update 2019/08/16


USA PROG CANADIAN PROG OCEANIA

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US-1634 ADVENT / Silent Sentinel CD \2500
 傑作。正に全盛期のグリフォンを彷彿させる緻密で美しい、そして探っていきたくなる物語性を秘めた9年振りの2015年作。77分越えの大作で、ジェネシス、ジェントル・ジャイアントらのエレメンツも持ちながらも再構築とは次元が違う21世紀型として完成しており、シンセ、ピアノ、オルガン、ハープシコード、ギターにヴァイオリンやリコーダーが絡み合い、計算されたヴォーカルやコーラスも見事に配される。そんなテクニカルな強固さに映えるように何度も現れる、中世音楽とミステリアスな幻想が融合したハケットやアンソニー・フィリップスを思わせる叙情性も実に素晴らしい。シンフォ・ファン必聴! 3面開きデジパック自主盤。
US-1003 BABYLON / Same CD \2500
 78年に自主制作でリリースされ、当時のLPは自主のため音質面で不満が残ったが、リマスター及びリミックスによりその素晴らしい内容が完璧に甦っている。叙情的でかつテクニカルなサウンドはジェネシス・ファン&シンフォ・ファン必聴。
US-1730 BILLY SHERWOOD / Citizen - In The Next Life CD \2600
 現イエスのメンバーで、プロデューサー、コンポーザーとしても幅広く活動している彼のマルチ・プレイによる2019年新作。2015年にリリースされた前作「CITIZEN」から始まったシチズン・シリーズの2作目となるコンセプト・アルバムで、イエス、CIRCA:、クリス・スクワイアと組んだCONSPIRACYなどで培われたアイデアを詰め込んだシンフォニック・ロックを聴かせる。歴史上の人物、例えば、第二次世界大戦終戦間近のアドルフ・ヒトラーや、物理学者のスティーヴン・ホーキング、伝説の美女スパイ・マタハリなどを各曲のテーマにし、バンドスタイルで、テクニカルに、そして、キャッチーにと繰り広げられるサウンドは、ヴォーカル、コーラスに至るまで、マルチ・プレイとは思えない出来。
US-1005 CATHEDRAL / Stained Glass Stories CD \2500
 78年リリースのアメリカン・シンフォの最高峰として知られる彼らの唯一の作品。ジェネシス、イエスの影響下にありながらもオリジナリティーを持つサウンドは見事。メロトロンもフィーチャー。まったくの日本人好みのシンフォ・プログレの傑作。
US-1576 DAVID SANCIOUS / Forest Of Feelings CD \2500
 キーボードとギターの二刀流にリズム・セクションを加えたシンフォニック・ジャズ・ロック・トリオの名作75年1st。ジャケットはソロ名義だが、次作同様にバンド、TONEとしての作品で、フュージョンっぽいノリもあるものの、ハッピー・ザ・マンを思わせる幾何学的な展開と突き破っていくような重厚なドラマチックさ、ウェイクマンやエマーソンを思わせるタッチなど、アメリカン・プログレッシヴの頂のひとつだ。カラフルなシンセ群、クラシカルなピアノ、ヴィンテージ感のあるハモンドらが華麗な舞いとなって押し寄せる必聴作。2014年英国リマスター盤。ボーナス1曲入り。
US-1577 DAVID SANCIOUS AND TONE / Transformation (The Speed Of Love) CD \2500
 キーボードとギターの二刀流にリズム・セクションを加えたシンフォニック・ジャズ・ロック・トリオの1stと甲乙付け難い76年の2nd。しなるムーグ、リリカルなピアノ、重厚な音の壁を生むハモンドらがテクニカルに密集し畳み掛ける壮絶テンションとヒューマンな感情を湛えた緩やかな叙情性が美しく均等に配され、アコギもマクラフリン張りにフィーチャー。ハイライトはアナログ盤のB面を占めていた18分越えの後半で、目眩くスリリングな展開を見せ、広大な空想世界をイマジネーションあふれるアレンジで描き出している。心拍数アップ! 2014年英国リマスター盤。
US-1666 DAVID SANCIOUS / True Stories + Just As I Thought CD \2500
 必聴! バンドTONEを率いての78年作とJEFF BERLINも参加した79年作がリマスター2in1で新装リリース。両作とも共同プロデュースとエンジニアにイエスで知られるEDDY OFFORDを迎え制作。ヴォーカルはキャッチーだが、前者はイエスやELPを彷彿させるサウンドで、初期の作品ではキーボードとギターの二刀流だったDAVID SANCIOUSも多種のムーグ、アープ、ピアノ等のキーボードのみを弾いており、キーボード・トリオ的な展開をドラマチックに見せる。後者はアコギもマクラフリン張りにフィーチャーされ、ハッピー・ザ・マン的なシンフォニック・ジャズ・ロックをテクニカルに聴かせる作風となっている。変拍子でオルガンやポリシンセも活躍するので、UKファンも必聴だろう。フュージョンっぽさもある初期よりプログレです。スリップケース付き。
US-1654J EASTER ISLAND / Same CD \3390
 「イースター・アイランド」 イエスやジェントル・ジャイアントのテクニカルさにメロトロンによるクリムゾンの陰影を交えた、アメリカン・レア・シンフォの最高峰のひとつと言われる79年作。初のオリジナル・ジャケットによる新装リリースだが、以前にCD化された時のマスター・ヴァージョンとなっており、若干のミックスやオープニングがアナログ盤とは違っている。既発ボーナスに加え、新規ボーナス2曲はなんと4人編成UKの前座を務めた時のもので、メロトロンも導入された本編収録曲のライヴが聴ける。なお、ギタリストは近年もBandcampでヒーリング・プログレ作品を公開。2016年リマスターSHM-CD。紙ジャケット。対訳・解説付き。ボーナス3曲入り。国内盤
US-1319D ECHOLYN / As The World CD+DVD(NTSC) \2500
 DVD付き10周年記念盤。当時、US EPICソニーからリリースされた95年作3rdをバンドが05年に独自に新装リリース。彼ら唯一のメジャー作で、屈指のテクニカル・ハード・シンフォを誇っていた。イエスにジェントル・ジャイアントを巧妙にミックスしたようなサウンドは衝撃的だった。メロディーの良さに加え、オーケストラもフィーチャーし、サウンドの優雅さを高く評価。過去の作品の中でこれが紛れもなく最高作だと思う。DVDは本作直前のライヴで、プロモーションも兼ねて録られたものと思われ、音、カメラ編集ともに良い。8曲約40分の収録。デジパック3面開き。
US-1580J FIREBALLET / Night On Bald Mountain CD \3390
 「ファイアーバレー / はげ山の一夜」 イアン・マクドナルドのプロデュースでも知られる75年の名作。ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、ジェネシス、クリムゾンらの影響が随所に聴き取れる内容で、ツイン・キーボードによる厚みや全員のテクニックも申し分なく、アメリカと言うよりはヨーロッパや英国を思わせる正統派シンフォを完成させている。アルバム後半を使ったムソルグスキー「はげ山の一夜」はパイプ・オルガンも導入された圧巻の傑作で、バンドの質の高さを物語る。サックス&フルートはイアンによるもの。ボーナス3曲入りでクリムゾンやX-JAPANのカヴァー入り。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
US-1581J FIREBALLET / Two Too... CD \3390
 「ファイアーバレー / ツー・ツー」 オーケストラをフィーチャーし、イエスへ傾倒した76年リリースの2作目。ヴォーカルやコーラスなど、スタイリッシュに磨かれた歌メロは一聴ポップに感じるものの、オケとツイン・キーボードによる華麗なアンサンブルや、時にハウを思わせるギターらが繰り広げる目まぐるしい展開は前作にも劣らない。ジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるテクニカルな仕掛けや、ベートーヴェンの第九など、次から次へとエキスポ状態。アルバム・ラストはパイプ・オルガンを導入した悠久の大河を前に佇むかのような感動的ナンバーで締めくくられている。ボーナス2曲入りでホルストの火星(74年ライヴ)とX-JAPANのカヴァー入り。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
US-1410 GLASS HAMMER / Culture Of Ascent CD \2500
 イエスのこわれもの収録の「南の空」のカヴァーで幕を開ける07年作。ジョン・アンダーソンが2曲で参加。以前の彼らのサウンドに、このデータを加えて音を想像し入っていくとやや様子が違い、メロトロンとヴァイオリン&ヴィオラ&チェロが全編で効いた、弦オケ+シンフォニック・バンドと言ったダークな優美さとファンタジーに呑み込まれていく。2枚組だった前作のディスク2での夢見を拡張したような、とも言えるが、本作の奥深いスペクタクルはハリウッド級で、ハートのあるドラマが押し寄せてくる。女性ヴォーカルのパートも多く、バンド史上、最も叙情的でシンフォニック&クラシカルな内容。3曲目はまるで「究極」の未発曲のよう。感動的なラストもたまりません。
US-1430 GLASS HAMMER / If CD \2200
 再びメンバー・チェンジし、イエス直系のシンフォニック・ロック・スタイルへ回帰した2010年作。ジョン・アンダーソン似のヴォーカリストを得て、彼らが最も得意とするキーボード群を構築させ、ギターをメロディックに絡めた王道のサウンドを聴かせる。メロトロン系のヴィンテージ感や、シンセの多彩な音色には円熟すら感じられ、旋律の良さが光り、前半はコンパクトながらも後半は24分越えで圧倒するなど作曲の力の入り具合も十分。アメリカン・シンフォならではの密度と、でも濁らない透明感のあるスケール。何か若返ったような張りが美しい。イエス系ファンはぜひ。
US-1460 GLASS HAMMER / Cor Cordium CD \2200
 ジョン・アンダーソン似のヴォーカルをフィーチャーし、イエス系へ回帰した前作と同じメンバーで録音された2011年作。作曲面の引き出しが豊かになって、アコースティックなパートを生かすなどヴォーカル・メロが際立っており、また、ギターはハウ・スタイルに加えホールズワースを思わせるジャージィさも持ち込んでおり、今までにないアクセントを導き出している。4曲目後半から18分越えの5曲目あたりはアメリカン・ファンタジーの最良の部分と言え、数百キロ先まで見えるような澄んだ叙情を描いている。ストーリー性を持たせたラストも力作だ。
US-1512 GLASS HAMMER / Perilous CD \2200
 ヴォーカリストがイエスに抜擢されたことで、全世界の注目を浴びてリリースされた2012年作。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、オーボエをフィーチャーし、新鮮味を加えながらも、ヴォーカルを始め、シンセ、メロトロン、オルガン、ギター、ベースらの配置とその音色、そして曲調が必然的にイエスを意識してしまった感があるものの、半端さがまったくなく、逆にイエスに無いダークさや、単純なマイナーコードでの泣きがアルバムを個性付け、さらに多重を控えた見通しの良さが聴き易さを生み、彼らの作品の中で最も自然体で美しいシンフォとなった。スクワイアやハウの満点評価を期待出来る内容だ。
US-1563 GLASS HAMMER / Ode To Echo CD \2500
 カンサスのDAVID RAGSDALEやマジェンタのROB REEDをゲストに迎え、さらに女性も含め歴代のヴォーカリスト5人をフィーチャーし制作された2014年作。壮大なイエス色を残しつつ、ジェントル・ジャイアント色でスキを埋め、さらにヘヴィさを加味したような新たな可能性を見せており、JON DAVISON加入以降、特に前作のPERILOUSで頂点に上り詰めた彼らならではの挑戦が繰り広げられている。メロトロンのダークな使い方や、変則フレーズの多いオルガン、物悲しいピアノ、脱ハウ的なギターなど後半の曲ではANGLAGARDにも似たサウンドも聴かせ、北欧のバンドかと思わせるストイックに凝縮された終盤も驚きだ。
US-1615 GLASS HAMMER / The Breaking Of The World CD \2500
 イエス参加で注目を浴びたJON DAVISONが抜け、SALEM HILLのヴォーカリストと女性ヴォーカリストが出戻り、男女ヴォーカル体制で制作された2015年作。以前からのイエス調を堅持し、ジェントル・ジャイアントでアクセントを付けたようなサウンドは健在だが、JON DAVISONをフィーチャーしていたがゆえのスタイルと意識を一旦リセットし、本来の型にはまらないアドヴェンチャー精神あふれるアメリカン・シンフォにもなっており、聴いていて時めきの新鮮さを感じる内容となっている。ゲストでTHE SAMURAI OF PROGのメンバーがヴァイオリンとフルートで好演。
US-1673 GLASS HAMMER / Valkyrie CD \2500
 メンバーを5人に固定しバンドの結束を高めた2016年作。イエスやジェネシス色に加え、近年作では鳴りを潜めていたオルガンのエマーソン色が復活しており、また、男女ヴォーカルではあるものの、女性が歌うパートも多く、結果、特に後半は今の他のシンフォ・バンドには無いカラーを見せる。12弦やピアノをフィーチャーした終盤2曲の叙情性も格別で、透き通った哀愁が心に染み入る。エンディングのドラマチックな展開は英国のIONAにも似た雰囲気を持っており、この曲だけ聴くとGLASS HAMMERだとは、まったく分からない感動的な新境地が待っている。
US-1692 GLASS HAMMER / Untold Tales CD \2500
 25周年記念のスペシャル・リリースとなった2017年作。93年〜17年の当時録音されていた未発スタジオ&レア・トラック、カヴァー2曲、一部手を加えた新録、さらに最新の未発ライヴからも1曲を加えた計13曲約72分の収録。バンドのオール・タイムからの選曲ながら一貫した音楽性のシンフォニックな未発コンピレーションとなっている。コア・メンバーを中心に、イエスに参加したヴォーカリスト、ジョン・デイヴィソンをフィーチャーした曲も含むなど、参加メンバーもまたバンド史を彩っている。ある意味、ファンクラブ・エディション的な内容で深く濃い。
US-1712 GLASS HAMMER / Chronomonaut CD \2500
 2018年作。2年振りのスタジオ作で2000年にリリースされたCHRONOMETREEの続編となっている。架空の若いプログレ・ファンだったトムが大人になった想定にて、70年代のプログレシッヴ・ロックをリスペクト。DISCIPLINEらからゲスト・ヴォーカル&プレイヤーを迎え、本作ではトランペットやトロンボーンなどホーン・セクションが加わっており、これが良い新境地となりサウンドの幅が広がっている。ELPとイエスの合体という感じだったCHRONOMETREEと比べ、ジェネシスやジェントル・ジャイアント色も。そして、いつもながらラスト・ナンバーが感動的。70分越えの力作。デジパック。
US-1735 GREAT WIDE NOTHING / The View From Olympus CD \2500
 メロトロン系もフィーチャーし、英国プログレ風からキーボード弾き倒しまでマニアックなシンフォを展開するトリオの2019年デビュー作。ギターはヴォーカルも担当するベーシストが兼任しており、キーボードとドラムスの3人で録音。ハードなオルガンをプログレッシヴに配しテクニカルなシンセや上品で美しいピアノも絡め、ジェネシスやマリリオンなどの影響も感じさせながらジャケットの広大さが映し出されるようなアメリカン・ハード・プログレの伝統も見せる聴き応えのある力作となっている。その澄んだ光景、オセアニア産にも通じそう。自主盤CDR
US-1513 HAPPY THE MAN / Same CD \1980
 英国リマスター2012年盤。後にキャメルに参加するキット・ワトキンスが在籍したシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドの77年リリースの1st。テクニカルなキーボードとギターをフィーチャーし、スリリングなアンサンブルで聴かせるが、技巧一辺倒ではなく、多彩な音色により夢想に広がる幻想感が限りなく美しい。ジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるもPFMがそうであったように、彼らも独自に消化しており、フルートやヴォーカルも織り交ぜ、フレキシブルな完成を見せている。緊迫感は次作より上だ。
US-1514 HAPPY THE MAN / Crafty Hands CD \1980
 英国リマスター2012年盤。ドラマーをチェンジし78年にリリースされた2nd。後にキャメルに参加するキット・ワトキンスが在籍したシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドで、1曲目のカッコ良さから本作を代表作とする向きも多いが、ドラマーのタイプの違いが2作を分けており、全体の整合感で取るなら本作、PFM張りのインスト&インプロで取るなら前作だろう。どちらにしても透明感あふれるクリアーなサウンド、ダイナミックかつテクニカルさは甲乙付け難い。童話をモチーフにしたトータル・アルバム。
US-1416 HOWEVER / Sudden Dusk CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの81年リリースの1st。ハッピー・ザ・マン、ジェントル・ジャイアント、カンタベリーらをミックスしたテクニカルで美しいシンフォニック・ロックは今聴いても新鮮。管楽器がもたらす厚み、唸りを上げるギター、隙間を縫うように駆け巡るキーボード、引きの部分のアコギ、クラリネット、リコーダーらによるチェンバー色など多彩で、さらに評価が高まるはず。92年にCD化された際にチェロの追加録音と収録曲の半数がリミックスされており、そのテイクが本盤でも採用されている。
US-1417 HOWEVER / Calling CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの85年リリースの2nd。ほとんどの曲に追加録音やリミックスが施された95年のCDヴァージョンから1曲カットし、2曲の未CD化(1曲は未発)を加え、女性ヴォーカルをフィーチャーした曲を1曲目に持ってくるなど新たなアルバム構成となっている。カンタベリー風味を漂わせるメロウなヴォーカルと華麗な演奏で圧倒するインスト・パートを流れるように配置し、非常にモダンなサウンドを展開。現在のシンフォ・バンドにも対抗出来るエモーショナルさは1stには無かったもの。
US-1719 IN CONTINUUM / Acceleration Theory CD \2700
 ゲストに、スティーヴ・ハケット、スティーヴ・ロザリー、ニック・ドゥバージリオ(BIG BIG TRAIN)、ヴォーカルにはジョン・デイヴィソン (YES) らに、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロも加えた、シンフォ・バンドの2019年デビュー作。フィル・コリンズの息子が在籍したジェネシス直系のシンフォ・バンドSOUND OF CONTACTのキーボーディストでブレーンだったDAVE KERZNERが新たにスタートさせたバンドで、バンドメイトやマルコ・ミネマンをメンバーに迎えた5人組。叙情的な歌心で聴かせる中にもテクニカルなパートを織り込んだ、ストーリー性のあるシネマティックなコンセプト・アルバム。かつてのSOUND OF CONTACTの為に書かれた未発表曲も含む。デジパック仕様。自主CDR盤。
US-1081 IZZ / I Move CD \2500
 2002年2nd。出だしの印象こそ違うものの、前作でも聴けたハケット・ナイズされたトーンが出てくる4曲目あたりから、この作品に隠されている凄さが徐々に見えてくる。そして、7曲目からその本性を剥き出しにし、非常にクリエイティヴなシンフォ・プログレを展開。意表をつく曲構成と、メロディアスなヴォーカル、繊細な装飾と大胆なノリ、クラシカルな切り込み、など、1曲の中に様々な組み合わせがあって、創造性にあふれている。14曲目はさながら全盛期のイエスのようなアイデアに満ちている。型をやぶった力作!
US-1167 IZZ / Ampersand CD \2500
 2ndのI MOVE録音時期の未発マテリアルやライヴを収録したアーカイヴ作。ところが、これが単なるアーカイヴ集とは思えない各曲の完成度で、とにかく、彼らが優れたメロディー・メーカーであることがわかる。美声の女性ヴォーカリストや、ハートフルなシンセ・ソロなどアイデアは尽きず、某バンドなら2枚組にして出しちゃうぜ旦那、みたいな捨て切り方。ライトな3曲目や、5曲目の超洗練されたポップさにも脱帽。初めて、スポックス・ビアードを聴いた時のような、新鮮さが伴う傑作シンフォ・ナンバーがごろごろと入っている。
US-1235 IZZ / My River Flows CD \2500
 05年作。親しみやすいメロディーと複雑なアンサンブルの組み合わせはさらに進化し、さらりと聴くとスポックス・ビアードに接近した印象を受けるが、このバンド特有のどこか英国風のラインと湧き出る曲作りのアイデアが個性となり、無敵の傑作となった。びっくりするほどの素材の多さ、それらを新鮮なまま仕上げていくバンド全員のセンス、そつなくスリリングな演奏、鮮やかな切り返し、全編に満ちるクリエイティヴな強固たる意識、ふと懐かしさを感じさせるクラシックなプログレ風味、それらを統一させるファンタスティックなスタジオ・ワーク、これはもうかつてイエスやジェネシスが到達した創造の域へ踏み込んでいるのでは。
US-1396 IZZ / The Darkened Room CD \2500
 4年振りのスタジオ作となる09年作。ジャケットから窺えるように少しダークな印象でまとめられたコンセプト・アルバムとなった。最初はメランコリックなヴォーカル物へ行くのかと思わせるが、アルバムをじっくりと聴き終える頃には激動に呑み込まれている。ピーンと糸が張る緊張感、設計図を辿っていくようなスリリングさ、そして組み上がっていく多面体の美、そんなクレヴァーさに満ち、だけどこのバンドならではの親しみやすいメロディーがあふれ、ハートフルなドラマチックさがこれでもかと押し寄せてくる。中盤から後半にかけての曲の良さには凄まじい才能がある。シンフォ・ファン必聴!
US-1486 IZZ / Crush Of Night CD \2200
 3年振りの2012年作。前作のTHE DARKENED ROOMの連作とバンドは位置付けているものの、ジャケット・カラーが表すかのように、ダークさが薄れ、イエスを甘美にしたような構築シンフォニックがテクニカルかつセンチメンタルに繰り広げられていく。かつ、水彩画のように溶け込んでいく叙情にフレッシュさがあり、借り物でないオリジナリティーの核心を映し出している。最も作曲能力にあふれた彼らならではの精度だが、ギターなど演奏力もアップしており、聴き進むにつれワクワクしてくる。ジェントル・ジャイアントのギタリスト、GARY GREENが2曲でゲスト参加しているが、バンドがサプリメントとして呑み込んでいる。
US-1616 IZZ / Everlasting Instant CD \2500
 コンスタントに優良作をリリースし続ける彼らの2015年作。前作CRUSH OF NIGHTを経て、傑作だった09年のTHE DARKENEDROOMから始まった3部作の最終作で、アメリカ産とは思えないブリティッシュ・ナイズされたシンフォニック・ロックを本作でも聴かせている。とは言え、進化は見事で、ゲストによるフルートとチェロをフィーチャーした幽玄なナンバーで幕を開けるが、イエスやジェントル・ジャイアントを元に21世紀フォームと沿った音色で独自に作り上げられた密度の濃い作風に、クラシカルなピアノや2人の女性コーラスが華を添え、最後まで緩急の効いた力作となっている。
US-1729 IZZ / Don't Panic CD \2500
 イエスの影響を最良の形で感じさせる2019年作。傑作だった09年のTHE DARKENED ROOMから始まった3部作を経て、バンドの新たな旅立ちと言える4年振りのスタジオ作だ。ジェネシスやジェントル・ジャイアント風味も織り交ぜつつ、いつもながら鮮やかなフレッシュ感が発散されている。20分近い長尺曲を中心に男女ヴォーカルをメロディアスに織り交ぜ、ギターやキーボードなどタイトなインスト・パートをスリリングに配し、ちょっとしたバッキングにもプログレッシヴな工夫を凝らし、またクラシカルなアコギの小曲を挟むなど彼ららしい構成が行き届いたアルバムになっている。デジパック。
US-1727 JOEY FREVOLA / Gone CD \2500
 英国のジェネシス派シンフォ、KYROSにギタリストとして参加したアメリカのマルチ・ミュージシャンが同バンドのドラマーやヴォーカリストらと制作した壮大なコンセプト・アルバム2019年作。ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペット、ホルンらを配したクラシカルさとキャスティングされた男女ヴォーカルの抜けの明るいキャッチーさが織り交ざったシンフォで、オランダのTHE BLACK CODEXあたりにも近い空想世界へ迷い込んだかのようなファンタジーを繊細に描き出している。ピアノと管弦楽がロックと融合するドラマチックさは少しエニドやマンダラバンドを思わせる場面も。自主盤CDR。
US-1724 KINETIC ELEMENT / The Face Of Life CD \2500
 ウェイクマンの影響を華麗に見せるキーボーディストが結成したシンフォ・バンドの2019年作3rd。新たにヴォーカリストが参加し5人編成となり、またギタリストが交代し彼のプログレッシヴで多彩なギターワークがサウンドの構築性を高めた。エッジの効いたベースや透明感のあるピアノなどイエス系のアンサンブルをアメリカ然と聴かせている。細かい仕掛けを施しながら、ぐいぐいとしたノリの良さでまとめて押し出していくあたり、70年代からのキャリアのあるメンバーならではだろう。ミックスはグラス・ハマーのFRED&STEVEが手掛けている。
US-1521 LEVIATHAN / Same CD \2500
 メロトロンで有名な74年作。6人のメンバーの中にメロトロン専属プレイヤーがおり、オープニングから幽幻に鳴り出し、当時はクリムゾン級なんて言われたが、基本的にはツェッペリンの影響を感じさせるソリッドでねばっこいハード・ロックで構築された、アメリカ特有のスタイルだ。ただ、ムーディー・ブルースのような夢想的なナンバーや、ハモンドが変拍子の上で炸裂する明らかにプログレッシヴなナンバーがあるなど、レアな唯一作ながらも今も語り継がれる内容には違いない。同年のシングルからボーナス2曲入りで、こちらでもメロトロンが使用されている。2012年盤。
US-1655 MACARTHUR / Same CD \2500
 初CD化。世界のトップレアの1枚がマスター・クオリティで正規再発された。79年に200枚のみプライヴェート・プレスされたアメリカン・シンフォのコレクターズ・アイテムで、炸裂する圧倒的なギターとシンセやオルガンなどプログレッシヴなキーボードがサウンドを主導し、ハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーしながらスピーディなドラムスで押しまくる聴き応えのある内容だ。ハードな反面、クラシカルなナイロン・ギターやアコギの叙情などアクセントもあり、また、組曲を主体とした後半のウェイクマンのような華麗なピアノやムーグも唸らせる力作だ。
US-1600 MAC ARTHUR / II CD \2700
 初CD化。目まぐるしく、けたたましく幕を開けるメガレア・シンフォ82年作。自主リリースならではの70年代後半から82年の曲が収録されており、中心人物のベン・マッカーサーのハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーしたナンバーと、切り裂くテクニカルなギターや所狭しと駆け回るキーボードがシンフォニック・ジャズ・ロックを畳み掛けるインスト・ナンバーに分かれており、前者も十分にプログレッシヴだが、スピーディなドラムスと共にこれでもかとフレーズを繰り出す後者はアメリカン・シンフォの醍醐味そのもの。その後、プログレ・シーンからは遠ざかってしまったが、ビル・ヘフェルフィンガーのマルチプレイが圧巻だ。なお、バンドは現在再結成されており、ニュー・アルバムを模索中。
US-1570 MICHAEL QUATRO / In Collaboration With The Gods CD \2600
 リック・ウェイクマンの初期ソロをアメリカン・ハード・シンフォにしたような75年作。オーケストラのピアノ奏者の経歴を持つキーボーディストの3作目で、スージー・クアトロの兄であることは有名な話だが、彼もまたチャートインしプラチナ・ディスクも獲得。そんな輝くキャリアの中で最もプログレでシンフォニックなのが本作だ。金属的なメロトロンを配し、クラシカルなピアノが華麗に舞いギターが絡む前半の組曲が知られるところだが、シンセも導入しコンパクトにまとめた後半も質が高い。ウェイクマンやリック・ヴァン・ダー・リンデン・ファン必聴名作。なおアナログ盤はリミックス盤も出ているが、メロトロン入りのオリジナル・テイクにてCD化。
US-1254 MIRTHRANDIR / For You The Old Woman CD \2500
 ADVENTのギタリストらを加え再結成し、06年のプログレ・イヴェントROSFESTに出演した彼らの76年オリジナル作。(LPとはジャケ違う) イエス、ジェントル・ジャイアントらを通過し、アメリカらしいテクニカルなヘヴィ・シンフォ色を強固に打ち出した単発物の必聴作。ドラマーを始め全員が上手く一丸となったサウンドはかなり強力でプレイしたとたん直撃を開始。プログレ然としたレスリー・ハモンド、スクワィアのようなアクセントを取るベース、ポイントとなるトランペット、ヴォーカル、コーラスなど、どっから聴いてもプログレで密度と完成度は群を抜く。
US-1736 MOON LETTERS / Until They Feel The Sun CD \2500
 ジェネシス、イエスを思わせる正統派シンフォ・バンドの2019年デビュー作。5人編成でヴォーカリストはフルートも吹け、甘いコーラスを多用し、ハケットの指数を増やしたようなギターとバンクスを思わせるシンセをフィーチャーし、ヨーロピアンな旋律で歌われていく。決して亜流にならない、そんな姿勢を感じさせる5曲目や各パートをオーケストラのようにアレンジしトランペットも加えた7曲目などポテンシャル十分だ。終始作曲されたフレーズが細やかにつながれていく。儚い夢想とシアトリカルさも宿り、正にジェネシスの精神。今後、アメリカン・シンフォ選に必ずリストアップされるだろう飛びつきたい注目作。デジパック自主盤。
US-1066 NETHERWORLD / In The Following Half-Light CD \2500
 ヨーロッパ産のシンフォが死滅していた80年代初頭に本作(81年作)が出回り、メロトロンやギターをドラマチックに配した旧B面の虜になっていた。オーボエやヴァイオリン、12弦ギターが奏でるリリカルな側面と、アメリカン・プログレならではのテクニカルな攻めがバランス良く組み立てられていて、聴き手を離さない。ジェネシスの香りが感じられるものの、イングランド同様に彼らのオリジナリティーの中に消化されていて、初めてなのに懐かしい味わいとなっている。当時のマテリアルが3曲ボーナス追加となっているが、これらの曲もめちゃ良い。
US-1732 PATTERN - SEEKING ANIMALS / Same - Limited Edition Digipack CD \2600
 <3面開きデジパック仕様・限定盤> スポックス・ビアードのソングライター&プロデューサーとして長年に渡り貢献してきたJOHN BOEGEHOLDが率いるシンフォ・バンドの2019年デビュー作。彼のシンセ、アコ&エレクトリック・ギター等に加え、新旧のスポックス・ビアードのメンバー、TED LEONARD(ヴォーカル&ギター)、DAVE MEROS(ベース)、JIMMY KEEGAN(ドラムス)を迎えた4人編成のバンドに、ストリングス・オーケストラ、女性コーラスも加え、優美かつドラマチックなシンフォニック・ロックをダイナミックに展開する。メロトロン系やオルガンなど多彩なキーボードをフィーチャーするも、スポビとの差別化を図るため細部にまで新しいサウンドを模索して練り上げたという超力作。1曲目の長尺曲でグッと引き込まれていく。流石のプロデュース力だ。
US-1475 PAVLOV'S DOG / Pampered Menial CD \2800
 09年デジタル・リマスター盤。ボーナス・トラック4曲追加収録。75年リリースの1stアルバム。メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、スリリングかつクラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアコースティック・アンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、終始メロディアスで、哀愁を帯びたサウンドのシンフォ・プログレ。ドラマ性、テクニカルな演奏、キャッチーさが一体となった独自のスタイルで聴かせる名作。ボーナス・トラックは、75&76年の未発ライヴ音源3曲と、レア・サイケ・バンドTOUCHのアルバムSTREET SUITEから、DAVID SURKAMPがリード・ヴォーカルを取るRAINBOWを収録。デジパック仕様。
US-1476 PAVLOV'S DOG / At The Sound Of The Bell CD \2800
 09年デジタル・リマスター盤。ボーナス・トラック3曲追加収録。ビル・ブラッフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでもよく知られ、若干のメンバー・チェンジを経てリリースされた76年の2nd。前作から受け継がれた独特の黄昏れた哀愁と、テクニカルな演奏、ストリングス・オーケストラとメロトロンの絶妙なハーモニー、天使のような可愛らしい子供のコーラス、ヴァイオリン・ソロなどを導入し、キャッチーな曲からラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる。1stと甲乙付け難い名作。ボーナス・トラックは76年&07年の未発表ライヴ音源。デジパック仕様。
US-1566 PAVLOV'S DOG / Has Anyone Here Seen Sigfried ? CD \2800
 2013年完全版。2013年にオリジナル・マスターテープが発掘された、77年録音のお蔵入り3rd。すでにCD化(カセット・テープから)はされていたが、マスター・テープからは初のCD化となり、曲順をオリジナルに戻し、この時録音されていたが、カットされていたスタジオ・アウトテイクの「STOP SHORT」を追加し、全11曲を収録した完全版。さらに、以前のCDとは違う内容の、別ミックスや、2011&2012年のライヴ音源など9曲を追加収録。2ndからの流れを汲んだメロディアスでキャッチーなアメリカン・ロック・サウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとストレートな印象を受けるが、メロトロンも導入した3曲目や9曲目のリリカルなバラードなど、叙情が香る場面も。新装ジャケット&デジパック仕様。
US-1716 PAVLOV'S DOG / Prodigal Dreamer CD \2800
 8年振りとなる2018年新作。ジャケットのアートワークからもわかるように、バンドのデビュー・アルバム「PAMPERED MENIAL」を意識した作品となっていて、まさにファンの期待を裏切らない出来となっている。情感豊かなヴァイオリンを全編にフィーチャーし、オルガンや切ないギターも配し、一度聴いたら忘れないあのスタイルで聴かせるデヴィッド・サーカンプの悲哀を帯びながらも温かみを感じさせるヴォーカルで織り成す、哀愁と叙情で聴かせる感動の円熟作。彼が持つ孤高の世界に満ちており、晩秋に浸るかのようなクラシカルなラストにじ〜んと来る。デジパック仕様。
US-1039 PENTWATER / Out Of The Abyss CD \2500
 78年にリリースされたレアLPが知られてきた彼だが、本CDはそれ以前の73年〜76年の未発表音源。ハモンドをメインにした攻撃的なパートと、ヴァイオリン、フルートをフィーチャーした叙情パートが素晴らしい。全体に湿った感じのヨーロッパ的な翳りがある。
US-1134 PENTWATER / Same CD \2500
 遂にCD化されたアメリカン・シンフォの傑作! 英国の大物プログレ・バンドからの影響を消化し、強固なサウンドを確立。メロトロン(ファルフィッサ?)、ムーグ、ハモンドなどヴィンテージ・キーボードを重厚に配しながら、メロディアスなヴォーカル、時にフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエもリリカルに加え、ドラマチックな展開を繰り返す。8曲目など、EL&Pに迫る曲調も見せ、テクニックも十分。攻撃的かつ、アイデアも豊富で、ほんと聴き所多し。未発音源から4曲ボーナス入り。リミックス&リマスター&デジパックにて。バンドによるリリース。絶対に聴き逃せません! 77年録音。
US-1455 POLYPHONY / Without Introduction CD \2500
 エマーソンを思わせるハモンドが駆け回る71年リリースの単発作。ギターとパーカッションも加えた5人編成で、屈折した変拍子を織り込み攻撃的なヘヴィ・プログレを畳み掛ける。E.L.&P.に触発されているのは明らかだが、タルカスと同年の作品だと思うと、オープニングの長い曲などかなり凝っていて独自性を構築。キーボードはハモンド主体だがシンセも入り、メロディアスなヴォーカルやコーラスもポイントで、暗く、混沌とした美がヴィンテージへ誘う。避けては通れない1枚。
US-1718 PRESTO BALLET / The Days Between CD \2700
 メロディックでキャッチーなアメリカン・シンフォを聴かせる2018年作。エマーソン・フリークだと言うキーボーディスト、KERRY SHACKLETT(YouTubeでお馴染み)の存在が効いており、ハモンド、シンセ、メロトロン、ピアノらをヴィンテージな質感でフィーチャーし、そのマニアックさが強力なドラマーに支えられスリリングなリズム・アレンジの元、売れ線のヴォーカルと絶妙なバランスを保ち、スポックス・ビアードを思わせる大技と小技が組み合わさったサウンドを編み出している。すーっと視界が広がっていく6曲目、キーボードが強烈な7曲目などGLASS HAMMER以上だ。
US-1125 QUILL / Sursum Corda CD \2500
 77年に25枚だけプロモ・プレスされた幻の傑作シンフォ。10年ほど前にLPサイズ・ジャケで一度CD再発されたが、その音の良さに一瞬で完売になってしまったもの。その時、今回のノーマル・ケース盤も出る予定だったが、結局出なかった。ウェイクマンとエマーソンを掛け合わせたようなキーボードを中心にしたトリオ編成で、メロディアスなヴォーカル・パートに攻撃性を組み合わせ、ドラマチックかつスリリングに展開していく。カスタム・ムーグと2台のハモンドが最大の武器でプログレの美味しさが凝縮。組曲が2曲、という大作指向。シンフォ・ファン垂涎の内容です。必聴!
US-1737J SHADOWFAX / Watercourse Way - Double CD Edition 2CD \4530
 「シャドウファクス / ウォーターコース・ウェイ」 初CD化となる1976年オリジナル・ヴァージョンと85年にリミックスでリリースされたウィンダム・ヒル・ヴァージョンの2枚をセット。デビュー作でもある本作はマハヴィシュヌやグリフォンあたりも思わせるアグレッシヴなジャズ・ロックとトールキンの指輪物語から取られたバンド名が示す中世風味をファンタジックに湛えたトラッド風のアコースティック色が共存したテクニカルなシンフォニック・ロックの名作となっている。テクニカルなせめぎ合いの合間のピアノやリリコンの響きが美しい。追加録音も施されたウィンダム・ヒル・ヴァージョン今聴くとスタイリッシュでいい。ディスク1にはボーナス2曲収録。解説&対訳付き。SHM-CD。リマスター&各紙ジャケット。国内盤
US-1045 SIGMUND SNOPEK III / Virginia Woolf CD \2500
 72年にリリースされたメロトロン、ヴァイオリン入りのシンフォニック・プログレ・トータル作品。アメリカン・シンフォニックのレア物としても知られてきた1枚。9曲目(73年)と10曲目(94年)の2曲がボーナスとして追加収録されている。
US-1733 SIR LORD BALTIMORE / Kingdom Come CD \2800
 名作として知られるハード・トリオの70年作1st。ヘヴィな本格派だが、プログレ・ファンにはハープシコード入りバラードが注目されコレクターズ・アイテムとなった。バンドの力量もさることながら、ツェッペリンも手掛けた名匠エディ・クレイマーがエンジニアとプロデュースを担当し、楽曲のポテンシャルを見事に引き出している。歪みの音色を変えたギターの多重やドラムスのナチュラルな鳴りなど曲やリフに合わせ、一本調子にならないようスリリングなアルバムに仕上げている。紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-1734 THIRTEEN OF EVERYTHING / Our Own Sad Fate CD \2500
 ハケットを思わせるギターなどジェネシスの影響を感じさせるシンフォ・バンドの2019年作。クラシカルなピアノやヴァイオリンなどヨーロピアン・テイストを持ち、遠近法というか奥行きがあり、整った美しさが特徴だ。ヴォーカルなど少しネオ・プログレ色も残り、かつ幻想色も持ち、ラストはバンクス風のオルガン&メロトロン、さらにコリンズ風のドラムスなどジェネシスの攻撃的な部分を上手く反映させている。14年振りとなる2作目だが、録音は10年ほど前から行われており、作曲期間も入れると満を持してのリリースと言える。自主盤。
US-1369 TONY SPADA / Balance Of Power CD \2500
 見開き紙ジャケット&リマスター09年盤。ホールディング・パターンのギタリストが93年にバンドでリリースしたシンフォ作。スペクトラル・モーニングス、ディフェクター期のハケット・サウンドを捉えており、本作のリリース後を見渡してもここまで迫った作品はあまり記憶に無い。ガラス細工を感じさせるギター・トーン、包み隠さないハートフルさ、淡くも薄くならないキーボード、シンプルながらも力強いリズム、ロマンチックなナイロン・ギター、意表をつく攻撃性などなど類似値はかなりのものだ。ラストのみヴォーカル入り。今聴いても美しい新鮮さがある。
US-1470 TOUCH / Same CD \2500
 英国リマスター2012年盤。アメリカ最古のプログレというコピーが定番となった69年作。クラシカルなハモンド&ピアノをフィーチャーし、メロディアスなギターとヴォーカルで聴かせる、たしかに当時としては驚くほど完成された作品だ。サイケを断ち切り、2曲目、4曲目、7曲目など、雰囲気に頼ったアートロックや弾き倒しで終わらない曲構想を持ち、本国のあと英デラムからも発売され、ロンドンのシーンに影響を及ぼしたとも言われている。旧盤CDと同じボーナス5曲入りで、こちらにはメロトロンも使用されている。
US-1346 VAIL / Time Tales CD \2500
 しばらく廃盤だったアメリカン・シンフォの必聴作が08年リマスターで出直した。83年に録音され、88年に鳴物入でリリースされたもの。当時はレーベル名と取り違えSYSTEMとバンド名を誤報。またその後にREALM名義で作品をリリースしているので、現在のアーティスト意向はREALM。だけどここはキーボーディストのSTEVE VAILのバンド、VAILで決着したい。ジョン・アンダーソン系のヴォーカルをフィーチャーし、リック・ウェイクマンとスイスのアイランドが組んだような鍵盤王国で、リズム・セクションと一体となったその目まぐるしさは終始圧巻。透明感をかき消すダークさが独特。
US-1409 VICTOR PERAINO'S KINGDOM COME / No Man's Land CD \2500
 リマスター&ボーナス入りイタリア盤。個人的に本作は音がイタリアン・ロックだと思っているので、このプレスが合う。原盤はたった100枚のプレスだったと言われる激レア物。英国でアーサー・ブラウンズ・キングダム・カムに参加していたキーボーディストがアメリカで75年に自主制作したモンスター・プログレ作。メロトロンを大胆に導入し、ブリティッシュとイタリアが合体したようなヘヴィ・シンフォを繰り広げる。ハモンド、ムーグ、そして噛み付くようなフルートもハードに唸る強力なサウンド。3曲目あたりの過激さと劇的展開はビリエットを越えている!? ボーナスはこちらも激レアEP、WE'RE NEXTから4曲入りで、あのFIREもやっている。プログレ・ファン必聴作。
US-1689 WHITE WING / Same CD \2500
 初CD化。哀愁を帯びたメロトロンが深遠に響くハード・シンフォの76年作。2枚のアルバムを残したハード・プログレ・バンドのASIAの前身としても知られる。パープルから切り取ったようなリフが少し見られるものの、ピアノやオルガンのカッコいいソロなど全盛期を迎えたアメリカン・プログレッシヴの影響をもろに受けており、キャッチーな曲調や、メロトロンの為に作られたようなバラードが同等に並んでいる。スマートな為、印象としてはハード色は薄く感じ、切々とした身に染みるメロディアスなヴォーカルが耳に残る内容となっている。メンバー自身によるリマスターにて。
US-1172 YEZDA URFA / Boris CD \2500
 廃盤コレクター達が夜な夜な夢に見、ある人は取り付かれたようにうなされ続けた超激レア・アイテムが遂に再発。八方破れの展開と曲調を見せるウルトラC・シンフォ75年作。余裕の出だしのあとは、もう止まらない止められない。まさに怒涛。その波間にアコ・ギやリコーダー、フルート、歌メロが心地よくメローに響く。終わったかと思えばまだ終わらないしつこさ。76年のボーナスが1曲入っていて、これがまたイエスとジェントルがこんがらがって赤茶けたサンダーマウンテンから打ち上げられたような凄さ。というか、はちゃめちゃさ。当時メジャーにテープを売り込んだあと、ことごとく断られた手紙の一覧など皮肉たっぷりなブックレットもバンドの味が出ている。
US-1055 YEZDA URFA / Sacred Baboon CD \2500
 76年の録音。BORISのリメイク・アルバムとも言えるが、2曲はこの作品のみの収録で、BORISのメジャーへのプロモーションの失敗(メジャーへはアク強すぎ!)の後、なんとかローカル・レーベルとレコード・リリースの契約を結び本作を新たにレコーディング。コーラス・ワーク、変拍子、リコーダー等にジェントル・ジャイアントの影響が見られるが、よりソリッドになり、アメリカ式に畳み掛け、何か邪悪で暗い翳りがあるものへ仕立てた。なので、BORISとは様相が違い、新たな作品と解釈したい。ただ、契約を結んだレーベルも運営難となり、実際には89年にLPで初リリース。イエス・ファンへも絶対のおすすめ。
US-1347 ZAZU / Same CD \2500
 初CD化。今となってはレア・アイテム扱いだが、当時は初期スティクスと同じレーベルからリリースされ、同路線で相当期待されながらも本作のみで終わってしまった彼らの75作。清涼感のあるメロディアスなヴォーカルはキャッチーさへ媚を売ることもなく、2曲目の後半や旧B面の組曲ではパーカッシヴなオルガンがテクニカルに見せ場を作り、シンセも唸り、ギターも攻撃を掛ける。このあたりの突出したプログレッシヴ・ロック性は他のアメリカン・シンフォに共通したもの。強力なリズム・セクションと一体になった全力投球は破壊力十分。デジパック。
US-1331 ZOLDAR & CLARK / Same (The Ghost Of Way) CD \2500
 ARCANGELの前身とも言えるJASPER WRATHが録音していた音源をZOLDAR&CLARKのフェイク名義で77年に半ブート的にリリースされた、いわく付きのシンフォニック・ロック作品。本リリースが初オフィシャルとなり、さらにJASPER WRATHのレア曲やLP未収シングル、CANNATAで収録されたテイクも加えたコンプリート盤。正統派でありながらマニアックさも十分で、イエスから影響されたメロトロン入りのテクニカルなサウンドを軸に、リリカルなピアノやフルートも交え、ハートフルなヴォーカルで印象付けている。当時きちんと出ていれば、スターキャッスルぐらいの知名度になったと思う。アイテムはレア物だが、完全なプロレベルの必聴内容でトップ・クラス! CANNATAのレーベルからリマスター&デジパックにて。
US-1447D V.A. / PROGFEST '95 - Day Two DVD(NTSC) \2500
 2011年初DVD化。2日間に渡って行われた95年のプログフェストでのライヴ。2日目の収録は、SPOCK'S BEARD (1曲)、LANDBERK (3曲)、DEUS EX MACHINA (4曲)の3バンド。改めて見て、アメリカで体験した衝撃が鮮明に甦った。ステージ上にはメロトロンなどヴィンテージ・キーボードがバンドの為に手抜き無く用意され、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ヨーロッパからもファンが集まり、みんなが熱狂していた。1stCDを出したばかりのSPOCK'S BEARDの演奏の上手さ、ローソクを立てての暗いステージングでのLANDBERK、AREAとPFMが合体したようなDEUS EX MACHINA。特にDEUS EX MACHINAはストリングス・カルテットを同行させており、バンドと一体となったテンションは95年の最大の見所であった。唖然、呆然。超絶を超えた超絶である。彼らの全盛期がどれだけ凄いのか、ぜひ見て頂きたい、プログレ・ファン超必見DVD! 最後に、これがプロのイベンターではなく同志によって企画運営され、ネットもまだそんなに普及していなかった時代に、これだけのファンを世中から集め、後の各地のプログレフェスへ広がっていったことを付け加えておきたい。
US-1739 V.A. / Milk Of The Tree - An Anthology Of Female Vocal Folk & Singer - Songwriters 1966-1973 3CD BOX \3600
 <3枚組限定ボックス> 英国と北米の女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク&女性シンガー・ソング・ライターにスポットを当てた、圧巻の60曲入りの3枚組限定ボックス。66年から73年までにリリースされたアルバムやシングルの曲を収録しており、迷宮の森から美しく流れ出す英国の名アーティストをまとめて聴きなおすも良し、意外と知られていないアメリカの女性アーティスト群を探求するのも良し。70年代の女性ヴォーカル・ファン垂涎&必携ボックスとなっている。各紙ジャケット入り。当時のレア・フォトを多数掲載した44ページのブックレット付き。

<DISC1> 1 Melanie 2 Joan Baez 3 The Pentangle 4 Dana Gillespie 5 Judy Roderick 6 John & Beverley Martyn 7 The Serpent Power 8 Joan Armatrading 9 Jude 10 Mandy More 11 Laura Nyro 12 Susan Pillsbury 13 Jaki Whitren 14 Wendy & Bonnie 15 Jackie DeShannon 16 Marianne Faithfull 17 Spirogyra 18 Polly Niles 19 Nico 20 Mary-Anne
<DISC2> 1 The Stone Poneys 2 Eclection 3 Jade 4 The Simon Sisters 5 Judee Sill 6 The Woods Band 7 Trader Horne 8 Janis Ian 9 Lily and Maria 10 Mellow Candle 11 Tomorrow Come Someday 12 Julie Covington 13 Norma Waterson 14 Mr Fox 15 Buffy Sainte-Marie 16 The Academy 17 Sandy Denny 18 Hendrickson Road House 19 Chuck & Mary Perrin 20 Lesley Duncan
<DISC3> 1 Chimera 2 Diane Hildebrand 3 Susan Christie 4 Bridget St John 5 Principal Edwards Magic Theatre 6 Ruthann Friedman 7 Design 8 Shelagh McDonald 9 Mary Hopkin 10 Vashti Bunyan 11 Bonnie Dobson 12 Anne Briggs 13 The Bunch 14 Carolanne Pegg 15 Margo Guryan 16 Ithaca 17 Trees 18 The Sallyangie 19 Emily Muff 20 Mimi Farina

〓[CANADIAN PROG]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-3252 CATHY YOUNG / A Spoonful Of Cathy Young CD \2800
 攻撃的なオルガンをフィーチャーしたサイケデリック・ロック全開の1曲目からスタートする69年作。激しいサウンドから一転して清楚な美声を聴かせる曲への、そのギャップが堪らない。ジャケットからイメージされるようなフォーク一辺倒ではなくロック色が強く、プログレッシヴ、ブルース、ジャズ等が混在している。名ギタリスト、セッション・キーボーディスト、スタジオ・ドラマー、ジャズ・ベーシストら凄腕ミュージシャンの演奏も光る。若干18歳のデビュー作とは思えない堂々の出来。紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-3062 CONTRACTION / Same CD \2300
 72年リリースのカナディアン・レア待望の初CD化。透明感のある叙情性が放つ香りは同郷のSEGUINを思わせ、それを軽やかなジャズ・ロックに乗せ、ドリーミーにまどろんだ美声女性ヴォーカル(仏語) をメインに聴かせる。そのメロディアスで淡い色彩と雰囲気は、音の傾向は違うが、OPUS 5など他のケベックのバンドと共通したもの。アルバム終盤ではよりジャズ・ロック指向になるが、女性ヴォーカリスト、CHRISTIANEが振り撒く資質がファンタスティックに抜き出ていて作品を決定付けている。隠れた名作。
US-3006 ET CETERA / Same CD \2500
 76年にリリースされた唯一作。ケベック出身の女性ヴォーカリストを含むジェントル・ジャイアント影響下のグループ。ジェントル・ジャイアント・タイプでは最右翼で、フルートやチェロ等もフィーチャーし、リズムがコロコロ変化する緻密なアンサンブルに、カナダ特有のクールな色彩も美しい。ジェントル・ジャイアント・ファンは絶対の必聴盤。お見事! フランス語。
US-3192 FM / Black Noise CD \2200
 英国リマスター2013年盤。最初はモノクロのジャケットでメール・オーダーのみ、プレスは500枚だったと言われる、本当のオリジナルは激レアの77年リリースのデビュー作。良く知られる本ジャケットはアメリカのレーベルにより一般流通された78年プレスのものだ。キーボード(&ベース&ヴォーカル)とエレクトリック・ヴァイオリン(&ヴォーカル)のデュオにドラマーが加わった変則トリオで、スピーディなリズムに乗り、シンセが飛び交い、ヴァイオリンが次々とフレーズを編み込んでいく、といったカラフルでメロディアスなシンフォを聴かせる次世代的な名作だ。TV局のサポートによるレコーディングだったと言われ、マニアックな演奏の反面、ヒット性を持つヴォーカルも特徴であった。
US-3193 FM / Direct To Disc CD \2200
 初CD化。英国リマスター2013年盤。78年リリースの2nd。1stアルバムをリリース後、オリジナル・メンバーだったNASH THE SLASHが抜け、ヴァイオリン・パートをカヴァーすべくBEN MINKが加入し、77年末にスタジオ・ライヴで録音された約30分の作品だ。売れたらしく何回も出直しており、ジャケ違いが何種も存在し、HEADROOMというタイトルに改変されたものもあった。キーボード(&ベース&ヴォーカル)、ヴァイオリン、ドラムスという変則トリオだが、煌びやかなシンセに、ギター代わりのハードなエレクトリック・マンドリンや、シークエンスを加え、ヴァリエーション豊かなシンフォニック&ジャズ・ロックをカラフルに聴かせる。独自の美学を持つ1st、BLACK NOISEも良いが、プログレッシヴな演奏と言う点では本作だろう。
US-3195 FM / Survellance CD \2200
 初CD化。英国リマスター2013年盤。79年リリースの3rd。前2作の評判が広まり、カナダはキャピトル、アメリカはアリスタがディストリビューションを行った、彼ら初の最初からのメジャー扱い盤で、キーボード(&ベース&ヴォーカル)、ヴァイオリン、ドラムスという変則トリオが繰り広げるキャッチー&シンフォニックなサウンドだ。まるでギターの如く弾きまくられるエレクトリック・マンドリンが唸り、シンセがエキゾチックに絡む。ヴォーカルが特徴的だった1stと、テクニカルなインスト指向だった2ndをミックスさせた、実に華やかでメロディアス、そして刺激的な内容だ。ソロやインプロの見せ場も鮮やか、正にプロレベルで、前2作も良いが、曲の出来と音楽性のまとまりと言う点では本作だろう。
US-3196 FM / City Of Fear CD \2200
 初CD化。英国リマスター2013年盤。80年リリースの4th。個性の突出したプログレッシヴな1st、テクニカルなジャズ・ロック指向の2nd、キャッチーさとシンフォニックさを見事に融合させメジャー配給となった3rdを経て、本4thは、かのLARRY FASTのプロデュースでリリースされた。驚きはオープニング・ナンバーで聴かれるメロトロンの大胆な導入で、他にもプロフェットやムーグなどキーボード類が豪華に持ち込まれている。全体の印象としては、キャッチーなヴォーカルをエキセントリックなアレンジで聴かせるニュー・ウェイヴといった感もあるが、70年代の手法から抜け出し、時代の先端を担った制作意欲が伝わってくる作品となっている。ピアノに導かれて切々と歌われるラストは、日本人好みの名バラード。
US-3182 FRANK DERVIEUX / Dimension M CD \2500
 キーボーディストの72年唯一作の初CD化。ソロ名義ながら、ベーシストのYVES LAFERRIEREや、ドリーミィな美声女性ヴォーカリストのCHRISTIANE ROBICHAUDらを筆頭に、カナディアン・レア・アイテムとして廃盤時代から知られるCONTRACTIONのメンバーで占められており、前身バンドという位置づけで捉えられているアルバム。まさに、CONTRACTIONの1STへの布石を感じさせるような軽やかなジャズ・ロックを軸に、リスト等のメロディを織り込んだクラシカルさや、メロディアスな叙情性も取り入れた多様なサウンド。時折り、キース・エマーソンを連想させるようなプレイを見せる、ピアノ、エレピ、ハモンドに、12弦ギターや、ドラムス、ヴァイオリン等も加えた多彩なサウンドで聴かせるケベック・プログレ。
US-3190 HARMONIUM / Si On Avait Besoin D'Une Cinquieme Saison CD \2500
 メロトロン・ファン、シンフォニック・プログレ・ファン必聴の75年リリースの傑作2nd。ケベックを代表するバンドのひとつ。イタリアのチェレステを思わせるようなメロトロンが溢れ出し、フルート、クラリネット、ピッコロといった木管楽器や、6&12弦ギターを交えて、品の良い極上の美アンサンブルをアコースティカルに奏でる。心象風景を表現しているような、しなやかなフランス語のヴォーカルも、バンドが持つ独特の夢想的なファンタジック・カラーに見事に溶け合い、全てがバランス良くマッチしている。素晴らしい音楽に出会えた幸福感をしみじみと感じさせてくれる珠玉の1枚。
US-3225D HARMONIUM / L'Heptade XL - Deluxe Edition 2CD+DVD(NTSC) \3980
 <DVD付き3枚組 / 40周年記念盤 / デラックス・エディション> ケベックを代表するシンフォ・バンドの76年3rdにしてラスト・アルバムが、2016年リミックス&リマスター新装版(もはや新作のようなインパクト!)にてここに甦った。8人から成るバンドと、モントリオール・シンフォニック・オーケストラとの共演盤で、美しくドラマチックな2枚組コンセプト・アルバム。メロトロン、シンセ、オルガンも加えたプログレッシヴなパートと、12弦に木管も加えたアコースティカルな美アンサンブルを交えた夢想感あふれるサウンドが交差する。しなやかなフランス語のヴォーカルも叙情的で、幻想的な「LE CORRIDOR」でのソロや、他の数曲でバッキングを取る女性ヴォーカリストも絶品。リミックス&リマスターもよく効いていて、ダイナミックで好印象。DVDは最近発見された77年の「L'HEPTADE」ツアーを中心としたモノクロ&カラーで綴る発掘貴重映像で、本作からの曲を中心に、「SI ON AVAIT BESOIN D' UNE CINQUIEME SISON」の曲も披露。アーカイヴ的な映像ながらも当時の雰囲気が伝わって来る。さらに、当時ライヴのみで演奏されていたというアルバム未収曲「C'EST DANS LE NOIR」の貴重音源をボーナス収録。この曲も哀愁漂う必聴の名曲。4面開きデジパック仕様。
US-3246 HARMONIUM / En Tournee 2CD \3800
 <2019年新装版・見開き紙ジャケット仕様> 長らく廃盤で入手困難だった80年にリリースされたライヴ・アルバム(録音は77年)で、バンドのラスト作品。メロトロンを導入した叙情派シンフォ・バンドで、本作を含め4枚の作品を残したケベックを代表するバンドのひとつ。3作目の「L'HEPTADE」を再現しながらも、アルバムとは大幅にアレンジも違っており、オーケストラをキーボードに置き換え、よりロック・アンサンブルを重視したサウンドとなっている。叙情的なフルート、ピアノ、メロトロン、そしてサックスが前面にフィーチャーされると、どこかマクドナルド&ジャイルズ辺りを連想させるような70年代の英国ロックを彷彿させ、また、各楽器のソロも大幅に加えて拡張された、優美かつダイナミックな楽曲が並ぶ。2枚目の冒頭を飾る「L'EXIL」はメロトロンが流れ出しドラマチックな展開を見せる名曲。そして荘厳なパイプオルガンを導入した組曲でクライマックスを迎え幻惑的なラストへと誘う。情感豊かなフランス語のヴォーカルも心に沁みる。構成も素晴らしい名ライヴと名高い感動作。
US-3248 SERGE FIORI (HARMONIUM) / Seul Ensemble 2CD \4200
 ケベックを代表するシンフォ・バンドHARMONIUMの名曲を新録した2019年新作。バンドの中心人物であったSERGE FIORIが指揮を執り音楽を担当した、パフォーマンス集団シルク・エロイーズとのコラボ作品で、彼のギター&フランス語で歌われるハートフルで叙情的なヴォーカルを筆頭に、キーボード、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション等をマルチにこなす4人編成のバンドと、オーケストラ、コーラス隊を加え、2ndでの桃源郷とでも言えるメロトロンを意識したメロトロン系キーボードも配した、ケベックらしい夢想感に満ちたドラマチックなシンフォニック・ロックを展開する感動作。HARMONIUMが74年〜76年に残した3作品「HARMONIUM (1974)」、「SI ON AVAIT BESOIN D'UNE CINQUIEME SAISON (1975)」、「L'HEPTADE (1976)」からの曲と、FIORI-SEGUINの曲も取り上げた2枚組。アップデイトされさらに美しく甦ったファン感涙の必聴盤! *売り切れ後の再入荷は未定です
US-3249 HUIS / Abandoned CD \2600
 ケベックの人気バンドMYSTERYのギタリストMICHEL ST-PERE が在籍する、もうひとつのシンフォ・バンドの2019年新作3rd。前作で見せたジェネシス、マリリオンの影響を残しながらも、キャッチーかつテクニカルなヘヴィさも加え、かつケベックならではの幽玄な叙情も湛えたシンフォニック・ロック・コンセプト・アルバム。各メンバーが曲を書いており、それぞれに個性を感じさせ、MICHEL ST-PERE の曲も彼の哀愁を帯びたギターをフィーチャーした特色のある曲調となっている。また、ゲストでHARMONIUMのSERGE LOCAT(ピアノ)、MYSTERYのJEAN PAGEAU(フルート)、話題のブラジルのFLEESHの女性ヴォーカリストGABBY VESSONIらが参加し、それぞれの持ち味を活かしている。デジパック仕様。
US-3118 MANEIGE / Same CD \2500
 カナディアン・プログレッシヴ史に輝く彼らの75年リリースの1st。デビュー作にしてこのレヴェルは凄すぎる。LASTING WEEPを結成していた、JEROME LANGLOIS(ピアノ、オルガン、クラリネット)と、ALAIN BERGERON(フルート、サックス)に、ギターとリズム・セクションとこのバンドを印象付ける木琴&鉄琴系が加わった編成。クラシックとジャズと少しのフォークをチェンバー・ロック化した、当時はかなり進んだ内容だった。やたら音符が細かくテクニカルでテンション高く、かつフレキシブルでリリカルに織り成す。漂う世紀末風味も本作のポイントだ。74年のライヴから2曲のボーナス入り。
US-3119 MANEIGE / Les Porches CD \2500
 デビュー作から早くも同年にリリースされた75年2ndアルバム。ヴァイオリンや少編成のストリングス・オケを導入し、同時にロック色の厚みも増した。クラシカルでハートフルなピアノ、ロマンチックなフルートとクラリネット、美しいテンションの木琴&鉄琴がメロディーをスリリングに組み立て、時折りギターとサックスが現代色を塗り込める。ノスタルジックさが絶妙に見え隠れし、演奏はこんなにも細かく技巧的なのに、儚い夢のような切なさが覆ってくる。もちろん、本作は傑作の部類だが、メンバー・チェンジがり、翌年、あの大傑作のNI VENT...NI NOUVELLEをリリース。
US-3087 MANEIGE / Libre Service-Self-Service CD \2500
 カナダ盤。06年リマスター盤。78年リリースの4th。前作に比べるとアルバム構成はややシンプルになったものの、その分アレンジが引き締まり、前作同様、美しいピアノ、ファンタジックなフルート、メロディアスなギター等で聴かせる一級のシンフォニック&ジャズ・ロック作となっている。本作ではハッピー・ザ・マンがケベック色に染まったような、という構築的な印象も受ける。特に後半へ向けて内に感情を秘め、端正に美しく盛り上がっていく叙情サウンドにしびれる。ボーナス・トラックとして、79年にリリースされたライヴ盤COMPOSITE (未CD化) から、3曲を追加収録。12ページのブックレットには、当時の写真や、ディスコグラフィー等を掲載。
US-3184 MORSE CODE TRANSMISSION / Same CD \2500
 初CD化。70年代にメロトロンをフィーチャーしたカナディアン・シンフォの名盤3枚を残した「MORSE CODE」の前身バンド。71年にRCAからリリースされた彼らのデビュー・アルバム。英語で歌われ、オーケストラを導入し、ムーディー・ブルース辺りを連想させるメロディアスなロック・サウンド、ツェッペリンの影響がモロに出たナンバー、攻撃的なハモンドをフィーチャーしたハード・ロック、ピアノのみのロマンチックな小曲、ビートルズ調のサイケ・ポップ、ケイジャン・フィドルを加えたフォーク調の曲等、様々なスタイルを取り込んだブリティッシュ・ロック・タイプのサウンドを展開する。
US-3185 MORSE CODE TRANSMISSION / II CD \2500
 初CD化。70年代にメロトロンをフィーチャーしたカナディアン・シンフォの名盤3枚を残した「MORSE CODE」の前身バンド。ギタリストのメンバー・チェンジを経て、72年にRCAからリリースされた彼らの2ndアルバム。サイケデリックなギターをフィーチャーし、ユーライア・ヒープを思わせるレスリー・ハモンドが効いたハード・ロックを軸にした2枚組の大作。そこに、アメリカン・メインストリームを意識したノリや、ポップさ、終盤では芽生えてきたプログレッシヴさをミックスさせ、聴き応えのあるサウンドを詰め込んでいる。この後、3年のブランクを経てレーベルを移しMORSE CODEに改名。2in1にて。英語。
US-3110 MORSE CODE / La Marche Des Hommes CD \2500
 プログレッシヴ・ロック・バンドとして再スタートを切った75年作。3rdアルバムの07年リマスター盤、初CD化。曲の良さで取るなら本作であろう。テクニカルでドラマチックな部分は次作へ引き継がれているが、愁いというか、哀愁が作品全体にまどろみ、非常に聴き込める1枚となっている。シンフォニックなハモンド、泣きのメロトロン、ハートフルなヴォーカルらが重厚なサウンドをリリカルな物とし、涙腺に触れる必聴作。ボーナス・トラック2曲はアルバム収録曲のミックス違い&シングル・ヴァージョン。
US-3111 MORSE CODE / Procreation CD \2500
 76年4thアルバムが07年リマスター盤にて初CD化。ケベックという独特の文化を通してのヨーロピアン・シンフォの必聴名作で、強力な演奏のもとメロトロンが深淵に流れ出し、レスリー・ハモンドがクラシカルかつ重厚にバンドの核となる。仏語のヴォーカルも雰囲気が良く、約26分のタイトル曲がハイライトで、骨のある非常に堂々としたプログレッシヴ・ワールドを展開。透けて映る壮大さが違い、ここがカナダ・ケベックらしいところ。ボーナス・トラック2曲は当時のアルバム未収録シングル曲。
US-3112 MORSE CODE / Je Suis Le Temps CD \2500
 77年5thアルバムの07年リマスター初CD化。世間で言われるイエス影響下の中でヘヴィかつキャッチーな部類に入るのが彼らで、本作でもベースやコーラスにそれは顕著に現れるが、例えば雲の隙間から陽が差し込んで来るような爽やかさと叙情はケベックならではのシンフォ・スタイルで、甘美な泣きも加わりヘヴンリーな様相を見せる。同ケベックのPOLLENのようなテクニカルな構築性と重厚なドラマチックさが交差する。メロトロン・ファンには本作も外せない1枚。当時キャピトルというメジャー・レーベルからリリースされたのが頷けるクオリティーだ。
US-3244 MYSTERY / Theatre Of The Mind - 2018 Remix CD \2600
 2018年リミックス&新装盤。今やケベックを代表するシンフォ・バンドとなった彼らが、今から22年前の96年にリリースしたデビュー・アルバム。キャッチー&ハードなサウンドを軸に、美しいコーラスも用いた叙情的なバラードを交えた、「THE REALITY」と「THE DREAM」から成る2章の組曲で構成されたコンセプト・アルバム。現メンバーでもあるMICHEL ST-PEREのギターもエモーショナルに響き、アコギとフルートのアンサンブルで紡ぐ情景美や夢想感はまさにケベックならではの趣き。ヴァイオリン、チェロ、フルート、サックス等のゲストを迎え、特にフルートが随所で効いている。静と動を行き交う絶妙なアレンジは今に通じるものがある。ボーナス・トラック(HEART OF STONE)1曲追加収録。デジパック仕様。
US-3234 MYSTERY / Second Home - The Live Album 2CD \2800
 今のカナダのシーンを代表するバンド、ケベックの正統派シンフォ・バンドの2枚組ライヴ音源。ボーナス・トラック3曲(2015年10月17日のライヴ音源)追加収録。大幅にメンバーチェンジを果たしリリースされた2015年の最新作「DELUSION RAIN」のツアーから、2016年4月3日オランダでのプログレ・フェス「ProgDreams V FESTIVAL」に出演時の2時間を越えるライヴ音源を収録。「DELUSION RAIN」からの曲と、2012年の5thアルバム「THE WORLD IS A GAME」といった近年の傑作アルバムからの曲に加え、古くは98年、07年、2010年のアルバムからも幅広く取り上げている。エモーショナルな泣きで聴かせるギター、叙情的なフルート、シンフォニックなタッチのキーボード、そして、ブノワ・ディヴィッドに代わり新加入したヴォーカリストのハートフルなヴォーカルらが一体となり、繊細な奥深さと叙情が織り成すドラマ性を帯びたサウンドで聴かせる。ケベックらしい憂愁美は彼らならではの世界観。録音&ミックスはメジャー級のクオリティーで、完成度の高さは流石。2017年リリース。3面開き紙ジャケット仕様。
US-3241 MYSTERY / Lies And Butterflies CD \2600
 カナダのシーンを代表するバンドとなった、ケベックの正統派シンフォ・バンドの3年振りとなる2018年新作7th。無限に広がる広大な大地が目前に浮かぶかのようなスケール感のあるサウンドを、ドラマ性たっぷりに聴かせる超力作。12弦&エモーショナルなギター、オーケストレーションやストリングス系も取り入れたシンフォニックなキーボード、そして、イエスにも参加したヴォーカリストのブノワ・ディヴィッドが脱退後に加入したヴォーカリストも伸びやかでハートフルなヴォーカルを聴かせ、また、彼が持ち込んだ叙情美あふれるフルートも随所で光る。繊細な奥深さとファンタジックでメロディアスな憂愁はケベックならではのもの。始まりと終わりに長尺曲を配した全体の構成力も流石。シンフォ・ファン必聴作。デジパック仕様。
US-3055 OPUS 5 / Contre-Courant CD \2500
 76年リリースの必聴傑作。デジタル・リマスターにてオリジナル・テイクが初CD化。70年代のカナディアン・シンフォのベスト3に入る1枚であり、淡いファンタジックさをたたえながら卓越した演奏とアンサンブルで一気に最後まで聴かせてしまう。叙情風味をさらに謎めいた奥ゆかしさに染めるフルートやピアノ、チェンバー系ファンも圧倒する変拍子の連続、マグマ風コーラス、先の読めない展開、ルネッサンス調の中世色などなど多様な音楽性を見事に統一した屈指の内容。初期PFMクラスのヴァリューです。
US-3072 POLLEN / Same CD \2500
 05年リマスター盤。聴く人によってケベック独特のクールな側面を与えてしまうOPUS 5やMANEIGEに比べると、純シンフォニックなカラフルさで迫るのが76年にリリースされた本作だ。イエスやジェネシス、それにジェントル・ジャイアントの影響を隠せないそのサウンドは、強固なテクニックに裏打ちされ、構築美バランスの取れたスリリングでかつ多彩なメロディーを埋め込んだもの。そこにケベックならではの叙情的な幻想性が絶妙に溶け込み、また切々とした歌心も見逃せない。シンフォ・ファンは外せない必聴名作。
US-3240 RICK MILLER / Delusional CD \2800
 ハケット風の幽幻で叙情的なサウンドも織り込み、彼の真骨頂と言えるムーディー・ブルースやフロイド的な哀愁に満ちた、聴き応えのあるコンセプト・アルバム。ジョン・ハケットを思わせるフルートとアコギで綴る美曲や、チェロ、オーケストレーションを取り入れたクラシカルな趣のスタイルからプログレッシヴな展開を見せる組曲などが印象的で、また、彼のハートフルなヴォーカルもメランコリックなサウンドにマッチしている。ケベックのマルチプレイヤーの2018年新作。紙ジャケット仕様。ロシア盤。
US-3239 SEGUIN / Recolte De Reves CD \2500
 限定盤・紙ジャケット仕様。ケベックのプログレッシヴ・フォーク・デュオの75年3rd。リチャード&マリー・クレアの男女デュオに、多数のゲストを迎え、ストリングスやフルート、ホルン、ピアノなどによる室内管弦楽風のクラシカルで優雅なサウンドを取り入れ、まるで歌劇のような寓話的な楽曲や、トラッド風味、古楽調のメロディまでも加えた、ファンタジックな叙情を感じさせるケベックらしい情景美にあふれている。そして、1曲目ではマリコルヌを連想させるようなヴォーカル・ハーモニーも聴かせる。女性ヴォーカリスト、マリー・クレールの美声も絶品。シンフォ・ファンにもおすすめの珠玉の名作。フランス語。韓国盤。
US-3034 SYMPHONIC SLAM / Same CD \2500
 76年にリリースされた、テクニカル・ヘヴィ・シンフォの好作。ギター・シンセ(&ヴォーカル)、ドラムス、後にRAINBOWに加入するキーボード奏者DAVID STONEの技が光るトリオ編成。構築美の中でテクニカルなキーボードが駆け巡るタイプが好きな人には特におすすめ。重厚にドライヴしてます。
US-3161J TRUE MYTH / Same CD \3390
 「トゥルー・ミス / トゥルー・ミス」 初CD化。テクニカルなピアノが華麗に鳴り響く79年の1st。当時はワーナーからのメジャー・リリースで、プロデュースが行き届いており、イエスあたりを思わせる清々しい透明感のあるシンフォニック・ロックに、ラジオ・ヒットも狙えるキャッチーさを持たせた強度の高い作品だ。カナダのフェスタ・モビーレと言われる由縁の1曲目や、メロトロンが美しい4曲目など非ケベック・エリア物ではトップクラスだろう。ただ、SHM-CDの効果で、アコピがデジピのように聴えてしまうのは如何なものか。2010年リマスター・SHM-CD。見開き紙ジャケット仕様。解説・対訳付き。国内盤。
US-3251 UMAE / Lost In The View CD \2800
 カナダから登場したシンフォ・バンドの2019年デビュー作。トリオ・バンドながら、ヴォーカルにJOHN WESLEY (PORCUPINE TREE)、ギターにERIC GILLETTE (NEAL MORSE)、キーボードにADAM HOLZMAN (STEVEN WILSON)、美声女性ヴォーカリストら、多数をゲストに迎えて制作されたコンセプト・アルバム。MAGENTAを連想させるようなキャッチーなシンフォ性、翳りを帯びた叙情、そして、特筆するべき管弦楽を導入したアコースティック・サウンドは、まるで、ハケット兄弟のようなファンタジックな情景美にあふれている。自主盤。

〓[OCEANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-0088 AIRLORD / Clockwork Revenge CD \2600
 初CD化。かつて国内盤LPも出たオセアニアのジェネシスことエアーロードの77年唯一のアルバム。圧倒的なドラムスに煽られて突っ走る、月影を暴発させたような1曲目のインパクトは一度聴くと忘れられない。ガブリエル風ヴォーカル、ハケット風ギターなど、そういった表面的な質感だけでなくジェネシスの本質を上手くバンドのオリジナリティに転換。極端に言うとアンジュのような独自のシアトリカル性を持っており、2曲目以降も彼らが作り上げるファンタジーに引き込まれていく。ジェネシス・リスペクトを超えて「本物」になった数少ない例。リマスター。
US-0089 CHETARCA / Same CD \2600
 初CD化。オセアニアン・シンフォ・プログレの中でも最強、そして、必聴傑作として語られる75年リリースのバンド唯一作。とにかくテンションが超高い。そして、スーパーマン的持続性。レイク・アンド・パーマーも凌駕する勢いのリズム・セクションに支えられてピアノ、ハモンド、シンセがテクニカルに弾き倒されるが、キーボードはエマーソンというよりもリック・ヴァン・ダー・リンデンに似たクラシカルさを持っており、落ち着きがないトレースのような波状攻撃が待っている。圧倒的な手数の後半の組曲も目が回る程。リマスター。
US-0067 DRAGON / Universal Radio CD \2600
 74年にヴァーティゴからリリースされた1st。オープニングから甘く流れ出すコーラス・ヴォーカルがなんともオセアニアらしく、クラシカルでプログレッシヴな3曲目へと受け継がれていく。堅実なギターと巧みなドローバー・コントロールによって七色に変化するハモンドが売りで、メロトロンこそ使っていないもののベガーズ・オペラの2ndあたりを思わせるメロディックさを持っている。同年のライヴとバンド結成のきっかけとなったメンバーの73年シングルからボーナス3曲入り。リマスター&3面開きデジパック。初オフィシャル・オーストラリア盤。
US-0061 DR.TREE / Same CD \2500
 76年にニュー・ジーランドのEMIからリリースされたジャズ・ロック作。アルティに似ており、ブラインドで聴かされるとイタリアのバンドかと思ってしまう。フリオ・キリコ・タイプの手数と早さを持続させるドラマーとエッジのあるベースで押しまくり、テクニカルなシンセ、鮮やかなエレピ、弾き倒しのギター、海の風味を漂わせるサックスとトランペットが高鳴る。演奏水準の高さとフュージョンにならないプログレッシヴな攻撃性はトップクラスで、ジャケにあるような妖しい雰囲気も放つ。オセアニアの名盤。リマスター&デジパック。
US-0102 GREG SNEDDON / Mind Stroll CD \2800
 初CD化。リック・ウェイクマンあたりを思わせるロマンチックなクラシカル・ロックをシンフォニックに聴かせる75年作。キーボーディストがギタリストやリズム・セクションとのバンドで録音したもので、ハモンド、アープ、ピアノ、メロトロン、ローズらを散りばめ、ガブリエル風のヴォーカルや女性ヴォーカルも配し、中部ヨーロッパ産にも似た優雅さを湛えメロディアスに展開。キャスティングされたようなコーラスにはシアトリカルさが見られ、それは彼が80年に発表したロック・ミュージカルへ発展し、参加メンバーは後に大ヒットを飛ばすMEN AT WORKとなる。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-0093 JEANNIE LEWIS / Free Fall Through Featherless Flight CD \2800
 廃盤レコード時代からコレクターに注目されてきた、オーストラリアのプログレッシヴ女性ヴォーカリストがEMIから73年にリリースした1stアルバム。バッキングに女性ヴォーカリストSHAYNA STEWARTを含むTULLYのメンバーや、ストリングス・クァルテット、木管セクションらをバックに迎え、アート・ロック、サイケデリック・ロック、フォーク・ポップ、バロック調のアレンジ等も取り入れたクラシカルなパートも織り交ぜ、コンテンポラリーに聴かせる名盤。アニー・ハズラム張りの何オクターブもの高域の美声を駆使して魅了する場面も。当時、本作はベスト・オーストラリアン・アルバムも受賞した。2016年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-0094 JEANNIE LEWIS / Looking Backwards To Tomorrow CD \2800
 廃盤レコード時代からコレクターに注目されてきた、オーストラリアのプログレッシヴ女性ヴォーカリストの74年2nd。シンフォ・バンドMADDEN&HARRISのバンドのメンバーや、EXTRADITION/TULLYの美声女性ヴォーカリストSHAYNA STEWART、TULLYのキーボーディスト&ベーシスト、ストリングス・クァルテットらをバック迎え制作された。オルガンやムーグをフィーチャーしたロックから、ピアノをバックに切々と美声で歌うバラードや、アニー・ハズラム張りの何オクターブもの高域の声を駆使して魅了する曲など、ライヴ盤ながらハイ・クオリティーなアルバム。2016年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
US-0068 MACKENZIE THEORY / Out Of The Blue CD \2600
 73年リリースの1作目。ストリング・ドリヴン・シングを思わせるヴィオラをフロントにしたエキセントリックなサウンドを繰り広げる個性派バンド。メロディアスながらもクラシカルな堅さは無く、ハードなギターとリズム・セクションらがバランスを取りながら全編インストで聴かせる。ジャズ・ロック、フォーク・ロック、プログレが混ざり合い、時に緩く時にテンション高く演奏されていく。後半はかなりテクニカルでウルフのようなプロフェッショナルなサウンドで圧倒。これがライヴ録音であったことに驚く。同年のライヴからボーナス1曲入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0069 MADDER LAKE / Stillpoint CD \2600
 73年リリースの1作目。ハード・プログレとして紹介されることが多い彼らだが、ヒットも記録するなどポップなセンスも持ち合わせ、本作では少しカンタベリーからの影響を感じさせるクレバーなギターとオルガンがグルーヴ感をメロディアスに作り出している。特に1曲目にそれは顕著に表れているが、他の曲もアシッドというか、ヴォーカルも含めて何か暖かい夜の魔法を浴びているような暗い雰囲気が独特。これがオセアニアの音だ。曲調が急転する面白さ。シングルから3曲と同年のライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0070 MADDER LAKE / Butterfly Farm CD \2600
 73年リリースの2作目。デビュー作にあった妙な暗さも捨て難いが、本作は2曲目に代表されるようなハモンドとムーグを合わせた重厚感があり、こちらはたしかにハード・プログレで語っても良いだろう。4曲目のクラシカルなセンスなどヴァーティゴライクながらもやはり英国物とはどこか違うオセアニアの匂いがあり、まとまった曲調で聴かせる後半のキャッチーさなどローカルバンドの域を超えている。プロデュースが行き届いており、アコギの効果的な曲もそのセンスが光る。同年代のシングルやライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0072 MARIO MILLO / Epic III CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。セバスチャン・ハーディーのギタリストが79年にリリースした1stソロ。アルバム・タイトルにもなっている組曲から幕を開け、テクニカルな楽曲を甘美に聴かせる彼らしいシンフォニックなスタイルで展開。ウキウキとした感じと、すーっと夕暮れに溶け込んでいくアコースティックな叙情性がなんともオセアニアらしい。約10人のミュージシャンを起用し、ストリングス・オーケストラも配し、作曲力と細部までこだわったアレンジは円熟味を帯び、インストが続く後半のギターソロなどキャメル・ファンも必聴です。ボーナス1曲(REBECCA)追加収録。
US-0062 RAGNAROK / Same + Live CD \2500
 オセアニアン・シンフォニック・ロックの知られた1枚。75年リリースの1st。延々と流れるメロトロンと本作のみの女性ヴォーカリストが決め手となり、ブリティッシュ・スタイルにオセアニアの美しい叙情を溶け込ませ聴かせる。オープニングなどカーヴド・エアあたりも浮かぶが(ファンだったらしい)、アルバムが進むにつれメロトロンの効果が麻酔のように効いてくる。ボーナスとして2ndのNOOKSの曲を中心とした76年のライヴ音源を収録。ピンク・フロイド・メドレーもあり、彼らのルーツを垣間見ることが出来る。ここでもメロトロンの響きがなんとも幻想的。デジパック。
US-0054 RAINBOW THEATRE / The Armada CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。75年リリースの1st。2ndのFANTASY OF HORSESと同様に重厚なメロトロンと管楽器をフィーチャーし、オペラチックなヴォーカルやコーラスを交えながら、リザード、アイランズ期のクリムゾンを思わせるサウンドをテクニカルに展開。リーダー作曲のメルボルン交響楽団演奏によるボーナス・トラックで証明されるように、非常にスコアが本格的で、シンフォニック・ロックと言うよりも、クラシックとロックを融合させた交響ロックといった思想を持ったバンドであった。オセアニアならではの神秘的かつ叙情的な情景も美しい。
US-0052 RAINBOW THEATRE / Fantasy Of Horses CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。76年にリリースされたオーストラリアの屈指のシンフォニック・ロック作。本作は彼らの2ndで、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、チェロらの管弦楽をバンドの一部として編成し、クリムゾンのリザードを思わせるジャージィーなアンサンブルと雄大なメロトロンで見せ場を作っていく。畳み掛けるスピーディーなリズム・セクション、クラシカルなピアノも一体となり、オセアニア独特の哀愁とロマンに包まれる。リーダー作曲、メルボルン交響楽団演奏による13分のクラシカルなボーナス新曲入り!
US-0018 SEBASTIAN HARDIE / Four Moments CD \2500
 75年リリースの感動の名作1st。一度聴くとあのサビは忘れられません。
US-0074 SEBASTIAN HARDIE / Windchase CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ミュージシャンでなくともクリエイターなら1秒のひらめきで後世に残る名作を作った経験が少なくないと言うが、前作のFOUR MOMENTSは間違いなくそいうった瞬間のインパクトを持っている。対し、76年リリースの本2ndはその余韻の中で時間を掛けて作曲されたのが伝わってくる。ロゴを同じにし、風景のみから人を配したジャケット・デザインも内容を表しており、ハートフルな感情美学を甘美なシンフォニック・ロックで紡ぎ上げた。南十字星のキャメルといった感じだ。4つ折りミニ・ポスター入り。
US-0077 SEBASTIAN HARDIE / Blueprint CD \2500
 オリジナル・メンバーにてリリースされた2012年作。2回の再結成を経て、ようやく出た、といった感じの待望の新作。メロトロンが泳ぎ、ハモンドがいい音を出し、シンセが駆け、ムーディなギターとヴォーカルが曲を先導していく、実に彼ららしい作風だ。たしかに、テンションやインパクトはリラックスした方向になってしまっているが、かつて以上に幽幻さを展開させるメロトロンや、ミーロ然と歌うギターなど、聴き込めば聴き込むほど味が出る円熟のプレイが詰まっている。ラストはキャメル・ファン必聴曲。SHM-CD3面開き紙ジャケット・オーストラリア自主盤。
US-0097J SNAKES ALIVE / Same CD \3390
 「スネイクス・アライヴ / スネイクス・アライヴ 」 50枚のみのプレスだったとされる幻の75年作。オーストラリアのセッション・ミュージシャンによる厚盛りのジャズ・ロックで、技巧的なギターやキーボードの他に、トランペットやトロンボーンなどブラス系が加わるのがオセアニアらしい。熱いヴォーカルと多勢が一体となったエネルギッシュな演奏はデッカやデラムあたりの英国ジャズ・ロックの名盤を思わせるハードな質感だ。オフィシャル初CD。オリジナル・アナログ盤はジャケ無しのリリースであった為、過去に出回ったブート盤のジャケがあてられている。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
US-0063 THINK / We'll Give You A Buzz CD \2500
 76年にアトランティックからリリースされたオセアニアン・プログレッシヴ・ロックの名作。ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人編成で、流石メジャー・リリースと言えるテクニカルに締まった演奏でメロディックな曲調を全編で聴かせる。ちょっとイエスを意識した1曲目からつかみは十分だが、オセアニアの真骨頂とも言えるメロウな2曲目はセバスチャン・ハーディーを思わせる哀愁感がなんともいい。甘いギターもバンドの売りだが、キレのよいハモンドやシンセ・ソロが抜き出ている。必聴作。デジパック。
US-0084 TULLY / Same CD \2800
 初CD化。オーストラリアのTULLYといえば、EXTRADITIONと合体し、女性ヴォーカリストSHAYNA STEWARTが加わったラスト作の3rd「LOVING IS HARD」がよく知られるが、本作は70年にリリースされた彼らの1stアルバム。デビュー当時からビートルズやジャズをカヴァーし、すでに注目を集めていた彼らが、オリジナル・アルバム発売に当たり、オーストラリアのミュージック・チャート6位にチャートインしたという作品。キーボード、ギター、ドラムス、フルート、ヴォーカルの5人で、厳かな合唱団を加えた曲や、ジャズ、ポップ、前衛サウンド等を聴かせるプログレッシヴ&サイケ作。ラストはプロコル・ハルムの青い影のようなオルガンを導入したインスト曲。ボーナス・トラック1曲(凄いアレンジされたビートルズのイエスタデイ)を追加収録。見開き紙ジャケット仕様。
US-0101 UPF - UNITED PROGRESSIVE FRATERNITY / Planetary Overload - Part 1 Loss 2CD \2800
 <ボーナス・ディスク付き2枚組> STEVE HACKETT、NICK MAGNUS、HASSE FROBERG (FLOWER KINGS)、MICHEL ST-PERE (MYSTERY)、JON DAVISON (YES) らを筆頭に、多数の多国籍ミュージシャンが参加しているプロジェクト。ex.UNITOPIAのメンバーと、THE SAMURAI OF PROGのSTEVE UNRUH(ヴァイオリン、フルート)が中心となり結成したシンフォ・バンドの5年振りとなる2019年新作2nd。3つの組曲で構成されており、特に、シンフォニック・オーケストラを導入し、ハケットのナイロン・ギターのソロも美しい11曲目の20分に及ぶ長尺曲が印象的。紛争、戦争、気候変動などの問題に警鐘と未来への希望を込めたコンセプト・アルバム。ボーナス・ディスク「ROMANTECHS : REIMAGING」にはアルバム未収曲と、収録曲のヴァージョン&ミックス違いを全9曲収録。
US-0021 WINDCHASE / Symphinity CD \2500
 77年リリース。SEBASTIAN HARDIEを経たMARIO MILLOとキーボーディストのTOIVO PILTが結成し、リリースした唯一のアルバム。セバスチャン・ハーディーをコンパクトにしたような、メロディアスなサウンドで、当時のCAMELのような甘いサウンドと、メランコリックな雰囲気で聴かせる。ヴォーカルもウォーム・ハート。1曲ボーナス・トラック入り。


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