update 2017/08/16


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US-1247 ADVENT / Cantus Firmus CD \2500
 97年にデビューCDをリリースし、その後はジェントル・ジャイアント・トリビュートなどで名前を見かけた彼らが、シンフォ・スタイルを伴い戻って来た。06年新作2nd。ジェントル・ジャイアント、グリフォン、イエスらをミックスしたようなテクニカルさと、アコースティック・パートではアンソニー・フィリップスに通じる深く美しい叙情性を持つ。細やかで複雑に込み入った組曲風の展開が繰り広げられ、リヴァーブ感も手伝い中世へ御伽旅。リコーダーも活躍する18分の大曲は稀に見る傑出曲。グリフォンの女王失格からバスーンを抜いて、ジャイアント・コーラスを加えた様。ケンソーのベーシストが1曲ゲスト参加。92年録音の未発テイク2曲ボーナス入り。自主リリース。
US-1634 ADVENT / Silent Sentinel CD \2500
 傑作。正に全盛期のグリフォンを彷彿させる緻密で美しい、そして探っていきたくなる物語性を秘めた9年振りの2015年作。77分越えの大作で、ジェネシス、ジェントル・ジャイアントらのエレメンツも持ちながらも再構築とは次元が違う21世紀型として完成しており、シンセ、ピアノ、オルガン、ハープシコード、ギターにヴァイオリンやリコーダーが絡み合い、計算されたヴォーカルやコーラスも見事に配される。そんなテクニカルな強固さに映えるように何度も現れる、中世音楽とミステリアスな幻想が融合したハケットやアンソニー・フィリップスを思わせる叙情性も実に素晴らしい。シンフォ・ファン必聴! 3面開きデジパック自主盤。
US-1579 ALBATROSS / Same CD \2600
 初CD化。アメリカン・シンフォのトップクラスに君臨する必聴作で、76年に自主リリースされたものの一般に出回ることは無く、コレクターズ・アイテムと化していた。ハモンド、シンセ、ピアノ、メロトロン、パイプ・オルガンなどエマーソンやウェイクマンを彷彿させるマルチ・キーボードを中心に、ELPとYESが合体したようなサウンドを目まぐるしく展開。変拍子を絡めハードに怒涛の如く突き進むスタイルはアメリカならではと言えるが、ヨーロッパ的な暗さとクラシカルさを持っており、一気に聴かせるメジャー級作だ。
US-1683 ALDENFIELD / Light Of Day CD \2500
 キャッチーなヴォーカルで典型的なアメリカン・ハードを聴かせる2017年デビュー作。ヘヴィなギターが支配的な為、最初はハード・ロック枠かと思ってしまうが、ハモンドを主に配するキーボーディストのセンスがプログレ的で、いわゆるパープルやヒープ系のサウンドとは一線を画している。実は彼、カナダ出身で、70年代後半にはZON、80年代には国内盤もリリースされたREFUGEEというメジャーAORハードのメンバーで、2000年代に入るとシンフォ・バンドのCRYPTIC VISIONに加入。他、メタルバンドやシンガーのバックでも活躍するプログレ好きのプロでした。自主盤CDR。
US-1643 ASIA / Same + Armed To The Teeth CD \2500
 メロトロン・アイテムとして廃盤レコード時代から知られるアメリカのハード・プログレ・バンド。長らく廃盤で入手困難だった、79年1st「ASIA」と、80年2nd「ARMED TO THE TEETH」の2作品が2in1にて再発。ex. WHITE WINGのメンバーが結成したバンドで、メロトロン、ピアノ等キーボードを大胆に導入し、ハードなギター、キャッチーなメロディに乗せた歌心のあるメロディアスなヴォーカルで聴かせる。特に、叙情的な泣きを含んだ6曲目の「THE BARD」は感動的。2015年版。
US-1003 BABYLON / Same CD \2500
 78年に自主制作でリリースされ、当時のLPは自主のため音質面で不満が残ったが、リマスター及びリミックスによりその素晴らしい内容が完璧に甦っている。叙情的でかつテクニカルなサウンドはジェネシス・ファン&シンフォ・ファン必聴。
US-1684 BENT KNEE / Land Animal - Limited Edition CD \2700
 ケイト・ブッシュ、トーリ・エイモス、ビヨーク辺りからの影響を感じさせる女性ヴォーカルをフロントにしたプログレ・バンドの2017年作。4作目だが、彼らの過去最高作だろう。曲作りの奇抜さをスタイリッシュな構想に上手く転換しており、21世紀バンドならではのハイスペック・シンフォを完成させている。ヴァイオリン、チェロ、トランペットらの管弦楽を配し、ヘヴィかつ驚くほどのスケールで奥深くイマジネイティヴに展開。屈折に難解を求めるのではなく、スリリングな手法として、まるで凝ったアトラクションのように取り込んでいる。吸い込まれていく幻想感がたまらない。ビル・ブルーフォードが賛辞を寄せる本格派だ。3面開きデジパック&2曲ボーナス入り限定盤。
US-1325 BIRDS AND BUILDINGS / Bantam To Behemoth CD \2500
 濃いテクニカル・シンフォを聴かせるCEREBUS EFFECT、DELUGE GRANDERのキーボーディストによる新たな別働隊バンドの08年作で、フルート、クラリネット、サックスもフィーチャーした、高密度のヘヴィ・シンフォ&ジャズ・ロックを繰り広げている。高速化させたクリムゾンといった感じの威圧感とスリリングさは終始圧巻で、爆発的テンションはイタリアのDEUS EX MACHINAに匹敵。とにかく一度始まると手が付けれない。だがそれだけでなく、ヴォーカルの風味と翳り、そして、バンドの2面性を見せるアコギやピアノ、メロトロンなどアコースティックな叙情性もミスティで美しく、十分に配され絵画の如くドラマチック。女性ヴォーカルも少し入る。超力作!
US-1552 BIRDS AND BUILDINGS / Multipurpose Trap CD \2500
 2013年2nd! クリムゾンとグリフォンをミックスして、アングラガルドのような次世代プログレで再構築させたようなサウンドをテンション全開で繰り広げる5年振りの作品だ。メンバーは前作にヴァイオリニストが加わった編成で、キーボーディストがすべての曲を書き、サックスやクラリネットをフィーチャーし、ややヴィンテージ感を持たせながらダークな哀愁を映し出し、幻想的な深みも見せる。前作同様そう言った絵画的な発想はブックレットにも表れ、綴じ方が凝っており、意味ありのイラストやフォトが満載だ。マグマ的な圧迫感もあり、かつ、メロディが妖しく叙情も滴っている。
US-1614 BLUE SHIFT / Levels Of Undo CD \2500
 97年にイエスを思わせるアメリカ然としたシンフォをリリースした彼らの18年振りとなる2015年作2nd。ヴォーカリストのみ女性に代っており、オルガンやシンセなど速弾きで圧倒するキーボード、ロックにジャズも混ぜた多彩なスタイルを見せるギター、そのギタリストがカヴァーするリッケン系のハードなベース、的確かつダイナミックなドラムスなど、本作も前半ではイエスを思わせる攻撃的なサウンドを聴かせる。中盤ではバロック音楽やメロトロンもフィーチャーし、ラストはコンテンポラリーな展開に女性ヴォーカルの良さを引き出し、途中ルネッサンスも浮かぶような20分越えの長尺ナンバーとなっている。
US-1682 BUBBLEMATH / Edit Peptide CD \2500
 エコリンのような強烈なインパクトで迫る2017年作。デビュー作から16年振りのアルバムだが、制作に15年掛かったという。ジェントル・ジャイアントらをベースにしながら密度を驚異的なまでに高めたアメリカン・プログレならではのサウンドで、モダンな印象も受けるものの21世紀スタイルとは根幹が違い70年代にも見られたマニアックなタイプだ。変拍子を多用し、意表を突く展開にこだわり、ヴォーカル&コーラスを楽器の一部のようにアレンジし、とにかくプログレであることを全編スキなく追求した姿勢には脱帽。デジパック。
US-1251 CANNATA / Mysterium Magnum CD \2500
 60年代末期から70年代中期までプログレッシヴ・ロック・バンド、JASPER WRATHを率い、83年にはARC ANGELのグループ名でヒットを飛ばし、その後、CANNATAに改名。数枚のアルバムを出した、JEFF CANNATAのグループの06年新作。典型的なヴィンテージ型のアメリカン・ハード・プログレッシヴで、ぶ厚いコーラスとキャッチーなメロディーには心を乱される哀愁があり、わかりやすくて、でも隙のないドラマチックなサウンド。テクニックはもちろん、巧みな曲構成でアルバムまるごと聴かせてしまう上手さには、カンサス、フォリナーといったあたりが浮んでくる程の本格派。完全にプロを経験したプロの音で、自主リリースながらプロダクションも見事。メジャー系のバンドが好きな人のど真ん中でしょう。必聴です。凝った3面開きデジパック。
US-1005 CATHEDRAL / Stained Glass Stories CD \2500
 78年リリースのアメリカン・シンフォの最高峰として知られる彼らの唯一の作品。ジェネシス、イエスの影響下にありながらもオリジナリティーを持つサウンドは見事。メロトロンもフィーチャー。まったくの日本人好みのシンフォ・プログレの傑作。
US-1659J CIRCA / Valley Of The Windmill CD \2800
 「サーカ / ヴァレー・オブ・ザ・ウインドミル〜風車の谷の物語」 マルチ・プレイヤーでプロデューサーでもあるビリー・シャーウッドと、イエスのオリジナル・キーボーディストのトニー・ケイを中心に、ブランドXやパトリック・モラーツら多数のミュージシャンのライヴ&アルバムにも参加した事がある凄腕ドラマーと、新たなベーシストを迎えた4人で繰り広げる、4曲の大曲で構成された壮大なシンフォニック・プログレ。2016年新作4th。華麗で緻密なテクニカルさ、コーラスワーク、構築美、叙情的なメロディの美しさなど、イエスの遺伝子を受け継いだサーカ・サウンドが健在。日本盤ボーナス・トラック「CLOUDY SUNDAY MORNING (曇天の日曜朝に憶ふ)」は、故クリス・スクワイアに捧げる哀愁の美メロ心を打つレクイエム。歌詞・対訳付。解説:清水義央(KENSO) 国内盤
US-1669 CIRRUS BAY / Places Unseen CD \2500
 美声の女性ヴォーカルをメインに、ルネッサンスやイリュージョン直系のシンフォとなった2016年作。遂に、といった感じで、このバンドに求めていた方向性を十二分に満たしている。ギターは甘美に泣き、優美なシンセ、オルガン、ピアノも加わって、キャメルやアラーセンも追う。生フルートに、ソフト音源によるオーボエ、チェロ、ヴァイオリンも配されクラシカルな叙情美も冴え渡り、12弦などアコギの美しさもアンソニー・フィリップス・クラスで絶品だ。中でも思わず鳥肌が立つ5曲目は珠玉の名曲。プロダクションの弱さも解消された、最高作だろう。自主盤。
US-1610 DAVE KERZNER / New World - Deluxe Edition 2CD \3800
 <2枚組・デラックス・エディション> ゲストも凄い、大注目のシンフォニック・ロック新作! キース・エマーソン、スティーヴ・ハケット、フランシス・ダナリー、サイモン・フィリップス、ビリー・シャーウッド、BIG BIG TRAINのヴォーカリストDAVID LONGDON、ex.MOSTLY AUTUMNの女性ヴォーカリストHEATHER FINDREYら、総勢18人のスペシャル・ゲストを迎え制作された壮大でドラマチックなコンセプト・アルバム。フィル・コリンズの息子が在籍し注目を集めたジェネシス直系のシンフォ・バンドSOUND OF CONTACTのキーボーディストでバンドのブレーンだったDAVE KERZNERと、現BIG BIG TRAINのドラマーNICK D'VIRGILIO、ギタリスト(&ベース)のFERNANDO PEDROMOを中心とした2015年デビュー作。ハケットの近年の作品を思わせる組曲からスタートし、フロイド、ジェネシスが香る力作。通常盤収録の11曲全てと、さらに未収録曲を織り込み、全23曲を収録した拡張版2枚組。3面開き綴じ込み紙ジャケット仕様。自主盤。
US-1676D DAVE KERZNER / New World Live DVD(NTSC) \3500
 ジェネシス直系のシンフォ・バンドSOUND OF CONTACTのキーボーディストでブレインのDAVE KERZNERの初となるライヴ映像。2016年4月のオランダでのフェス「PROG DREAMS V」でのパフォーマンスをコンプリート収録。メンバーは、ギターにFERNADO PERDOMO、ベースにMANTRA VEGAのSTUART FLETCHER、ドラムスにMOSTLY AUTUMNのALEX CROMARTYを加えた4人でテクニックのあるプレイを見せ、さらに、フロイドのバックキングで知られる女性ヴォーカリストDURGA McBROOMも参加。大型スクリーンに映像を投影したステージングで、フロイド、ジェネシスが香るサウンドを叙情豊かに聴かせる。ソロ・デビュー作「NEW WORLD」の曲を中心に、SOUND OF CONTACTの曲も取り上げた全13曲。約80分収録。自主DVDR限定盤。*初回限定直筆サイン入り/ポストカード封入
US-1576 DAVID SANCIOUS / Forest Of Feelings CD \2500
 キーボードとギターの二刀流にリズム・セクションを加えたシンフォニック・ジャズ・ロック・トリオの名作75年1st。ジャケットはソロ名義だが、次作同様にバンド、TONEとしての作品で、フュージョンっぽいノリもあるものの、ハッピー・ザ・マンを思わせる幾何学的な展開と突き破っていくような重厚なドラマチックさ、ウェイクマンやエマーソンを思わせるタッチなど、アメリカン・プログレッシヴの頂のひとつだ。カラフルなシンセ群、クラシカルなピアノ、ヴィンテージ感のあるハモンドらが華麗な舞いとなって押し寄せる必聴作。2014年英国リマスター盤。ボーナス1曲入り。
US-1577 DAVID SANCIOUS AND TONE / Transformation (The Speed Of Love) CD \2500
 キーボードとギターの二刀流にリズム・セクションを加えたシンフォニック・ジャズ・ロック・トリオの1stと甲乙付け難い76年の2nd。しなるムーグ、リリカルなピアノ、重厚な音の壁を生むハモンドらがテクニカルに密集し畳み掛ける壮絶テンションとヒューマンな感情を湛えた緩やかな叙情性が美しく均等に配され、アコギもマクラフリン張りにフィーチャー。ハイライトはアナログ盤のB面を占めていた18分越えの後半で、目眩くスリリングな展開を見せ、広大な空想世界をイマジネーションあふれるアレンジで描き出している。心拍数アップ! 2014年英国リマスター盤。
US-1666 DAVID SANCIOUS / True Stories + Just As I Thought CD \2500
 必聴! バンドTONEを率いての78年作とJEFF BERLINも参加した79年作がリマスター2in1で新装リリース。両作とも共同プロデュースとエンジニアにイエスで知られるEDDY OFFORDを迎え制作。ヴォーカルはキャッチーだが、前者はイエスやELPを彷彿させるサウンドで、初期の作品ではキーボードとギターの二刀流だったDAVID SANCIOUSも多種のムーグ、アープ、ピアノ等のキーボードのみを弾いており、キーボード・トリオ的な展開をドラマチックに見せる。後者はアコギもマクラフリン張りにフィーチャーされ、ハッピー・ザ・マン的なシンフォニック・ジャズ・ロックをテクニカルに聴かせる作風となっている。変拍子でオルガンやポリシンセも活躍するので、UKファンも必聴だろう。フュージョンっぽさもある初期よりプログレです。スリップケース付き。
US-1371 DELUGE GRANDER / The Form Of The Good CD \2500
 変拍子が止まらない激作。09年2nd。メロトロン系に、チェロ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、トランペット、オーボエらの管楽器を加え、ジャズ・ロックの要素を交えた技巧派シンフォを展開。カンタベリーっぽくもあり、クリムゾンっぽくもあり、シリアスっぽくもあり、クラシカルでもあり、ヘヴィでもあり、ファンタジックでもあり、といった曲調が変化していく。前作もそうだったが、よりアングラガルド的な屈折に満ちている。言われなければ北欧のバンドだと思ってしまう美意識だ。後半の幻想的なうねりが圧巻!
US-1685 DISCIPLINE / Captives Of The Wine Dark Sea CD \2600
 6年振りのスタジオ・アルバムとなる2017年作。ヴィンテージ感を伴った英国的プログレを展開しており、適度な緩さを持ったテクニカルさとダークな妖しさが絶妙で、30年近いバンドの円熟した説得力を見せ付けている。メロトロンが幽玄にフィーチャーされるラストも聴き所だが、まるでヨーロッパ産のようなオープニング・ナンバーが抜き出ている。ハミルを彷彿させるヴォーカル、プログレ然と響くオルガン、切ないメロディーを寄せるギター、重厚なリズムの構築、そしてエンディングへ向かうドラマチックさなど、すぐにリプレイしたくなるほど傑出している。3面開きデジパック。
US-1654J EASTER ISLAND / Same CD \3390
 「イースター・アイランド」 イエスやジェントル・ジャイアントのテクニカルさにメロトロンによるクリムゾンの陰影を交えた、アメリカン・レア・シンフォの最高峰のひとつと言われる79年作。初のオリジナル・ジャケットによる新装リリースだが、以前にCD化された時のマスター・ヴァージョンとなっており、若干のミックスやオープニングがアナログ盤とは違っている。既発ボーナスに加え、新規ボーナス2曲はなんと4人編成UKの前座を務めた時のもので、メロトロンも導入された本編収録曲のライヴが聴ける。なお、ギタリストは近年もBandcampでヒーリング・プログレ作品を公開。2016年リマスターSHM-CD。紙ジャケット。対訳・解説付き。ボーナス3曲入り。国内盤
US-1319D ECHOLYN / As The World CD+DVD(NTSC) \2500
 DVD付き10周年記念盤。当時、US EPICソニーからリリースされた95年作3rdをバンドが05年に独自に新装リリース。彼ら唯一のメジャー作で、屈指のテクニカル・ハード・シンフォを誇っていた。イエスにジェントル・ジャイアントを巧妙にミックスしたようなサウンドは衝撃的だった。メロディーの良さに加え、オーケストラもフィーチャーし、サウンドの優雅さを高く評価。過去の作品の中でこれが紛れもなく最高作だと思う。DVDは本作直前のライヴで、プロモーションも兼ねて録られたものと思われ、音、カメラ編集ともに良い。8曲約40分の収録。デジパック3面開き。
US-1217 ECHOLYN / The End Is Beautiful CD \2500
 ラウドな鳴りのドラムスで幕を開ける05年新作。この音が本作を象徴しており、アンビエント&ループも流行に沿って取り入れられ、ダークな厳つさが潜む超強力作となっている。ドライヴするサウンドに透ける美、迫る音圧から抜け出るメロウなヴォーカルとハーモニー、巧みなソロ・ワークなど、かつてのメジャー作、AS THE WORLDを思わせるアルバムとしての充実度。また、スタジオでのダブを最小限にしか感じさせないバンドのグルーブ感、熟練から生まれる重さと言うか、存在感にも圧倒される。デジパック。
US-1686 EPHEMERAL SUN / Lord Of Hounds CD \2500
 凶暴なヘヴィさから忘却の哀愁といった感じに展開していく7年振りの2017年作。ギター、キーボード、リズム・セクションのインスト4人編成。結成時のオルタナを経て、プログレ色を強める。重厚そのもののハードなギターに荒涼としたオルガンとメロトロン、切り裂くエモーショナルなシンセなど、アートロックとシンフォが融合したようなイメージを持っており、ダークで刺激的なヘヴィさと新世代ギター&ピアノなどポスト系のメロウな淡さが交互に現れる。何か映像的なコンセプトが浮かぶ。自主盤。
US-1580J FIREBALLET / Night On Bald Mountain CD \3390
 「ファイアーバレー / はげ山の一夜」 イアン・マクドナルドのプロデュースでも知られる75年の名作。ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、ジェネシス、クリムゾンらの影響が随所に聴き取れる内容で、ツイン・キーボードによる厚みや全員のテクニックも申し分なく、アメリカと言うよりはヨーロッパや英国を思わせる正統派シンフォを完成させている。アルバム後半を使ったムソルグスキー「はげ山の一夜」はパイプ・オルガンも導入された圧巻の傑作で、バンドの質の高さを物語る。サックス&フルートはイアンによるもの。ボーナス3曲入りでクリムゾンやX-JAPANのカヴァー入り。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
US-1581J FIREBALLET / Two Too... CD \3390
 「ファイアーバレー / ツー・ツー」 オーケストラをフィーチャーし、イエスへ傾倒した76年リリースの2作目。ヴォーカルやコーラスなど、スタイリッシュに磨かれた歌メロは一聴ポップに感じるものの、オケとツイン・キーボードによる華麗なアンサンブルや、時にハウを思わせるギターらが繰り広げる目まぐるしい展開は前作にも劣らない。ジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるテクニカルな仕掛けや、ベートーヴェンの第九など、次から次へとエキスポ状態。アルバム・ラストはパイプ・オルガンを導入した悠久の大河を前に佇むかのような感動的ナンバーで締めくくられている。ボーナス2曲入りでホルストの火星(74年ライヴ)とX-JAPANのカヴァー入り。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
US-1410 GLASS HAMMER / Culture Of Ascent CD \2500
 イエスのこわれもの収録の「南の空」のカヴァーで幕を開ける07年作。ジョン・アンダーソンが2曲で参加。以前の彼らのサウンドに、このデータを加えて音を想像し入っていくとやや様子が違い、メロトロンとヴァイオリン&ヴィオラ&チェロが全編で効いた、弦オケ+シンフォニック・バンドと言ったダークな優美さとファンタジーに呑み込まれていく。2枚組だった前作のディスク2での夢見を拡張したような、とも言えるが、本作の奥深いスペクタクルはハリウッド級で、ハートのあるドラマが押し寄せてくる。女性ヴォーカルのパートも多く、バンド史上、最も叙情的でシンフォニック&クラシカルな内容。3曲目はまるで「究極」の未発曲のよう。感動的なラストもたまりません。
US-1430 GLASS HAMMER / If CD \2200
 再びメンバー・チェンジし、イエス直系のシンフォニック・ロック・スタイルへ回帰した2010年作。ジョン・アンダーソン似のヴォーカリストを得て、彼らが最も得意とするキーボード群を構築させ、ギターをメロディックに絡めた王道のサウンドを聴かせる。メロトロン系のヴィンテージ感や、シンセの多彩な音色には円熟すら感じられ、旋律の良さが光り、前半はコンパクトながらも後半は24分越えで圧倒するなど作曲の力の入り具合も十分。アメリカン・シンフォならではの密度と、でも濁らない透明感のあるスケール。何か若返ったような張りが美しい。イエス系ファンはぜひ。
US-1460 GLASS HAMMER / Cor Cordium CD \2200
 ジョン・アンダーソン似のヴォーカルをフィーチャーし、イエス系へ回帰した前作と同じメンバーで録音された2011年作。作曲面の引き出しが豊かになって、アコースティックなパートを生かすなどヴォーカル・メロが際立っており、また、ギターはハウ・スタイルに加えホールズワースを思わせるジャージィさも持ち込んでおり、今までにないアクセントを導き出している。4曲目後半から18分越えの5曲目あたりはアメリカン・ファンタジーの最良の部分と言え、数百キロ先まで見えるような澄んだ叙情を描いている。ストーリー性を持たせたラストも力作だ。
US-1512 GLASS HAMMER / Perilous CD \2200
 ヴォーカリストがイエスに抜擢されたことで、全世界の注目を浴びてリリースされた2012年作。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、オーボエをフィーチャーし、新鮮味を加えながらも、ヴォーカルを始め、シンセ、メロトロン、オルガン、ギター、ベースらの配置とその音色、そして曲調が必然的にイエスを意識してしまった感があるものの、半端さがまったくなく、逆にイエスに無いダークさや、単純なマイナーコードでの泣きがアルバムを個性付け、さらに多重を控えた見通しの良さが聴き易さを生み、彼らの作品の中で最も自然体で美しいシンフォとなった。スクワイアやハウの満点評価を期待出来る内容だ。
US-1563 GLASS HAMMER / Ode To Echo CD \2500
 カンサスのDAVID RAGSDALEやマジェンタのROB REEDをゲストに迎え、さらに女性も含め歴代のヴォーカリスト5人をフィーチャーし制作された2014年作。壮大なイエス色を残しつつ、ジェントル・ジャイアント色でスキを埋め、さらにヘヴィさを加味したような新たな可能性を見せており、JON DAVISON加入以降、特に前作のPERILOUSで頂点に上り詰めた彼らならではの挑戦が繰り広げられている。メロトロンのダークな使い方や、変則フレーズの多いオルガン、物悲しいピアノ、脱ハウ的なギターなど後半の曲ではANGLAGARDにも似たサウンドも聴かせ、北欧のバンドかと思わせるストイックに凝縮された終盤も驚きだ。
US-1615 GLASS HAMMER / The Breaking Of The World CD \2500
 イエス参加で注目を浴びたJON DAVISONが抜け、SALEM HILLのヴォーカリストと女性ヴォーカリストが出戻り、男女ヴォーカル体制で制作された2015年作。以前からのイエス調を堅持し、ジェントル・ジャイアントでアクセントを付けたようなサウンドは健在だが、JON DAVISONをフィーチャーしていたがゆえのスタイルと意識を一旦リセットし、本来の型にはまらないアドヴェンチャー精神あふれるアメリカン・シンフォにもなっており、聴いていて時めきの新鮮さを感じる内容となっている。ゲストでTHE SAMURAI OF PROGのメンバーがヴァイオリンとフルートで好演。
US-1673 GLASS HAMMER / Valkyrie CD \2500
 メンバーを5人に固定しバンドの結束を高めた2016年作。イエスやジェネシス色に加え、近年作では鳴りを潜めていたオルガンのエマーソン色が復活しており、また、男女ヴォーカルではあるものの、女性が歌うパートも多く、結果、特に後半は今の他のシンフォ・バンドには無いカラーを見せる。12弦やピアノをフィーチャーした終盤2曲の叙情性も格別で、透き通った哀愁が心に染み入る。エンディングのドラマチックな展開は英国のIONAにも似た雰囲気を持っており、この曲だけ聴くとGLASS HAMMERだとは、まったく分からない感動的な新境地が待っている。
US-1631 HANDS / Caviar Bobsled CD \2500
 ジェントル・ジャイアントやカンサスに影響を受け70年代に活動を始め、圧倒的なテクニックを持ちながらも当時はアルバムを残すことが出来なかった彼ら。02年に復活後の3作目となる2015年作。初期の管楽器奏者が再び参加しており、巧みなフルートやリコーダーに加え、チェロやメロトロン系もフィーチャーし、変拍子やポリリズムを奇怪に織り込みながらもメロディアスなヴォーカルとコーラスを聴かせる独特のスタイルを見せている。ウォー・ギターやチャップマン・スティックに絡むアコギの複雑な使用法も見事。クラシカルさを湛えたラストがバンドの音楽性を集約している。デジパック。
US-1513 HAPPY THE MAN / Same CD \1980
 英国リマスター2012年盤。後にキャメルに参加するキット・ワトキンスが在籍したシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドの77年リリースの1st。テクニカルなキーボードとギターをフィーチャーし、スリリングなアンサンブルで聴かせるが、技巧一辺倒ではなく、多彩な音色により夢想に広がる幻想感が限りなく美しい。ジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるもPFMがそうであったように、彼らも独自に消化しており、フルートやヴォーカルも織り交ぜ、フレキシブルな完成を見せている。緊迫感は次作より上だ。
US-1514 HAPPY THE MAN / Crafty Hands CD \1980
 英国リマスター2012年盤。ドラマーをチェンジし78年にリリースされた2nd。後にキャメルに参加するキット・ワトキンスが在籍したシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドで、1曲目のカッコ良さから本作を代表作とする向きも多いが、ドラマーのタイプの違いが2作を分けており、全体の整合感で取るなら本作、PFM張りのインスト&インプロで取るなら前作だろう。どちらにしても透明感あふれるクリアーなサウンド、ダイナミックかつテクニカルさは甲乙付け難い。童話をモチーフにしたトータル・アルバム。
US-1416 HOWEVER / Sudden Dusk CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの81年リリースの1st。ハッピー・ザ・マン、ジェントル・ジャイアント、カンタベリーらをミックスしたテクニカルで美しいシンフォニック・ロックは今聴いても新鮮。管楽器がもたらす厚み、唸りを上げるギター、隙間を縫うように駆け巡るキーボード、引きの部分のアコギ、クラリネット、リコーダーらによるチェンバー色など多彩で、さらに評価が高まるはず。92年にCD化された際にチェロの追加録音と収録曲の半数がリミックスされており、そのテイクが本盤でも採用されている。
US-1417 HOWEVER / Calling CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの85年リリースの2nd。ほとんどの曲に追加録音やリミックスが施された95年のCDヴァージョンから1曲カットし、2曲の未CD化(1曲は未発)を加え、女性ヴォーカルをフィーチャーした曲を1曲目に持ってくるなど新たなアルバム構成となっている。カンタベリー風味を漂わせるメロウなヴォーカルと華麗な演奏で圧倒するインスト・パートを流れるように配置し、非常にモダンなサウンドを展開。現在のシンフォ・バンドにも対抗出来るエモーショナルさは1stには無かったもの。
US-1081 IZZ / I Move CD \2500
 2002年2nd。出だしの印象こそ違うものの、前作でも聴けたハケット・ナイズされたトーンが出てくる4曲目あたりから、この作品に隠されている凄さが徐々に見えてくる。そして、7曲目からその本性を剥き出しにし、非常にクリエイティヴなシンフォ・プログレを展開。意表をつく曲構成と、メロディアスなヴォーカル、繊細な装飾と大胆なノリ、クラシカルな切り込み、など、1曲の中に様々な組み合わせがあって、創造性にあふれている。14曲目はさながら全盛期のイエスのようなアイデアに満ちている。型をやぶった力作!
US-1167 IZZ / Ampersand CD \2500
 2ndのI MOVE録音時期の未発マテリアルやライヴを収録したアーカイヴ作。ところが、これが単なるアーカイヴ集とは思えない各曲の完成度で、とにかく、彼らが優れたメロディー・メーカーであることがわかる。美声の女性ヴォーカリストや、ハートフルなシンセ・ソロなどアイデアは尽きず、某バンドなら2枚組にして出しちゃうぜ旦那、みたいな捨て切り方。ライトな3曲目や、5曲目の超洗練されたポップさにも脱帽。初めて、スポックス・ビアードを聴いた時のような、新鮮さが伴う傑作シンフォ・ナンバーがごろごろと入っている。
US-1235 IZZ / My River Flows CD \2500
 05年作。親しみやすいメロディーと複雑なアンサンブルの組み合わせはさらに進化し、さらりと聴くとスポックス・ビアードに接近した印象を受けるが、このバンド特有のどこか英国風のラインと湧き出る曲作りのアイデアが個性となり、無敵の傑作となった。びっくりするほどの素材の多さ、それらを新鮮なまま仕上げていくバンド全員のセンス、そつなくスリリングな演奏、鮮やかな切り返し、全編に満ちるクリエイティヴな強固たる意識、ふと懐かしさを感じさせるクラシックなプログレ風味、それらを統一させるファンタスティックなスタジオ・ワーク、これはもうかつてイエスやジェネシスが到達した創造の域へ踏み込んでいるのでは。
US-1396 IZZ / The Darkened Room CD \2500
 4年振りのスタジオ作となる09年作。ジャケットから窺えるように少しダークな印象でまとめられたコンセプト・アルバムとなった。最初はメランコリックなヴォーカル物へ行くのかと思わせるが、アルバムをじっくりと聴き終える頃には激動に呑み込まれている。ピーンと糸が張る緊張感、設計図を辿っていくようなスリリングさ、そして組み上がっていく多面体の美、そんなクレヴァーさに満ち、だけどこのバンドならではの親しみやすいメロディーがあふれ、ハートフルなドラマチックさがこれでもかと押し寄せてくる。中盤から後半にかけての曲の良さには凄まじい才能がある。シンフォ・ファン必聴!
US-1486 IZZ / Crush Of Night CD \2200
 3年振りの2012年作。前作のTHE DARKENED ROOMの連作とバンドは位置付けているものの、ジャケット・カラーが表すかのように、ダークさが薄れ、イエスを甘美にしたような構築シンフォニックがテクニカルかつセンチメンタルに繰り広げられていく。かつ、水彩画のように溶け込んでいく叙情にフレッシュさがあり、借り物でないオリジナリティーの核心を映し出している。最も作曲能力にあふれた彼らならではの精度だが、ギターなど演奏力もアップしており、聴き進むにつれワクワクしてくる。ジェントル・ジャイアントのギタリスト、GARY GREENが2曲でゲスト参加しているが、バンドがサプリメントとして呑み込んでいる。
US-1616 IZZ / Everlasting Instant CD \2500
 コンスタントに優良作をリリースし続ける彼らの2015年作。前作CRUSH OF NIGHTを経て、傑作だった09年のTHE DARKENEDROOMから始まった3部作の最終作で、アメリカ産とは思えないブリティッシュ・ナイズされたシンフォニック・ロックを本作でも聴かせている。とは言え、進化は見事で、ゲストによるフルートとチェロをフィーチャーした幽玄なナンバーで幕を開けるが、イエスやジェントル・ジャイアントを元に21世紀フォームと沿った音色で独自に作り上げられた密度の濃い作風に、クラシカルなピアノや2人の女性コーラスが華を添え、最後まで緩急の効いた力作となっている。
US-1675 IZZ / Ampersand - Volume 2 CD \2500
 2016年作。04年にリリースされたアーカイヴ的な同タイトルのVOL.2となっているが、本作は作曲&セッションの過程で生まれた「歌」と「良質なメロディ」を作品として集めた内容で、断片的ではあるものの、彼らのコンポーズ・スキルの高さを物語った新作としての意味合いがあるリリースだ。男女によるハートフルなヴォーカル、巧みで美しいアコギやピアノ、オルガンなどプログレッシヴなキーボード、中にはレギュラー作では見られない野心的なアレンジもあり、そのどれもが驚くほど良く出来ている。そして、1枚通して聴くと、アルバムとしてのイメージが沸くのは流石。紙ジャケット。
US-1521 LEVIATHAN / Same CD \2500
 メロトロンで有名な74年作。6人のメンバーの中にメロトロン専属プレイヤーがおり、オープニングから幽幻に鳴り出し、当時はクリムゾン級なんて言われたが、基本的にはツェッペリンの影響を感じさせるソリッドでねばっこいハード・ロックで構築された、アメリカ特有のスタイルだ。ただ、ムーディー・ブルースのような夢想的なナンバーや、ハモンドが変拍子の上で炸裂する明らかにプログレッシヴなナンバーがあるなど、レアな唯一作ながらも今も語り継がれる内容には違いない。同年のシングルからボーナス2曲入りで、こちらでもメロトロンが使用されている。2012年盤。
US-1655 MACARTHUR / Same CD \2500
 初CD化。世界のトップレアの1枚がマスター・クオリティで正規再発された。79年に200枚のみプライヴェート・プレスされたアメリカン・シンフォのコレクターズ・アイテムで、炸裂する圧倒的なギターとシンセやオルガンなどプログレッシヴなキーボードがサウンドを主導し、ハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーしながらスピーディなドラムスで押しまくる聴き応えのある内容だ。ハードな反面、クラシカルなナイロン・ギターやアコギの叙情などアクセントもあり、また、組曲を主体とした後半のウェイクマンのような華麗なピアノやムーグも唸らせる力作だ。
US-1600 MAC ARTHUR / II CD \2700
 初CD化。目まぐるしく、けたたましく幕を開けるメガレア・シンフォ82年作。自主リリースならではの70年代後半から82年の曲が収録されており、中心人物のベン・マッカーサーのハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーしたナンバーと、切り裂くテクニカルなギターや所狭しと駆け回るキーボードがシンフォニック・ジャズ・ロックを畳み掛けるインスト・ナンバーに分かれており、前者も十分にプログレッシヴだが、スピーディなドラムスと共にこれでもかとフレーズを繰り出す後者はアメリカン・シンフォの醍醐味そのもの。その後、プログレ・シーンからは遠ざかってしまったが、ビル・ヘフェルフィンガーのマルチプレイが圧巻だ。なお、バンドは現在再結成されており、ニュー・アルバムを模索中。
US-1570 MICHAEL QUATRO / In Collaboration With The Gods CD \2600
 リック・ウェイクマンの初期ソロをアメリカン・ハード・シンフォにしたような75年作。オーケストラのピアノ奏者の経歴を持つキーボーディストの3作目で、スージー・クアトロの兄であることは有名な話だが、彼もまたチャートインしプラチナ・ディスクも獲得。そんな輝くキャリアの中で最もプログレでシンフォニックなのが本作だ。金属的なメロトロンを配し、クラシカルなピアノが華麗に舞いギターが絡む前半の組曲が知られるところだが、シンセも導入しコンパクトにまとめた後半も質が高い。ウェイクマンやリック・ヴァン・ダー・リンデン・ファン必聴名作。なおアナログ盤はリミックス盤も出ているが、メロトロン入りのオリジナル・テイクにてCD化。
US-1254 MIRTHRANDIR / For You The Old Woman CD \2500
 ADVENTのギタリストらを加え再結成し、06年のプログレ・イヴェントROSFESTに出演した彼らの76年オリジナル作。(LPとはジャケ違う) イエス、ジェントル・ジャイアントらを通過し、アメリカらしいテクニカルなヘヴィ・シンフォ色を強固に打ち出した単発物の必聴作。ドラマーを始め全員が上手く一丸となったサウンドはかなり強力でプレイしたとたん直撃を開始。プログレ然としたレスリー・ハモンド、スクワィアのようなアクセントを取るベース、ポイントとなるトランペット、ヴォーカル、コーラスなど、どっから聴いてもプログレで密度と完成度は群を抜く。
US-1066 NETHERWORLD / In The Following Half-Light CD \2500
 ヨーロッパ産のシンフォが死滅していた80年代初頭に本作(81年作)が出回り、メロトロンやギターをドラマチックに配した旧B面の虜になっていた。オーボエやヴァイオリン、12弦ギターが奏でるリリカルな側面と、アメリカン・プログレならではのテクニカルな攻めがバランス良く組み立てられていて、聴き手を離さない。ジェネシスの香りが感じられるものの、イングランド同様に彼らのオリジナリティーの中に消化されていて、初めてなのに懐かしい味わいとなっている。当時のマテリアルが3曲ボーナス追加となっているが、これらの曲もめちゃ良い。
US-1475 PAVLOV'S DOG / Pampered Menial CD \2800
 09年デジタル・リマスター盤。ボーナス・トラック4曲追加収録。75年リリースの1stアルバム。メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、スリリングかつクラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアコースティック・アンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、終始メロディアスで、哀愁を帯びたサウンドのシンフォ・プログレ。ドラマ性、テクニカルな演奏、キャッチーさが一体となった独自のスタイルで聴かせる名作。ボーナス・トラックは、75&76年の未発ライヴ音源3曲と、レア・サイケ・バンドTOUCHのアルバムSTREET SUITEから、DAVID SURKAMPがリード・ヴォーカルを取るRAINBOWを収録。デジパック仕様。
US-1476 PAVLOV'S DOG / At The Sound Of The Bell CD \2800
 09年デジタル・リマスター盤。ボーナス・トラック3曲追加収録。ビル・ブラッフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでもよく知られ、若干のメンバー・チェンジを経てリリースされた76年の2nd。前作から受け継がれた独特の黄昏れた哀愁と、テクニカルな演奏、ストリングス・オーケストラとメロトロンの絶妙なハーモニー、天使のような可愛らしい子供のコーラス、ヴァイオリン・ソロなどを導入し、キャッチーな曲からラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる。1stと甲乙付け難い名作。ボーナス・トラックは76年&07年の未発表ライヴ音源。デジパック仕様。
US-1566 PAVLOV'S DOG / Has Anyone Here Seen Sigfried ? CD \2800
 2013年完全版。2013年にオリジナル・マスターテープが発掘された、77年録音のお蔵入り3rd。すでにCD化(カセット・テープから)はされていたが、マスター・テープからは初のCD化となり、曲順をオリジナルに戻し、この時録音されていたが、カットされていたスタジオ・アウトテイクの「STOP SHORT」を追加し、全11曲を収録した完全版。さらに、以前のCDとは違う内容の、別ミックスや、2011&2012年のライヴ音源など9曲を追加収録。2ndからの流れを汲んだメロディアスでキャッチーなアメリカン・ロック・サウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとストレートな印象を受けるが、メロトロンも導入した3曲目や9曲目のリリカルなバラードなど、叙情が香る場面も。新装ジャケット&デジパック仕様。
US-1593 PAVLOV'S DOG / The Pekin Tapes - Recorded 1973 CD \2980
 ファン必聴のド級発掘物がリリース! 75年の1stアルバム・リリース以前の73年に、フルアルバムとして完成されていた幻の真のデビュー作「THE PEKIN TAPES」10曲(53分)が発掘! マスター・テープが77年に焼失されたお蔵入りの作品で、この度、個人所有の音源が見つかり、41年振りに晴れて初のリリースとなった。未発表曲5曲は、ヴァイオリンが美しいシンフォニック・ロックや、叙情的でドラマチックな曲などパヴロフス・ドッグらしい曲が並んでいるが、ヴォーカルが、バンドの顔のDAVID SURKAMPだけでなく、キーボードのDAVID HAMILTONが2曲、ギターのSTEVE SCORFINAが1曲と取っているのが興味深い。また、1st収録曲のオリジナル・ヴァージョンが5曲収録されているのだが、特筆は、本作収録では8分もあったクラシカル・シンフォの名曲「PRELUDIN & FELLACIO IN E MINOR」が、後の1stでは1分30秒に短縮され「PRELUDIN」として収録と、大幅に違っている。さらに、未発表曲1曲と、73年録音のデモ・ヴァージョンなど、計4曲をボーナス・トラックとして追加収録。すでにオリジナリティーが確立されている傑作。リマスター&デジパック仕様。
US-1667D PAVLOV'S DOG / House Broken Live 2015 2CD+DVD(PAL) \4980
 ファン必見のバンド初となるライヴDVD! ダリル・ウェイを彷彿させるようなロック・ヴァイオリンを華麗に弾く、見目麗しい女性ヴァイオリニストを全編にフィーチャーし、バンドの顔であるデヴィッド・サーカンプの哀愁を帯びたヴォーカルも健在の7人編成。75年のデビュー・アルバム「PAMPERED MENIAL」と、76年のセカンド「AT THE SOUND OF THE BELL」の名盤2作の曲を中心に、2010年の再結成作「ECHO & BOO」、ソロからも選曲した集大成的なセットリストとなっている。後半での、泣きのギターをフィーチャーしたシンフォニック・ロック・ナンバーの「DID YOU SEE HIM CRY」〜ドラマチックな「SONG DANCE」〜叙情的な「VALKERIE」の流れも堪らない。2015年10月ドイツでのライヴを完全収録したライヴ映像DVDと、同CD音源の3枚組。全24曲。4面開き紙ジャケット仕様。
US-1039 PENTWATER / Out Of The Abyss CD \2500
 78年にリリースされたレアLPが知られてきた彼だが、本CDはそれ以前の73年〜76年の未発表音源。ハモンドをメインにした攻撃的なパートと、ヴァイオリン、フルートをフィーチャーした叙情パートが素晴らしい。全体に湿った感じのヨーロッパ的な翳りがある。
US-1134 PENTWATER / Same CD \2500
 遂にCD化されたアメリカン・シンフォの傑作! 英国の大物プログレ・バンドからの影響を消化し、強固なサウンドを確立。メロトロン(ファルフィッサ?)、ムーグ、ハモンドなどヴィンテージ・キーボードを重厚に配しながら、メロディアスなヴォーカル、時にフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエもリリカルに加え、ドラマチックな展開を繰り返す。8曲目など、EL&Pに迫る曲調も見せ、テクニックも十分。攻撃的かつ、アイデアも豊富で、ほんと聴き所多し。未発音源から4曲ボーナス入り。リミックス&リマスター&デジパックにて。バンドによるリリース。絶対に聴き逃せません! 77年録音。
US-1455 POLYPHONY / Without Introduction CD \1980
 エマーソンを思わせるハモンドが駆け回る71年リリースの単発作。ギターとパーカッションも加えた5人編成で、屈折した変拍子を織り込み攻撃的なヘヴィ・プログレを畳み掛ける。E.L.&P.に触発されているのは明らかだが、タルカスと同年の作品だと思うと、オープニングの長い曲などかなり凝っていて独自性を構築。キーボードはハモンド主体だがシンセも入り、メロディアスなヴォーカルやコーラスもポイントで、暗く、混沌とした美がヴィンテージへ誘う。避けては通れない1枚。
US-1125 QUILL / Sursum Corda CD \2500
 77年に25枚だけプロモ・プレスされた幻の傑作シンフォ。10年ほど前にLPサイズ・ジャケで一度CD再発されたが、その音の良さに一瞬で完売になってしまったもの。その時、今回のノーマル・ケース盤も出る予定だったが、結局出なかった。ウェイクマンとエマーソンを掛け合わせたようなキーボードを中心にしたトリオ編成で、メロディアスなヴォーカル・パートに攻撃性を組み合わせ、ドラマチックかつスリリングに展開していく。カスタム・ムーグと2台のハモンドが最大の武器でプログレの美味しさが凝縮。組曲が2曲、という大作指向。シンフォ・ファン垂涎の内容です。必聴!
US-1657 THE SAMURAI OF PROG / Lost And Found 2CD \2700
 多彩なサプライズ・ゲストを迎えて2枚組のスケールで繰り広げられる2016年作。イエス、ジェネシス、イングランドを彷彿させる物語の様相を湛えたファンタジックなシンフォニック・ロックをメロトロンやオルガンなどヴィンテージ系にヴァイオリンやフルートも配し展開。今回はアメリカの3つのレジェンド・バンド、CATHEDRAL、LIFT、QUILLのキーボーディストやヴォーカリスト、さらに、PAVLOV'S DOGとGLASS HAMMERのギタリストらが参加しており、1曲ながらYESのジョン・デイヴィソンも参加。また、本作が遺作となってしまったSIMON SAYSのキーボーディストがアレンジと共に多大な貢献をしている。ディスク2に収められた57分越えの大作がなんと言っても聴き所で、生管弦を交えたクラシカルさとマニアックな鍵盤構築が入り混じり、壮大なドラマを描き出している。実はこれはQUILLの未発曲を本メンバーでSAMURAI OF PROGニュー・ヴァージョンとして仕上げたもので、ディスク1にはCATHEDRALや前身のODYSSEYのロスト・ナンバーも含まれている、というマニアックな掘り起しのシンフォ・ファン必聴作となっている。3面開き紙ジャケット。
US-1045 SIGMUND SNOPEK III / Virginia Woolf CD \2500
 72年にリリースされたメロトロン、ヴァイオリン入りのシンフォニック・プログレ・トータル作品。アメリカン・シンフォニックのレア物としても知られてきた1枚。9曲目(73年)と10曲目(94年)の2曲がボーナスとして追加収録されている。
US-1679 SLYCHOSIS / V CD \2500
 マリリオンの影響を発散させる彼らの2016年作。すでに5作目で、本作ではサックスも吹けるキーボーディストが新たに加わっており、彼のデヴィッド・ジャクソンのようなプレイが新味をもたらしている。架空の王国を彷徨うダークな物語性を持ち、幻惑的なキーボードやトリッキーなギターなどプログレ愛が詰め込まれ、絵本のページをめくる如く進行していく中、ヴォーカルの表情の豊かさにハッとする部分も。ラストはスティーヴ・ハウをリスペクトしたナンバー。ブランドXのJOHN GOODSALL(G)1曲ゲスト入り。デジパック自主盤。
US-1369 TONY SPADA / Balance Of Power CD \2500
 見開き紙ジャケット&リマスター09年盤。ホールディング・パターンのギタリストが93年にバンドでリリースしたシンフォ作。スペクトラル・モーニングス、ディフェクター期のハケット・サウンドを捉えており、本作のリリース後を見渡してもここまで迫った作品はあまり記憶に無い。ガラス細工を感じさせるギター・トーン、包み隠さないハートフルさ、淡くも薄くならないキーボード、シンプルながらも力強いリズム、ロマンチックなナイロン・ギター、意表をつく攻撃性などなど類似値はかなりのものだ。ラストのみヴォーカル入り。今聴いても美しい新鮮さがある。
US-1470 TOUCH / Same CD \1980
 英国リマスター2012年盤。アメリカ最古のプログレというコピーが定番となった69年作。クラシカルなハモンド&ピアノをフィーチャーし、メロディアスなギターとヴォーカルで聴かせる、たしかに当時としては驚くほど完成された作品だ。サイケを断ち切り、2曲目、4曲目、7曲目など、雰囲気に頼ったアートロックや弾き倒しで終わらない曲構想を持ち、本国のあと英デラムからも発売され、ロンドンのシーンに影響を及ぼしたとも言われている。旧盤CDと同じボーナス5曲入りで、こちらにはメロトロンも使用されている。
US-1346 VAIL / Time Tales CD \2500
 しばらく廃盤だったアメリカン・シンフォの必聴作が08年リマスターで出直した。83年に録音され、88年に鳴物入でリリースされたもの。当時はレーベル名と取り違えSYSTEMとバンド名を誤報。またその後にREALM名義で作品をリリースしているので、現在のアーティスト意向はREALM。だけどここはキーボーディストのSTEVE VAILのバンド、VAILで決着したい。ジョン・アンダーソン系のヴォーカルをフィーチャーし、リック・ウェイクマンとスイスのアイランドが組んだような鍵盤王国で、リズム・セクションと一体となったその目まぐるしさは終始圧巻。透明感をかき消すダークさが独特。
US-1409 VICTOR PERAINO'S KINGDOM COME / No Man's Land CD \2500
 リマスター&ボーナス入りイタリア盤。個人的に本作は音がイタリアン・ロックだと思っているので、このプレスが合う。原盤はたった100枚のプレスだったと言われる激レア物。英国でアーサー・ブラウンズ・キングダム・カムに参加していたキーボーディストがアメリカで75年に自主制作したモンスター・プログレ作。メロトロンを大胆に導入し、ブリティッシュとイタリアが合体したようなヘヴィ・シンフォを繰り広げる。ハモンド、ムーグ、そして噛み付くようなフルートもハードに唸る強力なサウンド。3曲目あたりの過激さと劇的展開はビリエットを越えている!? ボーナスはこちらも激レアEP、WE'RE NEXTから4曲入りで、あのFIREもやっている。プログレ・ファン必聴作。
US-1172 YEZDA URFA / Boris CD \2500
 廃盤コレクター達が夜な夜な夢に見、ある人は取り付かれたようにうなされ続けた超激レア・アイテムが遂に再発。八方破れの展開と曲調を見せるウルトラC・シンフォ75年作。余裕の出だしのあとは、もう止まらない止められない。まさに怒涛。その波間にアコ・ギやリコーダー、フルート、歌メロが心地よくメローに響く。終わったかと思えばまだ終わらないしつこさ。76年のボーナスが1曲入っていて、これがまたイエスとジェントルがこんがらがって赤茶けたサンダーマウンテンから打ち上げられたような凄さ。というか、はちゃめちゃさ。当時メジャーにテープを売り込んだあと、ことごとく断られた手紙の一覧など皮肉たっぷりなブックレットもバンドの味が出ている。
US-1055 YEZDA URFA / Sacred Baboon CD \2500
 76年の録音。BORISのリメイク・アルバムとも言えるが、2曲はこの作品のみの収録で、BORISのメジャーへのプロモーションの失敗(メジャーへはアク強すぎ!)の後、なんとかローカル・レーベルとレコード・リリースの契約を結び本作を新たにレコーディング。コーラス・ワーク、変拍子、リコーダー等にジェントル・ジャイアントの影響が見られるが、よりソリッドになり、アメリカ式に畳み掛け、何か邪悪で暗い翳りがあるものへ仕立てた。なので、BORISとは様相が違い、新たな作品と解釈したい。ただ、契約を結んだレーベルも運営難となり、実際には89年にLPで初リリース。イエス・ファンへも絶対のおすすめ。
US-1347 ZAZU / Same CD \2500
 初CD化。今となってはレア・アイテム扱いだが、当時は初期スティクスと同じレーベルからリリースされ、同路線で相当期待されながらも本作のみで終わってしまった彼らの75作。清涼感のあるメロディアスなヴォーカルはキャッチーさへ媚を売ることもなく、2曲目の後半や旧B面の組曲ではパーカッシヴなオルガンがテクニカルに見せ場を作り、シンセも唸り、ギターも攻撃を掛ける。このあたりの突出したプログレッシヴ・ロック性は他のアメリカン・シンフォに共通したもの。強力なリズム・セクションと一体になった全力投球は破壊力十分。デジパック。
US-1331 ZOLDAR & CLARK / Same (The Ghost Of Way) CD \2500
 ARCANGELの前身とも言えるJASPER WRATHが録音していた音源をZOLDAR&CLARKのフェイク名義で77年に半ブート的にリリースされた、いわく付きのシンフォニック・ロック作品。本リリースが初オフィシャルとなり、さらにJASPER WRATHのレア曲やLP未収シングル、CANNATAで収録されたテイクも加えたコンプリート盤。正統派でありながらマニアックさも十分で、イエスから影響されたメロトロン入りのテクニカルなサウンドを軸に、リリカルなピアノやフルートも交え、ハートフルなヴォーカルで印象付けている。当時きちんと出ていれば、スターキャッスルぐらいの知名度になったと思う。アイテムはレア物だが、完全なプロレベルの必聴内容でトップ・クラス! CANNATAのレーベルからリマスター&デジパックにて。
US-1447D V.A. / PROGFEST '95 - Day Two DVD(NTSC) \2500
 2011年初DVD化。2日間に渡って行われた95年のプログフェストでのライヴ。2日目の収録は、SPOCK'S BEARD (1曲)、LANDBERK (3曲)、DEUS EX MACHINA (4曲)の3バンド。改めて見て、アメリカで体験した衝撃が鮮明に甦った。ステージ上にはメロトロンなどヴィンテージ・キーボードがバンドの為に手抜き無く用意され、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ヨーロッパからもファンが集まり、みんなが熱狂していた。1stCDを出したばかりのSPOCK'S BEARDの演奏の上手さ、ローソクを立てての暗いステージングでのLANDBERK、AREAとPFMが合体したようなDEUS EX MACHINA。特にDEUS EX MACHINAはストリングス・カルテットを同行させており、バンドと一体となったテンションは95年の最大の見所であった。唖然、呆然。超絶を超えた超絶である。彼らの全盛期がどれだけ凄いのか、ぜひ見て頂きたい、プログレ・ファン超必見DVD! 最後に、これがプロのイベンターではなく同志によって企画運営され、ネットもまだそんなに普及していなかった時代に、これだけのファンを世中から集め、後の各地のプログレフェスへ広がっていったことを付け加えておきたい。

〓[CANADIAN PROG]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-3157J AQUARELLE / Sous Un Arbre CD \3390
 「アクアレル / 木陰にて」 初CD化。ケベックらしいリリカルなジャズ・ロックを聴かせる彼らの77年リリースの1st。1曲目のヴァイオリン・プレイが印象に残るが、2曲目以降のフルートもポイントで、ピアノらと紡ぎ出す淡いクラシカルさに、いかにもケベック、といった奥床しさを感じる。基本はインストだが女性スキャットも効果的に入り、サックスも加わった後半の組曲ではプログレッシヴな攻撃性を見せ、叙情的で柔らかなパートと鮮やかな対比を生んでいる。音楽に詩情が宿るハイライトだ。2010年リマスター・SHM-CD。紙ジャケット仕様。解説付き。国内盤。
US-3231 ART GRIFFIN'S SOUND CHASER / Visions From The Present CD \2800
 ロジャー・ディーンのジャケットでリリースされたカナダのマルチ・ミュージシャン率いる痛快なテクニカル・シンフォ2016年デビュー作。イエスの影響も含んだ、カラフルなインスト・サウンドを展開。北米ならではの構築派と言え、ストレートなノリでハードにせめぎ合うギター、キーボード、エレクトリック・ヴァイオリンのスリリングさに整合性のある叙情的な美観がファンタジックに宿る。メンバーにはSAGAのオリジナル・ドラマーや、新作がジェネシス・ファンに好評のMONARCH TRAILのギタリストやキーボーディストが参加しており、好プレイを見せている。3面開きデジパック自主盤。
US-3062 CONTRACTION / Same CD \2300
 72年リリースのカナディアン・レア待望の初CD化。透明感のある叙情性が放つ香りは同郷のSEGUINを思わせ、それを軽やかなジャズ・ロックに乗せ、ドリーミーにまどろんだ美声女性ヴォーカル(仏語) をメインに聴かせる。そのメロディアスで淡い色彩と雰囲気は、音の傾向は違うが、OPUS 5など他のケベックのバンドと共通したもの。アルバム終盤ではよりジャズ・ロック指向になるが、女性ヴォーカリスト、CHRISTIANEが振り撒く資質がファンタスティックに抜き出ていて作品を決定付けている。隠れた名作。
US-3230 DEAN WATSON / Sum Of Parts CD \2500
 エディ・ジョブソンのようなキーボード、ホールズワースのようなギターを聴かせるマルチ・ミュージシャンによる完全なバンド・スタイルの2017年作4th。ハッピー・ザ・マン、UK、ジェントル・ジャイアント、ドラムスの質感は違うがブラッフォードも彷彿。緻密な作曲と見事なテクニックもさることながらカナダらしい透明な叙情が透けるパートが清々しく、また対するヘヴィなアクセントもあり、インストながらアルバム構成にも長けている。ギターがよりロック的になり、また、オルガンの歪んだヴィンテージ感が新味となっている。自主盤。
US-3006 ET CETERA / Same CD \2500
 76年にリリースされた唯一作。ケベック出身の女性ヴォーカリストを含むジェントル・ジャイアント影響下のグループ。ジェントル・ジャイアント・タイプでは最右翼で、フルートやチェロ等もフィーチャーし、リズムがコロコロ変化する緻密なアンサンブルに、カナダ特有のクールな色彩も美しい。ジェントル・ジャイアント・ファンは絶対の必聴盤。お見事! フランス語。
US-3192 FM / Black Noise CD \2200
 英国リマスター2013年盤。最初はモノクロのジャケットでメール・オーダーのみ、プレスは500枚だったと言われる、本当のオリジナルは激レアの77年リリースのデビュー作。良く知られる本ジャケットはアメリカのレーベルにより一般流通された78年プレスのものだ。キーボード(&ベース&ヴォーカル)とエレクトリック・ヴァイオリン(&ヴォーカル)のデュオにドラマーが加わった変則トリオで、スピーディなリズムに乗り、シンセが飛び交い、ヴァイオリンが次々とフレーズを編み込んでいく、といったカラフルでメロディアスなシンフォを聴かせる次世代的な名作だ。TV局のサポートによるレコーディングだったと言われ、マニアックな演奏の反面、ヒット性を持つヴォーカルも特徴であった。
US-3193 FM / Direct To Disc CD \1980
 初CD化。英国リマスター2013年盤。78年リリースの2nd。1stアルバムをリリース後、オリジナル・メンバーだったNASH THE SLASHが抜け、ヴァイオリン・パートをカヴァーすべくBEN MINKが加入し、77年末にスタジオ・ライヴで録音された約30分の作品だ。売れたらしく何回も出直しており、ジャケ違いが何種も存在し、HEADROOMというタイトルに改変されたものもあった。キーボード(&ベース&ヴォーカル)、ヴァイオリン、ドラムスという変則トリオだが、煌びやかなシンセに、ギター代わりのハードなエレクトリック・マンドリンや、シークエンスを加え、ヴァリエーション豊かなシンフォニック&ジャズ・ロックをカラフルに聴かせる。独自の美学を持つ1st、BLACK NOISEも良いが、プログレッシヴな演奏と言う点では本作だろう。
US-3195 FM / Survellance CD \2200
 初CD化。英国リマスター2013年盤。79年リリースの3rd。前2作の評判が広まり、カナダはキャピトル、アメリカはアリスタがディストリビューションを行った、彼ら初の最初からのメジャー扱い盤で、キーボード(&ベース&ヴォーカル)、ヴァイオリン、ドラムスという変則トリオが繰り広げるキャッチー&シンフォニックなサウンドだ。まるでギターの如く弾きまくられるエレクトリック・マンドリンが唸り、シンセがエキゾチックに絡む。ヴォーカルが特徴的だった1stと、テクニカルなインスト指向だった2ndをミックスさせた、実に華やかでメロディアス、そして刺激的な内容だ。ソロやインプロの見せ場も鮮やか、正にプロレベルで、前2作も良いが、曲の出来と音楽性のまとまりと言う点では本作だろう。
US-3196 FM / City Of Fear CD \2200
 初CD化。英国リマスター2013年盤。80年リリースの4th。個性の突出したプログレッシヴな1st、テクニカルなジャズ・ロック指向の2nd、キャッチーさとシンフォニックさを見事に融合させメジャー配給となった3rdを経て、本4thは、かのLARRY FASTのプロデュースでリリースされた。驚きはオープニング・ナンバーで聴かれるメロトロンの大胆な導入で、他にもプロフェットやムーグなどキーボード類が豪華に持ち込まれている。全体の印象としては、キャッチーなヴォーカルをエキセントリックなアレンジで聴かせるニュー・ウェイヴといった感もあるが、70年代の手法から抜け出し、時代の先端を担った制作意欲が伝わってくる作品となっている。ピアノに導かれて切々と歌われるラストは、日本人好みの名バラード。
US-3213D FM / Nearfest 2006 - Deluxe Edition CD+DVD(NTSC) \2800
 改めて彼らの良さを感じさせる06年アメリカでのライヴ。デビュー作、BLACK NOISEの曲をメインに3rdや4thからも少し選曲された全12曲で、次世代的なサウンドとヒット性を秘めたヴォーカルの融合は、今でも新鮮にときめく。煌びやかなシンセに、ヴィオラとギター代わりのハードなエレクトリック・マンドリンや、シークエンスの絡みは正にシンフォニック・ジャズ・ロックと言え、かつポップなメジャー・ヴォーカルが心に響く。2ndの技巧派の印象も強いが、実に個性的でマニアック、かつ普遍的なトリオであった。本ライヴを見て、印象が変る人が多いはず。CDとDVDは同収録。3面開きデジパック。
US-3214 FM / Transformation CD \2500
 プログレ・ファンを圧倒するテクニカルな演奏と心に響くヴォーカルを融合させた、正にFM! と思わせる2015年作。才人キャメロン・ホーキンスによって再結成され、28年振りにリリースされたスタジオ作で、従来のヴィオラと、ギター代わりのエレクトリック・マンドリンはDRUCKFARBENのメンバーが担当し、さらにヴァイオリニストも加えた4人編成での録音となっている。ホーキンスのソロ色が強いのかと思えば、作詞のみホーキンスで、作曲はすべて4人の共作。ホーキンスの煌びやかでかつシンフォニックなシンセと、ヴィオラ、ヴァイオリンが編み出すアンサンブルとヒット性を秘めた哀愁のヴォーカルが織り成す独自の世界観は見事で、より多くのファンを獲得するに違いない。
US-3182 FRANK DERVIEUX / Dimension M CD \2500
 キーボーディストの72年唯一作の初CD化。ソロ名義ながら、ベーシストのYVES LAFERRIEREや、ドリーミィな美声女性ヴォーカリストのCHRISTIANE ROBICHAUDらを筆頭に、カナディアン・レア・アイテムとして廃盤時代から知られるCONTRACTIONのメンバーで占められており、前身バンドという位置づけで捉えられているアルバム。まさに、CONTRACTIONの1STへの布石を感じさせるような軽やかなジャズ・ロックを軸に、リスト等のメロディを織り込んだクラシカルさや、メロディアスな叙情性も取り入れた多様なサウンド。時折り、キース・エマーソンを連想させるようなプレイを見せる、ピアノ、エレピ、ハモンドに、12弦ギターや、ドラムス、ヴァイオリン等も加えた多彩なサウンドで聴かせるケベック・プログレ。
US-3190 HARMONIUM / Si On Avait Besoin D'Une Cinquieme Saison CD \2500
 メロトロン・ファン、シンフォニック・プログレ・ファン必聴の75年リリースの傑作2nd。ケベックを代表するバンドのひとつ。イタリアのチェレステを思わせるようなメロトロンが溢れ出し、フルート、クラリネット、ピッコロといった木管楽器や、6&12弦ギターを交えて、品の良い極上の美アンサンブルをアコースティカルに奏でる。心象風景を表現しているような、しなやかなフランス語のヴォーカルも、バンドが持つ独特の夢想的なファンタジック・カラーに見事に溶け合い、全てがバランス良くマッチしている。素晴らしい音楽に出会えた幸福感をしみじみと感じさせてくれる珠玉の1枚。
US-3225D HARMONIUM / L'Heptade XL - Deluxe Edition 2CD+DVD(NTSC) \3980
 <DVD付き3枚組 / 40周年記念盤 / デラックス・エディション> ケベックを代表するシンフォ・バンドの76年3rdにしてラスト・アルバムが、2016年リミックス&リマスター新装版(もはや新作のようなインパクト!)にてここに甦った。8人から成るバンドと、モントリオール・シンフォニック・オーケストラとの共演盤で、美しくドラマチックな2枚組コンセプト・アルバム。メロトロン、シンセ、オルガンも加えたプログレッシヴなパートと、12弦に木管も加えたアコースティカルな美アンサンブルを交えた夢想感あふれるサウンドが交差する。しなやかなフランス語のヴォーカルも叙情的で、幻想的な「LE CORRIDOR」でのソロや、他の数曲でバッキングを取る女性ヴォーカリストも絶品。リミックス&リマスターもよく効いていて、ダイナミックで好印象。DVDは最近発見された77年の「L'HEPTADE」ツアーを中心としたモノクロ&カラーで綴る発掘貴重映像で、本作からの曲を中心に、「SI ON AVAIT BESOIN D' UNE CINQUIEME SISON」の曲も披露。アーカイヴ的な映像ながらも当時の雰囲気が伝わって来る。さらに、当時ライヴのみで演奏されていたというアルバム未収曲「C'EST DANS LE NOIR」の貴重音源をボーナス収録。この曲も哀愁漂う必聴の名曲。4面開きデジパック仕様。
US-3228 HEAT EXCHANGE / Reminiscence CD \2800
 初CD化。72年にリリースが予定されていた未発アルバム。トロントで結成された管楽器奏者を含む6人組で、英国プログレの影響を持ち、巧みなギターで畳み掛けるテンペストのようなスリリングなハード色と、サックス、オルガン、ピアノらが織り成すジャズ・ロック色、さらに浮遊感のあるフルートや牧歌的なキャラヴァン風ヴォーカルなど多様性が詰まっており、中でも1曲目やサイケデリックなラストはユーロ・ロック調のクラシカルな展開を見せ、完成度は高い。全10曲の内、6曲は当時シングルでリリースされている。リマスター。
US-3229 MACHINES DREAM / Black Science CD \2500
 マリリオンやフロイド、ジェネシスに影響を受けて結成された叙情派シンフォ・バンドの2017年作。物憂げな雰囲気が立ち込めており、逸品のジャケット・アートワークも含め詩的なコンセプトを秘めた哀愁のサウンドを聴かせている。たしかにギターの泣きはスティーヴ・ロザリー風、シンセは時折バンクス風と言えるが、クラシカルなフレーズを導入しており、湿っぽいヘヴィさと独特のコントラストを見せている。カナダらしいヨーロッパの遺伝を感じる、ある種の格調高さが売りだろう。前述のバンドの影が交じり合っている。デジパック。
US-3226 MAELSTROM / Same CD \2500
 驚きのベスト10入り必至の発掘盤! 76年に録音されアルバムとして完成されていながらも、リリースされることがなかった幻の唯一作がデジタル・リマスターを施し、2016年初CD化。ケベックらしい夢想感に加え、ジェントル・ジャイアントやイエスを連想させるような構築性を持ったテクニカルなサウンドで聴かせる完成度の高いアルバム。ハモンド、シンセ、サックス、アコ&エレクトリック・ギター、ヴィブラフォン、コーラスも加えた、アンサンブル重視の技巧派5人組。実は、当時P.F.M.やV.D.G.G.のカナダでのコンサートのオープニング・アクトも務めたと言い、ケベックのプログレ・シーンのど真ん中にいたバンドなのだ。もしも、当時このアルバムがリリースされていれば、POLLEN、MANEIGE、MORSE CODE といったバンドに並ぶ知名度となっていたに違いない。フランス語によるハートフルなヴォーカルも特筆。限定盤。
US-3118 MANEIGE / Same CD \2500
 カナディアン・プログレッシヴ史に輝く彼らの75年リリースの1st。デビュー作にしてこのレヴェルは凄すぎる。LASTING WEEPを結成していた、JEROME LANGLOIS(ピアノ、オルガン、クラリネット)と、ALAIN BERGERON(フルート、サックス)に、ギターとリズム・セクションとこのバンドを印象付ける木琴&鉄琴系が加わった編成。クラシックとジャズと少しのフォークをチェンバー・ロック化した、当時はかなり進んだ内容だった。やたら音符が細かくテクニカルでテンション高く、かつフレキシブルでリリカルに織り成す。漂う世紀末風味も本作のポイントだ。74年のライヴから2曲のボーナス入り。
US-3119 MANEIGE / Les Porches CD \2500
 デビュー作から早くも同年にリリースされた75年2ndアルバム。ヴァイオリンや少編成のストリングス・オケを導入し、同時にロック色の厚みも増した。クラシカルでハートフルなピアノ、ロマンチックなフルートとクラリネット、美しいテンションの木琴&鉄琴がメロディーをスリリングに組み立て、時折りギターとサックスが現代色を塗り込める。ノスタルジックさが絶妙に見え隠れし、演奏はこんなにも細かく技巧的なのに、儚い夢のような切なさが覆ってくる。もちろん、本作は傑作の部類だが、メンバー・チェンジがり、翌年、あの大傑作のNI VENT...NI NOUVELLEをリリース。
US-3086 MANEIGE / Ni Vent...Ni Nouvelle CD \2500
 カナダ盤。06年リマスター盤。カナディアン・シンフォの最高峰。ヴァイオリン、チェロ、フルート、サックスらの管弦アンサンブルと変拍子を取り入れた、ジェントル張りの巧みさと精巧さを持ちながらも、それを堅苦しく感じさせない淡いジャケットのようなロマンチシズムに呑み込まれていく。アルバム全体の構成力も素晴らしい。間違いなく、世界中で最も美しくファンタジックなシンフォニック&ジャズ・ロック・プログレのひとつ。美傑作です。76年作3rd。ボーナス・トラックとして、79年にリリースされたライヴ盤COMPOSITE (未CD化) から、4曲を追加収録。12ページのブックレットには、当時の写真や、ディスコグラフィー等を掲載。
US-3087 MANEIGE / Libre Service-Self-Service CD \2500
 カナダ盤。06年リマスター盤。78年リリースの4th。前作に比べるとアルバム構成はややシンプルになったものの、その分アレンジが引き締まり、前作同様、美しいピアノ、ファンタジックなフルート、メロディアスなギター等で聴かせる一級のシンフォニック&ジャズ・ロック作となっている。本作ではハッピー・ザ・マンがケベック色に染まったような、という構築的な印象も受ける。特に後半へ向けて内に感情を秘め、端正に美しく盛り上がっていく叙情サウンドにしびれる。ボーナス・トラックとして、79年にリリースされたライヴ盤COMPOSITE (未CD化) から、3曲を追加収録。12ページのブックレットには、当時の写真や、ディスコグラフィー等を掲載。
US-3232 MONARCH TRAIL / Sand CD \2700
 夢見る桃源郷のような正統派シンフォを聴かせる2017年作。シンセ、ピアノ、メロトロン系などキーボードがファンタジックにフィーチャーされ、甘くメロウなヴォーカルとアンサンブル志向のギターが重なる。ジェネシス(バンクス)の影響に加えキャメルも視野に入れたサウンドにはカナダ然とした淡さがハートフルに宿っており、ほのかなヴィンテージ感が優しく漂い、中盤のピアノを核にしたシンフォニック・ジャズ・ロックなど70年代の同国の名作群を思い出させる独自性と良さにあふれている。ラストの25分近いタイトル曲は、これでもかの鍵盤。嵐の中でキュンキュンとしたメロが次から次へ。デジパック自主盤。
US-3184 MORSE CODE TRANSMISSION / Same CD \2500
 初CD化。70年代にメロトロンをフィーチャーしたカナディアン・シンフォの名盤3枚を残した「MORSE CODE」の前身バンド。71年にRCAからリリースされた彼らのデビュー・アルバム。英語で歌われ、オーケストラを導入し、ムーディー・ブルース辺りを連想させるメロディアスなロック・サウンド、ツェッペリンの影響がモロに出たナンバー、攻撃的なハモンドをフィーチャーしたハード・ロック、ピアノのみのロマンチックな小曲、ビートルズ調のサイケ・ポップ、ケイジャン・フィドルを加えたフォーク調の曲等、様々なスタイルを取り込んだブリティッシュ・ロック・タイプのサウンドを展開する。
US-3185 MORSE CODE TRANSMISSION / II CD \2500
 初CD化。70年代にメロトロンをフィーチャーしたカナディアン・シンフォの名盤3枚を残した「MORSE CODE」の前身バンド。ギタリストのメンバー・チェンジを経て、72年にRCAからリリースされた彼らの2ndアルバム。サイケデリックなギターをフィーチャーし、ユーライア・ヒープを思わせるレスリー・ハモンドが効いたハード・ロックを軸にした2枚組の大作。そこに、アメリカン・メインストリームを意識したノリや、ポップさ、終盤では芽生えてきたプログレッシヴさをミックスさせ、聴き応えのあるサウンドを詰め込んでいる。この後、3年のブランクを経てレーベルを移しMORSE CODEに改名。2in1にて。英語。
US-3110 MORSE CODE / La Marche Des Hommes CD \2500
 プログレッシヴ・ロック・バンドとして再スタートを切った75年作。3rdアルバムの07年リマスター盤、初CD化。曲の良さで取るなら本作であろう。テクニカルでドラマチックな部分は次作へ引き継がれているが、愁いというか、哀愁が作品全体にまどろみ、非常に聴き込める1枚となっている。シンフォニックなハモンド、泣きのメロトロン、ハートフルなヴォーカルらが重厚なサウンドをリリカルな物とし、涙腺に触れる必聴作。ボーナス・トラック2曲はアルバム収録曲のミックス違い&シングル・ヴァージョン。
US-3111 MORSE CODE / Procreation CD \2500
 76年4thアルバムが07年リマスター盤にて初CD化。ケベックという独特の文化を通してのヨーロピアン・シンフォの必聴名作で、強力な演奏のもとメロトロンが深淵に流れ出し、レスリー・ハモンドがクラシカルかつ重厚にバンドの核となる。仏語のヴォーカルも雰囲気が良く、約26分のタイトル曲がハイライトで、骨のある非常に堂々としたプログレッシヴ・ワールドを展開。透けて映る壮大さが違い、ここがカナダ・ケベックらしいところ。ボーナス・トラック2曲は当時のアルバム未収録シングル曲。
US-3112 MORSE CODE / Je Suis Le Temps CD \2500
 77年5thアルバムの07年リマスター初CD化。世間で言われるイエス影響下の中でヘヴィかつキャッチーな部類に入るのが彼らで、本作でもベースやコーラスにそれは顕著に現れるが、例えば雲の隙間から陽が差し込んで来るような爽やかさと叙情はケベックならではのシンフォ・スタイルで、甘美な泣きも加わりヘヴンリーな様相を見せる。同ケベックのPOLLENのようなテクニカルな構築性と重厚なドラマチックさが交差する。メロトロン・ファンには本作も外せない1枚。当時キャピトルというメジャー・レーベルからリリースされたのが頷けるクオリティーだ。
US-3211 MYSTERY / Tales From The Netherlands 2CD \2800
 ケベックのシンフォ・バンドの初のライヴ・アルバムとなる2枚組。2013年5月10日オランダでの録音で、ジョン・アンダーソンの代役として大抜擢され、イエスの40周年記念ヨーロッパ・ツアーにも参加したヴォーカリストBENOIT DAVIDが在籍した、07年〜2012年最新作までの3作品からの集大成的な選曲となっている。ジェネシスチックなイメージを織り込んだ、幻惑的で奥深く繊細なアレンジと、ドラマチックな泣きで聴かせる熱のこもった感動的な演奏で聴かせる。ライヴ録音そのままのライヴ盤が最近は多い中、スタジオで追加録音など手が加えられていることにより、ジェネシスのセカンド・アウト並みの「作品としてのライヴ盤」に仕上がっている。残念ながら本作を最後にヴォーカリストが脱退。奇しくも彼のラスト作となった。3面開き紙ジャケット仕様。
US-3218 MYSTERY / Delusion Rain CD \2600
 今やカナダのシーンを代表するバンドとなった、ケベックの正統派シンフォ・バンドの2015年新作。大幅にメンバーチェンジを果たし3年振りにリリースされた6作目。エモーショナルな泣きをたっぷりと含んだギターが印象的で、叙情的で重厚感のあるドラマ性を帯びたサウンドにひたすら感動。新加入のヴォーカル以外は大好評だった昨年のライヴ盤とほぼ同じメンバーの6人編成となり、充実したサウンドを聴かせる。また、アコギとピアノ、フルートも導入した優美なパートもあり、繊細な奥深さと、ファンタジックでメロディアスな憂愁もケベックならではのもの。イエスにも参加したヴォーカリストのブノワ・ディヴィッドが脱退後の初のアルバムとなるが、新ヴォーカリストもバンドによく馴染んでおり、全く遜色のない出来栄え。なお、録音&ミックスに関してはメジャー級のクオリティーがあり驚かされる。デジパック仕様。
US-3055 OPUS 5 / Contre-Courant CD \2500
 76年リリースの必聴傑作。デジタル・リマスターにてオリジナル・テイクが初CD化。70年代のカナディアン・シンフォのベスト3に入る1枚であり、淡いファンタジックさをたたえながら卓越した演奏とアンサンブルで一気に最後まで聴かせてしまう。叙情風味をさらに謎めいた奥ゆかしさに染めるフルートやピアノ、チェンバー系ファンも圧倒する変拍子の連続、マグマ風コーラス、先の読めない展開、ルネッサンス調の中世色などなど多様な音楽性を見事に統一した屈指の内容。初期PFMクラスのヴァリューです。
US-3072 POLLEN / Same CD \2500
 05年リマスター盤。聴く人によってケベック独特のクールな側面を与えてしまうOPUS 5やMANEIGEに比べると、純シンフォニックなカラフルさで迫るのが76年にリリースされた本作だ。イエスやジェネシス、それにジェントル・ジャイアントの影響を隠せないそのサウンドは、強固なテクニックに裏打ちされ、構築美バランスの取れたスリリングでかつ多彩なメロディーを埋め込んだもの。そこにケベックならではの叙情的な幻想性が絶妙に溶け込み、また切々とした歌心も見逃せない。シンフォ・ファンは外せない必聴名作。
US-3224 RICK MILLER / Breaking Point CD \2800
 オーケストレーションに誘われ彼の作り出すイマジネイティヴな音世界へと導かれていく。ケベックのマルチ・プレイヤーの2015年新作。孤独や悲哀など人間の負の感情をテーマにした陰鬱でありながらもヒューマンなコンセプト・アルバムで、今までのフロイド路線に加え、ジョン・ハケットを思わせるフルートも導入し、スティーヴ・ハケットを連想させるようなダークな叙情も取り入れている。ヴァイオリン、チェロのストリングス・アンサンブル、エレクトリック&アコースティック・ギター、ドラムス等のゲストも迎え、バンド・スタイルで一体感のあるサウンドを聴かせている。ボーナス・トラック1曲追加。限定紙ジャケット・ロシア盤。
US-3034 SYMPHONIC SLAM / Same CD \2500
 76年にリリースされた、テクニカル・ヘヴィ・シンフォの好作。ギター・シンセ(&ヴォーカル)、ドラムス、後にRAINBOWに加入するキーボード奏者DAVID STONEの技が光るトリオ編成。構築美の中でテクニカルなキーボードが駆け巡るタイプが好きな人には特におすすめ。重厚にドライヴしてます。
US-3161J TRUE MYTH / Same CD \3390
 「トゥルー・ミス / トゥルー・ミス」 初CD化。テクニカルなピアノが華麗に鳴り響く79年の1st。当時はワーナーからのメジャー・リリースで、プロデュースが行き届いており、イエスあたりを思わせる清々しい透明感のあるシンフォニック・ロックに、ラジオ・ヒットも狙えるキャッチーさを持たせた強度の高い作品だ。カナダのフェスタ・モビーレと言われる由縁の1曲目や、メロトロンが美しい4曲目など非ケベック・エリア物ではトップクラスだろう。ただ、SHM-CDの効果で、アコピがデジピのように聴えてしまうのは如何なものか。2010年リマスター・SHM-CD。見開き紙ジャケット仕様。解説・対訳付き。国内盤。
US-3217 URBAN NOMAD / Same CD \2800
 すでに惜しくも解散してしまったカナダのプログレッシヴ・ロック・バンドが2012年に250枚限定で自主リリースした唯一作のラスト・ストックが初入荷。彼らはキャメル、クリムゾン、マハヴィシュヌの影響を語っており、実際にはマネイジュ、エコリン、ジェントル・ジャイアントあたりを思わせるハイクオリティなシンフォニック・ジャズ・ロックを4人編成でバランス良く繰り広げている。シンセ、エレピ、オルガンがテクニカルに疾走する様は21世紀カンタベリーとも言え、メロウで洒落たギターとの絡みも良く、特に後半の組曲はカナダ然としたイメージを深め広げていく。キーボード弾き倒し系ファンも必聴だ。*今回のみの限定入荷となります。売り切れ後の再入荷はありません。見開き紙ジャケット自主盤。
US-3177 VOS VOISINS / Same CD \2500
 71年にリリースされたケベックのバンドの唯一作。コレクター垂涎のアイテムが初CD化。のっけのヴォーカルで驚かされるが、3曲目など、リック・ヴァンダー・リンデンを思わせるクラシカルなハモンドをフィーチャーしたシンフォニックな曲展開を交え、5曲目では、イタリアン・プログレ張りにシンセが炸裂する屈折したハード・プログレを聴かせる。また一方で、リリカルなピアノをバックにしたフランス語のヴォーカルでバラードを歌う、ケベックらしい淡い叙情も持ち合わせている。ボーナス2曲は70年のアルバム未収シングル。尚、このジャケットは、当時アナログ盤で「HOLOCAUSTE A MONTREAL」として一旦リリースされたオリジナル・ジャケットで、ALLO POLICEというローカル新聞のロゴを無断使用したため回収され、すぐにレンガのビル・ジャケで「Same」タイトルで再リリースされた、といういわく付き。

〓[CANADIAN FOLK-ROCK&FEMALE VOCAL]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-4002 FABIENNE THIBAULT / Same CD \2500
 かつて「カナダの究極の女性ヴォーカル物」と言われた76年リリースの1st。クラシカルになりすぎないエレガントなストリングス・アレンジが絶品で、ピアノ、アコースティック・ギターを中心としたバックでしっとりと美しく聴かせる。まるで彼女の肌のあたたかさが伝わってくるかのよう。フランス語。
US-4131 MOONSTONE / Same CD \2500
 限定盤・紙ジャケット仕様。70sアンダーグラウンド・フォーク・ファン必聴のレア盤。73年にプライヴェート・プレスでリリースされたケベックのバンドの唯一作。ジャケットも印象的で、廃盤時代から注目されてきた1枚。儚く浮遊するかのように歌う美声女性ヴォーカルと、柔らかな男性ヴォーカルによる、まどろみ系のアシッド・フォーク。バックは、6弦&12弦ギターによる繊細な響きを中心に、幻想的なフルートや、ピアノも導入される、美しいアコースティック・サウンド。英国レア・フォークにも通じるような、マイナー調の翳りに心奪われる名作。英語。韓国盤。
US-4128 SEGUIN / Recolte De Reves CD \2500
 限定盤・紙ジャケット仕様。ケベックのプログレッシヴ・フォーク・デュオの75年3rd。リチャード&マリー・クレアの男女デュオに、多数のゲストを迎え、ストリングスやフルート、ホルン、ピアノなどによる室内管弦楽風のクラシカルで優雅なサウンドを取り入れ、まるで歌劇のような寓話的な楽曲や、トラッド風味、古楽調のメロディまでも加えた、ファンタジックな叙情を感じさせるケベックらしい情景美にあふれている。そして、1曲目ではマリコルヌを連想させるようなヴォーカル・ハーモニーも聴かせる。女性ヴォーカリスト、マリー・クレールの美声も絶品。シンフォ・ファンにもおすすめの珠玉の名作。フランス語。韓国盤。

〓[OCEANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-0088 AIRLORD / Clockwork Revenge CD \2600
 初CD化。かつて国内盤LPも出たオセアニアのジェネシスことエアーロードの77年唯一のアルバム。圧倒的なドラムスに煽られて突っ走る、月影を暴発させたような1曲目のインパクトは一度聴くと忘れられない。ガブリエル風ヴォーカル、ハケット風ギターなど、そういった表面的な質感だけでなくジェネシスの本質を上手くバンドのオリジナリティに転換。極端に言うとアンジュのような独自のシアトリカル性を持っており、2曲目以降も彼らが作り上げるファンタジーに引き込まれていく。ジェネシス・リスペクトを超えて「本物」になった数少ない例。リマスター。
US-0096 ANUBIS / The Second Hand CD \2800
 メロトロンなどのヴィンテージ楽器を含め、今一度プログレを意識し直したとバンドが語る2017年作。04年にシドニーで結成。09年にデビューし、本作で4作目だ。オセアニアならではの叙情派シンフォを聴かせる彼らだが、広大な自然の中を駆け抜けていくようなギターなどスケール感を増しており、また、ヴォーカルのメロディアスさやハーモニーにも磨きを掛けている。3パートの組曲を含みながらのトータル・アルバムで、終盤8曲目からの追い込みを経て、ラスト9曲目への解放が映画の如く迫ってくる。綴じ込み付きハードカヴァー・デジブック自主盤。
US-0091D BEN CRAVEN / Last Chance To Hear CD+DVD(NTSC) \2980
 ファンタジックで壮大なスケールのオセアニアン・シンフォニック・ロックとなった2016年作。独自の世界観で描かれたコンセプト・アルバムで、テクニカルなシンセや大掛かりなオーケストレーションなどリック・ウェイクマンの文芸作を思わせるも、理想郷を求める空想感があり、後半でのギターの泣きは哀愁の南十字星といった感じで広大で美しい風景がドラマチック。一部でBILLY SHERWOODが関与しており、エンジニアも担当。DVDにはメイキング&セルフ・インタビュー、イメージ・ヴィデオ・クリップ(オフィシャル&デモ)4曲等入り。2枚のリメイク物を挟んでの5年振りの2作目。ロジャー・ディーンのロゴの3面開き紙ジャケット自主盤。
US-0089 CHETARCA / Same CD \2600
 初CD化。オセアニアン・シンフォ・プログレの中でも最強、そして、必聴傑作として語られる75年リリースのバンド唯一作。とにかくテンションが超高い。そして、スーパーマン的持続性。レイク・アンド・パーマーも凌駕する勢いのリズム・セクションに支えられてピアノ、ハモンド、シンセがテクニカルに弾き倒されるが、キーボードはエマーソンというよりもリック・ヴァン・ダー・リンデンに似たクラシカルさを持っており、落ち着きがないトレースのような波状攻撃が待っている。圧倒的な手数の後半の組曲も目が回る程。リマスター。
US-0067 DRAGON / Universal Radio CD \2600
 74年にヴァーティゴからリリースされた1st。オープニングから甘く流れ出すコーラス・ヴォーカルがなんともオセアニアらしく、クラシカルでプログレッシヴな3曲目へと受け継がれていく。堅実なギターと巧みなドローバー・コントロールによって七色に変化するハモンドが売りで、メロトロンこそ使っていないもののベガーズ・オペラの2ndあたりを思わせるメロディックさを持っている。同年のライヴとバンド結成のきっかけとなったメンバーの73年シングルからボーナス3曲入り。リマスター&3面開きデジパック。初オフィシャル・オーストラリア盤。
US-0061 DR.TREE / Same CD \2500
 76年にニュー・ジーランドのEMIからリリースされたジャズ・ロック作。アルティに似ており、ブラインドで聴かされるとイタリアのバンドかと思ってしまう。フリオ・キリコ・タイプの手数と早さを持続させるドラマーとエッジのあるベースで押しまくり、テクニカルなシンセ、鮮やかなエレピ、弾き倒しのギター、海の風味を漂わせるサックスとトランペットが高鳴る。演奏水準の高さとフュージョンにならないプログレッシヴな攻撃性はトップクラスで、ジャケにあるような妖しい雰囲気も放つ。オセアニアの名盤。リマスター&デジパック。
US-0093 JEANNIE LEWIS / Free Fall Through Featherless Flight CD \2800
 廃盤レコード時代からコレクターに注目されてきた、オーストラリアのプログレッシヴ女性ヴォーカリストがEMIから73年にリリースした1stアルバム。バッキングに女性ヴォーカリストSHAYNA STEWARTを含むTULLYのメンバーや、ストリングス・クァルテット、木管セクションらをバックに迎え、アート・ロック、サイケデリック・ロック、フォーク・ポップ、バロック調のアレンジ等も取り入れたクラシカルなパートも織り交ぜ、コンテンポラリーに聴かせる名盤。アニー・ハズラム張りの何オクターブもの高域の美声を駆使して魅了する場面も。当時、本作はベスト・オーストラリアン・アルバムも受賞した。2016年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-0094 JEANNIE LEWIS / Looking Backwards To Tomorrow CD \2800
 廃盤レコード時代からコレクターに注目されてきた、オーストラリアのプログレッシヴ女性ヴォーカリストの74年2nd。シンフォ・バンドMADDEN&HARRISのバンドのメンバーや、EXTRADITION/TULLYの美声女性ヴォーカリストSHAYNA STEWART、TULLYのキーボーディスト&ベーシスト、ストリングス・クァルテットらをバック迎え制作された。オルガンやムーグをフィーチャーしたロックから、ピアノをバックに切々と美声で歌うバラードや、アニー・ハズラム張りの何オクターブもの高域の声を駆使して魅了する曲など、ライヴ盤ながらハイ・クオリティーなアルバム。2016年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-0068 MACKENZIE THEORY / Out Of The Blue CD \2600
 73年リリースの1作目。ストリング・ドリヴン・シングを思わせるヴィオラをフロントにしたエキセントリックなサウンドを繰り広げる個性派バンド。メロディアスながらもクラシカルな堅さは無く、ハードなギターとリズム・セクションらがバランスを取りながら全編インストで聴かせる。ジャズ・ロック、フォーク・ロック、プログレが混ざり合い、時に緩く時にテンション高く演奏されていく。後半はかなりテクニカルでウルフのようなプロフェッショナルなサウンドで圧倒。これがライヴ録音であったことに驚く。同年のライヴからボーナス1曲入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0069 MADDER LAKE / Stillpoint CD \2600
 73年リリースの1作目。ハード・プログレとして紹介されることが多い彼らだが、ヒットも記録するなどポップなセンスも持ち合わせ、本作では少しカンタベリーからの影響を感じさせるクレバーなギターとオルガンがグルーヴ感をメロディアスに作り出している。特に1曲目にそれは顕著に表れているが、他の曲もアシッドというか、ヴォーカルも含めて何か暖かい夜の魔法を浴びているような暗い雰囲気が独特。これがオセアニアの音だ。曲調が急転する面白さ。シングルから3曲と同年のライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0070 MADDER LAKE / Butterfly Farm CD \2600
 73年リリースの2作目。デビュー作にあった妙な暗さも捨て難いが、本作は2曲目に代表されるようなハモンドとムーグを合わせた重厚感があり、こちらはたしかにハード・プログレで語っても良いだろう。4曲目のクラシカルなセンスなどヴァーティゴライクながらもやはり英国物とはどこか違うオセアニアの匂いがあり、まとまった曲調で聴かせる後半のキャッチーさなどローカルバンドの域を超えている。プロデュースが行き届いており、アコギの効果的な曲もそのセンスが光る。同年代のシングルやライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0072 MARIO MILLO / Epic III CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。セバスチャン・ハーディーのギタリストが79年にリリースした1stソロ。アルバム・タイトルにもなっている組曲から幕を開け、テクニカルな楽曲を甘美に聴かせる彼らしいシンフォニックなスタイルで展開。ウキウキとした感じと、すーっと夕暮れに溶け込んでいくアコースティックな叙情性がなんともオセアニアらしい。約10人のミュージシャンを起用し、ストリングス・オーケストラも配し、作曲力と細部までこだわったアレンジは円熟味を帯び、インストが続く後半のギターソロなどキャメル・ファンも必聴です。ボーナス1曲(REBECCA)追加収録。
US-0062 RAGNAROK / Same + Live CD \2500
 オセアニアン・シンフォニック・ロックの知られた1枚。75年リリースの1st。延々と流れるメロトロンと本作のみの女性ヴォーカリストが決め手となり、ブリティッシュ・スタイルにオセアニアの美しい叙情を溶け込ませ聴かせる。オープニングなどカーヴド・エアあたりも浮かぶが(ファンだったらしい)、アルバムが進むにつれメロトロンの効果が麻酔のように効いてくる。ボーナスとして2ndのNOOKSの曲を中心とした76年のライヴ音源を収録。ピンク・フロイド・メドレーもあり、彼らのルーツを垣間見ることが出来る。ここでもメロトロンの響きがなんとも幻想的。デジパック。
US-0054 RAINBOW THEATRE / The Armada CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。75年リリースの1st。2ndのFANTASY OF HORSESと同様に重厚なメロトロンと管楽器をフィーチャーし、オペラチックなヴォーカルやコーラスを交えながら、リザード、アイランズ期のクリムゾンを思わせるサウンドをテクニカルに展開。リーダー作曲のメルボルン交響楽団演奏によるボーナス・トラックで証明されるように、非常にスコアが本格的で、シンフォニック・ロックと言うよりも、クラシックとロックを融合させた交響ロックといった思想を持ったバンドであった。オセアニアならではの神秘的かつ叙情的な情景も美しい。
US-0052 RAINBOW THEATRE / Fantasy Of Horses CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。76年にリリースされたオーストラリアの屈指のシンフォニック・ロック作。本作は彼らの2ndで、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、チェロらの管弦楽をバンドの一部として編成し、クリムゾンのリザードを思わせるジャージィーなアンサンブルと雄大なメロトロンで見せ場を作っていく。畳み掛けるスピーディーなリズム・セクション、クラシカルなピアノも一体となり、オセアニア独特の哀愁とロマンに包まれる。リーダー作曲、メルボルン交響楽団演奏による13分のクラシカルなボーナス新曲入り!
US-0018 SEBASTIAN HARDIE / Four Moments CD \2500
 75年リリースの感動の名作1st。一度聴くとあのサビは忘れられません。
US-0074 SEBASTIAN HARDIE / Windchase CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ミュージシャンでなくともクリエイターなら1秒のひらめきで後世に残る名作を作った経験が少なくないと言うが、前作のFOUR MOMENTSは間違いなくそいうった瞬間のインパクトを持っている。対し、76年リリースの本2ndはその余韻の中で時間を掛けて作曲されたのが伝わってくる。ロゴを同じにし、風景のみから人を配したジャケット・デザインも内容を表しており、ハートフルな感情美学を甘美なシンフォニック・ロックで紡ぎ上げた。南十字星のキャメルといった感じだ。4つ折りミニ・ポスター入り。
US-0077 SEBASTIAN HARDIE / Blueprint CD \2500
 オリジナル・メンバーにてリリースされた2012年作。2回の再結成を経て、ようやく出た、といった感じの待望の新作。メロトロンが泳ぎ、ハモンドがいい音を出し、シンセが駆け、ムーディなギターとヴォーカルが曲を先導していく、実に彼ららしい作風だ。たしかに、テンションやインパクトはリラックスした方向になってしまっているが、かつて以上に幽幻さを展開させるメロトロンや、ミーロ然と歌うギターなど、聴き込めば聴き込むほど味が出る円熟のプレイが詰まっている。ラストはキャメル・ファン必聴曲。SHM-CD3面開き紙ジャケット・オーストラリア自主盤。
US-0063 THINK / We'll Give You A Buzz CD \2500
 76年にアトランティックからリリースされたオセアニアン・プログレッシヴ・ロックの名作。ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人編成で、流石メジャー・リリースと言えるテクニカルに締まった演奏でメロディックな曲調を全編で聴かせる。ちょっとイエスを意識した1曲目からつかみは十分だが、オセアニアの真骨頂とも言えるメロウな2曲目はセバスチャン・ハーディーを思わせる哀愁感がなんともいい。甘いギターもバンドの売りだが、キレのよいハモンドやシンセ・ソロが抜き出ている。必聴作。デジパック。
US-0084 TULLY / Same CD \2800
 初CD化。オーストラリアのTULLYといえば、EXTRADITIONと合体し、女性ヴォーカリストSHAYNA STEWARTが加わったラスト作の3rd「LOVING IS HARD」がよく知られるが、本作は70年にリリースされた彼らの1stアルバム。デビュー当時からビートルズやジャズをカヴァーし、すでに注目を集めていた彼らが、オリジナル・アルバム発売に当たり、オーストラリアのミュージック・チャート6位にチャートインしたという作品。キーボード、ギター、ドラムス、フルート、ヴォーカルの5人で、厳かな合唱団を加えた曲や、ジャズ、ポップ、前衛サウンド等を聴かせるプログレッシヴ&サイケ作。ラストはプロコル・ハルムの青い影のようなオルガンを導入したインスト曲。ボーナス・トラック1曲(凄いアレンジされたビートルズのイエスタデイ)を追加収録。見開き紙ジャケット仕様。
US-0021 WINDCHASE / Symphinity CD \2500
 77年リリース。SEBASTIAN HARDIEを経たMARIO MILLOとキーボーディストのTOIVO PILTが結成し、リリースした唯一のアルバム。セバスチャン・ハーディーをコンパクトにしたような、メロディアスなサウンドで、当時のCAMELのような甘いサウンドと、メランコリックな雰囲気で聴かせる。ヴォーカルもウォーム・ハート。1曲ボーナス・トラック入り。


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