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2010/03/09(16:17:38)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
BS-9126 GORDON GILTRAP / The Peacock Party + Airwaves...Plus 2CD \2000
 2010年版。81年作の「THE PEACOCK PARTY」と、82年作の「AIR WAVE」の2枚組。「THE PEACOCK PARTY」は、76年のVISIONARY以降の流れを汲んだ傑作。クリアーかつタイトなプログレッシヴ・ロック・サウンドと、RIC SANDERSのヴァイオリンをフィーチャーしたクラシカルなシンフォニック性、RICHARD HARVEYのリコーダー&クルムホルンを導入したグリフォン風の中世風味を帯びたメロディー等をダイナミックにミックスさせた素晴らしい出来。ゲストも豪華で、IAN MOSLEY、JOHN G. PERRY、MORRIS PERT、JOHN ETHRIDGE etc.と多彩。本人を含め個性派揃いだが、ギルトラップの弾く煌びやかなアコギ&エレクトリック・ギターとのバランス良くまとまっていて流石。「AIR WAVE」もGORDON GILTRAP BANDでの作品で、ジェスロ・タルのドラマーCLIVE BUNKERや、キーボーディストのROD EDWARDS、ハケット・バンドのBIMBO ACOCKらがゲスト参加し、ギターを中心に、ピアノや、サックス、フルート等を導入したクリアーでリッチなシンフォニック・サウンドが優美に広がる。ボーナス・トラックとして、PEACOCK PARTYのラジオ・プロモ用に録音された未発表スタジオ・ライヴ「THE BAND LIVE 1981」から5曲と、PEACOCK PARTYのアルバム録音時のアウト・トラック3曲を追加収録。 UK
BS-9125 GORDON GILTRAP / Remember This + Janschology CD \1800
 2010年版。03年作の「REMEMBER THIS」と、2000年にリリースされた6曲入りミニ・アルバム「JANSCHOLOGY」のカップリング。「REMEMBER THIS」は、技巧派ゴードン・ギルトラップのアコースティック・ギターを余すことなく堪能できるカヴァー・アルバム。ビートルズ、フー等から、フルートを加えたバッハのメヌエットや、カノンといったクラシックの曲までを上品に奏でる。2曲ではRICK WAKEMANが参加し、ピアノ、シンセとの美しいアンサンブルが聴ける。また、「JANSCHOLOGY」は、ギルトラップが17歳の時にレコードを聴いて以来リスペクトしているというBERT JANSCHのトリビュート・アルバム。5曲のカヴァーと、BERT JANSCHを意識した自作曲ROOTSから成る6曲。彼のルーツを彩る曲の数々が並ぶ。 UK
BS-9124 KINGDOME COME / Galactic Zoo Dossier CD \1980
 24bit デジタル・リマスター&2010年英国盤。クレイジー・ワールドを経て71年にPOLYDORからリリースされたKINGDOME COME名義での1stアルバム。前作までのサイケデリック感覚を脱し、攻撃的なハモンドを中心にめまぐるしく展開する。アーサー・ブラウンの狂気がかったシアトリカルなヴォーカルが印象的だが、時にはブルージィな泣きの場面も見せるコンセプト・アルバム。ジェスロ・タルと共に、当時イタリアン・ヘヴィ・プログレに影響を与えたと言われる1枚。ボーナス・トラック3曲はアルバム収録曲の別ヴァージョン。 UK
BS-9123 JUDY DYBLE / Talking With Strangers CD \2500
 2010年新装版! アルバム未収録のボーナス・トラック1曲(FRAGILE)を加えたファン必携盤。 ROBERT FRIPP、IAN McDONALD、JULIANNE REGANら超豪華ゲストを迎え、プログレッシヴ・フォークの必聴傑作として注目された09年4thがジャケットも新たにノルウェー盤でリリース。絵本なども多く手掛けている新鋭の英国人イラストレーターJACKIE MORRISの寓話的なジャケットも美しい。約20分の大作では、IAN McDONALDとROBERT FRIPPが共演しており、中間の展開部でのインスト・パートでは、初期クリムゾンを彷彿させるヘヴィなリフを用い、フリップのギターやマクドナルドのサックスが交差するクリムゾン・ファン必聴曲となっている。そして、3曲目はEL&Pの名曲セ・ラ・ヴィを取り上げており、叙情と幽玄美を極めた、これまたファン必聴テイクで、しかもバックで歌っているのは、ジュリアンヌ・リーガンとセリア・ハンフリーズだったりする。また、ボーナス・トラックでは、彼女らしいアシッド感覚と、初期クリムゾン的な詩情を織り交ぜて幻想的に聴かせる。 UK
BS-9122 L'OEIL DU SOURD / Un ? CD \2500
 フランスの伝統的なカラーと音楽性を持った注目の女性ヴォーカル・ジャズ・ロック・バンドの09年デビュー作。マグマやクリムゾン、カンタベリー、地中海色、さらにはアート・ベアーズ的な退廃色まで含有し、美しくかつ妖しく、そしてヘヴィに迫る。唸るオルガンやサックス、プログレッシヴなスピリッツに満ちたシンセ、色香が匂うヴァイオリン、攻撃的なギター、リリカルなフルート、幻想的な生メロトロン、強靭なリズム・セクションなど、ヴィンテージ感とアップデイトされたセンスが混じり、かつての仏名作群に並ぶ出来! デジパック。 FRANCE
BS-9121 ROUSSEAU / Retreat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ぼんやり聴いているとまるでキャメルな83年作2nd。キーボーディストのアレンジ力がアップしており、月夜の叙情にクラシカルな気品を配した2曲目や、新任のギタリストのアコギがフィーチャーされる3曲目などオリジナリティーも見せ、それでも4曲目のリリカルなフルートやギターは、もうキャメルのアウトテイクかとさえ思わせる。後半はアコースティックなアンサンブルを織り交ぜ、泣きの感情はもちろん、心がこもったシンフォニック・ロックが演奏されていく。7曲目、9曲目のフルート+ピアノに涙。 GERMANY
BS-9120 KLOTET / Det Har Aldrig Hant Och Kommer Aldrig Handh Igen CD \2500
 BO HANSSONとSAMLA MAMMAS MANNAが混ざったような、とてもスウェーデンらしいヴィンテージ・スタイルのプログレ・バンド。2010年作。ハモンドやエレピの鳴り、サイケデリックなギター、情熱を内に秘めたリズム・セクションなど、レトロさは前作より上を行っており、変拍子&スコアを逆から演奏しているような屈折を持ち込み、したたかなマイペース展開で聴かせる。この国のトラディショナルなメロディーを絡めたノスタルジックさ、クールな中にある人間味、本作もまたかつてのMNWやSILENCEレーベルの作品群が浮かんでくる。 SWEDEN
BS-9119 DISTINGUISHED PANEL OF EXPERTS / Trans-Indulgent CD \2500
 カナダのNATHAN MAHLのキーボーディストGUY LEBLANC、アメリカのFRENCH TVのベース&ドラムス、そしてギタリストによる4人編成のプロジェクト・バンド。09年デビュー作。GUYのカンタベリー・タッチのオルガン・プレイ、インプロヴィゼーション的に鳴り響くピアノ、シンセ、そしてSHAWN PERSINGERの速弾きギター・プレイもダイナミック。メンバーの個性がぶつかり合うような各楽器のソロ・パートも織り交ぜながら展開する、NATHAN MAHLタイプのテクニカルなインスト・ジャズ・ロック。キーボード弾き倒し系ファンにおすすめ。デジパック仕様。メキシコ盤。 USA/CANADA
BS-9118 ELIXIR / Sabbat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤86年。70年代のアンジュやモナリザの音楽性を受け継ぎ、ネオ・プログレの影響も交え80年代のフォームに転換。常にサウンドのメインを陣取る明るいシンセ群とアルペジオを多用するギターの暗いバッキング、そして、感情豊かなフランス語のヴォーカル。このコンビネーションが独特で、アルバムどこを切ってもシンフォを貫き通している。この年代のヨーロピアン・ロックは、MUSEA、MSIの2つのレーベル、専門雑誌HARMONIE、かつてはボルドーにあった専門店SHOP 33らが制作・媒体・販売のチームとなりフランスがリードしていた。レコードに付いていたインサートが4つ折りで封入。 FRANCE
BS-9117D I POOH / Ancora Una Notte Insieme - L'ultimo Concerto 2DVD(PAL) \7800
 黄金期を築いた4人でのファイナル・ツアーを3時間以上収録した、ファン感涙の2枚組DVD。コンサートの模様やファンからのメッセージをメモリアルとしてカラー掲載した60ページの豪華デジブックが、ツアーケースをイメージさせるメタリックなデザインの施されたハードスリップに収納されたボックス型の特殊パッケージ。刻印ナンバーリング入り完全限定盤。いつも以上にわくわくさせられるオープニングだが、ステファーノのヴォーカルから始まる、というなんとも感慨深い演出。荘厳なオーケストレーションでクラシカルなドラマチックさにあふれるパルシファルも当然の如く含む全45曲。終盤は初期の名曲群が並び会場は興奮と涙。バックステージ、リハーサル、プロモ・クリップなどボーナス映像も満載。*本国で人気バンドの限定盤の為、売り切れ後の再入荷は未定です。 ITALY
BS-9116 V.A. / A Tribute To Marillon - Recital For A Season's End 3CD \4200
 2010年マリリオン・トリビュート作3枚組。イタリアのプログレ・レーベルが企画した為、CONQUEROR、YLECLIPSE、ALGEBRA、CORAL CAVESといったイタリアのジェネシス系シンフォ・バンドが中心となっているが、昨年話題になったスペインの女性ヴォーカル・バンドのHARVESTや、チリのSETI(SUBTERRAとENTRANCEのメンバーのプロジェクト・バンド)、ヴェネズエラのPROGCHARDら、他国勢も少し参加。全31曲。とにかく全編マリリオン愛に満ちた内容だが、ヴァイオリンやフルートを室内楽風に加えたNOSUCH THINKING、生メロトロンがドラマチックにフィーチャーされるJ'ACCUSE..!など、イタリアの本格的な必聴バンドに驚かされる。なので、トリビュート物と言うより、イタリアン・シンフォの若手バンドのコンピレーションとして接することも出来る価値のある力作! ITALY
BS-9115 V.A. / A Tribute To Santana - Guitars Dancing In The Light 2CD \3200
 イタリアのプログレ・レーベルが企画したカルロス・サンタナ・トリビュート。2010年2枚組。参加アーティストはCONQUERORやFONDERIA、現オザンナのFABRIZIO FEDELEなど地元勢で占められる中、フランスのNEMOやフィンランドのVIIMAらが参加しており、はっきり言って聴くまで音が想像出来ない。どれだけあのギターに迫れるか、というのも課題だと思うし、恐れ多くも名曲「哀愁のヨーロッパ」を演奏するのは名も知れぬバンドだったりする。だが、純然たるプログレ・ファンの場合、サンタナ関係で知っている曲はあとブラック・マジック・ウーマンぐらいなはずなので、逆にこの全30曲は新鮮。例えば、NEMOはヘヴィ・ジャズ・ロック、VIIMAは北欧プログレ、CONQUERORは女性ヴォーカル・シンフォと、それぞれのカラーが浮き出て、かなり面白い。他のイタリアのバンドもフルートをツバ飛ばしで吹いたり、ギターは2の次でオルガン・ロックになっていたり、同じラテンの血でも、カリブではなく地中海に染まり、妙な闇があったり、もうイタリアン・ロックとしか聴えない連中ばかりだ。 ITALY
BS-9114 FABIO ZUFFANTI / Ghiaccio CD \2500
 FINISTERRE、HOSTSONATEN、LA MASCHERA DI CERAを率い、レコード収集家としても知られる彼の2010年ソロ作。また新たな路線を見出しており、本作は彼のヴォーカルを全曲でフィーチャーしたカンタウトーレ作。得意のメランコリックなエレクトリック音響派サウンドをバックに淡々と聴かせる。その天才ぶりは流石で、もしバッティスティが生きていたならきっとこんな作品を作ったかもしれない、といった感じに仕上がっている。メロトロンが絶大な威力を見せる3曲目はバッティアートとトニー・バンクスが組んだかのよう。 ITALY
BS-9113 IRENE GRANDI / Alle Porte Del Sogno CD \2980
 サンレモ2010参加ナンバーを含む彼女のニュー・アルバム。ヒットを約束されたソングライター達が曲を提供しており、全編メロディアスなポップで埋まっている。プーあたりにも通じるノリの力強さと、ラヴロック的な甘さや切なさを帯びたキャッチーさが一体となり、オーケストラやヴィンテージ・キーボードも配し、斬新さとノスタルジックさを同居させリスナーをつかんでいく。1曲目、2曲目、3曲目あたりの胸を打つイタリア然としたドラマチックさ、中盤で漂う適度な大人の気だるさ、伝えたい思いがあふれるラストまで、メジャーならではの出来! ITALY
BS-9112 CARITA HOLMSTROM / My Diary Of Songs CD \2600
 70年代にはフォーク・デュオで作品をリリースしていた女性ヴォーカリストが音楽シーンへ復帰し録音した09年作。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハープ、アコギ、サックスらをバックに、フォーク、ジャズ、ポップをコンテンポラリーに配合した内容で聴かせる。中にはバレエの為に書かれたというインスト曲もあり、躍動感とリリカルさが北欧然と美しく入り混じる。英語で歌われ声の質は少し違うが、同国のMARJA MATTLARの旧作あたりを思い出させる。特に終盤はシンセやベースなどペッカが居そうな気配があるアレンジだ。 FINLAND
BS-9111 MAN MADE / Same CD \2500
 初CD化。72年にリリースされたケベックのヘヴィ・プログレ作。闇に光る妖しさを持ったクラシカルなハモンドと情熱的なヴォーカル、流れ込むキラキラとしたピアノ、透き通ったソリーナ、おごそかな合唱、引き裂くギター、アクセントとなるフルートなどカナダというよりはドイツを思わせる雰囲気がある。バンド名と同じタイトルの旧A面を占めた20分近い大曲はまさにそんなフロイド影響下のジャーマン・ハードのようで濃い聴き応え。ただ、後半は前身バンドと言えるILLUSTRATIONから受け継がれたブルースやブラス・ロックになってしまう。デジパック。 CANADA
BS-9110 UNGAVA / Same CD \2500
 初CD化。ケベックのハード&叙情派の77年作。音楽性が独特で、あえて例えるならイエスを思わせるギターやベースがエキサイティングで、フルート、アコギ、ソリーナ、ローズらを配した引きのパーツと対比させながらアルバムをまとめている。フランス語で歌われるヴォーカルのニュアンスにはフォーク色も多々含まれ、曲によってはHARMONIUMも思わせる。後半では、カンタベリー風味のメロウなノリや、管楽器をフィーチャーしたフレンチ・タイプのジャズ・ロックへも発展し、ギター・ヒーロー的なフロント・ジャケからは想像出来ない幅広い趣向を見せている。デジパック。 CANADA
BS-9109 OFFENBACH / Tabarnac CD \2500
 初CD化。ケベックのハード・プログレ・バンドが74年にリリースした2枚組大作(2in1)で彼らの4作目。ドキュメンタリーを制作する為、ヨーロッパ・ツアーを行いその際に録音されたもので、後にポップ化するものの本作がプログレ期のラスト・アルバムとなる。フランス語で歌われ、前作のBULLDOZERの延長線上にあるサウンドで、アーサー・ブラウンを思わせるヴォーカルをフィーチャーし、弾き倒されるハモンドと陶酔したギターがロングパートのソロを展開させていく。クラシカル色を持ち、一気に追い込む終盤は怒涛。ラストはエディット・ピアフの愛の讃歌。デジパック。 CANADA
BS-9108 METAMORFOSIS / Papallones I Elefants CD \2500
 初CD化。本作のみで消えたカタルーニャのジャズ・ロック・バンドの82年必聴作。全編インストながら、ツイン・ギター、キーボード、リズム・セクションの5人が繰り広げるテクニカルなサウンドは、1曲目のような哀愁のシンフォニック色と、2曲目のようなアンダルシア色を持ち合わせ、CAIやMUSICA URBANAを思わせるスペイン独特の凝縮感で聴かせる。地中海の雄大さを映し出すイマジネイティヴな3曲目も良いが、アルバム・ハイライトのドラマチックな4曲目での緩急を付けたコンビネーションはとても素晴らしく、センチメンタルな旋律と後半のカラフルなソロの応酬は特筆。デジパック。 SPAIN
BS-9107 WIND / Seasons CD \2500
 オルガン・ハードの良質作として知られる71年リリースの1stがオフィシャル・リマスターで出直した。ユーライア・ヒープかと思う出だしの凶暴なハモンドが本作を象徴しており、メルヘン・ロックとなった次作のモーニングとの違いにまず驚かされるが、2曲目、3曲目の物静かな佇まい、4曲目の中間部のクラシカルなピアノにはやはりモーニングも若干見える。旧B面は2曲で構成され、トップのCD4曲目はまた凶暴なオルガン・ハード。ラストは16分近い大作で、寂しげな郷愁とワイルドな演奏が交差するヘヴィ・プログレッシヴ色を全開。 GERMANY
BS-9031D V.A. / Mellodrama - The Mellotron Movie DVD(NTSC) \2500
 再入荷。実際にメロトロンを持っていた(今は手放しましたが)一ファンとしてこのDVDは必見です。鍵盤を「弾く」というよりも、どちらかと言うと「押す」に近い、メロトロンという特殊な楽器解説(フタを外しテープが動く様などメカニックを目で見てわかるように解説)や、演奏方法、著名な演奏者の話を交えた80分のメロトロン・ドキュメンタリー。タッチの強さでアタック感が変化し、音域が狭く、持続音7秒以下、ソロもしくは2声あたりが最も美しく響く特性は自ずからメロディーを生み出し、数々の名演がアナログ盤に残った。一時期は絶滅危惧種となり、特にプログレ・ファンから神格化された楽器だが、最近のデジタル音源だとこの機械的な制限が無い為、ムダに鳴らしているバンドが多く、スタジオに行って文句を言いたいと思うことがある。今やマネトロンと言う携帯音源まで登場したが、本物は楽器を越え機嫌が日によって違うなど、生き物に近かった。本DVDはそんなメロトロン(チェンバリンからMKシリーズ、400シリーズ、ノヴァトロンなどすべて)をマイケル・ピンダーを始め、トニー・バンクス、イアン・マクドナルド、パトリック・モラーツ、ロッド・アージェント、クラウディオ・シモネッティらが延々と大真面目に語り、設計図、当時の生産工場、各機種の写真、アーティストが使用した年表などを織り交ぜ、演奏はさわり程度ながらパトリック・モラーツの79年のライヴ、クラウディオ・シモネッティのスタジオでの生弾き(話はチェリー・ファイヴからゴブリン)も加え、また、最近のプレイヤーではアングラガルドもフィーチャー。3面開きデジパック。年表&カタログ付き。これであなたもメロトロン博士に。 USA
BS-9106 MOGOLLAR / Umut Yolunu Bulur CD \2700
 アナトリアン・ロックの先駆者、モーオラルの09年作。トルコの弓奏楽器やブズーキに似たバグラマを持ち込み、階段を踏み外したような変拍子を用い、堂々とした泣きのギターやヴィンテージ感のあるオルガンをフィーチャーし、民俗色をプログレッシヴなサウンドへ転換。曲によってはLEB I SOLを思わせるバルカン色もギラギラと発散させ、また煙が立ち込めるヘヴィ・アシッドも聴かせる。草原を彷徨うフォーキーさ、そこから展開するクラシカル・ロックなど音楽性の面白さは他国では有り得ない。ラストはエーゲ海の夕日に火照り、荘厳な合唱でドラマチックに幕を閉じる。辺境ファン必聴バンド。スリップケース付き。 TURKEY
BS-9105 RAMASES / Glass Top Coffin CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。75年にVERTIGOから、くり抜き変型ジャケットでリリースされた2ndアルバム。銀河系をテーマにしたコンセプト・アルバムで、RAMASESことMARTIN RAPPHAELと彼の妻であるSELの二人を中心に、キーボード、ギター、ベース、ドラムス、サックス等に加え、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラと、ロンドン・シンフォニー・オーケストラを大幅に導入した英国調の気品あるサウンドで、ファンタジックなシンフォニック性が広がる。また、前作の流れを汲んだ、美声女性ヴォーカルを導入した幻惑的なレリジャス・フォーク調のサウンドや、合唱風のクラシカルなコーラスワークも美しく印象的。長年に渡り構想が練られた大作。 UK
BS-9104 SECOND HAND / Death May Be Your Santa Claus CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。71年にMUSHROOMレコードからリリースされ、メロトロン・アイテムとしても昔から知られる2ndアルバム。かつてレコードでは極少ファースト・プレスのみの1曲目に収録されていたが、セカンド・プレス以降ではタイトル曲に差し替えられてしまった「FUNERAL」をボーナス・トラックとして追加収録。さらに、71年の未発表音源2曲もボーナス・トラックとして追加収録。メロトロン、オルガンをフィーチャーしたプログレッシヴなタイトル曲から始まりインパクトも大。オルガン・ロックあり、英国調ポップあり、サイケデリックに、と様々なスタイルで聴かせるが、元々アングラ映画のサントラとして作られたということもあり、単なるサウンド・コラージュ的になっていないところが良い。 UK
BS-9103 CHILLUM / Same CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。71年にMUSHROOMレコードからリリースされた激レア・アイテム。原盤が発見された当時は謎多きバンドとされていたが、今となってはSECOND HANDのメンバー3人が変名でリリースしたSECOND HANDの実質上の3rdアルバムとして知られる、CHILLUM名義の唯一作。KEN ELLIOTTのカンタベリー・タッチのオルガン・ソロが炸裂し、新たに加入したTONY MCGILLのギターもフィーチャーしたインプロヴィゼーションを展開し、ソフト・マシーンや、クリムゾンを思わせる攻撃的な英国特有のジャズ・ロックを聴かせる。ボーナス・トラックとして71年の未発表音源4曲を追加収録。この後バンドはSEVENTH WAVEに。 UK
BS-9102 THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN / Same - Deluxe Edition 2CD \2500
 2010年リマスター&英国盤。ボーナス・ディスクが付いた2枚組デラックス・エディション。当時全英チャート1位を記録した「FIRE」を含む、奇才アーサー・ブラウン率いるクレイジー・ワールド名義の68年リリース唯一作。アーサー・ブラウンのシアトリカルなヴォーカルと、後にアトミック・ルースターを結成するヴィンセント・クレーンの凶暴なオルガン、そして、オーケストラも導入したアレンジの緻密さも兼ね備えたアンダーグラウンド・サイケの名盤。ボーナス・ディスクには、レア・シングル、BBCセッション、ミックス違い、FIREの未発表ヴァージョン、NIGHTMAREの映画THE COMMITTEEからのサントラ・ヴァージョンなど全13曲を収録。 UK
BS-9101 JACKSON HEIGHTS / Ragamuffin's Fool CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。ナイスのLEE JACKSONが結成したバンドのヴァーティゴから72年にリリースされた3rd。ヴァーティゴからリリースされた3枚はどれも良く、本作ではキーボーディストのBRIAN CHATTONが曲作りに影響を与え、彼のテクニカルで華麗なピアノをメインにしたインスト・パートを充実させている。核となる3人に、レコーディングのみのメンバーのMICHAEL GILESのドラムスも冴え、メロトロンが効果的な1曲目や2曲目など、特に前半はプログレッシヴな印象が浮き出ている。7曲目はナイスの叙情的なヴォーカル部分をリメイク。 UK
BS-9060 P.F.M. / River Of Life - Manticore Years Anthology 1973-1977 2CD \2500
 再入荷。シングル・エディットのLA CARROZZA DI HANS(喝采を重ねたやつ)を含む英マンティコア音源からの2枚組リマスター・コンピ。注目は4曲の未発ライヴ入りで、74年あの名ライヴLIVE IN USAと同日録音!のIS MY FACE ON STRAIGHT(スタジオ・テイクの6分38秒から16分22秒に拡張され白熱のインプロヴィゼーションが展開されるファン必聴未発音源。ミックスもLIVE IN USAと同じスタジオでの74年)、ベルナルド・ランゼッティ入りでの76年英国ライヴからDOVE QUANDO、OUT OF THE ROUNDABOUT、CELEBRATIOを収録。レーベルが所蔵していた当時のフォト(みんな若い!)等を掲載したカラーブックレット&スリップケース付きのデラックス・パッケージ。 ITALY
BS-9099 GULSEN / Onsoz CD \2980
 過激なセクシーさをアピールする女性ヴォーカリスト、ギュルシェンの09年作。そのヴィジュアルの良さに負けない内容でターキッシュ・ポップのレベルを一気に引き上げている。オープニングからトルコ然とした激しいラストまで、幽幻さと優雅さを持ち、エキゾチックな華麗さと大人の色香を振り撒いていく。プロローグと題された本作は彼女の新たなスタート、そして、ステップ・アップの意気込みが感じられ、オーケストラをフィーチャーしたバラードなど、実力派シンガーへ成長した歌唱力をアピール。多彩なアレンジで仕上がっている。 TURKEY
BS-9098 HELAVISA / Leopard V Gorode CD \2980
 スペインのアマロックのような音楽性のフォーク・グループ、MELNITSAの女性ヴォーカリストの09年作。ジャケットのイメージだとダークなスピリチュアル系だと思ってしまうが、ロシアにはめずらしいケルト色を纏った純叙情派の美旋律フォークで、彼女はハープも奏で、アコギ、チェロ、パーカッションらのアコースティック・アンサンブルが可憐なヴォーカルを優しくバックアップ。タイプは少し違うがバスクのOLATZ ZUGASTIを彷彿させる内容だ。ハープは北欧のカンテレのようにも響き、作品全体の色合いが独特。綴じ込み付き3面開きデジパック。 RUSSIA
BS-9097 OLOF ARNALDS / Vid Og Vid CD \2500
 07年のアイスランド・ミュージック・アワードでベスト・オルタネイティヴ・アルバムに輝いたデビュー・アルバム。可愛らしい声で歌う女性ヴォーカルとアコースティック・ギターの爪弾きをメインにした、繊細でピュアなフォーク作。まるで野に咲く花を愛でるような、ナチュラルでオーガニックな空気に包まれ癒される。非常にシンプルな作風だが地味になることが無く、ブリリアントに聴かせる。曲によりストリングス・クァルテットや木管楽器を加え叙情風味を帯びた音色を響かせ好サポートを見せ、中でも特に8曲目のNATTSONGURでは、室内管弦楽調のアンサンブルが哀愁を連れてくる、まさに心琴にふれる絶品曲。ヴィンテージ色が漂い70年代の英国女性ヴォーカル・フォーク・ファンにもおすすめ。全曲自作曲&アイスランド語。ボーナス映像(ライヴ&インタビュー)入り。2010年英国盤リリース。 ICELAND
BS-9096 THE WATCH / Planet Earth ? CD \2200
 ジョン・ハケットが1曲ゲスト参加している2010年作。すべて彼らのオリジナルながら、ガブリエル時代のジェネシスの面影に満ちたサウンドはさらに探求が重ねられており、本当にこういうジェネシスの未発スコアがあったかのような出来。メロトロン、ハモンド、ムーグ&アープ、12弦ギター、ペダルベースといったマストアイテムを用い、ヴィンテージ感に遜色も無くロマンチックでかつミステリアスな雰囲気が漂う。インパクトのあるオープニング、深淵な幻想あふれる2曲目、屈折しながらもノリがいい3曲目、まさに初期ジェネシスのエッセンスがすべて注ぎ込まれたかのような傑出の4曲目など、全曲ラストまでミラクル! デジパック。 ITALY
BS-9095 CELESTE / The Complete Recordings 1969-1977 4CD BOX \5500
 シンフォニック・ロックの桃源郷、チェレステと関連バンドのアルバムをヒストリーとしてまとめた4枚組限定ボックス。76年にGROGレーベルからリリースされた当時唯一のアルバム、CELESTE(PRINCIPE DI UN GIORNO)、未発2ndとして91年まで眠っていた77年録音のCELESTE II、チェレステとムゼオ・ローゼンバッハの母体となった伝説のプログレ・バンド、IL SISTEMAの69年から71年のアーカイヴ集IL VIAGGIO SENZA ANDATA、リーダーのCIRO PERRINOのプロジェクト・バンドで、女性ウィスパー・ヴォーカルをフィーチャーした、SAINT TROPEZの77年作ICARUSの4枚。すべて新規リマスターの上、なんと76年のアルバムのデモを6曲ボーナス収録。メロトロンは使われていないが、女性ヴォーカルをフィーチャーし英語で歌われる別ヴァージョンとして、これはファン必聴。他、IL SISTEMAの初CD化音源も収録。ヒストリーやフォトを充実させた44ページのブックレット付きロングサイズ・デジブック仕様。まさに箱から叙情が漂ってくるような、そんな珠玉のボックスです。イタリア・ファン必携! ITALY
BS-9094 ANALOGY&EARTHBOUND / The Complete Works 3CD BOX \5500
 500セット限定。イタリアン・コレクターにとっては忘れられない伝説の女性ヴォーカル・サイケ・バンド。ドイツ人との混合でTHE JOICE(クレジットはYOICE)として結成され、72年に改名し6ケタの激レア作として知られるヌード・ジャケットのANALOGYをリリース。プログレッシヴなハモンドとアシッドな女性ヴォーカルをメインに、フラワーカルチャーを全開。その、当時唯一のアルバムに、同女性ヴォーカリストをフィーチャーし、フルートやピアノをクラシカルに絡め、中世色とアシッド色が妖しく溶け合ったTHE SUITE(80年録音で93年に未発アルバムとしてCD化)と、96年に新譜としてリリースされた25 YEARS LATERの2作を加えたアルバム3枚。さらにYOICEのシングル両面や未発ボーナス+女性ヴォーカリストらが英国へ渡り70年代後期に活動していたバンドでポップ期のカーヴド・エアを思わせるEARTHBOUNDのシングルや未発を16曲収録。2種類のブックレットが付いたロングサイズ・デジブック仕様。リマスター。 ITALY/GERMANY
BS-9093 ANTONIUS REX / Zora CD \2700
 未発ボーナスを1曲加え、32周年記念としてリリースされた3面開きデジパック&リマスター2010年盤。ヤクラ関連の78年作。女性ヴォーカルをフィーチャーし、3曲目はヤクラのあのパイプ・オルガンが不気味に響くナンバーを再録。邪悪さに満ちた、イタリアならではの隠秘主義が流れている。後半のアコースティックさなどゴブリンにも通じるサウンドだ。本作のプロト作はヴァーティゴに持ち込まれたが、あまりの反宗教的さに契約出来なかったという逸話あり。新規ボーナスは80年録音&ミックスとあり、本作と同傾向で良い内容だが、本当の年代はまたも怪しい。 ITALY
BS-9092 MELANIA ROTA / Fortissimo CD \2200
 ソフトで美しい歌声が魅力の女性ヴォーカリスト。2010年6曲入りデビュー作。エレクトリック・ポップとロックなサウンドでまとめられ、曲によってはアラビックなエキゾチックさも見せる。少し、80年代のマティア・バザールを思い出させるメロディーラインがファンタジックでイタリアらしい。高域の甘美さは新人とは思えない素質があり、今後、期待のシンガーだ。ノスタルジックなヒット・ナンバーをカヴァーした1曲目、切なさとビートが鮮烈に溶け合う2曲目等、彼女のスキルを上手く引き出している。内ジャケのピンクのショートパンツがたまりません。 ITALY
BS-9091 アネモス (ΑΝΕΜΟΣ) / Φ ΧΡΥΣΟΣ ΛΟΓΟΣ CD \3200
 シングルを挟み6年振りとなる2010年新作。エーゲ海の美の女神と言われる女性ヴォーカル・ポップ・バンド。コンテンポラリーさはよりアーティスティックな姿勢となり、ギリシャの先端美を追求。青く透明な空を泳ぐようなカテリーナのクリスタル・ヴォーカルは聴く者すべてを瞬時に虜にしてしまう。クラシカルさ、シンフォニックな幻想感、神秘的なアンビエントらが混ざり合い、唯一無二の世界を形成していく。例によってギターも甘美。ギリシャ・ファンは作詞でリナ・ニコラコポリューが関わっている点にも注目。和紙と墨汁を意識した変形ブックレット&スリップケース付き。 GREECE
BS-9090 ソフィア・アルヴァニティ (ΣΟΦΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΗ) / ΧΩΡΙΣ RETOUCHE CD \3200
 とてもギリシャらしい女性ヴォーカル・ポップ物09年作。プロトプサルーティを思わせるロックが混ざったコンテンポラリー・サウンドで、曲も良くドラマチックに聴かせる。透明感のあるシンセやピアノをリリカルに配し、力強いギターやタイトなリズム・セクションが重厚さを足していく。エーゲ海の哀愁をたたえているが、民俗楽器は持ち込まれておらず、アコギが上手く用いられ、この手法があるようであまりなく作品を個性付けている。最初に感じる何かの洗練された違いはここだ。ジャケが音を映している。綴じ込み付きデジパックCDR盤。 GREECE
BS-9089 アルレータ (ΑΡΛΕΤΑ) / 12+1 ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΤΟΥ ΜΑΝΟΥ ΧΑΤΖΙΔΑΚΙ CD \3200
 07年リマスター&デジパック盤。ギリシャを代表する女性フォーク・シンガーのハジダキスを歌った69年作。ジャケット共に名作だ。いわゆるライカではなく、フルート、オーボエ、ピアノ、ギター、ハープ、ストリングス、スピネッタらをバックにした、つぶやくようなヴォーカルが独特で物悲しい。物静かなアンサンブルはとても美しく、室内楽のようでもあり、クラシカルさには気品が宿る。その情景にはエーゲ海の風がたおやかに流れ、潮の香りがかすかに。この年代にありがちなサイケ色やフラワーポップ色が無く、実にピュア。純白の歌心と向き合える。 GREECE
BS-9088 タニア・ツァナクリドゥ (ΤΑΝΙΑ ΤΣΑΝΑΚΛΙΔΟΥ) / ΠΡΟΣΩΠΟΓΡΑΦΙΑ CD \3200
 コンテンポラリーな作風で個性立たせる女性ヴォーカリストの09年作。ギリシャ・フォークを基調にしながらも瑞々しいピアノらにロックとエレクトリックを絶妙に交え、アーティスティックな感覚を持ち込みダークさを帯びる。アンサンブルと彼女のヴォーカルに宿った精神とメッセージ色。風味はギリシャそのものだが、サウンドに仕掛けられたプログレッシヴな音像は北欧のアンビエント物にも近く、アコーディオンやブズーキとの融合がフレッシュな息吹を見せている。ラストはレナ・プラトノスかと思ってしまう浮遊感。デジパック。 GREECE
BS-9087 ELISSA / Tesada'a Bemeen CD \2700
 レバノン・ポップス最後の切り札と言われる女性ヴォーカリスト、エリッサの2010年作。サウジアラビアのアル王子がオーナーのロターナ・レーベルが大プッシュしており、高額の予算が注ぎ込まれていると言う。一時期の湾岸ポップスにありがちだったビート色は抑え目で、トルコのコンテンポラリー・ポップスを思わせるようなアレンジだ。幽幻に立ち込める高貴なエキゾチックさに包まれ、彼女のつややかなヴォーカルが光り輝く。美麗フォト多数の30ページのカラー綴じ込み3面開き紙ジャケット&スリップケース付き。 LEBANON
SICP-2588 オザンナ / スッダンス/南の踊り CD \1990
 09年リマスター&紙ジャケット。異色の5作目。ウーノ〜ノヴァとチッタ・フロンターレに分裂していたオザンナ一派が再び集まって78年にリリースした必聴作。エリオ・ダンナは参加せずノヴァに留まったが、ダニーロ・ルスティーチがノヴァでのジャズ・ロック色を持ち込み、ゲストでヴァイオリンやサックスも加え、スリリングな作品を完成させた。管弦入りの壮絶テンションはザオにも匹敵。ヴォーカル・パートになるとイタリア色がぐっと強まるのも魅力。歌詞・対訳付。 国内盤
SICP-2590 マリオ・パンセーリ / 思春期〜アルベルト・モラヴィアの「アゴスティーノ」より CD \1990
 09年リマスター&見開き紙ジャケット。正直、この作品がまた国内盤で出るとは思っていなかった。73年にリリースされた故パンセーリの2作目。ピアノとオーボエが木枯らしに舞う落ち葉のような光景を描き、切々と温かなヴォーカルで歌い出される。小説を基にしたコンセプト・アルバムで、リズム・セクションなど甘くなりすぎないメリハリもあり、キーボード、フルート、ギターらがイタリア然としたシンフォニック色を醸し出す。遠い日を見つめる優しい歌心は絶品。歌詞・対訳付。 国内盤
SICP-2591 ウインド / モーニング CD \1990
 09年リマスター&見開き紙ジャケット。国内プレスとしてはこれが初CD化。中期ヘルダーリンと並ぶメルヘン・ロックの必聴名作。英国のスプリングに似た温かみのあるフォーク・ロックをベースとし、メロトロンがシンフォニックに湧き出る様は初期クリムゾンを思わせ、ヨーロッパの極上のファンタジーとロマンにあふれる。ただ、メロトロンが入る曲と入らない曲でグレードが違うのも否めない。この落差もまたジャーマン・ロック。72年リリースの2nd。歌詞・対訳付。 国内盤
SICP-2592 フランコ・バティアート / 胎児 CD \1990
 09年リマスター&見開き紙ジャケット。72年リリースの1st。本作から3作目まではフリーな実験色とスコアのある音楽性が同レベルで存在し、アヴァンギャルドながらも聴きやすい。民俗色、クラシック、ジャズ、プログレ等の様々のサウンドがコラージュのように次から次へと現われるが、すべてイタリア色に染まっている。今聴き直すとポップアートな感覚もあり、現在の彼のスタイルも見出せるのが驚きだ。どれだけ先を行っていたのか。歌詞・対訳付。 国内盤
SICP-2593 フランコ・バティアート / 汚染 CD \1990
 09年リマスター&見開き紙ジャケット。73年リリースの2nd。本作から3作目まではフリーな実験色とスコアのある音楽性が同レベルで存在し、アヴァンギャルドながらも聴きやすい。地中海色も持ち、クラシック、ジャズ、プログレらのサウンド・コラージュで成り立っている。そのバランス次第でイメージが次々と変わっていく。サイケデリックだが、この手法は後のプログラムされたエレクトリックとヒューマンな生オケという真逆の融合へ。歌詞・対訳付。 国内盤
SICP-2615/6 カナリオス / シクロス 2CD \3360
 09年リマスター&見開き紙ジャケット。圧巻のクラシカル・シンフォニック・ロックの大傑作。混声合唱団、メロトロンをフィーチャーし、ヴィヴァルディの四季をロック・アレンジ。原曲は華やかなバロックだが、アルフレッド・カリオンのアレンジとバンドのハードでテクニカルな演奏により、中世色がロマネスクのヘヴィさに変ってしまっている。まったく軟弱なところが無く、オペラチックなヴォーカル、グレゴリアン・チャント、プログレッシヴなオリジナル・パートを盛り込んだ独創性も見せる。74年にリリースされた2枚組。なお、アフリカに位置するスペイン領のカナリア諸島のバンド。本作で4作目。オリジナル20ページ・ブックレット再現。歌詞・対訳付。 国内盤
KICP-1445/6 イット・バイツ / イッツ・ライヴ 2CD \3600
 初回盤・特典「バック・ステージ・パス風カラー・ステッカー」封入。09年7月3日渋谷O-EASTで行われた一夜限りのスペシャル・ライヴ! 約20年振りに再結成を果たしリリースされた08年の新作「THE TALL SHIPS」からの曲と、初期の代表曲を演奏した2枚組。フランシス・ダナリーに代わり加入したジョン・ミッチェルのギターもしっかりとバンドに溶け込み、また、KINOのキーボーディストでも知られるジョン・ベックの今の英国シーンを感じさせるキーボード・ワークなどが加わり、洗練された清涼感のあるコンパクトなキャッチーさとスローテンポにうねる叙情性が交互に現れる、あのイット・バイツ・サウンドに、英国的な泣きとドラマ性も加わったハイ・クオリティーで洗練されたシンフォニック・プログレをダイナミックに演奏。バンドの風格を感じさせる完成度の高いファン必聴ライヴ。全13曲収録。歌詞・対訳付。 国内盤
BS-9086 KARMAKANIC&AGENTS OF MERCY / The Power Of Two - Live USA CD \2500
 2つのバンドのジョイント・ツアーのアメリカでの09年ライヴを収録。ジョイント・ツアーと言ってもフラワー・キングスを元に派生した2つのプロジェクト・バンドがひとつのバンドとして合体し両方のバンドのレパートリーを演奏する、といった試みだ。テクニカルさを押し出すKARMAKANICサイドと、ジェネシス系シンフォを押し出すAGENTS OF MERCYサイド。ラレ・ラーションのキーボードとロイネ・ストルトのギターのコンビネーションはファン必聴。ドラムスはスポックス・ビアードののNICK D'VIRGILIOが僅か数時間のリハで見事にこなしている。ラストはジェネシスのアフターグロウのカヴァー。初回見開き紙ジャケット。 SWEDEN
BS-9085 SOLAS / The Turning Tide CD \2200
 美声女性ヴォーカリストMAIREAD PHELANが加入しての2作目となる、通算10作目の2010年新作。アイリッシュ・トラッドをゲール語で歌う9曲目や、KARINE POLWARTの美しい曲SORRY、そしてBRUCE SPRINGSTEENや、RICHARD THOMPSONまで幅広く取り上げ、また、アイリッシュ・トラッド・チューンもLUAR NA LUBREに通じるポップな感覚で聴きやすくアレンジしている。かつてサンディ・デニーがフェアポート時代に歌ったA SAILOR'S LIFEもいい感じ。ラストでは、オリジナル・メンバーで楽器をマルチにこなすSEAMUS EGANのアコースティック・ギターを堪能できる自作曲で静かに幕を閉じる。3面開き紙ジャケット仕様。 IRELAND
BS-9084 NANCY WALLACE / Old Stories CD \2500
 英国の70年代アンダーグラウンド・フォークをリスペクトしたバンドTHE OWL SERVICEで、しっとりとした美声ヴォーカルを聴かせた女性フォーク・シンガーの08年ソロ・アルバム。シンプルな作風で非常に滋味深く、6曲目のバラッドTHE TRUE LOVERS FAREWELLなどはもう涙ものの絶品曲。また、彼女が弾くオルガンの音色が流れ出すとシャーリー&ドリー・コリンズのかつてのアルバムを思い出させる。彼女のヴォーカル、アコギ、コンサーティナ、アコーディオンの他、ヴァイオリンやヴァンジョーなども曲によりゲストで加わり、自作曲を中心にトラッドも3曲取り上げている。まさに英国フォークの珠玉作。見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-9083 MARISSA NALDER / Little Hells CD \2500
 アメリカの女性ヴォーカリストの09年リリース4作目。どこか懐かしさの漂うノスタルジックなサウンドに包まれたアルバム。アコースティック・ギターの爪弾きをバックに可愛らしく歌うシンプルな曲調のフォークから、ピアノだけをバックに美声を聴かせる曲、はたまたコクトー・ツインズを思い出させるようなインダストリアル系ニューウェーブ調まで、各曲によって様々なスタイルを見せ、幅広い音楽性で聴かせる。ラストで導入されるスティール・ギターの音色も美しく印象的。デジパック仕様。 USA
BS-9082 KONCHORDAT / English Ghosts CD \2500
 ハケット・バンドでお馴染みのキーボーディストNICK MAGNUSがマスタリングを手掛けた、注目の英国シンフォニック・プログレ2010年デビュー作。79年からバンド活動をスタートし現在に至る STEVE CORK&LEE HARDING のふたりのベテラン・ミュージシャンのマルチな才能を活かしたプロジェクト作品で、ハケットをイメージさせるエレクトリック・ギターや、美しいアコギ・アンサンブルを織り交ぜ、幻想色豊かなシンセ、ピアノ、タウラス・ベース、ドラムス、ガブリエルを意識したようなヴォーカル、そして、さらに3人のギタリストがゲストで加わり、バンド・スタイルでリッチに聴かせる。ジェネシスチックな英国叙情が香る本格派サウンド。自主盤。 UK
BS-9080 SILHOUETTE / A Maze CD \2500
 正統派のジェネシス系シンフォで話題を呼んだ06年デビュー作が再プレス。イントロでの印象付け、ギター・アルペジオや柔らかなシンセ、展開部分でのあふれる出るメロトロン系など、曲の組み立てはデータに沿ったものだが、ヴォーカルも含めてメロディーが赤裸々に泣いており、幻惑的なキーボードをバックに切々と歌い出される7曲目など最近のバンドが忘れがちな自分達の本当の姿があって、メタル色とは無縁のギターが好プレイを連発する後半へつながっていく。ギターとシンセが泣き合うラストは純情としか言いようがない名演! 自主リリース。 HOLLAND
BS-9079 EMMA SHAPPLIN / Macadam Flower CD \2500
 儚げなヴォーカルに震えるフレンチ美形&美声女性ヴォーカリスト。現在活動をアルゼンチン、ギリシャ、トルコにまで広げ大ヒットを果たした、7年振りとなる09年新作3rd。オペラと現代音楽(ポップス)をミックスさせた独自の音楽スタイルで97年にデビューし、ジャンルに捕らわれず常に様々なものを柔軟に取り入れてきた彼女。本作では初期に見られたオペラチックな要素は払拭し、ウイスパーなヴォーカルを活かした良質のフレンチ・ポップスに仕上がっている。オーケストレーションをドラマチックに導入し、デカダンな雰囲気に包まれる曲ではミレーヌ・ファルメールを連想させる妖艶さ、ケイト・ブッシュのようなエキセントリックさ、また、ANA TORROJA風のキュートなヴォーカルで柔らかく幻想的に、そして、ラストでは、メランコリックなアコギの爪弾きをバックにラテン語で歌うなど、様々なスタイルで聴かせる。英語&フランス語。 FRANCE
BS-9078 GENEVIEVE TOUPIN / Same CD \2500
 デビュー以前から密かに注目し、アルバムのリリースを心待ちにしていたケベックの女性ヴォーカリストが09年秋に遂にデビューを果たした。自主盤ながらも現地のジャーナリストに絶賛されたアルバム。彼女が弾く古いピアノの音色に誘われて、内省的でドリーミィな空間美の中に、深みのある彼女の美声ヴォーカルが心地良く響く。楽器も多彩で、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、管楽器などミュージシャンも多数参加。静謐で気品のあるメロディに包まれたサウンドは、スザンヌ・ヴェガやKATE RUSBYを連想させる部分もあるが、よりディープな雰囲気で聴かせる。フランス語。カナダ盤。封筒型変型ジャケット仕様。 CANADA
BS-9077 BEGGAR'S HILL / Same CD \2200
 かつて廃盤レコード時代にはSTONE ANGELらと共に発掘され、コレクターに注目されたレア・フォークが初CD化。76年プライヴェート・プレス。ゲストにALBION BANDのJOHN RODD、FIDDLERS DRAMのNEIL STANFORDらが参加し、総勢11人という多人数で、各曲メンバーがそれぞれ入れ替わって演奏する。特に、美声女性ヴォーカリストのJO BARTLEYが歌うサンディ・デニーの名曲「WHO KNOWS WHERE THE TIME GOES ? 」と、ブリジット・セイント・ジョンの「IF YOU'D BEEN THERE」が聴きどころ。他、リチャード・トンプソンの曲や、トラッド曲をシンプルなアコースティック・スタイルで演奏。英国盤。 UK
BS-9076 ANNEKE KONINGS / Feelings&Fairytales CD \2500
 71年から75年の5年間のみ活動した幻の女性フォーク・シンガーで、07年にリリースされたオランダのレア・フォーク・バンドを集めた2枚組CD「DUTCH RARE FOLK」にも収録されたアーティスト。72年のデビュー作「FEELINGS」と、75年の2ndアルバム「TUSSEN ZON EN MAAN」の、彼女が残した2枚のアルバムからの16曲と、71年&72年のシングル2曲から成るレア・コンピレーション。デビュー作は英語で歌われ、LEONARD COHENらのカヴァーや、自作曲のFEELINGSでは、オルガンや管弦楽を加えた美しい旋律を奏でるクラシカルな趣も。2ndはオランダ語で歌われ、中でも哀愁を帯びたIN MEMORIAMが印象的。アコギの弾き語りによるシンプルな曲からフォーク・ロックまで幅広い。全18曲収録。 HOLLAND
BS-9075 ZOPPO TRUMP / Same CD \2800
 76年にリリースされた6バンド入りの激レア・コンピ盤のみに2曲収録されていたプログレ・バンド。クレジットにメロトロンとあり、コレクターを悩ませていたが正体はストリングス・アンサンブルだ。そのコンピ盤の2曲に71年と72年の未発スタジオ録音を7曲加え初CD化。オルガン入りの曲ではクレシダあたりのクラシカルさを感じさせ、またインディアン・サマーのようなハード・ロックとジャズ・ロックが混ざったホットなサウンドも聴かせる。英語で歌われており、当時のブリティッシュ・ロックから強い影響を受けたバンドだったようだ。テクニックもしかっりとしていて、チャンスさえあれば良いアルバムを残せたはず。 GERMANY
BS-9074 FEDERICA CAMBA / Magari Oppure No CD \2800
 女ラディウスとでも言えるメロディーを持った個性派の女性ヴォーカリスト。2010年デビュー作。すでにソング・ライターとして認められており、ラウラ・パウジーニにも曲を提供している才女。ベルテあたりを思わせる強い声で、地中海の美しい光と影のコントラストが織り成すミディアムテンポの楽曲を堂々と歌い上げていく。サビの高揚感、その満足度をさらにアップさせるキーボードによるオーケストレーション、絡むギター。70年代の作品を思い出させる雰囲気だが、単にノスタルジックなのではなく、これぞイタリア人の音楽DNAだと思わせる色で仕上げられている。 ITALY
BS-9073 FLORA / Traiettorie Di Volano CD \2500
 2作目となるジャズ・ロック・バンドの09年作。エレピとサックスがイタリアらしい地中海風味を心地良くもたらし、伊語の男女ヴォーカルがデュアルで入る。女性はソロでもヴォーカルを取り、ポップ色も帯びる。この感覚がスタイリッシュで、またニュアンスがよく、こっちの路線のアルバムを作ってほしい、とさえ思う。たおやかなメロディアスさはカンタベリー系にも通じ、変拍子が絡むとピッキオ・ダル・ポッゾも思い出させる。明るいようで影っている微妙さ。テクニックを誇示するタイプではないが、とてもインテリジェンスな作品。女性ヴォーカル・ファンにもおすすめです。 ITALY
BS-9072 McCULLY WORKSHOP / Ages CD \2500
 待望の初CD化となる75年リリースの3作目。メンバーチェンジにて2人のキーボード奏者を迎え一人はヴァイオリンも担当。彼のスリリングなプレイを交え、哀愁たっぷりのギターや、ラストではフルートも加えるなど曲によってはウルフやフォーカスを思わせるクラシカル・ロックを演奏。一方で、初期からのムーディ・ブルース調のメロディアスなポップ・ロックも聴かせる。サイケ色を払拭し、その充実したアンサンブルにより最もプログレへ向かった当時の最終作。7曲のアルバム未収ボーナス入り。リーダーによる2010年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! SOUTH AFRICA
BS-9071 OTIS WAYGOOD / Ten Light Claps And A Scream CD \2500
 単体では初CD化となる、EMI PARLOPHONEから71年にリリースされた3rdでバンドのラスト・アルバム。ダークなサックスとオルガンが特徴で、ねばっこいギターと朗々としたヴォーカルらが好相性。初期のブルースから脱し、後半の搾り出すようなヘヴィさと、ヴァン・ダー・グラフやアーサー・ブラウンを思わせる陶酔したプログレ色が実に濃厚。その分、前2作にあったサイケ色、よどみの浮遊感が重くなっており、パート1&2に分かれているラストでは沈殿し底を漂っている。シングルから1曲ボーナス入り。リマスター・南アフリカ盤。 SOUTH AFRICA
BS-9070 RACCOMANDATA RICEVUTA RITORNO / Il Pittore Volante CD \2600
 72年に、PER... UN MONDO DI CRISTALLOをリリースしたあのRACCOMANDATA RICEVUTA RITORNOがLA NUOVA RACCOMANDATA CON RICEVUTA DI RITORNOとして再編され、なんと新作をリリース! 現在は画家となりフレスコ画も手がけているリーダーを中心に、RITRATTO DI DORIAN GRAY時代にバンドメイトだったドラマーやCLAUDIO SIMONETTI、さらにゴブリンのベーシストやオザンナのLINO VAIRETTIらも参加。当時の邪悪さをそのまま残し、狂おしいヴォーカル、雰囲気たっぷりのキーボード、ギターらに、叫ぶサックス、妖しいヴァイオリン、吹雪くフルート、女性ヴォーカルも加えたヴィンテージ感のある曲作り、ヘヴィさ、イタリア然とした叙情が織り成す必聴作となっている。RRRとゴブリンの母体であった伝説のバンド、RITRATTO DI DORIAN GARYの初期メンバーが4人居るという点にも注目。*初回666枚直筆サイン&ナンバーリング入り・リトグラフ付き! 見開き紙ジャケット&オリジナル絵画数点が掲載されたブックレット付き。 ITALY
BS-9069 ALDO PINELLI / Mantos Y Tapices Sobrepuestos CD \2200
 ジェネシス影響下のシンフォ・バンドHABITATのギタリストのソロ・アルバム。09年新作2nd。彼が爪弾く、クラシック・ギター、アコースティック・ギター、ラウド、ベースなどの弦アンサンブルを中心に、フルート、チェロ、ピアノ、シンセなどを加えた、室内楽風の旋律が美しいクラシカル・シンフォから、哀愁に包まれたエチュードなど、プログレ風味は無いものの、淡い色彩感覚と繊細なタッチでアルゼンチンらしいメロディアスなサウンドを聴かせる。時折り流れる月夜のフルートも印象的。インスト曲が中心だが、彼のスペイン語の柔らかなヴォーカルが導入されると、南米特有の叙情が豊かに広がる。見開き特殊紙ジャケット仕様。自主盤。 ARGENTINA
BS-9068 SLEEPWALKER SUN / Stranger In The Mirror CD \2500
 伸びやかな美声で歌う女性ヴォーカル(英語)をフィーチャーし、ドラマチック・シンフォニック・プログレを聴かせる2010年新作2nd。メロトロン系やオルガンなど、ヴィンテージ感のあるキーボードをダイナミックにフィーチャーし、幾重にも重ねられていく緻密なアレンジと、エモーショナルなギターが絡む、泣きを含んだ叙情的な美メロを展開する。ブラジルのバンドらしい胸を貫かれるようなドラマ性に加え、前作にも見られたダークなゴシック・カラー、そして、最近の英国女性ヴォーカル・シンフォ・プログレの影響など、今のシーンを意識したようなアップデイトされたサウンドで圧倒的に迫る。かつてデビュー作ではMARCUS VIANAやTEMPUS FUGITのANDRE MELLOの力を借りたが、本作ではそういった助けがなくても充分通用する仕上がり。3面開きデジパック仕様。 BRASIL
BS-9067 KARNATAKA / The Gathering Light CD \2200
 MAGENTA、MOSTLY AUTUMN、THE REASONINGらと並ぶシンフォニック・プログレ・バンドへと大きく生まれ変わった新生KARNATAKAの2010年新作。ベーシスト以外のメンバーを一新してリリースされた、ファン待望の7年振りとなる4thアルバム。美声女性ヴォーカリストLISA FURY、伸びやかで艶のあるギター、キーボード等による5人編成のバンドに、ゲストで加わったTROY DONOCKLEYのイリアン・パイプ&ホイッスルが叙情をかもし出し、また、HUGH MCDOWELLのチェロ、そしてストリングス・クァルテットがダイナミックな旋律を奏でる。躍動感に溢れフレッシュな感覚に満ちた、新生バンドのスタートに相応しいサウンド。ラストの14分のタイトル曲でのIONAを思い起こさせるようなケルティック・シンフォは彼らの真骨頂。時間をたっぷりとかけて細部まで丁寧に作り上げられた力作。自主盤。 UK
BS-9066 KEVLAR RED / Coming Home CD \2000
 90年代にオランダのSI MUSICからアルバム2枚を残した、SUMMER INDOORSのキーボーディストANDY FORRESTを中心に結成されたトリオ・バンド。自主CD-R盤でリリースされた09年デビュー作。シンセ・ソロと、リリカルなピアノの美メロ、時にジャージィな面や、ややヘヴィなエッジを刻み変化を見せるギター、ベース(&ドラムス)、歌心のあるヴォーカルらによる、メロディアスなシンフォニック・プログレを聴かせるコンセプト作。15分を越えるラストの曲では、翳りを帯びた英国調のダークな美学とメロディックなサウンドがノスタルジックに溶け合う。 UK
BS-9065 BIG BIG TRAIN / Gathering Speed CD \2200
 09年リマスター&デジパック仕様。04年作の5thアルバム。リリース当時も話題になったジェネシス・ファン必聴のシンフォニック・プログレ。12弦ギターをフィーチャーした繊細なアコースティック・アレンジと、ダイナミックなサウンドが、光と影のコントラストを映し出す。メロトロンの使い方ひとつを取っても英国らしさにあふれている。その練られたアレンジと曲の展開は、まさに一級のサウンド。特に曲の良さはダントツの出来。ジェネシスを連想させる、英国調の哀愁とロマンシズムを、彼ら流に消化し、アップ・デイトしたようなコンセプト・アルバム。自主盤。 UK
BS-9064 BIG BIG TRAIN / The Difference Machine CD \2200
 2010年デジパック仕様。ボーナスとして「HOPE YOU MADE IT」を追加収録。07年6thアルバム。英国ファン&メロトロン・ファン必聴作! ジェネシスのシンフォニックな光景に、イエスのテクニカルさと、クリムゾンの泣きが加わり、それらを彼ら流の溢れる叙情で包み込んだ傑作。オリジナリティーがあり、曲が良く、なんといっても幻惑的に流れ出すメロトロンの音色や使用法がジェネシスチックで、また、随所に導入される生のヴィオラがクラシカルな哀愁と涙を誘う。本作では、ゲストにSPOCK'S BEARDのNICK D'VIRGILIO (Dr.)と、DAVE MEROS (Bass)、MARILLIONのPETE TREWAVAS (Bass)を迎え、演奏面に於いてもより充実。ヴィンテージ感もあり70年代の名作群に匹敵! 自主盤。 UK
BS-9063 ANTHONY PHILLIPS / Private Parts And Pieces I&II 2CD \2500
 79年と80年にリリースされたプライベート・パーツ・アンド・ピーシズの1と2のカップリング2枚組09年英国盤。1は当時アメリカ盤で先にリリースとなり、英国盤は半年遅れてソロ3作目のSIDESのボーナス盤として5000枚のみプレスされた。オリジナル収録は72年から76年の曲で、ピアノやアコギによるアコースティックなサウンドはまさにプライヴェート・アーカイヴといった感じで、ファンの印象は正直薄かったと思う。CD化の際にラザフォードと作曲されたジェネシス時代のパーツもボーナス収録され、今はシリーズの原点に。BACK TO THE PAVILIONと題された2も当時はアメリカ盤でリリースされ、そんなに期待せず接したら、これが驚き。マイク・ラザフォードの他に、アンディ・マカロックやメル・コリンズらが参加しており、特にオープニングの組曲は初期ジェネシスを思わせるシンフォニックなナンバーで、その後の展開も素晴らしく、ジェネシスを求めるならSIDESやソロ4作目の1984より、このシリーズ2だ。1は新規ボーナス1曲入り。 UK
BS-9059 V.A. / Shifting Sands CD \2200
 かつてLSDに影響されたレア・フォーク・バンドの20曲収録したコンピレーション。SUNBEAMからCD化された、イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、ノルウェーのアーティストの曲を収録したもので、サイケデリックなフォーク・ロックを聴かせる。FRESH MAGGOTS、RICK HAYWARD、LAZY FARMER、MOONKYTE、COB、ROGER RODIER、LOUDEST WHISPER、GORDEN JACSON、MARK FRY、MEIC STEVENS、G.F.FITZ-GERALD、WIZZ JONES、DAWN WIND、GARY FARR、SYNANTHESIAや、美声女性ヴォーカルのMARY-ANNE、JAKI WHITREN、ORIENTAL SUNSHINE、JUSTINE、LILY&MARIAなど全20バンド。 UK
BS-9058 SUSAN PILLSBURY / Same CD \2200
 フォーク・コレクター垂涎の73年にリリースされた唯一作が初CD化。儚げな美声ヴォーカルを聴かせるアメリカの女性フォーク・シンガー。彼女が爪弾くアコースティック・ギターの他、ギター、ベース、パーカッション、ストリングスなどを導入し、ギターのアルペジオが多用された繊細なメロディ・ラインが印象的で、アメリカ的な中にも、どこか英国の70年代フォークも連想させる翳りを帯びたサウンドに仕上がっている。ボーナス・トラック5曲は、76年に録音された未発表曲。ブックレットには当時の貴重写真と共に、09年のインタビューが掲載され、知られざる彼女のことが説き明かされている。 USA
BS-9057 MAKSIM / Odinochka CD+DVD(PAL) \3200
 ロシアというよりはウクライナあたりに近い切なさと哀愁で聴かせる女性ヴォーカリスト。09年作。エキゾチックさが程よく香り、シンセやピアノのアレンジも欧米には無い色彩を放ちメロディアスな曲調を特徴付けていく。バンドをバックにアンビエントを加え、ギターやキーボードのソロも交えたサウンドは密度が高く、コーラスやヴァイオリンのトラディショナルな位置付けなどポップな中に不思議な感触が織り交ぜられており、かつ親しみやすさがあって聴き入ってしまう。プロモ・クリップ4曲収録のDVD付き初回版。くり抜き変形スリップケース入り。 RUSSIA
BS-9026 CARLA / Si Tu Y Crois CD \2850
 再入荷。ケベックの美形女性ヴォーカリストの09年デビュー注目作。キラキラとしたポップでキュートなサウンドの1曲目からスタートし、ドラマチックなサウンドに乗って哀愁たっぷりに歌い上げる2曲目で、もうノックアウト! リリカルなピアノの音色をバックに美声を聴かせ、そして、ラストのアコースティック・ギターの美アンサンブルをバックに、しっとりと歌う曲まで、どの曲も親しみやすく、また、洗練されたサウンドで聴かせ、ヨーロピアン女性ヴォーカル・ポップ・ファンに広くおすすめしたい本格派。良い。フランス語。カナダ盤。デジパック仕様。 CANADA
BS-9022 GENEVIEVE JODOIN / G CD \2850
 再入荷。ナチュラルな美声を聴かせるケベックの新人女性ヴォーカリストの09年デビュー作。全体に湿り気を帯びたサウンドで、どの曲も良いが、中でも特にバラード系が良く、5曲目のLAや、6曲目あたりのアコースティック・ギターをバックにしたピュア・サウンドに乗って歌うウィスパーで飾り気の無い美声は、可愛らしくて堪らない。基本的には自作曲を歌っているのだが、RICHARD SEGUINが作曲&ヴォーカルで参加し、しっとりとしたデュエットを聴かせる2曲目も素晴らしく印象に残る。スザンヌ・ヴェガの影響を感じさせる部分もあるが、そこはケベックならではのアイデンティティで統一。ラストでのストリングス・クァルテットのアレンジも美しい。フランス語。カナダ盤。デジパック仕様。 CANADA
BS-9025 NADINE MEDAWAR / To Be Me CD \2850
 再入荷。レバノンで生まれ現在はケベックで活動中の、プログレ・ファンにもおすすめの女性ヴォーカリスト。09年デビュー作。アレンジ&ギターは、ケベックのジャズ・ロック・バンドTRIOXYDEのギタリストJEAN-FRACOIS GIRARDが手掛け、その為かプログレッシヴ・エッセンスを感じさせる。彼女が奏でるピアノをバックに、ウイスパーな美声で切々と歌い、また、ピアノ以外にもドラムス、ギター、ヴァイオリン、チェロ、オルガン、アコーディオン、トランペットなどを多彩に取り入れ、ストリングス・アンサンブルを導入しドラマチックに盛り上がる曲では熱く込み上げるものがあり、胸が締め付けられる。どこかノー・ボーダーな感覚に包まれた力作。英語。カナダ盤。見開き紙ジャケット仕様。 CANADA
BS-9056 THE OWL SERVICE / A Garland Of Song CD \2500
 08年デビュー作。美声女性ヴォーカルをフィーチャーした4人編成のバンド。70年代の英国アンダーグラウンド・フォークをリスペクトしたプロジェクト・バンドで、自作曲ではオルガン等も導入した、当時の雰囲気たっぷりにサイケデリック感覚を持ったプログレッシヴ・フォーク風に聴かせ、また、THE GARDENER CHILDといったトラッドをアレンジした曲では、かつてのペンタングルやスティーライ・スパンを連想させるようなイメージで本格的に聴かせ、アコースティック・ギターの技量も感じさせる。レコードをミニチュアにしたような紙質の見開き紙ジャケット仕様にもバンドのこだわりを感じる、マニアックな1枚。 UK
BS-9055 LAURA VEIRS / July Flame CD \2300
 ポップ感覚のあるメロウなフォーク・ロックを聴かせる可憐な女性ヴォーカリストの09年新作。やはり彼女もまたスザンヌ・ヴェガ辺りのアメリカの女性シンガーからの影響を感じさせるが、彼女が弾くギターとヴォーカルの他、ピアノ、ヴィオラ、ヴァイオリン、ドラムス、ベースなどを導入したサウンドで、取り入れられる楽器は多彩ながらも、内省的でナイーヴな感性に包まれたメランコリックさ、そして、その夢見がちなメロディは、時代は変われどLINDA PERHACSを連想させるような部分も。8つ折りポスター型インサート封入。デジパック仕様。 USA
BS-9054 CRYSTAL / Gregorian CD \2800
 ケルトとクラシックとロックがポップに融合した男女ヴォーカル・グループの09年新作。旧作ではマイク・オールドフィールドのTO FRANCEをカヴァーしていたことでも話題になった。本作はタイトルが示しているように、グレゴリアン・チャントを全編で幽玄にフィーチャーし、陰影のあるオーケストレーションと共に3人のヴォーカルを彩っていく。女性ヴォーカリスト、LAJTAI KATALIN嬢はマギー・ライリー・タイプなので、ドイツのLESIEMあたりを思わせる。今回はアフター・クライングのブレイン、PETER PEJTSIKが関わっておらず、ストイックなアレンジが無くなった代わりに、エモーショナルなギターソロを十分に配し、美しさだけを追求したドラマチックな内容となっている。 HUNGARY
BS-9053 BILLY SHERWOOD / Oneirology CD \3200
 現在CIRCA:のベーシストで、かつてイエスにも在籍した彼のソロ新作。2010年4thアルバム。オフィシャル・サイトのみで販売中の自主盤。まさにイエスのDNAを分け与えられたようなシンフォニック・プログレ作。ダイナミックなパートから一転して流れ出す繊細で美しいアレンジ、そして、ファンタジックなシンフォニック性も加えた奥行きのある演奏を聴かせる。エッジの立ったベース、ギター、キーボード、ドラムスなど全ての楽器と、ハートフルなヴォーカル、そして、イエス然とした清涼感のあるコーラスワークまで、マルチな才能を余すことなく発揮した、まるでバンドでの演奏であるかのような構築性とクオリティーで聴かせるポテンシャルの高いアルバム。イエス・ファン、CIRCA:ファン必聴作。 USA
BS-9051 LEONORA / Electronic Ballads CD \2800
 イタリアらしい高いスキルを見せるフォトジェニックな美形&美声の女性ヴォーカリスト2010年デビュー作。シンセ、ピアノ、リズムのプログラミング等ほとんど彼女の手によるもので、バッティアートを思わせるエレクトリック・サウンドにクラシカルで優雅なストリングスを加えた美しすぎるポップ作。前半は英語、後半は伊語で歌われ、優しく適度に甘く切ない声が魅力で、叙情的でアーティスティック、そして少々のプログレ・タッチが隠し味に。女性ヴォーカル・ファンはぜひ。デジパック&チャーミングさがたまらない24ページのブックレット付き。 ITALY
BS-9050 BARBARA RUBIN / Under The Ice CD \2700
 ヴァイオリン、ピアノ、作曲を音楽学校で学んできた彼女がヴォーカリストとしてデビュー。2010年作。ARCANSIELのメンバーだったこともあり、クラシック、ロック、プログレがドラマチックにミックスされ、ポップ色を持った女性ヴォーカル・ファンにもシンフォ・ファンにもおすすめの内容となっている。バンドメイトのギタリストや、フルート、チェロ奏者も参加し、物悲しいインストの小曲から、ストリングスをシリアスに配した曲、オーケストレーションが誇り高く盛り上がっていく曲等、アコースティック・ピアノで弾き語られるラストのバラードまで、全曲英語で歌われ、美しさやメロディアスさが途切れない。注目! ITALY
BS-9049 MADREDEUS&A BANDA COSMICA / A Nova Aurora CD \2700
 ツインで美声の女性ヴォーカルをフィーチャーする新生マドレデウスの2作目。09年作。前作よりスタイリッシュな音楽性でまとまっており、新しいことをやろうとする気負いが取れ、リラックスしながらもそこは鋭い感性でコンテンポラリーな美学が貫かれている。ギター、ハープ、ヴァイオリン、そしてアンビエントやリズム・セクションが加わることによって生まれる少々のポップ感。これが新生マドレデウスの魅力だ。逢魔が刻に溶け込んでいくような幻想色は哀愁を帯び、ポルトガルの心を染み込ませる。とろける極上の時間。癒しがある大人の音楽です。 PORTUGAL
BS-9048 LEDDRA CHAPMAN / Telling Tales CD \2600
 自主盤でリリースされた2010年デビュー作。フォーク・タッチのメロディアスなポップ・サウンドに乗って歌うキュートな女性ヴォーカリスト。どの曲も良いが、中でも昨年デビュー・シングルとしてリリースされた1曲目の「STORY」は、英国調の気品のある室内楽風のオーケストレーションと、クラシカルなブラス・バンドらによる美しいサウンドで、SHELLEYAN ORPHANを思い出させるような好曲。ギター、ヴァイオリン、ブラス・バンド、カホーン(打楽器)といった変則的な楽器構成で、ストリングスを導入したパストラルで輝くようなブリリアントなポップ・アレンジは、英国に脈々と受け継がれた伝統を感じさせる。彼女の声も良く絶品の仕上がり。デジパック仕様。 UK
BS-9047 KARAN CASEY&JOHN DOYLE / Exiles Return CD \2500
 2010年新作は、SOLASのギターの名手として知られるJOHN DOYLEとの元バンド・メイトふたりでのデュオ・プロジェクトとしてリリースされた。アイリッシュ&スコテッシュ・トラッドを取り上げ、JOHNの滑らかな6&12弦ギター、DIRK POWELLのダブル・ベース&バンジョー、MICHAEL MCGOLDRICKのフルート&ホイッスルなどによる、まろやかに円熟したサウンドと、温もりのあるヴォーカルで聴かせ、シンプルに削ぎ落とした演奏が、より一層KARANのヴォーカルの素晴らしさを引き立たせている。また、2曲目のEXILES RETURNは、貴重なJOHNの自作曲。JOHNとのデュエットも味があって良い。非常に滋味深い珠玉の作品。3面開き紙ジャケット仕様。 IRELAND
BS-8998 CLAIRE PELLETIER / Six CD \2850
 再入荷。ケベックの女性ヴォーカリストの09年新作。初期にはロリーナ・マッケニット風のケルティック・サウンドを聴かせ人気だったが、本作ではバブーシュカをイメージさせるメロディー・ラインの4曲目や5曲目を聴いても、ケイト・ブッシュの「NEVER FOR EVER(魔物語)」辺りからの影響を感じさせる、クオリティーの高い、彼女の最高作となった。といっても、エキセントリックさは無く、ファンタジックなイメージを基調にした美しい世界が広がっている。随所に導入されるストリングス・アレンジも優美で、柔らかく包み込むような母性と美声ヴォーカルで綴られるサウンドは彼女ならではのもの。良い! フランス語。3面開きデジパック仕様。カナダ盤。 CANADA
BS-9043 PARADE / The Fabric CD \2200
 またまた美声女性ヴォーカル・バンドが誕生! かつてMOSTLY AUTUMNにギター、キーボード、曲作りの面でも参加し、最近のFISHのバックで活動しているCHRIS JOHNSONが率いるバンドの09年デビュー作。PANIC ROOM&MOSTLY AUTUMNのANNE-MARIE HELDERをメイン・ヴォーカルに、バンドメイトのドラマーらが参加した5人編成のバンド。翳りを帯びたサイケ・フォークと、ダークな泣き、ポップ・ロックがミックスされた英国的なサウンドで、特にMOSTLY AUTUMNのブレインBRYAN JOSHと、HEATHER FINDLAYがゲストで参加したTHE DIAMONDでは、ANNEの囁くような儚く消えていきそうなウィスパー・ヴォイスが闇に溶けていく好曲。また、アコギの音色が清らかなALL THAT I WANTEDでは、BREATHING SAPCEのOLIVIA SPARNENN も加わり美声を聴かせている。 この辺りのバンドのファンはマストでしょう! 自主盤。 UK
BS-9042 PBII / Plastic Soup CD+DVD(PAL) \2500
 ボーナスDVD付きの2枚組。オランダのPLACKBANDがバンド名を変えて4人編成で新たにスタート! よりオリジナリティを感じさせるダイナミックなシンフォニック・プログレを展開する、PBII名義での2010年デビュー・アルバム。ヴィンテージ感のあるキーボード・プレイもセンスが良く、メロトロン系、リリカルなピアノ、エモーショナルなギターなどで織り成す各曲のアレンジも凝っている。また、爽快感のある親しみやすいメロディ・ラインの中に流れる叙情的な旋律と、アコースティック・パートでの繊細な美しさも印象的。IT BITESのJOHN MITCHELL(ギター)、IQのJOHN JOWITT(ベース)らがゲスト参加。DVDは、CD収録全曲の5.1サラウンド&ボーナス映像として、女性ヴォーカルを起用したIT'S YOUR LIFEのライヴ映像&教会でのチャーチ・オルガン・セッション映像を収録。自主盤。3面開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-9041 MR GIL / Skelling CD \2500
 元COLLAGE、現BELIEVEのギタリスト、MIREK GILの12年振りとなるリーダー・バンド2010年作。COLLAGEのドラマーであり、現SATELLITEを始め、PETER PANなどポーランドのシンフォニック・シーンの中心を担うWOJTEK SZADKOWSKIや、BELIEVEのバンドメイトの参加により叙情が全編に染み渡るシンフォを完成。甘美にすすり泣くロングトーンにアコギを絡めるなど、多彩なギター・ワークをメインに、ポーランド語によるヴォーカルで切々と歌われる。この翳り、この詩情こそ東欧の魅力で、サウンドは適度にアップデイトされ、想を込め、落ち着きを払った哀愁感とその深さは絶品。 POLAND
BS-9040 MINDGAMES / MMX CD \2500
 現在のベルギーを代表するシンフォ・バンドの2010とタイトルされた新作3rd。1曲目で少しキャッチーになったかな、と思わせるものの、叙情的なバラードの3曲目を挟んでリリカルなクラシカルさを交えた中部ヨーロッパらしい光景が展開される2曲目や4曲目など自国のカラーを纏ったオリジナリティーを感じさせる。エモーショナルだがベタつかず、でも、センチメンタルさが郷愁となって広がっていく。ヴォーカルが説得力を持った5曲目、イントロから上手く陰影を付けてドラマチックに引き込んでいく6曲目、そして本作の集大成的な大曲のラストまでどこか懐かしさが込み上げてくる。3面開きデジパック自主盤。 BELGIUM
BS-9039 MAXWELL'S DEMON / Diablo CD \2500
 実に8年振りとなる09年作。メロトロン、ハモンド、シンセなどヴィンテージ・キーボードを全編で駆使し、プログレッシヴ・ファクターに満ちたギターと変拍子リズムで固めた屈折型ヘヴィ・シンフォを展開。まず最初に思わせるのはANGLAGARDだが、ストリングス・カルテットも加わるので、ベルギーやフランスのチェンバー・ロックにも似る。ただ、邪悪なダークさだけでない、ナイロン・ギターを織り交ぜた叙情性や、メロディーが積み重ねられていくアメリカらしい構築性があり、計算高い作風が連ねられていく。前作から約8年間制作にかかったという力作。 USA
BS-9038 FROM.UZ / Seventh Story CD \2500
 リズム・セクションがチェンジしリリースされた2010年作3rd。クリムゾンやアフター・クライングを思わせるハードな複雑味を押し出し、かつ夢想感があり、エキゾチックに広がっていく美しいシンフォ色を思う存分加え、ジャズ・ロックやヘヴィさもテクニカルにミックス。それらがハイブリッドにはならず単独の光景を見せ、ただし見事に共存している、という他では体験出来ない発想に圧倒される。約80分の大スケールの中で繰り返されるドラマ、哀愁を帯びたメロディーの力強さに、自分たちの立ち位置を再確認したような個性と自信を沸き立たせている。シンフォ・ファン必聴! UZBEKISTAN
BS-9037 MANOEL MACIA / Rozando Burbujas CD \2500
 フリップのギター・クラフトを体験し、初期ガラドリエルのメンバーだったギタリストの09年作。アンソニー・フィリップス、スティーヴ・ハケット、ゴードン・ギルトラップ、そしてロバート・フリップを彷彿させるアコギとエレクトリック・ギターをメインに、曲よってキーボードやリズムを多重した高品質なリリカルさを誇る作品。美しく織り重なっていく12弦の響きや甘めのトーンで心いっぱいに弾かれるプレイと作風は初期ジェネシスの夢想的なアコースティック・パートを思わせ、プロとしてのクオリティーが素晴らしく、ストイックな姿勢ながらも音楽は優しい、という極めて良質な内容だ。紙ジャケット。*CDが直入れになっている為、スレがあります。ご了承ください。 SPAIN
BS-8946 SUPERNAL ENDGAME / Touch The Sky - Volume.1 (feat.R.Stolt) CD \2200
 再入荷。ロイネ・ストルトが1曲ゲスト参加しているアメリカのシンフォ・バンドのCD-Rによる09年デビュー作。結束の強い3人のマルチ・ミュージシャンを中心にヴァイオリンなどゲストを加えたもので、イエスやカンサスといったイメージを感じさせるものの、コーラスを多用するポップなキャッチーさやタイトな演奏からはフラワー・キングスを思わせる部分が多い。キーボードが描く抜けの良いクリアーさ、メタル系ではないエモーショナルなギターが売りで、フォトを見る限りメンバーは若くはなく、バンド経験の豊富さが物語るサウンドに好感が持てる。ロイネはタメのあるソロをプレイ。 USA
BS-9036 JACKSON HEIGHTS / The Fifth Avenue Bus CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。ナイスのLEE JACKSONが結成したバンドのヴァーティゴから72年にリリースされた2nd。ヴァーティゴからリリースされた3枚はどれも良く、スタックリッジに並ぶヴァリューがある。JUSTINEのギタリストだったJOHN MCBURNIEのソングライティングがもたらすかすみがかったフォーク・タッチに、数々の作品で腕を発揮したキーボーディストのBRIAN CHATTONのリリカルなピアノやメロトロンが加わり、レコーディング・メンバーとしてクリムゾンのMICHAEL GILESを迎え、少しポップなエッセンスも香らせる正に英国仕立ての1枚。 UK
BS-9035 JACKSON HEIGHTS / Bump'N'Grind CD \2200
 2010年リマスター&英国盤。ナイスのLEE JACKSONが結成したバンドのヴァーティゴから73年にリリースされた4thで、ブリティッシュ必修アイテム。ソングライティングのチームワークが整い、オーケストラをフィーチャーしたシンフォニック性、英国ならではのクラシカルな気品、優しく包まれるウォームハートな歌心、胸躍るドラマチックな高鳴りなど、作品のコンセプトと共にバンドの音楽性は最高潮に達した。ドラマーにはMICHAEL GILES、さらにIAN WALLACEも参加。ムーグのトーン設定はエマーソンによるもの。ジャクソンはこの後、レフュジーを結成。 UK
BS-9034 PEKKA POHJOLA / The Mathematician's Air Display CD \2200
 フィンランド・タイトル「KEESOJEN LEHTO」の当時UKヴァージンから出たジャケット&タイトル違いの英国盤。77年リリースの傑作3rdソロで、マイク・オールドフィールドとの共演盤としても知られてきた彼の代表作だ。79年にヴァージン・シリーズとして国内盤も大々的に売り出されたので、本作に限ってはこのジャケットのほうが記憶の中でサウンドのイメージに合い、しっくりくる方も多いはず。そして、北欧のプログレへ夢馳せたことを思い出す。研ぎ澄まされた感性と演奏による楽曲の美しさは今も光を放ち、すべての音楽ファンへの遺産と言えるのでは。2010年リマスター&英国盤。 FINLAND
BS-8819 LE ORME / The Universal Music Collection Box 11CD \5200
 再入荷。ユニヴァーサル・イタリアーナからオルメのフィリップス黄金期をコンプリートした11枚組限定ボックス! 各09年リマスター&紙ジャケットにて収納。トリオ編成で再スタートを切ったCOLLAGE(71年)、メロトロンやムーグも導入し多彩な色合いで聴かせるUOMO DI PEZZA(72年)、シュールなオリジナリティーで完成された傑作のFELONA E SORONA(73年)、アルバム未収の攻撃的なロング・ナンバー、TRUCK OF FIREが話題を呼んだライヴ盤IN CONCERTO(74年)、ジャン・ピエロ・レヴェルヴェリをプロデューサーに起用し高度なコンポジションを持つCONTRAPPUNTI(74年)、ギタリストを加えアメリカ録音という賭けに出たSMOGMAGICA(75年)、未発の英語ヴァージョンがあると噂されるVERITA NASCOSTE(76年)、方向を修正し初期に戻った感じのSTORIA O LEGGENDA(77年)、室内楽アレンジでまとめられた美作FLORIAN(79年)、その発展型のPICCOLA RAPSODIA DELL'APE(80年)、マリオ・ラヴェッツィのプロデュースの元、ブランデュアルディもヴァイオリンでゲスト参加した復活作のORME(90年)の11枚。最初の2作以外はイタリア盤初リマスター、70年代後期作も網羅、90年作は長らく入手困難だった1枚。彼らが辿った歩み、そして「足跡」が詰まったボックス! ITALY
BS-9032 ANGE / Le Bois Travaille、Meme Le Dimanche CD \2500
 結成40周年を迎えた重鎮の2010年新作! 本作はエコロジーの観点から現代文明に警鐘を鳴らしたコンセプト作で、強力な圧迫感で迫り来るサウンドの中にも、オーケストレーションを導入したクラシカル・ロック性やファンタジックな展開も見せ、ストリングスをスリリングに絡めたダイナミックな世界観と、そのスケール感で、絶対的なオリジナリティーを誇る。現在、クリスチャン・デカン以外は息子のトリスタンを含め若手ミュージシャンで固められているが、それがデカンの狙い通りかどうか、常に音に「今」を感じさせる新鮮さを与えている。40枚目のアルバムにして、いまだ進化を続け、寸分の隙も感じさせないその姿勢に圧倒される極めて密度の濃いアルバム。デジパック仕様。 FRANCE
BS-9033 JOZEF SKRZEK EAST WIND / Koncert Zywiolow CD \2500
 SBBのキーボーディスト、JOZEF SKRZEKがロシアからドラマーともう一人キーボーディストを迎え、美声の女性ヴォーカリストも加え行っているプロジェクトの2作目となる08年ライヴ録音。曲は簡単なミーティングを経て即興で組み立てられていく、といったSBBの手法が取られており、JOZEFのハートフルなヴォーカルとムーグからどうしてもSBBを連想してしまう。ジャズ・ロックとシンフォが融合した美しく奥深い世界は前作と同様だが、より音色や曲想がアグレッシヴになっており、ポーランドの哀愁感とロシアの屈折性が融合を試みている。ヨハネ・パウロ二世に捧げられた曲など感動的でJOZEFの真骨頂だ。3面開きデジパック。 POLAND
BS-9030 SEBNEM FERAH / Benim Adim Orman CD \2700
 プログレ・ファンにも人気の高い女性ヴォーカリスト、シェブネム・フェラーの4年振りとなる09年スタジオ作。ハードな演奏とクラシカルなストリングス・オーケストラをミックスさせたドラマチックなオープニングに印象付けられるが、その後のエキゾチックな美学は彼女ならではで、メロトロンを思わせる幽幻に流れるフルート、妖しく通り過ぎて行くアコーディオン、リリカルな輝きを醸し出すアコギ、物悲しいチェロの響き、気品高いトランペットなどアレンジは曲を染めるように虹の如く変化し、耽美とも言える叙情の中で囁き絶唱されるバラードの虜に。魔性に呑み込まれる。必聴! スリップケース付き。 TURKEY
BS-9029 HULYA AVSAR / Kisiye Ozel CD \2980
 クルドの血が流れる女性ヴォーカリスト、ヒュルヤ・アヴシャルの09年作。ジャケットが匂わせるアーティスティックな姿勢をポップに投影したサウンドをバックに哀愁を聴かせる力作で、オーケストラをフィーチャーし、ヨーロッパのノスタルジックさと東地中海のエキゾチックさをスタイリッシュに融合。結果、ギリシャの女性ヴォーカル物にも近く、遠く憧れの海辺で過ごしているような優雅な時が流れていく。適度にアクセントを付ける民俗楽器、香り豊かなジャズセンスなどアルバム通してプロデュースも行き届いており、満を持してのリリースとなっている。浮き彫り文字が施された3面開きデジパック。 TURKEY
BS-9028 FLASH RANGE / On The Way CD \2000
 ロシア盤・自主盤でリリースされた注目作。ロシア人キーボーディスト&ギタリストと、IT BITESのJOHN MITCHELL(ギター&ヴォーカル)、IQのANDY EDWARDS(ドラムス)、JOHN JOWITT(ベース)が参加した、5人編成のニュー・プロジェクト・バンド。09年デビュー作。IQ、ジェネシス系のサウンドで、JOHN MITCHELLの哀愁たっぷりのヴォーカルも良く、非常に英国的な翳りを帯びたシンフォ・プログレを叙情的に聴かせる。4曲入り(約20分)のミニ・アルバムで、07年イギリス録音、IQ、TRASATLANTIC等を手掛けたROB AUBREYによるミックス。デジパック仕様。 RUSSIA/UK
BS-9027 TERRAEX / Somnia CD \2500
 メロトロン系の音色を大幅に導入した、ノルウェーの女性ヴォーカル・バンド。09年デビュー作。オール・アバウト・イヴを連想させるような曲も含む、オルタネイティヴ系ロック・バンド。ギター、ベース、パーカッション、キーボード、ピアノetc.をマルチにこなす、リーダーのCARLOS SANCHESのセンスが良く、全体にバランスよくまとまっている。また、女性ヴォーカルは、特にメロディアスなサウンドに乗るとジュリアンヌ・リーガンを連想させる部分も持つ美声で、表情豊かに聴かせる。そんな二人を中心に、ギター、ドラムスが加わった4人編成。英語。 NORWAY
BS-9024 CINDY DANIEL / Le Tout Premier Jour CD \2850
 洗練されたポップ・サウンドを聴かせるケベックの女性ヴォーカリストの08年作2ndアルバム。漂ってくる潮風を感じさせるような香り立つ爽やかさのあるメロディアス・ポップ・サウンドから、コンテンポラリーな雰囲気で、また、チェロの物憂げな音色や、オーケストレーションを導入した優美なサウンドに乗って歌い上げる曲まで、表情豊かに歌い聴かせる。また、時折り流れるアコースティック・ギターのたおやかなメロディもケベックらしい。ポップな曲も良いが、ドラマ性のあるバラードで本領発揮。彼女もまた本格派のヴォーカリスト。フランス語。カナダ盤。3面開き紙ジャケット仕様。 CANADA
BS-9023 MARA TREMBLAY / Tu M Intimides CD \2850
 スウィートな美声で歌うケベックの女性ヴォーカリスト。09年リリース4作目。おもちゃ箱から音が溢れ出して来るかのようなファンタジックな可愛らしさに、サイケデリック感覚のあるフワフワとしたノスタルジックさがミックスされたサウンドで、ケベックならではのオリジナリティを感じさせる。アコースティック・ギター、リリカルなピアノなどが煌びやかに響き、曲によりヴァイオリンやチェロも導入され、7曲目の中間部のインスト・パートでは一瞬プログレッシヴ調の展開も見せる。ジャケを開くと背中美人の写真もあり。フランス語。デジパック仕様。カナダ盤。 CANADA
BS-9020 IN TUA NUA / Vaudeville CD \2600
 87年にVIRGINからリリースされ当時話題となったアイリッシュ女性ヴォーカル・ケルト・ロック・バンドの2ndアルバム。5曲のボーナス・トラックを加え、イタリア盤で再発された09年版。ヴァイオリン、イリアン・パイプ、キーボード、ギター、ベース、ドラムスらによる7人編成のバンドで、女性ヴォーカルは美声系というよりは、ロック系のスタイルで歌い、当時の流行だったニューウェイヴ色が強いが、TROY DONOCKLEYをイメージさせるようなイリアン・パイプの音色が響く曲ではIONAを連想させる部分も。3面開きデジパック仕様。 IRELAND
BS-9019 ALDO TAGLIAPIETRA / Il Viaggio CD+BOOK \4800
 直筆サイン&ナンバーリング入り。オルメの中心人物としてバンドを支えてきた彼の999セット限定ファンクラブ盤。昨年脱退のニュースが伝わり残念だが、本作は98年に録音されていた未発表ソロ・アルバムでオルメ自伝書とセットで08年からコンサート会場のみで売られていたファン必携品。旅のインスピレーションをコンセプトにしたもので、再編後オルメのキーボーディストも参加。シタール、パーカッション、プログラミングを織り交ぜ、あのハートフルなヴォーカルをフィーチャーし、もうこれはオルメのアルバムでは、と思ってしまうファンタジックでシンフォニックな上出来の内容。自伝書は66ページの綴じ込みになっておりカラーフォトも多数。驚きは73年英国でのジェネシスとのバックステージでの記念フォト。みんなにこやか。金箔が施された4面開き変形紙ジャケット。*CDがジャケのポケットに直入れになっている為、スレがあります。ご了承ください。 ITALY
BS-9018 RANDONE / Linea Di Confine CD \2500
 イタリアならではの叙情的な情景が哀愁を伴い広がっていく09年作。ハモンド、シンセ、ピアノ、メロトロンらを整然と配し、歌心たっぷりのヴォーカルで聴かせる作風は、レ・オルメやバッティアートを思わせる磨かれたロマンチシズムとマニアックなシンフォ仕掛けが融合した人懐っこいもの。そのハートフルさが全編にあふれ、オーケストレーションなど落ち着いたクラシカルさがあり、部屋を照らす温かな夕日のようなノスタルジックさにも包まれ満たされる。アルティのキーボーディスト、ベッペ・クロヴェッラがゲスト参加。鍵盤の音色がとても多彩で美しい。 ITALY
BS-9017 EMMANUEL BOOZ / Le Jour Ou Les Vaches... CD \2500
 韓国MEDIA ARTEレーベルから500枚限定でリリースされた見開き紙ジャケット盤。74年リリースの2nd。ウィリアム・シェラー率いるオーケストラとバンドが一体となり、暗雲を雷光が切り裂く圧巻のスケールで聴かせるフレンチ・プログレの必聴傑作。ヴォーカル物としては極めて異端・異質であり、地の底から湧き上がるようなコーラスが妖しく、マグマ級のヘヴィさと天上の叙情美が交差していく。ハモンドが唸りフルートがリリカルに演奏される終盤はまるでオペラの如く意味深い印象を残し、何か謎めいたまま熱く幕を閉じる。この凄みがまた強烈。4つ折り歌詞インサート入り。 FRANCE
BS-9015 PYTHAGORAS / Journey To The Vast Unknown CD \2500
 韓国MEDIA ARTEレーベルから200枚限定でリリースされた見開き紙ジャケット盤。スタジオ・ミュージシャンでありマニアックなレコード店を経営していたドラマーとその店の常連客だったキーボーディストが意気投合し80年に録音した1st。シンセ、ソリーナをメインにシーケンサーやディレイを用い一発録りに近い形でレコーディングされているため若干ミスタッチが気になるものの、暖かみのあるシンセ・ミュージックと叙情派シンフォの中間に存在する音楽性は希少。最初は自費での500枚プレスだったがラジオで度々オンエアされ評判を呼びプレスが何回も行われ隣国ベルギーでも売れたらしい。 HOLLAND
BS-8818 V.A. / Progressive Italia Gli Anni'70 Vol.1 6CD \4200
 再入荷。ユニヴァーサル・イタリアーナから限定プログレッシヴ・アルバム・ボックス! 説明不要の歴史的名盤から初CD化のものまで、各09年リマスター&紙ジャケットにて収納。今やカリスマ的な傑作、IL BALLETTO DI BRONZO / YS(72年。必聴シングルLA TUA CASA COMODA、DONNA VITTORIAのボーナス入り)、静と動の巧みさで聴き手を離さない名作、DE DE LIND / IO NON SO DA DOVE VENGO...(73年)、怒涛のインパクトが押し寄せる圧巻のJUMBO / VIETATO AI MINORI DI 18 ANNI(73年)、シンセが広がるスペーシィーなジャズ・ロックのSENSATIONS'FIX / PORTABLE MADNESS(初CD化・74年)、イタリア人にしか作れないクラシカル・ロックの古典、LATTE E MIELE / PASSIO SECUNDUM MATTHEUM(72年。シングルからMESE DI MAGGIOのボーナス入り)、悲しみを投影する孤高のカンタウトーレ、MAURO PELOSI / AL MERCATO DEGLI UOMINI PICCOLI(伊盤初CD化・73年)の6枚。イルバレ、ジャンボなど傑作群が最新デジタル・リマスターにより圧倒的な音質の良さで聴けます。イタリアン・ロック・コレクションとして必携! ITALY
BS-8817 V.A. / Progressive Italia Gli Anni'70 Vol.2 6CD \4200
 再入荷。ユニヴァーサル・イタリアーナから限定プログレッシヴ・アルバム・ボックス! 説明不要の歴史的名盤から初CD化のものまで、各09年リマスター&紙ジャケットにて収納。シンフォニック・ロックの理想郷、LOCANDA DELLE FATE / FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU(77年。必聴シングルNEW YORK、NOVE LUNAのボーナス入り)、ニュー・トロルス・ファンは見逃せないIBIS / Same(75年。シングルからNOIのボーナス入り)、イタリアというよりはドイツ的な攻撃性とシンセ色を持つSENSATIONS'FIX / FINEST FINGER(初CD化・76年)、チェンバー音楽をエレクトリックに加工したROBERTO CACCIAPAGLIA / SEI NOTE IN LOGICA(79年)、CANZONIERE DEL LAZIOを母体にマウロ・パガーニやデメトリオ・ストラトスが加わった硬派の地中海プログレッシヴ作、CARNASCIALIA / Same(79年)、ヴァイオリニストのカルロ・シリオットや、名ドラマー、アゴスティーノ・マランゴーロがゲスト参加しているPFMにも似たカンタウトーレ風のフォーク・ロック・バンド、STRADAPERTA / MAIDA VALE(初CD化・79年作)の6枚。CARNASCIALIAは必聴作ながらも長らく入手困難だった1枚。イタリアン・ロック・コレクションとして必携! ITALY
BS-9014 エレーニ・ペータ (ΕΛΕΝΗ ΠΕΤΑ) / ΑΡΩΜΑ ΠΑΡΑΞΕΝΟ CD \3200
 美形の女性ヴォーカリスト。しっとりとした哀愁が美しくも物悲しく広がっていく09年作。今までのポップ路線からアルヴァニタキを思わせるアコースティックなサウンドへイメチェンしており、リュート、ギター、ブズーキ、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、フルート、クラリネット、シンセ、ピアノ、ベース、ドラムスら10人以上のミュージシャンを起用しギリシャならではのコンテンポラリー・フォークを聴かせる。少しジャズセンスも香らせ、身を切るような切なさが満ちていく。頭から3曲ぐらいでもう彼女の想いに引き込まれてしまうが、続く4曲目、5曲目あたりの良さにもうっとり。デジパック。 GREECE
BS-9013 ハリス・アレクシーウ (ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / Η ΑΓΑΠΗ ΘΑ ΣΕ ΒΡΕΙ ΟΠΟΥ ΚΑΙ ΝΑ ΣΑΙ CD \3200
 3年振りとなる09年作。アコースティック寄りながらもエレクトリックを絶妙に交え、コンテンポラリーと言うよりはアートソングとでも言えるような斬新な感覚を取り込んでおり、ギリシャのフォーク色にアンビエントを溶け込ませ、彼女にしてはややダークとも思えるサウンドで聴かせる。特に中盤以降はその色合いが強く、ヴァイオリンやアコーディオンらが切なく哀愁を奏で、素晴らしい包容力のヴォーカルで歌心を伝えている。深く悲壮さをたたえた感情移入。その表現力の豊かさに改めて積まれたキャリアを感じる。姿勢に妥協が無く、感動的だ。綴じ込み付き3面開きデジパック。 GREECE
BS-9011 GREEN WINDOWS / No Dia Em Que O Rei Fez Anos CD \2700
 JOSE CIDらQUARTETO 1111のメンバーが2人の女性ヴォーカリストを加えメジャー浮上を目標に活動していたバンドの74年デビュー・アルバム。シングル・ヒットも含むコンピレーション的な意味合いもある内容だが、QUARTETO 1111と平行していた時期なのでコレクターの関心は絶大であった。女性コーラスを交えたポップな曲、JOSE CIDがオルガンやアコギをバックに切々と歌う曲、ハードなノリで聴かせる曲、オーケストラやピアノをフィーチャーしイタリアン・ラヴ・ロック調の甘美さで包む曲などタイプはいろいろだが、どの曲も心に響きメロディーは絶品。08年リマスター盤。 PORTUGAL
BS-9010 YGGDRASIL / Same CD \2800
 ホワイト・スリーヴのアセテート盤10枚のみのプレスだったユグドラシルの72年作。ヴァイオリンやアコギを織り交ぜ英語で歌われるメロディアスなサウンドはSTUDのSEPTEMBERあたりを思わせ、ジャージーな香りのフルートやリコーダーがリリカルなアクセントをもたらし、曲によってはゲルマン特有のスモーキーな幻惑感を漂わせる。13曲のボーナス入りで、サウンド・トラックとして使用された70年のスタジオ録音8曲はハモンドやピアノがクラシカルに響き、またピルツ・レーベルに見られたような夢想的なフォークも聴かせる。 GERMANY
BS-9009 THE KAPLAN BROTHERS / Nightbird CD \2200
 3作目となる78年作。メロトロンをクリムゾンチックに多用したロマンチックな作品で、ゴードン・ハスケルを思わせるヴォーカルと詩的なピアノなどリザードあたりから切り出したような情景で相当入れ込んでやっている。3曲目はフルートやパーカッションが妖しいエピタフのカヴァー。イエスのフレーズがさり気なく使われたり、マニア振りを発揮しているが、後半ではムーグがうねりサイケデリックな雰囲気も持ち、実はクレヴァーに作られた歌物のコンセプト・アルバムであることが分かる。ラストは、のだめカンタビーレで締め。 USA
BS-9008 DEAR MR.TIME / Grandfather CD \2300
 2010年英国盤。ボーナス・トラックとして5曲の未発表曲を追加収録。71年にEMI傘下のSQUARE RECORDSから1000枚のみリリースされた激レアのメロトロン・アイテム。ある男の生涯をテーマにした、この年代らしいコンセプト・アルバムで、音もこの年代らしいプログレを聴かせる。フルートやサックスを適度に配し、曲調はハードなものから、フォーク、少しサイケへも渡る。MOODY BLUESの影響を感じるところが大きいが、QUIET WORLD、FAIRFIELD PARLOUR、MARSUPILAMIあたりの暗めの雰囲気に通じ、ピアノとチェロに導かれてメロトロンが流れ出しホーンが入る中盤にはブリティッシュ・ロックならではの光景がある。この1枚で消えたのが惜しまれるグループ。 UK
BS-9005 MINNE GRAW / Ausgetraumt CD \2500
 ジャーマン・フォークの重要バンドOUGENWEIDEの、女性ヴォーカリストMINNE GRAWが85年に録音していた未発表ファースト・ソロ・アルバム。なんと言っても彼女の声が良く、凝ったヴォーカリゼーション、リリカルなピアノ、シンセの他、OUGENWEIDEの、STEFAN WULFF(ベース)&FRANK WULFF(アコースティック&エレクトリック・ギター、サックス)らに加え、ドラムスやトロンボーン奏者も参加し、ドイツならではの霧が立ち込めてくるような幻想色とシンフォニック・カラー、そして叙情性も持ち合わせた、プログレッシヴ・テイストもある良質の女性ヴォーカル・フォーク・ロック・アルバムに仕上がっている。デジパック仕様。 GERMANY
BS-9004 INNA ZHELANNAYA / Kokon CD \2980
 ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。5年振りの純スタジオ作となる09年作。ライヴを共にしたTREY GUNN(クリムゾン、UKZ)が本作でも参加しており、サウンドはプログレッシヴなベクトルを示しているが、緊迫感のあるアンビエントが作品を支配。初期では外へ発散させていたパワーを内に凝縮させ、暗黒のトラディショナルさとエレクトリックな幻想感を超エキゾチックにミックス。ヘヴィ級のリズムが這う中、狂気じみたサックスが雄たけびを上げる瞬間はもう快感だが、ヴォーカルはさらに魔性を帯びながらも彼女なりのスタイリッシュさも加味され新鮮! 3面開きデジパック。 RUSSIA
BS-9002 EPHEMERAL SUN / Harvest Aorta CD \2500
 音楽性をよりプログレッシヴなものとし、5年振りにリリースされた09年作2nd。クリムゾン、ジェネシスといった音像をちらつかせながら、テクニカルでかつダークなヘヴィさも持ち、翳りと哀愁のあるインスト・シンフォを構築。メロトロンの幻惑性、少しハケットを思わせるハートフルなギター、ピアノが叙情的にしたたる落ち着いたアコースティック・パートなど前半だけでも十分に聴かせるが、40分越えのラストなど非常にインテリジェンスな振る舞いがあって、アメリカらしい気密性と解き放たれたドラマチックさが組み合わさり、キーボード弾き倒しのジャズ・ロックへも行き、さらに手応えが増す。IZZに近いセンスが光る注目作。見開き紙ジャケット自主盤。 USA
BS-8971 REDD / Tristes Noticias Del Imperio CD \2500
 再入荷。観音開き(多面)変型紙ジャケット仕様にてリリースされた、結成30周年記念盤。09年リマスター&ボーナス・トラック5曲追加収録。78年に自主リリースされたレア・アイテム。当時の唯一作で、メロディアスなサウンドと、ミステリアスさがアルゼンチン特有の滑らかな叙情に溶け合うマニアックな名作。歌心のあるヴォーカルやクラシカルなコーラス・ワークなどを取っても、ジャケットから受けるようなダークさとは違い、時折り導入されるアコギ・アンサンブルのブリリアントな響きや、リリカルなピアノもどこか美しい印象。また、ストリングス・シンセ等のキーボード・プログラミングは、LITO VITALE。ボーナスは、アンリリースドの5曲で、77年のデモ、78年のライヴと、03年の再結成ライヴを3曲追加収録。 ARGENTINA
BS-8970 PASTORAL / Estadio Obras 2CD \2800
 再入荷。83年のラスト・ライヴ音源が2枚組で初CD化! フォーク・タッチの叙情派バンドとして人気のバンドだが、ライヴでは、よりロック色を強め、6人編成のバンド・スタイルで、プログレッシヴなサウンドを聴かせている。シンセやエレピ、オルガン・プレイが光っているので、誰かと思えば、キーボードはMIAのJUAN DEL BARRIO、そして、ベースはMERLINのGUSTAVO DONESらがサポート。また、6&12弦ギターの繊細なアコースティック・アンサンブルをバックに儚げなヴォーカル・ハーモニーで綴る美しい曲も勿論含み、メモリアル・コンサートならではの、彼らの代表曲、名曲がずらりと並ぶ集大成的な選曲の全24曲。ラストでの会場が一体となったEN EL HOSPICIOの合唱に、解散が惜しまれる様子がうかがえる。3面開き紙ジャケット仕様。 ARGENTINA
BS-9001 ESPERS / III CD \2500
 美声女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの09年新作。本作では、アコースティック楽器に加え、エレクトリック・ギターや、シンセ、サイケデリックに響くヴァイオリンの導入など、アレンジ面でもよりロック的要素が強まった。アメリカのバンドながらも、ペンタングルを連想させるようなSIGHTINGSや、ANOTHER MOON SONG、スパイロジャイラを思い出させるCOLONYなどを取っても、70年代の英国調の流れを見事に継承した、ヴィンテージ感のあるアンダーグラウンドなサウンドを聴かせている。そして、やはりこのバンドはMEG BAIRDの魅力的な美声ヴォーカルが絶品。デジパック仕様。 USA
BS-8981D SAGRADO CORACAO DA TERRA / Parte 1 - Cosmos X Caos DVD(NTSC) \2800
 再入荷。シンフォ・ファン必見! サグラドの全盛期と言える興奮のド級ライヴ映像が初のDVD化! 89年のライヴ「COSMOS X CAOS」は、結成10周年記念コンサートらしい素晴らしい選曲で、ICARO (OVERTURE) からスタートし、ASAS、COSMOS X CAOS、O FUTURO DA TERRA、SOLIDARIEDADE、DEUS DANCARINO、SAGRADO、FAROL DA LIBERDADE、FLECHA といった1st〜3rdからの名曲がずらりと並ぶ。マルカス・ヴィアナのスリリングな早弾きエレクトリック・ヴァイオリンはもちろん、ツイン・キーボード、フルートや女性コーラスなどを交えた、シンフォニック・プログレをテクニカルかつ超ドラマチックに聴かせる。そして96年の「RIO ART ROCK FESTIVAL」では、RAPSODIA CIGANA、DANCA DAS FADAS、HUMAN BEANSといった、3rd&4thアルバムからの曲を3曲収録。ボーナスとしてインタビューやヒストリーなども追加。表示はポルトガル語と英語が選べる。約2時間の収録。 BRASIL
BS-9000 DIVLJE JAGODE / Same CD \3000
 当時ロックが熱かったボスニアへクロアチアから渡りサラエボで活動していた彼らの78年リリースの1st。後にはメタル化してしまうが、初期においては本デビュー作のみキーボーディストが在籍し、旧ユーゴらしい哀愁の歌心とハードロックがミックスされ、ハモンド、ソリーナ、ピアノ、アコギらがプログレ風味を醸し出す辺境ファンにとっては聴き逃せない1枚となっている。テーマソングと言えるカッコいいオープニングから、クラシカルなフレーズで切々と歌われるラストのバラードまで全体が締まった正統派だ。リマスター&スリップケース付き。 BOSNIA
BS-8999 THE SAVAGE ROSE / Universal Daughter CD \3200
 トマス・コッペルに捧げられた07年作。録音はマドリッドやストックホルムなどデンマーク国外でも行われ、フラメンコ・ギターを情熱的にフィーチャーするなど新たな試みが見られる。映画の挿入歌となった04年の曲やプエルトリコでのテイクにはコッペルも参加しており、あの美しくも物悲しいピアノやオルガンがまだ聴ける。全体に落ち着いた中に激しさが満ちる作風で、コッペルの居ない曲でもバックミュージシャンがアコーディオンや独特の暗いトーンのオルガンなどアンサンブルを見事にフォロー。愛や平和へのメッセージが強い。カラー34ページ綴じ込み付きデジブック仕様。 DENMARK
BS-8997 CANNATA / Watching The World CD \2500
 長らく廃盤だった93年作2ndがリーダーのJEFF CANNATAの手によりCDRで限定再リリース。全編でメロディーが光る、売れ線バリバリのサウンドでキャッチーさと重厚さが程よくミックスされ、エイジアを思わせるヨーロピアン調の哀愁を漂わせる。ツボを心得たギターとプログレ掛かったキーボードのバランス、アコギやコーラスの妙など完全にオンエアを狙ったものだが、クオリティーは高く、当時もっと話題になってもおかしくなかったはず。華麗なシンフォニック性もあり、磨かれた叙情性の詰め込み方など、とてもプロフェッショナル! USA
BS-8996 WILLIAM NOWIK / Pan Symphony In E Minor CD \2500
 オリジナル・レコードは200枚のみの自主リリースだった激レア盤が初CD化。74年にリリース作で、ギリシャ神話に登場する半人半羊のパン神をテーマにしたコンセプト・アルバム。オルガン、ピアノ、フルート、ヴァイオリン、12弦エレクトリック&アコースティック・ギター、パーカッションなどによるマルチ作品で、初期フロイドを連想させるようなドリーミィで幽玄な曲調から、サイケデリックなギターをフィーチャーしたヘヴィ・ロックへ、そしてゲストのサックスをフィーチャーしたジャージィなサウンドへ、アコースティック・パートも交え、混沌としつつ変化していくマニアック系。因みに原盤は、グリーン地に黒の線画だったが、本人の希望によりCDは白地に黒でのリリースとなった。 USA
BS-8995 WATERLOO / First Battle CD \2600
 09年リマスターで再リリース。全編ハモンドがクラシカルかつヘヴィにフィーチャーされる70年リリースの名作。ハードなギターやジャージーなフルートなどジェスロ・タルを思わせるものの、エネルギッシュな畳み掛けは英国と言うよりもイタリアに近く、ただイタリアでもこの年代でここまで強力なプログレとして進化していたバンドは数例だ。さらにヴォーカル・メロも良く、今聴いてもあまり古臭さを感じさせないのにも驚く。フランスのレーベルがリリースしたのもをベルギー国内で独占配給された為、原盤はかなりのレア度。当時の未発表曲6曲をボーナス収録。 BELGIUM
BS-8994 MATEO Y TRASANTE / Same CD \2500
 EK KINTなどでも知られるウルグアイのギタリストEDUARDO MATEOと、パーカッショニストのJORGE TRASANTEによるデュオ作品。76年にリリースされたレア2ndが初CD化。太鼓をメインにしたウルグアイの黒人音楽でOPAなどでも知られるカンドンベを基調にしたサウンドとなっているのだが、ゲストのフルートが随所に効いていて、他にもベース、ドラムスを加えた各楽器のアンサンブルと、グルーヴ感のあるパーカッション、そしてMATEOの南米らしい歌心のある寂びたヴォーカルで、アシッド感覚豊かに聴かせる。ジャケットから受けるイメージ通り、燻し銀のような渋いサウンド。 URUGUAY
BS-8993 V.A. / ROKSTENEN - A Tribute To Swedish Progressive Rock Of The 70's 3CD \4200
 フィンランドの雑誌企画によるシリーズの09年作。今のバンドがリスペクトする、KAIPA、BLAKULLA、ATLAS、BO HANSSON、DICE、SAMLA MAMMAS MANNA、RAGNAROK、ALGANAS TRADGARD、MADE IN SWEDEN、TRETTIOARIGA KRIGET、LIFE、NOVEMBER、MERIT HEMMINGSONといった70年代を代表するスウェディッシュ・プログレ・バンドを、現在の世界各国のプログレ・バンドがカヴァーした3枚組。ほとんどのバンドが、アップデイトされた今の彼ら自身の音色とスタイルで演奏している中、なんといっても注目はDICEのカヴァー4曲のうち、3曲でオリジナル・ギタリストのORJAN STRANDBERGがゲストで参加しており、DICEの再結成を期待させるプログレッシヴな演奏を聴かせる。また、DICEのメンバーが3人参加しているJET SETのセルフ・カヴァーにも注目。当時の多様化されたスウェーデンのプログレ熱と確立されたシーンを改めて感じさせられる。<収録バンド>THE SAMURAI PROG(BLAKULLA)、JINETES NEGROS(BLAKULLA)、CONTRARIAN(BLAKULLA)、SIMON SAYS(KAIPA)、KEYBRIDGE(KAIPA)、PROGCHARD(KAIPA)、WILLOWGLASS(KAIPA)、E.D.O(ATLAS)、REVELATION(ATLAS)、BEARDFISH(MADE IN SWEDEN)、BOOTCUT(MERIT HEMMINGSON)、BO HANSSON(ANIMA MORTE)、THE GRAND TRICK(BO HANSSON)、ECHOES(TRETTIOARIGA KRIGET)、LA BOCCA DELLA VERITA(DICE)、KATE(DICE)、KARMIC JUGGERNAUT(DICE)、BLANK MANUSKRIPT(DICE)、JET SET(JET SET)、TKINGDKEYS(SAMLA MAMMAS MANNA)、VILLEBRAD(TRETTIOARIGA KRIGET)、SONIQ CIRCUS(PUGH ROGEFELDT)、MAGNOLIA(NOVEMBER)、WASA EXPRESS(EGBA)、MIST SEASON(RAGNAROK)、VANILLA PROJECT(ATLAS)、DAAL(RAGNAROK)、PSEUDOSUN(LIFE)、ANJA(NOVEMBER)、THE MOOR(PUGH ROGENFELDT)、THE DIVINE BAZE ORCHESTRA(PUGH ROGENFELDT)、MATTHIJS HERDER(ALGARNAS TRADGARD)、MOOSEQUARTET(FICKTEATERN)、DARXSTAR(RALPH LUNDSTEN)、PENSIERO NOMADE(FLASKET BRINNER)、IN THE LABYRINTH(HANDGJORT)、ORIENT SQUEEZERS(ZAMLA MAMMAZ MANNA)、JERRY JOHANNSON(BONUS) FINLAND
BS-8992 ANGE / Guet-Apens CD \2500
 09年リマスター&紙ジャケット・フランス盤。初期の集大成となったライヴ作のTOME VIを挟み78年にリリースされた7作目。当時を限定して言えば、彼らが打ち出してきたシアトリカル・シンフォニック・ロックとしては、このアルバムで一区切りだと思う。より細部までアレンジが行き届き、深い夢想をたっぷりと味わうことが出来る。あの、もやもやとしたメロトロンもまだ健在。次作のVU D'UN CHIENで見事に新境地へ脱するのだが、本作の後半あたりにその片鱗が見られ、常に進化を求める気迫が感じ取れる。聴いておきたい1枚。 FRANCE
IEZP-18 キング・クリムゾン / クリムゾン・キングの宮殿 (40周年記念限定ボックス・エディション) 5CD+DVDA(NTSC) \13650
 発売が遅れていた宮殿コンプリート・ボックスの国内盤。HQCD5枚+40TH ANNIVERSARY SERIESとして先に出た本タイトルのDVDを収録した計6枚組。LPサイズ・ボックス、ブックレット、オリジナル・アートワーク・リーフレット、バッヂx2、プロモ用写真レプリカはヨーロッパ製作、HQCDディスク、DVDオーディオ・ディスク、各紙ジャケットは、日本製作&英文ブックレット訳付き。09年ステレオ・ミックスCD、04年マスターCDの他に、オリジナルUKアイランド盤1stプレス(フリップ所蔵品)からのアナログ起こし音源+すべてヴァージョンもしくはテイク違いからピックアップされた5曲によるオルタネイト・アルバム入りCD、既発コレクターズ・クラブ盤から再編集&リマスターされた69年英米ライヴ音源CD、激レア・プロモUSモノ盤からのアナログ起こし+THE COURT OF THE CRIMSON KINGのプロモUSモノ盤ラジオ・エディット・シングル収録CDがプラス。 国内盤
BS-8989D RIVERSIDE / Reality Dream 2DVD(NTSC) \3200
 ポーランドでの08年のステージを中心に、ドイツやカナダでのライヴも加えた2枚組。彼らの場合、スタジオでのミックスよりもライヴのほうがシンフォニックで、つまりギターとキーボードのバランスが良く、エフェクトを効果的に用いるベースも活きてくる。ダークな哀愁と説得力は独自のカラーを持っており、すでに存在感十分。深遠な青みがかったトーンのストリングス系や、ワイルドなオルガン、鋭いプロフェットなどキーボーディストのバッキングセンスが物を言い、感情移入されたヴォーカルやギターソロをドラマチックに演出。録音、演奏、編集共に揃って良い。バンドの本質に迫れる。約2時間の収録。3面開きデジパック。 POLAND
BS-8988 OSADA VIDA / Uninvited Dreams CD \2500
 09年作。ボーナス入りデジパック限定盤。メタリックさとソフトさがシュールに混じっていた前作の流れを受けながら、より高度なプログレへ向かっており、ハイブリッド型の典型的なサウンドで聴かせる。後半で哀愁のメロトロンが鳴り続けるオープニングナンバーなど違うバンドかと思ってしまうが、ヘヴィなギターリフにエキゾチックに絡み付くシンセ、抜け出るアコースティックな叙情性、テクニカルな変拍子と感情的なソロの対比など非常にユニークで、このバンドならではの飛び行く光景にハマってしまう。この限定盤のみ3曲のボーナス入りだが、出来が良く価値が高い。 POLAND
BS-8987 BIGLIETTO PER L'INFERNO.FOLK / Tra L'Assurdo E La Ragione CD \2600
 あのビリエットがCOSSA/BANFI/GNECCHIらのオリジナル・メンバーを中心に再結成され新作をリリース。旧曲をリメイクしたものだが、なんと女性ヴォーカルをフロントにし、北イタリアの民俗楽器でトラッド色を加えるなど実にクリエイティヴにアレンジ。バンド名の後にFOLKとあるのはそんな自分達のアイデンティティーの表れでもあり、けっして軟弱なアコ版ビリエットではない。修道士となったオリジナル・ヴォーカリスト兼フルート奏者も加わり再び邪悪なロック道へ。彼が書いた未発表曲も収録。予想外の新鮮さと衰えぬドラマチックな迫力にびっくり! 見開き紙ジャケット09年盤。 ITALY
BS-8985 RUPHUS / Manmade CD \2800
 初CD化。初期の女性ヴォーカリストが戻って録音された79年リリースの6作目でバンド最終作。北欧らしい美空間は本作でも失われておらず、クリスピーさはより透明度を増している。ゆったりとした曲調も見られ、シンフォニック・ジャズ・ロックと呼べる叙情的な内容へやや変化。後半はリミックスされており、10分を越える4曲目などまどろみの中にピーンと糸が張ったリリカルさがあり、キーボードやギターがまさにダイヤモンドダストの情景を映し出す。ジャケットのイメージからは想像出来ない、とてもヒューマンなサウンド。アルバム未収のスタジオ・テイクから3曲のボーナス入り。 NORWAY
BS-8983 STARDRIVE / Same CD \2300
 キーボード奏者のロバート・メイソンがバンドを率い74年にリリースしたハード・シンフォ物。2作目にあたる。シンセのみの多重の小曲を挟みパトリック・モラーツのような鋭角的なキーボードがテクニカルに乱舞。ギタリストのクレジットもあるがサブ的な使い方で、手数の多いリズム・セクションとのトリオのような印象だ。リスナーにスキを与えない構造は非常にアメリカ的で終始テンションが高く、メロディー・ラインが休む暇も無く正確に次々と生み出されていく。オルガンではなくシンセにこだわり、モノをポリフォニックに録音しているのがミソ。 USA
BS-8982 PANIC ROOM / Satellite CD \2200
 英国女性ヴォーカル・シンフォ系ファン必聴! ベース以外の全員がex.KARNATAKAという女性ヴォーカル・バンドの09年新作2nd。最近ではMOSTLY AUTUMNにも参加しているANNE-MARIE HELDERの伸びやかな美声にも磨きがかかり、前作ではややポップさが目立ったサウンドも、より英国らしいシンフォニック・ロックに変化した。アコースティックなサウンドをバックに、囁きかけるようにウィスパー・ヴォイスで歌う7曲目や、ピアノの音色がしっとりと美しい10曲目など、それぞれの曲が粒揃いだが、特に、MAGENTAを思い出させるようなスタイルで聴かせる9曲目や、英国叙情をドラマチックに聴かせるラストのタイトル曲が印象的。自主盤。 UK
BS-8615 I/O EARTH / Same 2CD+DVD(NTSC) \2800
 再入荷! DVD-R(SPECIAL EDITION)付き! 自主盤でリリースされた注目のシンフォニック・プログレ・バンドの09年作。2人の才能豊かなマルチ・ミュージシャンを中心に、美声女性ヴォーカリスト、ドラムス、管楽器等を加えた壮大なコンセプト・アルバム。リリカルなピアノ、エモーショナルなギターや、アコギの爪弾きを交えた叙情的で美しいサウンドと、エニドを連想させるようなシンセ・オーケストレーション&ストリングスをダイナミックに導入したクラシカルなドラマ性が交差してゆく。また、テクニカルな攻撃性も持ち、様々な展開を見せながらもサウンドがひとつの流れと空間美で統一されていて絶妙。非常に奥行きのある豊かな感性と、ナントカ・タイプでは括れないオリジナリティーを感じさせる。DVDは、メイキング、インタビューなどの映像に加え、デモ(12曲)も収録。 UK
BS-8979 MASAL / Galgal CD \2500
 70年代から活動を続けているマルチ・ミュージシャンJEAN-PAUL PRATを中心にした、6人編成のバンド・スタイルで聴かせる09年新作。BENOIT WIDEMANNのソロ作品を思わせるような、キーボード主導型の典型的なフレンチ・インスト・ジャズ・ロック。主にピアノがメインとなり、サックスも加わるので、部分的にはZAOも思わせる。ただ、インスピレーションに任せて即興バトルを見せつけるのではなく、ポリリズムを多用したスコア化された構築的なアンサンブルが特徴。デジパック仕様。 FRANCE
BS-8978 TABULA SMARAGDINA / A Szavakon Tul CD \2500
 神秘的、魔術的なエメラルド・タブレットをバンド名にしたプログレ・バンドの09年デビュー作。YESTERDAYSのギタリストが10年ぐらい前からやっている別バンドで、コンピ盤のTHE DIVINE COMEDY PART IIに収録されアルバム・リリースに期待が寄せられていた。YES、UK、GENTLE GIANTから影響を受けたというが、年季を感じさせるオリジナリティーがあり、ハンガリー語のウォームハートなヴォーカルも良く、ツイン・メロトロン、ハモンド、ムーグ、ローズといったヴィンテージ・キーボードをフィーチャーし、YESTERDAYSでも特徴的だったパット・メセニーのような繊細なアコギ、1曲ながら女性ヴォーカル、スクワイア張りのベースらにモダンな感覚も織り交ぜ聴かせる。エンハンスド仕様でライヴ映像等入り。 HUNGARY
BS-8977 VEDRES CSABA / Csendzenek - Ephata II CD \2500
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ09年作。荘厳な混声合唱団とストリングス・カルテットをフィーチャーし、美声の女性ヴォーカルを交え、彼の格調高きピアノ、透明感あふれるシンセ、重厚なパイプオルガン、リズムを穏やかに醸し出すプログラミング、そしてあのウォームハートなヴォーカルで神聖さと天上の幻想色を溶け合わせ聴かせる。クラシカルだがシリアスな冷たさはなく、彼らしいヒューマンな温かさと優しさに包まれる。究極の叙情主義とも言えるこの素晴らしさ。フルートの調べと戯れる曲などそのリリカルさはもう度を越しており胸に染み入る。 HUNGARY
BS-8972 SHADOW CIRCUS / Whispers And Screams CD \2500
 09年作2nd。典型的なアメリカン・シンフォだった前作から、聴かせる部分はきっちりと聴かせる歌メロやプログレ特有の幻想的な雰囲気を持ったオリジナリティーへサウンドを格上げしている。いかにものオルガンや広がりのあるメロトロン系、ヴィンテージ感のあるヘヴィさ、ワイルドかつ整理されたインスト・パート、そこからの落差の美しいアコギやピアノ、そして、ギヤをトップに入れ畳み掛ける展開などスポックス・ビアードあたりのファンに受けると思う。ジャケットの印象とかなり違うので要注意。また、ラスト3曲が良く出来ており、終盤でさらに印象が変わっていく不思議な作品。自主盤。 USA
BS-8969 ALTRUISMOS / Imagen CD \2500
 テクニカル・ジャズ・ロックと、メロディック系の叙情がミックスされたサウンドを聴かせる09年デビュー作。全員の演奏テクニックがバツグンで、ヴィターレを連想させるようなジャージィなピアノ・プレイを筆頭に、早弾き、サイケデリックに、エモーショナルにと変幻自在のギター、ブイブイ、ベキベキのベース、タイトなドラムスなどで、インプロヴィゼーション的な演奏を交え、インテリジェンスに聴かせる。2曲目でのスパニッシュ・ギターの導入も印象的。ラストの約15分の大曲では、歌心のあるヴォーカル・パートが加わり、アルゼンチンならではの哀愁を帯びたドラマ性を帯びた泣きのシンフォニック・ロックへと変化する一面も。才能を感じさせる若手4人編成のバンド。3面開きデジパック仕様。 ARGENTINA
BS-8968 DADDY ANTOGNA Y LOS DE HELIO / Viva Belice CD \2500
 AVE ROCKのドラマーDADDY ANTOGNAらによるバンド。09年デビュー作。ツイン・ドラム、ベース、ギターの4人編成のバンドだが、ゲストでヴァイオリニスト(キーボード)と、チェロ奏者を迎え、エレクトリック・ヴァイオリンも随所に効いている。ヴィンテージ感のあるヘヴィ・サイケをハードに聴かせるインスト作品。やはりアルゼンチンのバンドらしく、ハード一辺倒にはならず、憂愁を帯びた叙情風味と、ハートフルな場面展開もあり、そこに導入されるチェロの音色も効果的に響く。彼自身の80年代の大事故を経てのシーンへの復帰作。デジパック仕様。 ARGENTINA
BS-8967 CAROL OF HARVEST / Ty I Ja CD \2700
 アンダーグラウンド・フォーク・ロック・ファン必聴! 78年に幻の名作を残したジャーマン・プログレッシヴ・フォーク・バンドが突然復活し、なんと31年振りに新作となる2ndアルバムを自主リリースした。オリジナル・メンバーで、ギター&キーボードのAXEL SCHMIERERと、ポーランド出身の美声女性ヴォーカリストEWA GRAMSの二人を中心に、さらにギタリストを加え、当時のゲルマンの翳りと幻想色たっぷりに聴かせる。透明感のあるCELIA HUMPHRISをイメージさせるような美声女性ヴォーカリストの多重が美しく響き、いかにもドイツ的なサイケデリック色や、クラシカルな要素、そして、シンフォニック性を取り入れたフォーク・サウンドは、当時の彼らの面影を色濃く映し出している。時代を経ての復活作だが、当時のアルバムが好きな人にもおすすめ出来るアルバム。ポーランド語。 GERMANY
BS-8939 NOLWENN LEROY / Le Cheshire Cat Et Moi CD \3500
 再入荷。限定盤コレクターズ・エディション。13枚の美麗カード封入、そして2曲のボーナス・トラックを追加収録。3面開き紙ジャケット仕様。09年新作3rdアルバムは、スウェーデンと、フェロー諸島で録音されたアルバム。前作で見せたケイト・ブッシュやミレーヌ・ファルメール路線を外れ、今までとはまた違ったコンセプトを打ち出している。ストリングス・クァルテットやハープ、オーケストレーションを加え、優美でファンタジックなサウンドをバックに彼女の美声が映える。11曲目での英国調の弦アレンジは、マンダラバンドのVIC EMERSON! そしてRUPERT HINEも参加。3枚のどのアルバムもそれぞれが個性豊かで、才能を感じさせる。しなやかな感性を持った注目の女性ヴォーカリスト。 FRANCE
BS-8914 THIRD EYE / Awakening CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作1st。ダーバン出身のバンドでハード指向ながらもメロディックなヴォーカルと女性キーボーディストがワイルドに弾くハモンドがコレクターを離さない。ブラス・セクションが配され、アコギを使った曲やクラシカルなフレーズが織り込まれるなど同年代の英国物と比べてもなんら見劣りしない。深めにエコーが掛けられたサウンドはインストになると狂おしく畳み掛けられ、ツイン・ギターが激しさを増す。層が厚いとは言えないものの、強力なシーンが南アにあった。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
BS-8960 THIRD EYE / Serching CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作2nd。デビュー作と同メンバーで同年にリリース。サイケポップの良さも聴かれた前作だったが、本作ではよりロック色を強めており、旧B面は長い曲で構成されるなど当時のアート感覚が持ち込まれている。少しジミ・ヘンドリックスを思わせるソウルフルなヴォーカルも特徴で、ハモンドがプログレッシヴにフィーチャーされる10分越えの曲では後半ピアノに切り替えドラマ性を出すなど年代を考えるとかなり先端を走っている。ブレを感じない英国直系型。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
BS-8959 THIRD EYE / Brother CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの70年作3rd。女性キーボーディストとは思えないプログレッシヴなハモンドが切れ良くかつ豪快にバンドをまとめていく。彼女は1st録音時でなんとまだ14才だったと言われ、ということは本作でもまだ15才! アーサー・ブラウンのFIREのカヴァーが収録されており、ヴィンセント・クレーン張りに弾き倒している。当時リリース元のポリドールが短期間にアルバム3枚という無謀な契約をした為、録音は荒いが、どれも情熱がほとばしる意思の強いサウンドを聴かせる。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
BS-8957 MOSTLY AUTUMN / Live 2009 Part 2 CD \2200
 見開き変型紙ジャケット仕様。09年スプリング・ツアーの続編となる第2弾。現在BREATHING SPACEでも活動中のキーボード奏者IAIN JENNINGS&OLIVIA SPARNENN、PANIC ROOMのANNE-MARRIE HELDERら、現在の英国シーンを代表する超強力な8人を有する、英国女性ヴォーカル・シンフォ・プログレ・バンドの代表格。ダイナミックな「WINTER MOUNTAIN」で幕を開け、ケルティック・フレーズを織り込んだアレンジも新しい「THE DARK BEFORE THE DAWN」、そして、HEATHER FINDLAYの美声が映える「ABOVE THE BLUE」は、あまりにも美しいバラード。ドラマチックに泣く「CARPE DIEM」から、ラストは「HEROES NEVER DIE」で幕を閉じる。彼らの代表曲が並ぶ、ポテンシャルの高い興奮のライヴ。全12曲。自主盤。 UK
BS-8956 LEGEND / Ritual Echo CD \1800
 91年にデビュー・アルバム「LIGHT IN EXTENSION」をリリースし、96年までに3枚のアルバムを残したネオ・プログレ・バンドが13年振りに復活!美声女性ヴォーカリストをフィーチャーし、シンフォニックなキーボードと、ややヘヴィなギターで織り成す、英国調のシンフォニック・プログレ・サウンドは、SOLSTICEを連想させる部分もあり、また、どの曲も現在でも充分通用する音だ。本作は、2枚のアルバム(2nd&3rd)からと、当時のアンリリースド・ライヴ3曲で構成されたアンソロジー盤。全曲リミックス&リマスター。来年には新作もリリース予定があり、そちらも楽しみ。バンドの自主CD-R盤。09年。 UK
BS-8955 SONJA KRISTINA / Harmonics Of Love CD \2000
 09年リマスター&3面開き紙ジャケット仕様。ボーナス・トラック6曲追加収録。英国限定盤。長らく廃盤状態だった94年作の3rdソロ・アルバムが再発。カーヴド・エアの名曲ELFIN BOY、BLINDMAN (FESTIVAL STYLE) をセルフ・カヴァーし、また、アイリッシュ・トラッド・シンガーのELEANOR MCVOYの曲を取り上げたり、自身の子供のための子守唄など、女性らしい温もりを感じさせるアルバム。バンドCLOUD 10を従え、全体にヴァイオリンをフィーチャーした、ゆったりとした美しいフォーク・ロック調の曲が並ぶが、3曲目あたりでもカーヴド・エアっぽい雰囲気を匂わせる。ボーナス・トラックは、カーヴド・エアの名曲MELINDA MORE OR LEESや、彼女のバンドMASKの曲などを収録。 UK
BS-8954 MANDY MORE / But That Is Me 2CD \2500
 72年にPHILIPSからリリースされた、激レア女性ヴォーカル・アルバム唯一作が初CD化。レア・シングルや、デモ、リリースされることが無かった幻の2ndアルバムなど、ボーナス・トラックを多数収録した2枚組。当時のこういった女性ヴォーカル物では、キャサリン・ハウらに代表されるように、英国調の優美なオーケストレーションをバックに歌う、というものが多いが、本作では、チェロやフルート・ソロなどを織り込んだ、バロック調のオーケストラが印象的で、バックも英国のトップ・ミュージシャンが固めている。特に、オルガンが厳かに、そして、ストリングスがドラマ性を帯びて高鳴る中に、彼女のヴォーカルの多重コーラスが美しく響く6曲目(レコードのA面ラスト)は感動的。絶品の作品。ジャケットはキーフ。原盤は同じPHILIPSからリリースされたVASHTI BUNYANに並ぶレア度。 UK
BS-8951 AINUR / Lay Of Leithian 2CD \2980
 壮大なクラシカル・シンフォニック・ロック作となった彼らの2枚組での09年大作。オーケストラと合唱団を配しヴァイオリンやフルートなど管弦のソロもバンドに十分に絡めドラマチックに展開していく。トールキンにインスパイアされたコンセプト・アルバムで、数人の男女ヴォーカルをキャスティングし、イタリアらしい中世的な古色とメリハリのあるアップデイトされたギターやシンセがリズム・セクションと一体となって深い夢へ引き込む。細かいところを変則に駆け回るキーボードや、他のヨーロッパとは違う屈折したリフ、ディスク1の後半からディスク2にかけてのバロック的なオペラチックさなど圧巻! 全体に創造力がみなぎっている。 ITALY
BS-8950 ALTARE THOTEMICO / Same CD \2500
 とてもイタリアらしさに満ちた09年デビュー作。デメトリオ・ストラトスを思わせる強いヴォーカルをフィーチャーし、マキーナやアレアのようなテクニカルさと少しビリエットのようなヘヴィさをミックスし、フルートやアコギが醸し出すファンタジックな叙情性、オルガンが奏でるクラシカルな雰囲気も孕む。そして、70年代が香るヴィンテージ色を放っているが、曲調や楽器の音色に飽きさせない変化が付けられており、マニアックに聴き込める内容に仕上がっている。オープニングの情景などバツグンに良く、伊ファンを満足させるに違いない。 ITALY
BS-8949 AREA / Are(A)zione CD \2500
 クランプス・レーベル30周年を記念して限定リリースされた見開き紙ジャケット(内袋も再現)&リマスター09年盤。クランプス・バッジ付き。初期のサウンドに一区切りを付けたライヴ盤で、リンゴをかじる音が今でも耳に残っている。アナログだとA面が1st、2nd、3rdからの代表曲で、B面が即興演奏となっており、バンドのプロモーションが上手く考えられている。なので、ベスト的な要素もあり、深く掘り下げなければ本作1枚でアレアを聴いたと言っても会話は進む。後でリリースされた未発ライヴ群に比べてコンパクトな内容だ。75年リリースの4th。 ITALY
BS-8948 AREA / Anto Logicamente CD \2500
 クランプス・レーベル30周年を記念して限定リリースされた紙ジャケット(内袋も再現)&リマスター09年盤。クランプス・バッジ付き。77年リリースのベスト。アルバム未収のシングル曲も入っているが、フリーフォームなナンバーで占められており、裏ベスト的な内容と位置付けられて来た。芸術性が衰退していく当時のイタリアのシーンに対してのアンチだったとすれば、ノンコマーシャルなアーティストを一手に引き受けていたこのレーベルらしい、誇りとも言える作業が生んだコンピレーション作品として成立するのでは。そういった意味では彼ららしい。 ITALY
BS-8947 AREA / Event '76 CD \2500
 クランプス・レーベル30周年を記念して限定リリースされた見開き紙ジャケット(内袋も再現)&リマスター09年盤。クランプス・バッジ付き。フリージャズ系ミュージシャンとのコラボライヴで録音は76年だが、ストラトスの死去により79年に急遽リリースとなった。ジャケットのインパクトがバンドを象徴しており、同時期のアルバムで展開された音楽精神論が拡大されている。曲はすべて即興で、演奏者がその場でカードを引き、浮かんだインスピレーションでプレイを組み立てる、といった驚異のパフォーマンスだったと言われる。ストラトスのヴォーカリゼーションは頂点に達している。 ITALY
BS-8942 MYLENE FARMER / No 5 On Tour - Edition Limitee 2CD \3980
 09年最新ツアーからのオフィシャル・ライヴが遂にリリース! まるでライヴ・パンフレットのようなミレーヌの美麗写真が満載の、豪華32ページ・デジブック仕様の限定盤。ステージの始まりをドラマチックに告げるインスト曲 D'ENTRE LES MORTSに感動しているうちに、どんどんとミレーヌのあの魅惑的な世界に引き込まれていく。スタジオ盤とはまた違ったハイテンション&ミレーヌの放つ熱気がダイレクトに伝わってくる説明不要の女性ヴォーカル・ファン必聴の20曲入り2枚組ライヴ・アルバム。ボーナス映像として来春リリース予定のライヴDVDの予告編を約3分間収録したエンハンスド仕様。 FRANCE
BS-8938 DRAGON / Universal Radio CD \2600
 74年にヴァーティゴからリリースされた1st。オープニングから甘く流れ出すコーラス・ヴォーカルがなんともオセアニアらしく、クラシカルでプログレッシヴな3曲目へと受け継がれていく。堅実なギターと巧みなドローバー・コントロールによって七色に変化するハモンドが売りで、メロトロンこそ使っていないもののベガーズ・オペラの2ndあたりを思わせるメロディックさを持っている。同年のライヴとバンド結成のきっかけとなったメンバーの73年シングルからボーナス3曲入り。リマスター&3面開きデジパック。初オフィシャル・オーストラリア盤。 NEW ZEALAND
BS-8937 MADDER LAKE / Stillpoint CD \2600
 73年リリースの1作目。ハード・プログレとして紹介されることが多い彼らだが、ヒットも記録するなどポップなセンスも持ち合わせ、本作では少しカンタベリーからの影響を感じさせるクレバーなギターとオルガンがグルーヴ感をメロディアスに作り出している。特に1曲目にそれは顕著に表れているが、他の曲もアシッドというか、ヴォーカルも含めて何か暖かい夜の魔法を浴びているような暗い雰囲気が独特。これがオセアニアの音だ。曲調が急転する面白さ。シングルから3曲と同年のライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。 AUSTRALIA
BS-8936 MADDER LAKE / Butterfly Farm CD \2600
 73年リリースの2作目。デビュー作にあった妙な暗さも捨て難いが、本作は2曲目に代表されるようなハモンドとムーグを合わせた重厚感があり、こちらはたしかにハード・プログレで語っても良いだろう。4曲目のクラシカルなセンスなどヴァーティゴライクながらもやはり英国物とはどこか違うオセアニアの匂いがあり、まとまった曲調で聴かせる後半のキャッチーさなどローカルバンドの域を超えている。プロデュースが行き届いており、アコギの効果的な曲もそのセンスが光る。同年代のシングルやライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。 AUSTRALIA
BS-8935 MACKENZIE THEORY / Out Of The Blue CD \2600
 73年リリースの1作目。ストリング・ドリヴン・シングを思わせるヴィオラをフロントにしたエキセントリックなサウンドを繰り広げる個性派バンド。メロディアスながらもクラシカルな堅さは無く、ハードなギターとリズム・セクションらがバランスを取りながら全編インストで聴かせる。ジャズ・ロック、フォーク・ロック、プログレが混ざり合い、時に緩く時にテンション高く演奏されていく。後半はかなりテクニカルでウルフのようなプロフェッショナルなサウンドで圧倒。これがライヴ録音であったことに驚く。同年のライヴからボーナス1曲入り。リマスター&3面開きデジパック。 AUSTRALIA
BS-8934 BIG BIG TRAIN / The Underfall Yard CD \2200
 シンフォニック・プログレ・ファン&メロトロン・ファン必聴! 2年振り待望の09年新作6thアルバム。新たなヴォーカリストを迎え、メンバー・チェンジを経て丁寧に作り上げられた力作。FRANCIS DUNNERY (ex. IT BITES)、JEM GODFREY (FROST*)、NICK D'VIRGILIO (SPOCK'S BEARD) ら強力なゲストを得て、アレンジ&演奏面にも磨きを掛けたサウンドへとさらに進化した。ジェネシス・チックで幻惑的なメロトロンを多用し、フレンチ・ホルン、チューバ、コルネット、フルートや、チェロによる管弦楽を導入したロマンチックな叙情が淡くブリリアントに溶け合う。また、英国的でジェントリーな美しさに満ちた、ラスト23分の大曲でのドラマ性を帯びた展開に感動。IQ、TRASATLANTIC等を手掛けたROB AUBREYによるミックスも活きている。非常に満足感が残る1枚。自主盤。デジパック仕様。 UK
BS-8928 EAST / Az Aldozat:Szodoma CD \2500
 初CD化。84年リリースの4作目。舞台音楽の為に制作されたインスト作品でエレポップに成りかけていた前作とは違いぶ厚い透明感を持った彼ららしいシンフォを聴かせる。ハンガリーならではの疾走感のある1曲目、シリアスな2曲目、美しいキーボードとエモーショナルなギターが東欧然と響く3曲目、激しくダークな4曲目、キャメル張りの叙情を奏でる泣きの5曲目などバンド初期のプログレッシヴな方向性を持った最後の作品と言える。この後、ヴォーカルをメインにしたスタイルへと変わっていくが、ドラマチックさはより深みを帯びていく。リマスター。 HUNGARY
BS-8924 ELENA LEDDA / Cantendi A Deus CD \2800
 09年作。DIES IRAEを幻想的にアレンジして歌うなど、地中海文化と宗教をテーマにした作品。トラッドとオリジナルを交え、彼女の良きパートナーであるMAURO PALMASの民俗弦楽器をバックに、原点回帰のような視点から聴かせる。それでも普通のルーツ物にはならない音楽への探求の深さと円熟があり、ミサ風の合唱や、ジャズ色をもたらすサックスのシンプルな使用など見事だ。アコースティックでトラディショナルだが、洗練としか言いようがないコンテンポラリーさに驚く。月並みな表現だが慈悲深さに涙する。48ページのカラー綴じ込み付きデジブック。 ITALY
BS-8921 SBB / Malczewski 3CD \3500
 これは注目の未発&未CD化音源。主に76年から78年に彼らが手がけた舞台音楽や美術・映像用の音楽を集めたもので、いわゆるサウンドトラック的なものではなく、シンフォニック・ジャズ・ロックと呼べるシュールで高度な演奏が展開される。荘厳さが漂い、77年作のZE SLOWEM BIEGNE DO CIEBIEとリンクするディスク1、DVDリリースされたベルギーでの前衛舞踏団とのジョイント・ライヴにヘヴィで豪快なスタジオ・トラックを加えたディクス2、4人編成での79年のライヴから組曲FOLLOW MY DREAMと報道ドキュメンタリーで構成されるディスク3。どれも濃く、崇拝的だ。3面開きデジパック+100ページのスペシャル・ブックレット。スリップケース入り。限定ファン・クラブ・リリース09年盤。 POLAND
BS-8916 CAPTAIN MARRYAT / Same CD \2500
 74年に自主盤でリリースされ、当時はライヴ会場のみでしか販売されなかった激レア・アルバム。ユーライア・ヒープからの影響を感じさせるが、ヒープのオルガンをグラハム・フィールズが担当したようなサウンドで迫り、また、4曲目辺りではベガーズ・オペラの影響も。そういったスタイルのオルガン・プレイを中心に、サイケデリックなギター・ワーク、ベース、ドラムス、ヴォーカルやメンバーのコーラスを取り入れた、スコットランド・グラスゴーの4人編成のバンド。まさに当時の英国ロックならではのサイケデリック感覚と、プログレ風味を持ったサウンドで、久しぶりの正統派の発掘物に胸が躍る。現在でもオリジナル・レコードは海外のコレクターの間でも約40万円で取引きされている。廃盤コレクター必聴作。500枚限定プレス。初CD化。 UK
BS-8913 FAUN ACOUSTIC / Buch Der Balladen CD \2800
 44ページの綴じ込み美麗エンボス・ハードカバー・ブック仕様。人気の美声女性ヴォーカル・ジャーマン・メディヴァル系バンドの7枚目のアルバムとなる09年新作。ドイツ伝承の神話や妖精物語をテーマにしたコンセプト作品で、ブズーキ、ニッケルアルパ、ケルティック・ハープ、ギター、サズ、バグパイプ、リコーダー、ヴァイオリン、ハーディガーディ、ボーラン等を駆使した5人編成のアコースティック・セットで美旋律系の中世音楽を奏でる。本作では全編バラッド取り上げた叙情的なサウンドで、二人の美声女性ヴォーカルの清らかな美しさがより際立っている。霧が立ち込めるような幻想色の中から聴こえてくる、哀愁を帯びたダークな翳りはゲルマンならでは。中世トラッド&自作曲で構成された10曲を収録。アンダーグラウンド・フォーク・ファンにもおすすめの逸品。ドイツ語。 GERMANY
BS-8911 CLAUDIO BAGLIONI / Q.P.G.A. 2CD \3980
 凄い! PFM、POOH、ANDREA BOCELLIといったイタリアを代表する大物アーティストが約70組ゲストで招かれた09年新作。Q.P.G.A.とはQUESTO PICCOLO GRANDE AMOREの略で、なんと新作はあの72年の名作の2枚組によるリメイク作。コンセプトを再考し、新たな曲も加え、書き切れないほどのメジャー・アーティストが曲ごとに分かれて参加。ALICE、LAURA PAUSINI、LOREDANA BERTE、FIORELLA MANNOIA、ANNA TATANGELOといった麗しの女性ヴォーカル陣、RICCARDO COCCIANTE、ANGELO BRANDUARDI、AMEDEO MINGHI、IVANO FOSSATIといった男性ヴォーカル陣らにはちょこっと1フレーズだけ歌わせ、でも自分のカラーをしっかりと持ち込むFRANCO BATTIATO、1分少々の曲だがチョコキンのテクニカルなフレーズでプログレッシヴ・ロック・バンドの意地を見せるPFM、華麗なポップにコーラスが映えるPOOH、さらにENNIO MORRICONE、LUIS BACALOVの2人の巨匠には1曲だけピアノを弾かせる恐れ知らずの贅沢さ。だが、けっしてウィ・アー・ザ・ワールド的なものではなく、あくまでも主役はBAGLIONIのヴォーカルで、QUESTO PICCOLO GRANDE AMOREのニュー・ヴァージョン、Q.P.G.A.としての超絶な完成を見せている。超ドラマチックさに悶絶。3面開きデジパック&透明スリップケース付き。 ITALY
BS-8905 EIVOR PALSDOTTIR / Live CD \2850
 再び来日し、女性ヴォーカル・ファンを魅了した彼女の待望のライヴ盤。アイスランド、デンマーク、ドイツ、オーストリア、そして09年日本公演からもピックアップ。シンセやリズム・セクション入りのバンドでのプログレッシヴなコンテンポラリー・スタイル、アコギでの弾き語り、ロマンチックなストリングス・カルテット入り、さらにシンフォニー・オーケストラ入りとアレンジは多彩で、またジャズやスタンダードなど音楽性も幅広い。中には15才の時に書かれた失恋を歌った曲もあり、これがダークな執念に満ち、今でも相手は相当怖いはず。 FAROE
BS-8904 SAN MICHAEL'S / Same CD \2500
 カイパの源流バンド。激レアだった71年リリースの1st。キーボーディストのハンス・ルンディンをメインにしたオルガン・トリオで曲によってギターやフルートも加わる。バンドは60年代から活動しており、英国ポップやサイケから影響を受け、同国のHANSSON OCH KARLSSONやMECKI MARK MENのハードさを抑え目にしたようなサウンドで、メロウなスウェーデン語のヴォーカルも魅力だが、なんといっても哀愁を帯びた音色のハモンドがとても良く、プログレ・ファンを惹き付ける。スウェーデン盤。 SWEDEN
BS-8903 SAN MICHAEL'S / Nattag CD \2500
 カイパの源流バンド。後にURA KAIPA名義でリリースされたレア・シングル2曲を含む72年録音の未発2nd。本作ではギタリストも加わった4人編成で曲によってブラスも入る。クラシカルなフレーズはカイパの1stへ確実につながっており、サイケポップさが残っているものの、明らかにオリジナリティーを意識したサウンドで、甘いフォーク・タッチも見せる。けっして作りかけのデモ的な代物ではなく、きちんと録音・ミックスされた内容で、プログレの未発アルバムとしては価値が高い。スウェーデン盤。 SWEDEN
BS-8900 STEVE HACKETT / Out Of The Tunnel's Mouth CD \2500
 新たな自身のレーベルWOLFWORKからの初のリリース作となる09年新作! 前作のWILD ORCHIDS以来、3年振りのロック系新譜とあって期待も大きいが、それを裏切らないファン必聴の素晴らしい出来。ハケット・バンドのキーボーディスト、ロジャー・キング他、参加ミュージシャンも多彩で、クリス・スクワイアのベースがボレロを刻みダイナミックに展開する1曲目からダイレクトに心を揺さぶられ、また、アンソニー・フィリップスの12弦ギターの美旋律や、ラストでのDJABEのメンバーによるジプシー・ヴァイオリンなど、ハケットのギター・プレイを軸に、各メンバーが見事にサポートしている。スパニッシュ・ギターを情熱的に聴かせるアンダルシアへのオマージュ、DEFECTORを思い出させるシンフォニックなギター・プレイなど、エレクトリックとアコースティックを織り交ぜ、英国的な叙情とハケットらしいナルシシズムとロマンを感じさせる思いに耽ったアルバム。自主盤。 UK
BS-8869 MOSTLY AUTUMN / Live 2009 Part 1 CD \2200
 見開き変型紙ジャケット仕様。ファン必聴盤! 09年スプリング・ツアーからのライヴ第1弾。アルバムHEART FULL OF SKYの1曲目で、メロトロン系にオルガンを重ねダイナミックに響き渡る導入部から劇的に展開していく名曲「FADING COLOURS」からスタートし、アコースティカルな旋律にHEATHER FINDLAYの美声が映える美しい曲「FLOWERS FOR GUN」、懐かしいところでは99年の「THE SPIRIT OF AUTUMN PAST(PART2)」、そしてラストはお馴染みの哀愁の名曲「EVERGREEN」でドラマチックに泣かせる。現在BREATHING SPACEでも活動中のキーボード奏者IAIN JENNINGS&OLIVIA SPARNENN、PANIC ROOMのANNE-MARRIE HELDERら、現在の英国シーンを代表する超強力な8人を有するバンド。全8曲。自主盤。 UK
BS-7885B ロック・ダイヴィング・マガジン (RDM) VOL.10 BOOK \1000
 祝10号! 「あたし、平成生まれだからぁ、レコードなんて知らなぁ〜い」という若者がほとんどのこの時世に、こんなにも昭和の匂いがぷんぷんする音楽系のミニコミは、他には無いでしょう! 16年かかってやっと区切りの10号と編集者のせみま〜るさんも巻頭で語っていますが、ウチの店もおかげさまで今年で15周年。あぁ、月日が経つのは早いなぁ・・・としみじみしている暇もなく、ウルトラ・ダイヴィング・レコード・レヴュー114枚(UK、US、OTHER EURO&JAPAN / ROCK、SSW、FOLK、PROGRESSIVE、HARD etc.)、クロスレヴュー27枚、B級保存ファイル・激レア自主盤の雄、イサカ系列完全コンプリート大紹介!、お父さんの為のデジタル講座、などなど、みんなでわいわい楽しくマニアッ道を突き進んでます。漫画も載ってます。全96ページ。

解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


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