一般的にギリシャと言うと、エーゲ海の白と青のイメージが強いですが、満天の星空が エーゲ海に広がる夜も格別です。あの胸をしめつけるような哀愁感はどこからくるのだろう、と思っていたのですが、実際に訪れてみてエーゲ海の夜の神秘に感動しました。

 ギリシャのストックには断然の自信があります。もともとロックバンドは少ないですが、 こと女性ヴォーカリストに関しては傑作がいっぱい。ここにストックしてある女性ヴォーカル物ならどれもおすすめ。傑作集だと思ってください。

 ギリシャ語・文字をローマ字に置き換えると発音が変わってしまうので、アーティスト名は、わかりやすくカタカナにしました。ギリシャの友人にレクチャーを受けたものです。  男性の場合、名前の語尾にスペル上には表記されないΣ(ス)を発音することがあります。スタマティス・スパノダキスがCDによって表記がまちまちなのは、このせいだとか。

 簡単なコメントを付けましたので参考にしてください。また、ライカ、レベーティカ、ディモティカといった古いスタイルのギリシャ・ヴォーカル物は扱っていません。

update 2022/05/12

表示金額は全て税込みです
GC-0440 AXIS / The Complete Songs Sung CD \2500
 「アクシズ(AXIS) / The Complete Songs Sung」 シングルを含む初期のナンバーをコンプリートした19曲入り2013年リマスター盤。フランスを拠点にしていたギリシャのバンドで、ドイツ、オランダ、トルコなどでもジャケット違いで編集アルバムを71年と72年にリリース。クラシカルなオルガンやジャージィなピアノをプログレッシヴにフィーチャーし、よく歌うハードなギターを絡め、メロディアスなヴォーカルで聴かせる英国の影響を深く感じさせるサウンドだ。ハープシコード入りでラフマニノフをアレンジしたナンバーや、イタリアのデリリウムのカヴァー、メロトロンやオーケストラの導入など、この志向は73年作で見事に開花。
GC-0438 AXIS / Same CD \2500
 「アクシズ(AXIS) / Same」 初CD化。メロトロンやファズ・ハモンドをフィーチャーし、クリムゾン・ミーツ・キャラヴァンなサウンドを聴かせる73年の名作。ギリシャのバンドだが、フランスを拠点としていたことで知られる彼ら。前デビュー・アルバムはシングルを中心にしたコンピ色が強く、曲やジャケットやタイトルが変えられフランスだけでなく、オランダ、ドイツ、トルコでもリリースされた。そんなヒット路線を狙っていた彼らが、100%プログレッシヴ&シンフォニック指向で作り上げたのが本作。リザード張りのメロトロン、グレイとピンクなハモンドなど、その手を聴き込んだマニアックさが良く、また、終盤はチャーチ・オルガンと合唱で荘厳さに包まれギリシャらしい。
GC-0001 AKRITAS / Same CD \2980
 「アクリタス(ΑΚΡΙΤΑΣ) / Same」 ラッテ・エ・ミエーレに似たシンフォニック・ロックを展開する必聴名作。ギリシャでなにかプログレ物をお探しの場合はまず本作から。どこか哲学的な雰囲気のするところがギリシャらしいです。コンセプト・アルバムで彼ら唯一のアルバム。73年作。
GC-0416 ATHENA ANDREADIS / Peeling Apples CD \2980
 「アティナ・アンドレアディ(ΑΘΗΝΑ ΑΝΔΡΕΑΔΗ) / Peeling Apples」 イギリスで活動しているギリシャ人女性ヴォーカリストの2010年新作2nd。デビュー作はJOE BOYDのプロデュースで話題を集め、イギリスでのリリースだったが、本作は初のギリシャ国内でのリリースとなった。ウイスパーな美声による英語で歌われ、バックにはスウェーデンとイギリスのミュージシャンが全面参加し、インターナショナルなサウンドとなっている。ジャケットのイメージ通りの、爽快感のあるキュートなポップ感覚にあふれる曲から、チェロの音色が哀愁を連れてくるシンフォニックな趣のある叙情的な曲、SHELLEYAN ORPHANを思い出させるような格調高い室内弦楽風のメロディなど、随所にストリングスが効いている。メロトロンをフィーチャーした6曲目も印象的。見開き紙ジャケット仕様。
GC-0445 ATHENA ANDREADIS / Giinoi Aggeloi CD \3600
 「アティナ・アンドレアディ(ΑΘΗΝΑ ΑΝΔΡΕΑΔΗ) / ΓΗΙΝΟΙ ΑΓΓΕΛΟΙ」 美しい気品に満ちた女性ヴォーカリストの2014年作。当初はロンドンで活動しており、JOE BOYDのプロデュースでデビューした。前2作は英語で歌っていたが、「地球の天使たち」と題された本作は初となる全ギリシャ語による新作だ。ヴァイオリン、トランペット、ギター、シンセ、オルガン、ピアノ、エレピ、リラらの他にストリングス・オーケストラも曲によって加えた、優雅でエーゲのロマンに包まれた作品となっており、彼女の作詞作曲に超一流クリエイターのリナ・ニコラコポールも手を貸している。哀愁に彩られた歌声が素晴らしく、ギリシャならではの陰影にあふれた女性ヴォーカル・ファン必聴作! 見開き紙ジャケット。
GC-0019 APHRODITE'S CHILD / End Of The World CD \2980
 「アフロディテス・チャイルド(APHRODITE'S CHILD) / End Of The World」 ヴァンゲリスとデミス・ルソスが在籍していたグループ。68年リリースの1st。英サイケデリックの影響をもろに受けた内容で、全曲英語で歌われ、サージェント・ペパーズのような仕掛けが曲中あちこちに。RAIN AND TEARSがヒット。メロトロン入り。
GC-0020 APHRODITE'S CHILD / It's Five O'clock CD \2980
 「アフロディテス・チャイルド(APHRODITE'S CHILD) / It's Five O'clock」 69年リリースの2nd。さりげないメロトロンの導入や民族楽器の絡め方などヴァンゲリスの存在が気になる作風。
GC-0397 ARLETA / 12+1 Tragoudia Tou Manou Hadjidaki CD \3200
 「アルレータ(ΑΡΛΕΤΑ) / 12+1 ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΤΟΥ ΜΑΝΟΥ ΧΑΤΖΙΔΑΚΙ」 07年リマスター&デジパック盤。ギリシャを代表する女性フォーク・シンガーのハジダキスを歌った69年作。ジャケット共に名作だ。いわゆるライカではなく、フルート、オーボエ、ピアノ、ギター、ハープ、ストリングス、スピネッタらをバックにした、つぶやくようなヴォーカルが独特で物悲しい。物静かなアンサンブルはとても美しく、室内楽のようでもあり、クラシカルさには気品が宿る。その情景にはエーゲ海の風がたおやかに流れ、潮の香りがかすかに。この年代にありがちなサイケ色やフラワーポップ色が無く、実にピュア。純白の歌心と向き合える。
GC-0406 ARLETA / Ena Kapelo Me Tragoudia CD \3200
 「アルレータ(ΑΡΛΕΤΑ) / ΕΝΑ ΚΑΠΕΛΟ ΜΕ ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ」 08年リマスター&デジパック盤。ギリシャでは稀なスタイルの女性フォーク・シンガーの81年リリースの作品。何作も出している彼女だが、本作はこの年代を代表する1枚と言ってよいだろう。アコギやナイロン・ギターが生み出す繊細なアンサンブルが特徴で、曲によってはネオクラシックのようにも響く。ピアノ、シンセ、フルートが加わる3曲目などアコースティックな美しさが神秘的だ。ライカ色を感じさせない、それでいてギリシャならではの哀愁をほんのりと優しく全体に漂わせる。そして、どこか感じる海の香り。とても癒される。
GC-0472 ANNA VISSI / Iliotropia CD \3200
 「アンナ・ヴィッシ (ΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ) / ΗΛΙΟΤΡΟΠΙΑ」 ギリシャを代表する女性ヴォーカリストの2019年作。ニコス・カルヴェラスの作詞作曲、及び共同プロデュースにより、従来のポップ路線にジャケットに象徴されるロックやサイケデリックな音像を隠し味としてミックスさせ、妖艶で圧倒的な歌唱力を聴かせる。中盤でのハードなギターリフにオルガンやブラスが絡む作風など彼女としては新鮮。終盤にはダウンロードのみだったアルバム未収曲やヴァージョン違いも収録されているが、ほとんどライカ色がないのも本作の特徴だ。フォトジェニックな綴じ込み付き初回限定メディアブック仕様。
GC-0309 IRENE PAPA & VANGELIS / Odes CD \3500
 「イリーニ・パパ&ヴァンゲリス(ΕΙΡΗΝΗ ΠΑΠΑ&ΒΑΓΓΕΛΗΣ) / ΩΔΕΣ」 07年デジタル・リマスター・ギリシャ盤。女優であり歌手でもあった彼女が80年にヴァンゲリスをバックにリリースした作品。ヴァンゲリスとヴォーカリストのコラボはバリョーニやコチャンテなども知られるが、本作ではヴァンゲリスが完全に主導権とコンセプトを握っており、合唱やプリミティヴなパーカッション、早いパッセージのシーケンス、2曲のインスト・ナンバーなどヴァンゲリスが女性ヴォーカリストを起用した作品と言えるプログレッシヴな内容を持つ。ギリシャ人同士のフィーリングだとこうも違うのか、というファン必聴作! リマスターにより音質が格段にアップ。
GC-0310 IRENE PAPA & VANGELIS / Rapsodies CD \3500
 「イリーニ・パパ&ヴァンゲリス(ΕΙΡΗΝΗ ΠΑΠΑ&ΒΑΓΓΕΛΗΣ) / ΡΑΨΩΔΙΕΣ」 07年デジタル・リマスター・ギリシャ盤。86年リリースのコラボ2作目。エニドかと思うオープニング。ギリシャ色が迷宮のように充満していた前コラボ作と比べて全体にコンセプトがすっきりとしており、その分、オーケストレーションに厚みと壮大さが持たされている。ギリシャ的なオリジナリティーと神秘性で取るなら前作のほうが断然面白みがあるが、グレード・アップしたヴァンゲリスのキーボード・サウンドを取るなら本作。彼女のヴォーカルを押し流すようにストリングス系もブラス系も荘厳に鳴り響く。リマスターにより音質が格段にアップ。
GC-0024 VANGELIS / Earth CD \3200
 「ヴァンゲリス(VANGELIS) / Earth」 今のところギリシャ盤でしか手に入らない彼の初期名作。民族楽器もフィーチャーしたギリシャ特有のプリミティブな部分と、おなじみの壮大なスケールのシンセ・オーケストレーションがうまくブレンドされた傑作。消え入りそうなヴォーカルも良い。73年作。
GC-0321 ELEFTHERIA ARVANITAKI / Ta Kormia Kai Ta Mahairia CD \3200
 「エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΤΑ ΚΟΡΜΙΑ ΚΑΙ ΤΑ ΜΑΧΑΙΡΙΑ」 傑作! デメトリス・パパデメトリゥーをプロデューサーに迎え制作された94年作。個人的にもギリシャ女性ヴォーカリスト物のベスト5に入る1枚。あふれでるコントラスト鮮やかな地中海色とエーゲ海の哀愁。ほんとうに感動で鳥肌がおさまりません。必聴!
GC-0034 ELEFTHERIA ARVANITAKI / Tragoudia Gia Tous Mines CD \3200
 「エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΓΙΑ ΤΟΥΣ ΜΗΝΕΣ」 ノート型変型ジャケットでリリースされた96年作。本作もデメトリス・パパデメトリゥーが手掛けたもの。より、ディープなギリシャ音楽のルーツを求め、トルコやアルバニアの音楽も吸収した奥深い作品。12の月(1月、2月の)を歌ったコンセプト作。
GC-0134 ELEFTHERIA ARVANITAKI / Ekpobi CD \2980
 「エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΕΚΠΟΜΠΗ」 前作から5年の歳月を隔ててリリースされた2001年作。ギリシャならではの消えゆくような哀しみの幻影を漂わせ、しっとりと哀愁を込めて歌う。さらに本作は、アネモスのようなケルト色まで取り込んだアレンジも。DULCE PONTESが1曲ゲスト参加。美声デュオでもう失神! 文句なしの傑作。DIGIPACK
GC-0459 KRISTI STASSINOPOULOU / NYN CD \2700
 「クリスティー・スタシノポリュー(KRISTI STASSINOPOULOU) / NYN」 メロトロンやアナログ・リズム・マシーンのノスタルジックなサウンドで幕を開けるギリシャ屈指の女性ヴォーカリストの4年振りとなる2016年作。ラウト、ハルモニウム、シンセ、ブズーキ、サックス、プログラミング、パーカッションを配し、ギリシャ・フォークやビザンチン聖歌らをベースにエレクトリックなサイケ色で塗り替えた、彼女ならではのアシッドでシュールな世界を作り上げている。型にはまらない独創的なアレンジに満ち、中にはガムランをサンプリングした曲もあり、汎地中海音楽に瞑想や陶酔のスピリッツも加わった幽玄さを見せている。見開き紙ジャケット。
GC-0410 CICCADA / A Child In The Mirror CD \2500
 「シッカーダ(CICCADA) / A Child In The Mirror」 魅惑の女性ヴォーカリスト、エヴァンゲリアをフィーチャーしたギリシャのシンフォニック・プログレ・バンド。2010年作。英国のグリフォンやスパイロジャイラを敬愛するというメンバー。メロトロンやオルガンを担当するキーボーディストはリコーダーやフルートも吹き、曲によってチェロ、ホルン、トランペット、サックス、クラリネットも入り、また、本来ドラマーが居ないバンドなので、リリース元のイタリアからDFAのドラマーがほぼ全曲を好サポート。彼のタイトなプレイにより、中世色や、淡い幽幻さをファンタジックに香らせたサウンドがテクニカルで高度なプログレッシヴ・ロックへ昇華されており、アングラガルドのような展開も見せる。英語で歌われているが、2曲はギリシャ語でコンテンポラリー系へ。なので、ギリシャ女性ヴォーカル・ファンも見逃せない。YUGENの管楽器奏者、キーボーディストもゲストで参加。
GC-0453 CICCADA / The Finest Of Miracles CD \2700
 「シッカーダ(CICCADA) / The Finest Of Miracles」 待望の2015年作2nd。魅惑の女性ヴォーカリストをフィーチャーし、音的にはギリシャのグリフォンとでも呼べる彼ら。その美しすぎる、そして幻想的なサウンドはよりメリハリと起伏のあるプログレッシヴな方向へと進んだ。ヴァイオリン、チェロ、フルート、リコーダー、クラリネット、メロトロン、オルガン、ピアノ、アコギらが緻密かつヒューマンに舞う前半、そのクラシカルな余韻を残しつつクリムゾン張りのヘヴィさも見せる組曲の後半。主に英語で歌われているが、ギリシャ語で歌われる終盤は鳥肌物で、ギターが泣き、ブラス・セクションが優雅に高鳴り、傑作を確信する瞬間だ。デビュー作のA CHILD IN THE MIRRORは21世紀プログレ屈指の傑作だが、イタリアのALTROCK組と合体したプロジェクト的な録音であった為、管弦奏者を含めメンバーをほぼギリシャ人で固め、アテネで録音された本作はある意味バンドとして初のギリシャ血統作。3面開きデジパック。
GC-0478 CICCADA / Harvest CD \2500
 メロウ・キャンドルを意識したのか魅惑のツイン女性ヴォーカルをフィーチャーし、6年振りのリリースとなった2021年作3rd。管楽器奏者が加わった7人編成にてメロトロンやハープシコードを含む多彩なキーボードと甘美かつジャージィにも聴かせるギターなどバンドとしての結束を固めたサウンドとなっており、時にハードなオルガンやキラキラとしたシンセにフルートやリコーダーにサックスも彩り鮮やかに交えシンフォニックなファンタジーを描いている。後半では以前のようにグリフォンやジェントル・ジャイアントを思わせるところも。さらに終盤ではヘヴィなダークさとリリカルな叙情美が織り成しギリシャ神話の如し怒涛の展開へ。3面開きデジパック。
GC-0447 GEORGIA DAGAKI / Phobie CD \3200
 「ジョルジア・ダガキ(ΓΕΩΡΓΙΑ ΝΤΑΓΑΚΗ) / Phobie」 リラ奏者であり、クレタの心を歌う女性ヴォーカリストの2014年作。以前の作品はニシオーティカ(島歌)寄りのものだったが、本作ではオリジナルやギリシャの作曲家を始め、マリ・ボイネの曲を取り上げるなどコンテンポラリーな作風で、ギリシャの女性ヴォーカル物ならではのエーゲ海の哀愁に染まった内容となっている。色香立つクレタ・リラ、リュート、ピアノ、アコギに、曲によってシンセやリズム・セクションも加わったアンサンブルは幻惑的で優雅な時の流れを感じさせ、舞いながら歌う彼女の幻影を映し出す。ギターと掛け合うジャージィなインストも収録されており、スリリングな一面も。デジパック。
GC-0063 STAVROS LOGARIDIS / Same CD \2980
 「スタヴロス ロガリディス(ΣΤΑΥΡΟΣ ΛΟΓΑΡΙΔΗΣ) / Same」 ポール、アクリタスを経た彼の78年リリースの1stソロ。果てなく広がってゆく美しいキーボード群をバックにせつせつと歌われるナンバーや、スリリングなインスト・ナンバーetc.、プログレッシヴな味わいのある好作となっている。
GC-0463 STAMATIS SPANOUDAKIS / Beautiful Lies CD \2800
 「スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / Beautiful Lies」 初CD化。80年代以降、荘厳なサウンドでシンフォ・ファンを圧倒した彼の72年デビュー作。APHRODITE'S CHILDのドラマーやDEMIS ROUSSOSのバックで知られるキーボーディストらのギリシャ組とフランスのセッション・ミュージシャンをバックに、意外にも英語で歌われるパリ録音のフォーク・ロックとなっており、キース・クリスマスあたりの英国作品を思わせる内容となっている。時折入るビブラートが効いた彼らしいギターやハモンドにプログレ色を見出せ、また、終盤では狂おしいファズ・ギターも登場しサイケ色も少々加味。見開き紙ジャケット。
GC-0475 STAMATIS SPANOUDAKIS / Looking Back CD \2800
 初CD化。80年代以降、荘厳なサウンドでシンフォ・ファンを圧倒した彼の74年作2nd。デビュー作に続き英語で歌われるフォーク・ロックとなっており、英国からの影響が大きいがクラシカルなピアノやオーケストラにはフランスあたりの映画音楽の影響があり、また、クラヴィでブズーキのフレーズを弾くなど5曲目はギリシャ色がエキゾチックに香る。クラリーノのような管楽器が入る8曲目にもギリシャ色あり。時折ファズ・ギターも入るので、海外ではサイケ・フォークのくくりで紹介されているレア盤。出来の良さが流石だ。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
GC-0381 STAMATIS SPANOUDAKIS / Kyrie Ton Dynameon CD \3200
 「スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΚΥΡΙΕ ΤΩΝ ΔΥΝΑΜΕΩΝ」 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。82年作。女性ヴォーカリスト、エレーニ・ヴィターリをフィーチャーしミサをテーマにした作品。オーヴァーハイム・シンセの分厚いトーンや、テンポ感のある音の動き、合唱をイメージするヴォコーダーなど、この時点ではまだヴァンゲリスの影響も感じさせる音作りだが、すでに異彩を放っている。キーボードやギターが生み出す薄暗い幻想色が海のように満ちる。次作のΜΕΡΑ ΟΡΓΗΣと並びシンフォ・ファンからも注目された初期の重要作。
GC-0461 STAMATIS SPANOUDAKIS / Haire Thalassa Mou CD \3500
 「スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗΣ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΧΑΙΡΕ ΘΑΛΑΣΣΑ ΜΟΥ」壮大な情景をエーゲ海の詩情を込めて描き出す2013年作。90年代中期以降の作品と同傾向ながら、録音の良さも手伝って、よりクリアーで奥行きが神秘的なまでに美しいオーケストラ・ストリングスや、悲しみを海の底で奏でるようなヴァイオリン、女性や子供をメインとした無垢なコーラス、適度に加わるブズーキなどのギリシャ固有のアコースティック楽器、作品全体をドラマチックに見せるパーカッション群、そして、ハートフルなアコギとエレクトリック・ギター。静寂な余韻を残すピアノ。コンパクトだった前作とは打って変わっての一大スケール。なにもかも素晴らしい! 3面開きデジパック。
GC-0065 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Same CD \2980
 「ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / Same」 ソクラテス ドランク ザ コニウムが正式名。ヘヴィなギターとヴォーカルをメインにしたハード・ロック・トリオとしてデヴュー。72年リリースの1st。DIGITAL REMASTER盤
GC-0066 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Taste Of Conium CD \2980
 「ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / Taste Of Conium」 72年リリースの2nd。攻撃的なリフとヴォーカルは英米からの影響を受けながらも、ギラギラとした独特のハードネスで迫る。DIGITAL REMASTER盤
GC-0067 SOCRATES DRANK THE CONIUM / On The Wings CD \2980
 「ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / On The Wings」 メンバー・チェンジ後、73年にリリースされた3rd。本作ではツイン・ギターとなり、ツェッペリン・タイプの屈折したリフを多用するハード・ロックの名作となっている。英語ながらもギリシャ的なヘヴィネスが重厚。ハード・ファン直撃アイテム。DIGITAL REMASTER盤
GC-0068 SOCRATES / Phos CD \2980
 「ソクラテス(SOCRATES) / Phos」 ヴァンゲリスとの共演で知られる76年リリースの4作目。ヴァンゲリスのあのブリリアントなキーボード群が印象に残るシンフォニック・ファン向きの1枚。とういか、あまりにも有名な作品。各国でリリースされた。DIGITAL REMASTER盤
GC-0335 THANOS MIKROUTSIKOS / Troparia Gia Foniades CD \3600
 「ツァノス・ミクルツィコス(ΘΑΝΟΣ ΜΙΚΡΟΥΤΣΙΚΟΣ) / ΤΡΟΠΑΡΙΑ ΓΙΑ ΘΟΝΙΑΔΕΣ」 07年リマスター&デジパック盤。77年リリース。孤高の女性ヴォーカリストの一人、マリア・ディミトリアーデをフィーチャーし、クラシカルなピアノやギターをメインに曲によってシンセやリズム・セクションを加えた歌物ながらもプログレッシヴな側面を持つミクルツィコスならではのアレンジで聴かせる。現代クラシックやジャズやロックを持ち込んだ彼流のコンテンポラリーな音楽性だったのだろう。ディミトリアーデのヴォーカルが妖艶でもあり清楚でもあり、まるで女優のように表情を変え迫ってくる。胸を打つ。
GC-0398 THANOS MIKROUTSIKOS / Evripidis IV CD \3200
 「ツァノス・ミクルツィコス(ΘΑΝΟΣ ΜΙΚΡΟΥΤΣΙΚΟΣ) / ΕΥΡΙΠΙΔΗΣ IV」 2010年リマスター&デジパック盤。マグマ・ファンもハマってしまう80年作。マグマというよりはクリスチャン・ヴァンデのトリスタンとイゾルテそのもの。マグマ然とした男女コーラスに弦やブラス、ピアノが絡み付き、変拍子でヒステリックに展開する曲から、女性ヴォーカルの美しいオペラチックな曲まで、ドラムレスなのにロックしている圧巻の内容。紀元前ギリシャの悲劇詩人を取り上げたプロジェクトで、哲学的な重々しさとクラシカルな古色が織り成すギリシャにしか無い作風だ。美とアヴァンギャルドの対比はアカデミックな精神で貫かれている。
GC-0479 PAVLINA VOULGARAKI / Iliachtida CD \2980
 「パヴリーナ・ヴルガラキ(ΠΑΥΛΙΝΑ ΒΟΥΛΓΑΡΑΚΗ) / ΗΛΙΑΧΤΙΔΑ」 クレタ島の女性ヴォーカリスト2022年作。記憶を追うような愁いのヴォーカルが魅力的な彼女。ピアノとエレピを使い分け、ストリングスやギターにアンビエントも交えながらのスタイリッシュなサウンドに寄り添うように哀愁の歌声を聴かせる。軽やかなリズムの曲からしっとりとしたバラードまで、どの曲も充実しており、中盤から終盤ではドラマチックな幻想感と力強さも見せる。このあたりはギリシャ・ファンにはニコス・アンティパスが関わっていた頃のアルキスティス・プロトプサールティを思い出させるだろう。プログレ・ファンにも刺さるアレンジだ。デジパック。
GC-0089 HARIS ALEXIOU / Hey CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / 'ΕΙ. . .Ι」 前作をさらに推し進めた大傑作。もう、プログレと呼べるぐらいのシンフォニックなキーボード・アレンジ。ニコス・アンティパスによるコバルト・ブルー・サウンドは一度聴くと耳を離れないほど印象に残る。ギリシャのシーンに多大な影響を与えた94年作。
GC-0090 HARIS ALEXIOU / Odos Nefelis '88 CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΟΔΟΣ ΝΕΨΕΛΗΣ'88」 95年作。前2作と比べるとかなりアコースティックな曲調になった。ふと香るエーゲ海の風、まぶしい光、あなたへのつのる思い、そんなシーンが映画のように綴られる。
GC-0091 HARIS ALEXIOU / To Pehnidi Tis Agapis CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΤΟ ΠΑΙΧΝΙΔΙ ΤΗΣ ΑΓΑΠΗΣ」 パリ録音でリリースされた98年作。コンテンポラリーな仕上がりを見せる前半が特に良い。シリアスささえ漂うギリシャ然とした美しい哀愁とヨーロッパの気品。特殊プラスチック・ケース入り。
GC-0092 HARIS ALEXIOU / Psythiri CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΨΙΘΥΡΟΙ」 ピアノ、アコ・ギにアコーディオンというシンプルなバックでリリースされた2000年作。詩情豊かな調べのピアノをバックにバラードを歌う。ヨーロッパの落ち着いた雰囲気とギリシャの哀愁がミックス。ライカ色もなく彼女にしてはめずらしい作風だ。DIGIPACK
GC-0389 HARIS ALEXIOU / Vissino Kai Nerantzi CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΒΥΣΣΙΝΟ ΚΑΙ ΝΕΡΑΝΤΖΙ」 06年作。エレクトリックを使用しないアコースティックな作りで、地中海からエーゲ海の民俗色、トラッド色にあふれ、かつイタリアのアグリカントスらエスノバンドが見せるコンテンポラリーなリズムの取り方と、照り付くブラスの導入など、新しい試みも見られる。ギターや笛の音が暖かなフォーク調の曲もまた彼女らしい。
GC-0392 HARIS ALEXIOU / I Agapi Tha Se Vri Opou Ke Na Se CD \3200
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / Η ΑΓΑΠΗ ΘΑ ΣΕ ΒΡΕΙ ΟΠΟΥ ΚΑΙ ΝΑ ΣΑΙ」 3年振りとなる09年作。アコースティック寄りながらもエレクトリックを絶妙に交え、コンテンポラリーと言うよりはアートソングとでも言えるような斬新な感覚を取り込んでおり、ギリシャのフォーク色にアンビエントを溶け込ませ、彼女にしてはややダークとも思えるサウンドで聴かせる。特に中盤以降はその色合いが強く、ヴァイオリンやアコーディオンらが切なく哀愁を奏で、素晴らしい包容力のヴォーカルで歌心を伝えている。深く悲壮さをたたえた感情移入。その表現力の豊かさに改めて積まれたキャリアを感じる。姿勢に妥協が無く、感動的だ。綴じ込み付き3面開きデジパック。
GC-0448 HARIS ALEXIOU / Ta Onira Ginonte Pali CD \3500
 「ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΤΑ ΟΝΕΙΡΑ ΓΙΝΟΝΤΑΙ ΠΑΛΙ」 ギリシャ色を染み渡らせたシックな作風で仕上げられた2014年作。円熟と言う表現がぴったりの内容で、クオリティを落とすことなく肩の力を少し抜いたようなヴォーカルの説得力は素晴らしいの一言。アンビエントとブズーキを重ねた新味のアレンジを始め、チェロをフィーチャーしアーバンな恋物語りが映る曲や、彼女の90年代の作品を彷彿させるドラマチックなナンバーもあり、全体にややダークな哀愁を湛え聴かせる力作となっている。どの曲もなんとも言えない深みがあり、かつ普遍的で、そこが凄いところだろう。デジパック。
GC-0476 HARIS ALEXIOU / Ta Tragoudia Tis Xenitias CD \2980
 「ハリス・アレクシーウ (ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΤΑ ΤΡΑΓΟΥΔ ΙΑ ΤΗΣ ΞΕΝΙΤΙΑΣ」 87年の未発表アルバム。BBCの影響を受け「亡命の歌」と題され制作されたものの当時3枚のアルバムがすでにリリース予定であった為、またギリシャの女性ヴォーカリストのトップを飾っていた彼女のイメージに合わないと言うレコード会社の要望もあり、発売予定から消えてしまった。33年振りに日の目を見る。テオドラキスらの重鎮と若手作曲家らが曲を提供しており、ブズーキ、アコーディオン、ベース、パーカッションのアンサンブルにギリシャ独特の変拍子を織り交ぜたライカでありながらスタイリッシュさを輝き放つのは彼女ならではだろう。2020年初リリースとなる。デジパック。
GC-0382 MARIA THOIDOU + SOKRATIS MALAMAS / Tis Nyhtas Ta Makria Mallia CD \3200
 「マリア・ソイドゥー、ソクラテス・マラマス(ΜΑΡΙΑ ΘΩΙΔΟΥ、ΣΩΚΡΑΤΗΣ ΜΑΛΑΜΑΣ) / ΤΗΣ ΝΥΧΤΑΣ ΤΑ ΜΑΚΡΙΑ ΜΑΛΛΙΑ」 08年リマスター&デジパック盤。サヴィナにも負けない霊的な美声を聴かせるマリア・ソイドゥーをフィーチャーした04年作。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ブズーキ、サックス、パーカッションらがトラッド風味を放ちながら奇怪にゆらぐ。シリアス色をはらむ閑静なギリシャ特有の叙情美がここでは世紀末を回想するかのような閉ざされた幻想へと塗り変えられていく。アコ・ギとローズ・ピアノの絡みがアルトゥーロ・スタルテッリのようだったりして、アカデミックな感性が剥き出しになる曲も。ギリシャならでは。
GC-0477 JARGON / The Fading Thought CD \2800
 傑作。ストリングス・カルテットとピアノをメインにシンセやリズム・セクションも加えたクラシカルで幽玄な2020年作。オーケストラル・シンフォニック・ロックとでも呼べそうな内容で、ジェネシスやピーター・ハミルの影響を語っており、ピアノはバンクス、ヴォーカルはハミルを感じさせ、ギターには元エニドのジョー・ペインも参加していたMETHEXISのメンバーを起用。シネマティックなロマンチシズムと奇怪なヘヴィさを配し、世紀末的な愁いに満ちていくサウンドは圧巻。ジョー・ペイン期のエニドも思わせ、ドラマチックであり、秩序のある世界が崩壊していくようなアルバムの流れはギリシャならではのカタストロフィーだ。VERBAL DELIRIUMのキーボーディストのプロジェクト。デジパック。
GC-0480 LENA PLATONOS / I Iho Kai Ta Lathi Tis CD \3200
 「レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / Η ΗΧΩ ΚΑΙ ΤΑ ΛΑΘΗ ΤΗΣ」 <ラスト・ストック> 才女の多いギリシャの中でも類の無い孤高の音楽性を見せる女性キーボーディストの85年必聴傑作。共作名義にはなっていないが、サヴィナ・ヤナトゥーが参加しており、彼女らの作品群の中でも特に屈折したプログレッシヴな面が強く、ギリシャ屈指の才女達が放った未体験ゾーンへハマっていく。アコギ、ピアノ、シンセ、パーカッションらが静寂な幻想空間を作り上げ、サヴィナのヴォーカルが浮遊する。彼女らにとってはコンテンポラリーなヴォーカル物を目指した結果なのかもしれないが、発想が普通とはまったく違い、正に超マジカル! ギリシャの魔法だ。*廃盤の為、売り切れ後の再入荷はございません。
GC-0348 LENA PLATONOS / Imerologia CD \3600
 「レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΗΜΕΡΟΛΟΓΙΑ」 久々のソロ作となる08年作。のっけからダークで奇怪な世界がサンプリングされたエレクトリック・アンサンブルで全開。過去に無い凄みが迫ってくる。リズムが強調されたかと思うと、プカプカとした音群が孤独な様相で淡々と流れ、例によってヴォーカルともトークとも区別の付かない彼女のヴォイスが入る。とにかく異様、幻覚、恍惚、狂気といったイメージがシアトリカルに綴られる。部分的にはプログレッシヴ・ロックのカテゴリーに入れてもいい哀愁の闇が覆う。1曲ロシアの女性ヴォーカリストがゲスト参加。終盤のバグパイプ+メロトロン風合唱で決まり。デジパック。

さて、いかがだったでしょうか? ギリシャのシンガーの場合、作曲家やアレンジャーが大きくかかわっていることがわかると思います。だれだれ作曲のだれだれが歌う、といった感じで、作品のクレジットもシンガーより作曲者のほうが大きく書かれていたり、先に表記されていたりしてややこしいです。連名表記の場合も多く、どちらのディスコグラフィーに入れたらよいか、わからない場合もあります。先に書いたように名作群を自信を持って取り揃えていますので、ぜひ、聴いてみてください。ご注文をお待ちしています。

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