演奏した23年のライヴを収録。2枚組2024年盤。イタリアン・プログレの中でも最も強烈なヴォーカルを聴かせるアルヴァーロ・フェッラとオリジナル・キーボーディスト&管楽器奏者を中心にラディウス・バンドのドラマーが加わり、ギター、ベーシストら6人編成で熱く繰り広げられる伊ファン必見の内容だ。原曲は多彩な楽器が複雑かつスリリングに織り成すスタジオ盤ならではのアレンジだが、ハモンド、シンセ、ピアノ、デジ・メロトロンに、フルートとサックス、時に12弦も使い、クラシカルさとシアトリカルさが入り混じるサウンドを張り裂けるヴォーカルと共に再現。あの妖しさ宿るヘヴィ・プログレッシヴ・ロックの根幹は変らず、荒涼とした中に夢に現れているかのような繊細なリリカルさが今もあるのが驚きだ。ラストでは2ndのDNAからも演奏。CD&DVD同収録。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19110 PATCHWORK CACOPHONY / Hourglass CD \3300
 GANDALF'S FIST、FUSION ORCHESTRA 2 のキーボーディストでマルチプレイヤーのBEN BELLによるソロ・プロジェクトの2024年新作3rd。エモーショナルなギターや、華麗なシンセ、ピアノ、ピーター・バーデンスを思わせるハモンド・オルガン等をフィーチャーした英国調のシンフォニック・ロック作で、ジェネシスを連想させるところも。ピアノの小曲で繋いでいくコンセプト・アルバムとなっていて、5曲目ではゲストのDRIFTING SUNのPAT SANDERS がムーグ・ソロを披露。ドラムスを迎え、それ以外のヴォーカルに至るまで全てを自身が手掛けたマルチ・プレイによるものとなっているが、各楽器に於けるテクニックも申し分なく、アレンジもフル・ロック・バンドをイメージして作り上げられているため、バンドでのプレイかと思わせる程。自主盤。 UK
BS-19109 MIDAS FALL / Cold Waves Divide Us CD \3300
 スコットランドの美声女性ヴォーカル・バンドの2024年新作5TH。元々はマルチプレイヤーの女性ロック・デュオとしてスタートしたが、アルバムごとに異なったミュージシャンを迎え、バンド編成にてアルバムをリリースしてきた。本作では、ベーシストを加えたトリオ編成にて聴かせる。アナセマやギャザリングの影響を感じさせるシンフォ&プログレッシヴ・テイストのある、メランコリックでダークなゴシック色のあるサウンドとなっている。英国的なナチュラルな美メロとドリーミィな叙情、アンビエントな幻想色、そして、ドラマ性も持ち合わせ、そして、何より透明感のある女性ヴォーカリストの声が絶品。 UK
BS-18966 PLUTO / Soundtracks For Inner Movies CD \2950
 再入荷。傑作。初CD化(初リリース)。ハケット、そして、マイク・オールドフィールド・ファンも必聴の99年未発3rdアルバム。マイナーながら名作シンフォ「Voyage Into A Dreamers Mind」で知られるPLUTOことマルチ・プレイヤーのPETTER ESPEN GUTHEによる作品で、神秘的な哀愁に満ちたギターを感動的にフィーチャーし、シンセ、ストリングス、ピアノらにリズムを加えたバンド・スタイルのアンサンブルで録音。全編でこれでもかと響くマジカルなエレクトリック・ギターとリリカルで凛としたナイロン・ギターは超一級品。広大に澄んだ叙情をハートフルに描き切っている。北欧シンフォの指折りの名作だろう。元は映像作品のサウンド・トラックとして依頼されたもので、テスト・プレスのみを残した。2010年にリリースされた彼のシンフォ・バンド、PLUTO & THE PLANETSの曲も含まれている。リマスター。 NORWAY
BS-19068 NIEMEN / Enigmatic SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 69年、イタリア・ツアーでサイケデリック・ムーヴメントやプログレッシヴ・ロックの芽生えを体験し、前作までのソウルフルな歌物から転身。GRUPA NIEMEN ENIGMATICを編成し、70年にリリースされた名作。ニーメンが好んで取り上げた19世紀のポーランドの詩人、CYPRIAN KAMIL NORWIDの「ベム将軍を偲ぶ葬送狂詩曲」に曲を付け、合唱団をフィーチャーし荘厳に聴かせる冒頭の長尺ナンバーが印象的。ハモンドをメインに、切々と、そして力強く歌われる様は自然と感動を呼び起す。ゴールド・ディスクを獲得した。かつての最も東欧らしい1枚と言えば本作を挙げる人も多いはず。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19032 NIEMEN / Vol.1 & Vol.2 SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 73年の連作の2in1CDで、今までの2in1CDは曲名を取り、MARIONETKIと題され、盤の収録順が逆になっていたが、本盤では初めて順序が合っている。両作共、デビュー以前の実質上のSBB、GRUPA NIEMENをバックに、歌詞はポーランドの詩人のものを引用し、VOL.1はトランペットやコンバス入りのフリーフォームにてアヴァンギャルドでダークな異世界が混沌と流れ、VOL.2は唸るプログレッシヴなハモンドと共に絶叫ヴォーカルを聴かせる。そして、SBBのハードで巧みな演奏が炸裂。欧米のロックとは違う暴虐なDNA変化を起しており、傷だらけの叫びが渦巻く音楽性は他に類を見ない。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19031 NIEMEN / Katharsis SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 75年リリース。GRUPA AEROLITのドラマーが亡くなり、悲しみを深く受け制作された異色作で、ポーランドの戯曲も取り入れ、とてもシュールで独創に満ちた作品を1人で作り上げた。メロトロンやムーグなどのキーボードを多重し孤高の精神と芸術性を帯びる頂点の1枚。電子音的に用いられるシンセとクリムゾン張りの哀愁のメロトロンのコラージュは天才としか言いようがない。また、ヴォーカル・パートは少ないが喪失の中にうずくまるような嘆きを聴かせている。当初ドラマーとのデュオ作として予定されていた。東欧の悲壮感が襲う。かじり聴き厳禁。75年のシングルからボーナス入り。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19066 NIEMEN / Idee Fixe SACD+CD \4200
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 2年の歳月を掛けて録音され3枚組(LP2枚+EP/Sen Srebrny Salomei)でリリースされた78年作。ギタリストやリズム・セクション、ジャズ系サックス奏者らを曲によって加えたものと自身の多重作が交差するマルチな趣向を展開しており、19世紀ロマン派の詩を用いた絞り出す哀愁ヴォーカルや、トーキング・ヴォイスに生き物のように配されるムーグにサンプリングの走りとでも言えそうなリズムなど、超個性的。悲しいヴィオラ、メロトロン、後半のジャズ・ロック、キーボードの銀河など、もうやりたい放題。EP部分は演劇「サロメの銀の夢」の音楽の断片。本編のセッションからボーナス1曲入り。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19065 NIEMEN / Postscriptum SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2024リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> エキゾチックなポリシンセで幕を開ける80年作。傷だらけの絶叫ヴォーカルはまだ悲しく、彼の弾くキーボード群と共に訴えかけてくる。KATHARSISと同様に彼一人の多重録音作で、年代的な音楽トレンドの変化と共に以前の痛々しさから憑き物が適度に落とされた空気に変ったが、シュールな奇怪さも残り混じる。フランス・カンヌで開催された音楽フェアのMIDEM'80の為に用意された作品でもあり、くねくねうねうねとムーグを駆使した風変わりなシンセ主体のナンバーがある一方で、中盤ではウェイクマンのようなクラシカルで華麗なプレイも聴かせる。エレピやピアノに加え、若干メロトロンも。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19025 BUDKA SUFLERA / Cien Wielkiej Gory SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> シンフォニック・ハードをオーケストラ入りで聴かせる75年デビュー作。変則リフや屈折したキメを多用しながら、ヘヴィなギターにエマーソンも感じるハモンドも導入し、メロトロン風のストリングス・キーボードや女性コーラスもフィーチャーするポーランドの名作だ。彼らの最大のヒット曲となった1曲目など、どこかオメガも思わせるドリーミィな夢想色も持ち、安定したテクニックで迫るハード・プログレの前半も抜け出ているが、あのニーメンがムーグで参加しアグレッシヴなソロをまるで自分のバンドかのように繰り出す東欧的な宗教色も秘めた20分近い後半の組曲は必聴だろう。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19064 DRAGO MLINAREC / Kolekcija 8CD BOX \9800
 <ラスト・ストック> ザグレブ出身のプログレッシヴ・ロック・シンガーの1stから8枚のアルバムをセットにした2011年40周年記念ボックス。全タイトル初CD化という快挙であった。ヴォーカルをメインにしながらも、インスト・パートも多く、GRUPA 220をバックにヘヴィでかつオケも導入した1st、旧ユーゴのサイケ・フォークの傑作でありフロイド調の演奏も聴かせる2nd、コンセプト作として完成度の高い叙情的な名作3rdなど、初期は当時のプログレから感化された旧ユーゴスラヴィアらしいサウンドで聴かせる。ハモンド、ピアノ、ギター、フルートら、いかにもといった鳴り方だ。演劇音楽家としても活動していたらしさも加わっている。中期以降はユーゴのラヴェッツィといった感じで、イタリアからの影響を浮かび上がらせている。この年代でも10分越えの長い曲を含んでおり、プログレが香り聴き逃せない。各紙ジャケット(見開きあり)&リマスター。アルバム・データ、フォト、インタビュー等を掲載した136ページのスペシャル・ブックレット付き。収録アルバム:A TI SE NE DAJ(71)、PJESME S PLANINE(72)、RODENJE(75)、NEGDJE POSTOJI NETKO(77)、SVE JE U REDU(78)、TAKO LAKO(79)、SABRANO(80)、POMAKNUTO(83) CROATIA
BS-19098 AGUSA / Noir CD \3500
 リリカルなフルートとストリングスやオルガンらの深淵なキーボードにマジカルな音色で繰り出すギターで北欧幻想をプログレッシヴに紡ぎ出す2024年作。メンバーの友人の自主映画の為に作ったサウンド・トラックを基にバンドのアルバムとして完成させたもので、短編をつなぎ合せ長編のコンセプト作として仕上げられている。カンタベリー・タッチのサイケデリックさと近年のロマンチックなシンフォ色が融合されたスウェーデンならではの作風に、ジャージィなピアノや、アコギ、リコーダーなど21世紀アレンジの緻密さを通したクオリティーは極めて高い。キャメルも思わせる月夜の叙情と嵐のようなサスペンス。闇が過ぎて一気に光が差し込む荘厳なラストでの混沌を振り落としていくギターの泣きがドラマチックだ。ボーナス5曲入りデジパック。 SWEDEN
BS-19096 PETER SWART / Migration CD \3300
 70年代のシンフォニック・ロックから多大な影響を受けていると語るマルチ・ミュージシャンの2024年作。ハケットを思わせるアコギにストリングスなど幽玄なキーボードを配し、曲によってドラムスやパーカッションを加えたインスト作で、その幻想的な叙情が最大の魅力となっている。フルートやクラリネットなどの管楽器音源やチェロ系にリリカルなピアノも交え、美しく透き通りながらも微睡む夢見が交差する世界観に浸れる心洗われるとてもファンタジックな作品だ。リズムにシンセが入ると泣きがキャメルのスノー・グースを思わせるところも。自由であり、時に自然の過酷さにさらされる渡り鳥の旅をテーマにしたコンセプト・アルバム。見開き紙ジャケット。 HOLLAND
BS-19033 GUADALQUIVIR / Ole Corea! CD \3200
 再入荷。アンダルシアン・プログレッシヴ・ロックの中でもテクニカルなジャズ・ロックを誇っていた彼らが多数のゲストを迎え録音したチック・コリア・トリビュート2024年作。中心的なメンバーだった2人のギタリストとサックスやフルートの管楽器奏者に、ICEBERGやALAMEDAのキーボーディスト、リズム・セクション、ヴァイオリン、チェロ、トランペット、さらにはバーンスリー、タブラ、DOLORESのシンガーらも交えた総勢42人のプレイヤーが加わり、リターン・トゥ・フォーエヴァーやソロ曲から敬意を込めて、情熱的に、そして鮮やかにカッコよく、原曲にはない超絶フラメンコ・ギターやパルマ(手拍子)やアラビアン・パーカッションが加わったスパニッシュ&アンダルシアのエキゾチックな香りを立たせ熱演している。また、生管弦が混じる美しい色彩も豊かだ。3面開き紙ジャケット。アンダルシアの超マイナー・レーベルからの超限定リリース!
曲目:HYMN OF THE SEVENTH GALAXY、CAPTAIN SENOR MOUSE、500 MILES HIGH、NITE SPRITE、SPAIN、KING COCKROACH、HUMPTY DUMPTY、LOVE CASTLE、ARMANDO'S RHUMBA
SPAIN
BS-18944 GUADALQUIVIR / Live Bilbao 1980 CD \3200
 再入荷。エキゾチックなスパニッシュ・ジャズ・プログレを聴かせるグアダルキビルの2nd「Camino Del Concierto」期80年の未発ライヴ。バンド初のライヴ盤となり、1stと2ndから半々の選曲に未発表曲2曲を加えた8曲をツイン・ギターやサックス&フルートの管楽器奏者を含むオリジナル・メンバーにて全盛期を象徴するテクニカルなサウンドをエネルギッシュに繰り出している。小気味好いギターをメインに全員でスピーディに畳み掛けるキメがカッコよく、スタジオ盤より音が太くドラムスなどパワフルな印象を受け、ダイナミックなバンド像が浮かび上がる。限りなくイメージを掻き立て、スペインらしい鮮やかなコントラストを放つ彼らだが、加えて生々しい熱気が聴き所となっている。リマスター&3面開き紙ジャケット。アンダルシアの超マイナー・レーベルからの超限定リリース! SPAIN
BS-19092 EELA CRAIG / A Spaceman Came Travelling 3CD \4200
 ONE NITER(76年2nd)、HATS OF GLASS(78年3rd)、MISSA UNIVERSALIS(78年4th)、VIRGIN OILAND(80年/5th)の4枚をCD3枚に全曲収録した2024年リマスター盤。荘厳なブラス・メロトロンから幽玄な合唱メロトロンとハープシコードへ導かれ美しいストリングスとフルートが奏でられるギターも甘美なオーケストラ張りのアンサンブルが印象的な名作2nd、ジェネシスの月影を彷彿させるリリカルなヴォーカルから多彩な展開を繰り広げていく3rd、ラテン語、独語、英語、仏語で歌われミサ曲をスペーシィでドラマチックなシンフォニック・ロック化し1曲目のギターソロが忘れられない4th、トリプルからツイン・キーボードになったものの彼ららしい哀愁のクラシカルさを散りばめ入り組んだ構成の5thの4作。最初聴いた時の感動が閉じ込められた一気聴きしたい3枚組。リマスター。
CD1:ONE NITER
CD2:HATS OF GLASS + VIRGIN OILAND
CD3:MISSA UNIVERSALIS
AUSTRIA
BS-19091 PASTORAL / Same CD \2800
 73年にリリースされた1stアルバムが初CD化。暗くシュールで詩的な歌詞(死や狂気)と、内省的で心に響くサウンドで綴る。アコギ・アンサンブルにエレクトリック・ギター、ピアノ、リコーダー、ハーモニカ、パーカッションも加え、フォーク・タッチの叙情的でメロディアスなサウンドに乗せて、2人の美しいヴォーカル・ハーモニーで聴かせる。本作には「EN EL HOSPICIO」の最初のヴァージョンが含まれており、曲名をタイトルにした2作目に録音された新しいヴァージョンの結果、後に彼らの最も人気のある曲の1つになった。後にCRUCISのGUSTAVO MONTESANOとMERLINを結成するALEJANDRO DE MICHELEと、MIGUEL ANGEL ERAUSQUINの才能豊かな2人のバンドで、この年、ロック・デュオとして初めて公にライヴを行った。コレクターズ・アイテムとしても知られる1枚。ボーナス・トラック3曲(未発ヴァージョン&ラジオ・エディット)追加収録。2024年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-19089 MIGUEL ANGEL ERAUSQUIN (PASTORAL) / Hacia La Libertad CD \2800
 PASTORALの片割れが休止期(一時解散していた時期)の81年にリリースした1stが初CD化。自身のアコ&エレクトリック・ギター、郷愁を誘うアープ・シンセ、ピアノ、柔らかなタッチのヴォーカルに加え、当時SERU GIRANのメンバーとして活躍していたドラマーのOSCAR MOROと、バンドメイトでもあったセッションマンのベーシストの、キレがある強力なリズムセクションによるロック作。ドラマ性を帯びたプログレ色のある曲や、繊細なアレンジとメランコリックなメロディは、やはりPASTORALを思い起こさせるところも。「自由へ」というタイトルを掲げ、ある曲では労働者の自由、ある曲では精神的な自由について等、自由をテーマにした作品となっている。この後、PASTORALの最終作「GENERACION」をリリースする。ボーナス・トラック2曲追加収録。2024年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-19057 HORIZONTE / Senales Sin Edad CD \2800
 再入荷。79年にリリースされた2ndアルバムが単体にて初CD化。デビュー・アルバムをリリース後、SERU GIRANとの共演ライヴの機会に恵まれ、その衝動に突き動かされ本作のレコーディングを始めた。よりキーボードが活躍しその存在感を示しているが、各メンバーの演奏テクニックも大幅に上がり、アンサンブルを重視したアレンジの仕掛けの多いプログレ然としたナンバーも壮快さを増している。民俗的なメロディを取り入れながらも彼らの音楽性を確立した。また、スペイン語によるヴォーカルも叙情的で南米ならではの泣きで聴かせる。2作を残して81年に解散した短命バンド。2024年リマスター盤にて音質も向上。 ARGENTINA
BS-19060 SERU GIRAN / Same CD \2980
 再入荷。初のオリジナル・マスター使用となった2021年リマスター盤(LP+CDの2枚組セットのみで販売された)からの、単体初CD。PEDRO AZNARとエンジニアにより丁寧にリマスターが施され新たに甦った。アルゼンチンのロック・シーンを代表するバンドの78年1stアルバム。SUI GENERIS、LA MAQUINA DE HACER PAJAROS を経た、キーーボーディストCHARLY GARCIAが率いるバンド。PEDRO AZNAR(ベース)、DAVID LEBON(アコ&エレクトリック・ギター)、OSCAR MORO(ドラムス)の精鋭4人のアイデアが詰まったアルバム。当時のイタリア物を連想させるようなオーケストラと、ヴァイオリンを導入したシンフォニック・ロック、テクニカルなジャズ・ロック、ムーグやアープ・ストリングスをフィーチャーしたプログレッシヴ性が巧みに交錯する。また、ヴォーカル・パートも優しく繊細で心に響く。後のバンドに大きな影響を与えた傑作。2024年リリース。 ARGENTINA
BS-19059 SERU GIRAN / La Grasa De Las Capitales - Edicion 40 Aniversario CD \2980
 再入荷。<40周年記念盤> 2020年にLP+CDの2枚組セットのみで販売された作品からの、単体初CD。アルゼンチンのロック・シーンを代表するスーパー・グループの79年2nd。アルゼンチン・ロック史上最高傑作と名高いアルバム。社会に対する痛烈な批判を展開した挑戦的な作品で、当時のラジオで放送禁止になった曲もある反面、ヒット・シングルも含む、シンプルでポップな要素も持っているが、特筆は後半で、前半とは異なったドラマチックな作風へと一転し、シンフォニック、ジャズ・ロック、バラード等を織り込み、完成度の高い曲で構成されている(オリジナルとは一部曲順が変えてある)。メンバーは前作と同様、キーボーディストCHARLY GARCIAを筆頭に、強靭なフレットレス・ベースも聴かせるPEDRO AZNAR、DAVID LEBON(アコ&エレクトリック・ギター)、OSCAR MORO(ドラムス)の精鋭4人。ジャケットはゴシップ雑誌「GENTE」のパロディで、これもまたパパラッチと軽薄な雑誌への批判を表している。2024年リリース。 ARGENTINA
BS-18942 QUASAR / Same CD \2800
 再入荷。アルゼンチンの叙情派シンフォ・バンドの2023年デビュー・アルバム。イエス、ジェネシス、キャメルといった70年代のバンドの影響を語る4人組で、そういった印象を随所で感じさせるも、非常に南米らしいサウンドで占められており、クルーシスやパブロ・エル・エンテラドールといったアルゼンチンの名バンドを思い起こさせる力作。ファンタジックで幻想的なシンフォニック・ロックに、クラシカルな旋律やジャージィなパートも織り込み、プログレッシヴ然とした展開も見せ、滑らかなシンセやピアノ、甘美なギター、月夜のフルート等による、インストを中心としているが、柔らかなスペイン語で歌われる曲もあり、瑞々しい感性で綴る美しいサウンドは、ジャケットにも投影されている。特殊見開きジャケット仕様。 ARGENTINA
BS-19087 TRANS EUROPA EXPRESS / Il Gatto Dagli Occhi Di Giada CD \3980
 <300枚限定2024年リマスター新装ジャケット盤> 77年にイタリアのジャッロ映画のサウンド・トラックとして制作された初期バンコのギタリストやアドリアーノ・モンテデューロらプログレ・ミュージシャン4人組による彼ら唯一の作品。他にもドラマー、キーボード、ヴァイオリン、管楽器などクレジットのないメンバーも参加しており、未だ不明な部分も多い謎の録音で、ハードなギターとスクワイア張りのベースが核となり、イタリアン・ロックからアヴァンギャルドなインプロまでシンセやエレクトリックな効果音を交えながらダークに繰り広げられていく。アコギの耽美さにはゴブリンを感じさせ、中盤やフィナーレではクラシカルなソリーナをフィーチャーし、ニュー・トロルス張りのシンフォをドラマチックに聴かせるナンバーも。ボーナス6曲収録。当時、音源はリリースされておらず、06年にCDで初リリースとなったが、すぐに廃盤となり長らく入手困難だった。当店初入荷。 ITALY
BS-19086 SBB / Fos CD \2800
 75年にポーランドのグダニスクにあるスタジオでライヴ精神にて録音されたバンド史上最も暴力的でヘヴィなサウンドと言える音源を収録した2024年盤。当時、ワルシャワなどでは当局の監視が厳しかったが、地方では緩く、多くのバンドがそういったラジオ局のスタジオを利用して反骨ロック魂を剥き出しにした録音を残した。ハードな弾き倒しのギターに暴発するベースと唸りを上げるドラムス、反面、深い叙情性やイタリア製シンセのダヴォリシントによるサイケ色など過激な演奏が繰り広げられている。19年にアナログ・オンリーでリリースされた音源にさらに同セッションから2曲を加えCD化。1曲は後にJOZEF SKRZEKが80年のソロで再録。ボックスやボーナスで既発ではあるものの、同セッションを1枚にまとめたものはこれが初。リマスター。 POLAND
BS-19085 SBB / Sekunda CD \2800
 ワルシャワのドキュメンタリー映画のため77年に録音されたアーカイヴ音源。バンドの音楽性の過渡期のもので、ムーグやエレピをフィーチャーしつつヘヴィさを残した物悲しくも力強いサウンドを聴かせている。4作目の「Ze Slowem Biegne Do Ciebie」あたりに近く、さらに「Follow My Dream」収録曲の初期ヴァージョンと言える楽曲も収録されている。またその後、ライヴで演奏されるようになった原曲もあり、断片的ではあるものの、彼らならではの、そして東欧然とした美しいエキゾチックさを秘めたシンフォニック・ジャズ・ロック集と言えるのでは。19年にアナログ・オンリーでリリースされた音源に4曲を加えCD化した2024年盤。ボックスVOL.2等で既発も廃盤。新たにオリジナル・マスターから再構成され1枚にまとめられた。リマスター。 POLAND
BS-19084 BENJAMIN CROFT / We Are Here To Help CD \3500
 YES、ELPを筆頭に70年代プログレの影響を語る、キーボーディストのBENJAMIN CROFTによるプロジェクトの2024年新作。ソリッドでテクニカルなシンフォニック・ロックを聴かせるコンセプト・アルバム。ミニムーグ、プロフェット10、CS80、JUPITER8、ハモンドB3 といった16種類ものキーボードを駆使し、女性ヴォーカリストや、5人のギタリスト、4人のベーシスト、そして、ドラムスには、サイモン・フィリップスとマルコ・ミネマンらを迎えた総勢14名による超力作。リアル・ワールド・スタジオでスティーヴン・W・テイラー(ケイト・ブッシュ、ラッシュ)によってミックスされ、バリー・グリント(デヴィッド・ボウイ、プリンス)によってAIRスタジオでマスタリングが行われた、メジャー級の出来栄え。3面開きデジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19083 SIX BY SIX / Beyond Shadowland - Limited Digipack Edition CD \3200
 <3面開きデジパック仕様 / 限定盤> サーガのオリジナル・ギタリストのIAN CRICHTON、3(スリー)のメンバーでマルチプレイヤー兼ヴォーカリストのROBERT BERRY、ex.サクソンのドラマーNIGEL GLOCKLERといった、加米英3か国の精鋭で結成されたトリオの2024年新作2nd。的確なドラミングに支えられた、独特なタッチのテクニカルなギターを前面にフィーチャーしたハード・エッジのヘヴィ・プログレを展開する、キャッチーなメロディにクリエイティヴなセンスを散りばめたメジャー指向のアルバムとなっている。アコギとヴォーカルで叙情を紡ぐバラード調の展開もあり。 CANADA/MULTI
BS-19082 MILLENIUM / Souvenir From Holland CD \3300
 2023年4月オランダでのプログ・フェス時のライヴを収録した2024年盤。TRK PROJECTからヴォーカリストが新メンバーとして加入し、全体が見違えるほどエモーショナルになった新作「Tales Of Imaginary Movies」の曲を軸に初期の02年の曲や20周年記念作だった18年作からも加えた12曲のセットリスト。荘厳で哀愁に満ちた幕開けからドラマチックに突入していくインスト・ナンバーで幕を開け、中盤ではジェネシス風のプログラミングと幽玄なストリングスを配し泣きのギターを安定したヴォーカルと共に聴かせる。東欧の重厚さが醸し出されるもバッキングなど切れが良く、そのコントラストが美しい。後半は再び荘厳な哀愁に包まれ、25年のキャリアを感じさせる。DVDと同収録。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19081D MILLENIUM / Souvenir From Holland DVD(PAL) \3800
 2023年4月オランダでのプログ・フェス時のライヴを収録した2024年盤。TRK PROJECTからヴォーカリストが新メンバーとして加入し、全体が見違えるほどエモーショナルになった新作「Tales Of Imaginary Movies」の曲を軸に初期の02年の曲や20周年記念作だった18年作からも加えた12曲のセットリスト。荘厳で哀愁に満ちた幕開けからドラマチックに突入していくインスト・ナンバーで幕を開け、中盤ではジェネシス風のプログラミングと幽玄なストリングスを配し泣きのギターを安定したヴォーカルと共に聴かせる。東欧の重厚さが醸し出されるもバッキングなど切れが良く、そのコントラストが美しい。後半は再び荘厳な哀愁に包まれ、25年のキャリアを感じさせる。青と赤をベースにした深いライティングがサウンドに合っている。CDと同収録。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19080D MILLENIUM / Souvenir From Holland CD+DVD(PAL) \6850
 <セット販売品> 上記2点をセットでご購入いただくと割引価格になります。数量限定販売。数に限りがあります。各3面開きデジパック。 POLAND
BS-19056 ANGE / Le Cimetiere Des Arlequins CD \3800
 再入荷。<2024リマスター&見開き紙ジャケット・フランス盤+4つ折りポスター&復刻ワッペン封入> 今聴くと、とてもサイケデリックな世界へ誘われる73年リリースの2nd。彼らのスタイルが見えてきたアルバムで、荒削りだが力強く、異様な響きで圧倒するオルガンやヘヴィなギターをバックにハードに歌い上げるナンバーと、アコギやフルートを交えた風変わりなフォーク・タッチのナンバーが混在しており、また、沈み込むようなリヴァーブ処理により、まるで異次元から聞えてくる幻想的なロック交響曲のような印象を受ける。妖しさと激しさが織り成す超力作だ。内ジャケ等のアートワークはオリジナル・フィルムから再構成されており、ファン必携のコレクターズ品となっている。 FRANCE
BS-19055 ANGE / Au-Dela Du Delire CD \3800
 再入荷。<2024リマスター&見開き紙ジャケット・フランス盤+4つ折りポスター封入> 74年リリースの3rd。ユーロ・ロック史上で語り継がれる傑作であり、次作のEMILE JACOTEYと、その次のPAR LES FILS DE MANDRINの3枚はどれも屈指の必聴作と言えるが、そのスタイルを本作で決定付けている。アルバムを劇場化させ、アイロニーと空想的なコンセプトを意味深なヴォーカルや独特のメロトロンを配し、複雑な場面展開でリリカルかつヘヴィに聴かせる。そのシアトリカルなシンフォニック・ロックは後のフランスのシーンに多大な影響を与えた。内ジャケのアートワークは原盤のインサート素材らのオリジナル・フィルムからデザインされており、ファン必携のコレクターズ品となっている。 FRANCE
BS-19075 MERGING CLUSTER / Peak Of Ephemeral Light CD \3300
 マリリオン直系の哀愁サウンドとヴォーカルを聴かせる2024年作。フイッシュ・スタイルではあるものの、あまり前に出ず幽玄に歌われていくあたりにイタリアらしいシアトリカルさを感じさせ、スティーヴ・ロザリーを思わせる泣きに撤したギターと霧のようなストリングス・キーボードに時にシンセが唸りを上げるようにソロを絡めていく。全体を覆うダークなマイナー調にピアノやアコギが光を差し、21世紀アンビエントも交えるもポストにならない正統派に留めているところがミソだろう。オルガンやメロトロンも加わり、後半のクラシカルさなど、彼ら流にマリリオン影響が見事に完結している。フィレンツェで2010年に結成され、EPを経ての初アルバム。ヴォーカリストはRAVEN SADにも参加している。デジパック。 ITALY
BS-19070 AMAROK / Hope CD \3300
 ドラマチックな音像と共に泣きのギターがエモーショナルに刺さり、ウォームハートなヴォーカルが切なく迫る2024年作。前2作での重厚でシネマティックなアンビエント色を残しつつ、時にヘヴィなギターやパワフルなドラムスなどロック色を強め、物悲しさと救いを求めるような甘いメロディアスさを入り混じらせて聴かせる近年の集大成と言える出来だ。ヴァイオリンやチェロなど生楽器とエレクトリック・サウンドの融合は絶妙な光と影を生み、過去にないカッコいい疾走も風を切り、特に後半は別バンドかと思ってしまうほどの堂々とした存在感で哀愁を彩っている。21世紀アレンジにアップデイトされているものの、とても誠実な正統派であり、最近、あまりポーランドのバンドに感じられなかったガラスの心が映る。でも、それは美しく温かい。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19069 FUHRS & FROHLING / The Complete Recordings 3CD \4200
 SFFのキーボーディストとギタリストによるデュオの初CD化2作品を含む全リリース音源を収録した3枚組。AMMERLAND(78)、STRINGS(79)、DIARY(81)の3枚のスタジオ作から全曲と、既発の80年のライヴ盤から全曲に加え78年ブレイン・フェスから1曲を収録。AMMERLANDは美しいアコースティック・シンフォ作と言え、中世色もロマンチックに香らせ、どこかゲルマン叙情の影を持ち、ダイナミックなメロトロンや深い幻想性を見せ、14分近い7曲目はSFFを感じさせる作りとなっている。STRINGSは曲によってドラマーを配しシーケンサーも導入した動きの速い華麗な曲想も取り入れた進化した作風で、その2作の良さを合せたのがDIARYで、エレクトリック・ギターも入り、リズムの強化もありつつ、アコギやピアノの美しい叙情が絶品だ。ヴァンゲリスに通じる壮大さもありつつ、スリリングなパッセージはSFF譲りだろう。2人の才能がしたたる。80年のライヴは1stと2ndの曲を中心にアルバム未収曲も演奏。リマスター。3面開き紙ジャケット。
CD1:Ammerland & Strings
CD2:Live 80 + bonus from Brain Festival 1978
CD3:Diary
*ディスク2とディスク3の収録内容が逆になっています。予めご了承ください。
GERMANY
BS-19044 SAQQARAH / The Runaway CD \3200
 再入荷。フロイド、ジェネシス、キャメル、マリリオンの影響を語るブルターニュのシンフォ・バンドの2024年作。19年振りのアルバムで、デビュー当時からのメンバーのギターとキーボードをキメ細かく叙情的に配し、英語ながらもどこかフランス的な湿りを感じさせるメロディアスなヴォーカルを聴かせるネオ・プログレをフレンチ・シンフォで染めたようなサウンドと言えるだろう。波のようなストリングスをバックにギターが切々とソロを取る終盤など淡さが美しい。92年に結成され94年にデビュー。当時、フランスでは新たなプログレ・ブームが起っており、ニュー・ジェネレーション・バンドが多く現れたが、その雰囲気をいい意味で今でも湛えている。EPを含むと本作で4作目となる。デジパック自主盤。 FRANCE
BS-19054 SOCRATES DRANK THE CONIUM / On The Wings - 50th Anniversary Digipack Edition CD \3300
 <2023年リマスター50周年記念デジパック盤> ハード・ファンを直撃する73年リリースの3rd。本作ではツイン・ギターとなり、屈折したリフを多用するユーロ・ハード・ロックの超名作となっている。英語で歌われ、ツェッペリンが例えに出されることが多い本作だが、絡み合うツイン・ギターのプログレッシヴなアレンジに加え、ぎらぎらとした乾いたギリシャ的なヘヴィネスが重厚で、シャウトとメロウを絶妙にミックスするヴォーカルと共に王道の正統派でかつ英国ではないエキゾチックさが漂い続けるのが最大の魅力だ。稀有なほど全編アグレッシヴ! GREECE
BS-18952 VIIMA / Vaistyy Mielen Yo CD \3300
 再入荷。フィンランド最大級のキャメル派と言われた彼らが15年振りに新作をリリース! 前作とほぼ同じメンバーで録音されており、フィンランド語のヴォーカルをフィーチャーし、バーデンス風のロマンティックなキーボードとメロディアスなギターにフルートも加え、オルガン、エレピ、シンセ、そして深夜の湖畔から漂ってくるようなメロトロンが神秘の美を幻想的にドラマチックに描き出している。まさにキャメルの如し。なんという叙情の洪水。心の夜が消えていくと題され、それを映し出したジャケットのような光と希望も見え、ざわついた日常が溶けていく。リズムにもキャメル然とした適度な緊張感があり、時にハードでスリリングな展開に。ラストも絶品で、いつまでも鳴り続けてほしいと祈るロマンに満ちる。メロトロン・シンフォで人気のKOSMOSのメンバーがゲスト参加。キャメル・ファン、メロトロン・ファン必聴傑作! 2024年作・自主盤。 FINLAND
BS-18994 THE CHRONICLES OF FATHER ROBIN / The Songs & Tales Of Airoea - Book III CD \3300
 再入荷。WOBBLER、JORDSJO、TUSMORKEらのメンバーが集まった最強クラスのヴィンテージ・シンフォ最新の第3弾2024年作。1曲目はまるでジェントル・ジャイアント、2曲目、そして3曲目は、まるでイエスといった感じで、英国プログレへの崇高な憧憬が映し出される。ややサイケデリックな4曲目、女性ヴォーカルも交えたフォーク風味で始まるラストの5曲目も70年代初期の英国リスペクトが強く、ハモンド、ローズ、ソリーナ、チャーチ・オルガン、メロトロンなどキーボードの彩りも十分。北欧神話や伝説などからのインスピレーションを散りばめ完成させている。30年ほど前からあった構想で、3部作としてようやく形になった。その最終章で、もっとも統一感があり、透明感のあるリリカルな作品となている。 NORWAY
BS-19002 ISILDURS BANE & JINIAN WILDE / The Pearl Of Ever Changing Shell CD \3300
 再入荷。ダークな夢想の中を彷徨うような孤高の音楽性を見せる2024年作。ヴォーカリストとの新たなコラボ作となっており、本作ではDAVID CROSS BANDのJINIAN WILDEを抜擢。ピアノ、アープ、ムーグ、クラヴィ、メロトロン、プロフェット、オーヴァーハイム、CS-80といった多彩なキーボードに、ヴィオラ、クラリネット、トランペット、ギターらが加わり、パーカッションも交えた気鋭のリズム・セクションがダイナミックな情景を浮き上がらせる。様々な音楽性と手法が融合し、彼らの作品の中では最もエレクトリックなアンビエント色が強いが、水の底に漂うような叙情は穢れなく神聖で、まぎれもなく息吹があり、ラストではすべてを許し合ったような讃美歌が未来へ木霊する。常に新しい音楽を求めるバンドにとって、絶えず変化する貝殻と真珠をタイトルにしたという。その意味を全編に込めた超力作! SWEDEN
BS-19046 SISYPHOS / Teardrop Symphony CD \3600
 70年代初期のロックをコンセプトに制作された2024年作。ジャケットやシタールを導入したラストで顕著なサイケデリックな要素も取り入れており、ハミル似のヴォーカルをフィーチャーし、鉄壁の4人がストレートに繰り広げるダークで棘のあるサウンドとなっている。変幻自在のハモンドとハードなギターがアンサンブルの核となり、切れの鋭いクラヴィやエレピ、幽玄なコーラスが効果的に配される。一聴シンプルに感じるも、展開や変拍子、キメの凝った、そしてそのストイックさはスイスならではと言え、屈折しクラシカルさも見せる6曲目、インストでじわじわと迫り来る7曲目などSISYPHOS然としたプログレッシヴな風格を見せる。曲によってはトリオ・ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターを思わせるところも。彼ららしい挑戦作となっている。自主盤。 SWITZERLAND
BS-18996 SEMIRAMIS / La Fine Non Esiste CD \3300
 再入荷。50年振りとなる新作がリリース! 彼らもまた、たった1枚のアルバムでイタリアン・プログレのレジェンドとなった。その「Dedicato A Frazz」のドラマーを中心とした新ラインナップで来日メンバーだったキーボーディストのダニエレ・ソレンティを含む6人編成により未発表新曲を6曲収録。巧みでハードなギターと歌い上げるイタリアン・ヴォーカルに彼らの特徴でもあった鋭いアコギや鍵盤打楽器を効果的に配し、エキゾチックな地中海の光と影が織り成すテクニカルなサウンドで構築された強力な内容となっている。フルートの新味もあり、ぎらつくシンセやキメの畳み掛け、アップテンポで迫っておいての広大なシンフォ展開など中盤からはらしさがダダ洩れ。何かに取り憑かれたようなラストなど当時に書かれた曲ではと思ってしまう傑出ナンバーだ。伊ファン必聴! 2024年作。デジパック。 ITALY
BS-19041 PEREGRINE / Songs Of Mine CD \3200
 初CD化。72年にウェールズのマイナー・レーベルであるWESTWOODからリリースされた英国レア・フォーク・バンドの唯一作。12弦&アコ−スティック・ギターのアンサンブルと男性ヴォーカル(&コーラス含む)で聴かせるトリオによるウォームハートなフォーク・アルバム。柔らかい雰囲気のメロディアスな曲が多い中、当時の英国の香り高いドリーミィさやマイナー調のアンダーグラウンドな趣の曲もあり気を引く。フォーク・ファン垂涎のコレクターズ・アイテムとしても知られる1枚。紙ジャケット仕様。韓国盤。 UK
BS-19040 ELDBERG / Same CD \3300
 <ラスト・ストック> 氷と炎の国、アイスランドから本格的なプログレ・バンドの2011年デビュー作。全編アイスランド語で歌われ、ハモンドやメロウなギターを配するサウンドはかのTRUBROTを彷彿。ゲストでサックスも含む完全なヴィンテージ系の音で、70年代初期にこの国で生まれた名作群に加えても、なんら見劣りもしない完成度だ。時にメロトロン風のキーボードも遠鳴りし、感情的なヴォーカルも説得力十分で、ワーグナーやバッハを交え後半はハードなクラシカル・ロックへ突入。ハモンド弾き倒しだけでなく、この情感。ヴァーティゴライクと言うなかれ。最高です。EIKのキーボーディストによるプロデュース。デジパック。 ICELAND
BS-18991 LA FUENTE / Same CD \2800
 再入荷。初CD化。2枚のアルバムを残したアルゼンチンの短命バンドの81年1st。アコギ&12弦ギター、マンドリン、フルート、クラリネット、ピアノ、チェロ等による繊細なアコースティック・アンサンブルと、物悲しいメロディに惹きつけられる。南米のバンドにしては珍しく、まどろむ英国調のアンダーグラウンド・フォークのような趣や、夢想的なシンフォ色、室内楽風のクラシカルな風味もあり、サウンドに乗せてスペイン語の柔らかなヴォーカルとコーラスも美しい叙情を紡ぐ。当時、LOS JAIVASのTODOS JUNTOSのカヴァーをした事で有名となり人気を集めた為、アンデス音楽の要素も含んでいる。原盤はLITO VITALEのレーベルCICLO3からリリースされた。隠れた名盤。2024年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-19035 LA FUENTE / El Grito Primal CD \2800
 再入荷。初CD化。2枚のアルバムを残したアルゼンチンの短命バンドの83年2nd。繊細なアコースティック・アンサンブルと洗練されたコンテンポラリーなサウンドがバランス良く配され、こちらも前作と同様に、英国調のアンダーグラウンド・フォークのようなメロウな趣や、品格のあるクラシカルな叙情、スペイン語の柔らかなヴォーカルとコーラスで綴る。当時、LOS JAIVAS が築いたアンデス音楽とロックの融合を引き継いだバンドとして注目を集めた為、アンデス色を打ち出した曲も含むが、彼らの本質と方向性はそこではなく、そこから独自に派生させた相反するオリジナリティであったのだろう。原盤はLITO VITALEのレーベルCICLO3からリリースされた。隠れた名盤。2024年リマスター盤。 ARGENTIN
BS-18794 EDUARDO MORENO / Disorder - Inner Odyssey Expanded Edition CD \3200
 再入荷。70年代のクリムゾン、イエス、ジェネシス、ELPらをリスペクトしたグラナダのマルチ・ミュージシャンのシンフォニック・ロック2023年作。ジャケットには宮殿がオマージュされているようにその溺愛ぶりは相当なもので、彼が作り上げた英国プログレのユートピアが展開される。宮殿と戦慄と危機とサパーズと脳みそサラダがミックスされたような濃密さで、邪悪なギターにバンクス風のオルガンにエマーソンの如く攻撃的なピアノも襲い掛かり、かつ速いキメや後半の圧倒的な音圧での持続性は21世紀型という、想像を絶するとんでもない内容となっている。ヴォーカリストや女性コーラス、サックス奏者など数人が参加。リマスター&ボーナス1曲入り3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19030 TVINNA / Two - Wings of Ember CD \3300
 ドイツの人気バンドFAUNの女性ヴォーカリストLAURA FELLAが率いるメディヴァル系バンドの2024年新作。彼らは自らをダーク・プログレと位置づけており、ルーツである民俗的なフォークよりも、ロックへとより舵を切ったコンセプト・アルバムとなっている。ギタリスト、ドラマーとのトリオ編成に、ブッケホルン(羊またはヤギの角から作られた古代スカンジナビアの楽器)や、ハーディ・ガーディもゲストに迎え、ドライヴ感のあるエレクトリックと融合させ、幽玄で神秘的な中にも、コンテンポラリーでポップな感性を持ち込んだサウンドは、やはりFAUNを思わせるところも。LAURAの可憐なヴォーカルも映える。デジパック仕様。 GERMANY
BS-18857 SEPTEMBER / Zadnja Avantura - Deluxe Edition CD \3600
 再入荷。スロヴェニア屈指のジャズ・ロック・バンド、SEPTEMBERの必聴2タイトルが2023年リマスター再発! 壮絶な演奏が聴ける76年作1st。スリリングなエレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーし、キリコ張りのバカテク・ドラムスと切れ味の鋭いオルガンやエレピと巧みなギターが一体となり、ずばりアルティ・エ・メスティエリも彷彿させる疾走型ジャズ・ロックを展開。キーボードとリズム・セクションはTIME、ヴァイオリニストはスロヴェニアン・フィルのメンバーだった。ギターを兼任するヴォーカリストを中心にリュブリャナで結成。ヘヴィな重厚感もあり、旧ユーゴスラヴィアならではの熱い歌心も沸き立つ名作だ。旧ユーゴのトップクラスの1枚だろう。76年のシングルから初CD化ボーナス2曲入り。デジパック限定スロヴェニア盤。 SLOVENIA
BS-18856 SEPTEMBER / Domovina Moja CD \3600
 再入荷。スロヴェニア屈指のジャズ・ロック・バンド、SEPTEMBERの必聴2タイトルが2023年リマスター再発! 今回、初CD化となる79年2nd。ヴァイオリニストが抜け、その分、よりギターを配したアンサンブルとなり、ヴォーカリストとTIMEのキーボーディスト以外は新メンバーとなっているが、前作の延長線上のテクニカルなサウンドでありつつ、ロックの骨格が強くなり、バルカン色も交えながらヴォーカルやギターはメロウな哀愁も湛える作風だ。また、キーボードはプログレッシヴな切り込みのハモンドに加え、ピアノやクラヴィのカッコいいイタリア風のバッキングやアープ・シンセの速弾きソロなどヴァリエーションを増し、ゲストでサックスも入る。バンドはソ連やドイツを始め、アメリカでのツアーも行った。デジパック限定スロヴェニア盤。 SLOVENIA
BS-19021 DRIFTING SUN / Veil CD \3200
 メランコリックな英国叙情が胸に染み渡るマリリオン、ジェネシス影響下のシンフォ・バンドの2024年新作。泣きを含んだエモーショナルなギター、ピアノがクラシカルに響き、メロトロン系、シンセ、オルガン、生のヴァイオリン、合唱も導入した、ドラマチックな哀愁に満ちたシンフォニック・ロックを聴かせる。メンバーチェンジを繰り返しながら新たな試みを取り入れ進化を続ける彼ら。本作では、リーダーのフランス人キーボーディストと、前作から参加したギリシャのシンフォ・バンドVERBAL DELIRIUMのヴォーカル、IQ/ARENAベーシストJOHN JOWITTに加え、新たにex.PENDRAGONのドラマーFUDGE SMITH、ギタリストらを迎えた精鋭の5人組にて。3面開きデジパック仕様。自主盤。 UK
ARC-7390 DISCUS / 1st CD \3300
 「ディスクス / ファースト」 なんの前触れもなく、99年にイタリアのプログレ専門レーベルからリリースされ、多くの音楽ファンに衝撃を与えたデビュー作。女性ヴォーカルも含み、個性的で、民俗的なエキゾチックさを持った曲想と変拍子が複雑に入り組むテクニカルな演奏が生み出すサウンドはそれまで聴いたことがない世界観のプログレッシヴ・ロックで、免疫の無い我々を襲った。的確かつ弾きまくられるギター、所狭しと駆け回るツイン・キーボード、デヴィット・クロスのようなヴァイオリン、舞い荒れるフルート等、特に最初と最後の曲が凄い。その最後の組曲のジャカルタ05年ライヴをボーナス収録。解説付き。2024年リマスター&紙ジャケット。 国内盤
ARC-7391 DISCUS / ...Tot Lich! CD \3300
 「ディスクス / トット リヒト!光へ!」 03年2nd。プログレへの強い愛着心とインドネシアというアイデンティティーを踏まえた上で完成された驚愕のテクニカル・パワー・ジャズ・ロック。その恐るべし内容に一聴で仰天! 緻密なのに、こんな破天荒な音は聴いたことがない。女性ヴォーカルをフィーチャーし、野生に舞うサックスやフルート、バカテクで荒れるギター、鋭く切れ込むヴァイオリン、ケチャのように叫ぶ打楽器群、ポリリズムを超越させたガムランの可能性、そして、傑出バラードの3曲目に見られるような美しい叙情性。既発ボーナス+09年のドイツのライヴから圧巻の新規ボーナス1曲収録。解説付き。2024年リマスター&紙ジャケット。 国内盤
ARC-7392 DISCUS / Live In Switzerland (Official Bootleg) CD \3300
 「ディスクス / ライヴ・イン・スイス (オフィシャル・ブートレッグ)」 05年にスイスで収録された圧巻の未発表ライヴ。2ndの「トット リヒト!光へ!」の曲をメインに1stから最もプログレ色の強い2曲を加えたセットリストを、妖艶な歌声の新たな女性ヴォーカリストを交え、ギターなどスタジオ盤よりハードなロック・テンションと驚異のテクニックで聴かせるモンスター・ライヴとなっている。キーボードやヴァイオリン、21弦ハープギター、フルートやサックスやクラリネットらに加え、竹のオーガニックな響きがエキゾチックな情景を浮かび上がらせるスリンやリンディックと言った民俗楽器も持ち込まれ、眩い光と神秘が強烈に宿る。音質&バランス最上。解説付き。紙ジャケット。 国内盤
ARC-7390-2 DISCUS / 1st + ...Tot Lich + Live In Switzerland Official Bootleg - 3CD Set 3CD \9900
 ディスクス3タイトルまとめ買いセット。先着特典ボックス付き。(ファースト + トット リヒト!光へ! + ライヴ・イン・スイス) 国内盤
BS-19010B BIG BIG TRAIN / The Likes Of Us - Limited Mediabook Edition CD+BLU-RAY \4200
 <ブルーレイ付き/28ページ・メディアブック仕様/限定盤> 近年のPFMに参加経験もあるイタリア人ヴォーカリストALBERTO BRAVINを迎え、レーベルも移籍しリリースした、新生ビッグ・ビッグ・トレインの2024年新作。少年時代の思い出をテーマに郷愁を誘う美しい世界観で聴かせるコンセプト・アルバム。マルチプレイヤーが多いため、7人編成のバンドの中で4人がキーボードを担当し、5人がギター・パートに係わっている。12弦ギターやメロトロンも英国調で、2015年のスタックリッジと共に来日した女性ヴァイオリニストCLARE LINDLEYのプレイも欠かせない。イタリアのスタジオにメンバーが集まっての録音で、ハートフルな彼らのサウンドに、よりリアルな深みを与えている。ブルー・レイには、DOLBY ATMOS, 5.1 SURROUND SOUND & HIGH RESOLUTION 24-BIT STEREO MIXESを収録。 UK
BS-19006 MANDALABAND / Legacy - The Story Of Mandalaband 1975-1978 4CD BOX \5800
 <4枚組ボックス> 英国シンフォニック・ロック史上に残る傑作2作品。75年作の1st「MANDALABAND」と78年作の「THE EYE OF WENDOR」が、リーダーのデヴィッド・ロールによる2024年リマスター盤と、2024年リミックス盤の4枚組ボックスにてリリース。さらに今回初CD化となるシングル・ヴァージョン3曲を含むボーナス・トラック9曲も追加収録。バークレイ・ジェームス・ハーヴェスト、ジャスティン・ヘイワード、10CC、マディ・プライアーといった優れたミュージシャン達による凝った演奏はもちろん、オーケストラや合唱団をフィーチャーした、マルチ・トラック数の多い作品。最新リマスターにより色鮮やかに甦る。リミックスは、ディテールにかなり違いが出ており、より壮大なスケール感と荘厳な響きを持たせ、約50年経ってさらに手が加えられた内容は必聴と言わざるをえない。ボーナス・トラックのデモ音源では、オーケストラを使わず、ウーリー・ウォルステンホルムとデヴィッド・ロールのキーボードによるオーケストレーションによるもので、彼らがライヴでも遜色なくこのアルバムを演奏出来たであろう事を証明している。各紙ジャケット収納。ブックレット封入。
CD1:MANDALABAND (2024 REMASTER)
CD2:THE EYE OF WENDOR: PROPHECIES (2024 REMASTER)
CD3:MANDALABAND (2024 DAVID ROHL REMIX VERSION) +3 BONUS
CD4:THE EYE OF WENDOR: PROPHECIES (2024 DAVID ROHL REMIX VERSION) +6 BONUS(内、3曲は今回初CD化のシングルVer)
UK
BS-18998 EXPERIMENTAL / Homonimo - Limited Edition CD \3200
 クリムゾン、ロバート・フリップ影響下のバンドのお蔵入りとなっていた未発表アルバムが23年の時を経て初リリース。2001年の録音で、ツイン・ギター、チャップマン・スティック/ドラム・プログラミングといったトリオ編成にて、ポリリズムの応酬に邪悪に歪んだギターをフィーチャーし、ディシプリンをより過激にしたようなプログレッシヴ・ロックに近年のモダンさも加えて聴かせる、本格派クリムゾン・リスペクト・サウンドで、リズムなどかなり迫っている。一時期多発したこの手のものとは一線を画する出来。昨年、オリジナルメンバーにて再結成を果たし本国で注目され、本作のリリースが実現された。2024年リマスター盤。デジパック仕様。 CHILE
BS-18986 L'UOVO DI COLOMBO / Schiavi Del Tempo CD \3300
 再入荷。<200枚限定・自主盤> 73年に唯一のアルバムをリリースしたL'UOVO DI COLOMBOがオリジナル・メンバーであり、FLEA、ETNAでも知られるベーシストのエリオ・ヴォルピーニによって再編され50年振りに新作2ndを制作。いくつかの新曲に73年作からの新録3曲と、さらにFLEAとETNAの曲も新録。メンバーだったマランゴーロ兄弟らゲストを迎え、ある意味、彼らのキャリアをニュー・レコーディングでプログレッシヴに集約した作品と言える。マランゴーロ兄弟とギタリストのカルロ・ペンニーシらで録音されたジャージィでテクニカルな新曲はどちらかと言うとETNAを思わせるが、L'UOVO DI COLOMBOの73年作の1曲目を始め、FLEAの再現度も素晴らしく、ハモンドやムーグのヴィンテージ感やリズム・セクションなど申し分ない。他にもRDMやRRRのヴォーカリストも参加。また、単に録音プロジェクトではなく、数か月に渡りライヴ・ツアーも行われる予定だ。イタリアン・ロック・ファンにはまたひとつ驚きの再編となっている。2024年作。自主盤CDR。 ITALY
BS-18606 OMNI / Cronicas Del Viento 2CD \3800
 再入荷。泣きが甘美に立ち込めるずばりキャメル直系シンフォの2023年作。アンダルシアはカディスのバンドで16年振りにリリースされた待望の4作目。スパニッシュ・ムードも漂わせながらの優美でカラフルに舞う哀愁のサウンドは、かつてのIMANやCAIあたりも思わせ、ロマンチックな世界が描き出され、月夜のファンタジーが浮き上がる。ギターが奏でる極上の叙情、アラビック・パーカッションを泳ぐように奏でられるシンセと共に泣きじゃくる。風のクロニクルと題された本作ではスペイン語のヴォーカルもフィーチャーしており、リリカルなフルートやリコーダー、サックスらゲストも多く参加。彼らもまたギターとの絶妙な絡みを見せる。後半ではエキゾチックな幽玄さも漂う2枚組での大作となった。最高作だろう。必聴まちがいなし! 1stの曲を新録したボーナス1曲入り。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-18990 EL RELOJ / La Esencia Es La Misma CD \2800
 かつてはアルゼンチンのセミラミスとも言われたハード・プログレ・バンドが、リーダー以外のメンバーを一新し、83年にリリースした3作目。ツイン・ギター、ムーグなどをフィーチャーした6人組により、洗練されたテクニカルなプレイと、スペイン語の情熱的なハイトーン・ヴォーカルも駆使し、ジャズ・ロック・テイストや、スタイリッシュなインスト・サウンドも織り込んだ、新たなスタイルに挑戦した力作。初期に見られたようなヘヴィなギターは陰を潜め、手業と伸びやかなプレイで聴かせる。2024年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18989 EL RELOJ / Santos Y Verdugos CD \2800
 94年に再結成されリリースされた4作目。それ以来、長らく廃盤で入手困難だったアルバムが30年振りにアルゼンチン盤にて再発。ツイン・ギターによる速弾きのハードなギターや、スペイン語の情熱的なハイトーン・ヴォーカルを駆使したヘヴィ・プログレ。テクニカルに疾走し爆発させるが、ハード一辺倒ではなく、ピアノや幻想的なシンセをフィーチャーした曲もあり、シンフォニックな趣やプログレッシヴな展開も見せる。どこか翳りを帯びたサウンドに民俗色も加味し、欧米のバンドとは一線を画する南米ならではの構成となっている。2024年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18988 LE FRANCIS DECAMPS DELIRIUM / ...A Couches CD \3600
 <初回入荷特典:直筆サイン入りポストカード付き・500枚プレス限定盤> 2022年11月12日にフランスで行われたライヴを収録。ユーロ・ロック史上で語り継がれる傑作、アンジュの74年作「AU-DELA DU DELIRE (新ノア記)」を、オリジナル・キーボーディストのフランシス・デカンによりリメイクした、22年作のシン・新ノア記と言える「BIEN AU-DELA DU DELIRE」を再現したライヴ盤。22年に5か所で、23年に2か所でのツアーが行われた。シンフォ・バンドMOTISのメンバーがエレクトリック・ブズーキとキーボードで参加し、フランス屈指のスティックチャップマン奏者PASCAL GUTMANの手腕も光る4人編成にて。ドラマチックなメロトロン、シアトリカルなヴォーカル等踏襲しながらも、フランシスの感性でファンタジック&コンテンポラリーに描き上げ、オリジナルをリスペクトしつつ、全くの新作として接する事が出来たスタジオ・テイクをベースに、ダイナミックな臨場感と70年代アンジュのライブを彷彿させるシアトリカルな世界観を味わえる傑作ライヴとなっている。3面開きデジパック仕様。自主盤。 FRANCE

解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


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