update 2017/05/21


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表示金額は全て税込みです

〓[BOSNIA-HERZEGOVINA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-10028 BIJELO DUGME / Kad Bi Bio Bijelo Dugme CD \3000
 ゴラン・ブレゴヴィッチが率いた、サラエボ出身の旧ユーゴスラビアの代表格。74年リリースの1st。バルカンの情熱的なメロディー、クラシカルなフレーズをDEEP PURPLE、URIAH HEEP調のハード・ロックに転換させ、ドラマチックに聴かせる。起伏、緩急によるインパクトも強烈。イタリアン・プログレ&へヴィ・プログレ・ファンならノックアウト。デジタル・リマスター盤。
LV-10031 BIJELO DUGME / Kad Bi Bio Bijelo Dugme - Abbey Road Remastered 2014 SACD \2800
 <40周年記念限定盤・英国アビーロード・リマスタリング・SUPER AUDIO CD - HYBRID DISC仕様&4面開き紙ジャケット> イタリアン・ヘヴィ・プログレも凌駕する衝撃の74年デビュー作。ゴラン・ブレゴヴィッチ率いる、ボスニア・サラエボ出身の旧ユーゴスラヴィア最大のロック・バンドで、バルカンの哀愁に染まった情熱的なメロディー、プログレ風味のクラシカルなフレーズをパープルやヒープ調のハード・ロックに転換させ、ドラマチックに聴かせる。何種もリマスター盤が存在するが、音質の良さやアートワークの良さは過去NO.1! 旧ユーゴの歴史的名盤なのでコレクションで押さえたい2014年クロアチア盤。ハイブリッド仕様につき、通常のCDプレイヤーで再生可。
LV-10027 BIJELO DUGME / Sta Bi Dao Da Si Na Mom Mjestu CD \3000
 メロトロンを印象的に導入した75年リリースの2nd。BIJELO DUGME(ビエロ・ドゥグメ)とは白いボタンという意味。重圧なハモンドとヘヴィなギター、胸をしめ付け、かきむしるようなヴォーカル。ドラマチックな泣き。旧ユーゴが生んだハード&ヘヴィ・プログレッシヴの最高峰! デジタル・リマスター盤。
LV-10003 BIJELO DUGME / Eto! Bas Hocu! CD \3000
 77年リリースの3rd。シンフォニックな超名曲、SANJAO SAM NOCAS DA TE NEMANを収録した彼らの名作のひとつ。メロトロンやハモンドをフィーチャーし、真に衝撃的なシンフォ・ハード・プログレッシヴ・サウンドで、イタリア張りに迫る! 初期5枚はヘヴィ・シンフォ・ファンなら文句なしの必聴アイテム! デジタル・リマスター盤。
LV-10029 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza CD \3000
 79年に英国のアビー・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた5作目。彼らが最も充実していた頃の作品で代表作とも言える。彼らならではのメロディアスなハード・ナンバーと、オーケストラを導入したドラマチックなシンフォニック・ロック・ナンバーをバランスよく収録。王道を行く感動の一撃! 衝撃が走ります。デジタル・リマスター盤。
LV-10025 BIJELO DUGME / Sanjao Sam Nocas Da Te Nemam CD \3000
 彼らの入門作品として最良な84年にリリースされた泣かせ名ベスト・コンピ盤。バラード集として発売されたもので、結果、メロトロン、オーケストラを導入した曲がインパクトを残すシンフォニック・ロック集となっている。ロック・バラードのヴァリエーションの域を超えたタイトル曲や、英国のアビイ・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた曲など激ドラマチック! テイク違いやシングル曲もあり、このCDでしか聴けない曲も。デジタル・リマスター盤。
LV-10010 BIJELO DUGME / Ima Neka Tajna Veza ('80s Best) CD \3000
 80年代後半のアルバムを中心としたベスト。その後の活躍を予感させるブレゴヴィッチのバルカン・アイデインティティー色に満ち、さらに、旧ユーゴの国内事情の混乱とともに、非常に民族色の濃いロック・サウンドへ変化。女性兵士の行進や、戦場に横たわる英雄など、当時のジャケットも印象的でした。まさに壊れゆくバルカンの哀愁に満ちています。
LV-10032 BIJELO DUGME / CD Box Set Deluxe - Abbey Road Remastered 2014 11CD \9800
 旧ユーゴスラヴィア最大のロック・バンドの74年のデビュー・アルバムから当時の最終作となった88年作までの全スタジオ・アルバム9作全部入りリマスター・ボックス! 初期と後期がひとつにまとまったのは初で、40周年を記念し、英国アビーロード・スタジオにてリマスタリング(通常CDでSACDではありません)。さらに、74年〜81年のシングル全部と未発表曲1曲の計30曲を収録した2枚組ボーナス盤入り。このボーナス盤にはIPE IVANDIC & BIJELO DUGMEを始め、ソロ&バンド名義で70年代にリリースされたシングルも含み、74年に開催されたBOOM POP FESTIVAL出演時のテイク(1曲)も収録。各コーティング見開き紙ジャケット入り。52ページ・ブックレット付き・40周年記念1000セット限定品!

収納アルバム:
KAD BI BIO BIJELO DUGME (1974)
STA BI DAO DA SI NA MOM MJESTU (1975)
ETO! BAS HOCU! (1976)
BITANGA I PRINCEZA (1979)
DOZIVJETI STOTU (1980)
USPAVANKA ZA RADMILU M. (1983)
BIJELO DUGME (1984)
PLJUNI I ZAPJEVAJ MOJA JUGOSLAVIJO (1986)
CIRIBIRIBELA (1988)
PJESME SA SINGL PLOCA I NEOBJAVLJENA PJESMA (2CD)ボーナス・ディスク

LV-10035 BIJELO DUGME / Ko Ne Poludi Taj Nije Normalan! CD \3000
 2016年作としてリリースされた28年振りのスタジオ作。哀愁の絶唱は変ることなく、一部ライヴ録音も交えながら、トランペット、トロンボーン、サックスらのブラス・クインテットと民俗的なパーカッションをバルカンチックにフィーチャーし、80年代の曲を中心に新録。彼らの後期の3枚のアルバムにあったバルカン・ポップスをプログラミングも交えモダンにリヴィジテッドした内容だ。驚くべきはゴラン・ブレゴヴィッチのアレンジスキルで、フランスを始めヨーロッパでトレンドを生んだヒットメーカーとしての才能に驚かされる。デジパック。
LV-10011 GORAN BREGOVIC / Same CD \3000
 BIJELO DUGMEのギタリストであり、リーダーであった彼のバンド在籍時75年の1stソロ。バックはBIJELO DUGMEのメンバーが中心で、バンド曲もセルフカヴァーするなど、当時のバンドの音にも近い。女性ヴォーカルもフィーチャーした曲も。その後、王妃マルゴをはじめ多数のOSTや、ギリシャやポーランドの女性ヴォーカリストのプロデュースを手掛け、世界的な成功を。
LV-10026 REZONANSA / Nemoj Meni CD \3000
 5枚のアルバムをリリースしたフォーク・ロック男女デュオの75年デビュー作。キーボードも含むバンド編成となっており、ギター、ピアノ、オルガン、ストリングス・シンセ、ヴァイオリン、フルートらのバックと、女性が柔らかに歌うニュアンスがいかにもレア・プログレッシヴ・フォークといった感じで、バルカンというよりはゲルマンのような翳りと夢見があり、コレクターを間違いなく惹き付ける魅力がある。少しポップな曲もあり、イタリアのRICCHI E POVERIも重なる。75年から77年の4枚のシングルの内、LP未収曲を6曲ボーナス収録。3面開きデジパック。

〓[SERBIA-MONTENEGRO]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-20121 DORDE ILIJIN / Zabranjeno Prisluskivanje! CD \2500
 ベオグラード出身のTAKOのキーボーディストが、83年にKORNI GRUPA(KORNELYANS)のドラマーの参加を仰ぎリリースしたシンフォニックなソロ。彼の名前をアルファベットに正式に直すと、DJORDJE ILIJINが正しい。各種キーボードをフィーチャーし、プログレ然とした涙のシンフォ・ナンバーから、ドリーミィーなナンバーまで幅広く聴かせる。TAKOでも聴けたフルートやリコーダーもリリカル。叙情派の美しい旋律が散りばめられた旧ユーゴ物の決定的な名作! ボーナス4曲収録で、こちらもロマンチックな佳作ぞろい。旧東欧シンフォ・ファン必聴!
LV-20138D GALIJA / Ozenise Me Muzikom 2CD+DVD(PAL) \4500
 ブルガリア寄りのニーシェで結成されたバンドの33曲入りリマスター・ベスト・コンピ2枚組とヴィデオ・クリップやライヴが19曲収録されたDVDがセットになった辺境ファン必携盤。なんといっても初期はイタリアを思わせる哀愁が織り交ざったクラシカルなシンフォニック・プログレを演奏しており、本コンピも79年作1stから5曲、80年作2ndから1曲、82年作3rdから3曲とディスク1には必聴期の名曲を収録している。後期はフォーク・ロック&ポップになったものの、叙情的で暗さがあり、メロディアスさが心に染み入る。単体未CD化の為、このリリースは大変ありがたい。綴じ込み付き4面開きデジパック&スリップケース入り。限定盤。
LV-20130 IGRA STAKLENIH PERLI / Same & Vrt Svetlosti CD \3200
 3面開き紙ジャケット&リマスター・セルビア盤。古くから知られる旧ユーゴの代表格。79年の1stと80年の2ndの2in1。うねりながら疾走するリズムにマイナー・トーンを持続する響きが全体に立ち込め、陰鬱なオルガン、挑戦的なギター、そして、重圧さを醸し出すヨーロッパ然としたクラシカルなフレーズがドラマチックに入る。サイケデリックな要素を残しながらもそれを妖しさに変えて纏い、ずばりのプログレッシヴ・ロックを展開。結成当初はタンジェリン・ドリームにも傾倒していたというが、楽器スタイルはまったく違うものの、なんとなくその名残りが伝わる1st、シンフォニック・ロックとなった2nd、年代を考えると隔絶された独自の闇に潜んでいたとしか思えない。*CD直入れのためスレが若干あります。
LV-20141 KORNI GRUPA / Same CD \2800
 変名KORNELYANSで必聴傑作シンフォをイタリアのリコルディからリリースした、旧ユーゴスラヴィアきってのプログレッシヴ・ロック・バンドの72年作1st。69年〜73年のアルバム未収シングルから8曲ボーナスを加えた2013年盤。テクニカルなギターやピアノなど、ジャズ・ロックとハード・ロックを組み合わせ、泣きのヴォーカルで歌われるサウンドはイタリアン・ロックや英ネオン・レーベルの名バンドに通じる完成度の高いものだ。切々としながらもベタ付かない1曲目や、組曲となっている2曲目など、後のKORNELYANSを予感させるに十分。
LV-20148 KORNELYANS / Not An Ordinary Life CD \2800
 旧ユーゴスラヴィアの必聴傑作シンフォ! KORNI GRUPAが74年にイタリア録音にて伊RICORDIから変名でリリースした名作で、ハードなギターとシンセやハモンドが絡み合い押し寄せる怒涛のシンフォニック&ジャズ・ロックを展開。伊RICORDIのスタジオ&スタッフで制作された為、キーボードやドラムスなど、その音色と質感が生み出すイタリアン・プログレ的なクラシカルさと、マハヴィシュヌ・オーケストラ的な技巧構築プレイがミックスされ、旧ユーゴの中ではダントツ、それどころか、イタリアのレジェンド群にも匹敵する恐るべし内容となっている。
LV-20143 MAJA DE RADO & PORODICNA MANUFAKTURA CRNOG HLEBA / Stvaranje CD \2800
 74年激レア・プログレッシヴ・フォーク作。女性ヴォーカルをメインでフィーチャーし、アコギを始め、クラシカルかつアシッドなフルートや、哀愁のヴァイオリンを曲によって絡めたコレクター垂涎の内容で、影を落とすハモンドやリズム・セクションも加わりロック色も持つ。硬質なアンサンブルを生む東欧リュート系のタンブリカも多用され、中世色、地中海色、ビザンチン色といったものがバルカン色と混じり合い、欧米のフォーク物とは明らかに違う背景を映し出している。以前CDRで出回っていたが、300枚限定での初CD化。
LV-20142 OPUS / Opus 1 CD \2800
 300枚限定にて初CD化。旧ユーゴスラヴィアの名作群の中でも、最も凶暴でかつプログレッシヴなハモンドを聴かせる75年作。内ジャケットも強烈だが、まさに火を噴くオルガンと極限の鳴りを見せるレスリー。加えてヨーロッパ然としたクラシカルさがあり、ドイツとイタリアがミックスされたようなインパクトを放つが、ピアノも交えた変則リズムで押し進んでいくワイルドさは旧ユーゴならでは。シンセは使われていないが、フンカ・ムンカのようなシンフォニックなアレンジがいい。ヴォーカリストは元KORNI GRUPA/KORNELYANS。ギタリスト在籍時の74年のシングルから両面ボーナス入り。
LV-20144 POP MASINA / Kiselina CD \2800
 72年にベオグラードで結成されたヘヴィ・プログレ・バンドの73年作1st。ギター/ヴォーカル、ベース、ドラムスのトリオで、ゲストでキーボーディストとフルート奏者が加わっている。ツェッペリンの影響を感じさせるサウンドだが、甘いコーラスやクラシカルに導入されるハモンド、叙情的に爪弾かれるアコギがミックスされた情景は多くの旧ユーゴのバンドがそうであるようにイタリアン・ロックが重なってしまう。タイトルはアシッドを意味し、哀愁が漂うフォーキーなドリーミィさも。72年の1stシングルから2曲ボーナス入り。300枚限定・2014年盤。
LV-20145 POP MASINA / Na Izvoru Svetlosti CD \2800
 70年代中期に3枚のアルバムを残したベオグラード出身の彼ら。よりハード・ロックへ特化した75年リリースの2nd。とは言え、曲調が突然変りシンセやアコギが入る1曲目からプログレッシヴな方向性も保ったままだ。カッコ良く畳み掛ける4曲目、牧歌的なインストの5曲目、幻惑的なパートを織り込んだ6曲目など質は高く、またハモンドが導き、ストリングス・カルテットをフィーチャーしたクラシカルな名バラードも収録しており、シンフォ・ファンも悩ます内容となっている。1stと並び旧ユーゴスラヴィアの正統派。300枚限定・2014年盤。
LV-20133 R.M.TOCAK / Same CD \3000
 SMAKのギタリスト、RADOMIR MIHAJLOVIC TOCAKの76年1stソロ。SMAKの1stからヴォーカリストを抜いたメンバーで録音されており、キーボードはLAZA RISTOVSKI。アレアかと思う速いバルカン・ジャズ・ロックの1曲目からテンション全開で、泣きが効いた2曲目、ギアチェンジを繰り返しドライヴするハードな3曲目へと続く。畳み掛けるドラマーも弾き倒すベーシストも手を休めないので前半だけでも相当来る。ギターはもちろん、歯切れ良く絡むオルガンやエレピの巧みさはイタリアのエトナのようだ。3面開きデジパック&リマスター。
LV-20134 SMAK / Same CD \3000
 デジパック&リマスター盤。必聴名作として名高い75年リリースの1st。本作では鍵となるキーボーディストのLAZA RISTOVSKIが在籍しており、リーダーのR.M.TOCAKのギターと絶妙のコンビネーションを見せている。旧A面はヴォーカル入りの泣きのハードさで迫り、旧B面は完ペキなプログレ・スタイルで聴かせる。この後半の20分近いインストの大作は旧ユーゴの中でもトップクラスで、近代クラシックからも影響を受けたクリエイティヴな楽曲をテクニカルな演奏で展開。当時のLP未収シングルから8曲ボーナス入り。3面開きデジパック&リマスター。
LV-20132 SMAK / Stranice Naseg Vremena CD \3000
 英語盤やベスト盤を挟み、78年にリリースされた3rd。ニュー・トロルスのニコを思わせるハイトーンのヴォーカル、テクニカルなギターとクールなキーボード、まったくブレないガッチリとしたリズム・セクションで畳み掛ける名作と言え、ジャズ・ロック・ファンも満足させるハード・プログレッシヴで迫ってくる。情熱で焦がされるメロウさとヘヴィな構築性が交差し、旧ユーゴならではのイタリアン・ロックを彷彿させる重厚さに、カッコ良さ、攻撃性がプラス。ラストの大曲など普通にならない曲構成もこのバンドの魅力で、改めて旧ユーゴ物はいいな、と思ってしまう。78年と79年のLP未収シングルから4曲ボーナス入りでこちらもかなりいい。3面開きデジパック。
LV-20135 SUNCOKRET / Moje Bube CD \3000
 77年作で唯一のアルバム。男女ヴォーカルによるプログレッシヴ・フォーク・ロックで、サイケ色、ややシンフォ色も持っている。旧ユーゴであれば思いつくSEDMINAのようなタイプではなく、例を出すとイタリアのCIRCUS 2000あたりに近いが、意外と洗練されており、オルガン、ギター、コーラスの使い方も決まっていて、どんよりとした夢見の曲もあれば、おごそかな合唱が入る曲、ストリングス・オケが入る曲、そして、ラスト2曲のようにプログレへ突っ込んだ曲など音楽性は広い。78年のシングルから2曲ボーナス入りでプログレ・バンドに変身している。3面開きデジパック&リマスター。
LV-20114 S VREMANE NA VREME / Same CD \3000
 フォーク・ロック・タッチの叙情派バンド。75年リリースの1st。後にも数枚のアルバムをリリースするが、闇と叙情が同居する本作が一番プログレ色が強い。邪悪な雰囲気を発散させる1曲目(チェルベロ?)、ストリングスとフルートが美しい4曲目、イタリア調の6曲目etc.。また、ボーナス曲には女性ヴォーカルがフィーチャーされていて、こちらも興味のあるところ。

〓[CROATIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-30213 DRUGI NACIN / Zgubidan CD \3000
 フォーカスのカヴァー(HOUSE OF THE KING)を含む23年振りの2016年作。75年のハードなデビュー作、シンフォに接近したメンバー関連バンドGRUPA NEPOCINの77年作など、旧ユーゴ・ファンには人気の高いバンドだ。前半は円熟したロックだが、リリカルなフルートをフィーチャーした4曲目や5曲目はGRUPA NEPOCIN、もしくは隠れ名作として知られる93年作に通じる彼ららしいナンバーで、また、シンフォ風味を持った7曲目やヴァイオリンを配した哀愁の9曲目&10曲目も旧ユーゴ然としており、注目の好作となっている。ライヴ・ボーナス1曲入り。
LV-30212 GRUPA NEPOCIN / Svijet Po Kojem Gazim CD \2800
 クロアチアで結成されたDRUGI NACINのメンバーによるバンド、GRUPA NEPOCINの唯一のアルバム77年作。ハードなDRUGI NACINと比べると、シンフォニック・プログレ風味があり、ストリングス・キーボード、フルート、リコーダーらをクラシカルに配した3曲目や5曲目などイタリアに通じるリリカルな叙情が花咲く。一方でヒープを思わせる邪悪なナンバーもあり、両者とも曲が良く、旧ユーゴ・ファンには人気の高いアイテムだった。77年のライヴ・コンピレーション盤から2曲、78年と79年のDRUGI NACIN名義のシングルから4曲、計6曲ボーナス入り。単体初CD化。
LV-30211 JOSIPA LISAC with TIME / Dnevnik Jedne Ljubavi CD \2700
 25枚近くのアルバムをリリースし、現在も活動中のクロアチアを代表する女性ヴォーカリストの73年ソロ・デビュー作。ブルージィなナンバーをソウルフルな歌唱で聴かせるスタイルだが、バックにはあのTIMEが起用されており、ロック色の強い曲ではハモンドやフルートを効かせたプログレッシヴな演奏が聴ける。昔からコレクターに人気のあった知られた1枚だ。オープニングなどオーケストラも導入されており、ノスタルジックなアコギの爪弾きが導くバラードになるとバルカンらしい暗い哀愁も漂う。リマスター&デジパック。
LV-30207 STIJENE / Cementna Prasina CD \3000
 クロアチアのアドレア海に面した街、スプリトの女性ヴォーカル・プログレ・バンド。81年リリースの1st。エキゾチックなキーボードを交えたインスト・ナンバーもあり、情熱的なヴォーカルと哀愁を帯びたハードなギター、そしてホットなドラムで畳み掛ける。泣き泣きの5曲目はストリングスのオケも効いたBIJELO DUGMEを思わせるバラードで、この旧B面のトップを聴かされたなら大枚を叩くしかなかった、コレクター殺しの名曲である。続く6曲目もプログレ風味十分で、ラストはハモンドがたなびきハスキーなヴォーカルなど初期SAVAGE ROSEを連想させるも、心はバルカンだ。80年〜82年のシングル4枚から7曲ボーナス入り。泣きのシンフォでこちらも良い。3面開きデジパック&リマスター。
LV-30209 TIME / Same CD \2700
 長らく廃盤で入手困難だった旧ユーゴスラヴィアの必聴名作。72年リリースの1st。当時のイタリアのバンドの質感に似ており、唸るフルート、プログレッシヴなハモンド、メロトロン、ムーグ、ジャージィなピアノ、ワイルドなギター、感情たっぷりのヴォーカル、強固なリズム・セクションが一体となって繰り広げる本格的なヘヴィ・シンフォで、特にアルバム後半の長い曲はクラシカルさと闇が入り混じる屈指のナンバー。ヴォーカリストはKORNI GRUPAを経て、キーボーディストは後にSEPTEMBERへ、と有能なミュージシャンがザグレブで結成したスーパーグループであった。新たにマスターテープからリマスターされた2012年デジパック・クロアチア盤。

〓[SLOVENIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-40322 BULDOZER / Pljuni Istini U Oci CD \3200
 75年リリースの1st。プログレ・ファンにはあまり馴染みの無い名前のスロヴェニアのバンドで、ハモンドとギターをフィーチャーし屈折したヴォーカルで聴かせる、ボンゾ・ドック・バンドやザッパをハード・プログレへ持って来た様なヘヴィなサウンドを展開。脱力型かとも思うがややこしい変拍子が持続したり、メロウなサイケ色を見せたり、旧ユーゴらしいツェッペリンの影響を感じさせたり、例によってイタリアン・ロックの闇の部分に通じたり、この音楽性は一筋縄では行かない。旧ユーゴ異色の名盤。スロヴェニア盤で限定入荷。
LV-40326 IZVIR / Same CD \2800
 300枚限定にて初CD化。旧ユーゴスラヴィアの名作群に君臨するシンフォニック・ジャズ・ロック作。70年初期に結成された彼らが77年にリリースした唯一のアルバムで、技巧的ながらもファンタジックに拡散する曲想を持っており、ギター、シンセ、クラヴィらがソロを織り成し、切々としたヴォーカルが入る。アドリア海の煌きが映し出されるかのような1曲目はエキゾチックな構築の中で哀愁を奏でるリコーダーが印象的。続く流暢なギターに弾き倒しのオルガンソロがプログレッシヴでカッコいい2曲目等、緻密なテンションは落ちることなく中盤から後半へ受け継がれていく。インパクトのあるジャケットとは裏腹のクールに凝縮されたサウンドだ。キーボーディストは前年にOKOに参加している。アルバム未収シングルから2曲ボーナス入り。
LV-40325 KLADIVO KONJ I VODA / Vidov Ples CD \2800
 伝説のバンド、SEDMINAを思わせるスロヴェニアの女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・バンドの83年作。70年代にカセット作をリリースしているものの、彼らが残した唯一のアナログ盤だったもの。そして、激レアのコレクターズ・アイテムとして知られていた。ヴァイオリンやアコギをフィーチャーし、時折リコーダーも入り、朗々としながらも妖しさと哀愁を秘めたヴォーカルで歌われていく。怪奇ジャケットや世紀末を彷徨う暗い雰囲気はSEDMINAに通じるも、光も差し込み、その陰影は旧ユーゴスラヴィアの中でも特異な色彩を放っている名作だ。300枚限定にて初CD化。
LV-40327 PREDMESTJE / Brez Naslova CD \2800
 300枚限定にて初CD化。75年にリュブリャナで結成されたジャズ・ロック・バンドの77年デビュー作。メンバーは流動的で後にIZVIRと合流。スロヴェニアのジャズ・ロックと言えばアルティ張りのテクニックで圧倒するSEPTEMBERの傑作1stが知られるところだが、本バンドは畳み掛けるタイプではなく、影のある緩めのメロディアスなサウンドで、曲によってヴォーカルもフィーチャーし、エフェクトの効いたギターやエレピ、サックスらがソロを取っていく。どこか潮の風味があり、バルセロナのバンドにも似た面影も。
LV-40329 SEDMINA / Melita & Veno Dolenc CD \2600
 <300枚限定> 長らく入手困難だったスロヴェニアの必聴傑作がデジパックで出直し! 旧ユーゴスラヴィアのスパイロジャイラと高く評価されてきた彼らの80年作1st。ギター、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、男女ヴォーカルらによる幻想絵巻。哀愁、夢見る逃避性、虚ろな歌い回しの女性ヴォーカル、他に類を見ない。プログレ・ファンも女性ヴォーカル・ファンも必聴!
LV-40330 SEDMINA / II.Dejanje CD \2600
 <300枚限定> 長らく入手困難だったスロヴェニアの必聴傑作がデジパックで出直し! 1stと甲乙付け難い82年作2nd。男女ヴォーカルをフィーチャーし、その雰囲気はスパイロジャイラやヘルダーリンの1stに通じる。ジプシー風の泣き、世紀末的な憂い、怪奇性すら感じる幻想色。女性ヴォーカリストのMELITAも格別で、女性ヴォーカル・ファンも、フォーク・ファンも、プログレ・ファンも必聴!
LV-40321 SEPTEMBER / Zadnja Avantura CD \3000
 スロヴェニアのアルティ・エ・メスティエリと言われる彼らの76年作必聴1st。リュブリャナで結成されたバンドで、エレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーし、キリコ張りのドラムに切れ味の鋭いキーボードやギターが一体となり、イタリア風の疾走型ジャズ・ロックを展開。ヴォーカルが入るとレブ・イ・ソルにも似るが、このバンドの特徴はなんと言っても「ティルトを聴いた」としか思えない近似値があり、またそのテクニックに舌を巻く。当時のシングル、ライヴからボーナス3曲入り。3面開きデジパック&リマスター。
LV-40328 SLOVENSKA GRUDA / Pesmi CD \2800
 あのSEDMINAに似たスロヴェニア独特の翳りを持つ、プログレッシヴ・フォーク83年レア作。女性ヴォーカルと男性2人のトリオで、ギター、マンドリン、バロック・フルートというシンプルな構成だが、影の深い男女コーラスを多用し、染み入る笛の音など、なんとも東欧の物悲しげな印象を与えている。一方でアコギのアルペジオの繊細さには英国フォークのようなパストラルさも持ち合わせており、その混ざった色合いが独特だ。SEDMINAのみならず、TANTADRUJ、KLADIVO KONJ IN VODAといったバンドが思い出される。300枚限定。

〓[MACEDONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-50410 LEB I SOL / Akusticna Trauma CD \3000
 82年に2枚組でリリースされたライヴの2in1リマスターCD。VLATKO STEFANOVSKIのギターをメインとし、重厚で破壊力のあるリズム隊と一体となって、テクニカルな演奏が枠を打ち砕くように繰り広げられていく。初期のプログレシッヴ・ナンバーがエネルギッシュに演奏され、また、イタリアを思わせるメロディアスなヴォーカル・ナンバーも織り交ぜられている。バルカン&地中海の光にあふれるダイナミックなサウンド。スピーディーなプレイに圧倒。眩し過ぎるスーパー・ジャズ・ロック!
LV-50416 LEB I SOL / Kolekcija 83-89 5CD BOX \14000
 7作目以降のほぼ未CD化ゾーンだった5枚、KALABALAK、TANGENTA、ZVUCNI ZID、KAO KAKAO、PUTUJEMOが各紙ジャケット&リマスターにて収納された限定ボックス。たしかに、この時期はバルカン・ポップ色を強めるも、テクニカルなキレのある演奏と曲によって見せる叙情的な泣き、ドラマチックな盛り上がりなど、流石と言った貫禄で聴かせる。閃光が走るVLATKO STEFANOVSKIのギターやメロウなヴォーカル、それを支える強固なチームワークは旧ユーゴスラヴィアのバンドの中でもダントツだ。86年のZVUCNI ZIDは70年代の音源も含み、シングル、プロモ、ジャムセッションを集め、ドキュメンタリーとしても使用されたレア・コンピ盤。
LV-50405 VLATKO STEFANOVSKI / Trio CD \3000
 圧巻! LEB I SOLのギタリストによるトリオ。とにかくもう弾きまくりで、そのバルカン&地中海のパワーといったら、マウロ・パガーニのフレーズをゲイリー・ムーアがアレアをバックに弾きまくったような、とても表現できる物凄いもの。MIDIギターによるハモンド、フルート、クラリネット、ストリングス等の音色もアンサンブルとして加えられ、カラフルさも倍増。ヴォーカルも味があって良い。

〓[ROMANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-60519 CELELALTE CUVINTE / Same (2nd) CD \2800
 アルゼンチンのような叙情と現代的なテクニカルさを兼ね備えた、東欧唯一のラテン系ならではのプログレッシヴ・ハード。90年リリースの2nd。PFMのようなピアノにオルガンが重なるオープニングはイタリアかと思ってしまう。1stより洗練された分だけキャッチーさ(あくまでも東欧での)も出て来ているが専属キーボーディストが参加している為、プログレ然と畳み掛ける3曲目や5曲目、切々と歌われる7曲目など音が厚くなりシンフォになっている。辺境ファンはぜひ。1作目と甲乙付け難い。リマスター・ルーマニア盤。
LV-60527 FFN / Zece Pasi CD \2700
 初CD化。コレクターの間で知名度が高いF.F.N.(FORMATIA FARA NUME)の75年のデビュー作。リリカルに、また、時に絡み付くフルートをフィーチャーし、ルーマニア語で歌われ、メロディアスでハードなサウンドをベースにしながら荒くれることなく、曲によってクラシカルなピアノやシンセがシンフォニックに織り込まれるなど、イタリアン・プログレを思わせる展開が印象に残る。たおやかなアコギと浮遊感のあるムーグで奏でられるインストの小曲もそういった趣だ。74年の1stシングルから2曲と73年の貴重なラジオ・セッションから2曲、計4曲ボーナス入り。
LV-60505 MONDIAL / Remember CD \2800
 辺境ファンにとっては極め付けと言えるグループ。活動は古く60年代後半からすでにアルバムをリリースしている。69年〜71年のベスト・コンピ。オルガン、ファズ・ワウ・ギター、ヴォーカル、そして曲によってはストリングスを加え、ややハード&サイケ調で聴かせる。10分以上の曲があり、そこでは屈折した曲調と展開のプログレッシヴな面を見せる。
LV-60522 PHOENIX / Cei Ce Ne-Au Dat Nume CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。この国で最も知られるプログレッシヴ・ロック・バンド。クロアチア寄りの都市、ティミショアラで結成された彼らの69年リリースの1st。フルートやヴァイオリン、12弦ギターを効果的に配し、攻撃的なギターとラウドなベースがバトルする、かなり挑発的なサウンド。この時点ではサイケ色も残っていて当時の東欧の中では異色だった。流石、非バルカンのラテン民族国家。エキゾチックなヴォーカルに独特のハートがあり、本作以前には多数のシングル・ヒットを飛ばしていた実は人気バンド。
LV-60524 PHOENIX / Cantafabule CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。71年に2枚組でリリースされた3rd。(2in1) オリジナル・ジャケットでのルーマニア盤CDはこれが初。古くから知られ、その代表作と言えるのが本作。のっけから陰湿なムードを放ち、ギター、シンセ、チェレスタ、ピアノ、リコーダー、フルート、パーカッションを絡め、サイケからプログレへ突入したヘヴィな組み立てに、ポイントとなる古楽がかったフォークローレをアコースティックに織り込んだ、ダークで謎めいた音作りで聴かせる。トラディショナルな教会音楽を思わせるコーラスもエキゾチックさを加味。辺境物の定番。
LV-60525 PHOENIX / Vremuri Anii 60 CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。母体となるスクールバンドが62年に結成されその後PHOENIXと変名し68年に国営レーベルからシングル・デビュー。本CDはそんな1stアルバム以前の60年代の音源をシングル中心に集めたもの。極初期はオーケストラなどを加えたヒット性重視のビート・ポップ、またはバラード物だが、年代と共にファズ・ギターやオルガンをフィーチャーしたサイケ・ポップへと変化し、クラシカルな曲調や様々なサウンド・エフェクトを配したサージェント・ペパーズ風のプログレッシヴな姿勢を見せていく。貴重音源だが国民的バンドであった。
LV-60517 PROGRESIV TM / Dreptul De A Visa CD \2800
 07年リマスター盤。フルートを変化自在にフィーチャーするルーマニアのヘヴィ・プログレッシヴ・ロック・バンドの74年作。キーボードは入らないものの完成度は高く、歌心のあるヴォーカル&コーラス、入魂のギター、強力なリズム・セクションにより、王道のハード・ロックの風格も見せ、そこに東欧唯一のラテン系民族というカラーが出ており、翳り、邪悪なほとばしり、クラシカルなフレーズなど南米やイタリアを思わせるものがある。辺境ファンを満足させること間違いなし。10分を超えるラストは特筆。

〓[RUSSIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-82812 ALEXANDER ZHURBIN (with BOOMERANG) / Two Portraits CD \2980
 アルテミエフで知られるプログレ・バンド、ブーメランがバックにクレジットされている84年リリース作。リマスターでCD化。(LPとはジャケ違い) 2本仕立ての旧ソ連らしいロックオペラで、女性ヴォーカルをメインにオーケストラをドラマチックに配しながら進行していく前半、テクニカルでエキゾチックなバンド演奏を押し出しシンフォニックに展開する後半、共にシアトリカルで合唱団も入り実に壮大。カザフスタン出身のグループであったらしいブーメラン。アルテミエフ張りに煌くシンセや堰を切ったように止まらないドラムス、泣きわめくギターなど、かなり聴かせます。辺境シンフォ・ファン・マスト!!
LV-80778 ARAKS / Ispoved CD \2980
 80年にリリースされた一大コンセプト・アルバムで、旧ソ・シンフォ必聴物のひとつ。オーケストラと合唱をクラシカルに配し、エキゾチックかつシュールな演奏がテクニカルに繰り広げられていく。多種キーボード、ギター、フルート、チェロなど隙間なく埋められ、シアトリカルなヴォーカルが泳いでいく。まさに絢爛たる詩風。変拍子を自在とする圧迫感のあるリズム・セクションも旧ソ独特のスタイルだ。叙情的でかつヘヴィ。GRUPPA MOSCOWにも似ているが、曲調が最後までバラけず終始プログレッシヴな姿勢を貫き通すのも特筆。かつてのアナログはCONFESSIONという英タイトルが付けられていた。
LV-82934 ASCORBIC ACID / People CD \2800
 クリムゾンやフロイドに影響を受けているというモスクワのジャズ・ロック・バンド2016年作。ヴァイオリン、サックス、リズム・セクションの4人編成。エキセントリックなソロを繰り広げるだけでなく、ヴァイオリンはディストーションでギターのようなバッキングを見せ、サックスはまるでシンセのような沸き立つフレーズも流し込む。そして、フレンチ・ロックにも似たメロディ感豊かなベースは時にヘヴィな音色でウェットン張りのグルーヴをバンドに与える。適度なスリリングさもあり、スラヴ調の旋律も織り込まれ、旧ソ独特の不透明な幽玄さも十分。アシッド色も。紙ジャケット。
LV-82891 DAVID TUKHMANOV - GRUPPA MOSCOW / UFO CD \2980
 GRUPPA MOSCOWを率いて82年にリリースされたロシアン・シンフォのジャケットを新装してのリマスター盤。オープニングのテクノポップに面食らってしまうが、旧ソのご愛嬌ということで。チューンと鋭いエキゾチックな音色を放つシンセや、硬質でテクニカルなギター、切々と歌い上げるヴォーカル、ありえない変拍子を操るリズム・セクションなど、まともな曲はピアノをバックにしたラストのバラードぐらいで、後期のMODRY EFEKTをデフォルメしたようなサウンドで圧倒。辺境レベル5どっぷり。ボーナス1曲入り・スリップケース付き。
LV-82871 EDWARD ARTEMIEV / Solaris The Mirror Stalker CD \2500
 長らく入手困難だった本作が再プレス! タルコフスキーの惑星ソラリス(72年)、鏡(75年)、ストーカー(79年)のオリジナル・サウンド・トラックとして制作されたテープから再編集され、90年にオランダのレーベルからCDと2枚組のアナログ盤でリリースされた同内容をリマスターした99年リリースのロシア盤。イマジネイティヴで美しい音像は、編集盤とは思えない統一されたイメージで、幻想的なシンフォニーを響かせる。タルコフスキーに捧げられた89年録音のラストもあまりにも深淵で美しい。
LV-82872 EDWARD ARTEMIEV / Three Odes CD \2500
 長らく入手困難だった本作が再プレス! アルテミエフが最もプログレッシヴ・ロックに接近していた絶頂期、84年にリリースされた作品、ODE TO THE BEARER OF GOOD NEWSのCD版。もともとは80年に行われたモスクワ・オリンピックの為に制作されたもので、壮大なシンセ・ワークと、複数の混声合唱団、プログレッシヴ・ロック・バンドBOOMERANGらが一体となって繰り広げる、世紀の一大シンフォニック・ロックと言えるもの。当時のロシアが威信をかけた、その圧倒的なスケールにシンフォ・ファンなら失神。ボーナスとして、NIKITA MIKHALKOVの映画のOST(90年)、ロシアのTVのOST(97年)の2曲が足されている。こちらもそれぞれ10分近く聴き応えがある。
LV-82875 EDWARD ARTEMIEV / Mood - Pictures CD \2500
 84年に旧ソ連メロディアからリリースされたサウンド・トラックを中心とするアルバムに数曲加えリマスターした2010年盤。エキゾチックなオーケストラ、宙を切り裂くギター、自然界も凌駕するシンセ群、曲によってはプログレッシヴ・ロック・バンド、BOOMERANGが演奏という彼らしいスタイルを取っている必聴盤。例によって構成が組み替えられており、明確なクレジットが無いが近年のテイクも入っているようだ。オペラチックな女性ヴォーカルがフィーチャーされるクラシカルな曲や、バロック調のナンバーも格別。
LV-82873 EDWARD ARTEMIEV / Invitation To Reminiscences CD \2500
 2010年作。ロシアとリトアニアの詩に曲を付けた前半3曲(約30分)と、近年のサウンド・トラックから選曲された後半12曲で構成された約80分の作品。なんと言っても美声の女性ヴォーカリストが歌う最初の3曲が圧巻で、展開される音群は「シンフォニックなサウンド」と言う言葉では表し切れない壮大さと未知のエキゾチックさを持ち、まるで銀河が降り注ぐかのようなスケール。曲によってヴァイオリニストとピアニストが加わっているが、ドラムは打ち込みではなく出来ればドラマーを起用してほしかったと思う。
LV-82901 EDWARD ARTEMIEV / The Nutcracker & The Rat King CD \2500
 「くるみ割り人形」をファンタジー・アドベンチャー化した制作費80億円というハンガリー3D映画のサウンド・トラックを担当した彼がオリジナル・プロジェクトとしてチャイコフスキーをベースに書き上げた2012年作。オーケストラや混声合唱団が織り成す超壮大なシンフォニーで、甘くて物悲しい美声の女性ヴォーカルも入る。そして、陰鬱なオケの中から獣が吼えるように現れるヘヴィなギターや、ドラムス&パーカッションをフィーチャーしELP張りの壮観さで迫るリズムなど、アフター・クライングを思わせるプログレッシヴなサウンドも聴かせる。そのスケールの巨大さといったら形容の言葉が見つからない。
LV-82892 ETERNAL WANDERERS / So Far And So Near CD \2600
 凄すぎの圧巻作となった、女性キーボーディスト(ヴォーカルも担当)をフロントに置く超絶シンフォ・バンドの2011年作2nd。メンバーの内3人は傑作シンフォ、KLUBKIN'S VOYAGEをリリースしたQUORUMと重複。イエスを感じさせた前作に比べ、ロシア然とした本格的なクラシカルさが複雑に配置されており、妖しい雰囲気を纏いながら、御殿のようにシンセ群が構築され、リリカルなフルート、グリフォンを思わせるリコーダー、甘美でダークなギターらを散りばめ、エニド的スケール、E.L.&P.的威風堂々とした展開など、ストラヴィンスキーにも聴かせてあげたかった超力作。デジパック。
LV-82925 ETERNAL WANDERERS / The Mystery Of The Cosmic Sorrow 2CD \3800
 傑作。アルテミエフがプロデュースしたかのようなロシア然とした壮大なシンフォニック・ロックとなった2枚組2016年作。キーボード&ヴォーカルとギターを担当する姉妹率いるバンドで、女性ヴォーカルこそ英語だが、かつてのソ連時代を思わせるシンセ&エレクトリック色をエキゾチックに配しながら、エモーショナルなギターや重厚なリズム・セクションが織り成す、超大型のファンタジー&スペクタクル作となっている。まるで映画のサウンド・トラック張りのオーケストレーションが重なるディスク2の中盤など、エニドとゴブリンが合体した風と言え、快楽なのか、恐怖なのか、謎めいた未知の妖しさに戦慄が走る。3面開きデジパック。
LV-80716 GORIZONT / The Portrait Of A Boy CD \2500
 旧ソ連・ロシア最大の発掘と言われた、超ド級シンフォニック・ロック・バンドの89年リリースの2nd。のしのしと怪物が歩くような重低音の上を、ギター・シンセとキーボード類がまるで生き物のように絡み合い暴れまくる前半、壮絶なシンフォニック・チューンから感動的なクライマックを迎える後半、もうその音の洪水に、ただ圧倒され呑み込まれるだけ。1stと合せて必聴!
LV-82926 IAMTHEMORNING / Lighthouse CD \2600
 美声女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの最高傑作となった2016年新作3rd。緻密に計算された静と動の対比の絶妙さに加え、技量を感じさせるグランドピアノのプレイを際立たせたロシアン・クラシックからの影響を感じさせながらも、フリップ影響下のギターをフィーチャーしたクリムゾンを連想させる陰影や、ルネッサンスのシェラザード夜話の一場面のようなファンタジックなインスト・パートも織り込み、めくるめく夢想が広がって行く。キーボーディストとヴォーカリストのデュオに加え、ストリングス・セクションと木管、そして、クリムゾンのドラマーGAVIN HARRISON、ポーキュパイン・トゥリーのベーシストCOLIN EDWINらがゲスト参加。TORI AMOSを手掛けたレコーディング・エンジニアの手による一級品。FREQUENCY DRIFTファンにもおすすめ。崇高なまでの感動作。デジパック仕様。
LV-82825D INNA ZHELANNAYA / The Best + 10 Let CD+DVD(PAL) \4200
 FARLANDERSを含むベスト・セレクションCDに、04年の10周年記念ライヴDVDがセットになった、限定パッケージ07年ロシア盤。CDにはクリムゾンのTREY GUNNが参加したライヴ・テイク3曲も含まれ、またこれが凄まじく、ジャズ・ロックとヘヴィ・プログレッシヴが合体。DVDは12曲入り1時間以上の内容で、ヴァイオリンや管楽器を加えたFARLANDERSの強力な演奏が見もの。キーボーディストの感覚もスタジオ盤で耳にする以上にプログレッシヴだ。INNAは意外に淡々と歌い、ヘヴィな曲でのシャウトに聴える部分も平然と歌っている。声がもともと強い人なのだ。ロシア色炸裂。トラッド・ファン、女性ヴォーカル・ファン、そして、プログレ・ファン必見。3面開きデジパック。
LV-82844D INNA ZHELANNAYA / Zima CD+DVD(PAL) \4200
 07年モスクワでのライヴ。FARLANDERSのSERGEY GREBSTELを含むバンドをバックにした彼女ならではのジャズとトラッドが入り交ざったロック・スタイルだが、キーボーディストとヴァイオリニストが生むシンフォニック性が強く出て、また、ドラムがめちゃくちゃカッコよく、より、プログレッシヴで、さらに幽玄さが洗練され、息が止まるほどドラマチックになった。エキゾチックな音色や生ならではの残響感も素晴らしく、ロシア最強の美学とインパクトと言い切ってしまいたい。ロシアの同傾向のトラッド・ロック・バンドから女性ヴォーカリストとギタリストがゲスト参加。3面開きデジパック。
LV-82867 INNA ZHELANNAYA / Kokon CD \2980
 ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。5年振りの純スタジオ作となる09年作。ライヴを共にしたTREY GUNN(クリムゾン、UKZ)が本作でも参加しており、サウンドはプログレッシヴなベクトルを示しているが、緊迫感のあるアンビエントが作品を支配。初期では外へ発散させていたパワーを内に凝縮させ、暗黒のトラディショナルさとエレクトリックな幻想感を超エキゾチックにミックス。ヘヴィ級のリズムが這う中、狂気じみたサックスが雄たけびを上げる瞬間はもう快感だが、ヴォーカルはさらに魔性を帯びながらも彼女なりのスタイリッシュさも加味され新鮮! 3面開きデジパック。
LV-82883D INNA ZHELANNAYA / Live In Tele-Club DVD(PAL) \2980
 常に進化を続ける彼女。まさに、そんな表現がぴったりな2010年3月収録のライヴDVD。ALLIANCE、FARLANDERSを共にしたSERGEY GREBSTEL KALACHEVを含む、キーボード、サックス、ベース、ドラムス、ディヴァイスの5人をバックに、彼らが繰り出すタイトでヘヴィなグルーヴ感を泳ぐかのように歌っていく。エレクトリック・ループを多用し、ロシア各地のトラッドをプログレッシヴに加工したサウンドは強烈でかつ凛とし、奥深い。時に幻想的に、時に過激に、パートに合わせて七色に変化する各プレイヤーのエフェクティヴなトーン。見所満載。全11曲トータル約1時間10分。デジパック。
LV-82916 INNA ZHELANNAYA / Izvorot 2CD \3800
 別格の存在を見せ付ける2014年作。初の2枚組という大作で、FARLANDERSのSERGEY GREBSTEL(ベース&プログラミング)を含む、ドラマー、管楽器奏者の3人をバックに、ゲストでヴァイオリンやお馴染みのTREY GUNNを加えた編成で迫る圧巻の力作だ。ブラスをフィーチャーしたヘヴィなオープニングに驚かされるが、この息が詰まりそうな重圧感とスラヴ色の融合は彼女ならではで、トラディショナルなシンギングを基調にディスク1はトランシー&ハードに、ディスク2はジャージィかつ幻惑的に展開。低域でせめぎ合うエキセントリックな音像が凄まじく、前作で内へ向かったパワーが自己重力で融解している。3面開きデジパック。
LV-82912 INNER DRIVE / Oasis CD \2700
 ロシアからまたまた必聴のシンフォニック・ロック・バンドがデビュー! UKやクリムゾンから影響を受けたキーボーディストが06年にモスクワでトリオとして結成し、後にヴァイオリンやフルート、ギターが加わるようになった。妖艶なクラシカルさがスリリングに舞い、美しくもシュールな叙情性が幻想的に綴られ、哀愁のヴァイオリンや、エディ・ジョブソンのようなエキセントリックなシンセがカッコよく疾走。その奥で鳴っているピアノやオルガンはイタリアン・プログレのようでもあり、ベースはフレンチ・ジャズ・ロックのようなフレーズを押し込んでくる。曇ったかと思えば、柔らかい光りが差し、緩いかと思えばロシア伝統の奇抜な音色のストーム。07年からの音源を集めたものだが、それを感じさせないロシアン・ロマンでの統一感があり、スキルの高さ、ポテンシャルの高さに驚かされる。
LV-82902 KOSTAREV GROUP / Komobob - Vegetarian CD \2980
 エディ・ジョブソン・トリビュート作に参加し、ぶっちぎりのプログレッシヴな演奏を聴かせていたモスクワの壮絶テクニカル・バンド。ずばり、LOST WORLDクラスの化け物だ。シンセ、オルガン、ギターらが鉄壁のリズム・セクションと一体となり超エキゾチックなサウンドを繰り広げるシンフォニック・ジャズ・ロックで、その凄まじさは、唖然、呆然。初期はARSENALのようなジャズ・ロックを演奏していたが、その後クリムゾンやザッパに感染。さらにクラシックとも融合し、超絶さを凝縮。今までに旧ソ連時代を含むアーカイヴ・コンピやライヴ盤を自主でリリースしているが、本作がオフィシャル・デビュー作となる。録音は2000年、ミックスは2006年、そしてリリースは2012年。豪華デジパック&スリップケース付き。ヴァイオリン、ファゴット、サックスを加えたボーナス・ライヴ映像入りで、これがまたAFTER CRYING並みの超人演奏!
LV-82859 GENNADY ILYIN (LITTLE TRAGEDIES) / The Sun Of The Spirit CD \2500
 アートワークも新たに98年作がキーボーディスト名義により紙ジャケット限定ロシア盤&1曲ボーナス入りで出直した。本来この時期のバンドはKEY/B/DRによるトリオ編成で本作と99年作のPORCELIN PAVILIONはギタリストとのプロジェクト作だと言う。ギター以外の楽器は彼の手によるものでエキゾチックでかつ荘厳なキーボード・ラビリンスが所狭しと繰り広げられていくが、後半に入りエマーソン・タッチのオルガンとヘヴィなリズムで畳み掛けるE.L.&P.風の5曲目などバンドの音圧で迫ってくる。クラシカルな曲調に添うヴォーカル、自在に変化していく構想、琥珀に閉じ込められたような時と美がある。
LV-82868 GENNADY ILYIN (LITTLE TRAGEDIES) / Porcelain Pavilion CD \2500
 アートワークも新たに99年作がキーボーディスト名義により紙ジャケット限定ロシア盤&1曲ボーナス入りで出直した。LITTLE TRAGEDIESの名が世に広まった最初の衝撃作である。当時、数本のカセットが送られて来て、どういった順番でリリースしたらよいか相談された経緯がある。そのストックに驚かされた。未だリリースされていない組曲もある。その中でこれがベストだと選んだのが本作。何度も何度も押し寄せてくる劇的なクライマックス、胸をしめつける哀愁、ロシア語のエキゾチックなヴォーカル、見事なテクニックのキーボード、優美な旋律のギター、シアトリカルな深み、それらが相俟って生まれる孤高のオリジナリティー!
LV-82853 LITTLE TRAGEDIES / Cross CD \2600
 09年作。見開き紙ジャケット限定ロシア盤。1曲目から怒涛。例によってコージー・パウエルを彷彿させるドラムと共にシンセとオルガンが洪水の如く押し寄せ、プログレ・ファンを直撃。一転、中世ルネッサンス調のアコギから始まる2曲目。この落差がなんともこのバンドらしく、クラリネットに導かれロシア語で切々と歌われ、感動的なまでに高揚していく。彼らの曲作りにしてはまともな展開の3曲目、かと油断すれば4曲目で思い切りしっぺ返し。これぞリトトラの真骨頂。嗚呼、凄すぎ。曲そのものが弾き倒し。COLOSSUSのTHE SPAGHETTI EPIC 3へ提供された19分越えの7曲目でさらに拡張されラストへ一気に雪崩れ込む。最後の最後まで気が抜けない。*ブックレット(英訳詞)、帯、内袋付き。
LV-82917 LOST WORLD / Awakening Of The Elements Revisited CD \2800
 圧巻。生ストリングスを加え、打ち込みだったドラムスも生演奏に差し替え、ギターやキーボードも一部追加録音し、全編をリミックス&リマスターした06年作の2014年新装盤。バカテク・ミュージシャンの集まりで、フルート、ヴァイオリンも加わり、ギターはフリップ級、管弦はフレアーク級の凄さで、同じバンドが演奏しているのかと疑う程、曲によってアンサンブルの組み立て方や曲想まで違う。だが、これがバラバラかと言うと、とてつもなくアルバム化しており、ロシア人の発想の偉大さを思い知らされる。アフター・クライングをガチガチにして、東欧だけでなく西欧の色合いも絶妙に混ざった光景で聴かせる唸る出来。その鋭角サウンドにマゾヒスティックな快感! 3面開き紙ジャケット自主盤。
LV-82864 LOST WORLD BAND / Sound Source CD \2500
 09年作。リーダーのソロ作で天才的なピアノを披露した女性キーボーディストと初となるドラマーをメンバーに加え、ヴァイオリン/ギター/ベース、キーボード、フルート、ドラムスの4人編成のバンド作としてリリースされた3作目。なので、聴く前から恐ろしいが、曲ごとの音楽性がある程度まとまり、初期アフター・クライングを思わせる東欧色をクラシカルかつダークに孕んだプログレッシヴなサウンドを展開。それでも、クリムゾン的な攻撃性、室内楽風のアコースティックな透明感、E.L.&P.をオケでロックしたようなノリなど、後半はもうやりたい放題。で、それのどれもが一級品。
LV-82906 LOST WORLD BAND / Solar Power CD \2800
 たった3人で作られたとは思えない内容で、正に21世紀のプログレッシヴ・ロックを繰り広げる2013年作。フルートとドラムス以外の、ヴァイオリン、ギター、ベース、キーボード、ヴォーカルはリーダーによる多重で、クリムゾンやアフタークライングといったあたりを思わせながら、フレアーク張りのアコースティック・テンションや、チョコキンの頃のPFM、さらにはガムランを取り入れたジェントル・ジャイアント風など、前半数曲で、驚愕作だと舌を巻く。もちろん、彼らの凄さは熟知しているつもりだが、それでも最後まで容赦なく襲い掛かってくる。シンフォ性も増した。3面開きデジパック自主盤。
LV-82931 LOST WORLD BAND / Of Things And Beings CD \2800
 世界のトップレベルに君臨する彼らの2016年作。超絶テクニックと複雑なアレンジが見事に融合しており、インパクトは正にアフター・クライング・ミーツ・クリムゾン! ギターやヴァイオリンの激しい演奏のせめぎ合いに、フルートが醸し出す優雅な叙情性や技巧が炸裂するアコギ・ナンバーを加え、また組曲を2つ収録するなど手法はさらに広がりを見せており、バンドとしての未知のポテンシャルを高く示した力作となっている。本作ではドラマーに加えパーカッショニストも参加しており、リズムの密度も強烈。自主盤デジパックCDR。
LV-82888 QUORUM / Klubkin's Voyage CD \2600
 ロシアから注目のシンフォ・バンドの2011年デビュー作。空想の旅をコンセプトに、テクニカルでカラフルな正統派のサウンドが繰り広げられていく。キーボーディストはウェイクマン級のピアノやシンセを華麗に弾きまくり、密度の高いパートのややこしさ、その上での美しい整合感はイエスや後期グリフォンにも匹敵。メンバーはETERNAL WANDERERSと重複し、曲によってフルートもフィーチャー。ロシア語で歌われているものの、この爽快さはかつての旧ソには無かったもので、インストを中心に圧倒的な展開を見せる後半は初期ジェネシス的なファンタジーも持ち、もう、大変。シンフォ・ファン必聴の超スペクタクル!
LV-82924 QUORUM / Another World CD \2800
 「21世紀のプログレッシヴ・ロック100」本で大枠掲載され注目されたモスクワのシンフォ・バンドの2015年作2nd。イエスの清涼感にジェネシスを混ぜたようなサウンドとロシア語のヴォーカルのマッチがなんともエキゾチックで、バンクスとウェイクマンがミックスされたキーボード、スクワイア張りのハードなベース、ブルーフォードを思わせるスネア連打のドラムスに加え、アコギも繊細に織り交ぜたフランコ・ムッシーダ風のテクニカルなギターも良く、ロシアにありがちな冗長さや交雑感も無い、全メンバーの純シンフォ趣向で作り上げられた鮮烈な作品となっている。何曲かはデビュー作以前に書かれた曲を録音しているらしい。デジパック。
LV-82922 SALEM GUEST / Visions CD \2980
 ムムムムむ、、ジャケを見て思わず仕入れてしまったロシアのネオ・クラシック&メディヴァル系男女デュオの2014年作。キーツやポーの詩も引用した英詞による男性ヴォーカルで、ナイロン・ギター、11弦のグリッセンター、ヴァイオリンやチェロ系のシンセ、ピアノ、リコーダー、ハーディ・ガーディ、ハープ、パーカッションらをバックに、インスト・ナンバーを交えながら淡々と歌われていく。中世とも夢とも幻ともとれる幽玄で詩的なサウンドはたしかにモローが描き出す世界と重なっており、また、QNTALやTROBAR DE MORTEらにも通じるものがある。デジパック。
LV-80786 TANQUAM / Artanasan CD \2500
 フランスのゴシック・レーベルより141枚限定でリリースされ、オペラチックなツイン女性ヴォーカルをフィーチャーしたそのシンフォニック・サウンドが知られるところとなった彼らの03年作。そのロシア盤が遂にリマスター&デジパックでリリース。こちらも少数プレスらしい。10年程前から活動しており、デモ・カセットを数本作っていた。鬼のように弾き込まれ重ねられたシンセ群と、プログラミングも多用した変拍子リズム・セクション、暗黒を突き抜ける女性ソプラノ・ヴォイスが一体となり凄まじいシンフォニック・ロックを展開。中世色も孕む静なる叙情はエニド、鍵盤の嵐はトニー・カルネヴァーレ、エキゾチックな広大さと迫り来るダイナミズムはアルテミエフといった感じ。恐るべしロシアの傑作。
LV-82930 WHALEPHANT / Kamma CD \2800
 儚く透き通った美声で聴かせる女性ヴォーカリストをフィーチャーしたクラシカルなシンフォ・バンドの初アルバムとなる2016年作。クリムゾンやフロイドの他に、ストラヴィンスキー、ムソルグスキーからの影響も語る幻想的でエキゾチック、そして優雅で高貴なサウンドがロシア然と満ちる。リリカルなピアノ、ロングトーンのギター、シュールな空間と物悲しい幻影を編み出すシンセ、繊細なアコギ、室内楽風の情緒を加えるクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロらがミックスされたアンサンブルに女性ヴォーカルが溶け合う。非常にクリエイティヴでありながら、フェアリー・ファンタジーを彷徨える夢想が心地よい。紙ジャケット。

〓[ESTONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-90805 IGOR GARSNEK & NEVIL BLUMBERG / Synopsis CD \2500
 86年リリースのエストニアン・プログレの傑作! ex.RUJAのキーボーディストIGORとex.RADARのギタリストによるシンフォニック・ロック作品で、エキゾチックかつメロディックに聴かせる。やはりシンセの音色が独特で、パートによってはジャケットのようなシュールな幻想感も漂わせる。アコースティックなパートもリリカルで美しい。キャメルやカイパあたりを思わせる極上の叙情派!
LV-90848 INDREK PATTE / Celebration CD \2600
 ジェネシスのファース・オブ・フィフスを思わせる1曲目から、ハケットの侍祭の旅を思わせるラストまで、コアなシンフォ・ファンを驚かせた2011年デビュー作。メロディックな曲調を主体にヴァイオリンやフルートもフィーチャーし、クラシカルな優雅さも纏い、ドラマチックな泣きと華麗なインストが織り成すサウンドを聴かせる。エストニア伝説のプログレ・バンド、RUJAでも一時的なヴォーカルを務めたシンガーでありキーボーディストが約10人のミュージシャンの参加を得て制作。本作でもRUJA歴のギタリストがプレイしている。デジパック。
LV-90849 INDREK PATTE / Thank And Share CD \2600
 あのバルティック・シンフォの待望の2014年作2nd。エストニア伝説のプログレ・バンド、RUJAの後期に在籍したシンガー兼キーボーディストが、RUJAのギタリストを始め約10人のミュージシャンと録音。ジェネシス、イエス、ニール・モーズの影響を感じさせる内容で、英語で歌われ、ハードなキャッチーさを見せる一方、曲によってヴァイオリンやチェロやフルートもフィーチャーし、バルト海風味の繊細なリリカルさを織り込んでいる。メロトロンや美しい12弦などツボも押さえてあり、また、ペッカを思わせるシリアスな終盤など北欧らしさも十分。レゾナンスが効いたシンセは東欧っぽく、ギターはハケットを思わせるところも。デジパック。
LV-90808 KASEKE / Poletus + Sonum CD \2500
 エストニアの最高峰。IN SPEとRUJAのメンバーが中心となって結成されたプログレ・バンド。83年のLPに81年の4曲入りEPを加えCD化されたもの。エネルギッシュかつテクニカルに、プログレッシヴなサウンドが繰り出されてゆく。高度なアンサンブルと演奏力で、スピーディーに流れ出すメロディアスなチューンに舌を巻く。フルートもポイント。必聴!
LV-90839 MESS / Kusi Eneselt 2CD \3200
 エストニアが誇るキーボーディスト、SVEN GRUNBERGが70年代に率いていた伝説のプログレ・バンド。以前CD化されていた74年〜75年録音の作品をデジタル・リマスターしたものに、76年のタリンでの未発ライヴ盤をセットした1000枚限定2枚組デジブック (綴じ込みカラーブックレット) ヴァージョン。このライヴ盤はこの限定盤のみでしか手に入らない。また、75年のヴィデオ映像!や、レア・トラックがボーナスとして追加されている。あの独特のチューンのシンセ、ハモンド、ピアノ、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスの編成に、オーボエ、ホルン、パイプ・オルガン、混声合唱団を加えたこれぞ旧ソならではのスーパー・シンフォ。エキゾチックで広大な響きに驚かされる。辺境シンフォ・ファン必聴の1枚。聴くしかない!
LV-90842 PANTOKRAATOR / Tormidesoojad CD \2500
 90年にアルバムを1枚リリースし解散した彼らが、イエスやジェネシスに影響されたシンフォニック・ロック・バンドとして復活。09年作。男女ヴォーカルをフィーチャーし、エストニアやフィンランドのスピリチュアルを十分に取り込み、不思議なファンタジーと繊細な叙情を豊かに含みドラマチックに聴かせる傑作となった。テクニカルで鮮やかなシンセとギターが織り成すサウンドは一級品で、民俗的なバルティック・コーラスも交えたクオリティーの高い録音も素晴らしく、バルト海に舞い降りた静寂の嵐といった感じだ。特に後半はもうエストニアだとは信じられない出来! 3面開きデジパック。
LV-90851 POHJA KONN / Same CD \2800
 シンフォ・ファン必聴バンドが初アルバムを引っさげてタリンから登場した。初期イエスにジェントル・ジャイアントやジェネシスを少々加えたサウンドで、カッコ良く、キャッチーで、かつテクニカル。フィンランド語にも似たエストニア語のエキゾチックなヴォーカルをフィーチャーし、痛快なオルガンやギターなどプログレ然とした堅実なヴィンテージ・アンサンブルで繰り広げられていく。スローナンバーでの切々とした歌心やジャージィな切り返しなど地域色も十分。2016年作。綴じ込み付きデジパック自主盤。
LV-90854 PROGRESS / Pillipuhujad CD \2800
 先に2作目の「Tulejaa」が入荷し、POHJA KONNと共にエストニアのシーンを押し上げた彼らの2014年デビュー作。ハイブリッドな作風を見せる次作よりも、ツウ好みのバルト色を湛えたマニアックな技巧派ハード・プログレを演奏しており、エストニア語のヴォーカルを始め、テクニカルなギター、初期イエス風のオルガン、アンサンブル重視のサックス、儚いピアノなど質感が似る隣国フィンランドの名作にも肩を並べる出来となっている。リズム・セクションのコンビネーションも良く、幾度のギアチェンジや変則パターンの多用など単純な4打ちがほとんど無いほど。デジパック自主盤。
LV-90852 PROGRESS / Tulejaa CD \2800
 カッコいいハードなプログレッシヴ・ロックを聴かせる彼らの2016年作。技巧的なギターにオルガン、エレピ、シンセも効かせ、エストニア語のヴォーカルで情熱的に歌い込まれていく。変拍子も取り込んだ構築派のサウンドで、スリリングなリズム感でヘヴィにぐいぐいと迫り、かつ70年代風の粘度&押し込みも。少々曲によってクリムゾン、近年のバンドだと北欧つながりでBEARDFISHあたりに近い。デジパック。
LV-90850 SVEN GRUNBERG / Hingus CD \2800
 2016年リマスター&デジパック新装盤。シンセ・シンフォの名作として知られる81年リリースの1stソロ。独特の音色と、広大な果てなき次元へ粒子となって流れてゆくようなメロディー、そして、アルテミエフに匹敵する素晴らしい感性と創造力。ロシア製シンセの冷たい響きに加え、壮大なパイプ・オルガン、さらにクラヴィオリン、ローガン・ストリングス、アープといった欧米のキーボード群が混じり合い、金物系の打撃音でアクセントを付けたサウンドは神秘そのもの。なお、70年代にはMESSという屈指のプログレ・バンドを率いていた。
LV-90817 SVEN GRUNBERG / Om CD \2500
 名作HINGUSに続く88年リリースの2nd。以前に、ドイツのERDENKLANGからもCDリリースされていたが全曲リミックスされたものだった。初のオリジナル・テイクでのCD化。HINGUSに比べてよりメロディーが浮き出ており、あの光の粒子のような鮮明な音色が極めて美しく、時を越えてどこまでも広がってゆくようだ。美作!
LV-90819 VSP PROJEKT / Same CD \3200
 傑作シンフォニック・ジャズ・ロックのラスト・ストック! ソ連国営レーベルからリリースされた88年作のリマスターに、CD化当時の96年の音源を加えた東欧プログレ必聴盤。あのSVEN GRUNBERGをキーボードでフィーチャーし、ギターはIN SPE、ドラマーはKASEKE、他にもRADARやULTIMA THULEのメンバーが参加している、まさにエストニアのスーパー・グループ。彼らの貴重な唯一の作品だ。ペッカ・バンドあたりも思わせるサウンドだが、曲調等すべてが独特で、バトル海の氷を打ち砕くパワーがあり、研ぎ澄まされた感性に舌を巻く。超絶な演奏とエキゾチックな幻影。200枚限定の超レア盤。
LV-90845 X-PANDA / Flight Of Fancy CD \2500
 混声合唱団をフィーチャーしたフュージョン・シンフォ・バンドの2011年デビュー作。ギターはメロディックなメタルエッジ、また、英語で歌われ、この手のヘヴィなテクニカル・ハイブリッド物の影響を感じさせるものの、曲によってホルンやトランペット、ヴァイオリンも加え、旧ソ連の色合いが残るオーケストレーションがエストニア然と響きエキゾチック。変則な展開を見せる中で気品高いクラシカルさが見事に調和をもたらしている。中でも圧倒的なスケールを持ち、合唱団が幽玄かつドラマチックにフィーチャーされる2曲目と11曲目は圧巻! 自主盤。

〓[LATVIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-A0930 ALVA / Ja Tik Butu CD \2700
 <300枚限定> あのTICKWINDA / ROSEMARY LANEをリリースした超マイナー・レーベルのPENNINE RECORDSから78年にリリースされた幻の激レア作。メンバーはラトヴィア出身で、当時はヨークシャーで活動していたという。ラトヴィア語で歌われる女性ヴォーカルをフィーチャーし、妖しい縦笛や美しいアコギを絡めたバルティック・フォークに、ハードなワウギターなど英国ロックがミックスされたサウンドはアンダーグラウンドな雰囲気に満ち、サイケ・プログレを走るも、時にアコースティックな深いまどろみも見せる、コレクターにはたまらない内容だ。初CD化デジパック。
LV-A0902 ZODIAK / Disco Alliance + Music In The Universe CD \2500
 80年リリースの1stと83年リリースの2ndの2in1。旧ソ連系ならではのエキゾチックなシンセ・ロックを演奏する。クラフトワーク的なノリの曲も多いが、5曲目、10曲目などはまったくの叙情派シンフォ。泣きのメロディーがなんとも良い。当時の旧ソ連体制の中で、独自のスタイルでロックを演奏し成功した重要グループ。
LV-A0904 ZODIAK / Music From The Movies CD \2500
 2つのOSTから編集され、85年にリリースされた彼らの3作目。初期のようなエレクトリック・サウンドも見られるが、曲によってはシンフォニック・ロックと呼べるドラマチックで華麗なサウンドを展開。5曲目、6曲目なんて、アルテミエフのように壮大。旧ソ連時代にあって、国外でもAUTOGRAPHと並び成功したグループ。デジタル・リマスター盤。
LV-A0905 ZODIAK / In Memoriam CD \2500
 89年リリースの4作目。以前にバンド自主リリースで出ていたCD、DEDICATIONと同じ内容(DEDICATIONは2曲のボーナス入り)。と言うことは、あれって、バンドによる本作の自主再発だったのね。調査不足でした。本作のみマルカス・ヴィアナ張りのヴァイオリンをフィーチャーし、クラシカルで美しいシンフォニック・ロックに変身。ラトヴィアのエニドと言ってしまおう。彼らの最高作。デジタル・リマスター盤。

〓[LITHUANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-B9011 AISTE SMILGEVICIUTE & SKYLE / Povandenines Kronikos CD \2980
 この名作がデジパックで再プレス! 透明感と哀愁のある女性ヴォーカルをフィーチャーしたコンテンポラリー・フォーク・ロック。07年作。この水の妖精のようなジャケットが内容を映しており、洗練されたポップ色も浮き上がり、ギターやキーボードはシンフォニック・ロックなポジションを取る。ドラマチックな1曲目などポーランドの女性ヴォーカル・シンフォに混ざっていても違和感が無い。フルートやチェロが詩情を添える2曲目や3曲目なども思い切って言えば初期クィダムへ通じる。後半はトラディショナルさを増すが、リリカルさや洗練度は保たれ、よりエキゾチックな深みにハマる。
LV-B9023 ALINA ORLOVA / 88 CD \2980
 耽美なコンテンポラリー・ソングを歌う彼女の4作目となる2015年作。キーボードとプログラミングにエレクトリック・ギターを絡めた暗いサウンドと、闇と戯れる少女のようなヴォーカルのマッチがなんとも不思議な世界観を生み出しており、そのシュールさはFLEURにも似る。ファンタジックな絵を描くイラストレーターでもあり、フォトグラファーでもある彼女。本作でもウィリアム・ブレイクの詩が用いられ、オルガン、シンセ、ピアノ、リズム・マシーンなどトニー・バンクス・ファンなのか、と想像してしまうプログレ色あり。デジパック。
LV-B9010 ATALYJA / Saula Riduolela CD \2980
 傑作ではと思わせる1曲目。ヴァイオリンとヴィオラのクラシカルでポップなアンサンブルに女性ヴォーカルがエキゾチックに加わる。リズム・セクションのメリハリも良くコンテンポラリー・トラッド・ロックとして一級品だ。3作目となる09年作。曲によっては男性も歌っているが、低い音色のフルート系、カンテレ系など、この地域ならではの民俗楽器も幽玄さを醸し出し、エレクトリック・ギターも入った約10人のミュージシャンが描き出すパースペクティヴは幻想的で美しく、緩みのない冷えた感触に包まれる。インスト曲も絶品。完全なプログレ・リスナー向き。4面開きデジパック。
LV-B9017 DONIS / Kas Tave Saukia... CD \2980
 リトアニアで最も知られる彼らの2010年作。美声の女性ヴォーカリストをフィーチャーし、600年前のポーランドとの戦いをテーマに、泣きのエレクトリック・ギター、シンセ、ピアノ、チェンバロ、ヴァイオリン、バグパイプ、リュート、カンクレ、ダルシマー、パーカッションらがバルト独特のスピリチュアルで美しいサウンドを雄大に紡いでいく。ロック的な高揚を持っており、その中で拡散するきらきらとした音の結晶、そよぐ哀愁、コンテンポラリーなのに中世色、といった響きがとてもエキゾチックで、冷気をあびたコルモランといった場面も。素晴らしい。4面開きデジパック。
LV-B9019 PIEVOS / Paprastas Pasaulis CD \2980
 幻惑的な女性ヴォーカルをフィーチャーするコンテンポラリー・フォーク・ロック・バンドの2作目となる2011年作。ヴァイオリン、リコーダー、アコーディオンをフィーチャーし、メロディックに哀愁のヴォーカルを引き立たせる。バルト独特のもやがかかったような、なのに澄んだ空気を感じる叙情が美しく、神秘的な草原の広がりを垣間見る。ギターは時にアグレッシヴになりロック色を強め、曲によってはINNA ZHELANNAYAを思わせるもヨーロッパとロシアがミックスされたリリカルさが幻想を放つ。4面開きデジパック。
LV-B9013 ZALVARINIS / Folk N'Rock CD \2980
 リトアニアが誇る最強トラッド・ロック・バンド08年作3rd。デビュー当時はガルマルナあたりの影響を感じさせていたが、ハードなギターと変拍子をパワフルに叩き出すリズム・セクションはインターナショナルなロック・スピリッツに満ち、INNA ZHELANNAYAを思わせる女性ヴォーカルがデュアル、トリプルで入る。このコントラストがとてもエキゾチックで、5曲目などツェッペリンから持ってきているんじゃないか、と思うソリッドなセンスが美しい。ハード・リチュアル派。ラストの加速アンビエントがこれまた斬新。3面開きデジパック。

〓[BELARUS]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-C1002 PESNIARY / Gusliar CD \2500
 あまりにも荘厳なクラシカル・シンフォの必聴傑作。彼らが最もプログレに接近していた時期の最高作と言えるもの。ヴァイオリンやキーボードをメインにしたアンサンブルは、本格的なクラシックの手法とテクニックで荘厳に演奏され、ロックとドラマチックに融合・対比する。泣き泣きのヴォーカルとコーラスも特徴。80年リリース。
LV-C1011 RATIONAL DIET / On Phenomena And Existences CD \2500
 20世紀のロシアン・クラシックや、UNIVERS ZERO、HENRY COWらのレコメンから影響を受けたベラルーシの驚異のバンド。イタリアのプログレ・レーベルがリリースし注目を浴びたが、すでに5作目となる2010年作。バスーン、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムスの編成を基本とし、複雑怪奇なチェンバー・ロックを繰り広げる。初めて接したときのインパクトは絶大で、このジャンルのトップクラスだろう。激しい中での緩やかなクラシカルさと、時折入るエキゾチックな女性ヴォーカルが他のバンドとの差異だ。
LV-C1012 ROKASH / Zapali Agon' CD \2980
 ファンタジックな色彩に包まれた女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの2011年デビュー作。04年にミンスクで結成され、フェスで知られるようになり、現在は6人編成。作曲も手掛けるロシアン・スタイルの美声ヴォーカルに、キャメルやゴティックを思わせるフルートが全編で絡み、泣きが叙情に染み入る。美しい夢想感に加え、シンセ、ピアノ、オルガンを使い分けるキーボーディストや、時にエネルギッシュなギタリスト、タイトなリズム・セクションがもたらすポップ・ロックなセンスもポイント。フルート傑作アルバム。
LV-C1013 THE WORM OUROBOROS / Of Things That Never Were CD \2500
 英国の小説家の長編ファンタジーからバンド名が取られたという、ベラルーシからの期待のシンフォニック・ロック・バンドの2013年デビュー作。クリムゾンやキャラヴァンといった英国プログレにヒントを得ながらも、エキゾチックなフルートや変拍子など東欧色にも染まったサウンドを幻想的なスケールで聴かせる。オープニングはダークな凄みが渦巻くが、アコースティックで叙情的な良さを全体に持っており、黄昏ながらも見渡しが効いたアンサンブルがこの上なく美しい。ブックレット中にもロシアなどの短編の詩が散りばめられおり、関連付けられた英詩のヴォーカルが入る。東欧シンフォとして抜き出た作品だ。

〓[UKRAINE]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-D1132D ER.J.ORCHESTRA / On The Hill Again CD+DVD(PAL) \3980
 パット・メセニー・タイプのジャズ・ロックを聴かせる彼らのライヴ録音とスタジオ録音で構成された02年作2ndの3曲多い完全版リマスターCDに、DVDがセットになった06年スペシャル・エディション。管弦楽器をフィーチャーし、リリカルでセンシティヴなサウンドを作り上げている。この地方独特の東西の文化が混ざった匂いと、シリアス、アヴァンギャルドな面が混在。美しいエキゾチックな叙情風味は格別。リラもハープ的というよりは琴に近い感覚で郷愁を誘う。DVDはイメージ映像が重ねられた02年の40分近いライヴ・ステージをメインにボーナスを加えたもので、CD未収のファンタスティックな曲を含む。3面開きデジパック。
LV-D1174 ER.J.ORCHESTRA / The Unicorn CD \2980
 2012年リマスター&ニューアート・ワークによる3面開きデジパック盤。パット・メセニー・グループのような幻惑ジャズ・ロックをハイセンスにセンシティヴに演奏する彼らの04年作3rd。チェンバー・オーケストラとの共演となっており、その幽玄さが格段に優雅に増し、美しい叙情性があふれ、クラシカルな響きや異国情緒がものの見事に描き出されている。音の切れ味、深さはリト・ヴィターレを引き合いに出しても良いだろう。25分近い組曲もあり、ここでも素晴らしく幻想的な音楽が展開されていく。ジャズ・ロックとかそういうジャンルを超えた傑作。
LV-D1200 ELENA VOYNAROVSKAYA / Prisutstvie - Limited Digibook CD \3200
 FLEURの女性ヴォーカリスト2016年作。彼女のひらひらとした美声ヴォーカルをメインに、ピアノ、シンセ、ギター、ヴァイオリン、チェロ、フルート、ハープ、バスーン、トランペット、プログラミングらを駆使したFLEURに通じるメランコリックな内容だが、明るみを帯びたポップ感があり、ベース&ドラムスのリズム・セクションの役割も大きくサウンドをまとめている。ワルツに絡む濁ったアンビエント、スキップのうらでくねる妙なシンセ、鮮明なピアノと暗いオルガンなどエキゾチックな組み合わせが独特の幻想を生む。一方でストリングスがクラシカルに入るドラマチックな曲も。素晴らしい。32ページ綴じ込み付きハードカヴァー・デジパック限定ヴァージョン。
LV-D1143 FLEUR / Trilogiya 3CD \4200
 オデッサの女性ヴォーカル幻惑美グループ。3面開きデジパックにてウクライナ・オンリーでリリースされた、07年リマスター3枚組スペシャル・パッケージ盤。02年1stのPRIKOSNOVENIE、04年2ndのVOLSHEBSTVO、05年3rdのSIYANIEがセット。フランス・リリース盤より曲が多く収録されている。女性デュオをメインに、フルート、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、シンセ、アコ・ギ、コンバス、パーカッションを幽幻に配しクラシカルな情緒を芳せ、例えば英国のSHELLYAN ORPHANをウクライナ風味にしたような、薄暗な哀愁を帯びたメロディーが切なく響く。楽曲の素晴らしさ、うつむく儚さは絶品。
LV-D1126 FLEUR / Vsyo Vyshlo Iz Pod Kontrolya CD \2980
 06年作4th。ウクライナ・オンリーでリリースされた3面開きデジパック・ウクライナ・エディション。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノ、シンセ、ギター、コンバス、ドラムスの8人編成。このグループの基本的なアコースティック路線は以前と変わらず、女性ヴォーカルの幻惑美をメインに置いたものだが、プログラミングを導入したアンビエント・リズムが目新しい。結果、幽幻なチェンバー・アンサンブルの色合いと、リズムが明確化された曲でのコンテンポラリー色が混ざり合い、独特の物悲しいノスタルジックな雰囲気を作り出している。
LV-D1147 FLEUR / Eyforiya CD \2980
 かなりいい。08年作5th。ウクライナ・オンリーでリリースされた3面開きデジパック・ウクライナ・エディション。愁いをたたえる女性デュオとアコースティック&エレクトリック・アンサンブルの溶け合いは美と幽玄さを極め、かつリズム感の生命力を持って聴かせる。これぞ、東欧幻想を秘めたプログレッシヴ・フォーク・ロックだ。前作でのアンビエントはほとんど姿を消し、かわりにシンセやギターが織り成すシュールなトーンが重なるように舞い降りる。加わる物悲しいヴァイオリン、チェロ、フルートのクラシカルさなど絶品で、ラスト2曲はもう罪なほど深く感動的。必聴です!
LV-D1149 FLEUR / Pochti Zhivoy + Serdtse 2CD \3800
 フランス・デビュー以前の、2000年結成当時の10曲入りスタジオ・デモ作と01年のライヴ11曲をリマスターで収録した2枚組08年盤。両作ともオフィシャル初リリース。オルガとエレナの2人の女性ヴォーカル、フルート、アコギ、チェロ、キーボード、パーカッションが幽幻美を描く、といったスタイルはすでに完成されており、柔らかなフォーク・タッチが初々しく、愁い、神秘、世紀末といった光景がヴェールから薄暗く透けて見える。ライヴでは音が少しくっきりとしているが、アンサンブルはより洗練され独自性を発揮。3面開きデジパック・ウクライナ盤。
LV-D1199 FLEUR / Tysyacha Svetlykh Angelov 2CD \4200
 傑作。過去の幽玄さを残しながら、とてもスタイリッシュになった2010年作。2人の女性ヴォーカルはもう魔法の域で、奇跡的な美しさを発散させ、さらにポップな感覚も秘め誘惑。2枚組の大作ながら1曲1曲のクオリティーは極限まで高められており、もう最初の2、3曲で完全な虜に。ロックの力強さがドラマチックに持ち込まれており、ギター、ピアノ、フルート、ヴァイオリン、そして多彩なトーンのシンセが東欧然とした化粧を施す。シュールな幻想性も想像を絶するほど深く、シンフォ・ファンを巻き込むこと必至。音楽って素晴らしい! 3面開きデジパック&スリップケース付き。
LV-D1172 FLEUR / Probuzhdenie CD \2980
 ファン待望の2012年作。愁いの美声のオリガと、あどけなさが魅力のエレーナの2人の女性ヴォーカリストを曲によって分け、シンセ、ピアノ、アコギ、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、フルート、プログラミング、ベース、ドラムスらを美という一点で組み立て、アンビエントをスープとし音色のマリアージュを高め、エキゾチックな結晶を散りばめた心躍るアレンジで聴かせる。かつては曇っていた哀愁も、宝石の如く七色を放ち始め、クラシカルさと幽玄さがせめぎ合い、よりシュールな魔法を紡ぎ出している。ウクライナが生んだ最高の音楽。デジパック。
LV-D1189 FLEUR / Znaki EP \2200
 アルバムに先駆けてリリースされた3曲入り計15分のEP・2014年作。1曲のみアルバム収録曲で、他の2曲は本作のみで聴けるファン必携アイテムとなっている。ピアノ、シンセ、チェロ、フルートらが紡ぐ美しいアンサンブルはアルバムに対して淡く明るく、ジャケットが物語るファンタジックさが愁いと共に溶け込んでいる。ラストの曲の最後のほうで入るブランコを漕ぐような奇妙な音が、いかにも彼ららしい。見開き紙ジャケット。
LV-D1190 FLEUR / Shtormovoe Preduprezhdenie CD \3200
 耽美な幽幻さに包まれる2014年作。2人の女性ヴォーカリストの美しさを際立たせ、リリカルなピアノやアコギをメインとしながらも、クラシカルな愁いを醸し出すヴァイオリンやチェロ、ジャズも隠しながら映す管楽器、ダークな異次元へ誘うシンセとアンビエント、わざと澄んだ水を濁すようなエレクトリック・ギターなど、アンサンブルのシュールな魔法は高まるばかりだ。リズム・セクションを控え目にしたアコースティックへの回帰も感じられるものの、現実と幻想の狭間で揺れるような終盤のプログレッシヴな色付けは初めて接するリスナーには驚きだろう。3面開きデジパック・スリップケース付き。
LV-D1194 KARFAGEN / 7 CD \2600
 神話や伝説をテーマにした2015年作。ロジャー・ディーンとポール・ホワイトヘッドをミックスしたようなイラストがブックレットに展開されているが、まさに架空のファンタジックな世界がサウンドで描き出されている。フラワー・キングスやイエス、さらにシンフォニック期のグローブシュニットあたりも思わせる壮大さを持っており、メロトロン系やシンセなどキーボードだけでなく、エモーショナルな泣きのギターもたっぷりフィーチャーし、30分近い長尺ナンバーではドラマチックにエンディングを迎える。ロシア式アコーディオン、バヤンがエキゾチックなスラヴ色をもたらし、叙情が滴るフルートやオーボエも彼らならでは。デジパック。
LV-D1198 KARFAGEN / Spektra CD \2500
 古代の壮大なパノラマを描き切った2016年作。神話や伝説を紐解くと信じ難い事実が隠されている、そんな夢物語が展開。ヴァイオリン、フルート、バスーンといった管弦楽に加え、合唱団もフィーチャー。メロトロン系を上手く取り込んだキーボードやギターのコンビネーションも最上で、フラワー・キングスあたりにも通じるが、ウクライナならではの音色選びのエキゾチックさやアコギなどバロック色も見せ、力強さとナイーヴさが見事に共存。パートによってはELP的なキーボードの独壇場になり、プログレッシヴなスリリングさを重ねていく。トータルな組曲構成の力作だ。デジパック。
LV-D1139 MARTA / Tantsy Na Obratnoy Storone Luny CD \2980
 新曲と旧曲のリミックスをロシア語で歌ったロシア向けの07年作。なので、過激というか、ぎりぎりのジャケット。はっきり言って上は透けています。ケース中、ブックレット中はさらに過激。悩殺。秒殺。彼女は声もいいし、実力もあるし、ウクライナNO.1の美形なのに、ここまでしないとロシアでは注目されないのか。サウンドもサイバー・ビートでやはりロシア向け。ただし、乗るメロディーが高域でひらひらとする哀愁のウクライナ・メロなので、エキゾチックな切なさを生んでいる。うしろで鳴る音数の多彩さも独特。
LV-D1153D MARTA / The Best CD+DVD(PAL) \3200
 13曲のヴィデオ・クリップDVD付き20曲入りベスト09年盤。ほとんどの曲は彼女の作詞作曲でソングライターとしての才能も評価したい。ウクライナらしいセンチメンタルなメロディーを乗せたエキゾチックな曲調が特徴で、ヴィジュアルだけでは無い、実力を伴った超人気のポップ・シンガーだ。もちろん、本盤のDVDは必見でルックスの良さはダントツ。抵抗し難い魅力を発散させており、ずぶ濡れスケスケなどかなりあぶない。また、女性ロッカー的なクリップもあり、こちらも申し分なくカッコいい。変型デジパック。
LV-D1179 MRF / Val'siruyushie Vo T'me 2CD \3800
 オデッサの宝石と言われるFLEUR。個性の違った2人の女性ヴォーカリストを配しているが、あどけなさが魅力のほうのELENA VOYNAROVSKAYAによる「暗闇のワルツ」と題されたプログレッシヴなプロジェクト2012年作2枚組。ヴォーカルを絶妙に溶け込ませ、シンセ、ピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロ、アコギ、サックス、アコーディオンらが愁いと幻想に満ち、奇怪なロック色で織り成す傑作だ。ジャズも取り込み、近年のFLEURよりダークな物悲しさが深く、明かりを遮断された洋館で、朽ちた人形と踊り、恋をしてしまったような狂気のロマンが渦巻く。3面開きデジパック&スリップケース付き。*トレイのツメが一部欠けていますが全数の為、ご了承ください。
LV-D1135 OLYA & MONSTR / Same CD \2980
 FLEURの女性ヴォーカリスト、OLGA PULATOVAの07年ソロ作。ダークでエレクトリック・アンビエントなサウンドにギターやヴァイオリン、リズムを加え、耽美と言うよりは象徴派主義を思わせる幻想が入り混じった、デカダンな様相で聴かせる。彼女の弱々しいヴォーカルに暗く立ち込める不気味さが凄みを増し、不安と葛藤を経て、クラシカル美な光景が優雅に映し出されるそのイメージ構成は非常にシネマティック。レナ・プラトノスあたりも思わせるが、特に、中盤以降には東欧の深い物悲しさが流れ込んでおり感動的だ。3面開きデジパック。
LV-D1192 ONUKA / Same CD \2980
 EIVOR PALSDOTTIRを思わせるウクライナの女性ヴォーカル・プロジェクトの2014年デビュー作。2人のユニットによる作品で、モダンなアンビエント系に、ホルンやストリングスなどリアルな奥行きを生むオーケストラ系のソフトシンセを配し、カンテレのようなオートハープとスピリチュアルな縦笛を見事なコントラストで交えた、斬新でかつ幽玄なサウンドをバックに美声の女性が魅惑的に歌っていく。ケイト・ブッシュを思わせる感覚もあり、耽美さが広がるスタイリッシュな東欧エレポップと言えるのでは。ほとんどクレジットが無い黒の謎めいた3面開きデジパック自主盤。

〓[GEORGIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-E0002 THE LIGHT YEAR / Steps To Life CD \2800
 圧巻! 正統派シンフォニック・ロック・バンドが東ヨーロッパのグルジア(ジョージア)から浮上した。ヴァイオリンをフィーチャーしたクラシカルなサウンドは近国ウクライナのKARFAGENに近く、緻密なアレンジにてギターやキーボードなど申し分ないテクニックでドラマチックに展開していく。英語で歌われ、ヘヴィなパートにはクリムゾンの影響を垣間見るも、暗雲と光が入り混じる壮大なオーケストレーションは東欧ならでは。04年に首都トビリシで結成。現地名SINATLIS TSELITSADI。オーケストラと合唱団とのジョイント・ライヴを行うなど、グルジアでは画期的なロックバンドとして知られている。2016年作・自主盤CDR。

〓[ARMENIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-F2303 OAKSENHAM / Conquest Of The Pacific CD \2500
 傑作! グリフォンとジェントル・ジャイアントに強い影響を受けたアルメニアのプログレッシヴ・ロック・バンド。06年スタジオ作。ヴァイオリン、フルート、ギター、キーボード、リズム・セクションに、バスーン、オーボエ、ホルン、クラリネット、チェロ、ハープもゲストで加わり、中世的なクラシックの荘厳さをロックでスリリングに展開。グリフォンの女王失格に迫った傑出した内容だ。さらにシンフォニック・ロックの叙情性と広角なイメージがあり、マイク・オールドフィールド、キャメルといったファンにも受け入れられると思う。パーツによってはフレアークも浮かぶ。ジェントル・ジャイアントをグリフォンがアレンジしたようなカヴァーも含む。メンバーはフィルハーモニック・オーケストラ所属だそうで、そのキレ味が響く。くり抜き変形ジャケット。
LV-F2305 ZARTONG / Same CD \2800
 初CD化。79年にフランスでリリースされたアルメニアのシンフォ・バンドの唯一作。ピュルサーにも似た浮遊する幻想色を描き出すシンセの他に、キーボーディストが操る中東の打弦楽器サントゥールと、黒海周辺で用いられるアジアン・ヴァイオリンのケメンチェをフィーチャーした他に無いアンサンブルを持っており、エキゾチックなコーラスも交え、ヨーロッパとアジアが混ざり合った、なんとも神秘的なサウンドを全面展開。アナトリアのMOGOLLARのような立ち位置だったかもしれないが、明らかにシンフォニック・ロックに自らのアイデンティティで挑戦している。辺境ファン必聴作だろう。深く深く引き込まれる。

〓[TURKMENISTAN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-G1201 GUNESH / 1st + Looking At The Earth CD \2500
 トルクメニスタンの怪物。80年の1stと84年の2ndの2in1。曲順としては1〜6が2ndのモンスター・アルバム、LOOKING AT THE EARTHで、フリオ・キリコのようなバカ・テク・ドラムに吠えまくるベース、スピーディーなギター、カルロ・シリオットのようなエキセントリックなヴァイオリン、エキゾチックなシンセ、怪し気なヴォーカル、、、終始、ムンムンとしたアラビックな雰囲気にむせる。圧巻!
LV-G1202 GUNESH / 45 Dergees In The Shadow CD \2500
 84年〜90年のマテリアルを集めたアルバムで当時LPでも出ていたもの。1stやプログレッシヴなLOOKING AT THE EARTHに比べると、エキゾチックな民族色もより強いが、超絶テクニックでスピーディーに演奏されるギトギトのジャズ・ロック・ナンバーはもう笑ってしまうほどの凄さ。トーキング・ドラム・バトルも開いた口がふさがらない。

〓[UZBEKISTAN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-H4010 FLIGHT 09 / Signs Of The Water CD \2600
 80年代中期にプログメタル・バンドとしてタシュケントで結成された彼ら。前作あたりからシンフォニック寄りになり、9年振りにリリースされた2014年作4th。ギターはヘヴィエッジではあるものの、ドラムスも含めて全体に深めに付けられた残響によりそれをあまり感じさせず、英語によるヴォーカルも手伝ってハードなポンプ系シンフォと呼べるサウンドとなっている。ただ、後半は、カザフスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンらと隣接する中央アジアのバンドらしいエキゾチックさが漂っており、シンセによる陰影が特徴だ。
LV-H4007 FROM.UZ / Seventh Story CD \2500
 リズム・セクションがチェンジしリリースされた2010年作3rd。クリムゾンやアフター・クライングを思わせるハードな複雑味を押し出し、かつ夢想感があり、エキゾチックに広がっていく美しいシンフォ色を思う存分加え、ジャズ・ロックやヘヴィさもテクニカルにミックス。それらがハイブリッドにはならず単独の光景を見せ、ただし見事に共存している、という他では体験出来ない発想に圧倒される。約80分の大スケールの中で繰り返されるドラマ、哀愁を帯びたメロディーの力強さに、自分たちの立ち位置を再確認したような個性と自信を沸き立たせている。シンフォ・ファン必聴!

〓[ISRAEL]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-J1371 ANAKDOTA / Overloading CD \2700
 カンタベリー・プログレッシヴの先端を行く気鋭バンドの2016年デビュー作。時にエマーソンを思わせるジャズ風味も交えたテクニカルなピアノを核に男女ヴォーカルをフィーチャーし、鋭いシンセが目まぐるしく切り込んでくるスタイリッシュな作風だ。SHESHET、SHEM TOM LEVI、YONI RECHTERらを思い出させるイスラエルならではの音楽性だろう。クラシック、ポップ、サロン・ミュージックまでが混然と輝き、美声の女性ヴォーカルが優雅に歌い込むあたり、近年の同国だとMUSICA FICTAも彷彿。随所でハッとさせられながら引き込まれる。3面開きデジパック。
LV-J1368 APERCO / The Battle CD \2800
 壮大なオーケストレーションに続く2曲目のリリカルなフルート・ロックでキャメル・ファン悶絶の2016年デビュー作。フルートはゲストだが続く3曲目のギターのすすり泣きなど、キャメル色は強く最初で印象に残ってしまう。だが、4曲目の泣きや5曲目の愁いはまるでバークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト。ジョン・リーズ&ウーリーの如く壮麗な世界で浸っていたら6曲目は百億の夜と千億の夢の疾走感へ。そして、シンフォニックな原野で肌を冷ましたところに、フルートの美惑。もう、たまりません。ふらふら。その後も、まどろむまどろむ。タイトルもずばりHORIZONのナイロン・ギター曲を経て、ラストで再び悶絶。チラ見せのフルートに、来ると予感させながら裏切らない満足度を超えたシンフォニックなエンディング! しばし呆然の必聴作。エンボス加工の変形デジパック自主盤。
LV-J1305 FOURTEEN OCTAVES / Same CD \2980
 とても優しく、叙情的な歌心にあふれたイスラエルの名作のひとつ。V.テンペラを思わせるようなYONY RECHTERの巧みなキーボード・ワークに、クラシカルな生のストリングスを対比させて聴かせるその内容は、イタリアを愛してこられた方々にぜひとも聴いていただきたいもの。特に中盤の叙情美は格別です! 79年リリース。
LV-J1372 GAN EDEN / Same CD \2980
 600枚限定イスラエル盤にて初CD化。77年にリリースされた彼らの唯一のアルバムで、ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人にて、ヘブライ語の歌心が漂うナンバーを中心に、タイトなドラムスで畳み掛けるハード・プログレや、ラストに見られるZINGALEを彷彿させるジャズ・ロックを織り交ぜ、演奏力の高いスキルを感じさせる作品となっている。オルガンやシンセなど涼しげなアレンジにシャープに切れ込んでくるテクニカルなギターはイスラエルのジジ・ベネゴーニといった風。ヴォーカリストはバンド解散後ソロへ。リマスター。
LV-J1357 IGAYON / To Go CD \2500
 イスラエルから、また驚きのシンフォニック・ロック・バンドがデビュー。ヘブライ語で歌われ、一聴だとヴォーカルをメインにしたポスト系に聴えるが、彼らの本質はそんな容易いものではない。ストリングスを壮大かつドラマチックにフィーチャーし、ベタではないスリリングさを持たせ、この国ならではの歌心を伝える。マニアの方にはYONI RECHTERのINTENTIONSを現代風バンドにした、と言えばポテンシャンルの高さと内容の良さを分かってもらえるだろう。深い叙情性とメロディーの美しさ。包み込むオーケストレーション。ピアノやアコギの詩情。ゲストのヴァイオリンも泣き、ラストはキャメルへ。2011年作。
LV-J1370 LORD FLIMNAP / Point Of View CD \2500
 E.L.&P.と同じ編成を基本とするプログレッシヴ・ロック・トリオ。89年にカセットのみで本作をリリース。今回、ボーナス・トラック4曲に加え、10分の未発デモも収録した新装盤となった。ベーシストはギターも多く重ねており、キーボード・トリオと言うよりはオルガンが目立つダークなへヴィ・プログレと言ったほうがよいかもしれない。だが、ヴォーカルは甘く英語で歌われ、BJH風。自主制作の為、プロデュース不足を感じさせるが、3人のテクニックや曲想は十分で、当時メンバーは15才から16才だったと言う。とは思えないマニアックな英国風サウンド! CDR。
LV-J1361 MUSICA FICTA / A Child And A Well CD \2500
 女性ヴォーカリストをフィーチャーしたエルサレムのプログレッシヴ・ロック・バンドが、トレスパスのキーボーディストをエンジニアに迎え05年に制作したアルバム。ヘブライ語で歌われ、時に甘美、時にヘヴィと変化自在に操られるギター、クラシカルに駆け巡るキーボード、リリカルに舞うフルート、イスラエルらしい気品のある曲調と欧州的なポップなノリ、部分的にシェシェットあたりを思わせるカンタベリー・タッチもあり、非常にインテリジェンスなサウンドを展開。この国の水準を高さを改めて感じさせられる1枚だ。リーダーはアコギの名手でもあり、ラストはルネッサンス調の夢見。CDRのみで売られていたコレクターズ・アイテムのオフィシャル・プレスCD化!
LV-J1306 NO NAMES / Same CD \2980
 75年リリースの傑作シンフォ。SHESHETと並ぶそのクオリティーは見事、圧巻としか言いようがない。イスラエルの3人のスーパー・ミュージシャン、SHEM TOM LEVI、SHLOMO GRONICH、SHLOMO YDOVが繰り広げるテクニカルでかつメロディアスな美・美・美! フルート、リコーダ、ヴァイオリン、ギター、オルガン、ピアノ、メロトロン(?)そして恐るべし変拍子、クラシカルな叙情。プログレ・ファン必聴作!
LV-J1356 SANHEDRIN / Ever After CD \2500
 キャメルを思わせるシンフォニック・ロック・バンドの2011年作。なんと言ってもSHESHETやNO NAMESで知られるフルート奏者、SHEM-TOV LEVIがメンバーにクレジットされており、びっくりである。彼のリリカルなフルートをドラマチックにフィーチャーし、ラティマー命のギターや、クラシカルなオルガンが終始メロディアスなサウンドを描いていく。中世音楽色も持っており、ホルンやバスーンもゲストで導入。ヘヴィな屈折も見せ、ヴィンテージ色を保ちながら甘美な世界を聴かせる。必聴!
LV-J1350 SHEM TOV LEVY / In The Mood CD \2980
 彼が在籍したNO NAMESとSHESHETの間にリリースされた76年作1st。フルート奏者として知られるが、まるでイタリアのカンタウトーレを思わせるハートフルなヴォーカルと優美でファンタジックな楽曲はイスラエルならではと言え、ストリングスや管楽器をエキゾチックに持ち込んだ3曲目、SHESHET風のテクニカルなジャズ・ロックで聴かせる5曲目、甘くクラシカルな8曲目など、その作曲センスと優れたプログレッシヴ性には目を見張るものがある。名作です。リマスター&NO NAMESのライヴを含む4曲のボーナス入り。
LV-J1339 SHESHET / Same (30TH ANNIVERSARY EXPANDED EDITION) 2CD \2980
 30周年記念盤として限定でリリースされた2枚組スペシャル・エディション。イスラエルのハットフィールドと言われる彼らの77年リリースのセルフ・タイトル作の07年リマスター盤に、初CD化となる事実上2ndのサウンド・トラック・アルバム(ヴァイオリン入りでなんだかアルティ・エ・メスティエリみたいです)をボーナスCDとしてセット。ソロも出している美声の女性ヴォーカリスト、YEHUDITH RAVITZをフィーチャーし、イスラエルとは思えない程に洗練され、優美なギター、リーダーのSHEM TOM LEVIの極上のフルート、テクニカルなリズム・セッション、ピアノ、シンセらがあくまでも美しく叙情的に、まるで夢を紡ぐかのように奏でる。一級品の傑作! スリップケース付き。
LV-J1365 SYMPOZION / Kundabuffer CD \2500
 気鋭プログレ・バンドの06年デビュー作。同国のSHESHETを思い出させる洗練された音作りで、知られたバンドだとハッピー・ザ・マンにも近い知的なアンサンブルを美しくテクニカルに聴かせる。SHEM TOM LEVIを思わせる天上のフルートが入り、ギターもキーボードもクリアーで、すごく構築的で輪郭がくっきりとしているのに、受ける印象はとてもファンタジックだ。曲によって入るヘブライ語のヴォーカルも、ジェントル・ジャイアント風の変拍子も、すべて作品のカラーに吸収されており、オリジナリティーへ変換。初回のイスラエル盤。
LV-J1352 ZINGALE / The Bright Side CD \2800
 いきなりイエス風サウンドが炸裂する約30年振りの09年新作。シンセとギターを自在に弾きこなす2人のオリジナル・メンバーを中心にドラマーを加えて録音された作品で、ハードなタッチからカラフルなノリまで音楽性は広いが色彩感や様式は統一されており、エキゾチックでテクニカルな構築美を繰り広げている。英語で歌われ空想あふれるイメージと屈折した透明感、そしてスリリングさと壮大なドラマチックさを万華鏡のように配したプログレッシヴな編曲は非常に凝っていて、特に中盤から後半はかなりの聴き応えがある。これぞ辺境シンフォ! 見開き紙ジャケット。
LV-J1367 ZINGALE / Peace CD \3390
 「ツィンガーレ / 平和への希求」 スリリングなヴァイオリンをフィーチャーし、テクニカルなジャズ・ロックの要素も強い77年リリースの名作。実は録音は75年で、この年、プロモのみで1度プレスされ、2年後に曲順が変えられリアレンジ(リミックス)されたものが市場に出回ったという。よりプログレッシヴなプロモ・マスターからのテイクで再発された既発CDと同内容。NO NAMES、SHESHET、YONY RECHTERらと並ぶこの国のトップ・オブ・シンフォ作。ギトギトとした暑苦しさを感じさせるジャケットだが、上記の名作群と同様に地域を限定させない洗練されたサウンドだ。ヘブライ語で歌われるプロモ・シングルから6曲のボーナス入り。SHM-CD・見開き紙ジャケット。対訳&解説付き。国内盤

〓[CZECHO / SLOVAKIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-K1475 BARNODAJ / Maugli CD \2800
 PROGRES 2の前身。78年リリース。PROGRESS ORGANIZATIONから改名。もしくは活動を再開するにあたっての変名だとも言われている。英国人作家、ラドヤード・キップリングのジャングル・ブックをベースにした作品。シタールやオケが入るオープニングからハモンドもいい音を出しており、プログレッシヴな手応えを感じる。いかにものシンセ、ヘヴィな輪郭を与えるギター、ちょっとSYNKOPY 61にも似たヒープを感じさせるノリなど、ハードな部分ほど特徴を出しているバンドだ。切々と歌われるヴォーカルとタイトなリズムはチェコならではで、意外とラストまで一気に聴ける。リマスター&3曲ボーナス入り。
LV-K1503 BLUE EFFECT (MODRY EFEKT) / 1969-1989 9CD BOX \6980
 旧チェコスロヴァキアを代表するプログレッシヴ・ロック・バンドの09年リマスターによる40周年記念9CD限定ボックス。各紙ジャケット入り。東欧然とした暗い歌心のMEDITACE (70年)、JAZZ Q PRAHAとの狂おしい共演盤、CONIUNCTIO (70年)、オーケストラとのクラシカルで華やかな共演盤、NOVA SYNTEZA (71年) と合唱団も交えた旧チェコの金字塔とも言える感動的な続編のNOVA SYNTEZA II (74年)、JAZZ Qのメンバーをゲストに迎えヘヴィに展開するMODRY EFEKT&RADIM HLADIK (74年)、SYNKOPYからキーボーディストを、FERMATAからベーシストを迎え最強の布陣になり、イエスやフォーカスを思わせるテクニカルな必聴シンフォを聴かせるSVITANIE (77年)、初期のメンバーが戻りツイン・キーボード編成で重厚かつ超ドラマチックな泣きのシンフォで圧倒する傑作SVET HLEDACU (79年)、G/KEY、KEY/SYN.B/VO、DRの変則トリオになり強力なプログレッシヴ・ロックで迫る33 (81年)の8枚に本ボックスでしか手に入らないボーナス盤(シングル盤から16曲とSVITANIE期の未発2曲!ら計19入り)がセット。フォト&バイオ掲載のブックレット入り。
LV-K1511 BLUE EFFECT / Kingdom Of Life CD \2800
 初CD化。70年にリリースされた彼らのデビュー・アルバム、MEDITACEの英詞によるエクスポート・ヴァージョン71年作。ジャケットはまったく違うが、元々MEDITACEも後半は英語で歌われており、前半のみを同じバッキング・トラックを使用し英詞でヴォーカルを録音し直したもの。本作のみの英語ヴァージョンのテイクは既発CDのボーナスに収録されているが、アルバム「KINGDOM OF LIFE」としてCDになったのは、これが初。また、CD化済みだが、69年の4曲入りEPとアルバムではインストだったナンバーのヴォーカル・ヴァージョン・シングル、さらにMEDITACEのチェコ語ヴァージョン等の10曲ボーナス入りとなっている。2015年盤。
LV-K1500 BOHEMIA / Zrnko Pisku CD \2500
 単発ながら旧チェコスロヴァキアのジャズ・ロックの名作のひとつ。78年にリリースされた作品で、キーボーディストが3人もクレジットされており、一人はMODRY EFEKTのLESEK SEMELKA。彼の泣きのヴォーカルと管楽器もフィーチャーしたテクニカルなサウンドは時にMODRY EFEKTを思わせ、手数の多いドラムス、イタリア張りのハードなフルート、ギター以上にフレーズを埋め込むベースなどチェコらしい強固でエキゾチックなサウンドを聴かせる。3枚のシングル両面から6曲ボーナス入りで、こちらもアルバムと同等クラスの内容。リマスター盤。
LV-K1514 COLLEGIUM MUSICUM / Same CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。71年のデビュー・アルバムにバッハをアレンジした70年の2曲入り1stEPを加えた新装盤。旧チェコスロヴァキアを代表するキーボーディスト、MARIAN VARGA率いるグループで、FERMATAへギタリストやベーシストを送り出している。EPは典型的なクラシカル・ロックでトレースをストイックにした感じが東欧っぽい。アルバムは英語で歌われ、ギタリストやブラス・セクションも加わっており、ナイスやプロコル・ハルムに通じるサウンドを聴かせる。3曲で構成されラストはオーケストラ入りでハイドンをアレンジ。クラシカルなオルガン・ロック・ファン必聴作。
LV-K1513 COLLEGIUM MUSICUM / Konvergencie 2CD \2800
 パッケージも新たになり、オリジナル・アナログ盤通りの初の2枚組でのデジタル・リマスター盤。各4面がそれぞれ組曲形式となっておりクラシックの影響が強く感じ取られる71年リリースの2作目。一言で言ってしまえばNICEだが、少年少女合唱団入りでのオルガン・ロック、コルサコフのシェヘラザードのアレンジ、ブルース・ギターとパイプ・オルガンの導入、即興アヴァンギャルド等、ヴァリエーションが強烈だ。当局の関与により(スタジオに監視員がいた)、激しさが押さえ込まれたような不自然さが逆に個性的。
LV-K1486 COLLEGIUM MUSICUM / Live CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。73年リリースの3作目。シンフォ色で取るならDIVERGENCIEだが、クラシックをベースとした攻撃的なオルガン・ロックとして選ぶなら本作だろう。ライヴということでかなりアグレッシヴな展開を見せている。前2作はスタジオ録音ということもあり、激しさが押さえ込まれていたが、歪んだハモンドやクリス・スクワイア張りのトーンなど、なにか、無言の怒りを感じ取れる演奏だ。もう壊れてしまったかのようなパワー全開の中盤はSBBにも匹敵。
LV-K1487 COLLEGIUM MUSICUM / Marian Varga & Collegium Musicum CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。ギタリストが加わった75年リリースの4作目。こちらもスタジオ・ライヴ録音にてパワー全開。ハモンドはピアノを交えた室内楽的なものからエマーソン張りに弾き倒される豪快なシーンまで超ワイドレンジにフィーチャーされ、壊れてしまったかのような凶暴性とクラシカルな叙情性が大きく対比しており、また現代音楽へのアプローチなど、かなり斬新なことをやっていたバンドだった。デジタル・リマスターにより音質や音圧が改善され、ダイナミックさに圧倒させられる。
LV-K1515 COLLEGIUM MUSICUM / Continuo CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。78年リリースの5作目。オルガン・ロックやアート色が強かった前作までに比べ、シンセを大幅に導入し、また、ヴォーカルやギターも再びフィーチャーし、ある意味、クラシックに強い影響を受けたシンフォニックなスタイルとなっている。前衛的とも言える硬派でストイックな音楽性は、ELPに感化されたバンドでも例えばドイツのTRITONUSやTRIUMVIRATとはまったくの異質。欧米を真似ない当時の東欧の姿勢が貫かれている。再評価されるべき1枚。
LV-K1516 COLLEGIUM MUSICUM / On A Ona CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。79年リリースの6作目。キーボーディストでリーダーのMARIAN VARGAを中心に、FERMATAのギタリストやベーシストを始め、名コラボ作もリリースしたPRUDYのヴォーカリストのPAVOL HAMMELらを迎え、多彩な音楽性を見せる。初期のキーボード・トリオのイメージから離れてしまっているが、4曲目のようなオルガンがクラシカルな曲やデリケートな叙情を持った曲も多く、また、オープニングとラストはクリムゾン風のヘヴィ・ナンバーで驚かされる。
LV-K1410 COLLEGIUM MUSICUM / Divergencie 2CD \3800
 名作。彼らが本格的にクラシックと向き合った作品。フル・オーケストラを導入し、2枚組の大作として81年にリリースされた7作目。かつてのE.L&P色はなく、ストリングスや美しいピアノを生かしたヴォーカル曲も多い。クラシカルで深い哀愁感に、東欧ならではの感銘を受ける。前半はインスト指向、後半はヴォーカル中心となっている。リマスター盤。
LV-K1493 FERMATA / Same + Piesen Z Hol 2CD \2800
 75年の1stと76年の2ndの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。初期COLLEGIUM MUSICUMに居たギタリストがマハヴィシュヌ・オーケストラのようなバンドを目指して73年に結成したジャズ・ロック・バンド。強力にドライヴするリズム・セッションに絡み付くようなギターとうねるシンセ群。インストながらも、まったく飽きさせないスリリングな演奏に舌を巻く。押しまくりSBBを連想させる豪快な1st、ヴァイオリン入りでバカテクに圧倒される2nd、共に重厚で圧巻だ。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-K1494 FERMATA / Huascaran + Dunajska Legenda 2CD \2800
 77年の3rdと80年の4thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。生のストリングス、ポリシンセ、アコギの導入などシンフォニック・ロック的にもなり、激しいジャズ・ロックの中にナイーヴで叙情的な展開を見せる2作品。クラシカルな弦楽四重奏を受けてギターとシンセがドラマチックに泣きのソロを取るなど初期2作とは曲想が違ってきており、ジェントル・ジャイアント風なアレンジも持っている。特に4thは曲の良さとテクニカルな演奏のバランスが取れた名作だ。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-K1495 FERMATA / Biela Planeta + Generation 2CD \2800
 80年の5thと81年の6thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。ジェントル・ジャイアントに通じるテクニカルな面を強調した2作品で、重い低域のうねりと煌びやかな高域の構造から生まれるエキゾチックな音色と音圧は東欧ならでは。作曲の技巧性はSBBよりも上を行き、一糸乱れずせめぎ合う。一方でアコギやシンセが作り出す空間美には奥行きが生まれ、また6thではサックスもフィーチャーされダークさも加わった新たな面を見せている。硬派のジャズ・ロック・ファン必聴作。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-K1496 FERMATA / Ad Libitum + Simile... 2CD \2800
 84年の7thと91年の8thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。7thはヴォーカルを本格的にフィーチャーした初の作品で圧巻のテクニカルさを保ちながら2曲目のような東欧然としたシンフォニック色を展開。SYNKOPYやMODRY EFEKTにも通じるドラマチックな金字塔作だ。8thはリーダーがバンドを新たなメンバーで再編してからの1作目で自主リリースだった為、LPも93年にプレスされたCDもレアだったもの。これがまったく別バンドのような凄いシンフォに変身しており当時はど肝を抜かれた。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-K1517 FERMATA / Live V Klube Za Zrkadlom CD \2800
 通算12作目となる、彼ら初のライヴ・アルバム。プラティスラヴァでの07年録音。初期COLLEGIUM MUSICUMに居たギタリストがマハヴィシュヌ・オーケストラのようなバンドを目指して73年に結成したジャズ・ロック・バンド。HUASCARAN、BIELA PLANETA、GENERATIONといった旧作や、再編後のX、SIMILE、NEXT等から全8曲トータル約55分の熱演。ギター、キーボード、ベース、ドラムスの4人による演奏だが、その音の厚さ、特に東欧独特の低域のヘヴィさと高域の鋭さのバランス、スリリングさを失わないコンビネーションの見事さに圧倒される。さらに音色が適度にアップデイトされていてドラマチックさも加味。デジパック。
LV-K1497D FERMATA / Live V Klube Za Zrkadlom DVD(PAL) \3800
 通算12作目となる、彼ら初のライヴDVD。プラティスラヴァでの07年録音。初期COLLEGIUM MUSICUMに居たギタリストがマハヴィシュヌ・オーケストラのようなバンドを目指して73年に結成したジャズ・ロック・バンド。HUASCARAN、BIELA PLANETA、GENERATIONといった旧作や、再編後のX、SIMILE、NEXT等から全11曲。ベーシストはPRUDY、COLLEGIUM MUSICUM、MODRY EFEKTにも参加した旧チェコスロヴァキアの猛者、FEDOR FRESO。4人のテクニックとコンビネーションが見事で、音が厚く、東欧独特の低域のヘヴィさと高域の鋭さがプログレ然と唸る。叙情性、ギターの泣きもあり、SIMILE収録の2曲目のド派手なインパクトと言ったら! 91年のプロモ・クリップ等のボーナス入り。
LV-K1522 JAZZ Q / Elegie - Expanded 2CD Edition 2CD \2980
 <ボーナス・ディスク付き2枚組> ヴァイオリンやトランペットなど多数のゲストを迎えた77年作をディスク1に、強烈なジャケで知られるライヴ・コンピレーションのJAZZROCKOVA DILNA I(76年)&II(77年)から5曲、76年のオーケストラとの未発セッション2曲、さらに、リーダーのキーボーディストが手掛けた75年のOSTから14曲、計21曲をボーナスとしてディスク2に収録した2016年2枚組。本編はバンドの4作目にあたり、シュールな空間の緩さとネジを巻き上げるように加速するテクニカルな構築性が見事に共存。当時の東欧にしか存在しない硬派のジャズ・ロックだ。ボーナスはすべて初CD化で、火花散るライヴ・テイクはもちろん、ソロ名義だが75年のOST作HRISTEの実体はELEGIE期のJAZZ Qで、バンドの作品といってもよいサウンドを繰り広げている。全リマスター。
LV-K1523 MICHAL PROKOP & FRAMUS 5 / Mesto ER CD \2800
 71年にリリースされた、旧チェコスロヴァキアの知る人ぞ知るプログレッシヴ・レア・アイテムがリマスター&デジパックで2016年新装再発! まず、冒頭のハモンドで引き付けられ、妖しげな笛の音に誘われながらオーケストラの導入とともに、そのミステリアスな世界はどんどんと展開していく。前半は20分近い長尺曲で、クラシック、ジャズ、ロックが東欧然と融合され、M.EFEKTのNOVA SYNTEZA IIを思わせるが、よりヘヴィなサウンドだ。ジャケも内外いかにもといった感じで雰囲気十分。東欧ファン必聴作。
LV-K1510 NARAJAMA / Convergere CD \2800
 注目! モラヴィアン・プログレッシヴ・ロックを女性ヴォーカルを交え聴かせる2014年作。旧東欧の中でもジャズ・ロックに定評のあったチェコならではの気鋭サウンドで、クレヴァーなキーボード、強靭なうねりを編み出す重厚なフレットレス・ベース、時に暴れ時にフリップ並みのロングトーンで切り込むギター、アンサンブルの鍵となるツィンバロムらに、呪術的なディジュリドゥやジャージィなトランペットも加わる。ハンガリーの高速系バンドにも近いが、非トラッドで、かつてはアヴァン系だった彼らが大変身した作品。NAPRAやFOKATELEPにも通じる、スラヴ・ファン必聴作。綴じ込み付き紙ジャケット。
LV-K1491 PAVOL HAMMEL & MARIAN VARGA / Zelena Posta CD \2500
 COLLEGIUM MUSICUMの母体となったPRUDYの2人が72年にリリースしたコラボ作の、パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。PAVOL HAMMELは今やスロヴァキアを代表するシンガーで、80年代には音楽を含め国内の文化に幅広く貢献。MARIAN VARGAはCOLLEGIUM MUSICUMを率いたキーボーディスト。内容はヴォーカルをフィーチャーしたCOLLEGIUM MUSICUMといった感じで、同時期のバンドほどストレートな攻撃性は無いものの室内楽風のオケを導入するなど美しい叙情性と屈折したプログレッシヴな曲作りは特筆。FEDOR FRESO、RADIM HLADIKら強力なメンバーがバックアップ。
LV-K1492 PAVOL HAMMEL MARIAN VARGA & RADIM HLADIK / Na II. Programe Sna CD \2500
 72年作の続編とも言える76年リリースのコラボ作の、パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。こちらにはMODRY EFEKTのギタリスト、RADIM HLADIKがメンバーとしてクレジットされ3人の共作となっている。その彼のテクニカルなギターをフィーチャーしたMODRY EFEKT張りのハードな1曲目、室内楽風のオケとピアノが美しいヴォーカル・ナンバーの2曲目、COLLEGIUM MUSICUM調のオルガン・ロックの3曲目など3人の個性がスキル高く交じり合っている。HLADIKの硬質なアッカーマン風のギターとVARGAの教会風のオルガンの組み合わせは部分的にフォーカスを思わせる場面も。
LV-K1483 PROGRESS ORGANIZATION / Barnodaj CD \2700
 PROGRES 2の前身の前身。71年リリース。前半はチェコ語で歌われ、後半はクリームやビートルズのカヴァーなど英語で歌われている。ロックを演奏すると投獄されたという旧体制の中で多くのミュージシャンはジャズの仮面で活動していたが、このバンドは何故か欧米のサイケ色を持った本ロック・アルバムを無防備にリリース。次作まで7年間作品が出せなかったのは当局に目を付けられたからなのか。オケも入ったポップ寄りでもあり、オルガンとギターを交え、東欧の暗さを秘めたメロディアスなサウンドとヴォーカルを聴かせる。リマスター&5曲ボーナス入り。
LV-K1498 PROGRES 2 / Dialog S Vesmirem (Studio & Live) 2CD \3800
 80年にリリースされたスタジオ盤の99年CDヴァージョン(曲が多い)に4曲ボーナスを加えた2010年リマスター盤と、78年に行われた同作の初演をライヴ収録(06年にCD化されたものと同じ盤を使用)した2枚組。惑星の移民を歌った旧チェコスロヴァキア初のロック・オペラで、エキゾチックなキーボードやギターが飛び交うプログレッシヴ・ロックに、哀愁を込めて切々と歌われるヴォーカルが入る、非常に聴き応えのある力作だ。未来の希望を描く明るい部分と、悲観から抜け出せないどん底の暗さが両極端で時代を物語っている。LPでは「移住」が思想にあたると、旧共産政府の検閲により曲と歌詞の一部がカットされていた。スタジオ盤のボーナスの内2曲は93年録音で99年版CDとは違っている。また、オリジナルLPに付いていた各曲のイラストをブックレットに掲載。本タイトルのコンプリート版と言える。
LV-K1482 PROGRES 2 / Treti Kniha Dzungli 2CD \3800
 メンバー・チェンジを経て82年にリリースされた2枚組。英タイトルはTHE THIRD JUNGLE BOOKなので、BARNODAJのMAUGLIの続編とも取れるが、エコをコンセプトにしたシンフォニック・ロックの大作となった。旧チェコスロヴァキアの代表シンフォと言え、この国においては、SYNKOPYのSLUNECNI HODINYやMODRY EFEKTの名作群に並ぶ必聴作。叙情派シンフォとヘヴィ・シンフォを重ね合わせたような強力なサウンドで、高域のストリングス美、中低域でうねるムーグなど、シュールな情景さえも感じる独特の深い幻想世界。DISC-2には81年のシングル2曲と、82年の本作のライヴ・ヴァージョンを約30分弱収録。なお、DISC-1はBOB J PRO盤のチェコ語ヴァージョン・リマスター仕様。
LV-K1521D PROGRES 2 / Live CD+DVD(PAL) \3200
 東欧シンフォ・ファン必見! 以前「STORY 1968-2008」のタイトルで、それぞれ単体で出ていた08年の再結成ライヴがCD+DVDセットにて新装リリース。08年の10月に2日間に渡ってチェコのブルノで行われた40周年記念ライヴで、前身のPROGRESS ORGANIZATION、BARNODAJ時代の曲も交えつつ、名作DIALOG S VESMIREMや傑作TRETI KNIHA DZUNGLIから演奏。旧チェコ屈指のヘヴィ・シンフォをテクニカルに聴かせる。唸るシンセ、暴れるオルガン、メロウなギター、重厚なリズム・セクション、泣きのヴォーカルなど、完ペキな演奏で圧倒。メンバーがその年代に合わせて入れ替わる、といった総出演での熱演だ。通して失われていない東欧色がエキゾチック。DVDは以前のタイトルと同内容(約100分)で、CDは1枚物(約74分)に編集されている。
LV-K1473 SYNKOPY 61 / Festival + Xantipa + Formule 1 2CD \3800
 全盛期のMODRY EFEKTにも在籍した旧チェコスロヴァキアきってのキーボーディスト、OLDRICH VESELY率いるSYNKOPYの前身バンド。コレクターには知られた72年、74年、75年の10インチ3枚全曲をDISC-1に、66年から77年のシングルやレア・トラックをDISC-2に収録した2枚組リマスター盤。以前にVALKA JE VULのタイトルで3枚出ていたコンピ盤とも収録がやや違い、特に10インチでコレクターの気を引いたヒープのカヴァー、EASY LIVIN、LOOK AT YOURSELFは初CD収録。プログレッシヴで重厚なハモンド、ヘヴィなギター、哀愁のヴォーカル、ワイルドなリズム・セクション、曲によって入るオーケストラが一体となり、これぞ、ハード・プログレといったサウンドを聴かせる。OLDRICH VESELYがMODRY EFEKTに在籍していた時期のSYNKOPYとしての音源も聴き物。

〓[HUNGARY]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-L3193 AFTER CRYING / Opus 1 CD \2500
 89年にカセットのみでリリースされていたレア作。A面約27分1曲、B面約29分1曲。GABOR EGERVARI(フルート)、PETER PEJTSIK(チェロ)、CSABA VEDRES(ピアノ)のバンドはまだトリオ。チェンバー・アンサンブルだが、そのクラシカルさ、過激さ、テクニカルさ、アカデミックさは半端じゃない。映る詩情の深みは言葉では語れず、後半は合唱団も加わり、ダークなエキゾチックさを増す。国はまさに民主化に向っている時期。録音は88年。リスト音楽院での生演(恐るべし学生達!)。このレヴェルの連中がプログレバンドを結成したという記録。あまりにも凄まじい。チェンバー・ファン必聴!
LV-L3194 AFTER CRYING / 1989 CD \2500
 89年にカセットのみでリリースされていたレア作。前カセット作はほぼインストに徹していたが、本作では全員がヴォーカルを取り、グレゴリアン・チャントや女性ヴォーカルのスラヴ色もミックス。メンバーにヴァイオリン、さらにゲストで管楽器も加え、またサンプリング・リズムも使用。クリムゾンやザッパの影響が見えるサウンドが芽生えているが、まだ、その暗さ、冷たさに宿る東欧色には劇薬のような危険性を孕んでおり、同じチェンバーでも西側のバンドが借り物の魔術に聴えてしまう。後半のクラシカルな美を支配する怨念のような力に圧倒される。チェンバー・ファン必聴!
LV-L3001 AFTER CRYING / Overground Music CD \2500
 90年に人知れずアナログLPでリリースされていた1st。この時点ではまだシリアスでアコースティックな趣が強い。チェロ、ヴァイオリン、フルート、オーボエ、メロディアスなヴォーカル(本作のみ英語)をフィーチャーし、女性ヴォーカルも入るが、なんといってもVEDRES CSABAのピアノが素晴らしい。
LV-L3003 AFTER CRYING / Fold Es Eg CD \2500
 94年リリースの3rd。前作まではシリアスな曲調のものが多かったが、本作ではエマーソン張りのピアノ、オルガンをフィーチャーし、よりプログレッシヴなスタイルを独自に完成させている。詩情あふれるフルート、チェロetc.もクラシカルで美しい。ラストは胸を打たれる。初めて接したとき、東欧のシーンの新たな夜明けを感じ、感動した作品。名作。
LV-L3004 AFTER CRYING / De Profundis CD \2500
 傑作! VEDRES CSABAが抜けてしまったものの、1年以上のスタジオ・ワークをかけて制作された4作目。96年作。小編成のオーケストラも加わっていて、圧巻のスケールで感動的な展開が目まぐるしく、クラシカルにドラマチックに続く。ハンガリーが生んだモンスターによる90年代のプログレ・シーン屈指の1枚。必聴作。
LV-L3005 AFTER CRYING / Elso Evtized 2CD \3500
 96年にリリースされた、100分を超える未発表テイクを含む2枚組。7曲はスタジオ録音でクラシカルなオーケストラを絡めたもの。また、8曲は91年のライヴ、1曲は94年のライヴから。そして93年のライヴではクリムゾンの21世紀〜を圧巻の演奏で披露。ハンガリーきっての天才集団。ファンなら聴き逃せません。
LV-L3006 AFTER CRYING / 6 CD \2500
 より重厚なサウンドへ変化した97年作。バルトークやストラビンスキーが初期クリムゾンと合体したような、クラシカルでかつヘヴィな超プログレッシヴ・サウンド。エマーソンへ捧げられたラストはワークスのSIDE 4を思わせる。とにかく圧巻としか言いようがない。空前のスケール。クラシカル・へヴィ・シンフォの究極作!
LV-L3007 AFTER CRYING / Almost Pure Instrumental CD \2500
 4曲の新曲を加え、クラシカルなインスト曲を中心に集めた98年リリースのコンピ。と言っても旧曲にも手を加え、ひとつの作品としてまとめられている。新曲は、例によって生の弦や管をフィーチャーし、初期エンドを思わせるような、シンフォニックな叙情に妖精が宿ったかの如く繊細に仕上げられている。彼らの凄さをあらためて証明。
LV-L3008 AFTER CRYING / Struggle For Life 2CD \3600
 2枚組で2000年にリリースされたライヴ・アルバム。バンドの張り詰めたテンションがそのまま伝わってくるかのようで、手に汗をにぎるとはまさにこのこと。そして、視野が広がってゆくような壮大なスケール感と、胸を打つ叙情。ジョン・ウェットン・ゲスト入りのSTARLESSもフル・ヴァージョンで演奏。エンハンスド仕様でいろいろな楽しみも。
LV-L3082 AFTER CRYING / Bootleg Symphony CD \2500
 2000年10月にブタペストのクラシック・ホールで行われたオーケストラとの共演ライヴ盤。旧曲のリアレンジ中心だが、この日のために編成されたオーケストラは21st CENTURY SYMPHONIC ORCHESTRAと名付けられ、オペラチックな女性ヴォーカルもフィーチャーし、もうエマーソンのピアノ・コンチェルト+ゴジラ+クリムゾンといった並はずれのスケール。
LV-L3123 AFTER CRYING / After Crying Show CD \2500
 6年振りのスタジオ作となった03年作。中世と近未来がリローデッドされ交配したような、クラシカルかつプログレッシヴな音世界。バンド演奏と管弦楽を大胆に融合させた彼らならではのサウンドに本作では初期にあったような陰鬱さが濃く漂い重く圧し掛かる。悲しみの果てにあるようなヴォーカルと荘厳なオーケストレーションのカタストロフィー。狂ったようなラヴェルのボレロやクリムゾンのスターレスを思わせるような渦巻き。女性ソプラノも加えて美と闇が次から次へと姿を変える。一種の個体のような音。クリムゾンを捉えるヘヴィネスとドラマチックさに泣く傑作!
LV-L3175D AFTER CRYING / After Crying Live DVD(PAL) \3500
 凄いとしか言いようのない彼らのライヴが遂にDVDに。04年のステージで約2時間弱の収録。VO、G/KEY(a)、KEY(b)、KEY(c)/TRUMPET、CELLO/B、DRの6人編成。VOとDR以外は基本的に譜面を見ながらプレイする。KEY(b)はもとはVEDRES CSABAが担当していたと思われる主にピアノとソロ・シンセを、KEY(c)は主にブラス&ストリングス&オルガン系を担当し、キーボードを左手で弾きながら時に右手でトランペットを同時に吹くこのバンドのキーマンの一人。KEY(a)はギターがメインだがどちらも相当上手い。CELLO/BはあのPETER PEJTSIKで本バンドのリーダー。オケの仕事も有名なのでもうちょっと年寄りかと思えばけっこう若い。この4人が緻密にパートを組み合わせ、さらにメンバーとしてクレジットされるエンジニアがサンプリングを重ねる。ヴォーカルとコーラスがエキゾチックさを出し、東欧独特の雰囲気が充満。ロックとクラシックとジャズの融合と簡単に言うが、レヴェルが違いすぎる。爆熱する後半の凄まじさといったら。
LV-L3223 AFTER CRYING / Creatura CD \2500
 オープニングたった1秒で大傑作を予感させる、8年振りのスタジオ作となる2011年作。6人の気鋭メンバーと10人の管弦楽器奏者らが繰り広げる超絶スケールは、彼らの過去作を凝縮させ、発酵させ、何かDNA操作で進化をさせたような特異性を持ち、でも、クリムゾンを始めとする彼らがリスペクトするプログレッシヴ・ロックの純血統を豪快に見せ付け、オーケストラが襲い掛かる爆風の如き唸りから、ピアノやチェロ一本のクラシカルな単独ソロ、うっとりとさせれるロマンチックなホルンの調べなど、そのワイドさに驚嘆。正に天才集団!
LV-L3245D AFTER CRYING / XXV - Anniversary Concert 2CD+DVD(PAL) \4200
 必聴必見傑作ライヴ2013年盤! オーケストラとの2011年共演ライヴをDVDとディスク2に収録。美声の女性ヴォーカルもフィーチャーし、壮大なシンフォニック・ロックの中に優雅な叙情を湛え、壮絶なスリリングさで圧倒。バンド本体並みのソロ作品もリリースした天才ギタリストはメインのキーボーディストも顔負けのシンセをプレイし、メインのシンセ奏者は鍵盤を弾きながら片手でトランペットも吹き、ピアノをメインに担当するもう一人のキーボード奏者はマック音源も駆使し後ろのオケのおねえさんが笑ってしまう程の速弾きシンセを披露。その絵の信じ難さ。ドラムス+ティンパニーはエニドの如く雷鳴を放つ。バロック調で展開されるアレンジもあるものの、東欧ならではの凄みというか威圧感を持ったヘヴィでダークなクラシカルさに呑み込まれていく。ディスク1には大傑作となった今のところ最新スタジオ作のCREATURAを70分に渡りライヴで再現した音源を収録。まさにシンフォニー・ロック・オーケストラと言えるプログレッシヴな圧巻の演奏が想像を絶するスケールで展開される驚愕モンスター作。4面開きデジパック。
LV-L3249 COLOR / Same CD \2500
 <100枚限定・再プレス> 泣きのシンフォニック・ロックを演奏する彼らの78年リリースの1st。デブレツェンの医大に通っていた兄弟によって結成されたバンドで、本作ではチェロ奏者を配しており、どこか英国のウォーリーを思わせる素朴ながらもクラシカルなテイストが効いたサウンドを聴かせる。プログレ然としたキーボードやテクニックのあるリズム・セッションなど、もっと注目されるべき内容だ。特に劇的なラストの組曲はイーストやソラリスと並ぶ出来で、隠れた名作と言えるのでは。シングルからボーナス3曲入り。
LV-L3250 COLOR / Uj Szinek CD \2500
 <100枚限定・再プレス> 82年リリースの2nd。チェロ奏者は抜けてしまったものの、新加入のギタリストのプレイ・スタイルにより、適度なハードさを持ち、引き締ったガッチリとしたサウンドで、かつメロウに聴かせる。オメガの6作目〜8作目あたりにも近いが、本バンドのキーボーディストはよりテクニカルさを強調。1stでの叙情性も受け継がれており、ハンガリー独特のスラヴ色が染み込んだマイナー調のメロディーで歌われていく。解散により発売が見送られていた84年の未発3rdアルバムからボーナス8曲入り。
LV-L3013 EAST / Jatekok CD \2500
 81年リリースの1st。SOLARISとともにハンガリーを代表する強力なシンフォニック・ロック・グループ。本作ではテクニカルなジャズ・ロックにキャメル風の泣きをミックスし、エキゾチックに展開。強力な演奏力はトップクラス。英語ヴァージョンと、ハンガリー語ヴァージョンが当時リリースされた。本CDはハンガリー語ヴァージョン。
LV-L3248 EAST / Blue Paradise CD \2500
 ハンガリーでは初CD化となる81年リリース1stの英語ヴァージョン。アルバム・デビュー以前の79年激レア・シングル両面をボーナス収録しており、これは全世界初CD化だ。このシングルに関して言えば、B面はアルバムに通じるシンフォニックなもので、これだけでも価値は高いが、A面(CDラスト)はマハヴィシュヌ級の怒涛の畳み掛けから始まり、途中クラシカルな展開まで見せるコレクター失神のとてつもない内容で、ハードな質感がありアルバムとは異質。ソラリスとともにハンガリーを代表する人気のシンフォ・バンドだが、新人バンドのデビュー作にて英語ヴァージョンを母国語ヴァージョンと同時に作るのは異例で、それだけレコード会社が期待していた証拠だろう。リマスターにより本編の音質もグレードアップ。ボーナス・シングルの為にぜひ購入してください。
LV-L3014 EAST / Huseg CD \2500
 傑作。旧東欧を代表する最もシンフォニックでドラマチックな82年リリースの2nd。エキゾチックなメロディー・ラインと、ダイナミックな演奏に終始引き付けられる。強烈なオリジナリティー、洗練されたアンサンブル、シンフォ性、テクニック、どれをとっても世界レベル。シンフォ・ファン必聴の名作!
LV-L3015 EAST / Resek A Falon CD \2500
 ヴォーカリストのチェンジがあり、83年にリリースされた3rd。なぜか、この年代のOMEGA同様にシンセを多用したエレ・ポップ・サウンドに急変してしまっているが、クラシカルできらびやかなアレンジと、マイナー調の美しいメロディーは一聴でEASTとわかるもの。
LV-L3204 EAST / Az Aldozat - Szodoma CD \2500
 84年リリースの4作目。舞台音楽の為に制作されたインスト作品でエレポップに成りかけていた前作とは違いぶ厚い透明感を持った彼ららしいシンフォを聴かせる。ハンガリーならではの疾走感のある1曲目、シリアスな2曲目、美しいキーボードとエモーショナルなギターが東欧然と響く3曲目、激しくダークな4曲目、キャメル張りの叙情を奏でる泣きの5曲目などバンド初期のプログレッシヴな方向性を持った最後の作品と言える。この後、ヴォーカルをメインにしたスタイルへと変わっていくが、ドラマチックさはより深みを帯びていく。リマスター。
LV-L3229 EAST / Csepel Felett Az Eg CD \2500
 驚きの発掘音源! 81年の未発ライヴで、なんと1stの曲をノンストップで全曲演奏。とてもダイナミックなプレイになっており、もともと音がそんなにダブされていない作品だけに曲想が際立ち、活きがいいというか、デジタル・リマスターも手伝って彼らの鋭角的なサウンドがより緊迫感を伴って伝わってくる。シンセが暴れる5曲目や7曲目(スタジオ盤未収)などは旧ソ色も十分で、スペーシィに処理されていたスタジオ盤との聴き比べのポイントだろう。詞はハンガリー語。最初と最後に2曲の未発表曲(彼ららしいシンフォニックな9分のインストとアンコールでカヴァー)が収録されている。拍手は本編ラストのみ。3面開きデジパック。
LV-L3271 EAST / Messze A Felhokkel 2CD \3200
 ソラリスと双璧と言えるハンガリーの80年代を代表するシンフォニック・ロック・バンド、イースト。95年にライヴ・アルバムを発表後、活動を停止していたが、近年オリジナル・メンバーで復活。そんな彼らの2012年のライヴを約2時間収録。いきなりオープニングから82年の傑作2nd、HUSEGから6曲を立て続けに演奏。ムーグやタウラスベースなどヴィンテージ感もあり、東欧色を持った神秘的なシンフォニック・アレンジの中で哀愁を帯びたシンセやギターが泣きまくり、テクニカルな演奏を力強く聴かせてくれる。中盤では88年の名作A SZERELEM SIVATAGA、さらに94年の最後のスタジオ・アルバム、RADIOBABELからアルバム時のメンバーを迎え、こちらも、切々としながらも重厚なドラマチックさで聴かせる。そして、後半は81年のデビュー・アルバムから7曲、ほぼアルバムを通して演奏され、最後は大喝采が起る。音質、バランス共に申し分なく、彼らの集大成と言える傑作ライヴ。先にリリースされた同タイトルDVDと同収録。3面開きデジパック。
LV-L3277D EAST / Symphonic 2CD+DVD(PAL) \3980
 空前のスケール! シンフォニック・オーケストラとの共演で行われた2014年傑作ライヴ。前半は2ndのHUSEGから、中盤は後期のA SZERELEM SIVATAGAとRADIO BABELの曲を中心に、後半は1stからドラマチックにクラシカルに演奏されていく。鮮明かつ編集が行き届いたDVDは先にTV放送された模様で若干曲がカットされているが、2CDにはコンサートをフルで3時間半収録。小鳥のさえずりのようなフルートから、高鳴るティンパニーや轟くブラスなどオーケストラのリリカルさやダイナミックさと、ムーグやギターをテクニカルに繰り出すバンド演奏の融合は超シンフォニック。ストリングス・セクションの壮大な哀愁感や、遠鳴りのホルンなどによって彼らの楽曲に秘められたポテンシャルが最大限に引き出されている。絶唱が胸に突き刺さる後期の曲の良さも改めて実感。4面開きデジパック。
LV-L3251 EDDA MUVEK / 1 CD \2500
 <100枚限定・再プレス> 泣きのハモンドが効いたハンガリーらしいハードな80年リリースの1st。結成は70年代初期で、パープルやヒープのカヴァー・バンドだった。ギタリストは明らかにリッチーから影響を受けており、レインボーをハードロックへ押し戻したようなサウンドだが、シンセも含めキーボードの鳴りが良く、クラシカルでおごそかなバラードはオメガを思わせ東欧の哀愁に深く染まり胸を締め付けられる。プロコル・ハルムやイタリアン・ロックを思わせるラストなど、十分にプログレの範疇だろう。
LV-L3144 FUGATO ORCHESTRA / Neander Variaciok CD \2500
 ハンガリーならではのシンフォニック・ロック・プロジェクト。04年作。オーケストラとロックを融合させ、全体に中世スラブの哀愁を含み、前半はリリカルなシンフォニック・ロックを聴かせる。後半はバロック・リコーダーも活躍しクラシカルなオケと壮麗に融合。簡単に言ってしまえばエニドにリチャード・ハーヴェイが加わったようなスタイル。その後、オペラチックな女性コーラスも幽玄に入り、ここから後半に掛けてはジャズの要素も表面化しキーボードや管楽器が咲き乱れる。ラストへ向けて徐々にアフター・クライングのようなダークさもプログレッシヴに加速させる。マルチ・メディア仕様でライヴ映像やmp3ボーナス入り。
LV-L3213 FUGATO ORCHESTRA / Noe CD \2500
 オーケストラとロックを融合させ、スラヴの哀愁を含ませたハンガリーらしいクラシカル・ロックを聴かせる彼らの2010年作2nd。ゲストの名手、NIKOLA PAROVらも入れると総勢20人以上のミュージシャンが参加しており、ダイナミックなリズム・セクションに支えられて、ヴァイオリン、チェロ、フルート、オーボエ、トランペットらの管弦楽とピアノがバロックからジャズまで自在に行き来し、オケ入りのアフター・クライングやロック化したマカームといった例えも可能なサウンドを繰り広げている。チェンバー・ロック的なスリリングさ、穏やかな夕陽を思わせるストリングス、合唱やシンセの幽玄さといったものが織り成し、さらに可憐な女性ヴォーカルも加わり、シンフォニックで壮大なラストまで張り詰めた空気が美しい完成度を見せている。
LV-L3214 GASPAR ALMOS / Szent Anna To Legendaja CD \2500
 コルモランのヴァイオリニストであり、バンドの08年の傑作、BALVANYOSVAR LEGENDAJAを作った才能のあるミュージシャンの2010年コンセプト作。聖なる湖をテーマに、コルモランをシンフォニック・ロックにして、アフター・クライングを「ちょい足し」したような、とんでもないスケールの作品となっている。そのクラシカルさはバルトークからバッハまで、リズムの怪奇さはマカームからアレアまで、ロック・オリエンテッドはヘヴィメタからエニドまで、といった具合だ。後半はリトトラ的な複雑さを増し、ギター、キーボード、管楽器が呪文の如く繰り出されていく。
LV-L3258 KARTHAGO / Same CD \2500
 <100枚限定・再プレス> B級ハード・シンフォの頂点を極める81年デビュー作。張り上げるシャウト・ヴォーカルに好みが分かれてしまうかもしれないが、ハンガリー語で歌われる泣きのメロとコーラスはオメガにも通じ、ピアノ、シンセ、ハモンドらのキーボードのフィーチャー度も高くテクニックもあり、終盤はオルガン・ハードへ。象の目から光線が出ているこんなジャケに包まれながらも当時17万枚以上売れたという、まさに怪作だ。79年〜80年のシングルと英語ヴァージョンからボーナス計5曲入り。
LV-L3264 KATI KOVACS ES A LOCOMOTIV GT / Same CD \2500
 <100枚限定・再プレス> ハンガリー国内で名作30選にも選ばれた女性ロック・シンガーの最も有名な74年作。バックは元オメガのGABOR PRESSER率いるプログレ・バンドのLOCOMOTIV GT。他、ゲスト・ミュージシャンも加え、曲によってオーケストラもフィーチャー。少しのハスキーさと哀愁で成り立つ天性のヴォーカルをLOCOMOTIV GTのカラーが出た、ロック、ポップ、バラード、サイケ、プログレが曲によって混在するツウなサウンドで聴かせる名盤だ。ハンガリー色も強い中、初期SAVAGE ROSEに通じる所も。
LV-L3252 KORAL / Same CD \2500
 <100枚限定・再プレス> オメガより技巧的でシンフォ仕立てと言われる、ハンガリーきっての哀愁漂うハード・プログレ・バンドの80年リリースの1st。攻守に長けたギターに、オメガ以上にハモンドやシンセ、ピアノをプログレッシヴに使用し、シンフォニックな味わいが濃いドラマチックで泣きの効いたサウンドを聴かせる。メンバーのテクニックは群を抜き、ジャズ・ロック張りの早いスティックさばきや、クラシックの背景を強く感じさせるキーボードなど、プレイのレベルは高い。75年のシングルからボーナス2曲入り。
LV-L3253 KORAL / A Tulso Part CD \2500
 <100枚限定・再プレス> 82年リリースの2nd。同じハンガリーのオメガをより巧みにしたような、哀愁のハード・プログレをシンフォニック仕立てで聴かせる彼ら。シーンで早くから頭角を現したキーボーディストが率いるバンドで、畳み掛けるリズムやキーボードの切れはオメガ以上。東欧のミュージシャンのレベルの高さを物語っている。アコギが導入されたバラードや、ムーグに加えポリシンセの響きなど洗練された美しさが表れ、1stと甲乙付け難いドラマチックな内容だ。78年のシングルからボーナス2曲入りで、これらも良い。
LV-L3254 KORAL / Koral III (Az Ocean) CD \2500
 <100枚限定・再プレス> 84年リリースの3rd。オメガに代表されるハンガリーのロック・シーンで、ハード・プログレッシヴからスタートし、後期イーストのような美しさとメロディアスさを付けて来た。オメガやイーストもそうであったように、本作ではスタイリッシュなエレクトリック色もアレンジに取り入れ、曲はキャッチーなハード・ポップさも見せるが、そこはこの年代の東欧ならでは。なんでこんなに物悲しく歌うのか。叙情はまさに本物。締まったテクニカルさもポイント。81年のシングルからボーナス2曲入り。
LV-L3233 KORAL / IV CD \2500
 初CD化。85年に4作目としてリリースされたシングル・コンピレーションで、10曲すべてアルバム未収であり、内7曲はアルバム・リリース以前の75年から79年の作品だ。翳りが漂うハモンドと妖しいシンセをフィーチャーしたヒープ影響下のヘヴィ・シンフォで、泣きや哀愁はオメガに匹敵し、テクニックで見ると本バンドのほうが技巧的でシャープ。そして、クラシカル。1stと2ndの間にリリースされた81年のシングルも泣きを増した名曲として知られる。また、キーボーディストがKORAL以前に結成していたTAURUS EX-T:25-75-82(これがバンド名)の72年と73年の激レア・シングルから4曲ボーナス収録。こちらもツウなハモンドが全編に効いたヒープ直系のドラマチックな必聴作。リマスター。
LV-L3029 KORMORAN / Folk & Roll CD \2600
 かつて東欧のグリフォンと呼ばれた84年リリースの彼らの1st。強力なリズム・セッションに、ギター、フルート、ヴァイオリン、民族楽器を加え、ロマの伝承音楽、東欧トラッド、中世音楽らが、プログレッシヴ・ロック感覚と融合し、テクニカルかつスリリングに展開される。プログレ・ファン再認識を。ヴォーカルも東欧然として良い。本作後、バンドはマイノリティーな文化と音楽の探求を始める。
LV-L3031 KORMORAN / Huzd A Harangot CD \2600
 1000年以上の独自の歴史を持った、トランシルヴァニア地方の小さな村の悲劇を歌ったコンセプト作品。女性ヴォーカリストや、ゲストでトランシルヴァニアのヴァイオリニストを加え、彼らならではの哀愁のある力強いロック&トラッド・アンサンブルを重厚にかつドラマチックに聴かせる。リアリティーがあるからこその説得力。東欧ならではの音。良い! 98年作。
LV-L3032 KORMORAN / 1848 CD \2600
 今から150年前、ハンガリーの国民に今でも語り継がれているという歴史的な音楽シーンがあり、詩があり、歌があった。それらをドラマチックに再現させた作品。女性ヴォーカリストもフィーチャーし、クラシカル&民族楽器を交え、力強いロック&トラッド・アンサンブルでそれらの<歌>を東欧ならではの重厚さで感動的に聴かせる。すでに約35作のアルバム・関連作をリリース。
LV-L3106 KORMORAN / Godolloi Koncert CD \2800
 2001年のライブ。まちがいなく彼らの最高傑作だと思う。ハンガリー・トランシルバニアの伝統的な音楽と叙事詩を、コンテンポラリーなアレンジでドラマチックに聴かせる。悲痛な叫びを上げるパイプと泣きまくるギター、悲しみに満ちたヴォーカル、シンフォニックな奥行きを与える弦セクションとキーボード、タイトなリズムをキープする強力なリズム・セクション。かつて、東欧のグリフォンと言われた1stからも5曲も取り上げている。めちゃくちゃ良い。
LV-L3115 KORMORAN / Taltosok Fiai CD \2800
 ゲスト・ヴォーカルを加えてリリースされたA SZERETET HIDJAに続き、真打とも言える2002年作。多種の民族楽器とヴァルティナのような女性コーラス・ヴォーカルをフィーチャーし、かつてないヘヴィなサウンドをエキゾチックに繰り広げている。ハンガリーのいにしえの文化に取り組んだコンセプトだそうで、古いスラヴ言語で歌われている模様。ヴァルティナとガルマルナが融合したかのような超エキセントリックなエナジーを発散。なんだ、この凄さは。ユーロ・トラッドとか、プログレッシヴ・ロックとか、ラジカルとか、そう言った枠をぶち破った、とてつもない作品。これを聴かずして先へ進めない恐るべし問題傑作!
LV-L3183 KORMORAN / Balvanyosvar Legendaja CD \2500
 感動の傑作。08年作。ルーマニアの革命後、ハンガリーに移り住みコルモランの音楽とメッセージに共感したミュージシャンが故郷のトランシルヴァニアの古城にまつわる苦難の愛をテーマに書いたコンセプト作。もう、シンフォニック・プログレと言える超ドラマチックな内容で、常に驚かされる新鮮味があり、スパノダキスとバンコが合体したような6曲目などまさにそう。スラヴの民俗楽器の乱舞が続き、ギターがヘヴィに唸りまくる。変拍子のうねり、飛び交うシンセ、狂う管楽器、エモーショナルな叫び、悲愴な幻想感、これはアフター・クライングに並ぶ驚愕の出来! もちろん、美声の女性ヴォーカル入り。
LV-L3033 LOCOMOTIV GT / Same CD \2500
 3rdアルバムでOMEGAを抜けたキーボーディストGABOR PRESSERを中心に結成されたバンド。本国ではポピュラーな存在であり、10枚以上のアルバムと多くのシングルをリリースしている。本作は71年リリースの1st。後期はふつうのロック・バンドになってしまうが、初期、特に1stと2ndは、プログレッシヴなオルガンと殺気立ったギターが支配していて良い。
LV-L3034 LOCOMOTIV GT / Ringasd El Magad CD \2500
 72年リリースの2nd。1stも良いが最もプログレ色のある作。GABOR PRESSERが、OMEGA時代以上にプログレッシヴなオルガン・ワークやクラシカルなピアノ・プレイを見せており、東欧然とした歌心のあるバラードや合唱の導入など、起伏のあるハード・プログレ・スタイルで聴かせる。隠し味的なジャズのセンスも見逃せない。
LV-L3265 NEOTON / Bolond Varos CD \2500
 <100枚限定・再プレス> ハンガリーのプログレ黎明期、71年にリリースされたデビュー作にして隠れ名作。年代的なサイケ色やポップ色も残るものの、悲哀なハモンドが影を落し、ストリングスが哀愁を重ねる2曲目でまず捕まってしまう。6曲目もKORALのようにキレているし、ヒープ調のコーラスが飛び出す8曲目も重厚な破壊力で迫る。延々としたハモンド・ソロへ展開するラストも雰囲気充分。実はスーパーグループで、キーボード兼ヴォーカルはKORAL結成へ、ドラマーはOMEGAに引き抜かれ、ベースはPIRAMISへ後に参加する。
LV-L3189 OMEGA / Trombitas Fredi Es A Rettenetes Emberek CD \2200
 現在も活動を続けるハンガリーの国民的トップ・グループ。68年リリースの記念すべき1st。当時はOMEGA RED STARと名乗っていた。後期のようなハード色は薄く、フィリップス以前のオルメのようなメロディアスなサイケ・ロックといった感じだ。4曲目あたりのリコーダーなど、スラブ系のトラッド&民俗色もあり。リマスター&シングルから7曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-L3190 OMEGA / 10000 Lepes CD \2200
 69年リリースの2nd。前作よりもロック色が強まり、生のオーケストラをフィーチャーしたり、沈み込むような暗いオルガン・ワークをフィーチャーしはじめる。サイケ色の残ったアート・ロックという感じで、プログレ色も生まれてきた。2曲目は今でもライヴで演奏される彼らのお気入りのナンバー。リマスター&シングルから5曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-L3191 OMEGA / Ejszakai Orszagut CD \2200
 70年リリースの3rd。プログレ色を打ち出した、当時の東欧ならではの暗い哀愁感のある作品。ワイルドで時にクラシカルなハモンド、フルート、ヴァイオリンらをフィーチャーし、1曲目、6曲目、8曲目、12曲目など、プログレッシヴな味わいのナンバーだ。メロディアスでかつ重厚、へヴィ・プログレ・ファンは本作あたりから。リマスター&シングルから3曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-L3045 OMEGA / 200 Evvel Az Utolso Haboru Utan CD \2500
 GABOR PRESSER脱退後、ハード・ロック・バンドとして生れ変った彼ら。本作は72年に4作目のスタジオ作として完成していながら、その過激な内容のためにオクラ入りになってしまっていた幻のアルバム。タイトルはドイツ・ベラフォン・リリースの200 YEARS AFTER THE LAST WARで使用されたが、中味はまったくのオリジナルで98年まで未発表だったもの。パープル、ヒープ影響下のサウンドを完成させており、マイナー・メロにさらに東欧色が加わることによって劇的さを増す。東西の壁崩壊により解き放たれ、デジタル・リマスターにて衝撃のリリースとなった。
LV-L3272 OMEGA / Omega 5 CD \2800
 廃盤で入手困難だった73年名作。99年に同作の当時の過激なオルタ・ミックス・ヴァージョン「SZVIT」がリリースされ、上書きされるように廃盤になってしまった、オリジナル・ヴァージョンだ。オメガ史上最大の名曲と言われる組曲をオーケストラ入りで後半に収録している。たしかに、歴史の闇に葬られるほどハードでエッジの効いたミックスになっている「SZVIT」もいいが、このどんよりと曇った「OMEGA 5」こそ当時の共産国ロックのサウンドと言えるだろう。あきらかにヒープやフロイドの影響が見える彼らのプログレ志向の第一弾。だが、98年には、これまた闇に葬られていた一作前の200 EVVEL AZ UTOLSO HABORU UTANがリリースされオメガ・ファンを驚かせた。2014年盤。
LV-L3047 OMEGA / Szvit CD \2500
 73年にリリースされた初期オメガの代表作と言える5作目、OMEGA 5のDEFINITIVE EDITION盤。オーケストラとの共演の、あのドラマチックな組曲を彼らが当時に望んでいたオリジナル・ミックスにて収録。こちらのテイクのほうが絶対良いし、他の曲もリマスターされ、圧倒的な奥深さのある違いを見せている。当時、このテイクは過激すぎると、スタジオ駐在の政府の役人に認めてもらえず、おとなしめのテイクに差し替えられリリースされた。歪められた歴史。怒りの99年リリース!
LV-L3091 OMEGA / Tuzvihar (Nem Tudom A Neved) - Stormy Fire CD \2500
 ドラマチックなハード・シンフォ・プログレ期へ突入した74年リリースの6作目、NEM TUDOM A NEVED (赤いジャケのやつ) に4曲のボーナスを加え出し直されたされたリマスター&DEFINITIVE EDITION盤。ボーナスは英語VERSIONで未発テイクあり。前作まではハモンドを多用していたが、本作からソリ−ナやシンセを積極的に導入。このスタイルはGAMMAPOLISで完成を見せる。メロディアス。
LV-L3104 OMEGA / Idorablo + Timerobber CD \2500
 77年リリース。ハンガリー語オリジナルVERSION(青いジャケ、空に時計が飛んでいるやつ)に、英語盤TIME ROBBERを加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。泣きのメロディーは親しみやすいもので、当時、全ヨーロッパで多大な人気を誇っていた。ヨーロッパ然としたメロディーはクラシカルで重厚。国内はもちろん、旧東欧周辺諸国のバンドに多くの影響を与えたグループ。
LV-L3111 OMEGA / Csillagok Utjan + Skyrover CD \2500
 8作目。ハンガリー語オリジナルVERSIONに、英語盤SKYROBERを加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。78年の作品。次作GAMMAPOLISの布石となるドラマチックな泣きのシンフォニック・ナンバーが多い。当時の東欧の中では一番のロック先進国だったハンガリー、このOMEGAが出現しなければ、周辺諸国のシーンすら変っていたに違いない。ハード・シンフォ・ファン・マスト・バンド!
LV-L3110 OMEGA / Gammapolisz + Gammapolis CD \2500
 79年リリースの9作目。ハンガリー語オリジナルVERSIONに、英語VER(2曲カット)を加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。クラシカルで華麗な、ハード・シンフォニック・サウンドが最も完成された彼らの代表作のひとつ。哀愁感にかきむしられるようなメロディーとサウンドは常に劇的。はじめてOMEGAを聴くなら本作か、SZVITをおすすめ。ハード派はSZVITを。以降、80年代はエレ・ポップ化してしまう。
LV-L3161 OMEGA / Transcendent CD \2500
 プログチッタにぜひ呼んでほしいバンドのひとつ、オメガ。激動の旧東欧の混乱を乗り越えて95年にリリースされた、TRANS AND DANCEのボーナス入りリマスター盤。最初にこのアルバムを聴いた時、感動的な震えが止まらなかった。本国では一回のコンサートで8万人を動員出来るスーパー・グループ。知らない間にこんなにもシンフォニックでドラマチックなアルバムを作っていた。メロディアスなヴォーカル、泣きのギター、クラシカルで華麗なキーボード群、曲も良いし、おごそかな合唱を伴い盛り上がるラストは正にクライマックス。傑作!
LV-L3162 OMEGA / Egy Eletre Szol CD \2500
 しばらく廃盤だった98年作の4曲ボーナス入りリマスター盤。マイナー調のメロディアスなヴォーカルをメインに、一聴で彼らとわかるドラマチックで重厚なサウンド。80年代に入り一時期はエレ・ポップ指向だったが、華麗なるシンフォ・ハードへ一大復帰した前作、TRANSCENDENT(TRANS AND DANCE)の感動を残し、何かふっ切れたようなストレートな感覚は新鮮。ラストはお約束の合唱入りで東欧然と盛り上がる。ボーナスはTRANSCENDENTの英語ヴァージョンから3曲等の収録。
LV-L3212 OMEGA / Omega Rhapsody CD \2500
 圧巻! 50周年を記念してオメガのヴォーカリストがリリースした壮大な2010年プロジェクト作。JANOS "MECKY" KOBORが自分の気に入っているOMEGAの曲を、バンド(OMEGAのメンバーはドラマーだけ)、オーケストラ、パイプ・オルガン、混声合唱をフィーチャーし歌った、セルフ・トリビュートとも言える内容で600時間も掛けて制作された。95年の傑作、TRANSCENDENTの曲を多く含み、泣き唸るギターなど、ハンガリー最大のロック・バンド、OMEGAの重厚なイメージを壊さず、かつクラシカルなシンフォニックさを施した渾身の1枚だ。ラストは思わず鳥肌。デジパック。
LV-L3246 OMEGA / Oratorium CD \2800
 圧巻! ハンガリー最大のロック・バンド、オメガが50周年記念として取り組んでいる壮大なシンフォニック・トリロジーの2014年最終章。ヴォーカリストのソロ色が強かった第一部のRAPSZODIA、タルカスのオケ版のような第二部のSZIMFONIAに続く、遂にバンドとシンフォニー・オーケストラが合体した第三部だ。しかも、聖堂パイプ・オルガンと混声合唱団も大々的にフィーチャーし、彼ら本来のドラマチックさに荘厳なクラシカルさが加わった、シリーズ・ファイナルにふさわしい感動作となっている。ギターはこれでもかと泣き上げ、天から降り注ぐ混声合唱がオケと共にバンドを包み込み、そして融合し、パイプ・オルガンが切り込み、そびえ立つ。ガマポリスやオメガ・ファイヴからなど旧曲をメインに新録されているものの、大胆に改変されたアレンジにより、オーケストラの為に書かれたシンフォニック・ロックに生まれ変わっている、ファン必聴作。3面開きデジパック。
LV-L3255D OMEGA / Oratorium - Adventi Koncertek CD+DVD(PAL) \3500
 ハンガリー最大のロック・バンド、オメガが50周年記念として取り組んでいる壮大なシンフォニック・トリロジーの2014年最終章のライヴ版! その荘厳さは先にリリースされたスタジオ版ORATORIUMから想像は出来るものの、実際の映像を見ると最早ハンガリーの国家祭典のような凄さがあり、圧倒されてしまう。バンドのうしろにオーケストラが陣取り、正面2階に混声合唱団がパイプ・オルガンを背に並ぶ。選曲はスタジオ版ORATORIUMとほぼ同じで、ガマポリスやオメガ・ファイヴからなど旧曲をメインにオーケストラと合唱団が合体。ロック色を失わない大胆さと、オーボエやフルート1本もリリカルに響く繊細さ。音だけではなく絵として浮かび上がる幻想感。まさに半世紀の歴史あり、といった風格が漂う。3面開きデジパック。
LV-L3273 OMEGA / Live In Germany 1975 CD \2800
 全盛期のオメガの75年未発表ライヴ。ハード・シンフォニックなフォームを身に付け、ハンガリー国内からドイツ、英国、フランス、イタリア、スペイン、ユーゴスラヴィアなど海外進出を目指していた時期の、最も充実していたピーク期のオンエアー音源をリマスターした2015年盤。ギターを押さえ込むほど大胆にフィーチャーされるムーグ、哀愁に染まるソリーナ、東欧然としたハモンドに、泣きのギターと胸を掻きむしるヴォーカル。74年作NEM TUDOM A NEVEDから4曲、98年までオクラ入りだった72年の必殺名作200 EVVEL AZ UTOLSO HABORU UTANから2曲、73年作OMEGA 5から1曲、69年作10 000 LEPESから1曲等、ハモンドが荒れ狂うラストの大泣きシンフォニック・ナンバーまで圧巻の70分。*CDプレイヤーだと選曲等、相性にて、稀にかかりにくいケースがあるようです。予めご了承ください。
LV-L3060 RUMBLIN' ORCHESTRA / Spartacus CD \2500
 ハンガリーから出現した恐るべし驚愕のクラシカル・プログレッシヴ・シンフォニック・ロック・バンド。エマーソンとウェイクマンを掛け合せたような超絶プレイを見せつけるキーボード・プレイヤーを中心に、息もつけない圧巻の迫力と展開。荘厳な合唱団、フルート、チェロの美、哀愁のオーボエ、ヴァイオリンetc.はアフター・クライングを超える?圧倒的な内容。全プログレ・ファン必聴! 98年作。
LV-L3061 RUMBLIN' ORCHESTRA / The King's New Garment CD \2500
 世界中のキーボード&シンフォニック・ロック・ファンが驚愕するであろう彼らの2000年作2nd。トータル70分以上の力作コンセプト・アルバム。前作同様、あのもの凄いキーボード・ワークを中心に、オーボエ、フルート、ヴァイオリン、チェロ、トランペットらのクラシカル楽器と、8人編成のコーラス隊が加わっている。生楽器のパートがより増えリリカルかつ劇的。
LV-L3267 SKORPIO / A Rohanas CD \2500
 <100枚限定・再プレス> ハモンドをフィーチャーしたカッコいいヘヴィ・プログレを聴かせる74年デビュー作。オメガに近いがスピーディな畳み掛けがあり、ベースがズンズンと響き、イタリアン・ロックを思わせるドラムスが強力なタム打ちで迫る。ハンガリー特有の泣きのヴォーカルも良いが、やはり本作はハモンドやギターのソロを十分にフィーチャーしたインスト部分の手応えで、時にクラシカルでマニアックな東欧然としたサウンドを強引に展開。73年のレア・シングルから3曲のボーナス入り。こちらも重厚に唸り泣いている!
LV-L3062 SOLARIS / Marsbeli Kronikak CD \2700
 かつてプログレ・ファンの目をEASTとともに、ハンガリーへ向けた83年リリースの傑作。シンフォニックに駆け巡るシンセの嵐、泣きのギター、美しい叙情風味たっぷりのフルート、3連系で畳み掛けるリズム、妖し気なコーラスetc.、へヴィな部分はまるでセミラミス! ボーナス・トラックもめちゃくちゃ良い!
LV-L3063 SOLARIS / 1990 +2 Bonus 2CD \3800
 90年にリリースされた2枚組の完全収録+2曲ボーナス。録音は収録曲によって違っており、古いテイクも。火星年代記の延長線上にあるサウンドで、クラシカルなフレーズを多用し、キーボード類にフルート、ギター、リズムで畳み掛ける。大作のLOS ANGELES 2026が聴き物。東欧独自のマイナー・メロディーが印象に残る。ボーナス・トラックも良い。
LV-L3065 SOLARIS / Nostradamus-Book Of Prophecies CD \2500
 1999年に向けて、ノストラダムスをテーマに録音中、オリジナル・メンバーのISTVAN CZIGLAN突然死という、何か運命的なアクシデントにより、リリースが大幅に遅れた新作。混声合唱団の導入により、超激ドラマチック・シンフォを東欧然と、重厚にかつクラシカルに展開。これぞ1999年のエピタフなのか。混沌とした中世と世紀末が見事に描き切られている。文句なしの必聴!
LV-L3180D SOLARIS / Nostradamus - Live In Mexico DVD(PAL)+CD \3800
 ドラマチックで感動的! 04年メキシコでのライヴDVD+CD。ノストラダムス組曲を3面スクリーンも用いた劇的なステージで聴かせる。火星年代記以上にシンフォニックでかつ東欧の荘厳さと一大叙情にあふれたサウンドはライヴでも圧巻の一言。パワーを増し、グレゴリアン・チャントを思わせるおごそかな合唱、切り裂くフルート、唸るシンセ、畳み掛けるオルガン、歌うギター、重厚なリズム・セクションが一体となってシアトリカルに展開。切実と身に襲い掛かる哀愁感。MUSICAL WITCHCRAFTのライヴ映像やメキシコでのドキュメント等のボーナス入り。24ページのスペシャル・ブックレット付き。
LV-L3268 SOLARIS / Marsbeli Kronikak II CD \2500
 傑作! ソラリスが復活し、感動的でドラマチックな2014年作をリリースした。火星年代記の続編をメインとした内容で、ROBERT ERDESZ(キーボード)、ATTILA KOLLAR(フルート)らのオリジナル・メンバーに加え、故ISTVAN CZIGLAN(ギター)やTAMAS POCS(ベース)が残した音源も一部使用。他、女性ヴォーカル、ヴァイオリン、サックスらも加え、15人のミュージシャンが参加。続・火星年代記は7つのパート(3曲)で構成され、他にも2パートの組曲など全8曲を収録。84年作をリスペクトし過ぎず、現在の彼らのアイデアとアコースティックなエキゾチックさも取り入れた、まったく別物の新作と言える壮大な作風で、まさに21世紀の新・火星年代記となっている。とはいえ、乱舞するフルート、エモーショナルなシンセ、泣きのギター、重厚なリズム・セクションはソラリスならでは。東欧シンフォの最高峰のサウンドが充満している。ヴァイオリンとギターとフルートの壮絶なアンサンブルが新味だ。自主盤。
LV-L3285D SOLARIS / Marsbeli Kronikak - Live CD+DVD(PAL) \3800
 それぞれ単体で出ていたタイトルがCD+DVDセットにて新装リリース。「火星年代記」のIとIIをメインにした2014年のライヴで、84年のIと2014年のIIがほぼ再現されており、改めて「火星年代記」が独自のスタイルで生み出されたことを強く感じる。英国のプログレに影響を受けていないキーボード、クラシックと軽音楽とロックがミックスされたフルート、オケ弦ような立ち位置のギター、ドラマチックな展開と畳み掛ける持続性、そして、時に静寂に近いアコースティック・ピアノの叙情性。楽曲の作りそのものが英国やイタリアとはまったく違う。なのに、リリース当時は世界のプログレ・ファンに衝撃を与えた。その理由は映像で彼らのプレイを見れば、分かる気がする。最初、ムーグが鳴り出した瞬間。もう、彼らの孤高のサウンドが走り出す。現バンド・メンバーに加え、サックス奏者や女性コーラスなどゲストを迎え、さらに、ステージ上スクリーンに故メンバーの演奏を映し出し合わせてプレイ。曲は「火星年代記」の他に「1990」からも取り上げている。3面開きデジパック。
LV-L3221 TORMA FERENC / Pusztaba Kialtok CD \2500
 アフター・クライングのギタリストの2011年ソロ作。ヴァイオリン、チェロ、バスーン、オーボエ、フルートら小編成のオケを加え、本家に迫るクラシカルでプログレッシヴなシンフォを聴かせている。ヘヴィなギターでクリムゾン風に攻める3曲目を除けば、おおよそロック・ギタリストが作ったとは思えない教養(キーボードも掛け持ちしておりスキルはACのライヴDVDで証明済み)を映し出した内容になっており、オルガンをUKタッチにスリリングな疾走を見せる曲からラストのバロックまで、そのハイレヴェルさに驚く。ヴォーカルにオケやピアノが重なりパイプ・オルガンまで導入した曲など、まさにアフター・クライングから切り出したようで、音楽の根底がまったく違う。
LV-L3067 TOWNSCREAM / Nagyvarosi Ikonok CD \2700
 AFTER CRYINGを脱退した、キーボーディストVEDRES CSABAのグループ。すべてのプログレ・ファン、シンフォニック・ファンへ推選の傑作。彼の超人的なキーボード・プレイをメインに、強力なリズム隊、生の管と弦、叙情的なヴォーカルを加え、一糸乱れず斬新なアンサンブルで迫る。エディ・ジョブソンに匹敵する感性だと思う。97年作。
LV-L3184 YOU & I / Same CD \2500
 しばらく廃盤だった95年に自主リリースされたデビュー作が再リリース。後期のギタリストがYESTERDAYを結成するなど、今、再び注目される彼ら。イエス風のシンフォニック・ロックを完成させていった2ndや3rdとはやや違い、女性ヴォーカルをメインに、ケルト・トラッドを取り入れるなどIONA系の美サウンドで魅了。そんな光景がふわーっと優しく広がっていく前半、この後のアルバムにつながるシンフォニックな後半、ハンガリーの新時代到来の風を感じさせる好作だ。
LV-L3068 YOU & I / Go CD \2500
 98年リリースの2nd。自主プロダクションだったデビュー作に比べ、かなりリッチな仕上りとなった。とにかく女性ヴォーカルが良いのと、曲、演奏、アレンジ、録音すべて数段良くなった。彼女のヴォーカルをメインで聴かせる前半、シンフォニック・ロック然とした後半、すべてクリアーで、美しく大きなスケールの叙情が覆う。7曲目はあまりにもシンフォニック!
LV-L3080 YOU & I / Exit CD \2500
 完全にイエス・タイプのシンフォニック・ロック・バンドへ変身した彼らの3作目。女性ヴォーカル・ファンも必聴の女性ヴォーカリストVOLGYESSYをメインにフィーチャーし、終始メロディアスでドラマチックなサウンドを繰り広げてゆく。コンセプト・アルバムとなっており、細やかな情景描写やスケール感の演出など見事。ポーランドのQUIDAMの最大のライバル。01年リリース。
LV-L3079 VEDRES CSABA / Mire Megvirrad・Stanislawski Dalok CD \2700
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ4作目。今回は彼のヴォーカル(良い!)も入っていて、さらにフルートやトランペット(AFTER CRYINGのメンバー)も加わり、まるで初期AFTER CRYINGそのものの様相を見せる。ウォーム・ハートなヴォーカルとテクニカルでリリカルなピアノの組み合わせ、詩情があふれ出るフルート、叙情が沸き立つ素晴らしい内容。2000年作。
LV-L3100 VEDRES CSABA / Ephata 1 CD \2700
 01年作。5作目。弦楽四重奏とトランペットを加えた、非常に彼らしいアカデミックな作風。過去の4作に比べ、プログレッシヴ色が強く、初期アフター・クライングの核だけを取り出したようなサウンドとも言えるが、そのDNAはさらに10年先へ進化していて、近未来を垣間見るような斬新な音楽性でありながら、70年代初期へタイプスリップしたような、ノスタルジーにあふれる。ポセイドンでシンフィールドが見ていた叙情と、バイブル・ブラックでフリップがとり付かれていた激しさが渾然一体となって、ハンガリーで突然変異した。ケタ違いの天才。
LV-L3169 VEDRES CSABA & KAIROSZ KVARTETT / Aldott Ido CD \2500
 06年作。今回は弦楽四重奏をフィーチャーした、ピアノと弦楽のためのコンチェルトとなっており、彼が作曲した彼流のコンテンポラリーなクラシックといったところだが、これは紛れもなくAFTER CRYINGで、美しくもテンションが緩まないプログレッシヴな孤高の音楽が提示される。実際にリズム・セクションは入っていなくても、即座にバンコやUKに成りうる変拍子やジャズが混在し、これまた彼流のコンテンポラリーなロックなのだと確信する。4楽章からなる後半は圧巻! 一気に最後まで聴かせる曲の巧みさと、彼のピアノの才能。ボーナスではPEJTSIK PETERがAFTER CRYINGの曲を友情ソロ演。
LV-L3206 VEDRES CSABA / Csendzenek - Ephata II CD \2500
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ09年作。荘厳な混声合唱団とストリングス・カルテットをフィーチャーし、美声の女性ヴォーカルを交え、彼の格調高きピアノ、透明感あふれるシンセ、重厚なパイプオルガン、リズムを穏やかに醸し出すプログラミング、そしてあのウォームハートなヴォーカルで神聖さと天上の幻想色を溶け合わせ聴かせる。クラシカルだがシリアスな冷たさはなく、彼らしいヒューマンな温かさと優しさに包まれる。究極の叙情主義とも言えるこの素晴らしさ。フルートの調べと戯れる曲などそのリリカルさはもう度を越しており胸に染み入る。
LV-L3263 YESTERDAYS / Holdfenykert CD \2200
 美形の女性ヴォーカリストとフルート奏者をフィーチャーしたシンフォ・バンドの06年デビュー作。新装ジャケット&オリジナル・オーディオ・ヴァージョン2014年盤。柔らかでファンタジックなサウンドに、女性ヴォーカルと絶品フルートのニュアンスがとても心地よく、コンテンポラリーなソフトポップにも響く。繊細なギターはパット・メセニーを思わせ、ベースは少しジャージィーなラインを取り、メロトロン系がバックを埋める。ジェネシス、イエス、キャメルの影響を感じさせながらも、全体のクリエイティヴな姿勢とミュージシャン・スキルは改めて高く評価出来る。オリジナル・オーディオ・ヴァージョンとは、本作が08年にフランスのムゼアからインターナショナル・リリースされる以前に、ハンガリーのマイナー・レーベルから06年にリリースされた時のミックスほやほやのマスターテープの音質を忠実にリストア。サウンドのダイナミックさやナチュラルさを失わないようコンプは使わず優しくEQのみを加えたもので、デジタルに対するアンチ精神がブックレットに語られている。3面開きデジパック。

〓[POLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-01748 ALBION / Wabiac Cienie CD \2500
 QUIDAM、TURQUOISEに迫る女性ヴォーカル美の叙情派シンフォ。11年振りの05年新作2nd。女性ヴォーカリストの優麗な歌声とポーランド語の歌詞、冷たくて幽玄な幻惑感を終始立ち込ませ、展開部では彩光を与えドラマチックな変化を生み出すキーボード、この国ならではの泣きのギター・ワーク、テクニックもあってスリリングな切り込み、それらが一体となってバランスよく作品を印象付けている。さらに特徴として、最近のこのエリアのバンドが失いつつある東欧色がミステリアスな霧のように覆っており、すべてを見せない深さあり。良い。
LV-01808 ALBION / Broken Hopes CD \2500
 ポーランドのバンドはどうしてこんなにもハートフルなんでしょう。幽玄な美的感覚を閉じ込めた女性ヴォーカル・シンフォ07年作。前作、WABIAC CIENIEの延長線上にあるサウンドで、薄暗さと、さっと射し込む光の陰影が東欧ならではの幻想感を生み、一人ぼっちで誰もいないような孤独が迫ってきて、気が付けば知らないはずのワルシャワの街角に佇む。霧の魔物が宿る劇的なキーボード、感情をあらわに泣くギター、終始マイナーな曲調、たしかにキャメルあたりの情景が映るが、悲しさの痛みが違う。いくつかインスト曲もあるが、それを忘れさせる程の語りかける詩情あり。
LV-01910 ALBION / The Indefinite State Of Matter CD \2500
 シンフォ・ファン必聴となった2012年作。QUIDAM、TURQUOISEと並ぶポーランドの3大女性ヴォーカル美シンフォ・バンドとかつては言われ、もう解散したのかと思っていたら、5年振りにドラマーのチェンジのみで本作をリリース。立ち込める幻想感、壮大に広がる叙情を絶やさず、東欧の孤独感にキャメルを流し込んだような質感を残しつつドラマチックにアップデイトされ、愁いの女性ヴォーカル、甘えるように泣き出すギター、淡くも薄暗い色彩を詩的に染めるキーボード、リズムよりメロディ優先のベース、デリケートな曲想を崩さないドラムスらによって心から描き出される、真の叙情派!
LV-01940 ALBION / Unsongs CD \2800
 過去4枚のアルバムから6曲のインスト・ナンバーをピックアップし、リミックス&リマスターを施した2015年作。改めて曲の良さが浮き彫りになっており、リミックスにより違う年代の質感もそろえられ、まるでひとつの新作のような仕上がりを見せている。冷たく幽玄な幻惑感を切り裂く泣きのギターと、シネマティックな情景をドラマチックに映し出すキーボードのコントラストが絶妙で、全インストであっても元の女性的なしなやかな情感を失わず、その繊細さは増しているようにさえ感じる。叙情派シンフォ・ファン必聴作。デジパック。
LV-01959 ANAWA / Same CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> MAREK GRECHUTAのバックバンドとして知られる彼らの唯一の単独アルバム73年作。混声合唱団と共にドラマチックに盛り上がる厳かな2曲目が突出しており早くも印象付けられるが、他のナンバーも歌物ではあるものの、暗く、チェロ、ヴィオラ、トランペット、さらに、ヴァイオリンやベースをジャズ・ロック的に配しており、プログレッシヴな質感は高い。ニーメンを思わせる熱い絶唱に加え、オーケストラとアコギやピアノで切々と歌われるバラードが東欧然と胸に染み入る。名盤です。デジパック&リマスター。
LV-01968 ANNA MARIA JOPEK / Minione CD \2800
 ジャズ・トリオをバックに彼女らしい物憂げなヴォーカルを聴かせる2017年作。夜の甘い香りと幽玄な時の流れを感じさせる作風で、アンナ・マリア・ヨペックと同様に来日経験もあるグラミー賞受賞者のキューバの天才ピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバをフィーチャー。ポーランド語で歌われ、オリジナル曲にセファルディやタンゴも交えつつ全体の雰囲気をシックに統一した気品あふれる内容となっている。彼女の落としたトーンの歌声と素晴らしい技巧を見せるピアノやベースのマリアージュが映し出すロマンに浸ってしまう孤高作。綴じ込み付き4面開きデジパック。
LV-01963 BREAKOUT / Na Drugim Brzegu Teczy CD \2800
 ポーランドのロック初期シーンから活動していた古株バンドの69年デビュー作。以降の作品では男性ヴォーカルにてブルースに特化していくものの、本作のみ全曲で女性ヴォーカルをフィーチャーし、サイケ、ポップ、ジャズ、プログレが入り混じったハードでマニアックなサウンドを聴かせている。ギターに加え、メル・コリンズあたりを思わせるフルートやサックスも効いており、いわゆるこちら向きの内容となっている。後半では暗いコーラスが入るなど東欧色も立つ。3面開きデジパック&リマスター。
LV-01787 EXODUS / Super Nova CD \2500
 デジパック06年リマスターで出直し。スリリングな展開を見せる82年リリースの2nd。完成度を取るなら、イエス、ジェネシスからの影響を明確に感じさせる1stだが、なんとも言えない悲愴感が渦巻く本作も強く印象に焼き付く。後半、曲がバラついてしまうものの、エキゾチックでドラマチックなシンフォニック・ナンバーの1曲目、痛いほどの悲しみを泣き叫ぶ2曲目など前半のインパクトは強烈。胸を締め付けられる感情の重み。旧東欧色が色濃く出た渾身の1枚。ラジオ・ワルシャワでの81年・82年のテイクから5曲ボーナス入り。
LV-01961 EXTRA BALL / Birthday CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> 英ジャズ・ロックやマハヴィシュヌ・オーケストラに影響された彼らの76年デビュー作。速いフレーズを繰り広げるギター、超が付く巧みなピアノとシンセ、雰囲気バツグンのソプラノ・サックス、自在にパターンを編み出し疾走感とテクニックにあふれるリズム・セクション。チェコのJAZZ Qにも近いが、丹精な本格派のサウンドは言われなければポーランド産とは分からないほど。当時、国営レーベルのジャズ・シリーズからリリースされた東欧ジャズロックの特A作品。綴じ込み付き3面開きデジパック&リマスター。
LV-01858 JOZEF SKRZEK / Ojciec Chrzestny Dominika CD \2500
 デジパック&リマスター限定盤。荘厳なパイプ・オルガンが響き幕を開ける彼の傑作2ndソロ。80年リリース。旧東欧然としたクラシカルなシンフォニック作としてダントツの出来。多彩な楽器を彼1人で操り、畳み掛ける作風ではないが、全盛期のリック・ウェイクマンにだって負けない音符の詰め込まれた内容だ。おごそかなヴォーカルやコーラスも良い。バレエのための作品らしいが、オペラ並の仰々しさ。全2曲という大作指向。エニドやイエス・ファンもぜひ聴いてみてください。6曲ボーナス入り。
LV-01970 LABORATORIUM / Modern Pentathlon CD \2800
 <MUZA-WARNERシリーズ限定盤> 当時、国営レーベルのジャズ・シリーズからリリースされたジャズ・ロック・バンドの76年デビュー作。キーボーディストをリーダーとし、60年代に結成。一時期はニーメンがバックに起用し、ニーメンにジャズの影響を与えたと言われる。シュールなシンセ&ヴォイスとマハヴィシュヌ張りのスピーディな演奏をアナログ片面を使い同居させたエクスペリメンタルな前半、サックスやクラリネットなど管楽器もフィーチャーし、JAZZ Qにも通じるサウンドを聴かせる後半。合わせて東欧色が強い。綴じ込み付き3面開きデジパック&リマスター。
LV-01936 MAREK GRECHUTA & ANAWA / Same CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> ニーメンと並ぶポーランドの偉大なシンガーの70年にリリースされたデビュー・アルバム。後のプログレに感化されたアルバムが有名だが、ストリングス・オーケストラとバンドのANAWAをバックに物悲しく歌われる本作も歌物として傑作だ。全体に静謐で、シャンソンとポーランドのクラシック音楽が融合したような独自のアレンジを持っており、文学的でかつリリカル。流れ出る儚いロマンはショパンにも通じナイーヴさを極める中、一転してサイケな様相を見せるラストは異色。3面開きデジパック。
LV-01960 MAREK GRECHUTA / Korowod CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> ポーランドも旧チェコスロヴァキアと同様に当時は政府がロックや前衛芸術を禁止していた。そんな中、彼がシンガーのスタイルから抜け出し、プログレッシヴ・ロック・バンドのANAWAをバックにリリースした71年作2nd。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コンバスの4人のストリングス奏者を配するANAWAの弦アンサンブルを大胆にフィーチャーしたサウンドは時にEMMANUEL BOOZあたりに通じる異端を感じさせる。ボレロにオケがオーヴァーラップする5曲目にゾクゾク。3面開きデジパック&リマスター。
LV-01612 MAREK GRECHUTA / Magia Oblokow CD \2500
 ANAWAを率いてのプログレッシヴ作、KOROWODを経て、前作DROGA ZA WIDNOKRESでは歌物に戻ってしまっていたが、74年にリリースされた本4thでは、ロック・バンドWIEMをバックにし、再びプログレ色を強める。特にヴァイオリンやフルートなどクラシカルな管弦入りでクリムゾンのような哀愁に満ちる組曲を収めた旧B面が傑出している。9曲の未発ボーナスもプログレッシヴ! リマスター盤。
LV-01613 MAREK GRECHUTA / Szalona Locomotiwa CD \2500
 77年リリースの傑作5th。小編成のオーケストラと合唱団、そして女性ヴォーカルもフィーチャーしたコンセプト作品。ロック・オペラと呼ぶには刺激的でエキゾチック。ヒステリックな展開や、ジャージィーに畳み掛けるバンド演奏もプログレ然とし、当時の東欧のエネルギーと閉ざされ抑圧された芸術精神の融合から生まれた、ひとつの完結を見せている。未発ボーナス11曲入り。リマスター盤。
LV-01952 MECH / Zjednoczone Sily Natury CD \2800
 80年に録音されていたイエス系の未発シンフォニック・ロック作。同国のエクソダスに似た叙情派で、ポーランドで切々と歌われ、ジャズ・ロックでも通じるスピーディなドラムスに煽られてテクニカルなキーボードとギターが切り込み、澄んだサウンドを構築する正統派だ。ワルシャワで77年に結成され、フェスで知られるようになり、本盤にボーナス収録されたシングルを80年にリリース。本CDは同時期に録音されていた幻のアルバムで、今まで日の目を見なかった。彼らの純シンフォ・プログレ期に制作された貴重な音源だ。音質も最上。なお、83年のオフィシャル・デビュー・アルバムでは、すでにニューウェイヴとメタル化が始まっており旬を逃している。80年のシングル両面と79年のライヴをボーナス収録。
LV-01943 NIEMEN / Enigmatic CD \2800
 <MUZA 2014 REMASTERED AND RESTORED EDITION> 69年、イタリア・ツアーでサイケデリック・ムーヴメントやプログレッシヴ・ロックの芽生えを体験し、前作までのソウルフルな歌物から転身。GRUPA NIEMEN ENIGMATIC を結成し、70年にリリースされた4作目だ。19世紀のラプソディーをベースに、合唱団をフィーチャーし荘厳に聴かせる冒頭の長尺ナンバーが印象的。ハモンドをメインに、切々と、そして力強く歌われる様は自然と感動を呼び起す。かつての最も東欧らしい1枚と言えば本作を挙げる人も多いはず。24ページ綴じ込み付き3面開紙ジャケット&リマスター。
LV-01944 NIEMEN / Same 2CD \3200
 <MUZA 2014 REMASTERED AND RESTORED EDITION> ENIGMATICの続編として2枚組でリリースされた71年作。過去のCDは2in1の1枚物で、1曲目のCZLOWIEK JAM NIEWDZIECZNYがアルバム・タイトルになっていた。初となるオリジナルの2枚組でのCD化(レアなデフジャケも中に掲載)。当初はセルフタイトルだったので、通称、RED ENIGMATIC、または、RED ALBUMとも呼ばれた。GRUPA ENIGMATICを率いた作品で、教会音楽の影響も感じさせた前作に比べ、よりロックなサウンドになっている。女性コーラスやフルートもフィーチャーし、曲が長いディスク1ではハモンドがプログレッシヴかつジャージィに弾き倒され、後のアヴァンギャルドな一面も見せている。ディスク2はヴォーカル・ナンバー中心。24ページ綴じ込み付き3面開紙ジャケット&リマスター。
LV-01697 NIEMEN / Strange Is This World CD \2500
 通称レッド・エニグマティックのVOL.2がリリースされた翌年、72年にCBS UKからリリースされた英語による初のインターナショナル盤。AKWARELE、ENIGMATICと自身のバンドを率いた彼が、ここにGRUPA NIEMENを結成。その実態は、JOZEF SKRZEK、ANTYMOS APOSTOLIS、JERZY PIOTROWSKIら。つまり本作のバックはデビュー前のSBB。さらに、コンバス奏者が1人加わっていて、彼の不気味なボーイング・プレイが作品に特徴を与えている。メインにハモンドを弾いているのはNIEMANで、レスリー・ハモンドがプログレッシヴに炸裂。全体にブルージィーだが、唸るような泣きが凄まじい。凶暴につき注意。
LV-01698 NIEMEN / Ode To Venus CD \2500
 通称MARIONETKIをはさみ、73年に再びCBS UKからリリースされた英語によるインターナショナル盤。初CD化。MARIONETKIもGRUPA NIEMENを率いたものだったが、本作では完全にSBBの3人+NIEMENという編成。曲によってはSBBがNIEMENの存在を無視したような演奏をテクニカルに繰り広げ、4曲目、6曲目など、SBBのアルバムでは? と思う程の場違いな高速ジャズ・ロック・ナンバー。結果、SBBとは決別し、NIEMENはこの年、ドイツ、アメリカでもアルバムをリリース。翌年、名作AEROLITを発表。彼らしさを十二分に取り戻す。
LV-01714 NIEMEN / Mourner's Rhapsody CD \2500
 2004年、1月17日にこの世を去ったCZESLAW NIEMEN。彼がポーランドにもたらした功績は計り知れない。彼がいなかったら、SBBも誕生していなかったどころか、70年代のポーランド、そして、影響を及ぼしたと思われるチェコスロヴァキアのシーンもかなり違っていたはずだ。本作は目を世界へ向け、CBS UKからリリースされた74年作。ヤン・ハマー、リック・レアードなど、マハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーや、ECM系のジャズメンを従え制作された。ハモンド、メロトロン、ムーグといったニーメン必須キーボードと、彼の絞り出すようなヴォーカルを核とし、クラシカルな合唱をドラマチックにフィーチャーしたラストでクライマックスを劇的に迎える。同年、彼はAERORITもリリースしており、その音楽家魂は頂点にあった。合掌。
LV-01949 NIEMEN / Live In Opole 1971 CD \2800
 71年ポーランド・ジャズ・フェスでの未発ライヴ2015年盤。同時期の通称RED ALBUMのメンバーを中心にしたバンド編成で、3人の女性コーラスもフィーチャー。全5曲1時間近い収録で、注目はENIGMATICとRED ALBUMの長いオープニング・ナンバーをそれぞれ取り上げており、ハモンドを核としたプログレッシヴな演奏を繰り広げている。絶唱ヴォーカルはスタジオ盤よりも熱く切々とし、ヘヴィなグルーヴ感に時にジャージィなギターも織り交ぜた好演が聴ける。なお、この後、彼はSBBと合流し、絶頂期を築き上げていく。
LV-01793 PETER PAN / Days CD \2500
 かなり良い。MIREK GILと共にコラージュの音楽性を作り上げ、サテライトの作詞・曲などコンセプトを握るドラマー、WOJTEK SZADKOWSKIによるシンフォ・バンド07年デビュー作。テクニカルな演奏の密度で圧倒し、ドラマチックな展開をスリリングに引き起す先鋭のサウンド。フラワー・キングス、カイパといったギターが効いたタイプのシンフォニック・ロックだ。英語で歌われているものの、ミスティな音色とバックボーンにある叙情、泣きが入れば入るほど広がる視野はポーランド然とし、ガラスの心が映る。ギタリストが書いたインストの5曲目は特筆。ロイネ・ストルトのお株を奪った。ジャケットはカイパも手掛けたJAN TERNALDによるもの。初回限定デジパック盤。
LV-01845 QUIDAM / Same + Rzeka Wspomnien 2CD \2800
 衝撃の96年傑作デビュー作。女性ヴォーカルとマリオ・ミーロのような優美なギターをフィーチャーし、オーボエ、チェロ、フルートが美しい夢フレーズを紡ぎ、甘いトーンのギター・ソロへと受け継がれ、ドラマチックなサビで泣かせる。1曲目は永遠に語り継がれてほしい。本盤は06年にリマスター&新装ジャケットでリリースされたDEFINITIVE 2CD SUPER JEWEL EDITIONで、レア・レコーディング10曲を集めたボーナス盤付き2枚組。ディスク2には結成当時のテイクや、アンディー・ラティマーへ送ったデモ、ハケットやキャメルのカヴァーも含み、さらに、93年の映像アーカイヴや、97年のライヴから1曲目の珠玉の名曲のヴィデオ等を収録。スリップケース付き。
LV-01846D QUIDAM / Baja Prog + Live In Mexico 99 CD+DVD(PAL) \2500
 DEFINITIVE CD+DVD SUPER JEWEL EDITION。99年メキシコでのプログレフェスからの収録のCDと、そのライヴを捉えたDVDがセットになった2枚組。DVDはCDには収録されなかったオリジナル曲3曲など曲が一部組み替えられ全7曲に、メキシコでのドキュメント映像 ( ほとんど彼らの観光ヴィデオで微笑ましい ) もボーナスで入る。ジェネシス、キャメルのカヴァーなどもファン・サービスを超えた自分達のカラーで演奏され、予想以上の気合の入った演奏で「シンフォニック美」を奏でる。06年デジタル・リマスター。スリップケース付き。
LV-01937 RSC / Same CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> クラシカルなヴァイオリンが華麗に泣くハード・シンフォの83年デビュー作。ストレートなノリを持っているものの、ポーランド語で歌われるメロディアスなヴォーカルに、時にギター以上にフィーチャーされるヴァイオリンが特徴で、冷たいストリングス・キーボードやシンセも絡む。バラードやインストではシンフォニック・ロックとなり、切々とした情景が広がっていくあたりは、ポーランドの同年代だとエクソダスが思い出される。2012年のライヴから2曲のボーナス入り。3面開きデジパック。
LV-01969 THE RYSZARD KRAMARSKI PROJECT / Music Inspired By The Little Prince CD \2800
 ポーランドの人気シンフォ・バンド、MILLENIUMのキーボーディストの1stソロ2017年作。繊細な泣きのギターで定評のあるMOONRISEのギタリストを始め、LOONYPARKのドラマーらレーベルメイトで本作の為のプロジェクト・バンドを編成。以前にMILLENIUMにコーラスで参加していた女性ヴォーカリストをメインに据え「星の王子さま」をコンセプトにドラマチックな叙情派シンフォを聴かせる力作となった。クラシカルにアレンジされたストリングス・オーケストレーションなどMILLENIUMとの違いを見せるも、タメの効いた泣きや、フロイドに似た情景はバンド譲りだろう。曲によっては同国のALBIONに似た幽玄さ、甘美さも。3面開きデジパック。
LV-01765 SBB / Ze Slowem Biegne Do Ciebie CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。77年リリースの4作目。へヴィ・ジャズ・プログレから、キーボードをメインに置いた重量感のあるシンフォニック・プログレへサウンドが変化した作品。バンドは翌年、ドイツでFOLLOW MY DREAM、チェコでSLOVENIAN GIRLS、東ドイツでもAMIGAからアルバムをリリースし精力的に活動を行った。最もノリに乗った時期。アルバム1枚で2曲という大作指向で迫る。両曲とも後半がドラマチック! ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-01885 SBB / Memento Z Banalnym Tryptykiem CD \2500
 ボーナス入りで出直したリマスター盤。技巧とアレンジが見事なバランスを見せる80年リリースの傑作。久々の国内作となり、母国語で歌っているため、インターナショナルな感じだったWELCOMEに比べ、より東欧らしい良さと味わいがある。ギタリストを加え、テクニカルでかつセンシティヴなプログレッシヴ・サウンドを繰り広げている。作品に漂う暗い哀愁感が身に染み入る。ツウな人はこれに尽きる。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-01965 SBB / Za Linia Horyzontu CD \2800
 驚きの内容だ。エモーショナルなギターと絶唱ヴォーカルで聴かせる1曲目から、重厚な哀愁が渦巻く。シンセのソロと絡み合う3曲目など、もう救いようの無いほどの陰りが立ち込める。ハードなギターとハモンドが絶妙のアンサンブルを屈折させる5曲目も物悲しさが満ちてくる。そして、思いがけないドラマチックな展開。ラストは組曲になっており、かつての疾走感が甦っている。合唱を伴った泣き。泣き。泣き。炸裂するムーグ。感動。4年振りとなるオリジナル・スタジオ・アルバム2016年作。レーベルから離れ、ポーランドのラジオ局からの限定リリースとなっている。3面開きデジパック。
LV-01923 SKALDOWIE / Krywan Krywan CD \2800
 ヴァイオリンをフィーチャーした、東欧クラシカル・シンフォの必聴作がリマスター&11曲ボーナス入りで出直した。ポーランドの72年という年代を思うと、かなり傑作である。67年にデビューし、ニーメンと同じく初期はビート&サイケだったものの、英国やヨーロッパのプログレッシヴ・ロック・ムーブメントをもろに受け、本作で一気に開花。ムソルグスキー、ロッシーニ、ボロディン、バッハを織り込みながら、ハモンドとヴァイオリンが紡ぎ出していくサウンドは同年にデビューしたドイツのペル・メルにも近く、組曲となっている長いタイトル曲は、これを聴かずして東欧シンフォを語れない名曲となっている。ボーナスも良く、未発を中心としたスタジオ・セッションやラジオ・セッションを収録。長らく入手困難だったので、これはうれしい再発。
LV-01924 SKALDOWIE / Stworzenia Swiata Czesc Druga CD \2800
 本バンドの、もうひとつの必聴シンフォ作。ロシアン・リリースと企画盤的な2枚を挟み、76年に録音された。KRYWAN KRYWAN同様、20分近いタイトル曲が素晴らしい。ハモンドとヴァイオリンが奏でるクラシカルなサウンドは東欧のペル・メルといった感じだ。ポーランドの伝統的なメロディも取り込んだKRYWAN KRYWANと比べると、エマーソンや、ジャズ・ロックからの影響も感じさせ、やや演奏に偏ってしまっている部分もあるが、悲しみを湛えて歌われるヴォーカル・ナンバーなど、その暗さには神に救いを求めるしかないような深みが映る。リマスター&6曲のボーナス入り。ボーナスはチェコ・オンリーだったシングル曲や、未発ラジオ・セッションからで、こちらも良い。尚バンドは本作後、プログレから遠ざかってしまう。
LV-01962 TADEUSZ WOZNIAK / Same CD \2800
 <MUZA・KULTOWE WINYLE NA CDシリーズ限定盤> イタリアのプログレッシヴ・ロックに感化されたシンガーの名作群を思い出させる74年作。彼の2作目で、プログレ・ファン向きの代表作だろう。アコギの弾き語りに、自身のバンドALI-BABKIとオーケストラを加えたアレンジは同時期のMAREK GRECHUTAにも似たスタイルで、ポーランド語の熱唱ヴォーカルをALI-BABKIのシュールな演奏が幻想的に盛り立てる。哀愁が渦巻き、オケが高鳴り、女性コーラスが混じり、オーラを闇に発散させる終盤はEMMANUEL BOOZも彷彿させるのでは。デジパック&リマスター。
LV-01954 THRILOS / Kingdom Of Dream CD \2800
 あのクィダムが衝撃デビューを果たした翌年、97年に録音されていた、ヴァイオリン、フルート入りのシンフォニック・ロック・バンドの未発デビュー・アルバム。7曲・計55分の作品で、ミックスまで完了していながらプロデューサーが先送りにしたと伝えられる。当時の状況とファンタジックなサウンド趣向から推測に過ぎないが、コラージュやクィダムと同じワルシャワのレーベルのARS MUNDIからのリリース予定だったのではないか。くぐもった甘美なギターやリリカルなフルート、淡いシンセ、クラシカルなヴァイオリン、ウォームハートなヴォーカル、プロデューサーが付けたというギリシャ語のバンド名など、いかにもレーベル好み。そして、あの年代のポーランドの良い音。コラージュやクィダムと同じ色の東欧叙情が広がっている。
LV-01665 TURQUOISE / Same CD \2500
 2001年に大きな話題を呼んだ彼らのデビュー作。女性ヴォーカルをフィーチャーし、QUIDAMに負けないファンタジックなシンフォニック美に包まれる。エキゾチックな叙情と、霧にかすむような幻想立体感。優しく、ハートフルな曲調に透き通った女性ヴォーカルがとてもよく合う。ヴェールのように垂れ込むストリングス、華麗に舞うギター、劇的な展開、駆け抜けるシンセ、すべて、天使の羽衣のような彼女のヴォーカルを引き立たせる。中世風味を帯びたアコースティック・パートもロマンチック。シンフォ・ファン&女性ヴォーカル・ファン必聴作。

〓[SOUTH AFRICA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ZA-01736 ABSTRACT TRUTH / Totum CD \2500
 FREEDOMS CHILDRENのメンバー絡みでダーバンで結成され、70年に2枚のアルバム(&もう1枚コンピレーション)をリリースした彼らの1作目。自主制作のような形でリリースされた激レア・アイテムだ。タイトルは出演していたパブの名前だと言われている。フルート、ギター、ベース、コンガ、ヴォーカル、曲によってサックスを加えた編成で、JADE WARRIORの1stに見受けられるような、暗めの少々ジャズとアシッドが入った英国風メロウ・サウンド。シタールも入っていて、妖しい雰囲気も漂う。 ポコラ本でお皿5つ。
ZA-01744 ABSTRACT TRUTH / Silver Trees CD \2500
 FREEDOMS CHILDRENのメンバー絡みでダーバンで結成され、70年に2枚のアルバム(&もう1枚コンピレーション)をリリースした彼らの2作目。デビュー作はカヴァーも見られたが、本作はオリジナルで占められ、メジャーのEMI PARLOPHONEから発売された。ギター/ヴォーカル、キーボード/フルート、ベース/フルート/ドラムス、サックス/フルートという変則な4人編成。英国調のハモンドといい、ヴォーカルといい、曲調といい、切り出してキャラヴァンのアウトテイクだと言っても信用されそうなサウンドとなった名盤。
ZA-01727 CANAMII / Concept CD \2500
 09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! メンバーがEMIのエンジニアだった為、恵まれた環境で録音され、リリースは80年にWEAから、といったメジャーの力が投入されたコンセプト作。アニー・ハズラムとケイト・ブッシュが好きだと語るコケティッシュな女性ヴォーカルをフィーチャーし、絡み付くギターや英国プログレから影響を受けたという美しく鳴り響く複数のキーボード群がなんともマニアックなシンフォを繰り広げる。ジャケットはどう見ても月夜のファンタジア。たしかにバーデンスっぽい音使いも見られ、全体を包み込む辺境色やクラシカルなフレーズのテクニカルな入り乱れなど、旨味が押し寄せるアルバム仕立てになっている。
ZA-01711 CIRCUS / The Arena CD \2800
 南アフリカ・ジンバブエのグループ。グラム・ロックからスタート(メイクがいかにもそれっぽい)。その後、英国のハード・ロックにより傾倒し、77年に本作をリリース。1曲目や7曲目に見られるような、シンセをフィーチャーしたシンフォ・ハードや、プロコル・ハルムのカヴァーも収録。辺境ハード、ハード・プログレ・ファンは見逃せません。ラストなんかもけっこう来ます。デジタル・リマスターにて再発。正規・南ア盤CD。
ZA-01724 DUNCAN MACKAY / Chimera CD \2800
 09年デジタル・リマスター&ボーナス入り南アフリカ盤! ヨハネスブルグで録音され74年に南アフリカ・ヴァーティゴからリリースされた、キーボード・ファンにはたまらない必聴作。彼がジョン・ウェットンらクリムゾンのメンバーと77年にリリースした名作スコアのプロトタイプと言える作品で、ここにスタープレイヤーは居ないものの女性ヴァイオリニストとテクニックのあるドラマーをバックに鍵盤を弾きまくり、ハモンド、アープ、ピアノらがクラシカルかつ攻撃的に飛び交う、ちょうどトレースとE.L.&P.の間に立つようなサウンドを聴かせる。哀愁はヨーロッパそのもの。後にスコアで再録される曲もあるが、本作のほうがプログレッシヴ。ボーナスは90年に録音されたもので、美しく攻撃的な彼らしいナンバー。
ZA-01723 FREEDOMS CHILDREN / Battle Hymn Of The Broken Hearted Horde CD \2800
 68年リリースの1st。スコットランド出身のソングライターが率いるバンドで、彼らの登場が南アフリカのロック・シーンを変えた。意味深い歌詞を英国のサイケデリック・ムーヴメントそのものと言ったサウンドに乗せて歌う。プログレが香るクラシカルなハモンドとヘヴィなギターが特徴だが、本作ではアコギなど同時にフォーキーなメロディアスさがあり、黄昏たドリーミィーさが漂う。ナレーションやブラスを加えトータルな構成に打って出た夢のあるデビュー作。リマスター&68年のシングルからボーナス1曲入り・南ア盤。
ZA-01718 FREEDOMS CHILDREN / Astra CD \2800
 南アフリカの最重要バンド。4枚のシングルと3枚のアルバムをリリース。本作は70年リリースの2nd。まるでイタリアン・ロックを聴いているような、邪悪なハモンドとクラシカルなピアノをプログレ然とフィーチャーし迫るヘヴィなサウンド。サイケディリックで混沌とした要素も強く、これがまた独特の重厚さを醸し出していて良い。67年と68年のシングルからボーナス3曲入り。正規・南アフリカ・リマスター盤。
ZA-01714 FREEDOMS CHILDREN / Galactic Vides CD \2800
 南アフリカの最重要バンド。ドイツ製ブートも出回っている72年リリースの3rdが、デジタル・リマスターにて南アフリカで正規リリース。基本的にはヘヴィ・ロックを得意とするグループだが、曲によってオーケストラを加え、ダークで混沌とした通好みの音に仕上げている。当時の英国の音に非常に近く、ヴァーティゴの一連のヘヴィ作品にも通じる味とクオリティーを持っている。ボーナス1曲入り。
ZA-01709 HAWK / African Day CD \2500
 南アフリカ屈指のレア・サイケ・ハード。71年リリースの1st。70年代初期に4枚のLPをリリースし、内1枚は英カリスマからのリリースであった。アコ・ギ、ピアノ、太いベース、アンダーソン張りのフルート、ドラムス、パーカッション、ヴォーカル、そして呪術的なコーラスらで、なにやら謎めいたサイケ・ロックを展開。JADE WARRIORの1stあたりに近い。リマスター&71年のライヴを4曲ボーナス収録。
ZA-01712 HAWK / Africa She Too Can Cry CD \2500
 73年リリースの3作目。同タイトルで南ア盤が前年にリリースされた後、1stからタイトル曲が組曲形式で再録され、一部のトラックを入れ替えて英カリスマから出されたもの。旧B面を占めるこの組曲はまさにアフリカン・プログレッシヴ・ロックと呼べる素晴らしい出来で、妖しげな部族風太鼓が鳴り、大地の霧が払われるようにフルートが大草原へと広がっていく。1st同様に呪術的なコーラスを絡め、アフリカの自然がパノラマのように歌われていくが、ギターやハモンドなど音の質感が英カリスマ流になっており、非常にイメージがうまく確立されている。リマスター南ア盤。シングルや次作から5曲ボーナス入り。
ZA-01742 IMPI / Same CD \2500
 初CD化。THE BATSと名乗っていたポップバンドが英国シーンから影響を受け、先鋭的なアルバムを録音すべくIMPIと改名し、71年にCBSからリリースした唯一作。トランペットやトロンボーンもこなせるキーボーディストと女性コーラスを補充し、オルガンもフィーチャーしたメロディアスなブリティッシュ・ナイズされたサウンドは、ブラスロックにハードなノリとアクセント的にアフリカン・リズムや妖しい縦笛を持ち込んだ、所謂ヴァーティゴライクなもので、かつ独自に洗練されており、多くの南アのバンドのように一流の作品を完成させている。リマスター。
ZA-01730 McCULLY WORKSHOP INC. / Same CD \2500
 リーダーによる09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! 70年リリースの1st。ビートルズのサージェント・ペパーズやデビュー当時のピンク・フロイドなど英国のシーンから強い影響を受けたサイケポップで、本作には女性キーボーディストが参加しておりコーラスでも歌声を聴かせている。彼女の弾く暗いオルガンが鍵となった曲や、本バンドの特徴であるトランペットやフリューゲルホルンが活かされた曲、フルートが浮遊する木陰フォークなど、コレクターにはたまらない居心地の良さだ。ムーディ・ブルースに似た思想・宗教的な詞も見られる。
ZA-01725 McCULLY WORKSHOP / Genesis CD \2500
 リーダーによる09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! 何回かの休眠とメンバー・チェンジはあったものの、60年代半ばにMCCULLAGH兄弟がフォーク・ロック・バンドとして始め、現在もライヴを行っている長寿バンドで本作はコレクターの難関のひとつとして君臨していた71年リリースの屈指の激レア2nd。聖書の創世記を緩くヒントに哀愁を帯びたメロウなサイケポップをプログレ風味を感じさせながら聴かせる。ブラスロックとは一味違ったトランペット、ホルン、トロンボーンを配し、時に狂おしいフルートを混ぜ、ねばっこいギター、メロウなヴォーカル、ホットなリズムなど全7曲中3曲が組曲という力作だ。
ZA-01734 McCULLY WORKSHOP / Ages CD \2500
 75年リリースの3作目。メンバーチェンジにて2人のキーボード奏者を迎え一人はヴァイオリンも担当。彼のスリリングなプレイを交え、哀愁たっぷりのギターや、ラストではフルートも加えるなど曲によってはウルフやフォーカスを思わせるクラシカル・ロックを演奏。一方で、初期からのムーディ・ブルース調のメロディアスなポップ・ロックも聴かせる。サイケ色を払拭し、その充実したアンサンブルにより最もプログレへ向かった当時の最終作。7曲のアルバム未収ボーナス入り。リーダーによる2010年デジタル・リマスター&南アフリカ盤!
ZA-01706 OTIS WAYGOOD BLUES BAND / Same CD \2800
 70年代初期に3枚のアルバムをリリースしたブルース・ロック・バンド。ジンバブエで結成され、その後はケープ・タウンで活動していた。本作は70年リリースの1stで、英国調の渋いブルース・ロックを基調としながらも、サックスや浮遊感のあるフルートを全体にフィーチャーした暗い影のある音を持つ。3rdからボーナス3曲入り。リマスター・南アフリカ正規盤。
ZA-01716 OTIS WAYGOOD / Simply Otis Waygood CD \2800
 前作1stでは、浮遊感のある独特のサイケ・ブルース・ハードを演奏していた彼ら。71年に同じくEMI PARLOPHONEからリリースされた本2ndでは、前作でも特徴付けていたフルートやサックスをより非ハード&非ブルース調に(つまり、プログレ風? 英ヴァーティゴやネオンのバンドを連想させるような)効果的に使用し、ヘヴィさと翳りが入り混じる魅力を確実なものとしている。また、3rdから6曲ボーナス収録されており、1stCDのボーナス3曲と合わせれば3rdのTHE LIGHT CLAPS AND SCREAMも正規に完全CD化されたことになる。正規南ア・リマスター盤。
ZA-01735 OTIS WAYGOOD / Ten Light Claps And A Scream CD \2500
 EMI PARLOPHONEから71年にリリースされた3rdでバンドのラスト・アルバム。ダークなサックスとオルガンが特徴で、ねばっこいギターと朗々としたヴォーカルらが好相性。初期のブルースから脱し、後半の搾り出すようなヘヴィさと、ヴァン・ダー・グラフやアーサー・ブラウンを思わせる陶酔したプログレ色が実に濃厚。その分、前2作にあったサイケ色、よどみの浮遊感が重くなっており、パート1&2に分かれているラストでは沈殿し底を漂っている。シングルから1曲ボーナス入り。リマスター・南アフリカ盤。
ZA-01713 SUCK / Time To Suck CD \2800
 英国、イタリア、南アフリカ、ギリシャ人による多国籍・南アフリカン・ハード。70年リリースの唯一の作品。曲のほとんどがカヴァーで、CRIMSON(21st〜)、COLOSSEUM、BRAIN AUGER、FREE、DEEP PURPLE、BLACK SABBATHらのレパートリーを取り上げている。その演奏のパワーは凄まじく、ステージでも荒れ狂っていたようだ。フルートもフィーチャーし熱く迫る。当時、ジャケ違いでフランス盤も出ていた。正規リマスター南ア盤。ボーナス1曲プラス。
ZA-01731 THIRD EYE / Awakening CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作1st。ダーバン出身のバンドでハード指向ながらもメロディックなヴォーカルと女性キーボーディストがワイルドに弾くハモンドがコレクターを離さない。ブラス・セクションが配され、アコギを使った曲やクラシカルなフレーズが織り込まれるなど同年代の英国物と比べてもなんら見劣りしない。深めにエコーが掛けられたサウンドはインストになると狂おしく畳み掛けられ、ツイン・ギターが激しさを増す。層が厚いとは言えないものの、強力なシーンが南アにあった。09年再発盤。
ZA-01732 THIRD EYE / Serching CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作2nd。デビュー作と同メンバーで同年にリリース。サイケポップの良さも聴かれた前作だったが、本作ではよりロック色を強めており、旧B面は長い曲で構成されるなど当時のアート感覚が持ち込まれている。少しジミ・ヘンドリックスを思わせるソウルフルなヴォーカルも特徴で、ハモンドがプログレッシヴにフィーチャーされる10分越えの曲では後半ピアノに切り替えドラマ性を出すなど年代を考えるとかなり先端を走っている。ブレを感じない英国直系型。09年再発盤。
ZA-01733 THIRD EYE / Brother CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの70年作3rd。女性キーボーディストとは思えないプログレッシヴなハモンドが切れ良くかつ豪快にバンドをまとめていく。彼女は1st録音時でなんとまだ14才だったと言われ、ということは本作でもまだ15才! アーサー・ブラウンのFIREのカヴァーが収録されており、ヴィンセント・クレーン張りに弾き倒している。当時リリース元のポリドールが短期間にアルバム3枚という無謀な契約をした為、録音は荒いが、どれも情熱がほとばしる意思の強いサウンドを聴かせる。09年再発盤。
ZA-01738 WILDEBEEST / Bushrock 1 CD \2500
 ソーニャ・クリスティーナを思わせる女性ヴォーカルをフィーチャーした、ヴァイオリン入りのプログレッシヴ・ロック・バンドの81年作。ライヴ録音ながらアルバムはこれが唯一で、ドラマーは元FREEDOMS CHILDREN。彼がコンセプトを握っていたようだ。作曲にはバンドメイトだったRAMSAY MACKAYも関わっている。ハードな曲、クラシカルな曲、パーカッションがサイケデリックな曲、ケルト風味のトラッド・ロックな曲など音楽性はまだ模索中といった感じを受けるが、1曲目はもろカーヴド・エア似で驚かされる。ブックレットにはバイオ、フォトを掲載。2010年リマスター・南アフリカ盤。

〓[TURKEY]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-P2054 BARIS MANCO / 2023 CD \2500
 初正規リマスター2012年盤。アナトリア屈指の名作として古くから知られる75年作2nd。シンセ、ソリーナ、オルガンらのキーボードをシンフォニックに配し、クラシカルなフレーズや自然界の音を効果的に取り入れたコンセプト作で、プログレッシヴ・ロックを意識した音作りで通している。ギター、フルート、サックスらの他に、タンブール(パキスタン系の弦楽器)、ダヴァル(トルコ太鼓)、サズらを加えた民俗色とエレクトリックが一体となった辺境ならではの必聴作! 神秘的な郷愁感がたまりません。激レア小冊子のイラストをカラー掲載。*極力ノイズが消去されたアナログ盤起し。
LV-P2055 BARIS MANCO / Sakla Samani Gelir Zamani CD \2500
 初CD化正規リマスター盤。76年作3rd。サズ、タンブールら民俗楽器と、シンセ、オルガン、ワウギターらを配したロックバンドの融合がなんともエキゾチックで、かつ年代的な洗練を見せ、歌物ながらもアナトリアン・ロックというジャンルを見事に確立している。妖しさが最高潮に達しながら普遍的な完成度と言う、他に無い音楽性は必聴に値する。なお本作は元々DUNDEN BUGUNE以降のシングル・コンピレーション(曲ダブらず)で、CD化にあたり、2曲をカットし、レア・カセット作からなど、より重要な6曲が追加収録となっている。
LV-P2058 BARIS MANCO / Yeni Bir Gun CD \2500
 初CD化正規リマスター盤。79年作で英語盤を除くと4枚目のローカル・リリース。プログレ・ファンにはジャケットの妖しさも手伝って2作目の「2023」が有名な彼だが、本作はキーボーディストの存在が効いており、シンフォニック度で言うと、インスト・ナンバーまであり、こっちのほうが抜き出ている。イタリアのカンタウトーレのプログレッシヴな作品群に通じるも、トルコ然としたエキゾチックなメロディとサズ等の民俗楽器、サイケデリックなスペーシィ感を生み出すシンセやオルガン、クラシカルなヴァイオリンやピアノ、かつパワフルなジャージィさなどが渾然一体となった稀有な1枚。
LV-P2066 BARIS MANCO & KURTALAN EKSPRES / Estagfurullah... Ne Haddimize ! CD \2800
 初CD化。英語版を除くと6枚目のアルバムとなる83年作。前作と同じく、バックバンドのKURTALAN EKSPRESを連れての録音となっており、構築されたサウンドも聴き所だ。タイトな1曲目やアナトリアの郷愁が立ち込める2曲目など真骨頂だろう。BARIS MANCO自身が担当するミニ・ムーグ、プロフェット、アープ・ストリングス、ピアノに加え、フルートもポイントで悲哀感を醸し出している。年代的にポップになった感もあるものの、パーカッションにオルガンやシンセが絡むラストのインストなど「妖しすぎるプログレ」ナンバーとなっている。リマスター。
LV-P2060 CAN ATILLA / Leyla Ile Mecnun CD \2980
 アラブに伝わる悲恋「ライラとマジュヌーン」をテーマにした2013年作。カイスは月のように美しい少女ライラを思うあまり狂人(マジュヌーン)と化し、周りの人や王も巻き込み、お互い結ばれぬまま死んでしまう。クラプトンが自身の愛と重ねたレイラでも有名だ。数多いジャナティラの作品の中でも、最も物悲しい作風となっており、彼のピアノやシンセに、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーボエ、フルート、ネイ、カヴァル、パーカッション、泣きのエレクトリック・ギター、そしてシンフォニック・オーケストラを加え、壮大荘厳に展開していく。リリカルな繊細さと、広大な砂漠が映るダイナミックさの振れ幅が凄く、まるで伝説の中を彷徨っているかのような錯覚さえ起きる。タイトル曲では女性ヴォーカルがフィーチャーされ、まるでライラの嘆きのような歌を聴かせる。真の感動作。デジパック。
LV-P2046 CEM KARACA / Kardaslar & Apaslar CD \2500
 初CD化。秘境アナトリアの心を歌うプログレッシヴ・シンガーの1stアルバム。リリースは73年だが、伝説のバンドKARDASLAR、APASLARをバックに70年代初期に録音されたもので、エキゾチックな郷愁に満ちたサウンドとヴォーカルを聴かせる。サズに似た鋭い音色のBALAMA、ヴァイオリンをノイジーにしたような擦弦楽器のIKLIGをフィーチャーし、エレクトリック・ギターや骨太のリズム・セクションがロック色を醸し出し、他に無いアンサンブルを発散。その煙った幻想感と、深い深い哀愁は欧米物では味わえない。詳しいバイオやフォトが掲載された16ページ・ブックレット付きリマスターによる奇跡の正規再発盤。
LV-P2059 CEM KARACA / Apaslar - Kardaslar - Mogollar - Ferdy Klein Orkestrasi CD \2500
 初CD化。秘境アナトリアの心を歌うプログレッシヴ・シンガーの74年リリースの2nd。1stと同じく、伝説のバンドKARDASLAR、APASLARや、プログレッシヴな演奏を聴かせるMOGOLLARをバックにエキゾチックな郷愁に満ちたサウンドとヴォーカルを聴かせる。管楽器や弦楽器(ギターやサズ以外にも擦弦楽器を多用)の音色が濁った独特のトーンを発し、力強いパッショネイトな歌声で、BARIS MANCOやERKIN KORAYに並ぶ存在を見せる。なにか、トルコの最も奥深さと出会ったような、そんな音魂が渦巻く。神秘的な宗教色も漂う力作。
LV-P2065 CEM KARACA & MOGOLLAR / 2.2.1973 Ankara CD \2980
 アナトリアン・ロックを代表する彼らの才能を認めプロデューサーが仕掛けた73年のアンリリースド・セッション。ギター、サズ、ケメンチェ(ペルシャン・ヴァイオリン)、ベース、ドラムスをバックに魂の節回しで聴かせるアシッドかつエキゾチックな内容で、独自のロック・スタイルを見せている。ファズも巧みに使うギターはブルースやハードロックの要素も見え隠れするも、伝統的な歌謡サズの影響を強く持っており、太いベースやプリミティヴなドラムスと一体となった妖しさが超たまらない。トルコ・ユニヴァーサルからの限定盤でDVDサイズのデジパック&44ページ・カラーブックレットがスリップケースに収まったコレクターズ仕様となっている。
LV-P2062 EDIP AKBAYRAM / Same CD \2600
 初CD化正規リマスター盤。イエスのラウンドアバウトそっくりのリフが登場するオープニングで驚かされる74年リリースの1st。アナトリア高原を下ってシリア国境近くのガズィアンテプ出身のシンガーの72年から74年のシングルを集めたアルバムで、ファズが掛かったような唸る管楽器や金属的な質感のサズ、そして、ワウ&ディストーション・ギターなどロックにサイケしており、リズムはパーカッションが主体の曲も多いがベースは手数が多くファンク・ビートを炸裂。この病み付きになるグルーヴ感はトルコ物でしか味わえない。超妖しい。。。
LV-P2063 EDIP AKBAYRAM & DOSTLAR / Nedir Ne Degildir ? CD \2600
 初CD化正規リマスター盤。バンドとの共同名義で77年にリリースされた2nd。前作はシングル・コンピだったので、初のオリジナル・アルバムとも言える作品。基本はマーケットを意識した歌物だがリフなどハードロックの影響も見られ、トルコ音楽はもちろん、ジャズも融合したオリジナリティーの高い作風を見せる。これぞアナドル・ロックだろう。民俗フレーズをジャージィに奏でる長けたサックスやアシッドなリラ、サイケなシンセ、ファズ・ギターと共に切り込むサズ、トルコ独特のエキゾチックなヴォーカル。ある種の洗練すら感じさせる秘境名作。
LV-P2049 GEVENDE / Ev CD \2500
 06年デビュー作。プログレへ特化した2ndとはやや違い、パーマネントのギター、ヴィオラ、トランペット、ベース、ドラムスの5人に、ヴァイオリン、チェロ、サックス、トロンボーン、さらに、サズ、ネイ、タブラ等の民俗楽器など約10人のゲスト・ミュージシャンを加え、バルカン&地中海色の厚いアンサンブルを聴かせる。さらに、異様さや変拍子など、レコメンの影響を感じさせるジャズ・ロック色も強く、全盛期のストーミー・シックスやエレクトリカ・ダルマを思い出させる屈折とインパクトで迫る濃い内容だ。デジパック。
LV-P2050 GEVENDE / Sen Balik Degilsin Ki CD \2500
 アイランズからラークスあたりのクリムゾンを彷彿させるイスタンブールのプログレ・バンドの2011年2nd。硬質なギターと、サウンドを印象付けるヴィオラとトランペットが効いており、哀愁漂うトルコ語のヴォーカルを交え、ブラッフォード&ウェットンを思わせる強力なリズム・セクションに支えられ、ダークな妖しさから衝撃が走るドラマチックな展開を見せる。いわゆるアナトリア派とは違ったアラブ色も持ち、かつ、アフター・クライングにも通じる孤高の質感とスモーキーさが独特。辺境ファンでなくとも必聴作。デジパック。
LV-P2043 HARDAL / Nasil ? Ne Zaman ? CD \2500
 トルコのプログレッシヴ・サイケの代表作の1枚。78年リリースの1st。同国のバンドの中では後発だが、その分だけ垢抜けたアレンジを持っており辺境色とのブレンドはこの上ないエキゾチックさを放つ。ファズ一辺倒かと思いきやギターはうねりながらもテクニカルなバッキングも見せ、アコギも使用。キーボードはシンセ、オルガン、エレピ、ソリーナとマルチな色彩を付ける。切々としたヴォーカル・メロ、サビでの甘い女性コーラスなど現地であればヒット性も持ち合わせた内容だ。バランスのとれたいいバンドだと思う。4曲目、6曲目あたりの泣きがたまりません。
LC-P2064 KIRKBINSINEK / Sis Pus Sus CD \2980
 アナトリアン・プログレを継承したヘヴィ・サイケ・プログレ・バンドの2015年デビュー作。ギター&ヴォーカル、チェロ奏者、リズム・セクションの変った4人編成で、エキゾチックで猛暑日のような熱いサウンドを聴かせる。トルコ語で歌われる独特の歌い回しはBARIS MANCOを始め、CEM KARACAやERKIN KORAYを彷彿させるも、変化自在に絡むチェロがオリジナリティをもたらし、ファズ&ワウのギターが唸るも、どこか21世紀型を意識させる覚めた感覚があり、よく聴くとストイックなテクニカルさが今風のハイブリッド色を編み出している。ロックは刺激だ。デジパック。
LV-P2018 MOGOLLAR / Dum-Tek CD \2980
 中央トルコのアナトリア地方 (カッパドキアのあるところ)、及び黒海側に展開される民族音楽をベースにしたロックをアナドル・ロック、またはアナトリアン・ロックと称して呼ばれるが、その代表格が本グループ。ディープな民族楽器とファズ・ギター、ムーグ、ローズらを混載し、アナトリアの哀愁をテクニカルなサウンドに乗せて、エキゾチックに繰り広げる75年作2nd。その変拍子とアンサンブルは、サムラやファーマーズ・マーケット、果てはジェントル・ジャイアントを引き合いに出せるような、プログレ・ファンびっくりの音。胸を締め付けるような哀愁がシンフォ調に流れ出す6曲目にもやられる。
LV-P2067 MOGOLLAR / Same CD \2800
 オフィシャル初CD化。3作目となる76年作。60年代に結成され、現在も活動を続けるアナトリアン・ロックの先駆者、モーオラル。BARIS MANCO、CEM KARACA、ERKIN KORAYらのヴォーカリストとのコラボ作も有名だが、本作はエレクトリック・サズ、ファズ・ギター、パーカッションらが変拍子のマジカルなループを生み出す孤高のインスト作で、神聖な崇高さを持ち、地中海を感じながらも、振り向けばアジアが霞む幻想的な光景が広がる。「ウスクダラ」として日本でもヒットした曲のオリジナル・アレンジも含む濃厚ハイな作品。リマスター。
LV-P2020 MOGOLLAR / Mogollar's 94 CD \2980
 これぞ、アナトリアン・シンフォというサウンドをテクニカルに、エキゾチックに、ドラマチックに展開する彼らの94年作。強いて本作を例えれば、近年のコルモラン風とも言えるが、合唱が入り、ギターが泣き、キーボードが壮大感を与える2曲目など、これが、アナトリアの音だとしか言いようがない。大草原を覆い尽くすようなキーボード・ストリングス、絡まるサズやブズーキ、大地に響くパーカッション、まさに、アジアとバルカンとロシアとヨーロッパと中東を橋渡しする音。ギリシャに近いのでスパノダキスの例えも出せる。大発見!

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LV-V2194 AKA / Do What You Like CD \2600
 初CD化。ジャワ島のスラバヤで結成されたアート・ロック・バンドの70年デビュー作。オルガン/パーカッション/、ベース/ピアノ/リラ、ギター/ヴァイオリン、ドラムスの4人で全員がヴォーカルを取り、誰がリード・ヴォーカルを担当するかで曲調は変るようだ。エクスペリエンスを思わせる1曲目、シンフォ・テイストの2曲目、サイケポップな3曲目、泣きのバラードの4曲目、ラテン風味の5曲目、ツェッペリンをまとめたようなハードで妖しい6曲目、オルガンがたなびくイタリアン・ロック調の7曲目、サバス級に重く破壊力のある8曲目、調子の外れたヴァイオリンがなんとも郷愁を誘うラストの9曲目。音楽性は広いが、ある意味、正統派だと思う。
LV-V2198 AKA / Reflection CD \2600
 初CD化。ジャワ島のスラバヤで結成されたアート・ロック・バンドの71年作2nd。正統派のハード・ロックからヴァイオリンが流れるインドネシアらしいバラードまで聴かせる彼ら。豪快なプログレッシヴ性を見せていた前作だが、本作では幾分ポップさも表れ、かつギターも軽快なソロを展開するなど変化を少し感じさせるものの、ツェッペリン風のリフを持ったヘヴィ・ナンバーが一転して妖しいオルガンやコーラスが深いエコーで混沌と響く中盤はインドネシアのアモン・デュールと言えそうだ。
LV-V2199 AKA / Crazy Joe CD \2600
 初CD化。泥臭くファンキーなオープニング・ナンバーを除くと、バラードを主体とする作風へ変化した72年作3rd。3曲目のスタイリッシュさにも驚かされてしまうが、切々と歌われる2曲目や4曲目などインドネシア然とした哀愁が流れ、わびさびの効いたオルガンがなんともマニア心をくすぐる。6曲目あたりはオルガン・アート・ロックといった感じで、続く7曲目でディク・ディクを思い浮かべる人もいるだろう。前2作も含めてジャケのインパクトが強烈過ぎるが、広い音楽性を持った正統派。
LV-V2167 CHRISTMAS CAMEL & COMPANY / Same CD \2500
 クラシカルな弦オケと音色が薄めながらもオルガンやウェイクマン風のシンセをフィーチャーした歌物ロック的バンドの77年〜78年の未発音源をリマスターした2010年盤。バンド名はプロコル・ハルムの曲名から取られているという。少しサイケ・ポップな音像など、初期ディク・ディクのようなプログレ黎明期のサウンドながら、リリカルでかつジャージィなフルートが舞い、優しいコーラスをバックにハードなギター・ソロが入るなど、バンドは英国からの影響を語るが、これはもうイタリアン・ロック的。曲、アレンジ共に良く出来ている。
LV-V2179 DISCUS / 1st CD \2700
 再プレス。多くの音楽ファンに衝撃を与えた99年リリースの1st。インドネシアのバンドと言うのがさらに話題性を高めたが、その後の探求により実は70年代からプログレがお盛んな国であった。女性ヴォーカルも含み、個性的で、民俗的なエキゾチックさを持った曲想とテクニカルな演奏が生み出すサウンドはそれまで聴いたことがない世界観のプログレッシヴ・ロックで、免疫の無い我々を襲った。的確かつ弾きまくられるギター、所狭しと駆け回るツイン・キーボード、デヴィット・クロスのようなヴァイオリン、舞い荒れるフルート等、特に最初と最後の曲が凄い。
LV-V2203 DONNY FATTAH PROJECT / Hitam Putih CD \2800
 ゴッド・ブレス、そしてゴング2000などインドネシアのハード・プログレッシヴ・ロックをバンドメイトのIAN ANTONOと共に活性化してきたベーシストの2015年ソロ作。若手からベテランまで多くのミュージシャンが参加しており、まずはオルガンやシンセをシンフォニックに配したプログレ趣味全開の1曲目に興味をそそられる。その後もハードでダークな路線を基調としながらも、一辺倒にならない音楽性を展開させており、パーカッションを効果的に交え、エキゾチックなコーラス、ヴァイオリンやオーケストレーション等を交えながら、時に女性ヴォーカルもフィーチャーし、非常にクリエイティヴなサウンドを聴かせる。ラストはアラビックなアレンジを導入したメディナ・アサハラ風。穴あき変形デジパック。
LV-V2155 ERWIN GUTAWA / Rockestra CD \2500
 CHRISYEの名作、BADAI PASTI BERLALU再録盤などを筆頭に、プロデューサー、アレンジャー、コンポーザーとしてインドネシアの音楽シーンで名を馳せるERWIN GUTAWAが制作した、インドネシアン・ロック&ポップスのシンフォニック・ロック・アレンジ06年作。GODBLESSやGURUH SUKARNO PUTRAなど70年代から90年代にヒットした曲を中心に、女性を含む現在売れっ子のシンガーがヴォーカルを取り、彼がキーボードを担当するロック・バンドに、英国アビイロード・スタジオにてロンドン・シンフォニー・オーケストラや壮麗な混声合唱団を融合させた、激シンフォ&ドラマチックな内容。立体に浮かび上がる特殊ジャケット付き。シンフォ・ファン必聴!
LV-V2172 FREEDOM OF RHAPSODIA / Vol.1 CD \2500
 初CD化。GODBLESSやGIANT STEPに参加するDEDDY DORRES(ギター&キーボード)が在籍したバンドの72年1st。ポップから哀愁のバラード、果ては本格的なヘヴィロックまでツウなサウンドを展開しており、インドネシア語で歌われるハイピッチ・ヴォーカル&コーラスをメインに、クラシカルなオルガン、物悲しいリヴァーブが響くピアノ、メロディアスなフルートらを織り交ぜ、欧米のプログレッシヴ・ロックやハードロックにも影響を受けた音楽性を聴かせる。時折イタリアのような叙情が流れ出す寂れた良さも染みる。3面開きデジパック。
LV-V2173 FREEDOM OF RHAPSODIA / Vol.2 CD \2500
 初CD化。GODBLESSやGIANT STEPに参加するDEDDY DORRES(ギター&キーボード)が在籍したバンドの73年2nd。プロコル・ハルムを思わせるオルガンと甘いヴォーカルで幕を開け、前作の延長線上と言えるポップやバラードを基調としているものの、ワウファズ・ギターとオルガンが炸裂するハードなナンバーもあり、またラストは初期イタリアン・ロックを思わせるなど、メロディアスに洗練されつつも、マニアが両手を挙げて喜びそうなプログレ調も目立つ。辺境物とは言え、国内では大ヒットを放った知られたグループ。3面開きデジパック。
LV-V2187 GIANT STEP / Mark 1 CD \2500
 初CD化。後にインドネシアのムゼオ・ローゼンバッハなんて言われる彼らの75年デビュー作。知る人ぞ知るかのYOCKIE SURYOPRAYOGOによってジャワ島のバンドンで結成され、クリムゾン、イエス、ジェネシス、ELPのカヴァーを当初は演奏していた。YOCKIEが抜け、GODBLESSを始め、FREEDOM OF RHAPSODIA、SUPERKID等の重要バンドを渡り歩いたDEDDY DORRESがキーボードで加入し、彼のルーツであるハードロックの要素も持ち込まれ、オリジナル曲が完成されていく。スキッツォイド・マンとスピード・キングからヒントを得たような1曲目、ヒープ調のバラードの2曲目、グレック・レイクを思わせる泣きのヴォーカルの3曲目など、黙って聴かせられたなら誰もインドネシアのバンドだとは当てれないだろう。ディク・ディク風の後半も良いが、レスリーが火を噴きムーグが吼えるイタリアン・ヘヴィ・プログレ彷彿の5曲目が最高だ。*オフィシャル盤ですが、一部でデジタル・ノイズが入る箇所があります。
LV-V2212 GIANT STEP / Life's Not The Same CD \2800
 70年代のインドネシアン・プログレッシヴ・ロックの代表格である彼らの再編による2017年作。オリジナル・ヴォーカリストを中心とし、キーボーディストも加わった5人での録音。ギタリストはフルートも担当。新曲6曲に当時のナンバーでありながらレコーディングされなかった2曲の新録を加えた計8曲を収録。哀愁が漂うインドネシアらしい好作で、ハードなギターにはエモーショナルな泣きがあり、リリカルなピアノやストリングス・シンセなど味わいがあり、幻想的な空間にシタールがエキゾチックに響く曲や終盤の熱いヘヴィさなどインドネシア・ファン必聴作だろう。紙ジャケットCDR。シンガポールのレーベルからの超限定リリース。売り切れ後の再入荷はありません。
LV-V2207 GOD BLESS / Cermin CD \2700
 彼らの最もシンフォニックな80年作2ndで、インドネシアン・プログレの必聴名作のひとつ。ハードなイメージも強い彼らだが、メロトロンを始め、ハモンド、ピアノ、シンセ、ソリーナがドラマチックかつ技巧的に配され、世界水準で見てもトップクラスの内容となっている。ELPがガムランを取り込んだような6曲目など、某FM局のプログレ番組でオンエアされれば、凄い反響になるだろう。続く7曲目の優雅さもイタリアン・シンフォそのもので、8曲目ではジェントル・ジャイアント風なノリも見せている。辺境ファンだけでなく、一人でも多くのプログレ・ファンに聴いて頂きたいアジアン・プログレの代表作。スリップケース付き。オリジナル・マスターによる初オフィシャル・リリース! 限定入荷。
LV-V2211 GOD BLESS / Cermin 7 2CD \3500
 良い! 彼らのシンフォニックな名作として知られる80年作2nd「CERMIN」をほぼ当時のメンバーで新録した2017年作。近年プログレ色の強いソロもリリースしたIAN ANTONO (G)やDONNY FATTAH(B)を始め、あのGURUH GIPSYにも参加していたキーボーディストのABADI SOESMANらの熱気に満ちた演奏はインドネシアを代表するバンドの貫禄にあふれたもので、ELP・ミーツ・ガムラン風からクィーン風、さらにはイタリアを思わせるドラマチックなナンバーまで、もうアカデミー賞クラスで興奮が止まらない。ディスク1にはCERMIN全曲、ディスク2にはハードでプログレッシヴで超カッコいい新曲を3曲収録。録音の良さも特筆。穴あき変型3面開きデジパック。
LV-V2176 GOLDEN WING / Vol.1 + Senyum Harapan CD \2500
 初CD化。スマトラのヒープと言われる彼らの74年1stと75年の2ndの2in1。エマーソンに対抗すべく、逆さ吊りになってムーグを弾くといったライヴ・パフォーマンスが有名だったらしいが、アルバムはバラード中心で聴かせている。だが、英国タッチのオルガンの音色と、時折ギュンと入るギターから、スタジオ盤はレコード会社のヒット狙いの押し付けだったのかもしれない。それでも10曲目、12曲目(EASY LIVIN'でしょ、これ)、15曲目、19曲目は辺境ハード・プログレとして十分に楽しめる。3面開きデジパック。
LV-V2195 IAN ANTONO / Song Book I CD \2800
 ゴッド・ブレス、そしてゴング2000などインドネシアのロック・シーンで名を知られるギタリストの初となる2014年ソロ作。ソングライターやプロデューサーとしても有名だ。そんな彼の人脈を使い男女ヴォーカルを贅沢に配し、後期レインボーのようなハード・ポップなナンバーから、アコギやヴァイオリンが映えるバラードまで、曲によってはドラマチックなプログレ&シンフォニックな展開も加え、大御所らしい風格のサウンドで聴かせる。ラストではインドネシアらしいエキゾチックなフレーズも炸裂。リッチーの影響が大きいかな。必聴作! 穴あき変形デジパック。
LV-V2205 LIGRO / Dictionary 3 CD \2500
 マハヴィシュヌ、クリムゾン、ストラヴィンスキーに影響を受けたというテクニカル・ギター・トリオの3作目となる2015年作。ゲストでピアノが入る1曲目のみ流麗なジャズ・フュージョンだが、以降はダークで様相が一変。クリムゾンが戦慄〜レッド期に繰り広げたフリー・インプロのインドネシア版といった感じで、2曲目ではガムランを連想させながら呪術祭のような闇が展開される。3曲目もクリムゾンといった感じだが、4曲目などギターをヘヴィにフィーチャーした凶暴なSBBにも近い。ラストも妖しい。デジパック。
LV-V2168 MONTECRISTO / Celebration Of Birth CD \2500
 DISCUSのキーボーディストが結成したシンフォニック・バンドの2010年デビュー作。ストリングス・オーケストラをクラシカルに配し、ペンドラゴン、アリーナ系のメロディックなサウンドを聴かせる。英語で歌われるヴォーカルの訛りを除けばアジアを感じさせないインターナショナルな音作りで、ソロ、バッキング共にテクニカルなプレイを繰り出すキーボードとエモーショナルなギターに弦アンサンブルが加わり、翳りのあるドラマチックなアルバムに仕立てている。後半の叙情性と畳み掛けには思わず手に力が入ってしまう。自主盤ながら、この国にしてはゴージャスな32ページのブックレット付き。
LV-V2210 MONTECRISTO / A Deep Sleep. CD \2800
 DISCUSやMAKARAに参加したキーボーディストが結成した、IQやペンドラゴンの影響を持つ正統派シンフォ・バンドの2016年作。6年振りとなる2作目で、華麗なギターとCLIVE NOLANを彷彿させるキーボードを核に英語(ラストはインドネシア語)で歌われるソリッドでドラマチックなサウンドだ。テクニカルでハードなせめぎ合いから一転して広がるファンタジックな光景など良く完成されており、言われなければインドネシア産だとは分からないだろう。巧みで美しいピアノが好アクセント。40ページの綴じ込みデジブック仕様。
LV-V2185 SIMAK DIALOG / The 6th Story CD \2500
 カンタベリー・ジャズ・ロックをインドネシア色で染め直したような内容となった2013年作。ソロやプロジェクト作でも高い評価を受けている屈指のギタリスト、TOHPATIと、ローズやシンセを巧みに操るキーボーディストをメインに、ベースと中央左右に配された3人の民俗パーカッションがリズムをマジカルに織り成していく。ドラムレスの為、控えめに感じるも、この編成こそ彼らの究極のジャズ・ロックの姿かも知れない。フレーズや拍子は複雑そのものだが、後半はTERJE RYPDALあたりも思わせ、メロウだ。変形厚紙デジパック・インドネシア・オリジナル盤。
LV-V2178 SUPERKID / Trouble Maker CD \2500
 初CD化。FREEDOM OF RHAPSODIA、GOD BLESS、GIANT STEP等のインドネシアの初期重要バンドを渡り歩いたDEDDY DORRES(ギター&キーボード)が在籍した伝説のトリオ。76年1st。移民の歌を彷彿させる1曲目からツェッペリンの影響を振り撒き、アコギやドラムの間合いにもその色が濃く、一方で妖しいフェイズが効いたオルガン・バラードを配し、切々とした哀愁も漂う。辺境香ぷんぷんだが、10分近いラストの豪快でかつ繊細な演奏はメンバー達の経歴が物語るハイライトで凄まじい。カセット版の曲順を並び替えての再発。3面開きデジパック。
LV-V2175 SUPERKID / Dezember Break CD \2500
 初CD化。GIANT STEPで知られるDEDDY DORRES(ギター&キーボード)が在籍した伝説のトリオ。77年作2nd。ツェペッリンやグランド・ファンクを思わせるツウでヘヴィなナンバーと、オルガンやシンセをフィーチャーしたプログレ風味のバラードが混在。前者ではムーグがバッキングやソロに投入され、妖しくクラウト・ロックも脅かす。後者は美しいソリーナと甲高いヴォーカル・メロで一気に我がイタリアの哀愁へ。6曲目はFREEDOM OF RHAPSODIAの大ヒット曲。LPよりも曲の多いカセット版の曲順を並び替えての再発。3面開きデジパック。
LV-V2180 SUPERKID / Preman CD \2500
 初CD化。GIANT STEPで知られるDEDDY DORRES(ギター&キーボード)が在籍した伝説のトリオ。FREEDOMからギタリストをサポート・メンバーに加え、4人編成で録音された78年リリースの3rd。ロジャー・ディーン風のロゴに注目してしまうが、前2作のヘヴィ色は薄れており、アコギやストリングス・シンセがメロディアスなヴォーカルを叙情的に演出する歌物的な内容となっている。とは言え、YOCKIEが絡んだCHRISYEのシンフォニックなアルバムを思わせる曲も多く、いい作品だ。LPよりも曲の多いカセット版の曲順を並び替えての再発。3面開きデジパック。
LV-V2192 TOHPATI / Tribal Dance CD \2800
 SIMAK DIALOGのギタリストが、凄腕のセッション・マン、ジミー・ハスリップ(ベース)、チャド・ワッカーマン(ドラムス)とロスで録音した2014年作。トリオ作ながら、ケチャやガムランのSEも入り、インドネシアの雰囲気を持った内容で、バルカン調の高速変拍子でアレア張りに飛ばす1曲目を始め、アジアっぽい妖しいリフでヘヴィに迫る4曲目、テリエ・リピダルを彷彿させるクールな叙情が美しい5曲目、そして、ハードかつ屈折した複雑な展開を見せる7曲目など、ジャズ・ロックを越えてよりプログレっぽくなっている。ストイックさを漂わせるSIMAK DIALOGと比べても、ライヴ感がありアグレッシヴ。アメリカでもジャズ・ロック専門レーベルからリリースされたが、本盤は曲順が違うインドネシア盤。
LV-V2166 TOHPATI ETHNOMISSION / Save The Planet CD \2500
 クリムゾンも思わせる最強のテクニカル・ガムラン・ジャズ・ロックとなった、SIMAK DIALOGのギタリストのソロ・バンド2010年作。ドラムスと絡む打楽器、フルートを甲高くしたような音色のスリンらがインドネシア然とした色彩を放ち、曲によって女性ヴォーカルも入る。スピーディーな変拍子の曲はもちろん、たとえスローな曲であっても途切れない緊張感がピリピリとしており、聖なる舞踏、善と悪の戦い、といった曲タイトルのイメージを痛烈に醸し出している。*本盤は本国で配給されているインドネシア盤で、先に出た米盤と曲順(収録も1曲違う)やパッケージ・デザインが違っており、オープニングからアグレッシヴな印象を受ける。3面開きデジパック。
LV-V2206 TOHPATI ETHNOMISSION / Mata Hati CD \2700
 インドネシア最強のジャズ・ロック・バンド、SIMAK DIALOGのギタリストの6年振りとなるETHNOMISSION名義の2016年作2nd。パワーとテクニックあふれるリズム・セクションに竹笛のスリンと打楽器のクンダンを加えた5人編成で録音。ガムラン・ロックと題された1曲目で早くも圧倒されるが、ケチャの間合いを取り入れたような超変拍子のハードでアグレッシヴな演奏をエキゾチックさに満ちたインドネシアン・メロディで聴かせるハイ・テンションの圧巻の内容だ。ギター弾き倒しが核だが、精霊のように飛び交う竹笛&草笛や、曲によってストリングスも加わった神秘的な光景が絶えない。曲目にある狩猟、舞踊、衣装、黄金、心の目、怒りといったテーマも彼ららしい。
LV-V2197 V.A. / Indonesia Maharddhika 2CD \2980
 リック・ウェイクマン参加! インドネシアの伝説のプログレ・バンド、GURUH GYPSYトリビュート2014作で、多くがオリジナル曲を持ち寄っており、奇天烈な演奏で圧倒するDISCUSを始め、ジェネシス風な展開を見せるCOCKPIT、ペンドラゴンやIQを思わせるポンプ・ロックのVANTASMA、ジャズ・プログレとポップを交えたATMOSFERA、ハード・シンフォのTHE MIRACLE、シアトリカルなIMANISSIMO、プログメタルのIN MEMORIAM、女性ヴォーカル・ジャズ・ロックのVAN JAVAら9組が集結。中にはオーケストラをフィーチャーしたバンドもあり、GURUH GYPSYの曲であるタイトル曲ではなんと、RICK WAKEMAN!やIWAN HASAN(DISCUS)、KEENAN NASUTION(GURUH GYPSY)が参加。この曲では一部76年のオリジナル録音を挿入し、弦カルテットやガムランも導入したエキゾチックなシンフォ・プログレを爆演奏。3面開きデジパック。

〓[PAKISTAN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-Z0001 MEKAAL HASAN BAND / Andholan CD \2500
 90年代以降のアジアン・プログレにおいて、インドネシアのDISCUS以来の衝撃と言える凄いバンドがパキスタンから浮上。バークレー音楽院で学んだギタリストが帰国後結成したバンドで、マハヴィシュヌ・オーケストラやパット・メセニーからの影響を地元のパンジャーブ・フォークと融合させ、超エキゾチックでハードなプログレッシヴ・ロックを確立。特にジェニー・ソレンティを彷彿させるアシッドな女性ヴォーカルをフィーチャーした本2014年作3rdは、ヘヴィでテクニカルなギターとバンスリ(インドの横笛)が縦横無尽に駆け巡り、強烈なテンションとインパクトを放つ。パキスタンの伝統的なスーフィー音楽から派生したカウワーリー・ロックの中でも特異な音楽性でデビュー以来注目を集め、数々の賞も取り、北米ツアーも行っている。3面開きデジパック自主盤。

〓[PHILIPPINES]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-W2205 JUAN DE LA CRUZ / Himig Natin CD \2500
 73年2nd。ポコラ本でもレア度はお皿4枚のフィリピン屈指の激レア・ハード。クリームを思わせる攻撃的なハード・ブルース・ロックで、クリームと同様にベースの音量がデカく、非常に重量感のあるサウンドで聴かせる。スピード・グルー&シンキのJOSEPH SMITHが在籍したことでも知られる。GRATEFUL DEADのカヴァーや、タガログ語で歌われるラストなど、サイケデリックな要素も見せる。この国のロック文化財重要アイテム。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-W2206 JUAN DE LA CRUZ / Maskara CD \2500
 OSANNA顔負けのフェイス・ペインティングで迫る75年リリースの4作目 (ライヴ盤をはさむ)。前作のブルース・ハード色に加え、ピアノ、アコースティック・ギター、オーケストラもフィーチャーし、より大物バンド的な音楽性の広さを見せる。破壊的なアート・ロック風で圧倒する2曲目に対し、クラシカルなバラードを聴かせる6曲目などの、アルバムとしてのコントラストも印象に残る。前作よりもタガログ語で歌われる曲が多く、アイデンティティーを打ち出した名作。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-W2219 MIKE HANOPOL / Awiting Pilipino CD \2800
 初CD化! フィリピン屈指の激レア・ハードJUAN DE LA CRUZのメンバーで、フィリピン・ロックのパイオニアであるギタリストの77年1stアルバム。哀愁のギターもフィーチャーし、キーボード、ドラムス等も加えた、シンフォニックな趣やハード・プログレのテイストもあるサウンドとなっていて、メロディアスなサウンドと歌心のあるヴォーカルで叙情豊かに聴かせる。ラストは泣き泣きで、アジアン・ロックの真髄。当時からメロディー・メーカーとしても活躍し、05年にはJUAN DE LA CRUZ再結成コンサートも行い、今も音楽活動を続けるアーティスト。ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのアジア・ツアーでのオープニング・アクトも勤めたという武勇伝もあり。タガログ語。2015年版。デジパック仕様。
LV-W2212 WALLY GONZALES / Tunog Pinoy CD \2500
 JUAN DE LA CRUZのギタリストが77年にリリースした激レア1stソロ。ポコラ本でもお皿5枚のヴァリューで紹介。JUAN DE LA CRUZの音楽性を継承するものの、よりメロディアスで、またシンセなどキーボード・ソロもフィーチャーし、乱暴に言ってしまえばゲイリー・ムーアのフィリピン版か。JUAN DE LA CRUZのJ.SMITHとは違いWALLYのヴォーカルはウォーム・ハートで、インドネシアのクリシェのような味わいを持つ。影をどっぷりと落とす3曲目はプログレ・ファンを貫く。デジタル・リマスター盤。フィリピン盤正規再発。
LV-W2208 WALLY GONZALES / Wally On The Road CD \2500
 同じくポコラ本でお皿5枚の激レア・アイテムとして紹介されている78年の2nd。さらに2作とも彼のお気に入りマークまで付いている。前ソロ作に比べるとJUAN DE LA CRUZに近いが、キーボードが見せ場を作るインスト・ナンバーや、WALLY'S BLUESと題された8曲目など、プログレッシヴ風味でも引き付ける。JUAN DE LA CRUZがMASKARAリリース後、活動休止していた時期にリリースされた彼の思いがつまったソロ2作。デジタル・リマスター盤。フィリピン盤正規再発。

〓[BAHRAIN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-Y19006 OSIRIS / Same CD \2500
 ペルシャ湾に面したバーレーンのプログレ・バンド。82年リリースの1st。LPリリース当時、まず2ndが入荷し、キャメル・タイプのメロディアスなサウンドが話題になった。本作も英語で歌われ、キャメルを強く思わせる英国シンフォの影響を受けた音作りに、パーカッションをアラビックに使用した2曲目など中近東のフレーヴァーが自然と入っており、勢いで押し流してしまうハードさとロマンチックな歌心が混ざったデビュー作らしいポテンシャルを持っている。89年の未発ボーナス1曲入り。
LV-Y19008 OSIRIS / Myths And Legends CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。アナログがほぼリアル・タイムで輸入され、バーレーンという中東のイメージからは誰も予想できないロマンチックなキャメル直系のシンフォを聴かせ、ツウを卒倒させた85年の2nd。ラティマーを思わせるギターをフィーチャーし、ツイン・キーボードを含む7人編成のバンドで、全曲英語で歌われ、メロディアスな叙情派を追及したサウンドを聴かせる。1stでは中東らしいアラビックさも持ち合わせていたが、本作ではそういった部分は影を潜め、より英国風のシンフォニック・ロックに徹している。ボーナス1曲(THE POWER)追加収録。
LV-Y19007 OSIRIS / Tales Of The Divers CD \2500
 中東バーレーンで80年代から活動しているジェネシス、キャメル影響下の正統派シンフォ・プログレ。本作は、バンド全盛期に残された85年の未発表ライヴ音源。当時レコードでリリースする目的で録音された為、全曲これでしか聴けない曲で構成され、コンセプト・アルバムとして完成された幻の作品。初期の2作は廃盤レコード時代から名盤として知られ、2ndアルバムと同時期に録音された本作も同様にポテンシャルが高く、従来のツイン・キーボードに月夜のフルートをフィーチャーした叙情的で哀愁を帯びたシンフォニック・ロック・スタイルに、曲により湾岸打楽器や、アラビックなメロディを取り入れた、少しエキゾチックな風合いも加わった作風となっている。英語。音質も良好。2010年リマスター盤。
LV-Y19005 OSIRIS / Visions From The Past CD \2500
 中東バーレーンで80年代から活動している正統派プログレ・バンド。通算5作目となる07年新作。前作までは中近東カラーの無いインターナショナル志向だったが、本作では、ツイン・キーボードによるハモンド、ピアノ、シンセや、フルートなどを効かせた、ジェネシス、キャメル影響下の叙情的な泣きを含んだシンフォニック・サウンドに、アラブの弦楽器カヌーンや、ダルブッカなどの湾岸パーカッションを導入し、またアラビアン・ポエムを曲間に挿入するなど、アラブ・スタイルを織り交ぜ、同じイスラム影響下でも、スペインのバンドとはまた違う、他の国のバンドには無いオリジナリティーをかもし出している。コンセプト作。英語。
LV-Y19009D OSIRIS / The Myth & The Legend - Live In Bahrain DVD(PAL) \3200
 ペルシャ湾に面した中東バーレーンの正統派シンフォ・バンドが、初のライヴ映像でその神秘のベールを脱ぐ! 2011年9月に本国バーレーンにて行われたライヴを収録。ツイン・キーボードをフィーチャーする6人組で、ジェネシス、キャメル影響下の叙情的なシンフォニック・ロックを聴かせる。7曲目では、アラブの弦楽器カヌーンと、民族衣装を身に纏った3人の打楽器奏者らをゲストに迎え、妖しいアラブ色を交えた辺境っぽさも全開。今のところこれでしか聴けない新曲を含む3曲と、彼らが残した4枚のアルバムからの曲を演奏し、次のアルバムの為に用意された新曲では、変拍子を駆使したテクニカルでプログレ然としたサウンドとなっていて、次作にも期待大。80年代から活動を続けるベテラン・バンド。ボーナスとして、当時の写真を交えたインタビューと、キーボード、ベース、ドラムスのソロを収録。


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