update 2024/09/28


NEW 70's RARE

同じバンドの作品でも近年作(新作を含む)と、旧作の再発を分けて掲載しています。
例えばTHE ENIDの近年作は「NEW」、旧作は「70's RARE」に入っています。

表示金額は全て税込みです

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BR-2590 AMANDA LEHMANN / Innocence And Illusion CD \2700
 ジェネシス、ルネッサンス&英国シンフォ・ファン必聴の注目作。ハケット・バンドで知られる女性ギタリストでヴォーカリストの2021年ソロ・デビュー・アルバム。スティーヴ・ハケット、ニック・マグナス、ロジャー・キング、ロブ・タウンゼントら一派がバックアップしており、ハケットをイメージさせるギターやキーボードなど自身のマルチプレイに、ニック・マグナスとロジャー・キングが競い合うかのように素晴らしく仕上げたエレガントなストリングス・アレンジが加わり、サックスやハケットのエレクトリック・ギターもフィーチャーされ、シンフォニックかつドラマチックにサウンドを彩る。また、ラストはハケットとの共作となっていて幽玄なメロディを聴かせている。彼女の透明感のある、そして愁いの美声ヴォーカルも特筆。1曲目から最高です! 3面開き紙ジャケット自主盤。
BR-2721 ARMOURY WAY / The Ram CD \3500
 キーボーディストが率いるジェネシス影響下のシンフォ・バンドの2024年デビュー・アルバム。スタジオ・ミュージシャンらを迎えた5人編成のバンドで、メロトロン、オルガン、ピアノ、シンセと、バンクス風のキーボードをフィーチャーし、ギターは時にホールズワース・タイプのソロを聴かせ、クラシック・ギターやフルートを交えた、丁寧に練られたアレンジで展開していく。初期IQも思わせるが、ジェネシス系に於いて、まだこれほど新鮮なアイデアがあったのかと驚かされる曲もあり、全体に緻密なアンサンブルで聴かせる力作。2018年にMAGENTAのライヴを観たのがアルバム制作のきっかけと語るが、70年代にイエス、ジェネシス、キャメル、ルネッサンスを聴いて育ち16歳でプログレ・バンドを結成した。その後ジャズ・プレイヤーとして歩んで来たというキーボーディストのミュージシャンとしてのキャリアは長く、また、全員の演奏力も申し分ない。デジパック仕様。自主盤。
BR-1797 AUTUMN CHORUS / The Village To The Vale CD \2800
 幻想に彩られたサウンドを紡ぐ4人編成のバンドの2012年デビュー作。まるでデヴィッド・ロールがプロデュースしたかのようなマンダラバンドに通じるファンタジー、ピート・シンフィールドのような穢れなきパストラルな叙情、最近のアナシマを連想させるような胸に迫る美学で聴かせる。エレクトリック楽器に加え、フルートやヴィオラも導入したクラシカルなメロディと繊細なヴォーカルで織り成す崇高さを織り交ぜ、トランペットのジェントルな響きが英国詩情をかもし出す。また、登場は少しながらもマギー・ライリー・タイプの美声女性ヴォーカルも特筆。6曲目の後半で見せる荘厳な盛り上がりはド級のシンフォ・バンドも真っ青。
BR-2719 BENJAMIN CROFT / We Are Here To Help CD \3500
 YES、ELPを筆頭に70年代プログレの影響を語る、キーボーディストのBENJAMIN CROFTによるプロジェクトの2024年新作。ソリッドでテクニカルなシンフォニック・ロックを聴かせるコンセプト・アルバム。ミニムーグ、プロフェット10、CS80、JUPITER8、ハモンドB3 といった16種類ものキーボードを駆使し、女性ヴォーカリストや、5人のギタリスト、4人のベーシスト、そして、ドラムスには、サイモン・フィリップスとマルコ・ミネマンらを迎えた総勢14名による超力作。リアル・ワールド・スタジオでスティーヴン・W・テイラー(ケイト・ブッシュ、ラッシュ)によってミックスされ、バリー・グリント(デヴィッド・ボウイ、プリンス)によってAIRスタジオでマスタリングが行われた、メジャー級の出来栄え。3面開きデジパック仕様。自主盤。
BR-1596 BIG BIG TRAIN / The Underfall Yard CD \2200
 シンフォニック・プログレ・ファン&メロトロン・ファン必聴! 09年作。新たなヴォーカリストを迎え、メンバー・チェンジを経て丁寧に作り上げられた力作。FRANCIS DUNNERY (ex.IT BITES)、JEM GODFREY (FROST*)、NICK D'VIRGILIO (SPOCK'S BEARD) ら強力なゲストを得て、アレンジ&演奏面にも磨きを掛けたサウンドへとさらに進化した。ジェネシス・チックで幻惑的なメロトロンを多用し、フレンチ・ホルン、チューバ、コルネット、フルートや、チェロによる管弦楽を導入したロマンチックな叙情が淡くブリリアントに溶け合う。また、英国的でジェントリーな美しさに満ちた、ラスト23分の大曲でのドラマ性を帯びた展開に感動。IQ、TRASATLANTIC等を手掛けたROB AUBREYによるミックスも活きている。非常に満足感が残る1枚。自主盤。デジパック仕様。
BR-2251 BIG BIG TRAIN / Grimspound CD \2500
 2016年の傑作「FOLKLORE」の続編的な位置づけでリリースされた2017年作。リード・ヴォーカルのDAVID LONGTON、キーボーディストのDANNY MANNERS、ベーシストのGREG SPAWTONに加え、前作から加入したex.BEARDFISHのRIKARD SJOBLOMが曲作りにも加わり、新たな要素を持ち込み局面を迎えたアルバム。ジェントルな趣のヴォーカル・パートと、女性弦楽奏者によるヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのソロ&アンサンブル、哀愁を奏でるフルート、幻惑のメロトロン等によるシンフォニック性と、オルガンをフィーチャーしたヴィンテージ感や変拍子も用いたテクニカルなインスト・パートも導入。そして、ラストにはジェネシスチックな叙情美がドラマチックに待ち受ける。また、1曲ながらゲスト参加のJUDY DYBLEのヴォーカルの存在感も大。24P綴じ込みブックレット付き見開き紙ジャケット仕様。
BR-2415 BIG BIG TRAIN / Grand Tour - Limited Mediabook Edition CD \2300
 <52Pブックレット付き・メディアブック仕様・限定盤> リリースの度に新たな感動を届けてくれる彼らの2019年新作。古代ローマの遺跡や円形神殿、レオナルド・ダ・ヴィンチの遺産、ヴェローナのモザイク、嵐の難破船など、遙かなる憧憬に思いを馳せる美曲が並ぶ、ジェントルなヴォーカル、フルート、ヴァイオリン、メロトロン系も導入したシンフォニック・ロック作。17世紀から18世紀にかけて英国貴族階級の間で流行したイタリアへの「グランドツアー」(大規模な修学旅行的なもの)をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっているので、普通はテーマに沿ってイタリアに寄せたサウンドになりがちだと思うが、オーケストラを加えたクラシカルな重厚さを持ち込んだパートもあるものの、全体を通してぶれる事なく非常に英国的で、ジェネシスチックな叙情に満たされている。流石の出来! 自主盤。
BR-2589 BIG BIG TRAIN / Common Ground CD \2500
 メンバー・チェンジ後、全世界から注目を浴びる形でリリースされた2021年新作。パート1&パート2で構成され、パンデミックの影を色濃く反映し、希望へのメッセージを込めたコンセプト・アルバムとなっている。キャッチーな色合いが目立つパート1では新たな試みを感じさせ、パート2では、タイトル曲やドラマチックな組曲「ATLANTIC CABLE」、さらに感動的なラストまでビッグ・ビッグ・トレインらしい美しく叙情的なメロディに溢れている。また、気品のある英国然としたブラス・アレンジはやはり彼らならではのもの。3人が脱退するも、メンバー4人に加え、ヴァイオリニスト、ギタリスト、キーボーディストら充実したサポートを迎え、新編成にてリリースされた意欲作。デジブック仕様。自主盤。
BR-2615 BIG BIG TRAIN / Welcome To The Planet CD \2500
 メンバーチェンジ後リリースされた、前作の「COMMON GROUND」から半年足らずでリリースされた2022年新作。本作では新メンバーが曲作りにも加わり、新たな息吹を吹き込んだコンテンポラリーでキャッチーなメロディと、メロトロン系や気品漂うブラスセクションも導入した英国叙情あふれる従来のビッグ・ビッグ・トレイン・サウンドがマッチし、フルートや合唱を導入した、ラストのロマンチックでクラシカルなタイトル曲でクライマックスを迎える。前作から加わったPANIC ROOM/MR.SO & SO/STEVE ROTHERY BAND等のギタリストDAVID FOSTERの活躍も特筆。昨年急逝したDAVID LONGDONの最期となる素晴らしい歌声に涙する。デジパック仕様。自主盤。
BR-2714B BIG BIG TRAIN / The Likes Of Us - Limited Mediabook Edition CD+BLU-RAY \4200
 <ブルーレイ付き/28ページ・メディアブック仕様/限定盤> 近年のPFMに参加経験もあるイタリア人ヴォーカリストALBERTO BRAVINを迎え、レーベルも移籍しリリースした、新生ビッグ・ビッグ・トレインの2024年新作。少年時代の思い出をテーマに郷愁を誘う美しい世界観で聴かせるコンセプト・アルバム。マルチプレイヤーが多いため、7人編成のバンドの中で4人がキーボードを担当し、5人がギター・パートに係わっている。12弦ギターやメロトロンも英国調で、2015年のスタックリッジと共に来日した女性ヴァイオリニストCLARE LINDLEYのプレイも欠かせない。イタリアのスタジオにメンバーが集まっての録音で、ハートフルな彼らのサウンドに、よりリアルな深みを与えている。ブルー・レイには、DOLBY ATMOS, 5.1 SURROUND SOUND & HIGH RESOLUTION 24-BIT STEREO MIXESを収録。
BR-2709 THE C SIDES PROJECT / Foxes On The Road CD \3200
 ex.MAGENTAのギタリストとドラマーが中心となりスタートさせたウェールズのシンフォ・バンドの2023年新作6th。ジェネシス、イエス影響下のバンドながら、ケイト・ブッシュを連想させるコケティッシュな美声女性ヴォーカリストがリード&バッキングと、存在感を示している。エモーショナルかつテクニックのあるギター、タイトなリズムセクションをフィーチャーした、ダークかつハードなサウンドへとダイナミックな変化を遂げた。アコギ・アンサンブルも加えた細やかなアレンジ、オルガンも取り入れた色彩豊かなキーボードのセンスも光る。見開き紙ジャケット仕様。
BR-2720 COLIN BASS & DANIEL BIRO / More - featuring Andrew Latimer CD \3200
 キャメル・ファン必聴となったキャメルのベーシスト(&ヴォーカル)の2024年作。今回、アンドリュー・ラティマーがエレクトリック・ギターで11曲中5曲も参加。曲想も幽玄な物悲しさが漂うシンフォとなっており、この曲調でラティマーがギターを弾けば、もうキャメルそのもの。フルートも入る前半の沈み込んだ曲想でのギターソロですでに感涙してしまうが、クラシカルなストリングスを交えながら4分もソロを取る10曲目や、しみじみとした悠久のギターで幕を閉じるラストなど、尊さに満ちる。フランスや英国で活動するコンポーザー&キーボーディストとのコラボ作第2弾で、ピアノ、エレピ、オルガンの他に曲によって霧のようなメロトロン系、英国然としたホルン系、コーラス、パーカッションも配し、コリン・バースの幼い頃の記憶、過ぎ去った時間といった私的な内容から、社会的な問題や、中にはウィリアム・ブレイクが描いたノミの幽霊などをテーマに歌い綴っていく。24ページのカラーブックレット付き見開き紙ジャケット自主盤。
BR-2605 CRAFT / First Signs - Definitive Edition CD \2500
 <8曲ボーナス入り2021年リマスター盤> 70年代後期のエニドに在籍していた2人のキーボーディスト(1人はベースと兼任)がドラマーと結成したバンドの84年唯一作。リリース当時、音楽性を進化させていたエニドよりもエニドらしい、と言われたキーボードをふんだんに使ったクラシカルなシンフォを演奏。彼らはSIX PIECESを始め作曲にも参加しており、美しい曲想やリズム、緩急を付けたアレンジはもはやエニドそのものだが、ギターパートはベースをエフェクターでオクターヴを上げ、さらにディストーションを通したもので独特のハードなギターサウンドを配している。また、年代的に後半では若干ネオ・プログレの影響も。以前のCDのボーナス2曲に加え、新たに未発曲2曲と収録曲の89年リミックス4曲の計8曲のボーナス入り。さて、以前のボーナスもナイーヴなピアノが本編よりもエニドっぽいと評判だったが、新たな未発表曲2曲もピアノをメインにしたエニドの静寂な詩情を思わせる曲想だ。自主盤。
BR-2701D CYAN / Pictures From The Other Side CD+DVD(NTSC) \3300
 MAGENTA結成以前にROBERT REEDがマイク・オールドフィールドやイット・バイツの影響下で活動したバンド。94年にリリースされた2ndアルバムを再構築し、新たにバンドにて新録した2023年新作。新生イット・バイツに加入したギターの貴公子LUKE MACHINE、キャメルやTIGER MOTH TALEで精力的に活動を続けるリード・ヴォーカルのPETER JONES、バンドメイトのベーシストDAN NELSONの精鋭4人に加え、美声女性ヴォーカリストANGHARAD BRINNも参加。ジェネシス、イエスの影響も映し出すオリジナル曲に対し、曲を書き直し、録音し直し、アレンジも新たに、彼のキャリアを反映させスキルを存分に注ぎ込んだ、一級のシンフォニック・ロックとして甦った。17分の大作「NOSFERATU」を含む6曲が収録されている。DVDには、プロモ・ヴィデオ「THE QUIET ROOM SESSION (LIVE ACOUSTIC PERFORMANCE)」6曲(50分)を収録。前作「FOR KING AND COUNTRY」の曲をROBERT REED(グランドピアノ)、LUKE MACHINE(エレクトリック・ギター)、PETER JONES(ヴォーカル&サックス)の3人でスタジオにて録音しており、アルバムとは全く異なる雰囲気のサウンドが聴ける。「PICTURES FROM THE OTHER SIDE」の5.1サラウンド・ミックスも収録。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2710 DAMIAN WILSON & ADAM WAKEMAN / Can We Leave The Light On Longer CD \3200
 アリーナに新加入したヴォーカリストのダミアン・ウイルソンと、バンドメイトのキーボーディストでマルチプレイヤーの、アダム・ウェイクマンとのコラボによる2024年新作。メロディアスなサウンドに乗せてハートフルなヴォーカルで綴るシンフォ作。また、アダムの父親(リック・ウェイクマン)譲りの流麗で品の良いピアノも印象的。ドラムス、トランペット奏者も参加し、キャッチーな曲から一転し、オルガンや18人編成の合唱団を加えた厳かな導入部から始まるバラードもあり、引き付ける。コンセプト・アルバム。デジパック仕様。
BR-2674 DAVID CARROLL & FRIENDS (FROM GRYPHON AND FAIRPORT) / Bold Reynold CD \2500
 グリフォンのBRIAN GULLAND、GRAEME TAYLOR、DAVE OBERLE、ファポート・コンヴェンションのCHRIS LESLIE、DAVE PEGGら朋友を迎えた2023年新作。70年代にフォーク・バンド&楽器製作で活動していたDAVID CARROLLを中心としたプログレッシヴ・フォーク作品で、クラムホルン、イングリッシュホルン、イリアン・パイプ、フィドル、タブラ、ブズーキ、ダルシマー、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス等、多彩に使用し、中世色を持ち合わせたヴィンテージ感のあるサウンドで聴かせる。ヴォーカルも味わい深い。トラッド曲で構成されているが、フェアポートのアイデアを取り入れた「SHE MOVED THROUGH THE FAIR」や、BRIAN GULLANDのクラムホルンから始まるストローブスの「THE BATTTLE」のカヴァー等、各参加ミュージシャンを活かしたアレンジも興味深い。見開き紙ジャケット仕様。
BR-2726 DAVE FOSTER BAND / Maybe They'll Come Back For Us CD \3300
 美声女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2024年新作3rd。コンテンポラリーでキャッチーな飛翔感のある英国調のサウンドを聴かせ、生のストリングス・クインテットを加えた3曲目や、スティーヴ・ロザリーのギタ・ソロが聴ける4曲目などが特に印象的。現BIG BIG TRAINのギタリストで、PANIC ROOM、MR.SO & SO、STEVE ROTHERY BAND等でも知られるベテラン・ミュージシャンのDAVE FOSTERを中心に、スティーヴ・ロザリーを筆頭に、ピアニスト、ストリングス、バンドメイトの面々ら多数のミュージシャンを迎えて制作された。ポップ、ニューウェイヴ色を交えたサウンドは、PANIC ROOMに近いイメージ。BIG BIG TRAINのENGLISH ELECTRIC RECOREDINGSからのリリース。デジパック仕様。自主盤。
BR-2653 DAVID LONGDON / Door One CD \2800
 BIG BIG TRAINのヴォーカリストで、昨年事故により急逝したDAVID LONGDONの遺作となったアルバム。やはりBIG BIG TRAINの流れを汲んだシンフォニック・ロックで、メロトロン系も加えたコンテンポラリーな英国叙情で聴かせ、何より彼の声の印象、存在が大きい。ヴォーカル、キーボード、アコ&エレクトリック・ギター等自身がマルチにプレイし、ドラムスにJEREMY STACEY (KING CRIMSON)、ベースにSTEVE VANTSIS (FISH)、サックス奏者THEO TRAVIS (THE TANGENT)、古くからの朋友であるギタリスト、ストリングスらを迎え録音された。数年に渡り本作の為のアイデアを蓄積し、BIG BIG TRAINの「COMMON GROUND」の後からレコーディングを行い、彼が亡くなった昨年11月の時点でアルバムはすでに90%出来ており、残された制作関係者の手によって完成させた。2022年作。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2702 DAVID LONGDON / Wild River - Expanded Edition 2CD \3800
 2023年新装版。BIG BIG TRAINのヴォーカリストが2004年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。長らく廃盤で入手困難だったアルバムに、リミックス、リマスタリングを施し、さらにボーナスCDを加えた2枚組。フルートも含む自身のマルチプレイに加え、ギター、ドラムス、ヴァイオリン&ヴィオラ奏者、そして、後にバンドメイトとなるDAVE GREGORY がギターとメロトロンでゲスト参加。カラフルなシンフォ・サウンドの中にも流れる英国叙情はBBTへの布石を感じさせる。生前の計画を引き継ぎ、ROB AUBREYが追悼の意を込めてエンジニアリングを手掛け再リリースを実現させた。若き日の感性と輝きが詰まった美しいタイムカプセルだ。ボーナス・ディスクには、2004年のライヴ音源9曲と、アルバム未収録のスタジオ・トラック、別ヴァージョン等、11曲を収録。3面開き紙ジャケット仕様。
BR-2715 DRIFTING SUN / Veil CD \3200
 メランコリックな英国叙情が胸に染み渡るマリリオン、ジェネシス影響下のシンフォ・バンドの2024年新作。泣きを含んだエモーショナルなギター、ピアノがクラシカルに響き、メロトロン系、シンセ、オルガン、生のヴァイオリン、合唱も導入した、ドラマチックな哀愁に満ちたシンフォニック・ロックを聴かせる。メンバーチェンジを繰り返しながら新たな試みを取り入れ進化を続ける彼ら。本作では、リーダーのフランス人キーボーディストと、前作から参加したギリシャのシンフォ・バンドVERBAL DELIRIUMのヴォーカル、IQ/ARENAベーシストJOHN JOWITTに加え、新たにex.PENDRAGONのドラマーFUDGE SMITH、ギタリストらを迎えた精鋭の5人組にて。3面開きデジパック仕様。自主盤。
BR-2368 ENGLAND / Box Of Circles CD \2700
 ENGLAND (ガーデン・シェッド) の待望の2018年作。初出となる5曲目や9曲目や10曲目などロバート・ウェッブ/ENGLANDならではの英国風味のシンフォで親しみやすくかつ気品のあるヴォーカル&コーラスにメロトロン、ハモンド、ムーグ、アープらが繊細に織り成している。同じく初出の荘厳なコーラスでクラシカルに聴かせる3曲目やアコギのパートからキーボードが重なってくるバラードの8曲目もいい。そして、なんと言っても曲によってはガーデン・シェッドの4人のオリジナル・メンバーが揃っていることだろう。他、2010年に本作のプロモとしてリリースされたEPからも4曲収録されているものの、本盤ではガーデン・シェッドを担当したエンジニアによる新たなニュー・ミックスとなっている。オリジナル・メンバーの他に、来日メンバー、ロバート・ウェッブ参加の未発音源「Rare Bird In Rock」がCD化されたばかりの女性ヴォーカリストのJENNY DARRENらが参加。90年以降のロバート・ウェッブ/ENGLANDの集大成的な内容となっている。28ページのブックレット入り3面開きデジパック。
BR-2482 THE ENID / Live At Loughborough Town Hall 1980 CD \2300
 初出の80年のライヴ。初となる4作目のSIX PIECES時のもので、彼らの初期ライヴで有名なLIVE AT HAMMERSMITHよりも1年後、そしてメンバーが分裂してしまう前の、まだツイン・ギター、時にトリプル・キーボード編成期の演奏だ。ヴォーカル入りのシングル・ナンバー2曲を含み、TOUCH MEから2曲、SIX PIECESから2曲、そして、フルFAND、ラストはトロッグスのワイルド・シングのセットリスト。ラジオ音源で音質は良く、ややラフなミックスが逆に功を奏し各メンバーのプレイが浮かび上がり、マニュアル演奏のキーボードのスリリングさ(そして大変さ)とギター・パートの重要さがリアルに伝わってくる。テクニカルさ、ドラマチックさ、当時想像出来なかったハードなワイルドさ、最高です。あの頃、自分が夢中になっていたエニドがここに。デジパック。
曲目;
1. 665 The Great Bean
2. The Hall Of Mirrors
3. The Dreamer
4. Golden Earrings
5. Humouresque
6. The Courtage
7. Band Introduction
8. Fand
9. Wild Thing
BR-1838 THE ENID / Invitica CD \2500
 傑作。ロマンと壮麗さを極めた2012年作。英国の妖精が舞い降りたような夢想感は唯一無二と言え、バンドのサウンドと最良の溶け合いを見せる新ヴォーカル入りでのドラマチックなシンフォニック・ワールドは正にエニド。甘美なギターや完ペキなチューンのオーケストレーション、ドラマチックさを強調するティンパニーや華麗さをスリリングに生み出す木琴など、AERIE FAERIE NONSENSE〜TOUCH ME期のクラシカルさ、ロマンチックさを生み出している。本作はJOURNEY'S ENDを第1部とした3部作構想の第2部として制作されており、07年から取り掛かったJOURNEY'S END時には無かったと思われる壮大な構想だが、メンバーが固定されてきたチームワークと、ゴドフリーの創作意欲の高まりがもたらしたものに違いない。初回4面開きデジパック。
BR-2072 THE ENID / The Bridge CD \2600
 優雅で優美な2015年作。中性的で多彩な歌唱法を見せる天才ヴォーカリスト、JOE PAYNEをフィーチャーしての作品で、隠れた名曲EARTHBORNのニュー・ヴァージョンで幕を開け、まず驚かされる。全体になんとも光と影が移ろう作風になっており、ストリングス系と甘いギターがロマンチックな恋を語るような詩的な静パートから、ブラス系とピアノの高鳴りによってクライマックスへ導かれていく。オーボエやフルート系のアレンジも絶品だ。中盤ではFANDあたりの華燭のイメージも漂う。ラストは当時インストだったAUTUMNのヴォーカル入りニュー・ヴァージョン。初回プレスのみ<隠しボーナス・トラック入り>4面開きデジパック。
BR-2591 FRAGILE / Beyond CD \2800
 イエス、ルネッサンス&英国ファン必聴の注目作。昨年デビュー・アルバムが大絶賛された女性ヴォーカル・シンフォ・バンドのさらにブラッシュアップした2021年新作2nd。あの女性ヴォーカリストCLAIR HAMILLがリード・ヴォーカルで参加し驚かせた4人組のバンド。リリカルなピアノやオルガン、メロトロン系も配したウェイクマンを連想させる華麗なキーボード、的確で強靭なリズム・セクション、ハウをよりメロウにしたギター等による、変拍子を多用した構築的かつスリリングなプログレッシヴ・サウンドを展開するも、やはりクレア・ハミルのヴォーカルが心地良くファンタジックな風合いを吹き込んでいる。ロジャー・ディーンをイメージさせるジャケにも全盛期のイエスへのオマージュを感じ取れる。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2267 FRANCIS LICKERISH (SECRET GREEN) / Far And Forgot - From The Lost Lands CD \2200
 初期エニドに中世色とケルト色をもたらしていたギタリストの2012年ソロ作。09年にSECRET GREENとしてリリースされた作品を受け継ぎ、壮大なシンフォニック・ロックを完成させた。女性ヴォーカル、フルート、オーボエ、チェロ、トランペットらを加えたアコースティック色と、初期エニドを彩ったあのリリカルでかつドラマチックに切り込んでくるギターや、彼の手による管楽器やストリングスやパイプ・オルガンに設定されたシンセ群が咲き乱れる妖精の夢王国。ラストは5つのパートに分かれた約30分の大作で、まるでファンドの続編のよう(これ以上書くとネタばらしになるのでもう書きません)。感動的。*初回プレスのみ3面開き紙ジャケット。自主リリース限定盤。
BR-2696 GALAHAD / The Long Goodbye CD \2950
 キャッチーでモダンなサウンドと、巧妙でスペクタクルな展開が融合したシンフォニック・ロック作。TWELFTH NIGHTのベーシストMARK SPENCERがメンバーに加わった5人編成での2作目となる2023年新作。LEE ABRAHAMのアコ&エモーショナルかつハードなギター、オーケストレーションも交えたシンフォニックなキーボード、ソリッドなリズム、ハートフルなヴォーカルで織り成す。老化のプロセスと早期認知症という困難なテーマを取り上げた、ラストの長尺曲がアルバムのハイライトで、メロトロン系を加えた美しい英国叙情が香り立ち感動を呼び起こす。プロデュース、ミックス、マスターリングはKARL GROOM。ボーナス・トラックとして「DARKER DAYS」「OPEN WATER」のアルバム未収の2曲を追加収録。デジパック仕様。自主盤。
BR-2675 IMAGINAERIUM / The Rise Of Medici CD \2850
 アリーナ/ペンドラゴンのキーボーディストCLIVE NOLANと、フランスの人気シンフォ・バンドNINE SKIESのマルチプレイヤー兼ヴァイオリニストERIC BOUILLETTE(最近ではDRIFTING SUNやTHIS WINTER MASCHINEといったイギリスの多くのバンドにも参加)を中心としたプロジェクトの2022年デビュー・アルバム。フィレンツェで栄華を誇ったメディチ家をテーマにした壮大なコンセプト・アルバムで、作詞&作曲を気鋭の2人で手掛けており、ネオ・プログレから、ルネッサンス音楽、クラシック、オペラまで幅広い音楽性を取り込んだシンフォニック・ロックをドラマチックに聴かせる。ドラムス、ベース、ハープ奏者、ヴォーカルに、MARC SPENCER、ANDY SEARS (ex.TWELFTH NIGHT)、英伊の女性ヴォーカリストらも迎えキャスティングし配している。3面開きデジパック仕様。
BR-2727 JOHN LEES' BARCLAY JAMES HARVEST / Philharmonic! The Orchestral Concert 2CD+BLU-RAY+DVD(NTSC) BOX \9800
 1973年以来、英国では50年振りとなる2023年9月に行われたフィルハーモニック・オーケストラとの共演ライヴをCD2枚、映像を各BLU-RAYとDVDに収録した2024年4枚組スペシャル・ボックス。ジョン・リーズを中心としたバンド編成にてシンフォニー・オーケストラと共に初期の名曲群が感動的に甦る。もともとオーケストラをフィーチャーしていたMocking BirdやGaladrielらの良さはもちろん、3rd収録のMedicine Manや特にThe Poet〜After the Dayの流れは圧巻のスケールと言え、超ドラマチック。また、静寂の海収録のPoor Man's Moody Blues、クラシック・ホールならではのパイプ・オルガンも加わるHymnなど、涙を禁じ得ない。さらにデビュー作からこれまたオーケストラが重要なDark Now My Skyや、4thのウーリー・ウォルステンホルムによる唯一のオーケストラ・ナンバーのMoonwater(本ライヴでは女性ヴォーカルにて)などなど全19曲。各メディア同収録。
BR-1904D MAGENTA / The Twenty Seven Club - Special Edeition CD+DVD(NTSC) \2500
 DVD付き2枚組・限定盤。待望の2013年新作は、メンバーの音楽にかける情熱にあふれたドラマチックな演奏と、今や英国女性ヴォーカリストの代表格、クリスティーナの美声ヴォーカルで織り成す、コンセプト・アルバムとなった。オーケストレーションもダイナミックに取り入れ、イエスやルネッサンスの影響をミックスさせた正統派シンフォの風格は、確かにバンド初期のプログレッシヴ・ロックへの回帰も感じさせるが、決してそこへ戻るのではなく、そこからさらに進化したマジェンタ流の、一歩先の未来へのサムシング・ニューをたくさん持ち合わせた、まさに21世紀プログレの傑作だ。ゲストにIQ, FROST*のドラマー、アンディ・エドワーズが加わり、よりパワー・アップ。流石の出来! DVDは、プロモ・ヴィデオ「THE LIZARD KING」、約100分のメイキング&インタビューの映像と、アルバム全曲の5.1 Surround Mixを収録。スリップ・ケース付き。自主盤。
BR-2383 MAGENTA / We Are Seven - Live 2018 2CD \2800
 2018年4月8日にイギリスで行なわれた2枚組ライヴ音源。ディスク1には2017年の最新アルバム「WE ARE LEGEND」から全曲に加え、EPの「SPEECHLESS」とアルバム「METAMORPHOSIS」とアルバム「THE TWENTY DEVEN CLUB」からも1曲ずつ収録。ディスク2は、当時センセーショナルだったバンドの最高作と言える04年の「SEVEN」から全曲収録。衰えを知らないクリステーナの美声と、バンドが一体となった臨場感あふれるサウンドで繰り広げるファン必見盤。オーボエ&フルートも加わり優美なアンサンブルで叙情を奏でる場面も特筆。ルネッサンス、ジェネシス、イエスが香る、正統派の英国シンフォニック・ロック!見開き紙ジャケット仕様。自主盤。<収録曲> DISC 1:1. SPEECHLESS / 2. TROJAN / 3. COLOURS / 4. LEGEND / 5. PREKESTOLEN / 6. THE LIZARD KING // DISC 2:1. GLUTTONY / 2. ENVY / 3. LUST / 4. ANGER / 5. GREED / 6. SLOTH / 7. PRIDE
BR-2677D MAGENTA / Reaching For The Moon Live - Limited Edition 2CD+2DVD(NTSC) \5200
 <1000枚リリース/限定盤> 人気の英国女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの4枚組(2CD+2DVD)最新ライヴ盤。2022年5月21日のライヴ映像&ライヴ音源を収録。スクリーンを掲げたステージングに、オーケストレーションや、生のフルートとオーボエを加えた、クラシカルかつドラマチックなアレンジで聴かせ、新鮮な感動が甦る。前半のディスク1は、「GLITTERBALL」や「BROKEN」といったフェイヴァリット・ソング等、キャッチーで親しみやすいシングル曲を中心に選曲した8曲。後半のディスク2は、2020年の最新アルバム「MASTERS OF ILLUSION」の曲を中心に、初期の曲も含む9曲を収録。COVID-19によるライヴ休止期間を経て、KITE PARADEのANDY FOSTERらゲストを加えた9人編成でのバイタリティー溢れる好演となっている。4面開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2683 MAGENTA AURA / The Rock Artist's Progress CD \2700
 カーヴド・エアのヴァイオリニスト、ダリル・ウェイがプロデュース(プレイはしていません)した、ニュー・プロジェクトの2023年新作。チャールズ・ショーウェルが書いた小説にリンクしたコラボ・アルバムとなっていて、オルガン、シンセ、アコ&エレクトリック・ギター、リズム、ヴォーカルの4人編成のバンドにて。小説は、ビートルズに始まる音楽革命を背景に、英国の音楽学校で学ぶ若者の挫折と人生を描いたもので、そのストーリーに沿ったサウンドが繰り広げられていく。そのため、60年代後半に録音された作品という設定となっていて、カラフルなポップ、ドーリーミィ・サイケ、プログレ、シンフォが入り混じったロック作となっている。ルネッサンス調の旋律を織り込んだクラシカル・ロック然とした曲調の「CHACONNE」は特筆。マリリオンのスティーヴ・ホガースが「MORPHUEUS」でゲスト参加。デジパック仕様。
BR-2507 MAGIC BUS / The Earth Years CD \2700
 初期キャラヴァンを連想させるような、本格派カンタベリー・ロック・バンドの2020年新作4th。デイヴ・シンクレアをリスペクトしたようなカンタベリー・テイストあふれるオルガンに加え、メロトロン系も導入し、パイ・ヘイスティングのようなギター、リチャード・シンクレアを意識したようなウォーム・ハートなヴォーカルで聴かせる。メロデァイスなポップ色に加え、時に変拍子も多用しジェントル・ジャイアント風にも。くすんだ色合いの芳醇とファンタジー香るヴィンテージ感のあるサウンド。70年代を継承した英国ならではのセンスが光る。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2609 MAX HUNT (FRAGILE) / Hope CD \2800
 今年新作がリリースされて注目を集めた、イエス、ルネッサンス・ファン必聴バンド「FRAGILE」のブレーンで、キーボーディストの2021年新作。リック・ウェイクマンを連想させる華麗で煌びやかな閃きを見せるシンセ、瑞々しくリリカルなピアノ、清涼感のあるヴォーカルとコーラスワーク、構築的なアレンジ、メロディラインなど、イエスやジェネシス影響下のシンフォニック・ロック作となっている。また、サウンドの透明感も特徴的で美しい。暗黒時代のヨーロッパの歴史や、SF、ファンタジーにインスピレーションを受けたというアルバム。ロジャー・ディーンをイメージさせるジャケにもイエスへのオマージュを感じ取れる。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。
BR-2723 MIDAS FALL / Cold Waves Divide Us CD \3300
 スコットランドの美声女性ヴォーカル・バンドの2024年新作5TH。元々はマルチプレイヤーの女性ロック・デュオとしてスタートしたが、アルバムごとに異なったミュージシャンを迎え、バンド編成にてアルバムをリリースしてきた。本作では、ベーシストを加えたトリオ編成にて聴かせる。アナセマやギャザリングの影響を感じさせるシンフォ&プログレッシヴ・テイストのある、メランコリックでダークなゴシック色のあるサウンドとなっている。英国的なナチュラルな美メロとドリーミィな叙情、アンビエントな幻想色、そして、ドラマ性も持ち合わせ、そして、何より透明感のある女性ヴォーカリストの声が絶品。
BR-2704D MOSTLY AUTUMN / Back In These Arms - Live 2022 2DVD(PAL) \4800
 MAGENTAと並ぶ人気の英国女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの最新2枚組ライヴDVD。スクリーンやライトを多用した、アーティスティックなステージングでサウンドと美しく呼応する。カメラワークにもこだわりを感じさせる、見応えのある一級の映像だ。パンデミックにより度々延期になっていた、最新作「GRAVEYARD STAR」のツアーから。エモーショナルなギターをフィーチャーしたドラマチックなサウンドに乗せて歌うOLIVIAの美声ヴォーカル、そして、ANGELAの叙情たっぷりのフルートも特筆。近年の3作からを核に、1999年のデビュー作を含む8作品からの曲を幅広く演奏。また、アルバムのボーナス・ディスクのみに収録された2曲(GAZE / HEART BODY AND SOUL)のライヴも貴重で、さらに今回は、リーダーのBRYAN JOSH のソロ・アルバムJOSH & CO.からの曲 (IN FOR THE BITE)も1曲披露。ポテンシャルが高く新旧の名曲揃いの全21曲、2時間半。先にCDでリリースされた物の映像版。自主盤。
BR-2707 PALLAS / The Messenger - Limited Mediabook Edition CD \3800
 <メディアブック仕様 / 限定盤> シンフォ・ファン必聴の9年振りとなる待望の新作。ALAN REEDがバンドに復帰しての1作目となる2023年作。翳りを帯びた内省的な英国叙情と、ダークなドラマ性、ストリングスやピアノ、アコギを織り込んだクラシカルな幻想美が絶妙なバランスで配された力作。そして、ALAN REEDの哀愁を帯びたヴォーカルが胸を締め付け、彼のバンドに於ける存在の大きさをまざまざと見せつけている。「THE SENTINEL」が冷戦の懸念と、それが投げかけた影と呼応していたのに対し、本作「THE MESSENGER」は、環境問題から戦争の脅威等、現代社会の様々な問題を取り上げたコンセプチュアルな作品となっていて、ラストのタイトル・トラックで感動的に幕を閉じる。イマジネイティヴなイラストが施された36ページの綴じ込みブックレット付きの特別限定盤。自主盤。
BR-2724 PATCHWORK CACOPHONY / Hourglass CD \3300
 GANDALF'S FIST、FUSION ORCHESTRA 2 のキーボーディストでマルチプレイヤーのBEN BELLによるソロ・プロジェクトの2024年新作3rd。エモーショナルなギターや、華麗なシンセ、ピアノ、ピーター・バーデンスを思わせるハモンド・オルガン等をフィーチャーした英国調のシンフォニック・ロック作で、ジェネシスを連想させるところも。ピアノの小曲で繋いでいくコンセプト・アルバムとなっていて、5曲目ではゲストのDRIFTING SUNのPAT SANDERS がムーグ・ソロを披露。ドラムスを迎え、それ以外のヴォーカルに至るまで全てを自身が手掛けたマルチ・プレイによるものとなっているが、各楽器に於けるテクニックも申し分なく、アレンジもフル・ロック・バンドをイメージして作り上げられているため、バンドでのプレイかと思わせる程。自主盤。
BR-2434D RENAISSANCE / Tour 2011 - Live In Concert 2CD+DVD(NTSC) \3200
 2011年9月23日アメリカでのライヴ映像を収録したDVDと、ライヴ音源CD2枚を収めた3枚組。「TURN OF THE CARDS (運命のカード)」、「SCHEHERAZADE AND OTHER STORIES (シェラザード夜話)」の傑出した2作の全曲を2時間以上に渡って演奏!アニー・ハズラムのヴォーカルも艶やかに美しく響き、バンドと一体となった非常にポテンシャルの高いライヴとなっている。メンバーは、ANNIE HASLAM(Vo)、MICAEL DUNFORD(G)、DAVID J. KEYES(B)、FRANK PAGANO(Dr)、RAVE TESAR(Key)、JASON HART(Key) の6人。ツイン・キーボードでダイナミックに聴かせ、ジャズ・ピアニストとしても活躍中のRAVEのピアノ・ソロも効いている。4面開きデジパック仕様。2019年版&英国盤。
BR-2571B RENAISSANCE / 50th Anniversary Ashes Are Burning - An Anthology - Live In Concert 2CD+DVD(NTSC)+BLU-RAY BOX \4800
 <結成50周年記念ライヴ/4枚組ボックス> 結成50周年を記念して行われた北米ツアーから2019年10月12日の公演を収録した4枚組。全編にチェンバー・オーケストラを加え、今までオーケストラと共演した事が無い曲にも初挑戦したセット・リストとなっている。また、特別ゲストとしてオリジナル・ルネッサンスのジム・マッカーシーを迎え、「ISLAND」と「ASHES ARE BURNING」でアコースティック・ギターを好演し往年のファンもびっくり。かつてジェーン・レルフが歌った「ISLAND」はアニー・ハズラムがルネッサンスのオーディションを受けた時に歌ったという運命の曲で、ジムとの共演が実現。など、節目となる記念ライヴならではの仕掛けがあるスペシャル・ナイト。ファン必見のライヴとなっている。各紙ジャケット収納。16ページ・ブックレット封入。<収録曲> 1. CARPET OF THE SUN / 2. OCEAN GYPSY / 3. RUNNING HARD / 4. MIDAS MAN / 5. SYMPHONY OF LIGHT / 6. ISLAND - with Jim McCarty / 7. OPENING OUT / 8. DAY OF THE DREAMER / 9. THE MYSTIC AND THE MUSE / 10. A SONG FOR ALL SEASONS / 11. ASHES ARE BURNING - with Jim McCarty *DVD/BLU-RAY共に国産機で再生可
BR-2708 THE ROUND WINDOW / Everywhere & Nowhere CD \2800
 ハートフルなヴォーカルを活かしたメロディック・ロックを軸に、プログレッシヴ、シンフォニック、アコースティックからの影響を包含する「ワイドスクリーン・ロック」と自称するバンドの2023年新作2nd。10分を越える長尺曲からスタートし、キャッチーなサウンドの中にも、ノスタルジックなピアノの音色が気を引き、ストローブス辺りに通じるような歌心のある牧歌的な叙情も英国的だ。4曲目ではPETER JONESがサックスで参加し存在感を示している。メロディアスな「エピローグ」で幕を閉じる。ミックス&マスタリングはCOSMOGRAFのROBIN ARMSTRONG、そして、ジャケットのアートワークはFROST*も手掛けているPAUL TIPPETTによるもの。 デジパック仕様。自主盤。
BR-2489D TIGER MOTH TALES / A Visit To Zoetermeer CD+DVD(NTSC) \2800
 初のライヴ映像がリリース! キャメルの最新ライヴDVD&BLU-RAYでも好プレイを見せたマルチプレイヤーPETE JONESのソロ・プロジェクトとして活動しているTIGER MOTH TALESだが、このライヴでは、RED BAZARの2019年作「THINGS AS THEY APPEAR」に彼が参加した縁で、同バンドのギター、ベース、ドラムスを起用し、自身がヴォーカル、キーボード&ギターを弾く、4人編成のバンドでの演奏となっている。その為、アルバムとはまた違った印象で楽しめる、1st、3rd、4thから選曲された全9曲。ジェネシス、スティーヴ・ハケット、キャメル影響下の英国薫るシンフォニック・ロックを聴かせる。2019年1月オランダでのライヴ映像。本編に加えPV5曲を追加。CDはライヴ音源を収録。見開き紙ジャケット仕様。
BR-2519D TIGER MOTH TALES / Still Alive + A Visit To Rockfield CD+DVD(NTSC) \2500
 <ボーナスDVD付き2枚組> キャメル参加でも知られるマルチプレイヤーPETE JONESのソロ・プロジェクトTIGER MOTH TALESの新曲6曲(約32分)入りのミニアルバムと、今回初DVD化となる2018年のスタジオ・ライヴ配信企画「THE QUIET ROOM」から8曲のライヴ映像+PV映像2曲入りのDVDが付いた2枚組。イギリスでのロックダウンに対する見解とメッセージを込めたという作品で、ジェネシス、スティーヴ・ハケット影響下のシンフォニック・ロック作。ハートフルなヴォーカルが心に染み、ブリリアントな明るい光に満ちた勇気と力を与えてくれる音楽だ。ボーナスDVDは、RED BAZARのギター、ベース、ドラムスを起用し、自身がヴォーカルとキーボードを弾く、4人編成のバンドでの演奏となっている。見開き紙ジャケット仕様。2020年作。
BR-2556D TIGER MOTH TALES / The Whispering Of The World CD+DVD(NTSC) \2600
 キャメル参加でも知られるPETE JONESのソロ・プロジェクトであるTIGER MOTH TALESの2020年新作。今までスタジオ作は自身のマルチプレイのみで作り上げてきたが、本作は自身が弾くグランドピアノとヴォーカルに加え、格調高いストリングス・クィンテット(ヴァイオリンx2、ヴィオラ、チェロx2)を迎えた初のスタジオ録音に挑戦。ウェールズの作曲家IAN LAWSONにストリングス・アレンジを依頼し、叙情あふれる美旋律に乗せてハートフルに歌い上げる、今までの作品とは違った趣のある作品。美しいメロディで感動的に綴られる、彼の曲作りの核心を抽出したアルバムだ。プロデュースはROBERT REED。DVDは「THE QUIET ROOM SESSION」の7曲のスタジオ・ライヴと、2曲のプロモ・ヴィデオ、セルフ・インタビューを収録。3面開き紙ジャケット仕様。
BR-2629 TIGER MOTH TALES / A Song Of Spring CD \2500
 キャメル参加でも知られるPETE JONESのソロ・プロジェクトTIGER MOTH TALESの2022年新作。2017年の冬をテーマにした作品「THE DEPTHS OF WINTER」に続く、春をテーマにしたコンセプト作。光と新しい命の誕生を称えた、ポジティブで生き生きとしたエネルギーと暖かさに満ちたサウンドで、ハートフルなヴォーカルとシンフォニックで叙情的な美しさは彼の真骨頂。春の喜びや希望に満ちた要素をキャッチーに捉えながらも、背景に潜む暗く悲しい側面を表したダークなドラマ性も。スペシャル・ゲストとして最後の曲でアンディ・ラティマーが甘美なギター・ソロを聴かせている。イースター島、古代インドの祭り、ロシアの異教徒の春の儀式、ローマやギリシャの神々などの伝説や物語を取り入れている。見開き紙ジャケット仕様。

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BR-0912 AARDVARK / Same CD \2500
 キャラヴァンのグレイとピンクの地でも知られるオルガンフェチのプロデューサー、デヴィッド・ヒッチコックが手掛けた彼ら唯一の70年作。暴力的なハモンドとズタズタとしたリズムで攻める1曲目のインパクトは絶大だが、ピアノをメインにメロディアスなヴォーカルを聴かせる2曲目などヒッチコックのカラーが出ており、徹底したオルガン・ハードのようでもアルバム作りが深い。英国然とした叙情的なフォーク・マインドの小曲から一気に畳み掛ける終盤も聴き所。2011年リマスター盤&英国盤初CD化。
BR-5140 ACCOLADE / 2 CD \2800
 GORDON GILTRAPが抜け、バート・ヤンシュの師匠 WIZZ JONESを迎えて71年にREGAL ZONOPHONE からリリースされたレア2nd。フルート、サックスを導入したジャージィなプログレッシヴ・ロック・テイストと、牧歌的なフォーク・サウンドが絶妙にミックスされ、シンガー・ソングライターとしてのDON PARTRIGEのヴォーカルの存在感も増している。コンバス、ドラムスも加えた4人組。スタイルは違うが前作と甲乙つけ難い出来。紙ジャケット仕様。2018年デジタル・リマスター。韓国盤。
BR-5211 ACROSS THE WATER / Same CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。当時訪れたスコットランドの離島での経験にインスパイアされた作品で、2人で前半と後半を各々録音しているので曲のイメージが違っており、前半は弾き語りのフォークを、そして後半ではプログレを聴かせ、6曲目から9曲目では、ファズギターをフィーチャーしつつ、クラシカルなピアノとリリカルなオルガンを配し、女性ヴォーカルでは無いがオリジナル・ルネッサンスのような雰囲気も漂わせている。75年にアセテート盤2枚のみ残された(原盤は100万円超え)幻のアルバム。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5212 AFFINITY / Affinity - Remastered & Expanded Box Set 4CD BOX \4800
 <4枚組・限定ボックス> 英国プログレの名盤が2021年リマスター&ボックスにて再発。70年にVERIGOから誰もが知る名盤「AFFINITY」を残したバンド。CD1は、英国然としたワイルドなハモンド・プレイを中心に、ブラスをダイナミックに導入したジャジィなサウンドと、リンダ・ホイールのヴォーカルでアグレッシヴに聴かせる「AFFINITY」と、後に「IF YOU LIVE」としてもリリースされたボーナス8曲を収録。当時2ndが出るのでは?という噂の発端となった、70年にPHILLIPS STUDIOで録音されたデモ「 YES MAN」 は、よりプログレッシヴになった名曲。CD2は、アルバム発売以前のライヴ音源。ハモンドをフィーチャーした、ジャズ、ブルース、ファンクが混ざったインスト。CD3は、最初期の未発表音源でトリオ編成によるジャズ。CD4は、71年から72年に2ndアルバムを目指して録音したデモ音源9曲を収録。女性ヴォーカリストにPRINCIPAL EDWARDS MAGIC THEATREのVIVIENNE MCAULIFFE (意外な組み合わせ!) が参加。各紙ジャケット収納。
CD1:AFFINITY REMASTERED + 8 BONUS (A&B SIDES OF SINGE)
CD2:LIVE INSTRUMENTALS 1969 +5 BONUS (RADIO BROADCAST)
CD3:AFFINITY ORIGINS 1965-67 - THE US JAZZ TRIO +3 BONUS
CD4:AFFINITY II 1971-1972
BR-0884 AFFINITY / Same CD \2200
 2010年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。70年にヴァーティゴからリリースされた誰もが知る名盤。英国然としたワイルドなハモンド・プレイを中心に、ブラスをダイナミックに導入したジャジィなサウンドと、リンダ・ホイールのソウルフルに、コンテンポラリーにと変幻するヴォーカルでアグレッシヴに聴かせる。1曲目のブラス・アレンジや、3曲目でのストリングス・アレンジは、当時数々のバンドにアレンジャーとして参加していたジョン・ポール・ジョーンズで、ハモンドに耳がいきがちだが、その辺りのパートも印象に残る。キーフのジャケット、ヴァーディゴ、そして内容が重なったあの時代だからこそ残された傑作。
BR-5222 ALCO / Threads Of Life CD \2600
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART III> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第3弾として、初CD化を中心とした17タイトルを各380枚限定リリース。遂に待望の初CD化!72年に50枚のみプライヴェート・プレスでリリースされた、昔から知られるコレクター垂涎の激レア・プログレ・アイテム。前半は、バンドとオーケストラの共演作となっていて、ヴォーカルにオルガンやギターを交え、シンフォニックな闇を抱えたクラシカルでアートなロックをダイナミックかつ叙情的に聴かせる。後半はバンドのみの演奏で、幻想的なシンセが特徴的な、淡い幻影と夢想感あふれるメロディアスなサイケ・プログレとなっている。ボーナスとしてアセテートのみの曲と、72年当時のラジオ・インタビュー音源を収録。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5213 ALGY LORD GRAY / Bertie CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。原盤は1枚ずつ手吹きのスプレーで書かれたジャケットにて70年に50枚のみ自主盤でリリースされたメガ・レア盤。当時の英国ならではのウィットに富んだサイケ・ポップ・コンセプト・アルバム。キンクスから影響を受けたというウェールズの4人組で、セリフも交え、英国然としたヴォーカル&ハーモニーも取り入れたサウンドは、ボンゾ・ドッグ・ドゥーダー・バンド辺りも思わせる、この手のファンには堪らない1枚だ。その反面5曲目では、オルガンをフィーチャーしたプログレッシヴ・テイストも。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5175 ANNIE HASLAM / Annie In Wonderland CD \2500
 ロイ・ウッドのプロデュース、ルイス・クラーク編曲によるオーケストラをフィーチャーし、77年にリリースされたファースト・ソロ。アニーの瑞々しいヴォーカルを最大限に引き出しながらも、ロイ・ウッドのカラーが占める英国調ポップ・アルバムながらも、ロマンチックなメロディや、オーケストラをフィーチャーしたクラシカル・ロック・ナンバーでは5オクターヴと言われる美声で伸びやかに歌い聴かせる。ラストではドヴォルザークの家路を歌い、次作のスティル・ライフへの布石を感じさせる。2019年リマスター盤。デジパック仕様。
BR-5199 ARCADIUM / Breathe Awhile - Expanded Edition 2CD \2800
 <2枚組・エクスパンデッド・エディション> 69年にイギリスのマイナー・レーベルMIDDLE EARTHからリリースされた唯一作で、廃盤レコード時代から知られるレアな1枚。ディスク1に本編の2021年リマスター盤+ボーナス2曲と、ディスク2には幻のメガ・レア・アセテート盤から別ヴァージョン7曲を収録。12弦ギター&ヴォーカルのMIGUEL SERGIDESがリーダーの5人編成のバンド。ハモンドとディストーションやファズを効かせたサイケデリックなギターを攻撃的にフィーチャーしたヘヴィ・サイケ。当時ならではの屈折したハードさと、メンバーのコーラス・ワークを幻想的に配したポップ・サウンドが入り混じる、その混然としたスタイルはまさに英国ロックの黎明期を感じさせる音。また、ヴォーカルは歌心があり、メロディアスに聴かせる曲もあり。ボーナス・トラックとして、アルバム未収シングル2曲(SING MY SONG / RIDING ALONE)を追加収録。3面開きデジパック仕様。
BR-5218 AS YOU LIKE IT / Ages Come And Ages Go CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。クラシカルなオルガンをフィーチャーし英国ならではのメロディに彩られた、必聴のシンフォ・プログレ。コーラスも加えたハートフルなヴォーカル、そして、メロトロンを導入した5曲目や、泣きのギターでドラマチックに聴かせるラストは特筆。アルバムを残すことなく消えた幻のバンドが73年〜75年に録音したスタジオ未発表音源が、時を経て発掘された。当時、RCAと契約寸前までいったそうだが、もしも、当時レコードでリリースされていれば間違いなくNEONやDAWNレーベルに残されたような単発の名盤として名を連ねた事だろう。ひとつバンドを挙げるとすれば、DEEP FEELINGが思い浮かぶが、フォーカスを思わせるインスト曲も。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5044 AUDIENCE / Same CD \2500
 アコースティックなヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターと評された、69年にポリドールからリリースされた1st。後にスタックリッジに加入するKEITH GEMMELLによる、デヴィッド・ジャクソンから毒気を抜いて上品にしたようなサックスと、フルート、クラリネット、リコーダーをフィーチャーし、英国調ポップ・サウンドを基調に、フォーク、ブルース、ジャズ、プログレなど、1曲1曲に数々のアイデアを詰めこんだサウンドとなっている。後に再録された「HOUS ON THE HILL」の原曲も渋い。サックスをフィーチャーしながらも、ブラス・ロックになっていないところが手腕を感じさせ、次作でカリスマ・レーベルに移籍するのも理解できる。未発表3曲をボーナス追加。2015年デジタル・リマスター英国盤。
BR-5238 BACHDENKEL / Rise And Fall - The Anthology 3CD BOX \4200
 <3枚組・コンプリートボックス> 70年代に2枚のアルバムを残した英国プログレ・バンドの3枚組。当時「英国最大の無名グループ」と音楽雑誌の編集者に言われた彼ら。ジャケは知っていてもちゃんと聴いた事がある人は少ないのでは?68年に結成され地元のバーミンガムのアンダーグラウンド・シーンで活動していたが、その後フランスに渡り73年にデビュー・アルバム「LEMMINGS」をリリース。英米でのメジャー・リリースは叶わず、フランスのPHILIPSのみでのリリースとなった。トリオ編成ながら、ハートフルなヴォーカル、ギター、オルガン、ピアノ、ハープシコード、ベース、ドラムス等多彩で、ハード、サイケを交えた、メランコリックで幻惑的なサウンドが特徴。77年に自主盤で2ndアルバム「Сталинград(STALINGRAD)」をリリース。12弦ギターを導入した叙情的で美しい曲からスタートし、よりアレンジされたシンフォ・プログレに傾倒したアルバムで、ピーター・ガブリエルを意識したようなヴォーカルも印象的。当時、キャメル、イエス、クリムゾン、ジェネシスのオープニングアクトも務めた。ディスク3には、同時期のアウトテイク、別バージョン、デモ、ライブ音源、そして、前身バンドU-NO-WHOのデモ音源も含む22曲を収録。各紙ジャケット収納。スリップケース付き。
CD1:LEMMINGS (1973) + 6 BONUS
CD2:Сталинград (STALINGRAD) (1977) + 6 BONUS
CD3:RARE RECORDINGS
BR-5210D BARCLAY JAMES HARVEST / Time Honoured Ghosts - Expanded Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 ハモンド、メロトロン、ピアノ、シンセらを重ね、メロディアスなギターを織り込んだ彼らの第2期スタイルが完成した75年作の最近見つかったオリジナル・マスターテープからの最新リマスターCDとハイレゾ&5.1サラウンドを収録したDVDをセットにした2021年エクスパンデッド・エディション。名曲MOONGIRL を始め、甘く泣きのナンバーが多く、ビートルズの曲目を歌詞に綴ったTITLESや、WOOLLY作曲の合唱団入りBEYOND THE GRAVEなど印象に残り、彼らならではの優しさあふれる歌心に感銘を受ける。次作のOCTOBERON、そしてGONE TO EARTHまでを勝手に英国ファンタジー3部作と名付けた愛聴盤! CDには当時未発だったCHILD OF THE UNIVERSEのUSシングルの再録ヴァージョンと、DVDには本作からプロモ・ヴィデオ5曲収録。4面開きデジパック。
BR-5119D BARCLAY JAMES HARVEST / Octoberon - 3 Disc Deluxe Edition 2CD+DVD(NTSC) \3200
 オーケストラと混声合唱団をフィーチャーし、シェイクスピアの真夏の夜の夢の妖精王とアルバム・リリースの10月を掛け合わせてタイトルが付けられた76年作。前作までとは風向きが変わった透明な質感を持っており、マンダラバンドで知られるエンジニアのDAVID ROHLの関与が大きい。WOOLLY WOLSTENHOLMEによるエニド張りのシンセ、フェイズシフターを通したギターなどバンドのシンフォニック性も格段にスケールアップ。その決定版と言える3枚組デラックス・エディション2017年盤。ディスク1には最新リマスターのオリジナル・ミックスに加え、旧盤にも収録されていた初期ミックス4曲をボーナス収録。また、ディスク2にはニュー・ステレオ・ミックス(ドラムスの分離に迫力あり)&ボーナス2曲を、DVDには各ハイレゾ・ステレオ音源と5.1 サラウンド・ミックスを収録。注目はDVDに初出の77年のライヴ映像2曲(BBCプログラムから「Rock N' Roll Star」と「The World Goes On」)を収録。メロトロン、ムーグ、ハモンド、ソリーナで奏でるWOOLLYのオーケストレーションや、LES HOLROYDに微笑みかけるJOHN LEESなど絶頂期を迎えたバンドの貴重な生映像だ。5面開きデジパック、ブックレットの他にポスター歌詞インサート入り。
BR-5088D BARCLAY JAMES HARVEST / Gone To Earth - 3 Disc Deluxe Edition 2CD+DVD(NTSC) \3200
 最もシンフォニックな77年必聴傑作の決定版と言える3枚組デラックス・エディション2016年盤。ディスク1には最新リマスターのオリジナル・ミックスを、ディスク2にはニュー・ステレオ・ミックスを、そして、旧盤にも収録されていたアルバム制作時の未発表曲LIEDや、シングル・ヴァージョン、加えて今回初出となるLOVING IS EASYの初期ヴァージョンをボーナス収録。また、DVDには各ハイレゾ・ステレオ音源と5.1 サラウンド・ミックスを収録。オリジナル盤ではマンダラバンドで知られるDAVID ROHLがエンジニアを担当しており、彼の繊細な音の録り方がリミックスでも失われることなく、叙情性に満ちた透明度と新たな息吹さえ感じる素晴らしい出来となっている。奇跡的な名作だろう。4面開きデジパック。
BR-5205 BARNEY JAMES WITH WARHORSE / Koneg - The Second Coming CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES> かつてのKISSING SPELL LABELを彷彿とさせる、新レーベルSEELIE COURT LABELがイギリスで始動! 超が付くメガレア・アイテムをアナログ再発してきたレーベルが、今回、CD化第一弾として、初CD化を中心とした6タイトルを限定リリース。初CD化。リック・ウェイクマンの「地底探検」や「アーサー王伝説」にも参加したセッション・ドラマーがWARHORSEのメンバーらのサポートを得て75年に制作した唯一作。当時リリースされる事が無く、アセテート盤1枚のみの存在(原盤はなんと150万円!)。当時、GRACIOUS、LEGEND、WARHORSEといったVERTIGO系バンドとも活動した。本作は北欧神話をテーマにしたコンセプト・アルバムで、オルガンやピアノを主体としたクラシカルなキーボードとギターが絡み合うプログレッシヴ・ロック作となっている。曲によっては「ヘンリー八世と六人の妻」を思わせる曲も。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5183 BECKETT / Same CD \2800
 74年にリリースされた英国プログレ唯一作。スリリングかつ格調高いストリングス・アンサンブルを随所に散りばめ、特にアルバムの中盤にあたる3曲目、4曲目は、オーケストラをドラマチックに導入し、哀愁に満ちたシンフォ・プログレ・ファン必聴曲。まるでチェンバロのフレーズを置き換えたようなアコースティック・ギターの音が厳かな余韻を残しつつ、旧レコードA面は幕を閉じる。後半は、当時の英国らしいサウンドのハード・プログレ。プロデュースはファミリーのロジャー・チャップマン。紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-0459 BEGGAR'S OPERA / Act One CD \2800
 見開き紙ジャケット仕様。リマスター盤。70年にVERTIGOからリリースされた1st。初期4作品は全てVERTIGOからのリリース。キーフのシュールなジャケットと、クラシカルなハモンドはVERTIGOの象徴となった。プログレ然としたクラシカル・ロックをメロディアスに、ワイルドに展開。ヴォーカルも味があって非常に良い。クラシックのフレーズが次から次へと飛び出す旧B面1曲目が当時を物語る。ボーナス・トラック2曲追加収録。
BR-5189 BEGGARS OPERA / Waters Of Change CD \2800
 71年2nd。ジャケットが地味な分、今となっては損をしているか。内容は格別に良い。ハモンドとメロトロンを英国調に重ね、メロディアスなヴォーカルで歌われていく1曲目からとても味わい深い。たしかに、このくすんだクラシカルな佇まいはアナログのほうが数倍伝わるのだろうけれど。レコードのカビた匂いまで感じさせてくれる名曲だ。7曲目のSILVER PEACOCKは、次作PATHFINDERのMACARTHURPARKへの序章。デジパック仕様。
BR-0574 BEGGARS OPERA / Pathfinder CD \2500
 2500枚プレス限定盤。紙ジャケット仕様。リマスター盤。ポスター・ジャケット仕様にはなっていないが、四つ折りポスターを封入。ハモンド、ピアノ、ハープシコード、メロトロンを、クラシカルかつシンフォニック構成で積み重ね、メロディアスなヴォーカルで英国然と、優雅な気品さえ漂せ聴かせる。深い感銘を与える文句なしの傑作。メロトロン・ファンも必聴。72年3rd。
BR-5206 BODKIN / Same CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES> かつてのKISSING SPELL LABELを彷彿とさせる、新レーベルSEELIE COURT LABELがイギリスで始動! 超が付くメガレア・アイテムをアナログ再発してきたレーベルが、今回、CD化第一弾として、初CD化を中心とした6タイトルを限定リリース。オリジナル・ジャケットでの初CD化。実は原盤は全てがジャケ無し(残りの40枚を発見した時にドイツ人ディーラーが勝手にモノクロのジャケを付けて販売)で、本当のオリジナル・ジャケは2枚のみしか存在しないという超メガ・レア盤。72年リリースのオルガン・ハード。終始ハモンド攻めで、その徹底ぶりはAARDVARKを越えるが、INDIAN SUMMERのようなメロディアスさを持ち合わせ、ヴォーカルも叙情的。また、ヘヴィなギターがオルガンよりも前に出る曲は初期ブラック・サバスに迫る。プライベート・プレスだったとは思えない英国屈指のハード・プログレ。ハモンド・ファン必聴作。2021リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5186 BRIAN DAVISON'S EVERY WHICH WAY / Every Which Way - 50th Anniversary Edition CD \2500
 <50周年記念盤> 長らく廃盤で入手困難だったアルバムが50周年記念盤として再発。70年にカリスマからリリースされた唯一作。ナイスのドラマーBRIAN DAVISONが、GRAHAM BELL (VO/KEYB/G)や、後にプロコルハルムに加入するALAN CARTWRIGHT (B)、サックス&フルート奏者らを誘って結成した5人組。ジャズロック、フォーク、サイケ等が混在し、霞がかかったようなカラーで、フルートを効かせた趣のある叙情性も持ち合わせており、当時の英国ならではの良さとツウ好みの渋みのあるサウンドで聴かせる。BRIAN DAVISONはこの後、REFUGEEに加入。人脈的にも外せない1枚。2019年リマスター&英国盤。デジパック仕様。
BR-5197 BYZANTIUM / Halfway Dreaming - Anthology 1969-75 5CD BOX \4600
 <5枚組・限定ボックス> 英国プログレの名盤がコンプリート・ボックスにて再発。ディスク1に前身バンドで69年に唯一作を残した「ORA」を、ディスク2に、ストリングス・オーケストラを導入した72年作の「BYZANTIUM」を、ディスク3に、ケストレル、ベケット、ストレンジ・デイズ、そしてファンタジーと並ぶ音楽性と魅力を持つ73年作の名盤「SEASONS CHANGING」を、ディスク4に、72年に当時プライヴェート・プレスで100枚のみリリースされた激レア1st「LIVE & STUDIO」を、そして、ディスク5の「HIGH TIME」は、今回初出となる当時の未発表ライヴ音源(10曲)を収録。さらに、未発表デモ音源や未発表EP音源など、ボーナス・トラック17曲を追加。各紙ジャケット収納。
CD1:ORA + 10 BONUS (Unreleased Demo)
CD2:BYZANTIUM + 3 BONUS (1972 Demo)
CD3:SEASONS CHANGING
CD4:LIVE & STUDIO + 4 BONUS (1975 Unreleased EP)
CD5:HIGH TIME (10 UNRELEASED LIVE 1974-1975)
BR-5010 BYZANTIUM / Live & Studio CD \2800
 72年にプライベート・プレスで100枚のみリリースされた激レア1st。CDも長らく廃盤で入手困難だったアルバムが2014年リマスター盤にて再発。当時、アナログ盤のA面はライヴを、B面はスタジオ・デモを収録し、ダークなハード・プログレッシヴ・サウンドを展開する10分近い大曲の1曲目から、後の大化けを予感させるには充分。メロディアスで歌心のあるヴォーカルで聴かせ、また、ビートルズを連想させるような英国調のポップさもあり。ボーナスとして73年にA&Mからリリースされた「SEASONS CHANGING」から4曲(4〜7曲目)を追加。全12曲。
BR-5002 BYZANTIUM / Same CD \2800
 長らく入手困難だった72年作。ストリングス・オーケストラを導入し、クィーンやパイロットを手掛けたロイ・トーマス・ベイカーのプロデュースにより録音。次作、SEASONS CHANGINGが浮かび上がる内容で、本来の持ち味の英国然としたヴォーカル&ハーモニーをメインに、流暢なツイン・ギターを配し、曲によってピアノ、オルガン、シンセも加わる。キラキラと澄んでいるのに翳りが揺れる絶妙なサウンドは、ポップ、パブロック、プログレが交じり合った格調の高いもの。美しいオケが絡むラストは初期バークレイ・ジェイムス・ハーヴェストに通じる名曲。今、再評価を! リマスター。
BR-0784 CAPABILITY BROWN / From Scratch CD \2500
 初CD化。72年にピンクのカリスマからリリースされた1st。ぶ厚いコーラスで幕開ける1曲目はレーベルメイトのレア・バードのカヴァーで、何だったけ、この曲?、とマニアには、つかみ十分。続く曲も小気味良いギターやタイトなリズム・セクション、そして、華麗なヴォイス・ワークと初期イエスを思わせるも、途中に陽だまり英国フォークな曲が4曲もあって、そっちだけでもアルバムを作れるハートがあり見逃せない。ラストはバンドのスキルが最も出た4パートの組曲で、テクニカルな演奏が光る。リマスター&デジパック。
BR-5255 CARMEN / The Albums 1973-1975 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> 当時、フラメンコ・ロック・バンドと言われ、フラメンコのリズムを取り入れた変わり種としてセンセーショナルな印象を残したバンドの全3作品を収録したボックス。スパニッシュ・ギター、パルマ(手拍子)、カスタネットも多用した、スパニッシュ・ロックを意識したものになっているが、3作品ともにメロトロンも導入し、フラメンコを個性のひとつとして取り入れた、70年代特有のブリティッシュ・ロックの泣きと味わいのあるサウンドを聴かせる。アルバムの半分を占める組曲を軸にし、コーラスやストリングスを取り入れたドラマ性を帯びたコンセプト・アルバムの2ndはバンドの代表作。76年のラスト作となる3rdは、当時ジェスロ・タルのアメリカ・ツアー同行後すぐに録音したもので、その影響を感じさせ、前2作よりもより英国的なサウンドに仕上がっている。ベースのJOHN GLASCOCKはこの後、彼が亡くなる79年までジェスロ・タルでプレイした。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:FANDANGOS IN SPACE (1973)
CD2:DANCING ON A COLD WIND (1974) +2 BONUS
CD3:THE GYPSIES (1976) +2 BONUS
BR-5243 CATAPILLA / Embryonic Fusion CD \2600
 未発表曲を中心とした当時の貴重音源が驚きの発掘!70年代初期、VERTIGOレーベルに「CATAPILLA」と「CHANGES」の2枚の名盤を残した英国屈指のジャズ・ロック・バンド。今回初出となる、アルバム・リリース以前の70年のリハーサル音源が発掘された。デビュー・アルバムのANNA MEEKとは違い、アルバムの録音直前に脱退した女性ヴォーカリストJO MEEK(後にJULIAN JAY SAVARINに参加)がリード・ヴォーカルを取っており、また、9曲の収録のうち、1&2曲目の「PROMISES」と「TUMBLEWEED」の2曲はアルバム収録曲ながら、アレンジもかなり違っている。トラフィックのカヴァー1曲と、他の6曲は未発表曲で構成されているのも驚き。デビュー・アルバム録音前に脱退した当時のギタリストが所有していたテープ音源なので音質はラフだが、アーカイヴ物として眠っていたVERTIGOファン垂涎のお宝発掘に驚きを隠せない。デジパック仕様。2022年リマスター盤。
BR-5241 CHARGE / Same CD \2600
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。90年代初頭にKISSING SPELLからリリースされ、話題となった73年作。ワウやエコーを使ったサイケデリックなエフェクトを効かせ、さらにブルージィさも加味し、当時の英国ならではの屈折したアンダーグラウンドな雰囲気たっぷりに聴かせるプログレッシヴ・テイストを持ったハード・ロック・トリオ。本シリーズの第3弾で初お目見えしたツェッペリン影響下の正統派BABY BERTHAの後進バンド。原盤は99枚プレスされたと言われるが実際には2枚しか現存していないという幻の激レア・アイテム。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5115 CLEAR BLUE SKY / Same CD \2500
 70年にVERTIGOからリリースされた、ハイ・ティーンだったトリオによる屈指のプログレッシヴ・ハード・ロック・バンドの当時の唯一作。ソロで暴れまくるギターをフィーチャーしたヘヴィで凶暴なサウンドだが、変拍子を多用し、エフェクト、ピアノ、フルート、アコギなどによる、音色にバリエーションを持たせ、屈折した曲構成や展開を持続させる。1曲目の組曲から、フルートが入るラストのエンディングひとつにまでこだわった力作。これまでのCDではラストの最後のパートが省かれていたが、今回初となる完全収録盤。ジャケットはロジャー・ディーン。2017年デジタル・リマスター&英国盤。
BR-5121 COLOSSEUM / Valentyne Suite - 2CD Expanded Edition 2CD \2800
 69年にVERTIGO VO1でリリースされた2ndアルバムと、ディスク2に「THE GRASS IS GREENER」を加えた2枚組。後になるほどジャズ・ロック色を増していくが、本作では、ストリングスも導入し、VERTIGOらしい重く屈折したブリティッシュ・ロックをボリュームたっぷりで聴かせた名盤。JON HISEMAN、DAVE GREENSLADE等、その人脈からも英国ロック史上外せない1枚。ディスク1には本編と、ボーナスとして「TELL ME NOW」(22nd April 1969)を追加収録。ディスク2の「THE GRASS IS GREENER」は70年に同ジャケットにてアメリカ&カナダ盤のみでリリースされたアルバムで、ヴァレンタイン組曲からの3曲(うち2曲ではヴォーカル&ギターが新加入のDAVE CLEMPSONに差し替え)以外は全て当時の新曲で構成されている。2017年デジタル・リマスター&英国盤。
BR-5226 COMPLEX / Live For The Minute - The Complete Complex Anthology 3CD BOX \4200
 <3枚組・コンプリート・ボックス> DEROYからアルバム2枚を残したコレクター垂涎の英国サイケ・ロック・バンド。70年と71年にリリースされた原盤は99枚のみのプレスで160万円を越える高値のメガ・レア盤。オルガン奏者のSTEVE COEを中心とした4人組で、サイケ・ポップにクラシカルなフレーズも織り込んだ、カンタベリー&プログレッシヴ・テイストも持ち合わせたサウンド。2枚目ラストのカッコいいオルガン・ハード・プログレに痺れる。ディスク1には未発表ボーナス4曲、ディスク2には、未発表ボーナス2曲、そして、今回初出となる未発表19曲を収録したディスク3は、72年に録音された25分の10インチ・アセテート盤からの5曲を筆頭に、73年、75年、76年、78年にスタジオ録音された未発表音源が並ぶ。各紙ジャケット収納。スリップケース付き。
CD1:COMPLEX (1970) +4 BONUS
CD2:THE WAY WE FEEL (1971) +2 BONUS
CD3:UNRELEASED 19 SONGS (1972-1976)
BR-5245 COMUS / First Utterance CD \2500
 DAWNレーベル屈指の個性派と言われた71年リリースの1stアルバム。ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート、オーボエらのアコースティック楽器を刻み込むようにフィーチャーし、痙攣を起こしたかのような病的男女ヴォーカルらで独特の呪術的なサウンドを形成。異端的なチェンバー・ロックとも取れるが、英国的なフォーク・タッチも混在し、緊張感のある技巧的な演奏を展開する、他に類のない傑作。ボーナス・トラック4曲は、マキシ・シングルから「DIANA/IN THE LOST QUEEN'S EYES/WINTER IS A COLOURD BIRD」の3曲全曲と、当時の未発表曲「ALL THE COLOURS OF DARKNESS」を収録。2018年リマスター&英国盤。
BR-5128 CURVED AIR / Air Conditioning - Expanded And Remaster Edition 2CD \2800
 2018年リマスター&ボーナス・ディスク付き2枚組。クラシックとロックがサイケデリックに融合した70年デビュー・アルバム。今回初出となる、ダリル・ウェイのヴァイオリンをフィーチャーしたアグレッシヴなサウンドに乗せてソーニャのヴォーカルが妖艶に響く当時の未発表曲「THINKING ON THE FLOOR」のスタジオ録音(!)と、名曲「IT HAPPENED TODAY (TAKE 9)」、「ROB ONE (TAKE TWO) 」のスタジオ未発表テイクの3曲と、71年のアルバム未収シングル曲「WHAT HAPPENES WHEN YOU BLOW YOUR SELF UP」、そして、2nd収録の「YOUNG MOTHER」とはアレンジ、歌詞が異なる「YOUNG MOTHER IN STYLE」のBBC RADIO SESSIONなど、アルバム本編に加え70年〜71年収録の11曲のボーナス・トラックを追加した2枚組。3面開きデジパック仕様。英国盤。
BR-5144D CURVED AIR / Second Album - Expanded Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 2018年リマスター&ボーナスDVD付き2枚組。旧レコードのA面ではダリル・ウエイ、B面ではフランシス・モンクマンと、作曲が前半と後半に分かれていて、バランス良く収まった71年2作目。CDはフランシス・モンクマンによるリマスター盤で、本編に加え、今回初出となる4曲(BBC RADIO ONE 「JOHN PEEL SUNDAY CONCERT」 4TH MARCH 1971)と、1曲(BBC RADIO ONE 「JOHN PEEL TOP GEAR SESSION」 5TH JANUARY 1971) の5曲をボーナス追加。DVDは、今回初出となる当時の貴重映像を多数収録。初出となる、ワーナー制作によるプロモ映像「TELEVISION & PROMOTIONAL FILMS 1971」から3曲(IT HAPPENED TODAY / VIVALDI / SCREW)、こちらも初出となるフランスのTV放送用映像「POP DEUX - 6TH JULY 1971」(BACK STREET LUV / PROPOSITIONS / INTERVEW / VIVALDI)から3曲+インタビュー、そしてお馴染みの「BEAT CLUB - MARCH 1971 & SEPTEMBER 1971」から6曲を収録。3面開きデジパック仕様。英国盤。
BR-5141D CURVED AIR / Phantasmagoria - Expanded Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 2018年リマスター&ボーナスDVD付き2枚組。ファンタジックなサウンドをクラシカルなアレンジでコーティングしたような独特の雰囲気に心惹かれる72年3作目。CDはフランシス・モンクマンによるリマスター盤で、本編に加え、今回初CD化となるアルバム未収シングル曲「SARAH'S CONCERN」と、フランス語とイタリア語で歌われる未発表ヴァージョンの「MARIE ANTOINETTE (FRENCH LYRICS VERSION) 」、「MELINDA (ITALIAN LYRICS VEERSION) 」を初出ボーナスとして追加。DVDは当時の貴重なTV映像を収録。オフィシャル初DVD化となるオーストリアでのTV放送用映像「SPOTLIGHT - ORF TV AUSTRIA 22ND OCTOBER 1972」 (MELINDA - MORE OR LESS / PHANTASMAGORIA / ULTRA VIVALDI)と、ベルギーでのTV放送用映像「POP SHOP - RTBF TELEVISION BELGGIUM IN APRIL 1972」 (MARIE ANTOINETTE / PROPOSITIONS / MELINDA -MORE OR LESS / VIVALDI) を収録。3面開きデジパック仕様。英国盤。
BR-5129 CURVED AIR / Air Cut - Newly Remastererd Official Edition CD \2500
 遂に発見されたオリジナル・マスターテープからの初となる2018年デジタル・リマスター盤! 73年にリリースされた4thアルバム。ソーニャ・クリスティーナ以外の全員が脱退し、エディ・ジョブソンが新たに加入してリリースされたこのメンバーでの唯一作。各メンバーが曲作りをし非常に意欲的な勢いを感じさせる。特に、エディ・ジョブソンの書いたMETAMORPHOSISは素晴らしく、構築的で美しいピアノ・ソロに聴き惚れ、月光のように効果的に導入されるメロトロンがイマジネイティヴでソーニャのヴォーカルも非常にロマンチック。そして、力強くドラマチックな終焉を迎える。1曲の中に彼のアイデアと才能の全てを詰め込んだような傑出した曲。それはアルバム・ラストの後半にも受け継がれる。最もプログレ色がある1枚。デジパック仕様。英国盤。
BR-5253 CZAR / Same CD \2600
 70年にFONTANAからリリースされた唯一作に、当時の貴重音源を8曲加えた、07年リマスター&英国盤。ヘヴィなギターに、ぞくぞくするメロトロン! そして、ハモンド、メロディアスなヴォーカル、ズタズタとした重厚なリズム、英国屈指のヘヴィ・プログレの傑作だ。イタリア物とはまた違うこの痛快さ。1曲目に文句を言わせないが、暗雲が立ち込めていくような2曲目の進行など、チェレステのクラシカルな切り返しも含めて、豪快すぎる。注目のボーナス・トラックは、当時、アルバム録音時に録音されていた未収録曲のRITUAL FIRE DANCEで、メロトロン、ハモンドをフィーチャーした、クラシカルかつダークなVERTIGO系サウンドの必聴曲。他、71年のスタジオ・デモ(未発表曲5曲)と、70年のシングルから2曲(既発CD収録曲)。ブックレットにはキーボード奏者のBOB HODGESと、ギターのMICK WAREによる書き下ろしライナー・ノーツで当時の秘話が掲載されていて非常に興味深い。デジパック仕様。
BR-5203 DEAR MR.TIME / Grandfather - The Dear Mr.Time Anthology 3CD \3800
 <3枚組・限定ボックス> ディスク1は、71年に1000枚のみリリースされた激レア・メロトロン・アイテム「GRANDFATHER」。クリムゾンやムーディー・ブルース影響下のコンセプト・アルバムで、フルートやサックスを適度に配し、ピアノとチェロに導かれてメロトロンが流れ出しホーンが入る中盤には当時のブリティッシュ・ロックならではの光景が映る。ディスク2は、2015年作の2nd(初入荷)で、英国調のポップ・ロックを聴かせる。ディスク3は、2018年作の3rd(初入荷)で、コンテンポラリーな英国ロックとなっている。各アルバムに未発表ボーナス(当時の貴重音源&未発4thの為に用意された曲)を追加収録。各紙ジャケット収納。スリップケース付き。
CD1:GRANDFATHER (1971) + 13 BONUS (DEMO / 8 UNRELEASED)
CD2:BRONTOSAURS AND BLING (2015) + 6 BONUS (2020-2021 UNRELEASED)
CD3:TIME (2018) + 8 BONUS (2020-2021 UNRELEASED)
BR-5132 DEEP FEELING / Same - Complete Anthology CD \2500
 イングランドやケストレルに匹敵する単発物の必聴名盤。71年にDJMからリリースされた唯一作で、年代を考えれば1曲目などコーラスやリズムなどスタイリッシュなセンスを詰め込んでおり、当時の大物バンドよりも先を行っている感すらある。さらに、ハモンドを英国然と響かせるクラシカル・ロックの名曲となった4曲目や、カヴァーながらもハープシコードが印象深い3曲目など、通して曲の出来がいい。ボーナス・トラック13曲は、今回初CD化された、70年〜74年のアルバム未収シングルで、意外なその枚数の多さに驚くが、こちらはオーケストラをフィーチャーしたポップな作風となっており、英国ファンなら興味のあるところだろう。英国盤初CD化。2018年リマスター盤。
BR-0708 DR.Z / Three Parts To My Soul CD \2500
 VERTIGOから71年にリリースされた唯一作。魔術的な要素をヴィジョンとして音楽の中に取り込み、と言えばよくあるパターンだが、雰囲気で持っていくのではなく曲と演奏で聴かせるバンドで、ジャケットからくるおどろおどろしさはなく、バロック・クラシカル・ロックと呼んでも十分だ。そして、なんと言ってもこの年代の英国の花形であったオルガンではなく、ハープシコードをアンサンブルの格とする大胆な発想のキーボード・トリオなのだ。ヨーロッパ然とした展開はイタリアのバンドあたりにも近く、ヨーロピアン・プログレ&シンフォニック・ファンも必須の1枚。ボーナス・トラック2曲追加収録。
BR-5093 DUNCAN MACKAY / Chimera CD \2800
 09年デジタル・リマスター&ボーナス入り南アフリカ盤! ヨハネスブルグで録音され74年に南アフリカ・ヴァーティゴからリリースされた、キーボード・ファンにはたまらない必聴作。彼がジョン・ウェットンらクリムゾンのメンバーと77年にリリースした名作スコアのプロトタイプと言える作品で、ここにスタープレイヤーは居ないものの女性ヴァイオリニストとテクニックのあるドラマーをバックに鍵盤を弾きまくり、ハモンド、アープ、ピアノらがクラシカルかつ攻撃的に飛び交う、ちょうどトレースとE.L.&P.の間に立つようなサウンドを聴かせる。哀愁はヨーロッパそのもの。後にスコアで再録される曲もあるが、本作のほうがプログレッシヴ。ボーナスは90年に録音されたもので、美しく攻撃的な彼らしいナンバー。
BR-5091 DUNCAN MACKAY / Score CD \3000
 ジョン・ウェットン、メル・コリンズ、アンディ・マカロックらのクリムゾン・メンバーに、ロンドン・シンフォニー・オーケストラもフィーチャーした77年リリースのシンフォニック・ロックの傑作。ハモンド、ピアノ、アープ、クラヴィらの多彩なキーボードがテクニカルに弾き倒され、壮麗なドラマチックさから女性ヴォイスが絡む幻惑的な雰囲気まで湛え、加えてジョン・ウェットン(プロデュースも担当!)のヴォーカルなど、すべてが聴き所の必聴作。ダンカン・マッケイ本人監修のリマスター盤。
BR-5064 ENGLAND / Garden Shed - Golden 2CD Edition 2CD \3200
 8曲入りボーナス・ディスク付き2枚組ゴールデン・エディション2015年盤。ディスク1には不朽の名作「ガーデン・シェッド」のリマスター音源を、ディスク2には未発表の新曲を含む8曲の特別ボーナスを収録。ボーナスには2014年にリリースされたロバート・ウェッブのソロ・アルバムに収録されていた曲や70年代当時の既発音源も混ざっているものの、以前から予定されているイングランドのニュー・アルバム、「BOX OF CIRCLES」収録予定の新曲(クリムゾンやベートーヴェンが飛び出す!)や、ガーデン・シェッド期に作られたパートが含まれているとロバート・ウェッブが話す、いかにもイングランドらしいヴォーカルとキーボードをフィーチャーした新曲の初期ミックス等を収録。28ページのカラーブックレット付きで、歌詞や未公開フォトの他に、アルバム・ガーデン・シェッドの為に用意されていた例の「幻のイラスト」も再現。ロバート・ウェッブによる解説入り。3面開きデジパック。

ディスク2ボーナス収録曲:
NANAGRAM LIVE 2006
CARMINA BURANA
FAGS, BOOZE & LOTTERY
THE LADIE'S VALLEY
MASTERS OF WAR
THREE PIECE SUITE (OLYMPIC VERSION 1976)
HEEBEEGEEBEE
NANAGRAM

BR-5103 ENGLAND / The Last Of The Jubblies - Silver Edition CD \2600
 初出となる77年のリハーサル音源から未発表曲、RIDGE FARM(8:24)、FLYING SAUCERS(5:24)の2曲を加えたロバート・ウェッブ監修による2016年盤CD。95年にアーカイヴとしてCDリリースされた70年代当時のレア&未発音源集で、内4曲はガーデン・シェッドの直後の77年のレコーディングで、曲調といい、トリッキーなギターといい、メロトロンでのドラマチックな展開といい、彼らならではの2nd像が浮かんでくる内容だった。本CDでは、さらに前述の77年録音の未発2曲が足されており、ファンにとって大変興味深い収録となっている。06年の日本公演からHOTEL(extract from The Imperial Hotel)のボーナス入り。歌詞やフォトに加え、ロバート本人による曲解説、使用キーボード解説が掲載された20ページ・ブックレット付き。3面開きデジパック&リマスター。
BR-0306 THE ENID / Aerie Faerie Nonsense CD \2500
 デジタル・リマスター盤。UKクラシカル・シンフォニック・ロックの傑作。2ndアルバムの84年・85年リレコーディング・ヴァージョン+リミックス・ヴァージョン。オリジナルのEMI盤に比べて、よりクラシカルな雰囲気に仕上げられており、旧A面の曲順も違う。また、アルバムの後半の4曲から成る組曲FANDの1999デモ・ヴァージョン(新録)をボーナス・トラックとして追加収録。リレコーディングによって、ふやけた感じになってしまっているのも事実。
BR-5227 FIELDS / Feeling Free - The Complete Recordings 1971-1973 2CD \2800
 2022年リマスター&英国盤。71年の名盤「FIELDS」と、72年に録音された未発表2nd「CONTRASTS - URBAN ROAR TO COUNTRY PEACE」の2枚組。ディスク1は、レア・バードを抜けたGRAHAM FIELDが結成した、スーパー・トリオの71年唯一作。スリリングかつ、キャッチーなセンスにもあふれ、英国の重厚さとヨーロピアンなヴィジョンに覆われる。ギターやメロトロンも効果的に配し、E.L.&Pの登場を横目に、レア・バードを越えた攻撃的な曲調も目立つ。ボーナスとして今回初出のBBC SESSION 1971 のスタジオ・ライヴ音源2曲と、別ヴァージョン2曲(旧盤収録)を収録。ディスク2は、72年に録音されミックスまで完了していながら眠っていた幻のテープの発掘音源(2015年初CD化)。クラシカルなハモンドをフィーチャーしたプログレッシヴなナンバーと、ヴォーカルをフィーチャーした英国然としたナンバーに分かれるスタイルは71年作を彷彿させる。特筆はシンセの使用、女性コーラスの導入、曲によって加わるヴァイオリン、2曲目や4曲目のような疾走感だろう。本編未収のボーナス3曲入り。3面開きデジパック仕様。
BR-5207 FIRE / Father's Name Is Dad -The Complete Fire 3CD \3800
 <3枚組・限定ボックス> ストローブスのデイヴ・ランバート(オルガン、ピアノ、ギター)の長き音楽人生のスタート地点と言える短命バンドで、70年にPYE RECORDSからリリースされた唯一作「THE MAGIC SHOEMAKER」を残した。コラージュも取り入れた英国黎明期に於けるサイケデリックなロック・コンセプト・アルバムながらも、メロディアスでポップなメロディも持ち合わせており、ストローブスに通じるところも。CD1は「UNDERGROUND AND OVERHEAD (1967-1968 SINGLES + DEMOS)」、CD2は唯一作「THE MAGIC SHOEMAKER +6 BONUS」、CD3は「THE MAGIC SHOEMAKER LIVE 2007」と、彼らが残した音源をコンプリート収録。各紙ジャケット収納。スリップケース付き。
BR-5236 FIVE DAY RAIN / Good Year - The Five Day Rain Anthology 2CD \2800
 <2枚組・完全版> 70年にテスト・プレスのみでリリースされたメガ・レア盤。ハモンド・オルガン、ファズがかったギターを効かせたハード・プログレと、詩情豊かなピアノを導入したメロディアスなポップ性が絶妙に混ざり合う、当時の英国ロックらしいサウンドで、「GOOD YEAR」ではメロトロンもフィーチャー。メンバーそれぞれの技を競い合うような演奏テクニックも抜群。幾度かCDにてリリースされたが、オープニング・トラックが除外されマスタリング・スタジオでいじられたヴァージョン(セカンド・ヴァージョン)でのリリースだった。今回は、初となるオリジナル音源にて全曲を収録し、STUDD PUMPに改名し71年にPENNY FARTHINGからリリースしたシングル、アセテートEP等の貴重音源、さらに、完全性を期すためセカンド・ヴァージョンも収録した完全版。2022年リリース。3面開きデジパック仕様。
BR-5177 FRUUPP / Wise As Wisdom - The Dawn Album 1973-1975 4CD BOX \3800
 <4枚組・限定ボックス> 愛すべきアイルランドのグループが残した全4作品を収録したボックス。デビュー作「FUTURE LEGENDS」は、室内楽風のストリングス・オーケストラを加え、ピアノやオーボエが導くリリカルな部分と、ギターの激しさなどメリハリがありテクニカルに聴かせる。原盤の初回プレス100枚のみに収録されていた幻の”ON A CLEAR DAY”をボーナス収録。「SEVEN SECRETS」は、オーボエとチェンバロをバロック音楽風にフィーチャーするクラシカルなオープニングが本作を象徴している。「THE PRINCE OF HEAVEN'S EYES」は、前作のクラシカルさをドラマチックな形でシンフォ化させ、バンドの全てを出し切った力作。ボーナス2曲(PRINCE OF HEAVEN / JAUNTING CAR-Single Version)追加収録。ラスト作の「MODERN MASQUERADES」は、イアン・マクドナルドのプロデュースで知られる、美を極め、最も完成された作品となっている。各紙ジャケットに収納。ポスター封入。
DISC1: FUTURE REGENDS (1973) +1 BONUS
DISC2: SEVEN SECRETS (1974)
DISC3: THE PRINCE OF HEAVEN'S EYES (1974) +2 BONUS
DISC4: MODERN MASQUERADES (1975)
BR-0805 FRUUPP / Future Legends CD \2500
 09年リマスター英国盤。愛すべきアイルランドのグループ。73年リリースの1st。室内楽風の弦オケを加え、ピアノやオーボエが導くリリカルな部分と後期では見られないギターの激しさなどメリハリがあり、今聴くと意外に音が強くテクニカルなことをやっている。曲中で展開する灯火が消えそうな静寂が最大の魅力で、未完な印象は残るが作りは繊細で、ケルトの古い言い伝えを辿るようなファンタジーに迷い込む。個人的には名作と言われる次作よりこっちのほうが好き。原盤の初回プレス100枚のみに収録されていた幻の”ON A CLEAR DAY”をボーナス収録。
BR-0806 FRUUPP / Seven Secrets CD \2500
 09年リマスター英国盤。74年リリースの2nd。オーボエとチェンバロをバロック音楽風にフィーチャーするクラシカルなオープニングが本作を象徴している。やはり曲中で展開される静寂なパートが魅力となり、リズミカルな曲調と対比しながらケルトの妖精の国へ誘う。このあたりのトラディショナルさはブリティッシュ・ロックのそれと異なった美観だ。ギターとキーボードのアンサンブルが洗練され、チェロや弦オケの導入もエレガント。後半のアイデアは次作でシンフォ化される。
BR-0807 FRUUPP / The Prince Of Heaven's Eyes CD \2500
 09年リマスター英国盤。前作のクラシカルさをドラマチックな形でシンフォ化させた74年リリースの3rd。初期2作は妖精楽師のバンド、といった感じのスモールサイズの良さに魅力を極めていたが、本作ではストリングス・シンセとピアノが広大に美しい自然の光景を映し出していくシンフォニック・ロックに変貌した。前半はまだ前作の流れを汲むものの、光と影の陰影がムーアのように続くアルバム後半は、まさにハイライト。バンドのすべてを出し切った力作。ボーナス2曲(PRINCE OF HEAVEN / JAUNTING CAR-Single Version)追加収録。
BR-0808 FRUUPP / Modern Masquerades CD \2500
 09年リマスター英国盤。イアン・マクドナルドのプロデュースで知られる75年リリースの4th。美を極め、最も完成された作品となったが、前作で目立ち過ぎたためかキーボーディストが交代させられており、本作の担当者はコンパクトなアレンジとプレイに徹し、結果、ポップなメロディックさを生み、リリカルな弦オケやブラスの導入もスタイリッシュに決まっている。ただ彼らがプロフェッショナルになった分だけ妖精の魔法が解け、残念ながらバンドの最終作となったが、代表作であることは間違いない。
BR-5163 FUTURE SHOCK / Same CD \2800
 長らく廃盤で入手困難だったアルバムが2019年リマスター盤にて再発。71年にアルバム「ONE」をリリースしたCIRKUSのヴォーカリスト以外のメンバー全員がサポートし、77年に自主レーベルからリリースされたレア唯一作。メロトロンも随所に導入され、メロトロン・マニアの間でも隠れたコレクターズ・アイテムとして垂涎の1枚だった。特にアルバム旧B面はフルートや泣きのギターをフィーチャーした英国叙情が翳る。廃盤時代はCIRKUSの幻の2ndアルバムと噂されただけあって、ハモンド・オルガンやチェロ、コンバスを導入し、「ONE」に通じる部分もあるプログレッシヴ・ロック作品となっている。紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-0937 FUZZY DUCK / Same CD \1980
 英国盤初CD化。2012年リマスター盤。69年にアルバムをリリースしたANDROMEDAは、ATOMIC ROOSTERと、このFUZZY DUCKに分裂する。方やメジャーで、こちらは、71年に500枚のみのマイナー・プレス。ヘヴィーなギター以上に、ワイルドなハモンドが荒れ狂い、結果、ATOMIC ROOSTERと類似点の多いサウンドとなっているが、境遇こそ違え、高水準のハード・ロックをキープしている。ボーナス・トラック4曲追加収録。
BR-0943 GNIDROLOG / Lady Lake CD \2500
 2012年リマスター&英国盤。72年リリースの2nd。英国プログレの名作のひとつ。インパクトのあるジャケットからドロドロとしたサイケデリックな先入観を得てしまうが、いったん聴き始めると予想外にメロディアスでドラマチックな正統派のプログレッシヴ・ロックに驚きを隠せない。サックスをフィーチャーしたダークなサウンドは、V.D.G.G.の攻撃性とクリムゾンの叙情性を持ち合わせたもので、闇の中に妖しいまでの美が存在する。静と動を支配する詩情と凶暴性は同年代のビッグバンドに引けをとらない。ボーナス・トラックとして未発表曲BABY MOVE ONを追加収録。
BR-5228 THE GREAT CRASH / Deadfire Echoes CD \2600
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART III> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第3弾として、初CD化を中心とした17タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。72年から73年に録音された未発表アルバム。初期のメランコリックなエルトン・ジョンや10CCを彷彿させる、メロディアスで叙情的なサウンドに、ハートフルなヴォーカルとコーラスも加えた絶妙な歌詞、完璧に作り上げられた美しい楽曲で構成された、まるで失われた名作のような作品。70年代にウェールズの廃屋の邸宅に何十年も住み、そこで幾度もレコーディングをしたが、ポリグラムのスタジオではそれを再現することが出来ず、本作をリリースすることを断念した。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5146 GREENSLADE / Same - Expanded 2CD 2CD \2800
 メロトロンとロジャー・ディーンの幻想世界が混じる73年作1stに、オフィシャル初出となる73年のBBC音源からライヴ7曲をディスク2に収録した2枚組2018年リマスター盤。COLOSSEUM、WEB/SAMURAI、KING CRIMSONのメンバーが結成したスーパー・グループだ。シンフォニック・ロックの幽玄さとジャズ・ロックのクールさが絶妙に組み合わさっており、ジェントリーなポップ感覚も取り込み、プログレの最もの成長期と言われる年代に相応しい作品を作り上げている。レスリー・ハモンドの歪みや全曲で登場するメロトロンのヴィンテージ感の中でコンテンポラリーなコード・センスが生む日が差すドリーミィさが独特。本作リリース前後に収録された73年の未発表ライヴでは、4人がそれぞれ自分の、そしてお互いの分担を熟知し、理想の完成形を目指したのが如実に分る生演奏が聴ける。リマスター&3面開きデジパック。
BR-5149 GREENSLADE / Spyglass Guest - Expanded 2CD 2CD \2800
 4つの才能が共存しながらキーボードを主体とした2つのバンドが同居するような手法でリリースされた74年作3rdに、オフィシャル初出となる74年のBBC音源からライヴ&セッション8曲をディスク2に収録した2枚組2018年リマスター盤。COLOSSEUM、WEB/SAMURAI、KING CRIMSONのメンバーが結成したスーパー・グループだが前2作から変化を求めるべく曲によって2人のギタリスト、クレム・クレムソン&アンディー・ロバーツ、さらにヴァイオリンでグラハム・スミスも加えるなど贅沢すぎるメンツがそれぞれの個性で聴かせている。その分、曲調はバラけるが筋は通っており、中盤のクラシカルさ、後半の弾き倒しは本バンドならでは。ストリングス、フルート、ブラスで活躍するメロトロンも聴き所だろう。本作リリース前後に収録された74年の未発表ライヴは1stや2ndの曲も含み、本作のハイライトとも言えるMELANCHOLIC RACEも演奏されている。クラシックもジャズも吸収したコンテンポラリーさが独特だ。リマスター&3面開きデジパック。
BR-5153D GREENSLADE / Bedside Manners Are Extra - Expanded Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 幻想性と音楽性を昇華させた73年作2ndに、オフィシャル初出となる同年のプロモ・ライヴ3曲+こちらも初出のBBC TV ライヴから2曲をDVDに収録した2枚組2018年リマスター盤。コンテンポラリーな作曲センスとシャープなテクニックが光り、かつ、1曲目や4曲目のような靄がかったドリーミィさが漂い渦巻く。全曲でフィーチャーされるメロトロンの効果は絶大だ。さらに本作ではシンセも導入されており、ユニークでポップな音色がなんとも彼ららしい。DVDの画質&音質も良く、オルガン&シンセを担当するデイヴ・ローソンとエレピ&メロトロンを担当するデイヴ・グリースレイドの演奏面での立ち位置が分り、よく知っているバンドのようで実は知らない初めての驚きが多い。CDには73年のBBCセッションから未発ボーナス(DVDのBBC音源とは別)を3曲収録。もちろんメロトロン使用。改めて思うメロトロン多用バンド。3面開きデジパック。
BR-5158 GREENSLADE / Time And Tide - Expanded 2CD 2CD \2800
 デイヴ・ローソンとデイヴ・グリースレイドの音楽性の違いを融合させることなくコントラスト化した75年作4thに、好演で知られる75年スウェーデン・ラジオ音源のオリジナル・マスター・テープからライヴ9曲をディスク2に収録した2枚組2019年リマスター盤。ポップなオープニングから幽玄なメロトロン・ナンバーを経てスリリングなクラシカル・ロックへ展開する前半、リズム変化を付けながらヴォーカル・ナンバーとインスト・ナンバーを交えていく後半、コンパクトなテクニカルさが映える。本作リリース前に収録された75年のライヴは1stを除く選曲でクラシカル・プログレと英国ポップ・ロックがバランス良く並べてありレパートリーの深さを感じさせられるが、ローソン単独曲は無くバンドの主導権はかなりグリースレイドの手に移っていたと想像出来る。ディスク1には初CD化となる75年と76年のシングルからボーナス2曲入り。後者は後のグリーンスレイドのソロへつながっていく作風だ。リマスター&3面開きデジパック。
BR-5143 GRYPHON / Raindances - The Transatlantic Recordings 1973-1975 2CD \2800
 1st〜4thの4作品を通して聴ける2枚組。2018年デジタルリマスター&英国盤。英国王立音楽院で学んだメンバーが結成した中世音楽ベースのバンド。リコーダー、バスーン、そして、ルネッサンス音楽に欠かせないリード楽器、クルムホルンを取り入れた高貴なアコースティック・アンサンブルが素晴らしい初期作品から、イエスに触発されたという彼ら流のシンフォニック・ロックを完成させた圧巻の3rd、16分越えのシンフォニックなラストで終える4thなど、「GRYPHON」、「MIDNIGHT MUSHRUMPS」(収録時間の関係でDubbel Dutchは未収)、「RED QUEEN TO GRYPHON THREE」、「RAINDANCE」の名盤4作品を収録。
BR-5247 HANNIBAL / Same CD \2500
 70年にB&Cからリリースされた唯一作。この年、INDIAN SUMMERも手掛けた、サバスのプロデューサーRODGER BAINによって世に送り出された。ヴァン・ダー・グラフ・タイプのサックスもミソだが、さりげなくクラシカルなフレーズを流し込むオルガンや、時折りジョン・エサリッジを彷彿させるギタリストの技が光り、INDIAN SUMMERを連想させるようなジャージィなギター・ソロなど、細かいところでのスキルを感じさせる。退廃的に歌い込んでいくヴォーカルがブルージィ。RAW MATERIALにも近いが、よりスローで重い。ジャケットはキーフ。3面開き紙ジャケット仕様。2023年リマスター盤。
BR-5209 HELLMET / Judgement Day CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES> かつてのKISSING SPELL LABELを彷彿とさせる、新レーベルSEELIE COURT LABELがイギリスで始動! 超が付くメガレア・アイテムをアナログ再発してきたレーベルが、今回、CD化第一弾として、初CD化を中心とした6タイトルを限定リリース。初CD化。SAMUEL PRODYのメンバーらにより、70年にVERTIGOのVO規格からリリースされる予定で制作が進んでいたにもかかわらず、リリースされることが無かったお蔵入りアルバムで、原盤はアセテート盤2枚のみしか存在しない幻の作品。今やDARKと並びこの手の2大コレクターズ・アイテムとなっている。吠えるようなリード・ギターが特徴的で、ヘヴィながらも英国特有の深みがあり、怒りとメランコリックな雰囲気を併せ持つヘヴィ・プログレで、ツェッペリンにクリームの要素を加えたようなヘヴィ・ブルース・サイケとなっているが、ヴォーカルが入ると英国叙情に満たされる。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-0910 INDIAN SUMMER / Same CD \2200
 2011年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。70年にNEONレーベルの3番としてリリースされた唯一作。ブラック・サバスと共に69年にオーディションを受け、サバスと同じくRODGER BAINのプロデュースでデビュー。とはいえ、本作はヘヴィ&ハード物ではなく、どちらかと言うと、シンフォ・スタイルに分類される、アレンジとアンサンブルの妙で迫っていくタイプ。ハモンドと早弾きギターが核となり、メロディアスな演奏を繰り広げる。その、曲展開の良さはNEONレーベルでトップ。メロトロンも効果的に止めを刺す。
BR-5011 JACKSON HEIGHTS / King Progress CD \2800
 ナイスのLEE JACKSONが結成したバンドのカリスマから70年にリリースされた1st。後のヴァーティゴ時代にはメンバーが一新されており、ある意味、別バンド。ラストにナイスのナンバー、THE CRY OF EUGENEをカヴァー収録しているのは、セールス戦略だったかもしれないが、アコースティックなサウンドを基調としており、英国らしいどんよりとしたフォーク・ロックを聴かせる本作に合っている。一部でメロトロンや、タイトル曲では鮮やかなストリングス・セクションやリコーダーが加わるなど、叙情性が次作へ受け継がれていく。
BR-0842 JACKSON HEIGHTS / Ragamuffin's Fool CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。ナイスのLEE JACKSONが結成したバンドのヴァーティゴから72年にリリースされた3rd。ヴァーティゴからリリースされた3枚はどれも良く、本作ではキーボーディストのBRIAN CHATTONが曲作りに影響を与え、彼のテクニカルで華麗なピアノをメインにしたインスト・パートを充実させている。核となる3人に、レコーディングのみのメンバーのMICHAEL GILESのドラムスも冴え、メロトロンが効果的な1曲目や2曲目など、特に前半はプログレッシヴな印象が浮き出ている。7曲目はナイスの叙情的なヴォーカル部分をリメイク。
BR-5142 JENNY DARREN & ROBERT WEBB / Rare Bird In Rock CD \2500
 初CD化。今回初出となる、ENGLAND (GARDEN SHED) のキーボーディストのロバート・ウェッブがたびたびインタビューで語っていた78年〜84年録音の幻のアンリリースド音源。70年代にDECCAからシングルやDJMから数枚のアルバムをリリースした女性ヴォーカリスト、ジェニー・ダレン(ENGLANDの3作目、BOX OF CIRCLESにもヴォーカルで参加!)とのコラボレーションで、ウェッブはピアノ、シンセ、クラヴィなどキーボード・プレイはもちろん、曲を書きアレンジも担当。他のメンバーはジェニー・ダレン・バンド(ウェッブは当時のツアーやアルバムにも参加)を中心とした編成で、ジャンル的には女性ヴォーカル・ロックではあるものの、ピアノバックの美しいバラードや英国然としたアコギの牧歌的なナンバーもあり、キーボードのニュアンスやウェッブ独特の曲調(6曲目やラストなどENGLAND用の曲だった?)にはENGLANDが見え隠れするファンには大変興味深い音源。デジパック。
BR-5229 JONESY / Waltz For Yesterday - The Recordings 1972-1974 3CD BOX \3800
 <3枚組・限定ボックス> メロトロン・ファン垂涎の英国プログレ名盤が、2022年リマスター&英国盤初CD化にてリリース。メロトロンとハモンドの重ね弾きや攻撃的なナンバーも良い71年1st「NO ALTERNATIVE」。GRACIOUSがメロトロンの吐息ならば、JONESYはメロトロンの涙。クリムゾン的な泣きのメロトロンは一度聴いたら忘れられない、感動の必聴名盤「KEEPING UP」。ジャズ・ロックへ傾倒しながらも、メロトロンとトランペットが哀愁を誘うラスト・アルバム「GROWING」。そして、74年の未発表4thの「 SUDDEN PRAYERS MAKE GOD JUMP」は、03年に発掘音源としてCDリリースされたが長らく廃盤だった作品で、19年振りの再発となる。オルガン、ソリーナ、アープ等とエレクトリック・サックスがミックスされ、攻撃的に唸りを上げるプログレッシヴ・ロック作。各見開き紙ジャケット収納。
CD1:NO ALTERNATIVE +1 BONUS
CD2:KEEPING UP +2 BONUS
CD3:GROWING + SUDDEN PRAYERS MAKE GOD JUMP
BR-0517 JONESY / No Alternative CD \2500
 71年リリースの本1stも2nd同様に、メロトロンを多用した作風で、2曲目はそのまま2ndの名曲SUNSET AND EVENING STARに通じる、美しい泣きのバラード。メロトロンとハモンドの重ね弾きがゾクゾクする3曲目も彼ららしいし、1曲目やラストのような攻撃的なナンバーも良い。ボーナス・トラック3曲は、3rdのGROWINGからで、本作と2ndに分けてボーナスとして全曲収録。
BR-0518 JONESY / Keeping Up CD \2500
 必聴傑作。73年リリース。最もメロディアスでドラマチックな2nd。オーケストラを加え、さらにクリムゾン・ナイズされた泣き泣きのメロトロンは一度聴いたら忘れられない。GRACIOUSがメロトロンの吐息ならば、JONESYはメロトロンの涙。心はブリティッシュ。力強さもあって、何年経ってもその存在は色あせない。英国シンフォニック・プログレの感動の瞬間。ボーナス・トラック3曲は、3rdのGROWINGからで、本作と1stに分けてボーナスとして全曲収録。
BR-0109 JONESY / Growing CD \2600
 73年リリースの3作目。サウンドは見え隠れしていたジャズ・ロック志向へ傾倒し、テクニカルな演奏面が増す。そのあたりは、ミュージシャンの性なのか。いつまでも照れずに、甘くも物悲しいメロトロン・フレーズをもっと弾いてほしかった。ただ、メロトロンとトランペットの組み合せが本作でも哀愁を誘う場面があるので、余韻には浸れる。本作で解散。
BR-5220 KARAKORUM / The Gate Of Thought CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。69年から71年までの短期間のみ活動し、アルバムをリリースすることなく消えた幻のトリオが、70年に録音した未発表音源。螺旋状のギターと催眠的なドラムス、ヴォーカルが、妖しく暗く内省的な世界へと誘う。ダークかつストレンジな、ヘヴィ・サイケを継承したプログレッシヴ・ストーナー・ロックで、特筆はベーシストがヴァイオリンの弓で弾くボウイング奏法を多用しており、チェロのようなパートが聴け、さらにエフェクターでスペイシーな効果音を交え、ハード一辺倒にはならない幻惑の空間を生んでいる。アーサー・ブラウンを連想させるところも。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-0962 THE KEITH TIPPETT GROUP / Dedicated To You But You Weren't Listening CD \2500
 英国盤初CD化&2013年リマスター盤。71年にVERTIGOからリリースされた2ndアルバムで、当時の英国ジャズ・アンダーグラウンド・シーンの集約とも言える傑作。ジャズ・ピアニストのキース・ティペットを筆頭に、ゲイリー・ボイル、エルトン・ディーン、ロバート・ワイアットら多数のミュージシャンが参加。メンバー同士の精神の交感、もしくは交歓を感じ取れ、その演奏はまさにジャズ・ロックの真髄。張り詰めるような集中力で演奏される曲は、陶酔以上の英国独特の紳士的な渋いカッコ良さあり。タイトル曲はソフト・マシーンの2ndに収録されていたので、聴き比べてみても面白い。
BR-5024 KESTREL / Same 2CD \3200
 英国盤では初となるボーナス・ディスクが付いた2枚組。ラストで、PFMも顔負けのシンフォニック・メロトロンが鳴り響く展開を聴けば、ブリティッシュ・ロックの偉大さを改めて痛感するはずだ。これほどセンスの良いメロディアスな作品がマイナーだったなんて。流暢に、かつ、カッコいいギターと、テクニカルなキーボードの組み合わせは確実に今でも通用するし、オリジナリティーも確立されている。英国式アレンジを隅から隅まで味わえる最高峰の超一級品。75年リリースの唯一作。ボーナス・トラック6曲のうち、2曲はアルバム未収のアウト・トラックで未発表曲。残り4曲は、ヴァージョン違い&シングル・エディット。2015年リマスター盤。
BR-0567 LEAF HOUND / Growers Of Mushroom CD \2300
 ボーナス・トラックとしてTOO MANY ROCK'N ROLL TIMES (新録!) を追加収録し、デジパック仕様にて再発。71年にDECCAからリリースされたにもかかわらず、原盤はメロウキャンドルと並ぶレア物として知られる1枚。後にATOMIC ROOSTERに加入するPETE FRENCHが在籍する正統派ハード・ロック。ツェッペリンやサバスの影響を感じさせる最も伝統的な英国の音。ボーナスのレア・シングル曲のIT'S GONNA GET BETTERと、未発表曲のHIP SHAKERの2曲は以前のCDに収録されたものと同じ。DIGIPACK
BR-0889 LINDA HOYLE / Pieces Of Me CD \2200
 2010年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。AFFINITYの女性ヴォーカリストが71年に残した唯一のソロ・アルバム。AFFINITYと同じくヴァーティゴからリリースされたレア盤として知られる1枚。バックは当時同じくヴァーティゴからアルバムをリリースしていた英国ジャズ・ロック・バンドの最高峰NUCLEUSのメンバーが固め、カール・ジェンキンスのプロデュースが効いた起伏に富んだジャージィーなサウンドをバックに彼女が歌う。バックの演奏も凄いがそれに負けない彼女の歌唱力も素晴らしい。オーケストラをバックにしたファンタジックな趣の4曲目や、ローラ・ニーロのカヴァーなど彼女の女性ヴォーカリストとしての資質も光る。
BR-5192 LINDA HOYLE / Pieces Of Me + The Fetch - Expanded Edition 2CD \2800
 AFFINITYを経てVERTIGOから71年にリリースした女性ヴォーカリストのソロ作「PIECES OF ME」と、44年振り奇跡の復活作の2015年2nd「THE FETCH」の2枚組。「PIECES OF ME」は、英国ジャズ・ロック・バンドの最高峰NUCLEUSのメンバーがバックを固め、起伏に富んだジャージィなサウンドをバックに歌う。演奏も凄いがそれに負けない歌唱力も素晴らしい。「THE FETCH」は、AFFINITYのオリジナル・メンバーのMO FOSTERを筆頭に、RAY RUSSELLや、ジャズ・ミュージシャンらのトップ・プレイヤーを多数バックに迎えリリースされた。ヴィンテージ感のあるアダルトでジャジィなサウンドに乗せて、彼女のクールなヴォーカルが映える。そこにあるのは憂愁の美。長いブランクを感じさせない力作。ボーナス・トラック1曲(WHO'S NEXT)を追加収録。各紙ジャケットに収納。スリップケース付き。2020年リマスター&英国盤。
BR-5239 LODESTONE / Time Flies CD \2800
 初CD化。71年にPHILIPSからドイツ盤のみでリリースされたバンドの唯一作。オーケストラやハープシコード、ハモンドをフィーチャーしたプロコル・ハルム辺りに通じるようなクラシカル・ロックと、フルートやトランペットを加えたポップな曲調とハートフルなヴォーカルで、当時の英国らしいサウンドをメロディアスに紡ぐ。オルガンに重ねられるハープシコードの気品はベガーズ・オペラを思い起こさせる。宇宙旅行をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっているが、全体を通しての牧歌的なイメージが英国的。2022年リマスター&英国盤。
BR-5254 MANDALABAND / Legacy - The Story Of Mandalaband 1975-1978 4CD BOX \5800
 <4枚組ボックス> 英国シンフォニック・ロック史上に残る傑作2作品。75年作の1st「MANDALABAND」と78年作の「THE EYE OF WENDOR」が、リーダーのデヴィッド・ロールによる2024年リマスター盤と、2024年リミックス盤の4枚組ボックスにてリリース。さらに今回初CD化となるシングル・ヴァージョン3曲を含むボーナス・トラック9曲も追加収録。バークレイ・ジェームス・ハーヴェスト、ジャスティン・ヘイワード、10CC、マディ・プライアーといった優れたミュージシャン達による凝った演奏はもちろん、オーケストラや合唱団をフィーチャーした、マルチ・トラック数の多い作品。最新リマスターにより色鮮やかに甦る。リミックスは、ディテールにかなり違いが出ており、より壮大なスケール感と荘厳な響きを持たせ、約50年経ってさらに手が加えられた内容は必聴と言わざるをえない。ボーナス・トラックのデモ音源では、オーケストラを使わず、ウーリー・ウォルステンホルムとデヴィッド・ロールのキーボードによるオーケストレーションによるもので、彼らがライヴでも遜色なくこのアルバムを演奏出来たであろう事を証明している。各紙ジャケット収納。ブックレット封入。
CD1:MANDALABAND (2024 REMASTER)
CD2:THE EYE OF WENDOR: PROPHECIES (2024 REMASTER)
CD3:MANDALABAND (2024 DAVID ROHL REMIX VERSION) +3 BONUS
CD4:THE EYE OF WENDOR: PROPHECIES (2024 DAVID ROHL REMIX VERSION) +6 BONUS(内、3曲は今回初CD化のシングルVer)
BR-5240 MISTY / Here Again CD \2500
 英国プログレ・バンドのお蔵入りとなった幻のアルバム「HERE AGAIN」が初のリリース。70年にEMI PARLOPHONEからレア・シングル「HOT CINNAMON/CASCADES」(本CDにも収録)をリリースしたが、同時期に録音されたアセテート盤を残すも、当時アルバム・リリースには至らなかった。プロコル・ハルムやナイスのようなハモンドをフィーチャーしたクラシカル・ロックや、後期サイケデリック・ポップと初期プログレッシヴ・ロックが混ざり合ったブリティッシュ・ロック黎明期的なサウンドとなっているが、非常に出来が良く、今回発掘リリースされた奇跡に感謝したい。ボーナス・トラック4曲(当時ローカルTVに出演した際のライヴ音源15分)を追加収録。2022年リマスター&英国盤。デジパック仕様。
BR-0506 MORGAN / Nova Solis CD \2390
 BMG ITALIANA LIMITED PAPER SLEEVE AND REMASTERED EDITION! 72年にRCAイタリアーナからリリースされた名作1st。ハモンド、ピアノ、シンセ、クラビネットらを終始メインにし、リズム隊と一体となってテクニカルに迫る様はイタリアならTRIP、英国ならBEGGAR'S OPERAあたりを思わせ、ピアノ・プレイにあたってはウェイクマン並みに聴かせる。畳み掛けにさらに畳み掛け。後半はホルストの惑星を組曲として使用。キーボード・ファン必聴作。見開き紙ジャケット仕様。*完全初回限定盤!
BR-5215 MOTIFFE / Same CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。今回初CD化となったFLUX、ARGENTのギタリストのJOHN GRIMALDIらによる6人組。COMPLEXやENGLANDで知られるレア・レーベルDEROYから73年に99枚のみリリースされた激レア・アイテム。ダークでアンダーグラウンドなプログレッシヴ性を持ち、時にオリー・ハルソールを思わせる流暢でテクニカルなギターや、ピアノ、幽玄でクラシカルなフルート、サックスもフィーチャーした、ジャズ・ロック寄りのメロディアスなサウンドを聴かせる。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5200 MUSHROOM / Early One Morning CD \2800
 73年にプライヴェート・プレスでリリースされた激レア・アイテム。アイルランドのプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの唯一作で、ヴァイオリンやオルガンをフィーチャーしたアグレッシヴなプログレ寄りのサウンドと、メランコリックな叙情性、メロディアスなポップ色に、ハープシコード&リコーダーを導入した中世音楽風のクラシカルな趣や、ジグを用いたトラッドのメロディも組み込んだサウンドで聴かせる。ボーナス・トラックとしてアルバム未収シングル曲を4曲追加収録。追加収録。インサート&ミニ・ポスター付き。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-5111 PATTO / Hold Your Fire - 2CD Deluxe Edition 2CD \2800
 <2枚組デラックス・エディション> 初出10曲を含むディスク2「BBC SESSIONS & OUT TAKES」が付いた2枚組。71年にVERTIGOからリリースされた2nd。ジャズ・エッセンスをロックに持ち込んだオリー・ハルソールのギターをフィーチャーしたブリティッシュ・ロックの名盤。ハードに押すだけでなく、泣きを含んだ哀愁のメロディが英国調に響き胸を締め付ける場面もあり。ロジャー・ディーンによる変型ジャケットでも有名。ボーナス・トラックは、「HOLD & FIRE SESSIONS 4th MAY 1971」、「BBC RADIO ONE - IN CONCERT 4th March 1971」「BBC RADIO ONE - SOUNDS OF THE 70S SESSION 28th JUNE 1971」、「HOLD YOUR FIRE SESSIONS 29th JULY 1971」から全13曲を追加収録。2017年デジタル・リマスター&英国盤。
BR-5137D PROCOL HARUM / Grand Hotel - Expanded Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 <2枚組エクスパンデッド・エディション> 73年の名盤が、初出のライヴ映像DVD付き2018年リマスター盤にてリリース。オーケストラと混声合唱団を加え威風堂々と格調高く聴かせるタイトル・チューンを筆頭に、どこまでもメロディアスでエレガントに聴かせるシンフォ・ファン必聴作。ディスク1には「GRAND HOTEL」と、今回初出となる3曲を含むボーナス5曲を収録。ディスク2のDVDは、全て初出となる映像で、73年11月ベルギーのTVパフォーマンスの映像9曲を収録した「RTBF TV BELGIUM 25 NOVEMBER 1973」となっている。ファン必携の決定版!ブックレットにはインタビューやエッセイ、パーソナル・アーカイヴからのマテリアルなどを掲載。4面開きデジパック仕様。
BR-5138 PROCOL HARUM / Exotic Birds And Fruit - Expanded Edition 3CD \3200
 <3枚組エクスパンデッド・エディション> 74年の名盤が、初出ボーナスを多数加え2018年リマスター盤にてリリース。英国然としたドラマチックなメロディーラインはどの曲も素晴らしく、彼らの売りであるハモンドもブリティッシュ・ファンを虜にしてやまないトーンを響かせる。ディスク1には「EXOTIC BIRDS AND FRUIT」と、ボーナス2曲(シングルB面&別ミックス)を収録。ディスク2には、「BBC RADIO ONE IN CONCERT MARCH 1974」を11曲収録。ディスク3は、今回初出となる未発ライヴ音源「LIVE AT JANUARY SOUND STUDIOS DALLAS TEXAS FOR KZEW FM JULY 1974」から13曲収録した、決定版!ブックレットにはインタビューやエッセイ、パーソナル・アーカイヴからのマテリアルなどを掲載。5面開きデジパック仕様。英国盤。
BR-0979D QUATERMASS / Same - Deluxe Edition CD+DVD(NTSC) \2500
 2枚組デラックス・エディション。ピーター・ロビンソンによる2013年ニュー・ミックス(リミックス)盤! 後にブランドXに加入するキーボーディストが率いるキーボード・トリオが70年にリリースした唯一作。ハモンドをメインに攻めまくるハード・プログレッシヴ・ロックを展開し、また、オーケストラやハープシコードをフィーチャーするバラードも英国式。アードバークにも近いが、こちらのほうがよりプログレ然とし、邪悪な様相を孕む音だ。後にレインボーが本作からブラック・シープをカヴァーしたことでも有名。さらに、ボーナス・トラックとして、アルバム未収シングル2曲(ONE BLIND MICE / PUNTING)と、未発表の2曲(70年のリハーサル / 74年のライヴ)を追加収録。74年のライヴは、実質上、スウェーデンのプロジェクト・バンド「ABLUTION」としての演奏で、ギターにJANNE SCHAFFERが加わり、テクニカルなジャズ・ロックを聴かせる。DVDは5.1 Surround Sound mix を収録。3面開きデジパック仕様。
BR-5097 QUIET WORLD / The Road CD \2500
 ジェネシス加入以前のスティーヴ・ハケットが参加したことで知られる、70年にDAWNからリリースされた唯一作。南アフリカ出身のHEATHER3兄弟による作品で、ミュージシャンを多数迎えて制作された。ハケット兄弟のアコギ・アンサンブル、エレクトリック・ギター、ハーモニカ、フルートを筆頭に、ストリングスや木管、コーラスも加えた、ムーディー・ブルース影響下の牧歌的なサウンドを聴かせるが、所々に混沌とした未整理の部分が散乱し、それが逆にプログレッシヴな感覚を与えている。よく聴くと、その引っ掛かりを生み出しているのがハケットのプレイで、すでに異彩でトリッキー。宗教的なテーマを持ったコンセプト・アルバム。ボーナス・トラック6曲(シングル曲)追加収録。2016年デジタル・リマスター&英国盤。
BR-5216 RAINBIRD / Maiden Flight CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。70年に200枚のみ自主盤でリリースされたが、そのほとんどが廃棄され、販売されることが無く市場には出回らなかったというアルバム。イアン・アンダーソンを思わせるフルートと、クリムゾンやEL&Pでのグレッグ・レイク似のジェントリーなヴォーカルをフィーチャーした、メロディアスなプログレ前夜のサウンドを聴かせる英国ファン注目の内容となっている。また、曲によっては、インディアン・サマー辺りに似たオルガンとギターのインプロも。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5201 RARE BIRD / Beautiful Scarlet - The Recordings 1969-1975 6CD BOX \5800
 <6枚組・限定ボックス> 英国プログレの名盤が2021年リマスター&コンプリート・ボックスにて再発。後にフィールズを結成するグラハム・フィールドが結成したツイン・キーボード・バンド。今回初出となる未発表ライヴ音源8曲入り「LIVE AT THE THEATRE ROYAL, DRURY LANE, LONDON JUNE 1974」(CD6)と、カリスマ〜ポリドール時代の5作品を収録。CD1は、カリスマ・レコードの代表作のひとつと言え、クラシカルかつワイルドなハモンドと、ジャージィなピアノが交差。CD2は、プログレッシヴ・ロックを明確に打ち出し、混声合唱団を大胆に導入したクラシカルかつ空想的に展開する組曲が必聴で、ハモンド・オルガンが独特の音色で響き、ヘヴィに迫るラストまで堂々と聴かせる名作。CD3は、フィールズ結成のためグラハム・フィールドが脱退後、ギタリストなど新たにメンバーを加えた新生レア・バード。CD4は、編成変えをし平均的な英国ロックになったが、ベースはV.D.G.G.のニック・ポーターと1曲ながらジョン・ウェットンが担当し締まった演奏を聴かせる。CD5は、バンド最終作で、テクニックが初期より格段に進歩しており、曲も構築的であったりする。各紙ジャケット収納。ブックレット&ポスター封入。
CD1: RARE BIRD (1969) +2 BONUS 2021 REMASTER
CD2: AS YOUR MIND FLIES BY (1970) +3 BONUS 2021 REMASTER
CD3: EPIC FOREST (1972) +3 BONUS (TAKEN FROM A LIMITED EDITION 7-INCH EP GIVEN WITH FIRST EDITION OF EPIC FOREST) 2021 REMASTER
CD4: SOMEBODY'S WATCHING (1973) +2 BONUS 2021 REMASTER
CD5: BORN AGAIN (1974) +2 BONUS 2021 REMASTER
CD6: LIVE AT THE THEATRE ROYAL, DRURY LANE, LONDON JUNE 1974
BR-5194 RARE BIRD / 1st + Somebody's Watching CD \2500
 英カリスマ・レコードの代表作のひとつと言える彼らの69年の1stと、73年の4thの2in1。1stはグラハム・フィールドをフィーチャーするギター・レスのツイン・キーボード・スタイルで、英国然とした響きをたたえ、クラシカルかつワイルドなハモンドと、ややジャージィーなピアノが交差。全英NO.1に輝いた名曲シンパシーはその後のカリスマ・レコードの道を開いた永久に記憶されるべき曲。G.フィールドは2ndの後抜け、フィールズを結成。その為、編成変えをした4thは平均的な英国ロックになったが、ベースはV.D.G.G.のニック・ポーターと1曲ながらジョン・ウェットンが担当し、締まった演奏を聴かせる。
BR-5195 RARE BIRD / Epic Forest CD \2500
 フィールズ結成のためグラハム・フィールドが脱退後、ギタリストなど新たにメンバーを加え新生レア・バードとしてスタートした72年リリース3rd。英国オリジナルLPには3曲入りの7インチ・シングルが付いており、それらの曲もボーナスとして収録。本編はバジャーをややソフトにしたような内容とも言え、コーラスを活かしたフォーク・ロックも聴かせる。なお、さらに3曲のレア・ボーナス入りでグラハム・フィールド在籍時の初期のテイクから、70年録音のプログレッシヴなアルバム未収曲、シンパシーのシングル・ヴァージョン、2ndの1曲目の別ヴァージョンを収録。
BR-0881 RAW MATERIAL / Same CD \1980
 70年にEVOLUTIONからリリースされた1st。英国らしい渋いヴァイヴや、落ち着いたハモンド、センスの良いピアノ、荒いフルート、サックス、重いリズム、まどろみを見せるヴォーカルなどヴィンテージが詰まった、当時の英国ロックの黎明期を感じさせるブリティッシュ通好みのサウンド。アルバム・ラストで響くメロトロンも泣かせる。ジャズ・ロック、サイケ、ビート色など、ジャンルに拘らない多様さがいかにも当時らしい。NEONからリリースされた次作への布石を感じさせる翳りも持つ。CDにクレジットは無いがボーナスを4曲追加収録した11曲入り。リマスター盤。
BR-5179 REFUGEE / Same 3CD BOX \3200
 <3枚組・限定ボックス・エクスパンデッド・エディション> 今回初出となる未発表音ライヴ源「BBC RADIO ONE IN CONCERT 9TH MAY 1974」(DISC2) を収録した3枚組ボックス。ディスク1は、ex NICEのリズム隊がPATRICK MORAZを迎え結成したトリオの76年にCHARISMAからリリースされた唯一作を収録。ハモンド・オルガン、シンセ、メロトロン等のキーボード群をフィーチャーした、UKプログレの傑作のひとつと言えるスリリングに畳み掛けるサウンド。特に17分近い組曲「GRAND CANYON」は、メロトロンを大幅に導入しピアノが風雅に響く、あまりにも英国然とした、シンフォニックでドラマチックな哀愁に満ちた名曲。ディスク3は、当時カセットのみでリリースされた74年のライヴ音源で、アルバム未収録曲5曲と、アルバムからの2曲、そして、NICE のシングル曲THE DIAMOND HARD BLUES APPLES OF THE MOONもプレイ。名曲として知られる組曲「GRAND CANYON SUITE」では、アルバム同様、本ライヴでもメロトロン、オルガンをフィーチャーし、ドラマチックかつワイルドに聴かせる。既発ながら英国ファン必聴。各紙ジャケットに収納。
DISC1:ORIGINAL ALBUM
DISC2:BBC RADIO ONE IN CONCERT 9TH MAY 1974 (UNRELEASED)
DISC3:LIVE AT NEWCASTE CITY HALL 16TH JUNE 1074
BR-5087 RENAISSANCE / Live Fillmore West 1970 CD \2500
 「LIVE + DIRECT (2002年リリース)」の2016年新装版。オリジナル・ルネッサンス(KEITH RELF、JOHN HAWKEN、LOUIS CENNAMO、JIM McCARTY、JANE RELF)のライヴや、デモ等を収録した貴重な未発表音源集。ライヴは70年代初期のアメリカでのもの。未発表デモは4曲収録で、中でも「I'D LOVE TO LOVE YOU TILL TOMORROW」は、KEITH RELFが感電死した76年の前半、彼の死の直前にレコーディングされた音源で、KEITHのアコースティック・ギターをバックにJANE RELFがしっとりと歌う、ILLUSION的なサウンド。そして、RENAISSANCEの後、それぞれ違う音楽活動を続けていた彼らが、KEITHの死によって再び集まって76年に録音した、ILLUSIONの始まりと言える「PLEASE BE HOME」など、彼らの歴史がここにある。
BR-0742 RENAISSANCE / Illusion CD \2800
 08年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。71年にリリースされたオリジナル・ルネッサンスの2ndアルバム。JOHN HAWKENのクラシカルな音色のフレーズに誘われて、JANE RELFのスキャットからメンバーのコーラスがドラマチックに重なるGOLDEN THREADに感動。サイケ・フォーク風の曲や、後にILLUSIONで再録された哀愁の名曲FACE OF YESTERDAYの原曲など、JANE RELFの慈愛に満ちた深く心に浸透するような絶品のヴォーカルが堪能できる。KEITH RELF、JIM McCARTY、LOUIS CENNAMO、JOHN HAWKEN、JANE RELFの黄金のメンバーでリリースされたアルバムは2作品のみ。KEITHを亡くしたメンバーはこの後再び集まり、77年にILLUSIONを結成し名作2作を残す。
BR-5148 RENAISSANCE / Prologue - Expanded Edition CD \2500
 2018年リマスター&英国盤。メンバーを一新して、新生ルネッサンスとしてリリースされた72年の1stアルバムで、オリジナル・ルネッサンスから数えて通算3作目。ジョン・ホウクンに代わって加入したジョン・タウトのバロック調の美旋律ピアノを中心にした、ダイナミックなクラシカル・ロック・サウンドが展開され、アニー・ハズラムのクリスタル・ヴォイスも縦横無尽に駆け抜ける。ライヴでもよく登場する代表曲のひとつPROLOGUEで幕を開け、また、ラストの約12分のRAJAH KHANで見せるサイケデリックな曲調も他のアルバムには無い雰囲気で興味深い。この曲ではフランシス・モンクマンがシンセ・ソロを聴かせる。CD初収録となるボーナス・トラック1曲(SPARE SOME LOVE - SINGLE VERSION)を追加。デジパック仕様。
BR-5160 RENAISSANCE / Ashes Are Burning - Expanded Edition CD \2500
 2019年リマスター&英国盤。ボーナス・トラック3曲(約30分)を追加収録。メンバー・チェンジを経て、ヴォーカルがアニー・ハズラムに代わっての2作目となる73年作。「CAN YOU UNDERSATAND」、「CARPET OF THE SUN」、タイトル曲の「ASHES ARE BURNING」など、その後のライヴでもお馴染みの名曲が並ぶ。オーケストラを導入しつつも、アコースティックなアレンジも多用した名盤。ボーナス・トラックは「LIVE - BBC RADIO IN CONCERT 1974」から未発表ライヴ音源3曲(CAN YOU UNDERSTAND / LET IT GROW / ASHES ARE BURNING)を収録。デジパック仕様。
BR-5187D RENAISSANCE / Turn Of the Cards - Expanded Edition 3CD+DVD(NTSC) BOX \4500
 <4枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション> 74年の名盤がボックス仕様にてリリース。ディスク1は、スリリングに駆け抜けるRUNNING HARDから、ラストのオーケストラを導入した超ドラマチックなナンバーMOTHER RUSSIAまで、名曲揃いのアルバム本編に加え、初出音源を含むボーナス・トラック5曲が追加収録されている。中でも注目は、アルバム制作時のセッション中に録音されたウイッシュボーン・アッシュの「EVERYBODY NEEDS A FRIEND」で、アニー・ハズラムのヴォーカルでのルネッサンス・ヴァージョンによる未発表音源で今回初出となる。また、貴重な「MOTHER RUSSIA (SINGLE EDIT) 」と、収録曲のNEW STEREO MIX を収録。ディスク2&3は 「ACADEMY OF MUSIC 1974」として2015年にリリースされた1974年5月17日ニューヨークでのライヴ音源。24人編成のオーケストラを迎え、シンフォニックかつドラマチックなスケール感で聴かせ、FM放送用に録音された音源の為、音質も良く、また、当時の勢いを感じさせるポテンシャルの高い演奏となっている。DVDは、アルバムの5.1 SURROUND & HIGH-RESOLUTION STEREO MIX を収録。各紙ジャケットに収納。2020年リマスター&英国盤。
BR-5231D RENAISSANCE / Scheherazade And Other Stories - Expanded Edition 2CD+DVD(NTSC) BOX \3800
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション> 75年の歴史的名盤がボックス仕様にてリリース。オーケストラ、合唱団を加え、クラシカルな和声とメロディで展開し、その幻想的な異空間に引き込まれ最後までファンタジーに没頭できる、計算し尽された傑作。CD1には本編の2021年リマスター盤+今回初CD化となる「OCEAN GYPSY SINGLE VERSION」を追加収録。CD2はアルバム発表後の英国ツアーから「LIVE AT NOTTINGHAM UNIVERSITY JANUARY 1976」(既発のBRITISH TOUR '76と同内容)を収録。DVDには、今回初出となる76年のライヴ・プロモ・フィルム映像3曲(OCEAN GYPSY / PROLOGUE / THE VULTURE'S FLY HIGH)と、アルバムの96 KHZ / 24-BIT 5.1 SURROUND SOUND UPMIX & HIGH RESOLUTION STEREO MIX等を収録。各紙ジャケット収納。歌詞掲載カラー・ポスター&貴重写真と新規インタビュー掲載のブックレットを封入。
BR-5173 RENAISSANCE / Novella - Expanded Edition 3CD BOX \3200
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション / 復刻ポスター封入> 77年ワーナ移籍後初となるアルバム。バンドの作品中で最もオーケストラをふんだんに使用しクラシカル・ロックの王道をいく、今となっては、ターン・オブ・ザ・カード〜シェラザードに継いで発表された、ファンが認めるところのオケ&合唱団3部作の最終作。ディスク1は本編に加え、未発表の「CAN YOU HEAR ME - SINGLE EDIT」と、プロモ用シングルで今回CD初収録となる「MIDAS MAN - SINGLE EDIT」の2曲を追加収録。ディスク2&3は、77年にロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラを迎えてロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたコンサート「LIVE AT ROYAL ALBERT HALL LONDON 14TH OCTOBER 1977」から9曲を2枚に渡り収録。PROLOGUEからスタートし、シェラザード組曲、ラストはASHES ARE BURNINGで幕を閉じる名曲揃いのドラマチック・ライヴ。各紙ジャケットに収納。2019年リマスター&英国盤。
BR-5161 RENAISSANCE / A Song For All Seasons - Expanded Edition 3CD BOX \3500
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション / 復刻ポスター封入> 当時ジェネシスも手掛けたデヴィッド・ヘンツェルのプロデュース&エンジニアが光る78年の名作。ディスク2&3には、今回初となる「LIVE AT THE TOWER THEATER PHILADELPHIA 4TH DECEMBER 1978」を完全収録。収録時間の関係でカットされた初出音源4曲(OPENING OUT / A SONG FOR ALL SEASONS / TOUCHING ONCE IS SO HARD TO KEEP / ASHES ARE BURNING)を含むファン必聴盤。ディスク1の本編は、繊細な12弦ギターやベース、ストリングス・シンセなど音の配置が当時のジェネシスに酷似し、また、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラをフィーチャーし、ルネッサンスらしいドラマチックさと美しいメロディで占められたフレッシュなシンフォニック・ロックを聴かせる。ボーナスとして未発表含む5曲を追加。各紙ジャケットに収納。2019年リマスター&英国盤。
BR-5244 RENAISSANCE / Azure D'Or - Expanded Edition 2CD+BLU-RAY \4200
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション> 前作の「A SONG FOR ALL SEASONS」同様、当時ジェネシスも手掛けたデヴィッド・ヘンツェルのプロデュース&エンジニアリングによる79年の名作。黄金期のメンバーでの最後のアルバムであり、それまでのオーケストラを全てキーボードに置き換えたフレッシュな感覚で聴かせる。キーボードはやはりデヴィッド・ヘンツェルの趣味なのかARP、CS、CPといった、当時トニー・バンクスが愛用していたキーボードを持ち込み、ジェネシスを連想させる音色でファンを驚かせた。ディスク1は、本編のリマスター。ディスク2は、オリジナル・マスタテープからのニュー・ステレオ・ミックスを収録。各ボーナスは、CD初収録となる「JEKYLL AND HYDE (single version) 」や、 アルバム未収シングル「ISLAND OF AVALON」、デモ、別ヴァージョン等。BLU-RAYには、映像コンテンツとして「THE MILL HOUSE & BRAY STUDIOS PROMOTIONAL FILM 1979」の5曲(JEKYLL AND HYDE / FOREVER CHANGING / THE WINTER TREE / CARPET OF THE SUN / SECRET MISSION)で、スタジオ・プロモ・ビデオや、アコースティック・セッション等となっている。NEW 5.1 SURROUND SOUND MIX / NEW STEREO MIX / ORIGINAL STEREO MIX (96 KHZ/24- BIT)も収録。各紙ジャケットに収納。貴重写真とメンバーへの新規インタヴューを掲載したものと、79年UKツアーのプログラムを復刻した2種類のブックレット付き。2022年リマスター&英国盤。
CD1:AZURE D'Or (2022 REMASTER) + 2 BONUS
CD2:AZURE D'Or (2022 NEW STEREO MIX) + 5 BONUS
BLU-RAY:映像 THE MILL HOUSE & BRAY STUDIOS PROMOTIONAL FILM 1979 (5 SONGS) 音源 AZURE D'Or New 5.1 Surround Mix etc. +3 BONUS
BR-5167 RENAISSANCE / Live At Carnegie Hall - Expanded Edition 3CD BOX \3200
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション / 復刻ポスター封入> 76年にリリースされた歴史的な2枚組名ライヴ。ディスク1&2はライヴ本編を収録しているが、収録時間の関係でアルバム未収となったこの時のライヴ音源「KIEV」を収録した、今回初となる完全収録版にてリリース!ニューヨーク・フィルハーモニー・オーケストラと共演し、シェラザード夜話とノヴェラという2つの名作の間に行われたライヴだけあって、バンドの最盛期を感じさせる一体感のある演奏と、PROLOGUE、OCEAN GYPSY、CAN YOU UNDERSTAND、CARPET OF THE SUN、RUNNUNG HARD、MOTHER RUSSIA、SCHEHERAZADE、ASHES ARE BURNINGといったバンドの代表曲&名曲で構成され、まさに大英帝国の気品高い伝統美がアニー・ハズラムの美声と共に優美に舞い上がる。ディスク3のボーナス・ディスクには、「BBC RADIO ONE IN CONCERT 25TH MARCH 1976」を約60分収録。各紙ジャケットに収納。2019年リマスター&英国盤。
BR-5104 RIFF RAFF / Same CD \2800
 長らく廃盤だった、73年にRCAからリリースされた1stアルバムが再発。MARK-ALMONDを脱退したロジャー・サットンとトミー・アイアによって結成された5人組のジャズ・ロック・バンドの名盤。要所にアコースティック・ギターを上手く使い、フルートやサックスを効果的に加え、控え目ながら流れるような燻し銀のサウンドを聴かせる。ブルージィなジャズ・ロックから、メロディアスなフォーク・ロック調まで、ハートフルなヴォーカルで一体化させた味わい深いサウンドが当時のイギリスらしい。特に、初期クリムゾンやサムライを連想させるようなアグレッシヴなジャズ・ロックを展開する6曲目や、ソフト・マシーン張りのラストが素晴らしい。2016年リマスター盤。紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-5105 RIFF RAFF / Original Man CD \2800
 長らく廃盤だった、74年にRCAからリリースされた2ndアルバムが再発。変拍子も用いたプログレッシヴ・ジャズ・ロックへと大きく飛躍した名盤。サックス、フルート、クラリネットと管楽器もさらに充実を見せ、トミー・アイアによるクールなエレピ、ハモンド、ストリングス・シンセのプレイも冴えるテクニカルなサウンドを展開する。また、ブルージィでアダルトなテイストの中に、ハートフルなヴォーカルを加えた、英国ロマンが漂うサウンドも彼らの特徴で、クラシカルなピアノとフルートのアンサンブルで聴かせるバラードも絶品。幾重にも趣向を凝らした懐の深さを感じさせる逸品。ベーシストのロジャー・サットンは後にNUCLEUSに加入。2017年リマスター盤。紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-5217 RUDI TCHAIKOVSKY / The Castle's Equivalent CD \2800
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART II> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第2弾として、初CD化を中心とした15タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。キャラヴァン、ジェントル・ジャイアント、イエス影響下のテクニカル・バンドの未発表ライヴ音源。巧みな弾き倒しで迫るトップクラスのギターと歯切れの良いエレピやオルガンに、ヴォーカルをフィーチャーしたシャープなサウンドでジャズ・ロックとカンタベリー風味を交えながらハードに展開。73年から75年までメンバーチェンジを繰り返しながらライヴを中心に活動し、アルバムを残すことなく消えた幻のバンドの、75年3月26日に行われたオランダ・ツアーでの音源を収録。驚くほどの音質の良さも特筆。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-0532 THE RUNNING MAN / Same CD \2500
 72年にNEONの11番としてリリースされた彼ら唯一の作品。ブラスとハモンドとジャージィーなギターをフィーチャーする、英国然としたメロディアスで渋いサウンド。やはり、RAY RUSSELLのギターのテクニックはかなりのもので、早弾きになればなるほどサウンドが熱くヘヴィというか、重い雰囲気に支配される。まさに英国式。これらのメインとなる楽器の組み合わせ方にも当時の個性があり、似ていて似ていないカラーを打ち出していた。隠れた名盤。ボーナス・トラック1曲(SPIRIT)追加収録。
BR-5193 SAMURAI / Same - Expanded Edition CD \2500
 71年の唯一作。ウェブから改名しデイヴ・ローソンのリーダー・バンドとして心機一転を図ったウェブの実質上の4th。ジャズ・ロック的なインスト志向の前作、I SPIDERからよりモダンに作曲されたアルバムになっており、薄い影のある色合いが独特。整然としたアレンジと表情豊かなヴォーカルで聴かせ、織り込まれるソロの見せ場や、息の合ったテクニカルなバッキングはテンションが高く、特に後半はインスト・パートを増量させ英国然としたヘヴィな厚みを見せる。ラストのローソンのハモンド・ソロは今でもクリエイティヴに響く。この後、デイヴ・ローソンはグリーンスレイドに。ボーナス・トラックとして初出の71年のライヴ音源を3曲追加収録。デジパック仕様。2020年リマスター&英国盤。
BR-5174 SATURNALIA / Magical Love CD \2800
 ヤードバーズ&ルネッサンスのキース・レルフのプロデュースにより、73年にリリースされた唯一作。オリジナル・レコードは3Dピクチャー盤としてリリースされたコレクターズ・アイテムとして知られる。女性ヴォーカリストALETTA LOHMEYERをメイン・ヴォーカルに置いた5人組のキーボード・レスのサイケ・プログレで、この後、HORSEを結成するROD ROACH、ADRIAN HAWKINSが書いた曲が半分位を占め、HORSEが持つハードな部分にサイケ色を加えたような、まさに当時の英国らしいサウンド。反面、ALETTAが書いた曲は、アンダーグラウンド・フォークを思わせ、9:30 FLYや、ソーニャ・クリスティーナ(カーヴド・エア)を思い起こさせるような印象となっていて、それが実にバランスよく配置されている。2019年リマスター盤。
BR-5116 SECOND HAND / Death May Be Your Santa Claus - Expanded Edition CD \2800
 71年にMUSHROOMレコードからリリースされ、メロトロン・アイテムとしても知られる2nd。メロトロン、オルガンをフィーチャーしたプログレッシヴなタイトル曲から始まりインパクトも大。オルガン・ロックあり、英国ポップあり、サイケデリックに、と様々なスタイルで聴かせるが、元々アングラ映画のサントラとして作られたということもあり、単なるサウンド・コラージュ的になっていないところが良い。かつてレコードでは極少ファースト・プレスのみの1曲目に収録されていたが、セカンド・プレス以降ではタイトル曲に差し替えられてしまった「FUNERAL」をボーナス・トラックとして追加収録し、71年の未発表音源2曲もボーナス・トラックとして追加(既発盤収録済み)。2017年デジタル・リマスター&英国盤。
BR-5188 SHAPE OF THE RAIN / Riley Riley Wood & Waggett 3CD \4800
 今や原盤の価格は同NEONレーベルのSPRINGを越えたというレア・アイテム。71年にNEONの7番としてリリースされた唯一作。RILEY兄弟を中心にした4人組で、12弦やスライド・ギターも導入し、ヴォーカル・ハーモニーを活かした軽やかな雰囲気のフォーク・ロック調のメロディアスなサウンドに、アート・ロック的な部分やサイケ感覚も持ち合わせている。60年代初期からライヴ活動を続け、アルバムのリリース当時はフロイドやタルのライヴ・サポートも務め73年まで活動した。ジャケットはキーフで、NEONレーベルらしい印象を残す1枚。ディスク2は、未発表2ndの為に録音された曲や、スタジオ・デモ、リハーサル等を収録した、アーリー・デイズから解散までの間に録音された未発表音源集。ディスク3は、初出の68年、70年、73年の貴重ライヴ音源を14曲収録。各紙ジャケットに収納。スリップケース付。
DISC1:ALBUM + 15 BONUS (1 Single & 14 Unreleased Demo)
DISC2:Same + 3 BONUS (Unreleased Demo)
DISC3:UNRELEASED LIVE (68,70,73)
BR-5040 SPRING / Same - Expanded Edition 2CD \2800
 ボーナス・ディスク付き2枚組。NEONの6番として71年にリリースされた当時の唯一作「SPRING」と、71年の未発表音源(幻の2nd)で後にSPRING2としてリリースされた「DEMO AND ADDITIONAL RECORDINGS 1971」を収録した完全版。トリプル・メロトロンのクレジットと、3面開きのキーフのジャケットで常にコレクターの気を引いていた名作。メロトロン・ストリングス、メロトロン・フルート、メロトロン・チェロ、メロトロン・オルガン!メロトロン・エレピ!!とづくし。そして非常に牧歌的な英国が流れ出すメロディアスで叙情的なサウンド。本編に追加のボーナス3曲は既発CD収録と同じ。ディスク1&ディスク2共に2015年デジタル・リマスター英国盤。
BR-5249 STACKRIDGE / Friendliness - Expanded Edition 2CD \2980
 <2枚組 / エクスパンデッド・エディション> 72年にMCAからリリースされた名作2nd。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノ等をフィーチャーした、優雅で気品あふれるクラシカルでノスタルジックな風合いに、ウォームハートなヴォーカルが絶妙にマッチした、ビートルズ・リスペクトの叙情的なメロディを交えた英国ならではのサウンド。メロトロン、ヴァイオリンを導入した、ポップ〜クラシカル〜インド音楽まで飛び出すユーモラスな「SYRACUSE THE ELEPHANT」や、ラストの「TEATIME」でのフルートを導入したキャメルのような叙情から、後半でのロック・ヴァイオリンをフィーチャーしたプログレッシヴな展開など、そのアレンジ力には目を見張るものがある。英国ファンタジーとロマンに優しく包まれていく。ディスク2は、未発表を含むボーナス・トラック12曲を収録。スタジオバンドのイメージが強いが、実は当時ライヴを積極的に行っており、今回は、72年6月の「BBC RADIO IN CONCERT JUNE 1972」から未発を含む8曲を収録。「FRIENDLINESS」リリース直前のライヴで、アルバムに収録される曲が初披露された。オーケストラを導入した怒涛のクラシカル・ロック「PURPLE SPACESHIPS OVER YATTON」を筆頭に、「 SLARK (SINGLE VERSION)」、「C’EST LA VIE 」、「DO THE STANLEY」の72&73年のアルバム未収シングル4曲。3面開きデジパック仕様。2023年版。
BR-5251 STACKRIDGE / The Man In The Bowler Hat - Expanded Edition 2CD \2980
 <2枚組 / エクスパンデッド・エディション> ジョージ・マーティンのプロデュースにより74年にリリースされた3rdアルバム。随所に遊び心が散りばめられた傑作。オーケストレーションをフィーチャーした哀愁あふれるバラードや、英国調叙情派ポップ・ロックも良いが、なんと言ってもジェネシス風のプログレッシヴ・アレンジの「THE LAST PLIMSOLL」は名曲。ラストの「GOD SPEED THE PLOUGH」での本格的なクラシカル・アレンジも絶品。どの曲もアレンジが素晴らしく心に残る名盤。ディスク2は、「BBC RADIO ONE “IN CONCERT” 18TH JANUARY 1973」から6曲と、「BBC RADIO ONE BOB HARRIS SESSION 7TH FEBRUARY 1973」から4曲の計10曲を収録。当時の人気が伺える。3面開きデジパック仕様。2023年版。
BR-5252 STACKRIDGE / Extravaganza - Expanded Edition 2CD \2980
 <2枚組 / エクスパンデッド・エディション> メンバー・チェンジを経てレコード会社も移籍し制作された75年リリースの4th。英国調のポップさと叙情が入り混じり、調子外れのヴォーカルがユーモラスな3曲目では、哀愁を帯びたメロトロンをフィーチャーし、最後にはクラシカルな展開をみせるなど、1曲の中で数種のスタイルが巧妙に繰り広げられる。また、後半(旧B面)ではそれまでには無かった、カンタベリー・タッチのインスト曲を中心に聴かせ、フルートを導入したテクニカルなサウンドは、キャラヴァンを彷彿させる。アルバム・ラストでのクラシカルかつスリリングな展開など、作品中最もプログレ色が強い。ディスク2は、「BBC RADIO ONE “IN CONCERT” 17TH JANUARY 1975」からの8曲を収録。3面開きデジパック仕様。2023年版。
BR-5250 STACKRIDGE / Mr.Mick - Expanded Edition 2CD \3200
 <2枚組 / エクスパンデッド・エディション> 70年代最後のアルバムとなる76年5作目。当時リリースされた「アルバム・ヴァージョン」と、お蔵入りとなった「未発表オリジナル・ヴァージョン」の2枚組。GREENSLADEのDAVE LAWSONがキーボードに加わり、幻惑的なメロトロン、妖し気なオルガン、リリカルなピアノ、物悲しいサックス、それらが一体となって美しい情景が広がり、ドラマが生まれ出す。ヴォーカル・パートでのスタックリッジ節と、インスト・パ−トでのシンフォニック・プログレ性が絶妙なバランスで展開される。オリジナル・バージョンはストーリーとナレーションをフィーチャーしたコンセプト・アルバムで、当時、ロケット・レコードに却下され、結果リリースされたアルバムは1曲目にビートルズの「HOLD ME TIGHT」のカヴァーを入れるなど別物となった。2023年リマスター盤。3面開きデジパック仕様。
BR-5234 THE STEVE BROWN BAND / Soul Full Of Sin CD \2600
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART III> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第3弾として、初CD化を中心とした17タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。71年に結成されシングルを2枚残すも、アルバムがリリースされることが無かった幻のバンド。プログレから出発した彼らのソングライティングはトップレベルで、当時高い評価を受け、73年にはトランスアトランテイック・レコードとの契約寸前まで行った。サックスに加えフルートも導入し、一体となったテクニックを感じさせるプレイで、ダイナミックなジャズ・ロックを聴かせるが、ヴォーカル・パートは非常にメロディアスで英国的。71年から72年に残された音源を収録。2021年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-0641 STILL LIFE / Same CD \2800
 06年限定盤。見開き紙ジャケット仕様(TUDOR LODGEやBEGGARDS OPERAの限定盤と同シリーズ)。えっ?ピーター・ハミル?と思ってしまう出だしのヴォーカル。71年にVERTIGOからリリースされた、未だメンバー等に謎の残っている名作。時折、フルートやギターも入るがサウンドのメインはあくまで英国的なハモンド。一本調子になることもなく、クラシカルにメロディアスに曲調に変化を付けている。CRESSIDA、BEGGARS OPERAらと並ぶ、ずばりプログレのVERTIGOオルガン・ロックの必聴アイテム。
BR-0187 STRAWBS / Ghosts CD \2500
 デジタル・リマスター盤。最高傑作! ジョン・ホウクンが、メロトロン、ハープシコード、オルガン、ピアノ、シンセetc.を自在に弾きこなし、曲の良さやアレンジの完成度、そして全体のまとまりの良さ、ドラマチックなロック色、などから最もシンフォニックなのが75年リリースの本作。STRAWBSを地味なフォーク・ロック・バンドだと思っていたら大間違い。ウェイクマン在籍の初期にシンフォニック度を求めてチグハグだと思った人、ぜひ本作を聴いて! ボーナス1曲入り。
BR-5237 STUD / September CD \2800
 ドイツ及びヨーロッパ・ツアーで成功し、72年にドイツのBASFレーベルからリリースされた2ndアルバム。当時、71年に英DERAMからの1stと本作のスタジオ・アルバム2作と、73年にライヴ盤を残して解散したイギリスの短命バンド。ex.FAMILYのヴァイオリニストが参加した本作は、全編に優美かつスリリングなヴァイオリンと、ピアノ、アコギ・アンサンブルも加え、英国然とした愁いを帯びたヴォーカルで綴る、メロディアスで叙情あふれるバラードが絶品のアルバムとなっている。TAST、BLOSSOM TOES、FAMILY関係とあり、当時、スーパーグループと評された。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
BR-5242 TWENTY FIVE VIEWS OF WORTHING / Same - Rare Studio Recordings 1972-1977 CD \2600
 再入荷。<SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。アイランド・レコードと契約を結び、72年〜77年にアイランドのスタジオで録音された未発表音源。オルガン、エレピ、ハープシコード、フルート、クラリネット、トランペット、サックスを効かせた端正でテクニカルなプレイに、ハートフルなヴォーカルを合わせ聴かせるサウンドは、プログレッシヴかつカンタベリーで、キャラヴァン、ソフト・マシーン、ハットフィールド&ザ・ノースといったバンドを彷彿させる。当時、ジェネシス、キャラヴァンらのライヴ・サポートも務めたという、高い演奏力を感じさせる一級品。ライナー・ノーツとレア・フォトが掲載されたブックレット付き。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。
BR-5198 T2 / It'll All Work Out In Boomland - Expanded Edition 3CD \3800
 <3枚組 / エクスパンデッド・エディション> 70年にDECCAから唯一作をリリースした英国屈指のハード・プログレ・バンド。70年の名盤「IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND」、2nd用に録音された70年の未発表アルバム「T2」、未発表スタジオ音源「1971-1972」といった彼らが残した音源をコンプリート収録。CD1は、ギタートリオで突っ走る1曲目はスピード感とハードさの中での絶妙なギアチェンジにメロディアスさが合わさり、緩急の変化や一直線では終わらないフレーズが織り込まれ、一気に聴かせてしまう。一転、メロトロンがさり気なく流れる緩い2曲目、そして、旧B面すべてを使った4曲目は20分超えに値する展開で、A面の良さがすべて入った渾身のワイドレンジで飽きさせない。CD2は、70年の未発音源で、2ndの為の最終デモと思われ、オーヴァーダブは郷愁を誘うメロトロンぐらいで、あとは一発で録られている。録音状態を合わせクオリティーは高く、楽曲も完成にほぼ迫っている。ピアノ、ダブル・メロトロンが入るラストはBOOMLANDよりシンフォ調だ。ブレない音楽性も見事。CD3は、ヴォーカル&ドラマーのPETER DUNTONが率い、当時、トリオで新生T2として英国ツアーを行っていた。その為、バンドとしてもこなれたポテンシャルの高い演奏が聴ける。ハードかつメロディアスさが絶妙に香り立つサウンドを聴かせ、また、メロトロンと、イアン・マクドナルドを思わせるフルートをフィーチャーした英国叙情あふれる7曲目のバラードは必聴曲。完成度も高い。4面開きデジパック仕様。
CD1:IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND - 2021 REMASTER
CD2:T2
CD3:1971-1972
BR-5180 ZIOR / Before My Eyes Go Blind - The Complete Recordings 4CD BOX \3800
 <4枚組・限定ボックス> 本ボックスのみに初収録された2018年再結成新作「SPIRIT OF THE GODS」(DISC4) を含む4枚組。ヴァーティゴ系列のネペンサ・レーベルからのリリースと、キーフのジャケットでコレクターにも知られたサイケ&ハード・ロックを聴かせる1stアルバム「ZIOR」、ドイツ盤のみでリリースされた2nd「EVERY INCH A MAN」、当時のオカルト・悪魔崇拝主義で知られる他のバンド、DR-Z、BLACK WIDOW らと並び評された変名バンドの「MONUMENT」。サイケ、ヘヴィ、ハード、プログレが混在するアンダーグラウンド・ロック・サウンド。この機会に是非! 各紙ジャケット収納。
DISC1: ZIOR (1971) +1 BONUS
DISC2: EVERY INCH A MAN (1972)
DISC3: MONUMENT / THE FIRST MONUMENT (1971)
DISC4: SPIRIT OF THE GODS (2018) +1 BONUS


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