update 2010/08/12

SPAIN PORTUGAL

表示金額は全て税込みです

〓[SPAIN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SP-0297 AGAMENON / Todos Rien De Mi CD \2600
 当時のレーベルからガリシアのバンド説もあり、また、現在ではアルゼンチン系のメンバーを含むマドリッドのバンドだったとも言われる、謎の多いサイケ・フォーク&ロック・バンドが75年に残した唯一作。男女ヴォーカル(スペイン語と英語)をフィーチャーし、ファズ・ギター、ハモンド、メロトロンらがプログレッシヴな香りを振りまく。女性がソロでヴォーカルを取る曲もあってくすぐる。泣き、英国風の70'sポップ色もあり、それらがうまくまとまったアルバム風味を出しており、広範囲にアピール。
SP-0002 ALAMEDA / Same CD \2800
 79年リリースの1st。メロディアスで力強いヴォーカルをメインに、典型的なアンダルシアン・ロックを聴かせる彼ら。キーボードを多用したテクニカルな演奏の中で、流暢に弾かれるフラメンコ・ギターのテクニックに脱帽。流石スペインのバンドだと思ってしまう。旧B面はプログレッシヴに展開していく。IMAN並のスパニッシュ・ジャズ・ロックも聴かせ、プログレ度を求めるなら本作。
SP-0258 ALAMEDA / Same + Misterioso Manantial + Aire Calido De Abril + Noche Andaluzam 2CD \3600
 2枚組による4in2。IMAN並のテクニカルなジャズ・ロックを聴かせる79年の1st、衝撃のスパニッシュ・ギターが印象的な80年の2nd、ラヴェル張りのエキゾチックな生ストリングスを配し、アンダルシア独特の節回しで哀愁を込めて歌われる81年の3rdと83年の4th。どれも甲乙付け難い出来だ。絶妙な光と影のコントラストに胸を打つ叙情があふれんばかりに流れ出す名作4枚。眩い音にくらくら。
SP-0396 ALAMEDA / Calle Arriba CD \3000
 久々となる08年新作。オリジナル・メンバーはギター&ヴォーカルとキーボードの2人だが、彼らが居ればバンド・カラーをキープするのに十分だ。のっけから寂しげなフラメンコ・ギターが流れ雰囲気が盛り上がる。90年代にリリースされた作品よりも初期4作に近く、管楽器、チェロ、女性コーラスも加えた10人編成で、情熱を哀愁で歌い上げる曲やジャズ・ロック風のインスト曲など、もう、すべてアラメダ節に染まる。テクニカルなギターとピアノのアンサンブルには当時の面影を残し、1stの曲のリメイクも1曲収録。彼らのファンはもちろん、トリアナ・ファンも必聴。アンダルシアの風が鮮烈に駆け抜ける会心作。
SP-0213 ALFREDO CARRION / Los Andares Del Alquimista CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。テディ・バウティスタらカナリオスのブレイン達が生んだ、もうひとつのクラシカルな傑作! スパニッシュ・プログレの必聴作として語られて来た。オペラチックな女性ヴォーカルをフィーチャーし、暗く厳格な中世ロマネスク美をたたえる。特に後半、スピーディーに滑り出すリズムに乗って歌われるグレゴリオ聖歌風の合唱にゾクゾク。オパス・アヴァントラやドネラ・ファンへも強烈にアピールするはず。デジパックにより内ジャケも復刻されているのがうれしい。76年作。
SP-0010 AMAIA ZUBIRIA / Hou Pitxu Hou! CD \2600
 98年リリース。本作もまた、春うららかなバスク・トラッドをややコンテンポラリーな耳あたりで聴かせくれる。フルートやアコーディオン、ギターを始め、各楽器のアンサンブルと、調和のとれた音色がとてもあたたかみがあって良い。彼女にしてはめずらしい地中海色も少々あってスパイスとなっている。結局、HAIZEAの2ndとPASCAL GAIGNEとの共作は彼女にとって、異作であった。
SP-0164 AMAIA ZUBIRIA / Haatik CD \2600
 久々にPASCAL GAIGNEと組んだ2002年作。ここのところトラッド作が続いていた彼女だが、作曲、プロデュースをPASCAL GAIGNEが担当したことによって、幽幻なコンテンポラリー美あるれる傑作となった。さわやかな光がゆれ、風がそよぎ、生命感が宿った音楽が踊る。ジャズ・タッチ、トラッド・タッチ、中世タッチ、シリアス・タッチ、幾多の様相を見せるが、すべてを包み込むようなアマイアのヴォーカルは絶品。哀愁が染み入る。ここ近年だと、GANBARAが98年に放ったITSAS ZABALEANと並ぶバスクの大傑作! うららかなバスク・トラッドに生まれ変わったEGUN ARGI HARTAN!の再録も収録。女性ヴォーカル・ファン文句なしの必聴作。
SP-0377 AMAIA ZUBIRIA / Nabil CD \2600
 バクス・トラッドを取り上げた08年作。PASCAL GAIGNEがギターとキーボードで参加しており、アコーディオン、コンバス、パーカッションを加え、曲によってはジャズ風味も持たせた美作となっている。まどろみがあり、時間がゆっくりと流れていく前半から、感覚が澄んで淡いリズミカルさが出る中盤、思いにふけ、サウダーデのような哀愁が迫る後半などアルバム作りが絶妙で、鳥のさえずりの中でアカペラで歌われるラストは、朝ではなく、何故か夜の幻想を感じてしまう。HAIZEAのHONTZ GAUAを思い出した。デジパック。
SP-0427 AMAROK / Canciones De Los Mundos Perdidos CD \2500
 叙情派の極みと言える95年作2ndアルバムの、93年に録音されていたオリジナル・テープに、キーボードやフルートなど楽器やコーラスを追加録音し、ジャケットも新たにメキシコ盤でリリース。バルセロナが生んだ必聴名作で長らく入手困難だった1枚。ヴァイオリン、オーボエ、シンセ、チェンバロ、ギター、女性ヴォーカル、パーカッションらが哀愁と詩情をたたえファンタジックな美を綴っていく。フォークのように感じるもケルト色がそう見せているのであって、実は物静かな佇まいのシンフォニック・ロックなのだ。今回のリニューアルによって細部まで手の入ったアレンジとなり、パースペクティヴがよりプログレに。ボーナスとして92年と95年の未発録音を4曲プラス。
SP-0340 AMAROK / Sol De Medianoche CD \2500
 MIDNIGHT SUNと題された7作目となる07年作。カバラにおける生命の樹、隠者、千夜一夜物語り、クトゥルー神話の人食い怪物など、シンパシーを感じる興味の尽きない話で展開される。ヴェネズエラでE.L.&P.タイプのバンド、PARTHENONも率いたリーダーでキーボーディストのROBERT SANTAMARIAのオルガンやメロトロン・トーンなどのプログレ趣味と、ヴァイオリン、フルートなどクラシカルな管弦楽器、ケルト・トラッド色、サズ、パーカッションなどアラブ色がエキゾチックにミックス。このバンドのもう一人の才能、VICTOR ESTRADA(本作ではゲスト参加)が抜けて以来、方向性がまとまりきらない部分もあったが、本作では女性ヴォーカルも含めて、かなり凝った上で実にナチュラルに聴かせる。ここ数作の総決算的な円熟作!
SP-0351 AMAROK / Retrospectiva CD \2500
 4曲の未発表曲、ヴァージョン違い1曲、ライヴ1曲を含む16曲入りコンピレーション。現在廃盤の94年の1stから2曲、やはり現在廃盤ながらも傑作と名高い95年の2nd、CANCIONES DE LOS MUNDOS PERDIDOSからも3曲を含み前半は初期4作品からのベストとなっている。ライヴは05年ポルトガルでの収録で、PFMのセレブレーションやJETHRO TULLを織り込んだ演奏で楽しませる。未発表曲は02年から04年に録音されたもので、女性ヴォーカル入りでAMAROK然と聴かせる11曲目、アラビックな12曲目、12弦ギターが美しいジェネシス風の13曲目、チェンバー風の14曲目など、ファン必携の編集になっている。07年メキシコ盤。
SP-0435 ANIMIC / Hau O Hiu CD \2500
 バルセロナのアシッド感覚のあるフォーク・ロック・バンドの07年作。アコースティック・ギター、ピアノ、ドラムスなどによる浮遊感をともなったアンダーグラウンドなアコースティック・サウンドをバックに、美声で歌う女性ヴォーカリストと、ウォームハートな男性ヴォーカルがそれぞれリード・ヴォーカルを取り、スペイン産というよりも、どこか英国アンダーグラウンド・フォークや、北欧サイケ・フォークからの影響を感じさせるマイナー調でヴィンテージ感のあるサウンド。内省的な心象風景を彩りも豊かにメロウに紡ぎ出していく。また、8曲目ではロック調な展開を見せる場面も。英語&カタルーニャ語。
SP-0436 ANIMIC / Himalaya CD \2500
 バルセロナのフォーク・ロック・バンドの09年新作。美声女性ヴォーカル、そして、朗々と歌う男性ヴォーカルが滋味深い印象を与えている。アコースティック&エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス、フルートら7人編成に、さらにゲストを加えた多人数によるもので、メンバーによるクラシカル調のコーラスも取り入れた、ナチュラルでオーガニックな香りのするフンタジックなコンセプト・アルバム。特に、6曲目の、ウイスパーな美声で歌われるKENT FORESTは、まさに英国アンダーグラウンド・フォーク・ロックの名曲に匹敵する美しい曲。英語&カタルーニャ語。
SP-0014 ANTTON VALVERDE / Lauaxeta CD \2600
 バスクのピアニスト。78年の作品。反戦に関するコンセプト作で、バスクの伝統的なヴォーカルをフィーチャーし、ピアノ伴奏にヴァイオリンを絡めたクラシカルな趣きを持っている。全体に暗い。特に一曲目の16分の大曲は、作品全体を象徴した内容で、ピアノ、ヴァイオリン、ヴォーカルが物悲しく流れていく。やや、バッティアートに近い感性か。
SP-0015 ANTTON VALVERDE / Urte Giroak Ene Begian CD \2600
 バスク地方のバッティアートと言われる彼の86年作。四季を題材にしたコンセプト作で、その美しさと、バスクならではの自然の厳しさが詩情豊かに描き出されている。朗々とした歌心のヴォーカル、そしてヴァイオリン、フルートを絡め、ピアノに重なってくる生のストリングスはあたかも季節のなごりのように奏でられる。哀愁感もたまりません。
SP-0016 ANTTON VALVERDE / Larogeitamazazpi CD \2600
 97年作。本作もまた美しい作風で、クラシカルなピアノ、美しいギター(PASCAL GAIGNE)、哀愁を奏でるチェロ、たおやかなフルート、アコーディオン、紡がれるハープ、バスク特有の朗々としたヴォーカル。心に浸み入る歌心で、ピュアーに聴かせる。BENITO LERTXUNDIに近い作品となった。
SP-0366 ANTTON VALVERDE / Hamabi Amodio Kanta CD \2600
 バスク北部に伝わる曲や19世紀にフランスの作曲家が書いた曲を歌った07年作。シンガーであり、作曲家、ピアニストでもある彼の10年振りのソロ作で、悲しみ色に染まるオーケストラをフィーチャーし、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、ギター、ブズーキを詩情的に織り交ぜ、同郷のBENITO LERTXUNDIを思わせるバスクの心「ベルチョラリ」を聴かせる。室内楽風の気品あふれるクラシカルさや、曲によってケルト色もあり、さらに、コンセプトからサロン・ミュージック的な香りも立ち、憧憬が見えてくる。
SP-0378 ASFALTO / Same (1st) CD \2800
 伝説のレーベル、CHAPAの1番として78年にリリースされた1st。実際にはビートルズのカヴァー作を76年に出してはいるものの、本作をグループの1作目とカウントしたい。この後、バンドは早くも分裂してしまい、本作の立場も微妙になるのだが、キーボードが効いた以降のサウンドとは違う風味があり、ツイン・ギターやアコギがメロディアスにひっぱる、例えばWISHBONE ASHをアルゼンチンあたりの叙情で歌わせたようなハートフルさが光る。今、改めて聴くと締まった演奏とハードでもありソフトな曲作りが上手い。
SP-0358 ASFALTO / Al Otro Lado CD \2800
 78年リリースの2nd。TOPOを結成する為に抜けたメンバーの代わりにウルグアイからやってきた元PSIGLOのキーボーディスト、JORGE GARCIAが加入。曲も彼が全曲書き、バンドをシンフォニックなスタイルへ一新させた。テクニカルなシンセ、オルガン、ピアノを華麗に配し、ややハードでメロディックなギターとヴォーカルで聴かせる。10分を超えるタイトル曲などJORGE GARCIAのプログレシッヴなキーボードが炸裂。まさにPSIGLOを思い出させるヘヴィさで迫ってくる。彼らの代表作でもあり、CHAPAレーベルの外せない名盤だ。
SP-0355 ATILA / Intencion CD \2700
 76年リリースの彼らの2nd。リマスター&ボーナス入りにて出直し。スパニッシュ・ロックとしては初期の作品で、記憶にオルガン・ロック的なイメージが強かったものの、今、改めて聴き直すとソリーナやシンセも配し、けっこう構築的に作られたシンフォだったりして驚く。ギターは凶暴だが泣きまくっており、ユーロピアン・プログレ然とした重厚さと哀愁の1曲目、ベガーズ・オペラとラッテ・エ・ミエーレをくっ付けたような2曲目、クラシカルなフレーズが受け継がれていく3曲目、トッカータを展開させた4曲目と、どれも聴き応えがある。ボーナスは再編された後の99年の4枚目のアルバムから。スリップケース付き。
SP-0425 ATILA / Intencion + Reviure CD \2500
 カタルーニャの熱血プログレ・バンドの76年2ndと77年3rdの2in1。オルガン、ソリーナ、シンセを配し、ギターは凶暴だが泣きまくっており、ユーロ然とした重厚さと哀愁の1曲目、ベガーズ・オペラとラッテ・エ・ミエーレをくっ付けたような2曲目、クラシカルなフレーズが受け継がれていく3曲目、トッカータを展開させた4曲目と、どれも聴き応えがある2nd。当時はEMIからリリースされ、キーボード主導によりテクニカルでかつ邪悪な雰囲気を纏うスパニッシュ・シンフォの名盤として知られる3rd。出番は少ないが感情がこもったヴォーカルもスペインらしい。09年デジパック盤。
SP-0266 AZABACHE / Dias De Luna CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ウルグアイのOPUS ALFAのメンバーがスペインへ渡り、AZAHARを経て結成したバンドの1作目。79年作。過去の泥くさい音から一転。きびきびとした展開でテクニカルかつメロディアスに、スペイン香味で一気に聴かせる。万華鏡のようなカラフルさとパエリアを囲むような愉しさ。緩急も鋭く、優しくハートフルなヴォーカルにうっとりと魅せられ、月の海の叙情へ。そして噴き出し、せめぎ合うシンフォニック構築美。彼らが描く空想が飛び交う。必聴傑作シンフォ。
SP-0308 AZABACHE / No Gracias CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。80年リリースの2nd。群を抜く傑作シンフォだった1stと比べると、ヴォーカルをメインにしたサウンドへ変化しており、全体としてはCPなどこの年代の花形キーボードを添えたポップさを感じてしまうが、リーダーが祖国ウルグアイから持ち込んだ南米のバンドを思わせるハートで聴かせてしまう。テクニカルなギターなど、ハツラツとした展開とメロディアスな構成がこのバンドらしい。ラストはシンフォで、前作の余韻を味わえる。
SP-0214 AZAHAR / Elixir CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ウルグアイのOPUS ALFA、DIAS DE BLUESを経てスペインへ渡ったホルヘ・バラルが、グラナダやカナリオスらと活動していたミュージシャンを誘い、マドリッドで結成したグループ。アンダルシア風の濃いムードに満ちた77年リリースの作品。ヴォーカルに絡み付くようなギターと、金属的な音色のソリ−ナらにより内に秘めた炎の如く、メロディアスかつ情熱的に進行してゆく。ただし、ドラムレス! 個性派の多いスパニッシュ・プログレの中でも特に異色と言えるのでは。オリジナルLPのブックレットはラヴェンダーの香り付きであった。1作目。
SP-0309 AZAHAR / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。79年リリースの2nd。ドラムレスながらエキゾチックなアンダルシア色を粘っこく出していた特異な1stとは違い、本作ではドラムスを加えハード・プログレで正面から迫る。曲によってはジャズ・ロック、ヴォーカルは典型的なアンダルシアン・スタイルなので、サウンドは後のAZABACHEへは続かず、CAIに近いポジションを取る。美しいソリ−ナ、熱いギター、フラメンコ・リズム、閃光が走るスパニッシュ・ギターが印象的。ある意味では単発的な存在。
SP-0415 BARCELONA TRACTION / Same CD \2500
 バルセロナのジャズ・ロック・バンド。75年リリースの1st。ギターレスのトリオ編成でエレピとアコースティック・ピアノをメインに手数の多いキリコ・タイプのドラマーが煽る。エフェクティヴなベースや曲によって使用されるムーグがプログレ色を出し、緩急が付けられた展開など全編インストながらも練られた作曲とトリオと思わせないアレンジの上手さ、イメージの醸し出し方等で飽きさせない。さらに、インプロヴィゼーションにおいてもメロディアスさを保ち、地中海色もほんのりと漂わせている。リマスター09年盤。
SP-0259 BENITO LERTXUNDI / Zuberoa CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。先のCDではカットされていた曲も完全収録。バスクの歌をベルチョラリと言う。その代表的なベルチョラリスト、ベニト・レルチェンディ。現在までに、13枚のアルバムをリリース。本作は、77年に2枚組でリリースされた4作目の2in1 CD。フルート、ヴァイオリン、ピアノ、パイプ、アコーディオンに加え、マイナー調に流れるハモンドとホルンが印象に残る。心に染み入るバスクの歌がここに。ここから以降、すべて名作。
SP-0260 BENITO LERTXUNDI / Altabizkar CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。先のCDではカットされていた曲も完全収録。本作も2枚組で81年にリリースされた5作目。シリアスな厳格さと、中世的な重みと暗さを持つ傑作。特に20分を越える組曲はオルガンや管もフィーチャーし、バスクとフランス軍の戦いを題材にした、静かなるシンフォニック性が傑出したもの。バスクを代表するフォーク・シンガーが放った異色プログレ作。OLATZ ZUGASTIも参加。歌声も聴かせてくれる。
SP-0261 BENITO LERTXUNDI / Gaueko Ele Ixilen Baladak CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。女性ヴォーカリスト&ハープ奏者のOLATZ ZUGASTI、そしてANTONIO BRESCHIを迎え、85年にリリースされた6作目。生ストリングスも配した、シリアスで美しいアコースティックな内容。極めてピュアーだ。彼の歌声はほんとうに優しく、OLATZのヴォーカルやBRESCHIのピアノらと溶け合って、バスクの森で木霊する。
SP-0262 BENITO LERTXUNDI / Pazko Gaierdi Ondua CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。89年リリースの8作目。彼の作品に欠かすことのできない女性ヴォーカリスト&ハープ奏者のOLATZ ZUGASTIをフィーチャーし、ティン・ホイッスル、リコーダー、ヴァイオリンも加え、さらに、ケルティックな響きも現れた。バスクの感性によるケルティックなメロディーがとても新鮮で詩情的。以降、96年まで彼はしばらく沈黙してしまう。
SP-0263 BENITO LERTXUNDI / Hitaz Oroit CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。なんとも格調のある屈指の出来となった96年作。室内楽調のクラシカルなヴァイオリンとチェロ、フルートのしっとりとした響きは、今までにない優雅さを漂わせている。もちろん、OLATZ ZUGASTIも参加。あまりにも美しく、バスク詩情あふれる歌心が、肌にやさしい春の風のように、たおやかに流れます。9作目。
SP-0404 BENITO LERTXUNDI / Itsas Ulu Zolia CD \2600
 圧倒的な支持を受けているバスクのフォーク・シンガーの海をテーマにした09年作。ギター、ヴァイオリン、フルート、ピアノ、そして、OLATZ ZUGASTIのハープとコーラスらをアコースティックにフィーチャーし、コンテンポラリーな感覚で聴かせるが、ベルチョラリと呼ばれるバスク独特のスタイルなので同じスペインでもガリシアとはずいぶん印象が違う。前半はさらりと歌われていくが、後半は妙に暗い。オルガンが静かに響き、ハープが枯葉のように寂しく舞う。彼の70年代の名作、ZUBEROA、ALTABIZKARあたりを思い出させる。3面開きデジパック。
SP-0367 BLOQUE / Same CD \2800
 78年デビュー作。北スペインのカンタブリア地方のバンドなので、南のアンダルシア地方のバンドのようなアラビックさは無いものの、それでも妖しい雰囲気は十分に流れており、ツイン・ギターとシンセ&ストリングス・キーボードをフィーチャーし、英国からの影響を残しながらハード・プログレッシヴなサウンドを展開。終盤の邪悪さは次作のHOMBRE、TIERRA Y ALMAへと受け継がれるが、海辺を感じさせる詩情も美しく、4曲目や5曲目あたりのアンサンブル派へ進んでいく。CHAPAレーベルのセカンド・バッターとして、後へつないだと思う。
SP-0028 BLOQUE / Hombre、Tierra Y Alma CD \2800
 ジャケット共々ハード・シンフォしておりインパクト十分な79年リリースの2nd。前作から華麗に変身。クオリティーがアップし方向性がまとまった。ハードといってもNUやMEZQUITAのようなアルバムを一気に畳み掛けるタイプではなく、なめらかなメロディアスさがあり、英国のバンドに影響されたような構築美アンサンブルをテクニカルに聴かせる。特に組曲になっている後半は邪悪でダークな雰囲気の中、劇的で、目まぐるしく展開。密度の高い力作となっている。本作ではアラビック色も放っている。
SP-0029 BLOQUE / El Hijo Del Alba CD \2800
 80年リリースの3rd。ジャケットが地味な分、かなり損をしてきたと思われる作品。あまりスペイン色は強くはないが、80年というスパニッシュ・プログレの全盛期に制作されたものだけに、リッチにオーケストラやメロトロンをフィーチャーし、フラメンコ・ギターもジャージィーに取り入れるなど、リズム・セクションを始めメンバーのテクニックも向上し、曲によってはジャズ・ロックとして持って行ってもいいようなキレと上手さを見せる。完成度は高い。CHAPAレーベルを代表するバンドのひとつ。
SP-0368 BLOQUE / Musica Para La Libertad CD \2800
 81年リリースの4作目。前作のEL HIJO DEL ALBAの流れを拡張した作風で、このバンド特有の品の良さが繊細なハードさとシンフォニック性を生んでいる。完成度で取ると本作がベストだろう。アンサンブル指向のギターとキーボードが織り成すサウンドは質が高く、たびたび幽玄にフィーチャーされるヴォイス・メロトロンとジャージィーなサックスが鍵となり、また、3曲目のようにゆったりとした曲調で感情豊かに歌い込まれるのもこのバンドの特徴で、他のスペイン物とは違う構築美を聴かせる存在だった。良いです。
SP-0437 CAI / Metaforas De Luz CD \2600
 鮮烈で力強い光を放つオープニング。なんと約30年振りの2010年新作。07年にギタリストとドラマーが中心となり再結成され活動をしている彼ら。鋭く甘美なギターやテクニカルなキーボードが織り成すエキゾチックなシンフォニック・ジャズ・ロックは健在で、駆け抜けるスパニッシュ・ギターやアンダルシアのハートを歌うヴォーカルも良く、ちょいとそこらのフュージョン・バンドとはわけが違う翳りが効いたプログレッシヴな存在感がある。地中海へ突き出た街、カディスからの旋風といった感じだ。3面開きデジパック。
SP-0032 CANARIOS / Ciclos CD \3200
 圧巻のクラシカル・シンフォニック・ロックの大傑作。混声合唱団、メロトロンをフィーチャーし、ヴィヴァルディの四季をロック・アレンジ。原曲は華やかなバロックだが、アルフレッド・カリオンのアレンジとバンドのハードでテクニカルな演奏により、中世色がロマネスクのヘヴィさに変ってしまっている。まったく軟弱なところが無く、オペラチックなヴォーカル、グレゴリアン・チャント、プログレッシヴなオリジナル・パートを盛り込んだ独創性も見せる。これを聴かずしてスパニッシュ・シンフォは語れない1枚。74年にリリースされた2枚組で現在のCDは2in1。なお、アフリカに位置するスペイン領のカナリア諸島のバンド。本作で4作目。以前はビート・バンドだった。
SP-0362 CANARIOS / Jesucristo Superstar 2CD \3500
 ANDREW LLOYD WEBERで知られるロック・オペラの、カナリオスが演奏する75年スペイン版2枚組。あの大傑作、CICLOSの翌年に同じメンバーにてフル・オーケストラ入りで制作されており、リーダーのTEDDY BAUTISTAはJUDAS役としても参加。もちろん、シンセ、ピアノ、メロトロンもプレイ。キャスティングされた男女ヴォーカル&混声合唱団がしつこいが、オケと合唱団のアレンジはアルフレッド・カリオン、さらにアリオラからのリリースなので、キーボードやギターが前に出るとバンドの録音質感はCICLOSとほぼ同じになる。あくまでもヴォーカル・メインのロック・オペラだが予想以上にハードな演奏だ。聴き応え十分! リマスター。
SP-0335 CARLOS GALLEGO Y ROBERT SANTAMARIA / El Estigma De Cain:Observaciones Del Sr.Fantasia CD \2500
 AMAROKのギタリストとキーボーディストが01年にリリースした連名作。ヴァイオリン、フルートも加わり、アコースティック寄りのコンテンポラリーな作風でイメージは多彩。AMAROKに在籍した女性ヴォーカリストもフィーチャーし、まどろむフォーク・タッチに、サンプリング・メロトロンも登場するなど、ヴェネズエラでプログレ・バンドのPARTHENONを率いたROBERT SANTAMARIAの趣味が出る。同時にリリースされたAMAROKのベーシストのVICTOR ESTRADAのソロ作品と聴き比べるのも面白い。リリカルさは同じでも、シリアス色に違いがあり、この融合がAMAROKの独特の音楽美を生み出していた。
SP-0379 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Diumenge CD \2500
 08年リマスター盤。その突出したオリジナリティーや完成度で語るならインパクトの強い3作目のTRAMUNTANAか、かつてフールズ・メイト誌の表紙にもなった最も有名なジャケットの4作目、L'ANGEL DE LA DANSAだろう。だが、75年にリリースされた本1stでは以降の作品とは趣が違う、迫真のスーパー・ジャズ・ロックが繰り広げられている。管楽器やアコギが醸し出す地中海フレーバーも異国情緒あふれ、陽光の叙情性をプラス。イタリアで言うならアゴーラやエトナに近い音。テクニックも超絶。鮮烈だ。
SP-0380 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / L'Oucomballa CD \2500
 08年リマスター盤。76年リリースの2nd。FORTUNY3兄弟によってバルセロナで結成された彼ら。カタルーニャ地方の民俗色を取り込みアイデンティティーを発散させていくが、テノーラというソプラノ・サックスにも似た木管楽器をフィーチャーし、本作ではまだ前作の流れに乗ったギターやエレピがエネルギッシュにせめぎ合う正統派ジャズ・ロックも聴かせる。部分的にはICEBERGあたりにも近い。ノスタルジックな地中海が映り、5曲目の中間部はモナコの海岸をクラシックカーで走るルパン3世を何故か連想してしまう。
SP-0381 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Tramuntana CD \2500
 08年リマスター盤。77年リリースの3rd。各レビューでチャルメラ風と片付けられてしまっているカタルーニャ独自の民俗管楽器のテノーラ、または高域のティブラをフィーチャーし、この地方のサルダーナという舞踏音楽を取り入れ、アルバム1枚がバルセロナの祭典のようなコンセプトを持っている。地中海独特のワビサビというか哀愁が漂い、ICEBERGのMAX SUNYERに対抗出来る超絶ギタリストのESTEVE FORTUNYのギターが光る。ボーダーラインを行き来する2曲目、3曲目あたりのアレンジが最高だ。サムラ・ファンは必聴!
SP-0382 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / L'Angel De La Dansa CD \2500
 08年リマスター盤。78年リリースの4th。初期のパワーあふれる代表作。グラリャ、テノーラといったカタルーニャの管楽器をフィーチャーし、民俗舞踏音楽を取り入れながら最もプログレッシヴ・ロックなスタイルへ昇華させた。本作のクレジットを見ると各メンバーがジェントル・ジャイアント張りのマルチ・プレイヤーで、ヴァイオリンもこなし、サウンドのカラフルさも一段と増した。ハイレベルな超個性派。クセの強さがダメな人も居るだろうけれど、ハマると病み付きになるモンスター盤であることには間違いない。
SP-0383 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Ordinaries Aventures CD \2500
 08年リマスター盤。イキなジャケットの79年リリースの5th。カタルーニャの舞踏音楽サルダーナをロックでアレンジし、欠かせない2枚リードの民俗楽器テノーラをフィーチャーした彼ら。(なのでチンドン屋風とかチャルメラ風とか言わないで) いかに彼らがカタルーニャの文化に根ざし民衆から受け入れられているかは近年のDVDを見ればよくわかる。圧倒的な熱狂ぶりはまるで英雄の如し。前作までの流れを集約させながらより多彩なサウンドでハイブリッド化。ボーナス3曲追加。本作後はアーバンなエスノ系へ。
SP-0267 CONEXION / Harmony CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ツイン・キーボードに管楽器を加えた編成で、一人は後にDOLORESやGUADALQUIVIRへ。英国のWALRUSのようなブラス・セクションをフィーチャーしたジャズ・ロック・ノリの中で、ねばっこいギターや、フルート、ハモンド、エレピが奮闘する。ヴォーカルは英語。なので、ヴァーティゴやドーンの多国籍組枠でリリースされていてもおかしくなかった内容。1曲メロトロンもクリムゾン・アイランドチックに登場。73年、彼らの唯一作。
SP-0268 COSES / Perque No Sapagui L'Aire CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。カタルーニャのバンドの3作目。78年作。ストリングスをフィーチャーし、ENBORのような歌と演奏のバランスで聴かせる内容。ピアノ、フルート、ムーグ、オルガン、アコ・ギらを配し、イタリアで言うなればDIK DIKのような存在。ガイタをまねたシンセ・トーンに地中海色も見える。おごそかなオープニングから、合唱を交えやはりおごそかな雰囲気を持つラストまで、一貫したテーマがあるようだ。
SP-0311 CRACK / Si Todo Hiciera CD \2600
 理想のヨーロピアン・シンフォニック・ロック・サウンドを誇るスパニッシュ・プログレ屈指の傑作。79年リリース。フルート、ピアノ、メロトロン、ムーグ、ハモンド、絡むギター、ヴォーカル、畳み掛ける展開らのイタリアン・ロック的なドラマチックさと、キャメルのような優美でメロディアスな叙情がブレンドされたもの。最後まで崩れないアルバムの整合感も特筆で、彼らがアストゥーリアス地方のバンドだったからなのか。これを聴かずしてスパニッシュ・シンフォは語れない1枚。韓国SI-WAN盤。限定入荷。
SP-0269 DANIEL VEGA / La Noche Que Precede A La Batalla CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。このドロドロとしたジャケットからは想像付き難いファンタスティックな名作。フルートやエレピ、ギターなど部分的にはゴティックかと思う技巧的な織り交ざり方を見せ、締まったプログレッシヴ・パートと滑らかな歌の叙情が交差。イタリアのカンタウトーレ・プログレッシヴ一級作をも思い出させるが、ピエール・ガニュエールのメニューのような決定的な発想の違いがあり、今聴いても非常に新鮮美味。芸術的。76年作。
SP-0270 DIEGO DE MORON / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。パコ・デ・ルシアのような凄腕フラメンコ・ギタリストの77年異作で、全8曲をトリアナとグラナダが4曲ずつバックを担当。この時期グラナダはAZABACHEのキーボーディストも加えた編成で、ソリーナやシンセをエキゾチックに配した他にはないコラボレーションを生み出している。主役はあくまでもギターだがグループのイメージと重なり面白さに満ちる。キーボードが誘うプログレッシヴ陰影が印象的。
SP-0035 ENBOR / Same CD \2600
 79年にバスクXOXOAレーベルからリリースされた1st。フルート、キーボード、ギター、男女ヴォーカルをフィーチャーし、ITOIZよりもなめらかで、バスク地方特有の感傷的なメロディーが哀愁を誘う。フォーク・ロック調にまとめられており、ITOIZのあの歌心に打たれた方は、ぜひ本作も聴いてみて下さい。エキゾチックなパイプも響き、最もバスクらしい名作。
SP-0036 ENBOR / Katebegiak CD \2600
 同じくXOXOAレーベルから、80年にリリースされた2nd。1stに比べると、インスト・パートが増し、旧A面すべて使った大作が聴き物。フルート、ギター、リズム・セクションはジャズ・ロック色も加味し、バランスの取れたそのなめらかなサウンドと、メロディアスなヴォーカルで聴かせる。ITOIZに似たバスク特有の色彩と哀愁。ラストで女性ヴォーカルも華を添える。
SP-0200 ERROBI / Same CD \2600
 今や、バスクで元ITOIZのJUAN CARLOS PEREZと1、2を争う人気ポップス・シンガーとなったANJE DUHALDE率いる彼らの77年の1st。ITOIZの1stよりも1年早くリリースされた本作こそ、プログレッシヴな要素を加味したバスク産の最初のロック・アルバムであった。ジャズ・ロック的な完成度を求めるなら、79年作4thのAMETSAREN BIDEAとなるが、初期2枚はバスクならではの朗々としたベルチョラリのスタイルがあり、後の、ITOIZやENBORといったバスク産のシンフォニック・ロックの布石となっている。ウォームハートなフォーク・タッチにバスクの哀愁が滲み出る。名作。原盤LPはコレクターズ・アイテムとしても有名。
SP-0201 ERROBI / Gure Lekukotasuna CD \2600
 ジャズ・ロック・タッチで幕を開ける78年の2nd。前作のようなベルチョラリ・スタイルのフォーク・タッチと、リズムがしっかりとしたジャズ・ロック・タッチに曲によって分かれ、ジャズ・ロック・タッチの曲では、やはり、ITOIZやENBORに通じる泣きのシンフォニック性も見せる。7曲目がいい例。バスクならではのというか、バスクにしかない音。アルバム後半の出来がとても良い。次作のライヴ、BIZI BIZIANはXOXOAレーベルの1番(実際には100番)という記念すべきレーベル始動作となった。
SP-0037 ERROBI / Ametsafen Bidea CD \2600
 XOXOAレーベルの記念すべき1枚目(番号は100番)として、3作目がリリースされた彼ら。本作は79年にリリースされた4作目。バスクの中では異色のジャズ・ロックをスピーディーに展開。切れのよいドラムや、流れるようにプレイされる早弾ギターは圧巻。初期作から受け継がれるアコ・ギやリコーダーの牧歌的な歌もメロディアス。ヴォーカリストのANJE DUHALDEは、後にヒット・シンガーとして成功を収めた。
SP-0371 FRANKLIN / Life Circle CD \2700
 カナリオスのギタリストが在籍し、TEDDY BAUTISTAのプロデュースで72年にアリオラからシングルをリリースしたプログレ・バンドの同シングルや74年未発アルバムを収録したレア音源CD。なんと言ってもメロトロンが豪快に多用されており、ハモンドやシンセやギターと共にヘヴィ・シンフォニックなサウンドをメロディックに作り上げている。政治的な圧力を受け遅咲きとなったスパニッシュ・プログレ・シーンの中で、この年代だと抜き出たマニアックな内容だ。バンド休止後、ドラマーはTOPO、ヴォーカリストはドイツに渡りHOELDERLINへ参加する。
SP-0039 FUSIOON / 1st CD \2600
 屈指の激レア・アイテムとして知られてきた72年リリースの1st。ヴァイオリン、フルート、クラシカルなオルガンをメインに、マニアを唸らせること間違いなし。名作、MINORISAのインテリジェンスな曲作りはこの1stを原点とし、押しの強いスパニッシュ・ロックの作品群の中でどこか違うオリジナリティーを見せている。
SP-0040 FUSIOON / 2nd CD \2600
 74年リリースの2nd。終始オルガンと変拍子で曲がねじれてゆく。1曲目はジェントル・ジャイアントもまっ青の変拍子にヴォーカル、2曲目は彼らにしてはわりとオーソドックスなオルガン・プログレ、3曲目はフレーズが印象に残るクラシカル・ロック。などなど、本作と1stが融合されたのが次作MINORISAと言える。
SP-0041 FUSIOON / Minorisa CD \2800
 スパニッシュ・プログレの傑作のひとつ。3作目。コンセプト、アレンジ、楽曲、演奏、プロデュース、等どれも高水準でかなり洗練されたもの。メロトロンが響き、クラシカルに畳み掛け、鐘の音とともに痛快なドラミングがすべり出すタイトル・チューンは衝撃が走る。2ndと同年の74年リリース。バンドのテンションは完全にピークに達していた。必聴!
SP-0047 GANBARA / Ganbaratik CD \2600
 その昔、KINGのユーロピアン・ロック・コレクションで、2ndのBANAN BANANが出た彼ら。89年リリースの4作目。さらにコンテンポラリー色を身に付け、一段と洗練された音作りとなっている。本作まではトラッド畑の女性シンガーなので、ロック・ポップス系ファンの人には次作以降がおすすめ。どちらにせよ、もっと評価されるべきバスクのトラッド・ロック・グループ。
SP-0048 GANBARA / Buhamien Balleta CD \2600
 92年リリースの5作目。新しい女性ヴォーカリスト(この人、最高!)が加入し、完全にコンテンポラリーなサウンドへ変化した名作。曲によっては、ポップス調にも。OLATZ ZUGASTIやTXOMIN ARTOLAもゲスト参加。ケルティックな透明感と、ファンタジックかつメロディアスな作風は絶品。美しい印象がいつまでも余韻となって残る。一曲目からもう最高です! 美!
SP-0049 GANBARA / Itsas Zabalean CD \2600
 傑作。めちゃくちゃ良いです。98年リリースの6作目。女性美ヴォーカルをメインに、ケルト色も含んだコンテンポラリーで非常に美しいバスク・フォークを聴かせてくれる。前作よりも幾分アコースティックに戻り、しっとりとした叙情美にあふれている。コンテンポラリー・トラッド・フォークの世界・トップ・レベル。気に入らない人はいないと断言!
SP-0271 GRANADA / Hablo De Una Tierra CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。75年リリースの1st。惜しみもなく流れ出す雄大なメロトロンをバックに華麗なギターが舞う、これぞスパニッシュ・ロックの王道。トリアナの1stと共に歴史を変えた1枚。まさに大地の哀愁と情景。また、アンダーソン張りのフルートも加わり、パートや曲によってはブリティッシュ影響下のハードなサウンドに変貌。とにかく3枚のアルバム通して音楽性豊かなグループであった。
SP-0218 GRANADA / Espana Ano 75 CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。後に、アレンジャーとしても名を馳せるマルチ・プレイヤーのカルロス・カルカモを中心とするグループ。作品毎にスタイルを変えており、本作は組曲形式でシンフォニック&ジャズ・ロックを展開する大作指向の2nd。織り綴られていくイマジネーションの豊かさとメロディーの多彩さに驚嘆。スペインのキャラバンか。余談だが、グラナダと名乗るからには、アンダルシアのグループかと思いきや、北スペイン、カンタブリア出身。75年作。
SP-0312 GRANADA / Valle Del Pas CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック&デジタル・リマスター盤。78年リリースの3作目。バルトークやラヴェルあたりを思わせる生のオーケストレーションを導入し、ガイタなど民俗楽器も加えた彼らの最も完成された作品。叙情的で美しいシンフォニックな曲から、カンタベリー、クリムゾン風の攻撃的なナンバーまで、スペインならではのカラフルなサウンドがエキゾチックに展開されていく。曲中のコンパクトな切り返しも見事。リマスターによりこのサウンドの素晴らしさが際立つ。今聴いても新鮮!
SP-0143 GUADALQUIVIR / Same + Camino Del Concierto 2CD \3600
 セビリア出身ならではの、エキゾチックなジャズ・ロックを演奏する彼らの1stと2ndのカップリング2CD。フルートやストリングス・オケも加え、限りなくイメージを掻き立てる78年リリースの1st、より多彩なゲストを迎え鮮やかなコントラストを放つ80年リリースの2nd、両作ともCAIやIMANに並ぶ出来。ややもすればフュージョン・タッチになってしまうICEBERGに比べ彼らはアンダルシアのシュールさとプログレを感じさせ、舞うフラメンコ・ギターやカットインするフラメンコ・タップ&手拍子がなんとも鮮烈。
SP-0272 GUALBERTO / Same (A La Vida、Al Dolor) CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。イスラム細工が妖しく輝くような1作目。75年作。ギターやシタール、ヴァイオリンが独自の哀愁を作り出していく他に類を見ない、強烈な個性派。グラナダのカルロス・カルカモ参加。前半はヴォーカル(英語とスペイン語)をフィーチャーするフォーク・ロック調で、後半になるとファズ・ギターも加わり突如サイケ・プログレ調になる。次作、VERICUETOSではガウディが憑依。シュールな芸術性が爆発。
SP-0313 GUALBERTO / Otros Dias CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック&デジタル・リマスター盤。79年リリースの、室内管弦楽と彼のギターによるチェンバー風のクラシカルな異色作。ピアノも入り、小編成の管弦楽に合わせて彼はアコースティック・ギターを弾いている。アンサンブルから発せられる線の細い模様がここでもガウディの装飾のようで、音楽性は彼ならではの、アコースティック・ガルベルトとでも呼べるもの。優雅で眩しくも、オーボエが物悲しく、地中海風味もイスラム色を交え漂う。王家の黄昏といったシーンが浮かぶ。スペインのシーンの奥深さを知る1枚。
SP-0059 HAIZEA / Same CD \2600
 2枚の作品を残したバスクのグループ。77年に超マイナー・レーベル、IOIOTSからリリースされた1st。GUDRUN張りのプログレッシヴ性を見せる2ndとは違い、優しいノスタルジックな、あたたかみのあるバスク・フォークを聴かせる。魅力いっぱいの女性ヴォーカリスト、AMAIA ZUBIRIAと、詩情あふれる歌声のTXOMIN ARTOLAを中心にせつない哀愁を歌う。女性ヴォーカル・フォーク・ファン必聴作。
SP-0060 HAIZEA / Hontz Gaua CD \2600
 バスクが産み落とした最大の傑作、そして問題作となった2nd。ピュアーなフォーク指向のTXOMINから、XABIER LASAへ主導者が変り、女性ヴォーカリスト、AMAIA ZUBIRIAの存在を最大限に引き出した、オパス・アヴァントラにも通じるプログレッシヴな作品となった。闇に光るAMAIAのヴォーカルに身震いしてしまう。プログレ・ファンも女性ヴォーカル・ファンも必聴。79年リリース。
SP-0220 HILARIO CAMACHO / De Paso CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ジャケット通りの非常にファンタジックな歌物。75年リリースの3作目。瑞々しいアコ・ギや美しいフルート、さり気ないメロトロンの導入が印象的で、たとえばイタリアのアドリアーノ・モンテデューロ+レアーレを思わせるようなサウンド。温かく味のある彼のヴォーカルも良い。10枚以上の作品をリリースし、最もプログレ色が出たのが本作だった。スペインだと、LUIS EMILIO BATALLONのAHI VENO MAIOと並ぶ出来!
SP-0314 HILARIO CAMACHO / La Estrella Del Alba CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。スペインのシンガー系の好作のひとつ。76年リリース。特にイタリアのカンタウトーレ系が好きな方におすすめ出来るメロディアスな内容で、語りかけるように歌われていく。インスト曲もあり、彼の伝えようとする詩情がギターやストリングスらと安らかに心に染み入る。前作、DE PASOと共に叙情的でファンタジックな内容です。本作でもメロトロン・クレジットがあり、それっぽい音が聴こえる。AZABACHEのJORGE BARRALを始めプログレ系のメンバーが参加。
SP-0343 IBIO / El Regreso CD+DVD(DVD AUDIO) \2700
 カンタブリアのシンフォニック・ロック・バンド。28年振り!となる彼らの06年新作! いきなりDAEMONIAかと思うイントロ。流麗でテクニカルなキーボードとギターはたしかにあのIBIOの音で、本作ではガイタなどの民俗楽器も加え、少しアップデイトされながらもあの78年作のように彼らの故郷の光景を描いたファンタジーを再び聴かせる。シンセ群のカラフルさ、ヴォーカルの力強さはスペインならではで、美しい構築サウンドを繰り出す。雄大さも覆い、とても丁寧な作りだ。ラストはCUEVAS DE ALTAMIRAの再録。懐かしさが込み上げてくる。5.1サラウンドのDVD AUDIOがセットになった2枚組。地元のレーベルより超マイナー・リリース。
SP-0226 ICEBERG / Tutankhamon CD \2800
 ギタリスト、MAX SUNYER率いるジャズ・ロック・グループ。75年リリースの1st。後のアルバムはジャズ・ロック色が強いが、本作はシンフォニック・ロック色が強い。特に一曲目は衝撃的なシンフォニック・チューン。メロトロン調のキーボードもドラマチックに盛り立てる。クリムゾン的な曲調も。デジパック。
SP-0064 ICEBERG / Coses Nostres CD \2800
 76年リリースの2nd。MAX SUNYERのテクニカルなギターを中心に、スパニッシュ・モードでエキセントリックに展開してゆく。ソロへ絡むシンセや、シンフォニックな広がりを生むストリングス・アンサンブルも効果的。インストだが、スリリングなキメとタメの連発でまったく飽きさせない。デジパック。
SP-0065 ICEBERG / Sentiments CD \2800
 ヘヴィなドライヴ感がさらに加わった77年リリースの3rd。圧巻作。ジャズ・ロック・ファンは必聴だ。初期プリズムにクリムゾン系の攻撃性を加えたような、強力なサウンドに一聴でノックアウト。正視できない程。しかもメロディーが美しく、イタリアのエトナを越えているかも。デジパック。
SP-0067 ICEBERG / En Directe CD \2800
 ライブ盤で78年にリリースされた4th。スタジオ盤未収ナンバーでインプロビィゼーション中心のジャズ・ロックを展開。当時のクロスオーバー・サウンドとも言える。アル・ディ・メオラとリー・リトナーをミックスしたようなMAXのギター・プレイに終始圧倒。キーボードのサポートも見逃せない。
SP-0066 ICEBERG / Arc.En.Ciel CD \2800
 79年リリースの5作目で彼らのラスト作。最も洗練された作品で、スパニッシュ・ジャズ・ロックの極致。アル・ディ・メオラ級のテクニックで弾きまくるMAX SUNYERのプレイに舌を巻く。カラフルなキーボード・アレンジも良い。この時点で、MAXはすでにソロ、BABELをリリースしているが、その後もソロを2作リリース。さらに、よりフュージョン寄りのグループ、PEGASASを結成。5枚のアルバムをリリース。デジパック。
SP-0336 IMAN CALIFATO INDEPENDIENTE / Same + Camino Del Aguila CD \2980
 アンダルシアの風味を息づかせ、かつイタリアン・プログレを彷彿させる必聴名作の78年リリースの1st、IMAN CALIFATO INDEPENDIENTEと、80年にリリースされた2nd、CAMINO DEL AGUILAの06年リマスター2in1CD。カラフルでシュールなイメージが広がる彼らのサウンドは、シンフォニック・ロックとジャズ・ロックの中間を行くもので、かつてスペインNO.1と言われたテクニックから生れる素晴らしいもの。リリカルなピアノやアコ・ギも美しいし、数少ないヴォーカル・ナンバーもノスタルジックで絶品。
SP-0406 ITOIZ / Same CD \2300
 08年リマスター盤。バスク地方が生んだ至宝イトイス。XOXOAレーベルの第2弾として78年にリリースされたオリジナルLPは6ケタのウルトラ激レア・アイテム。観音開きで、ポスターが付いていた。シンセ、オルガン、ピアノ、ギター、フルートらがハートフルなヴォーカルと絡み合ってシンフォニック・ロックにフォーク・ロックがミックスされたようなナイーヴな切なさを染み出す。英国のプログレ・バンドから影響を受け、クリエイティヴなロックを目指したものだとメンバーは語るが、英国どころか他のスペイン物にもつながらない景色が取り巻く、哀愁のユーロ・ロック必聴名盤。
SP-0407 ITOIZ / Ezekiel CD \2300
 08年リマスター盤。リズム・セクションをチェンジして経て引き締まった80年リリースの2nd。本作ではフルートの他に、ヴァイオリンやサックスもフィーチャーされ、彩りが鮮やかになり、室内楽風のタッチから、メンバーのソロをジャズ・ロックっぽく取り入れたものまでバンドのアレンジ力が高まっている。特筆は1曲ながら女性ヴォーカリストのITZIARが歌っており、その美声に魅入られてしまう。バスクの地方色もたたえ、哀愁と叙情に染まるシンフォニック&フォーク・ロックの傑作となった。プログレ度で選ぶなら1st、完成度で選ぶならこの2nd。でも、3rdも忘れがたい。
SP-0408 ITOIZ / Alkolea CD \2300
 08年リマスター盤。82年リリースの3rd。バスク特有のセンチメンタルな歌心はそのままで、アンサンブルが最も洗練された作品となった。がっちりとしたテクニカルな演奏は重厚な響きを持ち、そこへ美しく流れ込むストリングス・シンセやピアノの叙情性、ギターやオルガンの翳りなど前2作と比べるとバンドが格段に上手くなっている。哀愁を帯びたヴォーカルとの調和も素晴らしく、今このリマスター盤で聴き直すと実は本作が最高作だったんだな、と確信するほど出来がいい。この後、バンドは音楽性をチェンジしポップ・バンドへ変身。リーダーでありヴォーカリストのJUAN CARLOS PEREZはソロで成功しバスクきってのスターとなる。
SP-0405 ITOIZ / Antologia 1978-1988 CD+DVD(PAL) \3500
 30周年記念としてリリースされた08年限定盤。CDは1stから追った18曲入りリマスター・ベスト。DVDはドキュメント&インタビュー(56分)、ライヴ4曲、プロモ・クリップ3曲を収録。現在、バスクのトップ・シンガーの一人、JUAN CARLOS PEREZが率いたバンドでかつては辺境物の代名詞だった。そんな当時の貴重なフォトやライヴ映像を交えたインタビュー(英語字幕あり)、また、ダブル・キーボード&フルートをフィーチャーしてリリカルなサウンドを聴かせる80年のEZEKIELのライヴなどが見れる。後期のポップなプロモクリップも超貴重か。3面開きデジパック。バスク語、スペイン語、フランス語、英語による綴じ込みカラー・ブックレット付き。
SP-0079 ITZIAR / Same CD \2600
 イトイスの2nd、EZEKIELにもゲスト参加していた魅力的な女性ヴォーカリスト、ITZIAR EGILEORをフィーチャーするバスクきっての秘蔵的な名作。79年リリース。フルート(イトイスのメンバー)、アコ・ギなど繊細なバックもファンタジックで、全体にジャケットのような月夜の妖しい美しさが漂う。人里離れた森の中の広場で演奏されたような隠避性。屈指のバスク・フォーク・プログレッシヴ・ロック・アルバム。ノリはイトイスに近いが、暗い。それが、またいい。
SP-0077 IZUKAITZ / Same CD \2600
 XOXOAレーベルの第4弾として、78年にリリースされたバスクきっての女性ヴォーカル・フォーク・プログレの1枚。ドラムレスに、ヴァイオリン、フルート、ホイッスル、ベース、E・ギターらが奏でる、バスク特有の暗さを持つフォーク・ロック調にケルティックな要素も入り、さらにアシッドな雰囲気を加えたまさに幻の逸品! 当時、オリジナルLPを手に入れるのに苦労しました。
SP-0078 IZUKAITZ / Otsoa Dantzan CD \2600
 80年に同じくXOXOAレーベルからリリースされた2nd。アシッド・フォーク色の強かった1stに比べ、よりケルティックな要素が加わり、清涼感のあるバスク・トラッド&フォークを聴かせてくれる。ピアノ、フルート、ホイッスル、パイプ、ギターetc.、そして数曲の女性ヴォーカルがこの作品を印象付ける。
SP-0395 JORDI SABATES / Ocells Del Mes Enlla CD \2600
 08年リマスター盤。セッション・マンとしても有名なJARKAのキーボーディストが、ギタリストのTOTI SOLERらとバンド編成で75年にリリースしたジャズ・ロック作。クラシカルな味わい、シンフォ・テイストもあり、また、浮遊感のある女性ヴォイスも加わってカンタベリー・タッチも感じさせる。カタルーニャ出身のメンバーが集まっており、地中海の残像を共有しているかのようなメロディーが美しい。フレンチ、イタリアン・ジャズ・ロックへも通じるプログレ性。もちろん、スピードに乗ればICEBERG風にも。
SP-0323 KOTEBEL / Omphalos CD \2500
 06年4th。前作まではKOTEBELことCARLOS PLAZAがマルチ・プレイヤーぶりを発揮していたが、本作では、彼はキーボードに専念し、7人のバンド編成となってよりパワー・アップした。妖し気なフルートや、ドネラ・デル・モナコ風のオペラチックな女性ソプラノ・ヴォーカルをフィーチャーし、マニアックなイタリアン・プログレからの影響を感じさせながらも、決してそういったバンドの亜流になることがなく、他に類をみないオリジナリティーあふれるサウンドに仕上がっている。チェロ、ピアノ、フルートによるクラシカルなアンサンブルや、ドラマチックに導入されるメロトロン・トーンなど、ヴィンテージ感のあるキーボードをめまぐるしく導入し、優美でかつテクニカルなギター、リズム・セクションと一体となり、スリリングに畳み掛け、静と動が緻密に交錯する凝ったアレンジで聴かせる、ダイナミックなシンフォ・プログレの必聴作。3面開きデジパック仕様。
SP-0413 KOTEBEL / Ouroboros CD \2500
 09年新作5th。変拍子を多用し緻密なアレンジを隅々まで施した技巧派シンフォニック・プログレ。ツイン・キーボード、ギター、ベース、ドラムスの5人編成となり、複雑にめまぐるしく畳み掛け、そして押し捲り、ラビリンスに捕らわれ迷い込む圧巻のインスト・コンセプト・アルバム。随所にマニアックなイタリアン・プログレからの影響を感じさせ、まさにバンコのダーウィンにメロトロンを加えたような曲からスタート。そのサウンドの重厚さはさることながら、テクニカルなピアノ・プレイに目を見張り、先が読めない息もつかせぬスリリングな展開に圧倒される。また、後半ではストリング・シンセをダイナミックに導入し、ネオ・クラシックのようなインテリジェンスさも醸し出す場面も。ボーナス・トラックとしてラストに07年の約16分のライヴを1曲追加収録。3面開きデジパック仕様。
SP-0421 L'HERBA D'HAMELI / Inversa Visual CD \2500
 バルセロナから必聴プログレ・バンドが浮上。フルートをリリカルにフィーチャーし、キャメルのメロディアスさと美学に地中海色をほんのり加えたようなサウンドで、シンフォニック色を前面にジャズ・ロック色とクラシカルさを織り交ぜながら聴かせる。さらにカタルーニャ語で歌われるハートフルなヴォーカルが良く、こんなに歌心を持ったバンドはそうは居ない。そしてメタルや今風のシンフォにまったく感化されていないナイーヴな質感にはシンパシーびんびん。実はある程度キャリアがあるバンドで初期はアマロックのようなアコースティック色があり01年デモ作を経て04年にCDをリリース。06年に3作目に取り掛かるもメンバー脱退のためプレスされることなく未発に終わり、完全なシンフォ・バンドとなるため理想的なメンバーを獲得し本4作目に至っている。自主盤09年作。
SP-0081 LISKER / Same CD \2600
 XOXOAレーベルから79年にリリースされた作品。ヴォーカル(もちろんバスク語)も少々入るが、二人のギタリストによるファズ・ギターとフルートをメインにしたサイケ・ハード&ジャズ・ロック。だがバスクの独特の風味が強く、他からは絶対生れないオリジナリティーのある作品となっている。オリジナルLPはコレクターズ・アイテムとして知られ特に海外で異様に高い。
SP-0331 LLUIS LLACH / Campanades A Morts CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。彼の8作目にあたる77年リリースの特異な作品。アルバムの約半分を費やした大曲は、オーケストラと混声合唱団を導入し、クラシカルなサウンドで雄大な大河のように進行していく。彼の哀愁のある歌声とそのサウンドは、シンフォ・ファンにも強くアピールするもの。彼のディスコグラフィーは30枚を超えるが、こういった作風は本作のみであった。イタリアのプログレッシヴ・カンタウトーレの名作群と並ぶ重要作。
SP-0254 LUIS EMILIO BATALLAN / Ahi Ven O Maio CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤で出直し。ガリシアのシンガーで、イタリアのファンタジックなカンタウトーレを思わせる内容。GRANADAのカルロス・カルカモが参加しており、彼はフルート、ヴァイオリン、メロトロン(あまり聴こえないけれど)をプレイしている。ヴィオラ、オーボエもフィーチャーし室内楽的なクラシカルな面も。エキゾチックなジャケットに吸い込まれて行きそうだ。HILARIO CAMACHOのDE PASOと並ぶ隠れた名品。75年リリース。
SP-0392 MAGDALENA / Lanean Sartzen CD \2600
 初CD化。XOXOAよりマイナーなバスクのレーベル、IZから81年にリリースされたプログレ作。美しいフルートとトリプル・ギターを速いリズム・セクションが支え織り成すテクニカルなサウンドで、スペイン語とバスク語で歌われる。スピード感のある曲も彼らの持ち味だが、緩急を付けリリカルなメロディーで綴っていく6曲目あたりは北スペインらしさにあふれ、また、たおやかなフォーク風味も香る。同エリアのLISKERやERROBIといったあたりに近いか。よりピレネー山脈寄りのパンプローナのバンド。500枚限定紙ジャケット・インサート付き。
SP-0431 MARIA DEL MAR BONET / Bellver CD \2700
 40周年を記念して行われている、シンフォニック・オーケストラとの共演を収録した2010年作。カタルーニャ、マジョルカ、ギリシャのトラッド、自作曲、そして彼女らしいテオドラキスやハジダキスの曲も取り上げている。オケ意外にもピアノ、リュート、ギター、アコーディオン、また、ブズーキやサントゥールといった民俗楽器も使用。地中海の光りあふれる華やかさに哀愁の影が差し、アラビックな要素も持ち、シンフォニーから中世色を帯びたものまで、クラシカルさの中で彼女の素晴らしいヴォーカルが映える。声の表情が絶妙だ。約60ページのブックレットがセットになった3面開き豪華デジパック。
SP-0093 MAX / Babel CD \2800
 ICEBERGのリーダーでギタリストのMAX SUNYERがグループ在籍時の78年に、FUSIOONのドラマーらの協力を得てリリースした1stソロ。ICEBERGのラスト作、ARC.EN.CIELに通じる洗練されたジャズ・ロック。中にはかなりジャズ寄りな曲もあり、少々フュージョン趣味も出ているが、いきなテンションとバカテクぶりはここでも圧巻。デジパック。
SP-0094 MEDINA AZAHARA / Paseando Por La Mezquita (1st) CD \2800
 今や、アンダルシアが世界に誇るバンドとなった彼らの79年デビュー作。フラメンコ色強いエキゾチックな歌い回しと、情熱的なノリ。最もスペインらしいメロディアスなハード・プログレッシヴ・サウンド。プログレっぽいと言えば本作か次作。
SP-0095 MEDINA AZAHARA / La Esquina Esquina Del Viento + Andalusia CD \2800
 2nd(80年)と3rd(82年)のカップリング2in1 CD。特に2ndはプログレッシヴ・ロック性が強く出た初期の代表作で、ムーグやストリングス・シンセをより多くフィーチャーし、ドラマチックなナンバーで通していく。スパニッシュ・ロック・シーンがひとつ頂点を極めていた時期ならではの内容。以降、ハード・エッジを強めるがそれはそれで良い。
SP-0096 MEDINA AZAHARA / ...En Al-Hakim CD \2800
 89年リリースの5作目。中期の名作。4作目のCARAVANA ESPANOLAでは、なにか行き詰まってしまったような感のあった彼らだが、本作の充実度は見事。ドラマチックなメロディーと、劇展開の連続。捨て曲もない。アラビックでエキゾチックなハード・シンフォ・サウンドはまさに日本人好み。爆発的に売れだす新生メディナの誕生作。インパクト120%のアンダルシアの雄!
SP-0097 MEDINA AZAHARA / Tanger CD \2800
 傑作。地中海&アラビアン楽団をバックにフィーチャーした98年作。通算12作目。エキゾチックな民族楽器や生のストリングスが彼らのドラマチックなサウンドと融合。イスラムの匂いが強烈に立ち込め、今までにない完成度を見せる。アレンジ、曲調の幅も広がった。超アラビックな一曲目は特に圧巻。...EN AL-HAKIM以来、マンネリの危機もあった彼らだが、起死回生の衝撃作。
SP-0288 MEDINA AZAHARA / La Estacion De Los Suenos CD \2800
 必聴傑作! 05年新作。初回限定デジパック盤。クラシカルでシンフォニックなインスト・ナンバーでドラマチックに幕を開け、華麗なスパニッシュ・ギターでブレークし本編へ突入。ここ10年ぐらいでは最も多くの曲がアンダルシアン・スタイルで歌われており、ザクザクとしたギターと厚みを加えるキーボードが、泣きのヴォーカルを引き立てる。冒頭でのシンフォニック調はバラード曲や後半でも炸裂。とくかく1曲、1曲がいい。タメが効いたソロ展開も絶大で思わず興奮! 大音響で聴きたい。
SP-0372 MEDINA AZAHARA / Se Abre La Puerta CD \2980
 ほとんどトリアナの曲にアラメダの曲やセルフカヴァーも加えてリリースされた、アンダルシアへ捧げられた07年作。フラメンコ・ギタリストをゲストでフィーチャーし、まずはトリアナの1stの1曲目でスタート。あのヘヴィなノリの曲をアップテンポでぶっ飛ばしている。トリアナの2ndの1曲目のプログレッシヴな展開の曲もカッコ良くハード・プログレッシヴにアレンジ。タメの効いたギターも大泣きでシンフォ大会になる。アラメダの曲も1stからで、同じアンダルシア節でもトリアナと少しこぶしを変えて付けている。原曲の良さが、さらにドラマチックに! しびれます。デジパック。
SP-0432 METAMORFOSIS / Papallones I Elefants CD \2500
 初CD化。本作のみで消えたカタルーニャのジャズ・ロック・バンドの82年必聴作。全編インストながら、ツイン・ギター、キーボード、リズム・セクションの5人が繰り広げるテクニカルなサウンドは、1曲目のような哀愁のシンフォニック色と、2曲目のようなアンダルシア色を持ち合わせ、CAIやMUSICA URBANAを思わせるスペイン独特の凝縮感で聴かせる。地中海の雄大さを映し出すイマジネイティヴな3曲目も良いが、アルバム・ハイライトのドラマチックな4曲目での緩急を付けたコンビネーションはとても素晴らしく、センチメンタルな旋律と後半のカラフルなソロの応酬は特筆。デジパック。
SP-0286 MEZQUITA / Recuerdos De Mi Tierra CD \2500
 05年リマスター盤。コルドバで結成された彼らの79年リリースの1st。邪悪な雰囲気で一気に畳み掛けるインスト部分はまるでアラビアン・モードのセミラミス。フレーズが熱気を帯び、早い早い。改めて聴くとそのテクニックに驚く。スパニッシュ・ギターの腕前も流石で圧巻。正確な手拍子や生のストリングス・セクションも入り、アンダルシアの情感たっぷりのヴォーカルが入ればアラメダを倍速で聴いているようだ。変拍子まみれの屈指のハード・シンフォであり、ぎらぎらのスパニッシュ・プログレ必聴作!
SP-0363 MIGUEL RIOS / La Huerta Atomica CD \2500
 ユニヴァーサル・スペインからのデジタル・リマスター盤。76年リリースの7作目。カナリオスのアルフレッド・カリオンをアレンジャーに迎え演奏に重点を置き、強固なリズム・セクションに支えられながら、シンセ、ソリーナ、ハモンド、ギターらが一体となりプログレッシヴなスタイルを貫く。混声合唱団も導入されるアルバム後半はよりシンフォニック色を強め、シンガーの作品とは思えないインスト・パートをふんだんに織り込んだドラマチックな展開を見せる。全体に緩みがなく、硬派に響くのも特徴だ。必聴作!
SP-0364 MIGUEL RIOS / Al-Andalus CD \2500
 ユニヴァーサル・スペインからのデジタル・リマスター盤。77年作。タイトル通り彼の故郷のアンダルシア色をヘヴィにテクニカルに打ち出した怒涛の傑作。8作目。GUADALQUIVIRらのメンバーをバックに女性コーラスも交え、アラビックなエキゾチックさを撒き散らし、強いヴォーカルとアレアやマグマ・ファンも唸るような攻撃的ジャズ・ロックに色鮮やかなシンフォ色と叙情性を取り込み、凄みのインパクトで聴かせる。後半はオケ入りでさらに多角化。他のスパニッシュ・プログレ・バンドの名作群と肩を並べる。めちゃ良い!
SP-0104 MODULOS / Todos Sus Singles 1969-1976 2CD \3600
 彼らのレア・シングル中心に編集された、マニアびっくりの2枚組ベスト(69〜76)。聴き所は74年の4作目から79年の5作目の間にリリースされた2枚のシングルと1枚のプロモ盤で、4作目のようにメロトロンもフィーチャーした非常に良い出来。曲によってはなんとなくイエスを意識したようなところもあって、彼らの最もプログレ期の録音だったと思われる。
SP-0419 MUSICA URBANA / Same CD \2500
 傑作。76年リリースの1st。スパニッシュ・フレイバーを全編でたたえたカンタベリー影響下のジャズ・ロックで英国のその筋の名盤と比べてもまったく引けを取らない。ギター、シンセ、エレピ、フルート、クラリネット、サックス、巧みなリズム・セクションらの精巧さと緻密さはあまりにも鮮やかでセンシティヴ。叙情性とテクニカルさが見事なバランスで組み立てられている。そのスキのない作曲力はスペインの中でもダントツだ。かつてスペインのハットフィールドと言われたそのサウンドは今も輝き続けている。リマスター09年盤。
SP-0106 NEURONIUM / Quasar + Vuelo Quimico 2CD \3600
 ヨーロッパで絶大な評価を受けたグループ。二人のシンセ奏者と、一人のギタリストによる編成。77年の1stと78年の名作2ndのカップリング2CD。K.シュルツェのMIRAGEをよりマイナー調にしたようなシンセ群に、フリップ・トーンのギターが加わる。アコ・ギや叙情的なヴォーカル・パートなど、フランスのパルサーの初期3作にも通じる哀愁・幻想美。古くから知られてきた名盤だ。
SP-0108 NU / Cuentos De Ayer Y De Hoy CD \2800
 失神級の大傑作。スペイン、そして世界レベルでの屈指のハード・プログレッシヴ・アルバムと言える。ヴァイオリン、フルート、メロトロン、ハイ・トーンのヴォーカルetc.をフィーチャーし、畳み掛ける様はあまりにもエキゾチックでかつエキセントリック。攻撃性と妖し気なムードが入り乱れ、中世の殺気だった古城へほうり込まれたような錯覚に陥る。79年リリースの1st。リマスター盤。3rd以降、メタル化し、現在も活動中。
SP-0306 NU / A Golpe De Latigo CD \2800
 ブラス・メロトロンで華やかに幕を開ける80年リリースの2nd。ハモンド、ギターと同等にフルートがハードに前面へ出るへヴィ・プログレッシヴを展開。クラシカルな要素や中世の放牧風味など含めて完全なタル直系の音。個性が突出した傑作1stに比べると幾分曲はシンプルになっているものの、リズム・セクションもよく締まっており、狂おしいヴォーカル、切り込んでくるヴァイオリンなど、充分にエキセントリックで強烈そのもの。ラストも圧巻。バンドはこの後メタル化する。リマスター盤。
SP-0109 OLATZ ZUGASTI / Kantu Baten Bila Nabil CD \2600
 このスペイン枠のバスク物で何回も登場する女性ハープ奏者。91年リリースの1stソロ。傑作として高い評価を得ている作品。彼女の独白的なヴォーカル(そう、彼女はヴォーカルもいいんです!)と美しいハープをメインに、ギター、フルート、アコーディオン、パーカッションetc.を加え、内面的なバスクならではの詩情を聴かせる珠玉の内容となっている。うつむいた暗さが独特。
SP-0110 OLATZ ZUGASTI / Bulun Bulunka CD \2600
 9年振りにリリースされた2000作。バスクきっての名作と言われる前作、KANTU BATEN BILA NABILとほぼ同じ路線で、彼女のあの独特の淋し気なヴォーカルと、詩情を紡ぎ出すようなハープはまさに珠玉。なにか自分が、はずかしくなってしまうほどの無垢の世界。控えめながら、バックのアンサンブルもこれ又美しく幻想的。絶品。女性ヴォーカル・ファンなら彼女の2枚は、はずせない。
SP-0180 OLATZ ZUGASTI / Elearen Lainoa CD \2600
 3作目となる2002年新作。バスクの美を結集したかのような傑作となった。幻想色をたなびかせるシンセ、幽幻な響きを加えるハープ、いつまでも身をゆだねていたい彼女のヴォーカル、深みを与える管弦も淡く重なり、ファンタジックな味わいが神聖なまでに表面化し、あの幽閉されていた孤独な暗さのカーテンが開かれた。そこは涙が出そうなほど優しさにあふれる癒しの世界。バスクの風が光と共にそっと流れ込む。すべての女性ヴォーカル・ファンに聴いていただきたい。バスクからまた至宝が生まれた。
SP-0348 OMNI / Solo Fue Un Sueno CD \2600
 アンダルシアのキャメル系シンフォ07年作3rd。ギター、キーボード、フルートが優美に寄り合いカラフルに舞うサウンドはかつてのIMANやCAIあたりも思わせるもので、ロマンチックな世界が描き出され、月夜のファンタジーが浮き上がる。哀愁感たっぷりだが、オランダ系とはまた違う泣き。ネオ・プログレの影響なんぞ微塵もなく、ひたすら自分達の愛するメロディーを奏で続けている。バカテクとまではいかないが、ジャズ・ロック的疾走もあるので、ICEBERGも時折見える。将来、きっと名盤扱いされていると思う。自主リリース・限定デジパック・スペイン盤。
SP-0354 ONZA / Paradigma CD \2980
 IMANやCAIを輩出したアンダルシアの地中海に突き出た街、CADIZのシンフォ・バンド。4年振りとなる07年作3rd。メンバーは多く入れ替わっているようだが、80年代から活動し、本作ではMEZQUITA、MEDINA AZAHARAを経たベーシストと、CASTにも参加しているサックス奏者が参加。アンダルシア色を溶け込ませ、甘美なギターとシンセがせめぎ合うジャズ・ロックも合体したスペインならではの風味でテクニカルに聴かせる。フラメンコ・ギターやアラメダ風のエキゾチックなストリングスなど、光と影が揺れるあのスパニッシュ・プログレの伝統を今に引き継ぐ数少ない正統派。16分の大作のラスト3分を切ったあたりからのシンフォ美にくらくら。かなり良い!
SP-0438D LA OREJA DE VAN GOGH / Un Viaje Al Mar Muerto + Nuestra Casa A La Izquierda Del Tiempo DVD(PAL)+CD \5500
 スペインで絶大な人気を誇る女性ヴォーカル・バンドの2010年DVD作。完全限定盤。フルカラー96ページの綴じ込み付き大判デジブック(30cm x 20cm)、約1kg弱という凄さ。旅、出会い、友情、そこから生まれる音楽をテーマにストーリー性を持たせ、最新ライヴ映像やプロモ・クリップを織り込みながら、最後はイスラエルの死海へ到達し幻想的な風景をバックに演奏。アラブの男女人気シンガーもゲスト出演した、一時間を越える本格的なドキュメンタリー作品だ。新たなプロモ・ヴィデオがボーナス入り。09年作のスタジオ・アルバム、NUESTRA CASA A LA IZQUIERDA DEL TIEMPO(スロヴァキアのBRATISLAVA SYMPHONYORCHESTRAをフィーチャーしてのクラシカル&ドラマチックなセルフ・カヴァー作)がセット。
SP-0242 PAN&REGALIZ / Same CD \2600
 71年リリースの激レア作。ポコラ本でお皿6つ。英語で歌われているものの、雰囲気たっぷりのフルートを絡めながら、サイケ&プログレ・タッチでメロディアスに進行していく。フォーク・ロック風の曲も、ややハードな趣のある曲も、暗い世界の中でヴィンテージ感あふれる魅力を放っている。同年のレア・シングルからボーナス1曲収録。デジパック。バイオ、ディスコグラフィー、インタビューらが掲載されたブックレットも充実。
SP-0274 PAU RIBA / Electroccid Accid Alquimistic Xoc CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。バルセロナのシンガー。挨拶代わりのスパニッシュ・メロで幕を開ける彼の75年リリースの3rd。ヴォーカルのタイプといいクラウディオ・ロッキような存在。シンセ、ギターに、エレピやリズム・セクションなど、曲、パートによってはヘヴィにも迫る。このレーベルならではの音圧だ。EDUARDO BORTも参加。メロトロンも顔をのぞかせる。この年、シーンが開花を始める息吹を感じさせる音。
SP-0223 PAU RIBA / Licors CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。カンタベリー・タッチとスペインのエキゾチックさをブレンドした味わいを持つ、バルセロナ出身のシンガー。本作にはゴングのデヴィッド・アレンが参加しており、ギターとエフェクトを担当。後半でアレンの持ち味がうまく出ており、古くからパウ・リバの代表作として知られる。不思議なポップ・センスは、初期ケヴィン・エアーズあたりを思わせるか。歌物ファンやカンタベリー系ファンは注目。77年リリースの5作目。
SP-0433 SECTA SONICA / Fred Pedralbes CD \2500
 バルセロナのジャズ・ロック・バンド。76年リリースの1st。MUSICA URBANAらのメンバーをゲストに加え、地中海色をほんのり漂わせたサウンドをトリプル・ギターという編成を活かしながら聴かせる。エキセントリックな1曲目、イメージが広がっていく2曲目、グルーヴ感のあるノリを見せる3曲目、エフェクトで変化を付ける4曲目、ギターが絡み合って妙なシュールさを醸し出す5曲目等、数多い個性的なバンドを送り出したこの地方らしい内容を持っている。アルバム後半でのアコギやパーカッションを使った少々のアシッドさも独特。2010年リマスター盤。
SP-0434 SECTA SONICA / Astroferia CD \2500
 77年リリースの2nd。テクニカルさを増し、その分フュージョン寄りになってしまっているが、1曲目から2曲目あたりの地中海風味とスペイン色が心地よい。カンタベリーを彷彿させるメロディアスな3曲目や、パーカッションも交えギターとエレピがスピーディーに競い合う4曲目、寂しげな雰囲気の5曲目、ハードなフレーズも飛び出す6曲目、エフェクトがシュールさを生む7曲目、少し同郷のダルマを思わせる8曲目等、アンダルシアのバンドのような鮮烈さは無いものの、これがカタルーニャ地方の音だ。2010年リマスター盤。
SP-0141 SMASH / Todas Sus Grabaciones 1969-1978 2CD \3600
 ヴァイオリン、フルート、シタール、チェレスタ、オルガンなども入るスペインのサイケ・ハード。レアで有名な70年リリースの1st、Same、71年リリースの2nd、WE COME TO SMASH THIS TIMEの2枚のアルバムをはじめ、彼らの音源をたっぷりと収録した2枚組。クラシカルだったり、怪しげであったりする2ndはプログレ・ファンの興味を十分に引く内容。サイケ・ハード・ファンはマスト・アイテム。
SP-0318 THE STORM / Same CD \2800
 リマスター&映像入りにて出直し。74年に名門BASFからリリースされた、スペイン屈指のハード作品。攻撃的なギター、英語によるパワフルなヴォーカル、重厚なリズム・セクション、そして本作を決定付けるマイナー・プログレの影を落とすハモンドで迫る。年代的なサイケ色も残っているものの、全体のヴォルテージ、曲の質は高く、アトミック・ルースター、ファジー・ダックといったあたりが見える英国追従サウンド。セヴィーリャのバンドにしてアンダルシア色無し。ボーナスとして当時の貴重映像(ライヴで良い!)約30分入り。
SP-0319 TARANTULA / Same CD \2600
 イタリアン・ヘヴィ・シンフォを思わせるサウンドで迫る名作。77年リリースの1st。クラシカルなインスト・パートと、巧みに唱法を変えるヴォーカル・パートの組み合わせが残す印象は強烈で、ムゼオ・ローゼンバッハ、パンナ・フレッダあたりに非常に近い。メロトロンのような音色のストリングスと、ハモンド、シンセ、力強いギター、畳み掛けるリズム・セクションなどなど、う〜ん、と腕を組んで唸ってしまう。後半は彼らの出身バレンシアを思わせる陽光が射し、中世風味を持った叙情性も加味。韓国SI-WAN盤。限定入荷。
SP-0320 TILBURI / Al Fin CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。アコースティック・ギターをメインにした清涼感のある1st。75年リリース。ところどころにサイケ・フォークが顔を出し、英語で歌われている。牧歌的でもあり、英国のHERONあたりから伝わったような部分もあり、リリカルな暖か味がなかなか本格的。フォーク・コレクターの場合、シリアスな2ndよりずばりこちら。なんのことはないように思われそうだが、原盤LPは日本ではめちゃくちゃレア。VAINICA DOBLEのCONTRACORRIENTEの見開きコーティング盤と張り合うのでは。
SP-0277 TILBURI / Alcocebre CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。グラナダの1作目にメンバーはゲスト参加していた。76年リリースの彼らの2作目。コーラスといいアコースティック・ギターといい、厚ぼったい音の多いこの国のシーンでは異質の出来。曲によってフルートやヴァイオリンも入り、清涼感にひたるアコ指向サウンド。とても瑞々しい。イタリアのペペ・マイナのようなギター・ワークも見られ、独特のポジションを取る。レア・コンピLPからアルバム未収ボーナス1曲入り。
SP-0224 TRIANA / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。彼らの衝撃的デビュー作であり、スパニッシュ・プログレの代表作。シーンはここから始まったと言っても過言ではない。スパニッシュ・ギターとアラビックなヴォーカルをプログレ然としたキーボードがまとめ、重厚でかつ技の効いたリズム隊が支える。イントロから強烈なインパクトで迫り、ドラマチックな哀愁の渦に巻き込んでいく。キーボード/ヴォーカル、フラメンコ・ギター&ドラムスの変則トリオだが、エレクトリック・ギターにカナリオスからアントニオ・ペレスが参加。75年作。
SP-0321 TRIANA / Hijos Del Agobio CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。より個性が強調された77年リリースの2nd。もう、どろソースのようなこってり感があって、アラビックな雰囲気に咽返る。キーボードもエキゾチックさを増し、スパニッシュ・ギターとアンダルシアの華を共演する。絞り出されるような泣きのヴォーカルの濃さ。スタイルだけを真似た、英国のカルメンあたりとは根本的に本質が違う。一般的に彼らの最高作だと言われ、絶頂を向かえたプログレ度で計るなら異論なし。
SP-0197 TRIANA / Sombra Y Luz CD \2600
 デジタル・リマスター盤。重厚というか、好き嫌いを分けていたコテコテとした前2作に比べると、ムダがなく、引き締ったシンフォ・サウンドへ仕上っている79年リリースの3rd。初期3作はどれも甲乙付け難い必聴の出来だが、クセの強い1stや2ndより、初めてこのバンドに接するには本作からのほうが良いかもしれない。特に旧B面がいい。ヘヴィかつ流暢に流れるサウンドがここで完成されたが、バンドはこの後ポップ化。絵に描いたようなスペインの音。
SP-0374 TRIANA / Un Jardin Electrico CD \2800
 オリジナル・メンバーのドラマー、JUAN JOSE PALACIOSによって94年に再編された新生トリアナの97年リリースの作品。若手メンバーによって、後期のポップス指向のサウンドではなく、初期の重くドラマチックな作風となっており、当時、まさかの再結成での新譜として話題になった。07年に再びバンドを再編させたギタリストであり、ヴォーカリストのJUAN REINAの存在が大きく、彼の一人二役的なハマり具合でサウンドをトリアナさせている。さらに、曲によってはアップデイトされたシンフォニック性も見せ、泣きのギターと厚いキーボードは時代にマッチした音色で迫り、新鮮味も加味。往年のファン必聴の出来。
SP-0375 TRIANA / Un Camino Por Andar CD \3200
 07年新作! 90年代にオリジナル・メンバーのドラマーによって再編されたものの、その彼も死んでしまって、完全消滅したと思っていたが、新生トリアナのギタリストによって再びトリアナ名義で作品がリリースされた。キーボーディストでヴォーカルを取っていたリーダーの死により80年代初頭で活動の停止を余儀なくされたバンドだが、彼らがスペインのロック・シーンに与えた影響は計り知れず、意思を引き継いだミュージシャンらがスタイルを守り、あのサウンドを蘇らした。ポップ色は無く、寂しげなフラメンコ・ギターと絡み歌うエレクトリック・ギター、泣きのキーボード、アンダルシアの哀愁をたたえたヴォーカル、ゆったりとしたリズムは正にそのもの。オリジナル・メンバーが居ないなんて信じられない。
SP-0257 TRIANA / Se De Un Lugar 1974-1981 2CD+DVD(PAL) \4600
 当時の映像を納めたヒストリーDVD付きの2枚組限定ベスト。CDは彼らの6枚のアルバムから代表曲を2004デジタル・リマスターにて、24曲ピックアップ。さらに強力なのは95年にフィルム化された、彼らのデビュー前の74年から81年までのドキュメントで、曲もライヴを含み13曲収録。ギタリストはやはり完全なフラメンコ・スタイルで、ダブルネック奏者をゲストに加え実際には4人編成で演奏されている。なんと言ってもスパニッシュ・ロックを築き上げた王者とその彼らを取り巻く当時のシーン。この映像はかなり貴重なのでは。必見です。デジパック4面開き。
SP-0424 URBAN TRAPEZE / Reactivate Tarkus CD \2500
 バルセロナからまたバンドが浮上。完全に埋もれていた06年デビュー作。タイトルとジャケットのアルマジロ戦車が物語るようにE.L.&P.の影響下でありながら、ギタリストとフルート奏者が居る5人編成でオープニングこそタルカスそっくりだが、後は構築的で叙情的なシンフォとなっており、アルバムタイトルの組曲も最後にはキャメルへ行っている。2曲目、3曲目あたりはL'HERBA D'HAMELIにも近いメロディックさで、リリカルなフルートを織り交ぜキーボードやギターを激しく交差させ、4曲目は初期クリムゾン系のバラードをシンフォニックに聴かせる。ラストはオルガンもギターも弾き倒し。翌年にライヴ盤もリリースされている。自主盤。
SP-0125 VAINICA DOBLE / 1st + Early Singles CD \2800
 プログレ・ファンの間で非常に人気の高い、スペインの女性ヴォーカル・デュオ。71年リリースのデビュー作に初期のシングルから4曲加えたもの。全体にとてもメロディアスで、リズム・セクション、ギター、オーケストラ、オルガン等をバックに聴かせる。プログレ・ファンをつかまえて離さない哀愁を持った曲調が独特。女性ヴォーカル・ファンは必聴グループ。
SP-0401 VAINICA DOBLE / Taquicardia CD \2800
 08年リマスター盤。ドラマチックなアレンジでプログレ・ファンにも人気の高いスペインの女性ヴォーカル・デュオ。美しい管弦楽をクラシカルに加えた、当時2枚組での84年リリースの6作目。作曲家、アレンジャーとしても知られる彼女らの才能を思う存分に発揮したコンセプト作で、ピアノをバックに可憐に歌われる曲から、オケとロックバンドを交えた劇的な曲、少々ジャズ寄りの曲、チェンバーな曲、陰鬱なメロディーの暗い曲などフォークやポップスの枠を超え、どれもオリジナリティーがあって印象に残る。デジパック。
SP-0409 VAINICA DOBLE / En Familia CD \2980
 ラスト・ストック。2000年リリースの遺作であり、本作を録音直後にメンバーが亡くなった為、ほとんど出回らなかった最終作。彼女らの作品の中で最も美しい内容と言われるもので、ピアノやオルガンをバックにした物悲しい2人の歌声を圧倒的なオーケストレーションが包み込んでいく。絡むチェロの独奏やロック色をもたらす適度なギターなど、そのすべてが優美に溶け合い、適切な例えではないかもしれないが、この汚れのないシンフォニックな感動は初期のプーが持っていたヨーロッパの気品とクラシックの土壌が生み出したものに重なる。涙無しでは聴けません。デジパック。
SP-0225 VEGA / Andaluza CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。生のストリングスを配し、スパニッシュ・モードで飾られた一際エキゾチックなジャズ・ロック・プログレの傑作。隙の無いアンサンブルに映える粋なギターのカッコ良さ! 颯爽と駆け抜けるアコ・ギのうまさにも脱帽。流石、本場ならでは。ゴティックも担当したテオ プエブラが描き出したカラフルなジャケットから流れ出るような、色彩感あふれるサウンド。IMANやCAIにも通じる美しい華がある。ポルトガルに近い街、バダホスのバンド。78年作1st。
SP-0146 VICTOR ESTRADA / Lo Divino En Lo Grosero CD \2600
 AMAROKのベーシストが2001年にリリースした1stソロ。オーボエ、フルート、ヴァイオリン、チェロ、コンバス、ギター、ピアノ、ケルト・ハープ、などを夢見心地に織り重ね、高貴で奥深き幻想感を満たす。ex.AMAROKの女性ヴォーカリストもフィーチャーし、中世のファンタジー・ワールドへ誘う。絹のような感触というか、あたたかく包み込まれる優しさもあって、非常に良い出来。もちろん、シンフォ・ファンにも大推薦! これはAMAROKの2ndを越えたか。
SP-0439 V.A. / Cantigas Do Camino CD \2980
 ケルト・ファン、女性ヴォーカル・ファン注目の2010年オムニバス作。北スペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を音楽に映し出すというコンセプトに13組のガリシアのトップ・アーティストが新曲(BERROGUETTOは旧曲) を書き下ろし演奏。哀愁に染まるLUAR NA LUBREや、グレゴリアン・チャントを織り込み聴かせる壮麗なMILLADOIROなど、トラッド・ファンはもちろん、シンフォ・ファンも惹き付ける奥深さと最上の叙情美。ファンタジックなイラスト群とバンド紹介が綴じ込みになった、アーティスティックな88ページの豪華デジブック仕様。収録バンド:LUAR NA LUBRE、BERROGUETTO、MILLADOIRO、FUXAN OS VENTOS、UXIA、FALTRIQUEIRA、LEILIA、他。
SP-0441 V.A. / Cani Arrabbiati - Opening Themes... A Tribute 2CD \2800
 フィンランドの雑誌COLOSSUSの企画による2010年最新版。オムニバスながら、ひとつのテーマに沿ったヴィンテージ感のある統一されたサウンドで人気のシリーズ。本作はイタリアの70年代のホラー&サスペンス映画のサントラを中心にした2枚組で、各国で活躍中の計11バンドが、ゴブリン、オザンナ(ミラノ・カリブロ9)、ニュートロルス(コンチェルト・グロッソ)、そして、ENNIO MORRICONE、LUIS BACALOV、STELVIO CIPRIANIら映画音楽の巨匠から、ルチオ・フルチなどのB級(?)ホラーでお馴染みのFABIO FRIZZIや、クラウディオ・シモネッティの父ENRICO SIMONETTIらが残したサントラの曲を取り上げたもの。リック・ウェイクマンを彷彿させるキーボード・ワークで聴かせるプロジェクト・バンドTHE SAMURAI OF PROG(Italia-Venezuela)からスタートし、ANIMA MORTE(Sweden) 4曲、KATE(Finland) 4曲、SENOGUL(Spain) 1曲、AURORA LUNARE(Italia) 2曲、教会のパイプ・オルガンでコンチェルト・グロッソや、プロフォンド・ロッソを聴かせるMARCO LO MUCIO(Italia) 4曲、EL&P張りのサウンドが印象的なOZONE PLAYER(Finland) 1曲、THE CONSPIRATORS OF THE OCCULT(USA) 4曲、JOHN LA FORGES(Italia) 4曲、いつもながらキーボード・センスが光るENTRANCEのキーボーディストJAIME ROSAS(Chile) は、敢えてのウェスタン物を含む4曲を選曲。ラストは、MIST SEASON(Finland) 4曲の、全33曲を収録。また、ブックレットには各映画の古いポスター写真と解説が掲載され非常に興味深い。

〓[PORTUGAL]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
PO-0078 AMELIA MUGE / Nao Sou Daqui CD \2980
 ツウ好みの女性ヴォーカリスト。トラッド、ファド、ジャズ、そして地中海色を隠し味に織り交ぜたコンテンポラリーな作風で聴かせる06年作。バックは詩情的なアコースティック・ピアノをメインに、所々管弦楽やシンセが入り、パイプなど民俗楽器もわずかながら燻し銀の脇役を見せる。渋いコンバス、パーカッションも温かい。彼女とバンドとの溶け合いが見事で、ポルトガル特有の闇も生まれ、落ち着いた情景をリアルに映し出す。絶品です。イラストの入った約50ページ弱のブックレット付きデジパック、映像ボーナス入りのオリジナル・ポルトガル盤。
PO-0076 BANDA DO CASACO / Hoje Ha Conquilhas、Amanha Nao Sabemos CD \2600
 待望の初CD化! 7枚のアルバムを残し、後期には女性ヴォーカリストのNE LADEIRASも在籍したポルトガル屈指のプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの77年作3rd。メンバーはポルトガルのもうひとつの重要バンドのBRIGADA VICTOR JARAと深い交流があり独自のフォームを確立した。最もロック色があるのが本作で、かつ初期にあった闇を彷徨う神秘性に満ちる。美声の女性ヴォーカル、ヴァイオリン、フルート、妖し気なコーラスらに加え、エフェクティヴなギターやシンセがずばりプログレ色を濃く出している。そのエキゾチックさ、絶品!! デジパック。
PO-0014 DULCE PONTES / O Primeiro Canto CD \2980
 メジャーへ移籍しての新作。5作目。クラシカルなストリングスが絡み合いドラマチックなカタルシスを迎える1曲目を聴き終えただけで、本作がいかに素晴らしいかを感じ取れるほど。身を切られるような哀愁感と、すべてを染めてしまうような詩情はあまりにも物悲しい。多くは彼女自身の作詞・曲。渾身の傑作!
PO-0015 FAUSTO / Por Este Rio Acima 2CD \4800
 ポルトガルの知られたフォーク・シンガーが、84年に2枚組でリリースしたファンタジックなコンセプト・アルバム。フルート、ヴィオラ、ヴァイオリン、パーカッションetc.を効果的にフィーチャーし、曲によっては男女コーラスやオーケストラも入る。アコ・ギのつま弾きによって語られるその世界は、この国ならではの神秘性があって奥が非常に深い。名手として知られるJULIO PEREIRAも参加。
PO-0054 FILIPA PAIS / A Porta Do Mundo CD \2700
 96年作、L'AMAR以来の待ちに待った03年作。クラシカルなタッチのピアノや、繊細な音色を発するポルトガル・ギターに、ヴァイオリン、バンドネオン、ガイタ等をリリカルに加えた美アンサンブルが、彼女の透き通った美声を引き立て、溶け合う究極の美ハーモニー。曲によってはリズムにもテンションを持たせ、また、室内楽のような優雅さも纏い、すべてが洗練された超一級品。海の優しい香りがそっと流れる、極上の女性ヴォーカル必聴傑作。心、癒され温まります。美しい紙ジャケット仕様。
PO-0091 GREEN WINDOWS / No Dia Em Que O Rei Fez Anos CD \2700
 JOSE CIDらQUARTETO 1111のメンバーが2人の女性ヴォーカリストを加えメジャー浮上を目標に活動していたバンドの74年デビュー・アルバム。シングル・ヒットも含むコンピレーション的な意味合いもある内容だが、QUARTETO 1111と平行していた時期なのでコレクターの関心は絶大であった。女性コーラスを交えたポップな曲、JOSE CIDがオルガンやアコギをバックに切々と歌う曲、ハードなノリで聴かせる曲、オーケストラやピアノをフィーチャーしイタリアン・ラヴ・ロック調の甘美さで包む曲などタイプはいろいろだが、どの曲も心に響きメロディーは絶品。08年リマスター盤。
PO-0084 JORGE PALMA / Com Uma Viagem Na Palma Da Mao CD \2700
 75年リリース。フリオ・ペレイラ(XARHANGA)の1st、BOTA FORAを思わせるシンガーのプログレッシヴ・テイストのデビュー作。幼い頃に習っていたという彼のピアノが瑞々しく響き、ギターやフルートも加えた豊かな曲想でハートフルなヴォーカルを聴かせる。ポルトガルならではの屈折した詩情が漂い、クラウディオ・ロッキあたりを思わせるもイタリアのカンタウトーレとはまた違う趣きがあり、中盤から後半のサイケデリックな道草がマニアにはたまらない。もし、メロトロンが入っていたなら、かなりのコレクターズ・アイテムになっていたはず。原盤はデッカ。リマスター&デジパック。
PO-0019 JOSE CID / 10000 Anos Depois Entre Venus E Marte CD \2800
 QUARTETO 1111を率いた彼が78年にリリースした、ポルトガル屈指のシンフォニック・ロック傑作。メロトロンや多種キーボード群をバックにせつせつと歌い上げる。ヨーロッパ然とした3曲目は特に絶品。叙情派ファン必聴。オリジナルLPに付いていたカラー・イラストも復刻。リマスター・ポルトガル盤。彼は他にもソロ作品を何枚かリリースし、国内で賞も取っている。
PO-0022 MADREDEUS / Os Dias Da Madredeus CD \2950
 日本未発の87年リリースの1st。LPは2枚組でのリリースであった。CD化にあたり1曲のみカットされての2in1。哀愁感の強いクラシカルな趣のファド、といった素朴なアレンジにテレーザの素晴らしいヴォーカルが映える。彼らのこの原点は今でも不変。
PO-0024 MADREDEUS / Lisboa 2CD \4500
 91年のLIVEを収録した2枚組。LIVEのため、アコースティック・アンサンブルのテンションがより高まり、美しさの中にピーンと張り詰めた空気が流れる。テレーザのヴォーカルもスタジオ・テイク以上に張りがあり、つややかだ。美しい詩情に涙してしまう。オリジナル・ジャケットのポルトガル盤。
PO-0092 NE LADEIRAS / Essencia CD \2800
 ポルトガルの2大トラッド・バンド、BRIGADA VICTOR JARA、BANDA DO CASACOらを経てソロ活動に入った女性ヴォーカリストの82年の4曲入りデビューEP、ALHURと、83年の1stアルバム、SONHO AZULをカップリングした08年リマスター&デジパック盤。両作とも後にマドレデウスを結成するPEDRO AYRES MAGALHAESが大きく関与しており、前者はBANDA DO CASACOも思わせるコンテンポラリー・アレンジで、たおやかな詩情をたたえながらも薄暗な幻想色を持ち、屈折している。後者はPEDRO AYRES MAGALHAESがすべての曲作りにクレジットされており、ポップな作風は今の新生マドレデウスを思わせる。
PO-0030 NE LADEIRAS / Todo Este Ceu CD \3200
 97年作。コンテンポラリー・トラッド・フォーク色の強かった前作に比べると、全体にアコースティックな歌物になっている。民族楽器を絡めたノスタルジックかつ美しい音作りと、哀愁のメロディーはやはりポルトガルならではのもの。しっとりとしています。
PO-0059 NE LADEIRAS / Da Minha Voz CD \3200
 BRIGADA VICTOR JARA、BANDA DO CASACOを経て、ソロに入っている彼女の01年作。前作はアコースティックな作品だったが、本作では幾分ポップス寄り。ヴァイオリンやシンセも加えた民族色のある、コンテンポラリー・サウンドに仕上がっている。アンビエント、サンプリングも入るが、これが変に屈折しまくっており、流石、元BANDA DO CASACOといった感じ。ポルトガルにしかないアレンジと音。ご当地弦楽器、サンフォーナの響きも美しい。進化したファド・ポップスの傑作か。
PO-0081 PETRUS CASTRUS / Mestre 2CD \3500
 プログレッシヴ・ロック・コレクターの最後の難関だった正真正銘の激レア中の激レアがボーナスCD付き2枚組で初CD化! 73年にリリースされた彼らの1stで、本作のみポルトガルの音楽シーンを代表する存在となった弦楽器の名手フリオ・ペレイラが参加し、なんとも翳りと哀愁のあるオルガンやクラシカルなピアノを交え、イタリアやスペインとはまた違うサウンドとメロディーで聴かせる。荘厳なイントロから一気に引き込まれる、その熱気がいい。77年の未発シンフォを2曲加え、さらに、2000年から2005年に録音されたニュー・マテリアル16曲をボーナスCDに収録。これがまた郷愁の歌メロを切々と聴かせるサウダージ・シンフォで良い。3面開きデジパック&リマスター&綴じ込みブックレット付きポルトガル盤。当時は歌詞が問題となり回収されたという、いわく付きのアルバム。時代は変ったが、今回も一発勝負のリリースだという。
PO-0085 QUARTETO 1111 / Onde、Quando、Como、Porque Cantamos Pessoas Vivas CD \2700
 コレクター最後の壁、もしくは砦が遂にCD化。大手デッカからリリースされたにもかかわらず、政治的な歌詞により回収をくらった74年作。多彩なメロトロンで埋め尽くされたシンフォニック・ロックで、メロディアスなヴォーカルを聴かせながら、ギターやシンセが狂おしくも優美なアンサンブルを展開。愁いと詩情、そして、情熱に満ちた大曲のパート1とパート2というアルバム構成を持ったコンセプト作で、10000 ANOS DEPOIS ENTRE VENUS E MARTEでも知られるJOSE CIDをフィーチャーする。08年リマスター&デジパック。ローカル・メジャーのVALENTIM DE CARVALHOからの1000枚限定プレス・ポルトガル盤。争奪必至! 全シンフォ・ファン必聴名作。
PO-0031 QUINTO IMPERIO / Mar De Folhas CD \2700
 傑作! 女性ヴォーカリストと男性ミュージシャン2人の3人によるユニット。ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、サンプラー、シンセ、アコースティック・ピアノetc.による優雅でクラシカルなバックに、溶け込むかのようにマドレデウスのテレーサを思わせる女性ヴォーカリストが歌い込む。美しく、あまりにも感動的な作品。あぁ溜息...今のところ唯一の97年作。
PO-0056 SONIC PULSAR / Playing The Universe CD \2700
 自主制作でリリースされたオリジナリティーのあるシンフォ。03年作。ギターはヘヴィ・ドライヴィングだけど、わきまえ、出過ぎることもなくリズム・セクションと共にサウンドの骨格を太く形成。重ねられていく音色豊かなシンセ群の広がりがこのバンドの特徴で、また、アコースティック・ギターやピアノを効果的に配するなど、タイプは違うが一時期のNEURONIUMあたりのエキゾチックな深みを持っている。ヴォーカルは英語。
PO-0086 TANTRA / Misterios E Maravilhas CD \2700
 デジパック&2ボーナス入りのリマスター・ポルトガル盤。かつて、ポルトガルのジェネシスと呼ばれた彼らの78年リリースの1st。シアトリカルな歌い方をするヴォーカルはまるでガブリエルで、ギターはそれ以上にハケットだ。キーボードも遜色なくシンフォニックな彩を与えている。リズム・セクションはどちらかというとジャズ・ロック寄りで、ドラマーはフリオ・キリコ並み。この組み合わせが個性となり、ポルトガル語のエキゾチックさと、ヨーロッパの果ての神秘的なミスティさで、正統派プログレを展開。76年のアルバム未収シングルから2曲ボーナス入り。アルバムに負けないリリカルな好ナンバー。
PO-0051 TANTRA / Terra CD \2700
 ギタリストを中心に再結成されリリースされた03年作。3rdアルバム、HUMANOID FLESHから22年振りの作品。実際の録音は98年頃から行われていたようで、48トラック・レコーダーを駆使した凝った内容。名作2nd、HOLOCAUSTOや1stに通じるエキゾチックで妖しげな雰囲気を充満させ、時空を超えた幻想世界へと引きずり込んでいく。シアトリカルさと、湿った質感のシンフォ・プログレは彼らならではのもの。ミステリアスなイメージが張り巡らされた多層構成の深さに驚嘆。美声の女性ヴォーカルもゲストで加え、独自性を一層高めた超力作。また、ポルトガルのジェネシスと言われた由縁の1stの1曲目も新録で収録。自主レーベルからのリリース。
PO-0052 TANTRA / Live Ritual CD \2700
 彼らの77年のデビュー・コンサートを収録したライヴ盤。1st以前のもので、曲は1stと2nd収録曲が各1曲ずつと、未発表曲が3曲の全5曲。未発の3曲も非常に良く、エキゾチックな哀愁と叙情が流れるややヘヴィなシアトリカルなシンフォに、テクニカルなジャズ・ロック・テイストを交えオリジナリティー豊かに聴かせる。スピーディーなスティック捌きを見せるドラマーの実力はかなりのもの。作曲力、演奏力ともに高レベルのバンドであった。アルバム同様、ミステリアスで奇妙な世界が膨らんでいく。自主レーベルからのリリース!
PO-0070 TANTRA / Delirium CD \2700
 時空を巡るシアトリカル・シンフォを展開させた03年作、TERRAに続く05年新作。神秘的でエキゾチックなシンフォ・サウンドはここでも健在。オペラチックな女性ヴォーカルを交え重厚なオーケストレションで荘厳に幕を開ける。MANUEL CARDOSOのシアトリカルなヴォーカルとエフェクティヴなギターに、雰囲気たっぷりのシンフォニックなキーボードや確実なリズム・セクションで自在に展開し、ポルトガル独特のシュールなイメージが広大に映し出される。再びオペラチックな女性ヴォーカルから力強い合唱で締め括られるラストまで、まるで映画のようなスケールだ。王の君臨といった音。自主レーベルより。
PO-0039 VAI DE RODA / Same CD \2980
 北ポルトガルの男女ヴォーカルのトラッド・グループ。83年にリリースされたデビュー作。中世の吟遊詩人の伴奏楽器にはかかせなかったと言われるサンフォーナを取り入れ、全曲通してキラキラとしたファンタジックなイメージの残る、ポルトガルならではの美しい内容で聴かせる。その昔、海の果てを夢見た民族のロマンチックな憧憬が広がってゆく。女性ヴォーカルの曲もいい。2nd、3rdもとても良いが、現在廃盤。
PO-0082 XARHANGA / Bota Fora CD \2600
 メガトン級のレア・アイテム再発! PETRUS CASTRUSに在籍したフリオ・ペレイラがそれ以前に在籍していたオルガン入りハード・プログレ・バンド。彼らが73年に残したポルトガルで最も入手困難と言われる2枚のシングル、ACID NIGHTMARE、GREAT GOATから全4曲と、ペレイラがPETRUS CASTRUSを経てXARHANGAのヴォーカリストと75年にリリースした連名アルバム、BOTA FORAを全曲収録したコレクター必携盤。BOTA FORAは本来XARHANGA名義ではないものの、XARHANGAやPETRUS CASTRUSのメンバーに加え、ADRIANO CORREIA DE OLIVEIRA、VITORINO、FAUSTOらこの年代の重要ミュージシャンが参加しており、今回のCD化にあたってバンド名義が使われている。シングルとは違い、ヴォーカルを聴かせるメロディックな内容で、オルガン、ピアノ、シンセ、ソリーナを交えた翳りのあるプログレッシヴな作りが受けるはず。08年リマスター&紙ジャケット限定ポルトガル盤。


FOR SALE IN JAPAN ONLY.
(c)ガーデン・シェッド 2000 / 無断転載お断りします。