update 2017/07/12


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SC-0467 AGENTS OF MERCY / The Fading Ghosts Of Twilight - 2013 Edition CD \2500
 全12曲の内、4曲をリミックスにて09年デビュー・アルバムが再発。ロイネ・ストルトが温めていたソロ作にハケット・バンドでヴォーカリストとして来日したナッド・シルヴァンが加わり、他のフラワー・キングスのメンバーらも巻き込み、70年代のシーンに捧げられたような本格的シンフォニック・ロック・プロジェクトへ発展した注目作。メロトロンなどヴィンテージ楽器の他に、アコギやピアノもリリカルに使用され、フラワー・キングスに近い感触ながらより初期ジェネシスにあったロマンチックさを取り込んでおり、幻想感や中世の憧憬がミステリアスに立ち込めてくる。ジェネシス系シンフォ・ファン必聴! *デジパック&ブックレットは09年版を使用。リミックスは1、7、10、12曲目の4曲。
SC-0388 AGENTS OF MERCY / DramaRama CD \2500
 ロイネ・ストルトが敬愛する70年代初期のシーンに捧げられたプロジェクトの2作目となる2010年作。ヴォーカリストとのユニット的な前作からメンバーを絞り、キーボードでLALLE LARSSONが参加するなどよりバンドとしての体制で録音。ヴォーカルがフィル・コリンズ似なのでどうしてもジェネシスを思わせるが、シンフォニックなインスト・パートはロイネらしい鮮やかな陰影を持ち、部分的にはフラワー・キングスにも置き換えられそうな出来となっている。中盤のアコースティックな曲、ポップな曲もアルバム・コンセプトにぴったりだ。デジパック。
SC-0421 AGENTS OF MERCY / The Black Forest CD \2500
 オープニングから傑作かと思う素晴らしさが伝わる2011年作。ライヴを挟みスタジオ3作目となる本作はコンセプト・アルバムとなっており、今まで以上にジェネシスチックなファンタジーが壮大かつ奥深く、恐ろしいほどのディテールを伴って描かれている。LALLE LARSSON、JONAS REINGOLDといったサポート組もすっかりバンドの核となっており、作曲、アレンジ面でもプログレッシヴなスキルを発揮。不穏な空気と共に森の中へ誘われる前半、哀愁と叙情に彩られる中盤、ファンタジーから現実へ、はたまた夢。泣きの終焉。そして静寂。シンフォ・ファン必聴! デジパック。
SC-0002 ALGARNAS TRADGARD / Framtiden Ar Ett Svavande Skepp Forankrat I Forntiden CD \2500
 古くから知られてきた、アヴァンギャルド・プログレ・トラッド作品。72年リリース。中世ロマネスク的な重厚感に立ち込める闇黒の様相。ヴァイオリン、チェロ、ギター、オルガン、ピアノ、ハープ、フルート、民族楽器、曲によって女性ヴォーカルも入る。UNIVERS ZEROファンへもおすすめ。
SC-0118 ALGARNAS TRADGARD / Delayed CD \2500
 未発2ndアルバム。録音は73年から74年で、2001年にミックスされたもの。あの視覚的で暗黒の世界はそのままだが、よりロック色が強くなっている。ファズ・ギターがソロを取り、ヴァイオリン、チェロ、フルート、シタール、オルガンらが取り巻く。深淵なダブル・メロトロンも効果的でメロトロン・マニアも要チェック。プログレッシヴ・ロックという観点では断然こちら。ヴォーカルの入るラストは1st寄りか。
SC-0527 ANDERSON-STOLT / Invention Of Knowledge - Special Edition Digipack CD \2800
 まるでイエスを思わせる清楚で透明なファンタジーがあふれ出るオープニング。本年最大の話題作と言っても過言ではないジョン・アンダーソンとロイネ・ストルトのデュオ・アルバム2016年作。ジョン・アンダーソンのヴォーカルの素晴らしさは全盛期のイエスを彷彿させているが、ギターもベースもキーボードもドラムスもイエスそのもの。参加ミュージシャン全員がジョン&イエスをリスペクトしながら構築した愛がひしひしと伝わって来る。曲作りから録音完了まで1年半以上も掛けられた渾身の作品だ。アンサンブル面ではバンド然としたグルーヴ感を出すためにスタジオでロイネが、イエス、キャメル、ルネッサンス等の経歴を持つキーボーディストのTOM BRISLINを始め、LALLE LARSSON、JONAS REINGOLD、MICHAEL STOLT、FELIX LEHRMANNらフラキン周辺の超一流ミュージシャンもかり出し束ね、コーラスにNAD SYLVANや女性3人も起用し進行。ファンも含め、みんなの想いが詰まった傑作となっている。3面開きデジパック。
SC-0003 ANEKDOTEN / Vemod CD \2300
 ANGLAGARDに続いて、93年にリリースされた衝撃のデビュー作。メロトロンを大胆にフィーチャーし、70年代のKING CRIMSONに迫る圧倒的なそのサウンドは、眠っていた世界中のプログレ・ファンを呼び起し、また多くのクローンを生み出した。そして、現在に至る新たなプログレ・シーン、ブームの火付け役となった。
SC-0004 ANEKDOTEN / Nucleus CD \2300
 95年リリースの2nd。より屈指し、全体通してかなりヘヴィな印象を受ける。この時点で多くのクローン、フォロー・バンドが出現したため、彼ら自身も脱クリムゾンの、オリジナリティーを探し求めた結果だと思える。頂点を目指した超力作! 余談ですが、来日時に和食を食べに連れていってやりましたが、うまいうまいと食っていました。音に似合わず?とってもおとなしくいい人達です。リマスター&ボーナス入り。
SC-0006 ANEKDOTEN / From Within CD \2300
 99年作。ヘヴィさが目立った前作に比べると、メロトロンの特性を生かしたダークで沈み込むようなミディアム・テンポの曲が多い。クリムゾンのDEVILS TRIANGLEを思い出させる。追従バンドが多くなった今、改めてオリジナリティーを追求した彼らの姿がここに。アコ・ギ、チェロ、メロトロン。ヴォーカルのみのアコースティックなラストにも注目。
SC-0179 ANEKDOTEN / Gravity CD \2300
 03年4th。ややもするとスタイルが限定される、メロトロンをフィーチャーしたクリムゾン風の泣きのヘヴィ・シンフォを、どう進化、発展させるかが鍵となる彼ら。それをファンの期待を裏切らず、ものの見事に、2ndで進化、前作3rdで発展を誇示した。本作ではPAATOSという最大のライバルの出現が影響してかどうかわからないが、旋律を美しく磨く作曲面で懐が深くなった。ダークな間が美しくて、メロディーに痺れる。
SC-0292 ANEKDOTEN / A Time Of Day CD \2300
 07年5th。全体にダークさが多彩なベクトルを持ち、メロトロンも今まで通り強力なものの、クリムゾンの古色からコンテンポラリーなメランコリックさへ哀愁感が変化しており、バンドとしての色付けをより魅力的なものとしている。シーンに反応した、このあたりの調整は流石。そして、彼ら流に磨かれた愁いとメロウさが淡く散る。前作同様に曲も良く、カンタベリー風のオルガンやゲストのフルートの好プレイが過去と違った印象を与え、よく知っているバンドのはずなのに新鮮さも十分。ずばり傑作! 初回限定デジパック盤。
SC-0504 ANEKDOTEN / Until All The Ghosts Are Gone CD \2500
 誰しもが別格と唸るだろう、8年振りにリリースされたクリムゾンへの回帰を見せる2015年作6th。スタイリッシュなダークさと言うか、20年以上活動しているバンドならではの成熟と風格を感じさせる内容で、メランコリックだった前作をよりシンフォニック・ロック化させたサウンドになっている。メロトロンが今まで以上にドラマチックにフィーチャーされ、オルガン、ローズ、アコギ、フルート、ヴィブラフォンなどアレンジの繊細さも絶妙だ。妖しいイントロから一気に荒涼としたインパクトが押し寄せるラストはサックスも導入され、不穏な終わり方が、これ又たまらない。デジパック。
SC-0359 ANGLABARN / Same CD \2500
 フォーク系のデュオによる73年の作品で管弦やリズム・セクションもフィーチャーし、北欧のリリシズムを聴かせる。美しいピアノやアコギをバックにスウェーデン語で切々と歌われ、メロトロンかと思わせる古風なストリングス・オケやポップ調の女性コーラスも加わる。コレクターズ・アイテム的な雰囲気を漂わせているがアレンジや録音はきちんと成されており、あまりサイケ色は持たず、どちらかと言うとプロコル・ハルムやムーディ・ブルースあたりが浮かんでくる。実際にアルバム・ラストはサテンの夜のカヴァー。暖かな冷気がある。73年のシングルから2曲のボーナス入り。リマスター。
SC-0345 ANGLAGARD / Hybris CD \2500
 92年リリースの北欧シンフォの傑作がバンド名義の自主レーベルによりボーナス入り&09年3面開きデジパックで出直した。アネクドテンとスタイルこそ違え、メロトロンをフィーチャーするなどヴィンテージ・スタイルと徹底したプログレッシヴ・サウンドはリリース当時大きな話題となった。ボーナスは旧盤と同じで94年に雑誌の付属シングルのみに収録された幻のレア・トラック。2ndに収録された曲のヴォーカル入りオリジナル・ヴァージョンで93年に録音されたもの。グループ名、正しく発音はエングラゴー。
SC-0377 ANGLAGARD / Epilog 2CD \2800
 ボーナス・ディスク付き2枚組2010年盤。プログレ然とした曲調を極限まで追求した94年リリースの2nd。アネクドテンと並ぶこの年代屈指の1枚だ。メロトロン、ハモンドを駆使し、ヴァイオリン、チェロ、フルートの生楽器も加え、複雑な変拍子とポリリズムを多用し、幾多の起伏を越えながら展開してゆく。屈折した美学というか、常に圧倒するわけでもなく、リスナーと一定の距離間を保ちながら、自身がプログレマニアであるかのように、その<絵>を見せていく。ボーナス盤には本編で10秒足らずの謎だったROSTENをオリジナル・メンバーが集まり、08年から09年に新録し当時書かれた未発表曲として完成させたものを収録。2種のインナーが付いた3面開きデジパック。バンド名義の自主レーベルより。
SC-0441 ANGLAGARD / Viljans Oga CD \2500
 2012年シンフォニック・ロックNO.1候補となった必聴傑作。フルート、チェロ、トランペットら生管弦も加えたクラシカルさと、メロトロン、ハモンド、ギターらのヴィンテージ・プログレ色が織り成す、まさにエングラゴーなサウンドを展開。妖しい雰囲気に包まれながら、官能的なメロディアスさと、奥深いリアルな繊細さ、そして見事な緊張感あふれるパワフルな演奏。数えると18年振りのスタジオ・アルバムで、その年月が染み渡る円熟度と言えるのと同時に当時の質感がキープされており、ブランクがあったことをまったく感じさせない。まさに驚嘆! 初回プレス限定の3面開き紙ジャケット。
SC-0482 ANGLAGARD / Prog Pa Svenska - Live In Japan 2CD \3800
 まるで北欧の闇と光りを宿した森が再現されたかのような演奏を展開し、予想以上のインパクトを残した2013年チッタでの来日公演を2枚組に収録。1stから2曲、2ndから1曲、3rdから2曲に加え、オープニング・ナンバーは新曲なのか未発表曲という構成。3rdリリース後メンバー・チェンジがあり、キーボーディストとドラマーはBRIGHTEYE BRISONから新加入しているものの、オリジナル・ギタリストや、フルート、リコーダー、サックス、メロトロンらをマルチにこなす女性プレイヤー、そして、ハモンドなどヴィンテージな音色にこだわったキーボード、強固なリズム・セクションが一体となったサウンドは正に孤高。凶暴な生き物のようであり、かつ精密に制御され、天使の叙情が舞い降りる。そんな楽曲だが、一音たりとも聴き逃さない姿勢のオーディエンスとの間の緊張感がよけいピリピリとさせ、かつシンパシーあふれる温かな終演を迎える。全世界へ誇れるライヴ・イン・ジャパンだ。ボーナスで2ndの曲のリハーサル音源入り。スウェーデン盤・見開き紙ジャケット。
SC-0541D ANGLAGARD / Live - Made In Norway DVD(PAL)+BLU-RAY \3800
 全プログレ・ファン待望と言える彼らの初のフルライヴ映像作。2015年ノルウェーでの公演を収録したもので、3枚のスタジオ作から7曲と14年のライヴ盤で公開された新曲、さらに未発タイトルが付けられたパーカッション&ドラムス・ソロ曲、計9曲約2時間の収録。冒頭のイメージ通りの神秘的な演奏が繰り広げられており、ハモンド、メロトロン、ミニムーグを始めとするキーボードセット、変化自在のツイン・ギター、リッケン&ペダルベース、フルート/リコーダー/サックス等の管楽器など、すべてが「プログレ」であり、アコギのリリカルさもトップギアでの凶暴性も計算尽くめで、時に最小音にも刃が隠されていたりと2時間気が抜けない。まったく妥協の無い構築性とその再現への集中力から発せられる凄まじいテンション。DVDR&BDR(同内容)自主盤。*本ブルーレイは欧州仕様の為、再生環境によっては映らないケースもありますので、予めご了承ください。
SC-0511 BIB SET / It Wasn't Meant To Happen... CD \2600
 初CD化。ハモンドがダークな凄みを持って唸る彼らの69年唯一作。オークションにもめったに出ないメガレアだ。同国のHANSSON & KARLSSONを思わせるサウンドだが、こちらはギタリストも加わった4人編成。ソウルフルなヴォーカルをフィーチャーし、ギターが絡むものの、あくまでもメインはレスリーを通した存在感たっぷりのオルガン。エマーソンのようなタイプではないものの、どんより、そして重くのしかかるヘヴィさはスウェーデンならではと言え、感覚に酔うような暗いインプロが溶岩流の如く展開されていく。リマスター。
SC-0528 BLUESET / Rock Machine CD \2800
 初CD化。ストックホルム近くでマイナー録音されたギター・トリオの74年作。同国で例えるならNOVEMBERを思わせるブルース・ハードを基調としているものの、緩いアコギを気だるく織り交ぜるなどアシッド風味も持っており、また後半ではかの「エリーゼのために」からスウェデッシュ・トラッドへ展開し最後はエネルギッシュなギターソロが繰り広げられる迷奏?が組曲として収められている。原盤LPは数年に一度しかお目に掛かれないという超メガレア。権利も不明だったが、メンバーを探し出し許諾を得たと言う。シングルから1曲ボーナス入り。
SC-0133 BO HANSSON / Sagan Om Ringen (The Lord Of The Rings) CD \2500
 THE LORD OF THE RINGSのブームを受けてか、未発ボーナスを加えての出直し。HANSSON&KARLSSONを経て、70年にリリースされたソロ1作目。北欧の初期プログレッシヴ・ロック・シーンの重要作のひとつ。トールキンの指輪物語をベースに、オルガン、シンセ、フルート、ギター、パーカッションetcでドリーミィー&サイケデリックに演奏される。暗く沈み込んだ空間は独特。ジャケ違い&LORD OF THE RINGSのタイトルで当時、英カリスマからもリリースされた。デジタル・リマスター盤。
SC-0545 BROTHER APE / Karma CD \2800
 極上の北欧モダン・シンフォを聴かせる2017年作7th。堂々とした力強さと瑞々しい叙情が織り成し、曲によってはキャッチーなヴォーカルとサウンドを独自のカラーで見せる。トリオ編成ながらマルチプレイやオーケストラ・ストリングスのプログラミング等、密度の濃いアンサンブルをドラマチックに展開。時に霧が晴れていくように透け、端麗な詩情が鮮烈に映し出される。この美的センスこそ彼らの持ち味だろう。スタイリッシュなのに、なんとも切ない哀愁が立ち込めるラストまで研ぎ澄まされたセンスに満ちている。3面開き紙ジャケット。
SC-0472 CARPTREE / Superhero CD \2700
 入手困難だった03年の2ndがデジパックで再発。ミステリアスな美をたたえたシンフォニック・プログレをドラマチックに聴かせる大化けの2作目だ。クラシカルなオーケストレーションに包まれる1曲目、バンクス張りのオギュメント・コードが深淵に響く2曲目、初期マリリオンの哀愁を思い出させる3曲目、後半にもその陰影は続き、ヴォーカリストの資質と壁を作るキーボーディストの感覚が溶け合い、ハミルを取り巻く悲愴感にも似た、一種独特のカタルシスを引き起こす。ヨーロッパのヴィジョンに溺れれる満足度は高レヴェル。良い! 自主盤。
SC-0452 CARPTREE / Man Made Machine CD \2700
 入手困難だった05年の名作3rdがデジパックで再発。この国の傑作群へエントリーされるであろう、美しいモンスターの誕生と当時レヴューした作品だ。その評価は今も変わらない。スタジオ・ワークを駆使した壮大なスケール、トニー・バンクスのようなキーボードの壁とそこへ封じ込めたミステリアスでロマンチックな雰囲気。ヨーロッパの没落貴族的なデカダンと甘美な夢がシンフォニック・ロックとなってあふれ出る。クラシカルな合唱団、リリカルなピアノ、切々としたヴォーカル、メロトロンを上手く取り込んだ本格的なオーケストレーションなど、本当に良く出来ている。自主盤。
SC-0289 CARPTREE / Insekt CD \2700
 07年作4th。迫力がアップし、核心へ迫るリアルさが見事に描き出された。深い闇から解き放たれるファンタジーが容赦なく襲い掛かり、ドラマチックという言葉がちっぽけに感じるほど。荘厳な混声合唱団、うなりを上げるピアノ、しなるシンセ、優美なメロトロン、エニド張りのオーケストレーション、重厚なリズム・セクション、デカダンなヴォーカルなど基本は前作と同じだが、素材が多くなり、少しヘヴィになり、アレンジと曲構成が複雑になった。さらにゴシック風味も妖しさを増し、モンスターは自我に目覚めた。寒気がするほど美しい。自主リリース。
SC-0387 CARPTREE / Nymf CD \2700
 必聴! 2010年作5th。のっけから迫力というか気迫が違う。彼らはどこまで進化するのか。曲のタッチが明確になり、ミステリアスでロマンチックながらもその力強さは半端じゃない。デカダンな夢を打ち砕き、ヨーロッパの真の亡霊が立ち上がるような光景に包まれる。怒涛のオーケストレーションから抜け出てくる甘美なギターやリリカルなピアノの一時の静寂、夜空を切り裂くドラゴンのようなシンセ、苦悩と恍惚のヴォーカル、天使の混声コーラス、完ペキなドラマチックさ。美しい悪夢の中で戦いを始めたモンスターはもう止められない。自主盤デジパック。
SC-0543 CARPTREE / Emerger CD \2700
 超傑作の「Nymf」後の沈黙を破り7年振りにリリースされた2017年作。結成以来の2人を中心にバックミュージシャンで構成されたNO FUTURE ORCHESTRAを加えた、いつもの編成にて、アナログ楽器やアナログ機材にこだわった録音で制作されたという。たしかにギターや重厚なベース&ドラムスなどロックバンド然とした存在感があり、生の実体が迫力と共に感じ取れる質感に仕上がっている。加えてダーク・ファンタジーが無数に張り巡らされた怒涛のサウンドとヒューマンなヴォーカル&コーラスの融合が物を言い、スペクタクルな長編映画ような光景がまるで3Dパノラマの如く押し寄せてくる。デジパック。
SC-0460J DICE / Same CD \3390
 「ダイス / 北欧の夢」 <リマスターSHM-CD・限定紙ジャケット> 78年リリースの北欧シンフォの必聴傑作。多彩なキーボードと美しいギターが変拍子をタイトに繰り出すリズム・セクションと一体となり、緻密に織り成すカラフルなサウンドは非常にイマジネイティヴ。叙情性とスリリングさが見事に計算され、アルバムの中に夢のように構築されている。鮮烈さではカイパの上を行く。解説・歌詞・対訳付き。国内盤
SC-0020 THE FLOWER KINGS / Back In The World Of Adventures CD \2500
 ex.KAIPAのロイネ・ストルトが94年にリリースしたプログレ回帰作ソロ、THE FLOWER KINGSを母体として生れた彼らの95年リリースの1st。そして90年代のシーンで最もアクティヴに活動したバンドのひとつとなる。現在進行形で生み出されるそのサウンドは、UKネオ・プログレ系とは違う独自のオリジナリティーを完成させた。
SC-0021 THE FLOWER KINGS / Retropolis CD \2500
 96年リリースの2nd。どの曲も良く、インパクトがあり印象に残る。大作も多い彼らだが、すべての良さがコンパクトに収った本作を初めの1枚として特におすすめ。初期のハケットを思わせる奥行きとリリシズムが素晴らしい。メロトロンも大幅にフィーチャーしたドラマチックな北欧プログレの決定打! 個人的にはこれがいちばん好き。
SC-0022 THE FLOWER KINGS / Stardust We Are 2CD \3200
 97年に2枚組でリリースされた大作。3作目。彼らならではのドラマチックな曲想が制約のない自由を得て、より複雑かつのびのびと描かれている名作。パイプ・オルガンの導入や、クリムゾンのような泣きのメロトロン・フレーズが最大級のスケールを演出。ただ、プログレ呪縛という袋小路に迷う込んでしまったのも事実。しかし、それは次作で打ち破られる。
SC-0024 THE FLOWER KINGS / Flowerpower 2CD \3200
 前作に続きまたも2枚組でリリースされた98年リリースの4作目。緩急、粗密、静動、等の対比とバランスはいつもながら見事だが、今までに見られなかったシンセ・シークエンス・パターンの使用や、様々なサンプリング、ブルージィーなロック・フィーリング、おごそかな合唱、女性スキャットなど、これでもかと凝縮された作品。自ら型をやぶったDISC IIで、プログレ呪縛から開放され、新境地を生み出していく。
SC-0026 THE FLOWER KINGS / Space Revolver CD \2500
 2枚のスタジオ2枚組と、ライヴ・アルバム、そしてTRANSATLANTICを経てリリースされた2000年作。沸き出るインスピレーションと、バンドとしてのグルーヴ感をドラマチックに結晶させた彼らならではの出来。以前の作品に比べて幾分ラウドだが、たぶん、作曲しながら同時に録音してゆくような、スタジオでの最高の充実感を感じ取れる。TRANSATLANTICでの経験が見える。
SC-0317J GREGORY ALLAN FITZ PATRICK & SAMLA MAMMAS MANNA / Snorungarnas Symfoni CD \3020
 「グレゴリー・アラン・フィッツパトリック&サムラ・ママス・マンナ / 洟垂れ小僧のシンフォニー」 紙ジャケット仕様。個人的な北欧美シンフォ・ベスト5の1枚。さらさらに乾いた空気と異国情緒あふれる光景が展開され、1曲目の7分17秒から始まる叙情に息を呑む。サムラとのコラボとなった76年作で、アラン・フィッツパトリックが作曲した楽曲の素晴らしさとサムラの卓越した演奏が見事にマッチし、想定以上のポテンシャルを引き出している。4つのパートに分かれた組曲で、2曲目の中間部や3曲目のテクニカルさも屈指。サムラと言えばひねくれた印象を持ってしまうが、バンド史上、最も正面を向いてロックしており、こんなに上手かったのかと改めて思う。デジタル・リマスター(K2スーパー・コーディング・システム使用)。「洟垂れ小僧の物語」を完全翻訳。国内盤
SC-0318J GREGORY ALLAN FITZ PATRICK / Bildcirkus CD \3240
 「グレゴリー・アラン・フィッツパトリック / ビルドサーカス」 飛び出す絵本式変形紙ジャケット仕様。サムラ関連だとか、総合芸術を目指した一大プロジェクトのサーカス小屋の為の音楽だとか、そういったデータは後付けにして聴いたほうがいい、シンフォ寄りの78年作。北欧なので風味は違うが、アンソニー・フィリップスやマイク・オールドフィールドらに通じるナイーヴな感性で描かれた情景が絵本をめくるように現れる。以前の邦題の「孤独なサーカス」というイメージとは違う、暖か味のあるファンタジーがあり、プライヴェートな箱庭のサーカスといった感じか。サムラに話を戻せば、リリカルなギター・ソロなど、屈折ジャズ・ロックから離れた好プレイで貢献。デジタル・リマスター(K2スーパー・コーディング・システム使用)。国内盤
SC-0434 HANSSON & KARLSSON / Monument CD \2200
 初CD化。67年リリースの1st。かのBO HANSSONのハモンドと、JANNE KARLSSONのドラムスという、2人のみの演奏で繰り広げられるスウェーデン伝説のデュオで、後のBO HANSSONのソロやSAVAGE ROSEも思わせる北欧然とした幻想的な響きと、荒々しくアートロックを切り開くヘヴィな音圧が織り成し、また、年代を考えると雰囲気で流すサイケ色は意外に薄く、洗練された作曲センスを感じる。未踏の前衛でありながら、ポピュラリティーを持ったメロディアスさが人気の秘訣だった。レコード・ストア・デイ2012対象限定生産品。
SC-0435 HANSSON & KARLSSON / Man At The Moon CD \2200
 初CD化。69年リリースの3rd。音楽性を変えず立て続けに3枚のアルバムを発表した彼らだが、本作は宇宙にコンセプトを求めており、シンセを使用せず、ハモンドの多彩な音色コントロールやリヴァーヴ感、果てはドラムスのシンバルワーク等で、デュオの極限とも言えるサウンドを展開している。そして、やはり前衛的でありながら、サイケ色よりも神秘的な奥行きと、どこかでリスナーをつかむメロディアスさがあり、かつプログレッシヴな魂が込められている。レコード・ストア・デイ2012対象限定生産品。
SC-0547 HOOFFOOT / Same CD \2800
 アナログで2015年に先行リリースされていたヴィンテージ・プログレッシヴ・ロックの2017年CD。スウェーデンの幾つかのプログレ・バンドのメンバーによって結成されており、ダブル・ハモンドをフィーチャーするツイン・キーボードや暴れすぎないツイン・ギター、そしてゲストでトランペットとサックスを配し、ハードな質感でカンタベリー〜マティアス・オルソン周辺の影響を感じさせるサウンドを熱演。サイケデリックな雰囲気も秘めているが、構成は熟考されており、シビアな演奏も含めキャリアが効いた北欧ファン注目作となっている。3面開きデジパック自主盤。
SC-0416 INTROITUS / Fantasy CD6 \2500
 北欧風味にあふれる07年デビュー作の2011年リマスター盤。とてもメロディアスで、女性ヴォーカルをフィーチャーし、叙情美が絶えないドラマチックなサウンドを展開。クラシカルな気品を持った26分の組曲もあり、曲によって、チェロ、フルート、バグパイプ、アコーディオンも入る。1曲目のインストなどフィドルが奏でるトラディショナルな旋律は、これぞスウェーデン! といった感激さえ覚える。なので、カイパにも通じ、エモーショナルなギター、テクニカルなシンセはフラワー・キングスを、ヴォーカルが入るとマジェンタあたりを彷彿。
SC-0408 INTROITUS / Elements CD \2500
 格段にスケール・アップ! 満を持して4年振りにリリースされたシンフォ・バンドの2011年作2nd。女性ヴォーカルを生かしたメロディアスさと、テクニカルなドラマチックさが織り成す、モダンでスタイリッシュなサウンドはトップクラスへ躍り出た。リリカルなフルートもフィーチャーし、ギアチェンジの多い10分前後のナンバーに叙情的な小曲を挟み、チェロをゲストで加え北欧の物悲しげな幻想色が渦巻くラストまで切れ目無く一気に聴かせる超力作だ。フラワー・キングス、マジェンタらのファンは必聴。素晴らしい! デジパック。
SC-0485 INTROITUS / Anima CD \2500
 マジェンタに並ぶ女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの3年振りとなる2014年作3rd。より強固になったチームワークにて聴かせる素晴らしい内容で、リリカルさを保ちながら突き抜けていくドラマチックさは格調高くモダンでかつクラシカル。北欧の澄んだ空気に愁いが溶け出す、そんな色合いの変化が幻想的に描かれる叙情性と、壮大なシンフォニック美を追求したスリリングなテクニカルさがスウェーデンならではのセンスで融合。カイパを思わせるトラッドメロを取り込んだ感動的なインスト・ナンバーもあり、郷愁を誘うメランコリックさはデビュー作から通しての魅力だ。シンフォ・ファン必聴! デジパック。
SC-0040 ISILDURS BANE / Sagan Om Den Irlandska Algen + Sagan Om Ringen CD \2500
 キャメルに似た優美な叙情派シンフォで、リリース当時に絶賛された84年リリースのSAGAN OM DEN IRLANDSKA ALGENと、その以前のカセット作品(81年)に手を加え87年にリリースされた、トルーキンの指輪物語を題材にしたファンタジックなSAGAN OM RINGENとの2in1。非常に美しく洗練された傑作のカップリング。迷わずの必聴作!
SC-0041 ISILDURS BANE / Sea Reflections + Eight Moments Of Eternity CD \2500
 86年リリースの3rdと87年リリースの4thの2in1。前2作とは違い、フュージョン化してしまったが、曲によってはメル・コリンズやキット・ワトキンスのいた頃のCAMEL風でもある。インストだが、良質かつクリアーなメロディーで飽きさせない。4thでは管弦を導入したシリアスな曲があり、その後の彼らを予感させる。
SC-0139 ISILDURS BANE / Cheval - Volonte De Rocher CD \2500
 デジタル・リマスター&ニュー・アート・ワークにより、JAN SEHAFFERとの共同プロデュースで89年にリリースされた5作目が出直した。BJORN J:SON LINDHも参加。この2人の関与が大きく作用し、クリエィティヴな傑作シンフォとなっている。室内管弦楽を導入し、クラシカルなシリアス色を漂わせ、ヒステリックなまでのハイ・テンション・パートや、北欧ならではの美しい詩情あふれる静寂な描写まで、スケールの大きい、かつ透明感のあるサウンドを展開。
SC-0043 ISILDURS BANE / Lost Eggs CD \2500
 76年〜93年の間のスタジオ未発表テイクやライヴ・テイクを集めたもの。流石にクオリティーは高い。まさに北欧のキャメルと呼べるメロディアスなシンフォニック・ナンバーが詰っている。彼らの名作1stや2nd、そして初期キャメルを思わせるサウンド。叙情と泣きです。
SC-0092 ISILDURS BANE / Mind Volume 2 - Live 2CD \2980
 2001年リリース。各国でのライヴ・パフォーマンスに、スタジオで生の管弦セクションを加えるなど手を十分に施し、新たなパートの追加録音や、BJORN J:SON LINDH、JAN SCHAFFERの参加、いくつかの新曲やメンバーのソロ・ワークのバンドでのライヴ再現など、もう完全に全体が新たなコンセプトで再編された単独の作品と言える内容。ドラマチックなスケールに舌を巻く!
SC-0162 ISILDURS BANE & METAMORFOSI TRIO / Mind Vol.3 CD \2500
 イタリアのチェンバー・トリオを迎えての2003年作。シリアスな面が強調され、お互いを触発させるような即興演奏をジャージィーに繰り広げる。アレア級のテンションが張り巡らされており、かつ、管弦が奏でるアカデミックな深みがダークに加わっている。視覚的な刺激を得る美空間の創出も彼ららしい。MINDシリーズ第3弾。完結作かと思えば、それは新たな音楽創造への挑戦が示されたコンセプト作となった。ジャズ・ロック・ファンも必聴の問題作!
SC-0186 ISILDURS BANE / Mind Vol.4 Pass CD \2500
 彼らの初のヴォーカル入りアルバムとなった03年作。ヴォーカルがあろうが、なかろうが、ISILDURS BANEはISILDURS BANEであるという素晴らしい出来。個人的には、ヴォーカルが入っていないとダメなほうなので、アヴァンギャルド過ぎたVOL.3や、2枚組でちょっとしんどかったVOL.2よりもずっといい。傑作、VOL.1のようなメリハリのあるシンフォ展開もドラマチックに張り巡らされ、BJORN J:SON LINDHの参加により、澄み切ったシリアス&クラシカル美も復活。パートによっては、今までにない近クリムゾンのような攻撃性を見せ、生の管弦アンサンブルも銀の羽のような光を放つ。非常にレヴェルの高い傑作。
SC-0546 ISILDURS BANE & STEVE HOGARTH / Colours Not Found In Nature CD \2700
 全プログレ・ファンの興味を引くコラボとなった2017年作。ISILDURS BANEとしては14年振りのアルバムだ。キーボーディストでコンポーザーのMATS JOHANSSONとSTEVE HOGARTHが共同で曲を書き、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート、クラリネット、トランペットらの管弦楽を交え、STEVE HOGARTHのヴォーカルを全曲でフィーチャーし、クラシックやシリアスなコンテンポラリー・ミュージックも取り込んだISILDURS BANEならではの緻密で美しい北欧シンフォと英国ハートが融合する至上の内容となった。正に別格中の別格! デジパック自主盤。
SC-0544 JANNE SCHAFFER / Katharsis + Earmeal + Presens 2CD \2500
 すべて初CD化となる76年作、78年作、80年作のリマスター3in2。3枚とも、BJORN J:SON LINDH!入りで、78年作はトトのSTEVE PORCAROを始めとするポーカロ3兄弟をバックに制作され、クォーターマスでも知られるPETER ROBINSONも参加。曲によってはエレクトリック・ヴァイオリンもフィーチャーしファンキーなフュージョンを硬派に聴かせるKATHARSIS、ポーカロ3兄弟のテクニカルな演奏が炸裂する名作のEARMEAL、プログレッシヴでハードなジャズ・ロック・テイストもあるPRESENS。後者2作には北欧然とした泣きのパートもあり、ストリングス・オーケストラもフィーチャー。また、3作共ラストは研ぎ澄まされた叙情美で締めくくられており幽玄で印象深い。
SC-0507 KAIPA / Same CD \2600
 最高作と評される次作より、こちらを取るファンも多い75年リリースの1st。キャメルにスウェーデンの香りをミックスさせたような哀愁に染まる美旋律が次から次へと紡ぎ出される名作だ。ストリングス系やシンセも多用されているものの、澄んだ歌声でリード・ヴォーカルも担当するハンス・ルンデンのクラシカルでヨーロッパ然としたオルガンがロイネのギターと共に際立っている。トラディショナルなメロディが織り込まれるのも特徴だ。2015年リマスター&ボーナス2曲(既発)入り。
SC-0508 KAIPA / Inget Nytt Under Solen CD \2600
 美旋律の凝縮から発散へと作風を拡大させた76年リリースの2nd。なんと言ってもアルバム片面を飾った21分の組曲はプログレ史に燦然と輝く傑作で、印象的な数々のメロディを繰り返し織り込み、ドラマチックな構成でラストまで一気に聴かせる70年代カイパのハイライトだ。よく聴くとフラワー・キングスの源流が感じ取れる部分も見られる。後半は前作を思わせるキャメル風の哀愁叙情ナンバーが並ぶ。メロトロンも劇的に導入。2015年リマスター&ボーナス4曲(既発)入り。
SC-0517 KAIPA / Solo CD \2600
 その昔、キャメルが海を渡り北欧の地に舞い降りたと言われたカイパの78年リリース3rd。ロイネ・ストルトの甘美なギターとハンス・ルンデンのファンタジックなキーボードが織り成すイメージはジャケットそのもので、優しく包み込まれる温かさと翳りの孤独感が絶妙に混じり合う。中世に佇んでいたハケットの侍祭の旅のミステリアスさが、北欧の森に浮かび上がったかのようなナンバーもあり、そんなメロディアスさに加え、クールなテクニカルさも申し分ない。2015年リマスター盤。
SC-0518 KAIPA / Hander CD \2600
 ABBAのレーベルで知られるスウェーデン・メジャーのPOLARから80年にリリースされた4作目。ロイネ・ストルト脱退後初のアルバムで、新任のギタリストを加え、キャッチーなポップ路線とカイパ然とした哀愁に染まるシンフォニック色を混在させたファンを悩ませる内容となっている。中でも3曲目や5曲目は切り出せばカイパそのものだが、ポップなナンバーにも注目で6曲目はその後のジェネシスだし、7曲目はマイク・ラザフォード1stソロ風で、共通点が興味深い。2015年リマスター盤。
SC-0519 KAIPA / Nattdjurstid CD \2600
 マイナー・レーベルから82年にリリースされた5作目で当時のカイパの最終作。キーボーディストのハンス・ルンデンのみオリジナル・メンバーとなり、エイドリアン・ブリューのようなギターをフィーチャーし、びっくらニュー・ウェイヴへイメチェン。エレポップ色も交えながらのサウンドだが、中盤以降は相当アナーキーで、セールスを意識したとは思えない、どちらかといえば前作のHANDERよりクリエイティヴな姿勢で制作されている。本CDはハンス・ルンデンによる2015年リミックスが施されており、音像もグレートアップ。シングル、未発曲のボーナス3曲入り。2015年リマスター盤。
SC-0492 KAIPA / Sattyg - Special Edition CD \2700
 傑作。最もスウェーデンらしい泣きに染まる2014年作。前作同様男女ヴォーカルにより英語で歌われているが、メロディの美しさ、物悲しさ、優雅さはスウェディッシュ・ロックの最高峰と言え、カイパの近年作の中でも特にアイデンティティを意識した作りになっている。フィドルが奏でるようなトラディショナルな旋律をギターやオルガンやリコーダーが織り成し、かつモダンにアップデイトされたスリリングなプログレッシヴ・ロック・サウンドと融合。ゲストでヴァイオリンも加わっており、クラシカルさにかけても過去最高作だろう。再結成されてもう10年以上が経つが、カイパ王国を揺るぎないものにした作品だ。限定デジパックのスペシャル・エディション。
SC-0537 KAIPA DA CAPO / Darskapens Monotoni CD \2600
 来日も果たした真のカイパ・サウンドを目指す彼らの待望のアルバムがリリースされた。ロイネ・ストルトとリズム・セクションのオリジナル・メンバーに、新キーボーディストやロイネの弟のマイケル・ストルトをヴォーカルで加えた編成。スウェーデン語で歌われ、なによりも泣きの叙情を最優先させたタメの効いたサウンドは正に初期カイパのアップデイト版。たしかにフラワー・キングスっぽい所もあるが、のどかに差し込む陽光がカイパ然としたファンタジーを放っており、また、初心に戻り?キャメルやジェネシスを思わせるところも。ハモンドB3、ミニ・ムーグ、メロトロン、ローズ、チェンバロ、さらには本物のパイプ・オルガンまで導入したキーボーディストによるフルートやヴァイオリンも好アクセントとなっている。あのMERIT HEMMINGSON!がゲスト参加。2016年作。デジパック自主盤。
SC-0120 KEBNEKAISE / Resa Mot Okant Mal CD \2500
 北欧ハードの名作のひとつ。2nd以降はトラッド・メロディーに根ざした作風へ変ってしまうが、この71年の1stはギンギン(死語?)のハード・ロック。鋼のようなリズムとリフ、タメ、ノリ、オリジナリティー、すべてで抜き出ている。あのTRETTIOARIGA KRIGETの登場まで、まだあと3年あるとは思えない。ものすごいパワーが凝縮されたエネルギッシュな1枚。リマスター盤。
SC-0121 KEBNEKAISE / II CD \2500
 ここからが、一般的によく知られているケブネカイゼ。73年2rd。よーく聴くと現在のラジカル・トラッドの古典だったりもする。本作では女性ヴォーカリスト、TURIDが参加しており絶対に見逃せない(彼女の作品のCD化望む!)。北欧ファンタジック派はまず本作から。なんとも北欧チックな空気が漂う。リマスター&ボーナス1曲入り。
SC-0122 KEBNEKAISE / III CD \2500
 現在でもソロをリリースし、メジャーで活動中のKENNY HAKANSSONが率いたグループで、当時6枚のアルバムをリリース。BO HANNSONとのコラボレートでも知られる。北欧トラッドとアシッド、またはヒッピー的なロック色が融合し、インプロビゼーションも豊かに聴かせる。スウェーデンで一番高い山、そして、妖精トロルが住むと言い伝えられるケブネカイゼの秘境で木霊する音楽。75年3rd。リマスターにて。
SC-0535 KULTIVATOR / Barndomens Stigar 2CD \2980
 長らく廃盤だった81年の必聴傑作が新装リリース! ボーナス盤付き2枚組2016年盤。ハットフィールドなどカンタベリーの影響を強く受けた正統派で、強力なリズム・セクションをバックに展開するサウンドは終始圧巻。デイヴ・スチュワート風のオルガンを始め、ピアノ、ギター、女性コーラス、リコーダーを絡めテクニカルにスリリングに攻め立てる。爆発的なヘヴィさと繊細なスタイリッシュさが知的に同居。曲調、音色、クセなど非常に研究されており、もとの名作群に並んでしまっている。ディスク2には92年スタジオ、79年と80年のライヴ、さらに、06年録音の新曲4曲を収録。すべて、既発だが、06年作は女性ヴォーカルとフリップ調のギターをフィーチャーし、リコーダー、キーボードも入った同傾向の音で驚かされる。冷っとしたスウェーデンらしさも十分。
SC-0464 LIFE / Same - Expanded Edition 2CD \2500
 長らく廃盤で入手困難だった71年リリースの必聴名作の英語ヴァージョンと、遂に初CD化となるスウェーデン語ヴァージョンが2枚組にて2013年リマスター再発となった。ハード・ロックをベースにしながらも、かのBJORN J:SON LINDHのアレンジによるストリングス・オーケストラをフィーチャーし、ギタリストが弾くクラシカルなピアノやハープシコードも印象に残る、メロディアスな叙情性を兼ね備えたスキルの高いトリオであった。全体に落ち着いた歌心があって、聴き込める内容となっている。なお激レアとして知られる英語ヴァージョンはヴォーカルの差し替えだけでなく、ミックスも違っており、ムーグも足されている。2枚のシングルから3曲ボーナス入りで、これらの曲も良い。
SC-0334 MADE IN SWEDEN / Where Do We Begin CD \2500
 しばらく品切れだった北欧プログレの重要作が再プレス。スウェーデンとフィンランドの76年合作で、ベースはWIGWAMのPEKKA POHJOLA、ドラマーはTASAVALLAN PRESIDENTTIから迎えられ、結果、PEKKAのKEESOJEN LEHTOのプロトタイプと言える作品になった。本作はバンドの再結成的なものだが、過去の音楽性を一新。PEKKAが曲を提供している10分超えのラストは、そのままKEESOJEN LEHTOのイメージで、同年末に、このメンバーにマイク・オールドフィールドらを加え、あの名作が制作された。本作からのパーツ流入・転用は明らかだ。
SC-0280 MECKI MARK MEN / Marathon CD \2500
 彼らがサイケから最もプログレ色を強めた71年リリースの3rd。本作でハモンドを弾きまくったリーダーのMECKI BODEMARKはこの後脱退し、ギタリストのKENNY HAKANSSONがバンドのイニシアティヴを握り、残りのメンバーとKEBNEKAJSEへ改名。各プレイヤーの唸りを上げる演奏は初期コロシアムをハードロックにしたようなテクニカルさと痛快さがあり、アップテンポの曲での突っ走り方に唖然となる。展開部分でメロトロンも登場。また、シタール、フルートが妖しく響く曲にも持ち味が出て、たいへんよろしい。3面開きデジパック。ボーナス入り。
SC-0255 MOON SAFARI / A Doorway To Summer CD \2500
 05年デビュー作。TOMAS BODINがプロデュース(1曲キーボードでもゲスト参加)に力を貸し、まさにそれを反映してか、ずばりフラワー・キングスを思わせるメロディアスで歯切れ良いサウンドに、清涼感のある北欧然とした空気を織り交ぜファンタジックに聴かせる。ヴォーカルのメロウさとコーラスの美しさが抜き出ており、ハモンド、メロトロン、ムーグといったヴィンテージ・キーボードの使用もポイント。アコースティックなパートでのきらきらとしたナチュラルな響きと、柔らかでウエットな質感がこのバンドの特徴だ。自主リリース。
SC-0319 MOON SAFARI / Blomljud 2CD \3200
 2枚組の大作となった08年作2nd。言われなければ70年代の英国のバンドのようにも聴えるが、この美しいファンタジーは北欧ならではのものだ。ポップさを後退させながらヴォーカルとコーラスのメロディアスさを最大に生かした曲作りで、インスト・パートをふんだんに拡張し、アコギやピアノのリリカルさからメロトロンやハモンドに乗せてギターが歌う壮大さまで、レンジが広く、彼らのあふれ出る音の中でかなり遊べる。ディスク1のラストのドラマチックな余韻を持ったまま、ディスク2へ移る。この間の音無しの時間に次への焦りと期待が膨らむのはアナログの名盤のようで、それぐらい出来が良い証拠。ディスク2の4曲目で曲のタイムが31分44秒と表示されると、朝にあと1時間寝れるのと同じぐらいうれしくなる。ジェネシス系シンフォ・ファン必聴です。
SC-0469 MOON SAFARI / Himlabacken Vol.1 CD \2500
 イエスとクィーンをミックスしたような、より高みを目指したコーラスを完成させた2013年作。ひたすら甘い美メロのヴォーカルを聴かせる曲から、ギターが泣きオルガンが疾走するプログレッシヴな曲まで、ファンの期待を裏切らない出来となっている。安定感バツグンと言え、歌の部分とインスト部分がきちんと計算されており、また、ヘヴィな展開をさり気なく織り込み、かつ、緩いパートにも、ピーンとしたテンションがあり、気合が伝わってくる。自主スウェーデン盤!
SC-0548 NAD SYLVAN / The Bridge Said No - Special Edition CD \2700
 STEVE HACKETT、ROINE STOLT、JONAS REINGOLD、TONY LEVIN、NICK D'VIRGILIOら、そうそうたるメンバーが参加しているハケット・バンドやAGENTS OF MERCYで知られる彼の2017年作。ミステリアスなテーマに沿い、深遠な物語性を秘め、彼のヴォーカルを荘厳かつドラマチックなシンフォで聴かせる力作だ。ハケットは4曲参加しており、ジェネシス・リヴィジテッド以降の2人の強い結び付きを感じさせられる。また、スウェーデンの著名コンポーザー&プロデューサーのANDERS WOLLBECKが加わったことで曲想やオーケストラ・アレンジが高められており、影の立役者と言えるだろう。3面開きデジパック限定盤。
SC-0063 NOVEMBER / 2A CD \2500
 71年リリースの2nd。古くから知られたグループで、当時、日本盤シングルも出ていた(今はオークション物)。誰もが認める北欧屈指の本格派ハード・トリオ。さらにパワー・アップした豪快なハード・ロック・サウンドは北欧にNOVEMBERあり、といったところ。若き天才ギタリストと言われたRICHARD ROLFを中心にズッシリと手応え十分。スウェーデン語。
SC-0404 PAATOS / Breathing CD \2600
 美メロが炸裂し、スタイリッシュな美学を哀愁に染めて聴かせる5年振りの2011年スタジオ作。リズム・セクションのメンバー・チェンジがバンドにフレッシュな感覚をもたらしており、ギタリストの小技を効かしたプレイをアレンジの核とし、最高のタイミングでメロトロンをシンフォニックに用い、フルート、チェロらも加えたサウンドに、美声の女性ヴォーカリストが映り込むように歌っていく。あの水辺で月と語り合うような幻想感も健在で、かつ、スピーディなロックをポップに演奏する新鮮味もあり、流石、オリジナリティーの高さを感じさせる傑作となっている。3面開きデジパック。
SC-0450 PAATOS / V CD \2600
 <LIMITED STUNNING DIGIPACK> 傑作。前作でのスタイリッシュさと、初期のヘヴィさを融合させ、ロックとポップを掛け合わせ、最高の美旋律を女性ヴォーカリストが愁いを込め歌っていく全音楽ファン必聴の2012年作。文句なしの新曲4曲に、あのTURIDが詞を書いた1stの絶世の名曲TEAを含む2曲の新録と、近年作からのリミックス2曲を加えた変則アルバムだが、その充実感はトップクラスで、新曲に至ってはメジャーでミリオンセラーを連発してもおかしくないメロディックさとクオリティーだ。甘くも切ない哀愁と、プログレファンを置き去りにしないマニアックさがたまりません! 初回限定3面開きデジパック。
SC-0515 PANDORA / Measures Of Time CD \2600
 初CD化。ブリティッシュ・ナイズされたメロディアスなサウンドを聴かせるノルヒェーピングのバンドの74年リリースの唯一のアルバム。ロマンチックなハープシコードの調べから幕をあけるシンフォニック・ロック・スタイルの作品だ。英語で歌われるヴォーカルはガブリエル風だが、硬質なギターは所々カイパを思わせ、映画音楽のようなピアノとテクニカルなシンセが絡む好作だ。6人編成のアンサンブルで、ジェネシスやキャメルの他に、ウイッシュボーン・アッシュの影響もあったらしく、ツイン・ギターに表れている。リマスター。
SC-0223 PAR LINDH PROJECT / Gothic Impressions (10th Anniversary Re-Edition) CD \2500
 94年に衝撃的にリリースされたあのデビュー作をリマスター&リミックスにて出し直した、10TH ANNIVERSARY RE-EDITION。一部のリズム・セクションやコーラスを追加録音。もともと傑作だっただけに、リエディションの必要があるのかという疑問も残るが、ディテールは彼がより望むものになっている。パイプ・オルガン、メロトロン、ハモンド、ハープシコードをふんだんに使用し、混声合唱団や女性ヴォーカルも加え、バックはANGLAGARDが固め、さらに、ロイネ・ストルトの協力・参加も得て完成された究極のシンフォ作。曲調は中世ゴシックからバロック音楽に多大な影響を受けたもので、荘厳なスケールで繰り広げられていく。
SC-0068 PAR LINDH PROJECT / Mundus Incomprertus CD \2500
 彼がクラシカル・シンフォニック・ロックを徹底的に追求した97年作2nd。強力なリズム隊をバックに、生のオーボエやヴァイオリンも加え、女性ヴォーカル、合唱、ハモンド、メロトロン、多種ヴィンテージ・シンセ、荘厳なパイプ・オルガンetc.で、プログレ然と絢爛豪華に繰り広げられる。曲をよく把握しているギタリストの存在も大きい。PAR LINDHから送られてきた荷物には、いつもSTEINWAYのメモ用紙(凝っているねぇ)にコメントが添えられていた。
SC-0105 PAR LINDH PROJECT / Veni Vidi Vici CD \2500
 生のストリングス・セクションと混声合唱を加えて制作された2001年作。おなじみとなった、メロトロン、パイプ・オルガン、ハモンド、ハープシコードらに加え、今まで以上にクラシカルなピアノをフィーチャーし、中世音楽、バロック音楽をシンフォニック・ロック化している。反面、E.L.&P.張りのパワフルな演奏も。女性ヴォーカルも曲調によく合っている。
SC-0399 PAR LINDH PROJECT / Time Mirror CD \2500
 約10年振りの新作となる2010年作。自身のスタイルにこだわりながら、10年の時を埋めるべくアップデイトさせたと言う、クラシカル・ロックのすべてを取り込んだ強靭な出来だ。目まぐるしくキーボードのアイテムが変わっていく17分越えの大作から堂々と幕を開け、エマーソンとリック・ヴァン・ダー・リンデンが共演したかのようなバロック・テイストにジャズも交えた演奏で畳み掛ける。軽快な曲を挟み、ティンパニーの高鳴りとヴァイオリンでドラマチックに始まる3曲目は、これぞ真骨頂、大聖堂が浮かぶパイプ・オルガンが疾走し、カヤックあたりも思わせるメロディックなサウンドを展開。彼らのデビュー作を聴いた当初の感動が甦って来た。ベースやドラムの重量感など、録音にも相当こだわりが見え、またバンドという存在を強く感じさせるシンフォ・ファン必聴の渾身作! 3面開きデジパック。
SC-0067 PAR LINDH & BJORN JOHANSSON / Bilbo CD \2500
 96年リリースのデュオ作第一弾。04年にリリースされた第2弾と同じくトールキン(北欧の人、ほんと好きですね)からインスパイアされた、中世音楽/クラシック/トラッド色のアコースティックなコンセプト作。女性ヴォーカリストをフィーチャーし、フルートやオーボエ等の生楽器と、PAR LINDHによるハモンド、ハープシコード、メロトロン、パイプ・オルガンらにアンソニー・フィリップスを思わせるギターが織り成す北欧ファンタジー。リズム・セクションも入り、シンフォニック・プログレとして聴ける完成度がいい。
SC-0197 PAR LINDH & BJORN JOHANSSON / Dreamsongs From Middle Earth CD \2500
 映画、ロード・オブ・ザ・リングにハマってしまった人も多いはず。映画とは関係ないけれど、本作もまた指輪物語を音楽化、この場合、シンフォニック・プログレ化したもの。ホルン、トランペット、バスーンなどの管楽器や、ハープ、ハープシコードなどのアコースティック楽器もふんだんに用い描かれたファンタジー・ワールド。白の魔法使い、ガンダルフらと旅を続けるフロドになったような気分。こういった音楽性の場合、メロトロンは強力に威力を発揮する。深いドリーミィーさは元祖BO HANSSON譲りの北欧幻想風味。女性ヴォイスもエルフ、ガラドリエルのよう。ロイネ・ストルトも1曲参加。04年作。
SC-0549 RIKARD SJOBLOM'S GUNGFLY / On Her Journey To The Sun - Limited Edition 2CD \2800
 現BIG BIG TRAINのメンバーのマルチ・プレイヤー率いる2017年作。彼の元のバンド、BEARDFISHのジェントル・ジャイアント色にジェネシス色を加味した作風となっており、3作目となる本作では時にBIG BIG TRAINも思わせる英国調のシンフォをテクニカルに構築している。ハモンドやピアノの他に、ソロイスト、オデッセイ、ソリーナらのアープ・キーボードが曲想にあっており、オープニングなどアコギも繊細で美しい。ちょっとジャケットからは想像出来ない正統派だ。リズム・セクションにはBEARDFISHのバンドメイトが参加。初回限定スペシャル・エディションとしてボーナス・ディスクが付いており、GUNGFLYの1st(09年)&2nd(11年)からセレクトされた14曲をベスト収録。3面開きデジパック。
SC-0072 ROINE STOLT / The Flower King CD \2500
 90年代を代表するグループとなったTHE FLOWER KINGSの母体となったのが、94年に突如ソロとしてリリースされた本作。彼の素晴らしいギター・ワークを中心にドラマチックなシンフォニック・プログレを展開。THE FLOWER KINGSの原点がここに。
SC-0438 SAGA / Same CD \2500
 74年リリースの北欧ハード・プログレの名作。NOVEMBERのベーシストが結成したバンドで、よりプログレッシヴな方向へ向かっており、チェロやサックスをフィーチャーしたメロディアスなサウンドを織り交ぜている。スウェーデン特有の硬質のギターとピアノやアコギが奏でる哀愁はKAIPAへも通じ、ここぞの瞬発力はTRETTIOARIGA KRIGETを引き合いに出せる。ツイン・ギターやベースが暴れる後半のエネルギッシュさを聴くと、本作1枚で解散したのが惜しまれるグループであった。全体に流れる暗めの雰囲気がいい。リマスター。
SC-0503 SAGA / V CD \2800
 74年に唯一のアルバムをリリースしていたハード・プログレ・バンドが復活し、2013年と14年に新作としてリリースしたアナログ盤EP2枚を1枚のCDにまとめた2014年作。当時書かれていた曲も含まれており、スウェーデン語で物憂げに歌われヘヴィに展開していく1曲目から期待はすぐに高まる。北欧70年代の復活組の作品は当時の面影を残さずモダンロックになってしまっているケースが多いが、本作は違い、どの曲も70年代の雰囲気に満ち、メロディアスで、ツイン・ギターも甘く響き、アコギのわびさびもぐっと心に来る。ヴァイオリンが流れるラストまで一気に聴き入ってしまう充実作。デジパック。
SC-0123 SAMLA MAMMAS MANNA / Same CD \2500
 70年のデビュー作。部分的にはまだ散漫なところがあるものの、充分に突出したオリジナリティーがすでにあって、あらためて驚く。クールな、というイメージの彼らだが、本作ではレスリー・トーンのハモンドなど熱いし、曲がわかりやすい分、とっつきやすい。彼らの作品の中で、いちばんロックだったりする。リマスター&ボーナス2曲入り。
SC-0075 SAMLA MAMMAS MANNA / Maltid CD \2500
 73年リリースの2nd。初期は初期で独特の味を出し、ストイックな演奏に重点を置いた後期よりも、メロトロンをフィーチャーするなどプログレ然とし、メロディアスな曲調も持つ。もうこの時点で、オリジナリティーと特異さは十分に抜き出ている。ボーナスのうち2曲は2nd録音時の未発表曲で、もう1曲は1stから。
SC-0076 SAMLA MAMMAS MANNA / Klossa Knapitatet CD \2500
 74年リリースの3rd。初期サムラの最も完成された1枚で、ほんと、びっくりするぐらい様々なアイデアと音楽要素が詰め込まれている。シンフォニック・ロックでもジャズ・ロックでもない、彼ら独自のオリジナリティーあふれるプログレッシヴ・ロックを確立。ファン必聴作。
SC-0285 SOLID GROUND / Made In Rock CD \2500
 07年リマスター&3面開きデジパックで再リリース。76年に200枚のみでリリースされたスウェーデンのウルトラ・レア・アイテム。サバス、ツェッペリンが見えるヘヴィなサウンドと粘着的なヴォーカルで聴かせるツイン・ギターのハード・ロック・バンドで、1曲ながらオーケストロンというメロトロンに似たストリングス・サウンドを出すキーボード(初期レインボーが使っていたので有名)も使用。哀愁のギター・ソロを引き立てる。ずっしりとした手応え十分。新たに74年、75年、そして06年の計8曲のボーナスを追加収録。
SC-0538 THE SOUND EXPRESS / Same CD \2600
 初CD化。ハモンド・オルガン天国、そんな国がスウェーデンだ。69年にマイナー・レーベルからリリースされた本作もハモンド尽くしの1枚で、キーボーディストによるギターが時折入るものの、主役はレスリー鳴りのハモンド。ドラマーとのデュオ編成で、あのHANSSON & KARLSSONと同じだが、プログレ直結系で、エクスペリメンタルな要素は少なく、ヘヴィで泥臭い鍵盤弾き倒しで終始展開。最近は高性能のシュミレーターによるハモンドサウンドが多くなったが、本物の割れんばかりの音の太さと生き物のような暴れ具合が凄まじい。リマスター。
SC-0210 TRETTIOARIGA KRIGET / Same CD \2500
 74年にリリースされた北欧屈指のハード・プログレの必聴傑作。まったく先の読めない展開と、超強力な変拍子、妖しいまでのメロトロン、プログレッシヴ美学を貫いた知的感性など、この完成度とテンションはイルバレのYSに唯一並ぶもの。スクワイアのようなベースも圧巻。4曲目は屈指の名曲で本作をさらに印象付ける。リマスター&ボーナス3曲入り(当時の未発で凄く良い)デジパック。ブックレットも充実。
SC-0220 TRETTIOARIGA KRIGET / Krigssang CD \2500
 75年リリースの2nd。デジタル・リマスター&デジパックで出直し。1stも良いがこの2ndも良い。本作ではアコ・ギを織り交ぜるなどアンサンブルに陰影が現れ、よりメロトロンも各所で深淵にフィーチャーされるなど、作曲面でもバンドが進化したことがうかがえる。攻撃的なサウンドに独特の哀愁を帯びるヴォーカル・メロ、旧B面すべてを使った大曲でのせめぎ合う演奏の密度は相当なもの。気合が凄い。そのサウンドと姿勢はANGLAGARDやANEKDOTENへ確実に受け継がれた。旧盤とは違う新たなレア3曲(76年、77年)ボーナス入り。
SC-0526 TRETTIOARIGA KRIGET / Hej Pa Er! CD \2500
 78年リリースの3rd。オープニングから北欧の澄み切った空気を含んだ歯切れの良いサウンドが流れ出す。1stや2ndほど、もろプログレ趣向ではないが、アコギが放つパストラルな清涼感や、同年代のカイパを思わせる泣きのギター、エネルギッシュな展開など、どうしようもないぐらい北欧情緒でいっぱいだ。ラストの叙情派シンフォなど紛れもなく後のISILDURS BANEへ受け継がれている。とても北欧らしいいいアルバム。79年の4thから3曲等、4曲のボーナス入り&リマスター。
SC-0529 TRETTIOARIGA KRIGET / Kriget CD \2700
 初CD化。81年リリースの5作目で当時のラスト・アルバム。今回CD化にあたりカットされていた2曲をボーナスとして組み込みバンドが録音時に意図していた曲順でマスタリングされた。曲によってオルガンやサックスもフィーチャーし、ハードなギターやスウェーデン語のヴォーカルなどソリッドなサウンドを見せているものの、シンセも含めてニュー・ウェイヴ風の曲調もあり、カイパ同様に時代の変化が刻まれている。だが、新たな1曲目などトレンドを捉えつつ彼ららしさがカッコ良く突っ走っており、新鮮だ。リマスター&2曲ボーナス入り3面開きデジパック。
SC-0487 TRIBUTE / New Views CD \2500
 廃盤で長らく入手困難だった84年作1stがリマスターで出直した。当時スウェーデンのマイク・オールドフィールドと言われた彼ら。ツイン・キーボードを含む6人編成で、テクニカルで透明感のある叙情派シンフォを繰り広げる、80年代を代表する必聴バンドだ。インスト指向だが美しい女性スキャットも交え、フルート、リコーダー、アコギ、イングリッシュ・ホルンらを織り込んだバンド・アンサンブルは北欧美に満ちる。ダイナミックな前半も良いが、旧B面をすべて使った20分越えの長尺曲は正にマイク風マジカル・ワールドで、レコード発売時かなり話題になった。
SC-0465 TRIBUTE / Breaking Barriers CD \2500
 廃盤で長らく入手困難だった86年作2ndがリマスターで出直した。本作からドラマーにピエール・モエルランを迎え、シンガーのバックで来日も果たした超絶ベーシストとリズム・セクションを強化し、シンセ、ギター、管楽器、パーカッションらが万華鏡のように色鮮やかにシンフォニック・ロックを奏でていく。叙情を優しく歌う男性ヴォーカルはキャメルを彷彿させ、美声の女性ヴォーカルが入るとマイク・オールドフィールドも彷彿。タイトな変拍子を軸に巧みなサウンドを繰り広げながらも、北欧色をたっぷりと含んだ幻想美、イシルドゥース・バーネにも通じる透明感が素晴らしい。デジパック。
SC-0483 TRIBUTE / Live! CD \2500
 廃盤で長らく入手困難だった86年のライヴがリマスターで出直した。3作目となる作品で同年に名作2ndのBREAKING BARRIERSがリリースされたにもかかわらず、全10曲中7曲は新曲で本作のみの収録となっている。バンドは300以上のライヴをこなしており、ドラマーにピエール・モエルランを加え、演奏面でも作曲面でも絶頂期にあったと思われる。マルチ・ミュージシャンの集合体のような編成だが、おおまかにツイン・キーボード、ギター、管楽器、パーカッション、ベース、ドラムスらで繰り広げられる緻密でタイトで美しいシンフォニック・ロックに加え、アコギとシンセを主体としたアコースティックなナンバーや女性のアカペラも披露しており、音楽性の進化も感じ取れる名ライヴ盤。デジパック。
SC-0524 TRIBUTE / Terra Incognita CD \2500
 北欧シンフォ屈指の必聴傑作。廃盤で長らく入手困難だった91年作4thがリマスターで出直した。彼らの素晴らしいシンフォニックな音楽性がダイナミックに配されたファイナル作である。澄んだ女性ヴォーカルをフィーチャーし、コンパクトな展開を見せる前半。オーケストラと合唱団をフィーチャーし、悠久の荘厳さを見せる後半。前半ではBJORN J:SON LINDHもフルートで参加し、身震いするほどの幽玄さを加味。後半は21分越えの長尺曲で、チェロ、オーボエ、クラシカルなピアノ等が凛々しく織り成し、マイク・オールドフィールド風のギターで締めくくられる北欧美の極致となっている。デジパック。
SC-0194 TURID / I Retur CD \2500
 コンピながら遂に、遂に、遂に彼女の作品がCD化! 北欧アシッド女性ヴォーカル・フォークの最高峰。71年の1stから5曲、73年の2ndから9曲、75年の3rdから6曲、82年の共作から1曲の全21曲収録。バックには、KEBNEKAISEのKENNY HAKANSSONや、GREGORY ALLAN FITZPATRICK、BJORN J:SON LINDHらが参加。うつろで、あぶなげな彼女のヴォーカルを、優しい陽だまりのようなアンサンブルが包んでいく。ロック色が強まれば、バックの連中が流し込むサイケ・トーンもぐるぐるまわり、アコ・ギでの弾き語りになれば、英国フォークのような物悲しさで心がいっぱいになる。女性ヴォーカル・ファン、アシッド・フォーク・ファン必聴!
SC-0550 URSUS X / Orion CD \2700
 マイク・オールドフィールド愛好家の2人による北欧シンフォ2017年作。トールキンの世界にも通じるファンタジックな作風だ。澄んだ叙情が染み渡っている。マイクやハケットを思わせるギター、幻想的なキーボード、フルート、バスーン、ケルト風味を添えるティン・ホイッスルらがシンフォニックに、時にグリフォンやエニドも彷彿させながらクラシカルに展開。PAR LINDH PROJECTにも参加し、また共作BILBOや98年のDISCUS URSIでも知られるマルチ・プレイヤーのBJORN JOHANSSONと、93年に唯一作をリリースしたACADEMIAのSTAFFAN LUCKANDERの2人が10年以上掛けて構想した力作。デジパック自主盤CDR。
SC-0178 ZAMLA MAMMAZ MANNA / Schlagerns Mystik + For Aldre Nybegynnare 2CD \3200
 G.A.FITZPATRICKとの共作を挟んでバンドとしては4作目にあたる78年リリースの大作。2枚組で各レコードに違ったタイトルが付けられたもの。初期3作を踏まえてかつ脱皮エネルギーと新たな挑戦が満ちる過渡期の力作。実験色が散漫な印象を与えるのは拭えないが、モンスターが自覚し分裂増殖していくような不気味さがある。
SC-0405D V.A. / PROGFEST '95 - Day Two DVD(NTSC) \2500
 2011年初DVD化。2日間に渡って行われた95年のプログフェストでのライヴ。2日目の収録は、SPOCK'S BEARD (1曲)、LANDBERK (3曲)、DEUS EX MACHINA (4曲)の3バンド。改めて見て、アメリカで体験した衝撃が鮮明に甦った。ステージ上にはメロトロンなどヴィンテージ・キーボードがバンドの為に手抜き無く用意され、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ヨーロッパからもファンが集まり、みんなが熱狂していた。1stCDを出したばかりのSPOCK'S BEARDの演奏の上手さ、ローソクを立てての暗いステージングでのLANDBERK、AREAとPFMが合体したようなDEUS EX MACHINA。特にDEUS EX MACHINAはストリングス・カルテットを同行させており、バンドと一体となったテンションは95年の最大の見所であった。唖然、呆然。超絶を超えた超絶である。彼らの全盛期がどれだけ凄いのか、ぜひ見て頂きたい、プログレ・ファン超必見DVD! 最後に、これがプロのイベンターではなく同志によって企画運営され、ネットもまだそんなに普及していなかった時代に、これだけのファンを世中から集め、後の各地のプログレフェスへ広がっていったことを付け加えておきたい。

〓[FINLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-1209 CASTANJA / Same CD \2500
 初CD化。73年リリースの激レア・アイテムで、初期ウィグワムのようなサイケ・ポップをメインにしつつ、オルガンを弾き倒すヒープ調のハード・プログレもミックスした実にフィンランドらしい作品。コレクターなら、まず息を止めるのが対自核を思わせる1曲目。ソロもカッコいい。続く2曲目もオルガンがイントロから唸り、叙情がたなびく3曲目の小曲へと続く。メロディアスな4曲目や5曲目、そして、後半等、コンパクトにまとまったアルバムだ。リーダー格の74年ソロ作から12曲ボーナス入り。こちらは、サックスも入ったポップ&ロック。リマスター。
SC-1178 ELONKORJUU / Harvest Time CD \2500
 72年に名門PARLOPHONEからリリースされた北欧ヘヴィ・プログレの名作。リマスターによる2010年ドイツ盤。変則的なリフを多用し、湿り気を多分に含んだツウ好みのハードでメロウなサウンドを展開。英語で歌われるので、英国のそれらのタイプにも近いが、ハモンドのたなびき方、フルートが生み出す叙情性、暗くよどむまどろみ、など、やはり北欧産の音である。ヨーロッパのレコード・フェアに行くと、壁張りによくなっていたディラーの人寄せ目玉クラス。
SC-1153 HARVEST (ELONKORJUU) / Flyin'High Runnin'Fast CD \2500
 72年にハード・プログレッシヴ・アルバムをリリースしたELONKORJUUがバンド名英意のHARVESTに改名し78年にリリースした通算2作目。ペッカ・バンドのキーボーディストや、タサバランのドラマーもゲストで加わりプロデュースを担当するなど、メンバーを大幅に入れ替えテクニカルなジャズ・ロックへ大変身。全編透明感のあるインストで、サックス、トランペット、ホルン、クラリネットも導入しインターナショナル・マーケットを目指した作品だったらしいが、巧みなアコギやシンセがファンタジックな叙情を描く3曲目など北欧らしさは十分。とてもプロフェッショナルな演奏とアンサンブルで聴かせる。リマスター。
SC-1155 FANTASIA / Same CD \2500
 オープニングからキャメルを思わせる叙情派シンフォの75年レア作。バンドはイエスやジェネシスの影響を語るが、サックスを織り交ぜたジャズ・ロック的な展開もあり、ウィグワムとも共通するスキルの高い1枚。きらびやかなストリングス・シンセや幻想感を高めるローズ・ピアノ、フェイズで揺れるギター・アルペジオの多用、ノスタルジックな哀愁をもたらす管楽器などがフィンランド語のヴォーカルにマッチし、北欧が映るマニアックなサウンドを聴かせる。リマスター。
SC-1188 FAROUT / Further Out CD \2500
 初CD化。激レアながらも、名作と言われる79年リリースのジャズ・ロック作。全編インストで、メロウでテクニカルなツイン・ギター、ムーグやハモンド、新鋭だったポリシンセを編み込むツイン・キーボード、ペッカ・タイプの歌うベース、タイトで堅実なドラマーの6人が繰り広げる、なんとも北欧らしいサウンドだ。同国のFINNFORESTやTASAVALLAN PRESIDENTTIらともまた違った質感を持っており、フレーズの美しさと繊細さでは本バンドのほうが上と言っても過言ではないだろう。ゲストで管楽器の名手PEKKA POYRY参加。リマスター&デモ音源等の6曲ボーナス入り。
SC-1237 FINNFOREST + ELONKORJUU + JUKKA HAURU + NONO SODERBERG / Live In Studio CD \2800
 必聴! 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた4バンド入りアーカイヴ音源。前半は76年の録音で2人のギタリスト、JUKKA HAURU(1曲/約17分)とNONO SODERBERG(2曲/約19分)がバンドを率いジャズ・ロックを演奏。前者はヴァイオリン、後者はWIGWAMでも知られるキーボーディストのESA KOTILAINENをフィーチャーしている。後半はプログレ・ファンに馴染みの深いFINNFOREST(2曲/約18分)とELONKORJUU(3曲/約17分)の77年の録音。両者ともアルバム未収曲で、特にギター、キーボード、ベースがテクニカルな演奏を繰り広げるFINNFORESTが圧巻だ。ELONKORJUUは初期のハードさは無く、78年にアルバムを出した変名のHARVESTに近い。リマスター。
SC-1246 THE GROUP / Same - 2CD Edition 2CD \2800
 驚愕のオーケストラとの共演未発セッション7曲をディスク2に収録した2枚組エディション。ペッカ・ポーヨラやタサバラン・プレジデンティのメンバーが結成したスーパー・ジャズ・ロック・グループで、ディスク1には唯一のアルバムであった78年作を最新リマスターで収録。メンバーや録音期から、ペッカのKEESOJEN LEHTO、VISITATIONに近いサウンドとなっており、あのクリアーで複雑なジャズ・ロックが余すところなく展開されている。ディスク2には79年にSIBELIUS ACADEMY ORCHESTRAと行われたスタジオ・セッション7曲に加え、レコーディング時のアウトテイクからチック・コリアのナンバーなどアルバム未収曲を2曲を収録。オーケストラとのセッションは作曲&アレンジが完成されたもので、多くのパートをペッカが書いている。注目はペッカの79年作、VISITATION収録曲も演奏されており、メンバーの重複など重要な関連記録だ。4面開きデジパック。
SC-1210 HAIKARA / Iso Lintu CD \2500
 初CD化。ジャケットで引かないで! メジャーを離れ、75年に超マイナー・レーベルからリリースされた激レア3rd。サックスがダークに唸るへヴィな1曲目やフルートと生ストリングスが切り込んでくる2曲目など、このバンド独特のアレンジと言えるが、初期クリムゾンを彷彿させる叙情とジャージィさで聴かせるバラードの3曲目もまたハイカラ然としたものだ。ポップな曲を挟むものの、後半はオーボエやクラリネットなど室内楽的な哀愁が渦巻くシンフォニック・ロックに彩られ、しんみりと感涙。メンバーの79年と80年のソロから5曲ボーナス入り&リマスター。
SC-1091 JIM PEMBROKE HOT THUMBS O'REILEY / Wicked Ivory CD \2500
 当時は、HOT THUMBS O'REILEY名義でリリースされたWIGWAMのヴォーカリストの1stソロ。バンドの2枚組の大作FAIRYPORTとBEINGの間に制作された72年作。コンセプト・アルバムとなっており、バックはPEKKAやJUKKAらで、JIMのノスタルジックな歌声をサポートするクラシカルなハモンドやピアノ、ホットなリズム・セクションなど本作は実質的にWIGWAMなのである。ストリングス・オーケストラの導入も効果的だ。FAIRYPORTとBEINGの間というのがポイント。聴き込むとその関係が見えてくる。リマスター盤で出直し。
SC-1082 JUKKA TOLONEN / Tolonen! CD \2500
 TASAVALLAN PRESIDENTTIのギタリスト。24 BIT DIGITAL REMASTER盤。PEKKA POHJOLAやJUKKA GUSTAVSONら、WIGWAMのメンバーがバックを務めた71年リリースの1stソロ。メンバー全員のテクニックに舌を巻く。北欧美が光る中、ロック、ジャズ、クラシック、トラッドなどあらゆる音楽をベースにしたかのような、メロディアスな音楽性。ピアノやスピネッタなど、彼の鍵盤楽器の腕前にも驚く。PEKKAファンも要チェックの、北欧ジャズ・ロック必聴の1枚。
SC-1083 JUKKA TOLONEN / Summer Games CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。73年リリースの2ndソロ。フルートなど管楽器の響きをより美しくフィーチャーし、前作に比べ、TASAVALLAN PRESIDENTTIやFINNFORESTのような北欧の冷気を音楽と共に感じさせ、シリアス寄りになるわけでもなく、遠い国の山間から流れてくるようなメロディーとハーモニーを聴かせる。素晴らしいテクニックに裏打ちされた、叙情派ジャズ・ロックと呼べるのでは。
SC-1231 JUKKA TOLONEN WITH PEKKA POHJOLA + KOM QUARTET / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のJUKKA TOLONEN BANDはPEKKA POHJOLAやRONNIE OSTERBERGらのWIGWAMのメンバーをフィーチャーした管弦入りの6人編成でTOLONENのソロ曲から2曲トータル約40分の収録。73年のものだ。トランペット、フルート、ヴァイオリン、サックスらがソロを回し、ギターがエネルギッシュに締めるといったジャズ・ロック・ファンにとってはたまらない白熱した演奏だ。後半のKOM QUARTETはフィンランド語で歌われる華麗な女性ヴォーカルと彼女が弾くヴァイオリンがアクセントとなるジャズ・ロック・バンドで、LOVE RECORDSに2枚のソロを残したギタリストのJUKKA HAURUが率いた。巧みなアコースティック・ピアノも美しい。TASAVALLAN PRESIDENTTIに似たスタイルと言えるだろう。75年の録音から6曲収録。リマスター。
SC-1247 JUKKA TOLONEN BAND + HURMERINTA-SORVALI BIG BAND / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のJUKKA TOLONEN BANDは75年の音源で同年のアルバム、HYSTERICAから同メンバーで4曲演奏している。ジャージィなテクニカルさに加えライヴならではのエネルギッシュなサウンドに圧倒される。後半には何枚ものソロを出している女性ヴォーカリスト、 MAARIT HURMERINTAをフィーチャーしたスペシャル・バンド、HURMERINTA-SORVALI BIG BANDの77年のライヴを収録しており、カヴァーを含めたロックでポップなサウンドをブラス入りで聴かせている。リマスター。
SC-1239 JUPU GROUP + JUKKA LINKOLA OCTET / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のJUPU GROUPは現在CD化が待たれる唯一作を75年にリリースしたヴァイオリン入りのプログレッシヴ・ジャズ・ロック・バンド。本収録はデビュー以前の74年(5曲/約41分)のもので、後にPIIRPAUKEを結成する管楽器奏者も加わっている。ソロを取り合うスタイルでフリーな要素も強いがクールな北欧哀愁が魅力だ。後半のJUKKA LINKOLA OCTETはJUPU GROUPのキーボーディストが結成したバンドで3枚のアルバムを出している。本収録は初期の77年(5曲/約36分)。管楽器奏者4人とJUPU GROUPのリズム・セクションをフィーチャーしており、JUPU GROUPの発展バンドとも言えるが、オーセンティックなジャズとなっている。リマスター。
SC-1149 KAAMOS / Deeds And Talks CD \2500
 73年に結成され、イエス、ジェントル・ジャイアント、ジェスロ・タルらに影響を受け、77年に本唯一作をマイナー・レーベルからリリース。木管風シンセやハモンドがスリリングな変則を生む3曲目、バロック調のクラシカルな4曲目、シンプルな中に変拍子が絡む6曲目などのプログレッシヴさと、ポップなノリや、ジャズ・ロック的な展開もあり、ウィグアムあたりにも近い。10分近いラストはさながらJIM PEMBROKEミーツJUKKA GUSTAVSONといった感じで、英語ながらフィンランドらしさが漂っている。リマスター盤。
SC-1162 KALEVALA ORCHESTRA / Abraham's Blue Refrain CD \2500
 仏盤LPも出た77年作3rd。初期のハードさを残しながら泣きが効いたギターを活かし、メロディアスさを売りにしたサウンドへ変化。バンド名もカレバラ・オーケストラと改名。キーボードの感じや、少々ポップなノリなど同年代のウィグワムに通じる国民性があり、また、レスリーのヘヴィさがカッコいい後半の曲などテクニカルでプログレッシヴだ。バンドはアンジュとヨーロッパ・ツアーを行うものの、惜しくも解散(近年復活)。ウィグワムのヴォーカリスト、JIM PEMBROKEがゲスト参加。リマスター。
SC-1240 MOONLIGHT / The Edge CD \2800
 初CD化。激レア・シンフォ78年作。バルト海に面した小さな港街、トゥルクで結成された彼らの唯一作で、オルガンとシンセを担当するキーボーディスト、ヴォーカルを担当するギタリストにリズム・セクションが加わった4人編成での録音。フランスのサンドローズやイギリスのファンタジーあたりを思わせるメロディアスなサウンドで、英語で歌われているため北欧色は強くないが、冷たく澄んだ叙情を感じ取ることが出来る好作となっている。マイナー・シンフォのマスト・コレクターズ・アイテムだ。メンバーによる書き下ろしライナー入り&リマスター。
SC-1211 NIMBUS / Obus CD \2500
 フィンランド最後の大物が遂に初CD化! 激レア・シンフォとして君臨していた74年作で、クラシカルなハモンドとヴァイオリンが哀愁を誘い、テクニカルなギターが舞い、フィンランド語のヴォーカルが北欧の神聖な森へと導く。彼らの場合、叙情性と、アップテンポになれば一気にテンションを上げる演奏の強固さが見事なバランスで共存し、かつ、幽玄な雰囲気を保ちながらも流されないシリアスな展開を見せ、屈指の名作に仕立てている。74年の未発ボーナス2曲入りで、こちらもアルバムと同レベルの出来。シンフォ・ファンもジャズ・ロック・ファンも必聴! リマスター。
SC-1238 NIMBUS + KALEVALA / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のKALEVALAは73年の録音(7曲/約38分)で、以前のコンピ盤に一部の曲が収録されていたものの、オリジナル・アルバム未収曲を中心に、元は英語だった曲も含めてフィンランド語で歌われている。サックス&フルートの管楽器奏者や新ドラマーなど、この時期だけの編成で、スタジオ作とは趣が違いジャズ・ロックを演奏している。後半のNIMBUSは唯一のアルバム期の編成だが半分は未発表曲で74年の録音(6曲/約38分)。もし2作目が出ていたならジャージィになっていたかもしれない。ハモンドをフィーチャーしながらもそんなサウンドを熱く見せている。リマスター。
SC-1243 NOVA / Atlantis - 40th Anniversary 2CD Edition 2CD \2800
 フィンランドに残された秘宝的な名盤が40周年記念として2枚組にてリリース。同国のTABULA RASAにも通じる儚さが郷愁を呼ぶ傑作で、クラシカルなピアノ、プログレッシヴなハモンド、美しいストリングス・シンセ、メロウで端正なギター、フィンランド語の優しいヴォーカルらで紡ぎ上げていく。前半もリリカルで素晴らしいが、キーボーディストが手掛けたジャケット・イラストのように広大な旅路を音楽で目指すような後半は深く感動的。ディスク1に76年のオリジナル・ミックスを、ディスク2にメンバーが監修したニュー・ミックス(良い!)、シングル2曲(1曲はアルバムと同テイクだが別ミックス)、さらにマルチ・テープに残っていたピアノが軽やかな未発表曲1曲を新たにミックスし初収録。必聴名作です。リマスター4面開きデジパック500枚限定盤。
SC-1058 PEKKA POHJOLA / Pihkasilma Kaarnakorva CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。WIGWAM在籍時にリリースされた1stソロ。72年作。サックス、クラリネット、フルートをフィーチャーし、独特のコード進行で展開していく。それは、一言で言い切ってしまえない幅の広い音楽性を見せる。JUKKA GUSTAVSONのハモンドも冴えを見せ、当時の全盛期WIGWAMに匹敵するホットな出来となっている。また、ペッカはヴァイオリンも披露。
SC-1059 PEKKA POHJOLA / Harakka Bialoipokku CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。74年作2ndソロ。WIGWAMを離れた後の事実上の初ソロで、WIGWAMの音楽性に近かった(というか1人BEING?)前作に比べ、現在の彼が見えるオリジナリティーを確立。厚いブラス・セクションを加えたコンポーザーとしての前半、ジャズ・ロック色のプレイヤーとしての後半、ともに次作以降の布石となっている。75年には、B THE MAGPIEというタイトルで英ヴァージン盤も出た。
SC-1060 PEKKA POHJOLA / Keesojen Lehto CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。知られた傑作。77年リリースの3作目。英タイトル、MATHEMATICIANS AIRDISPLAYとして当時UKヴァージンからもジャケ違いでリリースされた。そしてマイク・オールドフィールドとの共演盤としても知られてきた彼の代表作。サリー・オールドフィールドも参加し、あのエンジェル・ヴォイスを聴かせてくれる。研ぎ澄まされた感性と演奏はシンフォ・ファンもジャズ・ロック・ファンも必聴! 以前のCDとは比べ物にもならないくらいのスーパーな高音質。
SC-1146 PEKKA POHJOLA / Visitation CD \2500
 79年リリースの4作目。その完成度は前作、KEESOJEN LEHTOと並ぶ。前年にリリースされたプロジェクト・バンドのTHE GROUPを核にし、ブラス・セクションとフル・オーケストラを伴った力作で、ジャズ、クラシック、民俗音楽など幅広いエッセンスを吸収し、広角な視野を持った高度な音楽性が展開される。すべてが彼のフィルターで濾過されているのも凄い。もちろんジャズ・ロックとしてのテクニック面も超一級。最も内容の濃い反面、少々とっつき難いか。03年にWARNER FINLANDからリリースされたデジタル・リマスター盤です。
SC-1164 PEKKA POHJOLA / Urban Tango CD \2700
 2010年リマスター&見開き紙ジャケット。82年リリースの5作目。タンゴをテーマに奇怪なジャズ・ロックを繰り広げる1曲目。軽やかさとヘヴィさが同居する楽曲の質の高さには舌を巻く。シンフォニックな波が押し寄せる美しい2曲目、プログラミングを導入し、ストリングスが淡々とリズムを刻み、サックスとギターがダークなソロを取るハケット風のアレンジの3曲目、ヴォーカルが入り、北欧然とした哀愁を感じさせるもメリハリが効いている4曲目、どの曲も力作だ。弦を配したバラードのボーナス1曲入り。
SC-1165 PEKKA POHJOLA / Jokarnies (Everyman) CD \2700
 2010年リマスター&見開き紙ジャケット。83年リリースの6作目。彼の作品の中で最もダークで物悲しさを感じさせる1枚。本作ではジャズ・ロック色が影を薄め、全編でポリフォニック・シンセが多用されたシンフォニックな作品だ。ハケットの作風を思わせるヘヴィなリズムにストリングスがミステリアスで美しいパースペクティヴを描き出す。また、パイプ・オルガン風のキーボードに壮麗な混声合唱団がフィーチャーされるなど、元はサウンド・トラックとして制作されながらもアルバム・リリースにあたって手が加えてある。
SC-1166 PEKKA POHJOLA / Space Waltz CD \2700
 2010年リマスター&見開き紙ジャケット。85年リリースの7作目。フュージョン・タッチかと思わせるオープニングもギターが入ればたちまち複雑さを増し、2曲目ではダークで妖しい雰囲気が漂う。タイトル曲の3曲目ではワルツのリズムに乗りシンフォニックでジャズ・ロックな演奏がテクニカルに展開。非常に幾何学的な楽曲だが、これぞペッカの真骨頂と言えるサウンド。後半もドラマチックで美しく、ポリシンセをバックにギタリストのSEPPO TYNIのスキルが炸裂。ストイックなイメージの強いペッカのエモーショナルな作品。
SC-1190 PEKKA POHJOLA / Flight Of The Angel CD \2700
 長らく廃盤だった86年作が見開き紙ジャケットで再リリース。彼の80年代最後のスタジオ・アルバムで、後の傑作CHANGING WATERSが見えるようなストリングス・カルテットをフィーチャーしたシンフォニックなナンバーが収録されており、甘美なギターソロをメインにするなど自身はあくまでもコンポーザー、あるいはバンドの支点的存在感をアピールするも、4曲目はマイク・オールドフィールドとの共作を思い出させるコードとベースが支配し、最も刺激的と言えるラストの5曲目などプログレッシヴな追求が炸裂。02年リマスター音源を採用。
SC-1186 PEKKA POHJOLA / Changing Waters CD \2700
 長らく廃盤だった92年の傑作必聴シンフォ作が見開き紙ジャケット&リマスターで再リリース。バンド作としては6年振りの作品で、当時、クラシック作を発表するなどロックから遠ざかっていた彼の新たな目覚めを感じさせる内容となっている。夢見るピアノ、オケ風の管弦楽、甘美なトーンのギターなど、エニドに匹敵するロマンチシズムを発散。さらにハケットを思わせる4曲目など今聴いても衝撃的な出来で、改めて、90年代初期のベスト10に数え上げられるのでは、と唸ってしまう。彼の音楽は生き続けている。
SC-1180 PEKKA POHJOLA / Pewit CD \2700
 長らく廃盤だった彼の傑作必聴シンフォ作が見開き紙ジャケットで再リリース。ペッカと言えば硬派なジャズ・ロックの印象が強いが、本作はその高度な音楽性でシンフォニック・ロックをドラマチックかつ叙情的に描き切っている。彼の作品にこう言った例えを出すのは失礼だが、イエスやハケットを思わせるテクニカルさと透明感、複雑な緻密さと、人を惹き付けて止まないヒューマンなリリカルさ、といったものが、まるで映画を見ているように展開されていく。ヴァイオリンやヴィオラをフィーチャーした壮絶・壮大なラストまで、録音の良さも特筆。97年作・2011年盤。
SC-1192 PEKKA POHJOLA / Views CD \2700
 長らく廃盤だった01年作が見開き紙ジャケットで再リリース。彼のラスト作で、物悲しい弦アレンジのオープニングから雄大に広がっていく1曲目で早くもぐっと来てしまう。久しぶりにオーケストラをフィーチャーした作品となっており、優雅なシンフォニック性と、独特のコード進行で繰り広げられるジャズ・ロックが高度にミックスされ、かつ、後半の華やかで複雑な展開など彼が築き上げた集大成と言えるだろう。その中で、4曲目や5曲目で入るベースのなんともリリカルなプレイが光り、初期のナイーヴさも失っていない。偉大で孤高の最終作。
SC-1230 THE SAMURAI OF PROG / Lost And Found 2CD \2700
 多彩なサプライズ・ゲストを迎えて2枚組のスケールで繰り広げられる2016年作。イエス、ジェネシス、イングランドを彷彿させる物語の様相を湛えたファンタジックなシンフォニック・ロックをメロトロンやオルガンなどヴィンテージ系にヴァイオリンやフルートも配し展開。今回はアメリカの3つのレジェンド・バンド、CATHEDRAL、LIFT、QUILLのキーボーディストやヴォーカリスト、さらに、PAVLOV'S DOGとGLASS HAMMERのギタリストらが参加しており、1曲ながらYESのジョン・デイヴィソンも参加。また、本作が遺作となってしまったSIMON SAYSのキーボーディストがアレンジと共に多大な貢献をしている。ディスク2に収められた57分越えの大作がなんと言っても聴き所で、生管弦を交えたクラシカルさとマニアックな鍵盤構築が入り混じり、壮大なドラマを描き出している。実はこれはQUILLの未発曲を本メンバーでSAMURAI OF PROGニュー・ヴァージョンとして仕上げたもので、ディスク1にはCATHEDRALや前身のODYSSEYのロスト・ナンバーも含まれている、というマニアックな掘り起しのシンフォ・ファン必聴作となっている。3面開き紙ジャケット。
SC-1245 THE SAMURAI OF PROG / On We Sail CD \2200
 LATTE E MIELE、HOSTSONATEN、TAPROBAN、WHITE WILLOW、ECHOLYNらの主要メンバーを迎え制作された2017年作。ヴァイオリンやフルートによるファンタジックなクラシカルさ、エマーソンやウェイクマンも彷彿させる華麗なキーボード、甘美で技巧的なプログレ然としたギター、歌心あふれるヴォーカルらが手をつなぐように咲きあふれる正にシンフォニック・ロック。今回はすべて書き下ろしの新曲で構成されており、特にLATTE E MIELEのオリヴィェロ(Key)が作曲した10分近い6曲目はLATTE E MIELEのマルコ・ポーロに通じる作風で、イタリア・ファンは聴き逃せない壮大な傑出ナンバーとなっている。また、本シリーズを総括したようなエンディング・ナンバーも素晴らしい。3面開き紙ジャケット。
SC-1152 SCAPA FLOW / Uuteen Aikaan CD \2500
 キャメルの影響を感じさせる良質な叙情派シンフォの80年作。男女ヴォーカルをフィーチャーしたツイン・キーボードの6人編成で彼らが残した唯一のアルバム。フルートもリリカルに配し、アコースティックな良さを兼ね備え、今のVIIMAと重ねることが出来る作風だ。ギターソロやオルガンのメロディアスさ、フィンランド語が放つ独特の雰囲気、漂うナチュラルな光景など、北欧らしい清々しさが浮かび上る。当時、マイナー・プロダクションであったが、ドラマーは後にペッカに誘われるなど、録音とテクニックは上級。リマスター。
SC-1204 SCARLET THREAD / Never Since CD \2500
 ケイト・ブッシュを思わせる女性ヴォーカリストを加えリリースされた2013年作。本作で3作目となり、前2作はインストでタサヴァランのようなジャズ・ロック・テイストも持っていたが、よりシンフォニックな趣向になっており、以前からの特徴であったフィドルのようなラインを取るヴァイオリンとリリカルなフルートが鍵となり、キラキラとした叙情的なアコギを絡めながらアグレッシヴになったツイン・ギターが先導していく。このジャケット・アートのような世界が広がり、ダークなサウンドの多い北欧の中で、神話の光が差し込んだ光景が眩しく美しい。女性ヴォーカル・ファンも注目。デジパック自主盤。
SC-1222 SEPI KUU / Rannan Usvassa CD \2850
 オークションで10万円クラスの激レア作が奇跡のオフィシャル初CD化! 80年にリリースされた妖しくドリーミィで、まるでフィンランドの森の奥を彷徨っているかのようなサイケデリックな幻想プログレが繰り広げられる。すべて、ジャケットも手掛けているTEPPO LEHTOによるマルチ演奏で、フィンランド語のつぶやくようなヴォーカル、鬼火のような奇妙なアープ系のシンセ、深いエコーに包まれたファズワウギター、やすらぎと不穏さが入り混じるアコギ、霊体のようなフルート、プリミティヴなパーカッションや太いベースが織り成し、実に作者のイメージが上手く表現されている。
SC-1160 SESSION / Unikuva CD \2500
 74年にEMI ODEONからリリースされた激レア物。73年にLOVE RECORDSからシングルをリリースするもアルバムはこれが唯一。コレクターならイチコロの内容で、翳りを持ちながらシャープに走り回るプログレッシヴなハモンド、切り込みメロウに歌うギター、攻撃的なエッジのベース、タイトに捲し立てるドラムス、フィンランド語のヴォーカルと彼が吹くジャージィなサックスらがバツグンのコンビネーションでアルバムを一気に聴かせる。ナイスのようなクラシカル・ロックのインスト・ナンバーもあり、ゲストの女性ヴォーカルも好ポイント。英国のデラムあたりの一級バンドに並ぶ出来だ。リマスター。
SC-1033 TABULA RASA / Same CD \2500
 75年リリース。北欧の深い霧の立ち込めたフィヨルドの奥から聞えてくるかのような、そんな幻想的な雰囲気のあるドラマチックでメロディアスな傑作。不思議な感のイントネーションのフィンランド語のヴォーカル、ギター、オルガン、フルートetc.をバランス良くフィーチャーし、多くの人に愛されるべき叙情派シンフォを奏でる。必聴の名作。ガラス細工のような2ndも良い。
SC-1034 TABULA RASA / Ekkedien Tanssi CD \2500
 76年リリース。WIGWAMのJUKKA GUSTAVSONのプロデュースにより繊細になった2作目。泣きのフレーズを多用し、ガラス細工のように美しいキャメル・タイプの北欧シンフォを奏でる。4曲目、6曲目などはほんと絶品! 1stと甲乙付け難いシンフォ・ファン必聴作。ボーナス2曲も良い。これぞ叙情派。
SC-1130 TAINATAR / Hamaran Juhlat CD \2600
 傑作バンドがデビューした。プログレとポップとトラッドのハイブリッドで、フィンランド語で歌う女性ヴォーカリストの可愛いニュアンスがまず最高。そして、ピアノをメインにした畳み掛けるキーボードと、ロックを加える変化自在の技巧派ギター、涼しげなフルートやサックス、それに変拍子ありのころがるようなテンポ感覚は若干サムラ、いや、グレゴリー・アラン・フィッツパトリックを思わせる北欧然としたプログレッシヴ・ロックのノリで、ドラマチックな重厚さがあり、トラッドを引き合いに出したものの、この国のヴァルティナ系とはまったく別物。古さも軽さもなく新鮮。作品の素晴らしさはもちろん、バンドそのものが傑作。唯一無二と言っていい個性を感じ取って。女性ヴォーカル・ファンもプログレ・ファンも必聴! 3面開き紙ジャケット自主盤。08年作。
SC-1078 TASAVALLAN PRESIDENTTI / Same (1st) CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER + 3 BONUSで出直し。フィンランドが誇るギタリスト、JUKKA TOLONEN率いる知られたグループ。69年リリースの1st。年代的な古さはあまり感じられず、逆に新鮮な部分も。クラシカルなハモンド・オルガンと、美しいフルートがサウンドを特徴付けている。当時の英国と北欧がミックスされたサウンドだ。英語。(旧盤より、ボーナスも1曲多い。69年と70年のシングルから)
SC-1185 TASAVALLAN PRESIDENTTI / Lambertland CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER + 2 BONUSで出直し。スウェーデン録音作を経て、より英国ジャズ・ロック&カンタベリーからの影響を聴かせる72年リリースの3rd。キーボーディストが抜け、ヴォーカリストが加わり、サックス&フルート奏者が達人へ代わるなどメンバー・チェンジのカラーが浮き出ている。ウィグワム風の1曲目、北欧然としたファンタジックな2曲目、スピーディな演奏が冴える3曲目、トローネンのギターが職人芸を見せる4曲目、クラシカルな中間部が美しい5曲目等、本作を代表作とする人も多い。シングルからボーナス入り。
SC-1232 TASAVALLAN PRESIDENTTI + JUKKA HAURU / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のTASAVALLAN PRESIDENTTIはLAMBERT LANDの曲に加え、彼らがリスペクトしていたフィンランドのジャズ・ミュージシャンを曲をアレンジした計2曲トータル34分の73年収録。ギタリスト、JUKKA TOLONENのテクニカルなギターが炸裂する猛演で、フルートやエレピが絡みスリリングに畳み掛ける演奏は北欧の最高峰だろう。コンテンポラリーであり、スタイリッシュなそのサウンドはフィンランドのアイデンティティも感じられるオリジナリティの高いものだ。後半はジャズ・ギタリストのJUKKA HAURUがLOVE RECORDSで活躍するセッション・ミュージシャンと結成したプロジェクト・バンドのSUPERKINGSを率いての演奏で73年の収録。ヴァイオリン入りのスピーディでテクニカルな演奏を繰り広げている。リマスター。
SC-1156 UNISONO / Same CD \2500
 ペッカ・ポーヨラを含む5人編成のジャズ・ロック・バンドの75年作。キーボーディストは後のTHE GROUPにも参加し、ドラマーはペッカの1stソロでもプレイ。当時のフィンランドの有能なスタジオ・マンが集まったプロジェクト的なアルバムで、フルートやサックスを担当する管楽器奏者が主に曲を書いている。彼のスモーキーな音色はブリティッシュ・ジャズを思わせ、派手さは無いが、1曲1曲が他とかぶらないよう計算されており、リフの上をギターやエレピが巧みなソロを取る部分と、キメの部分が絶妙に配置。何度かドラムとベースのみになり、ペッカのプレイに耳を奪われ、変拍子が催眠作用を引き起すラストまで玄人好みの必聴作。リマスター。
SC-1233 UNISONO QUARTET + TAIVAANTEMPPELI / Live In Studio CD \2800
 未発のFINLAND RADIO BROADCAST SESSION SERIESとしてリリースされた2バンド入りアーカイヴ音源。前半のUNISONO QUARTETはUNISONOとしてPEKKA POHJOLAが加入した75年作が知られるが、73年の本収録ではまだペッカは加わっておらず、アコースティック・ピアノ、ローズ、サックス、フルートをフィーチャーしたギターレスのオーセンティックなジャズ・ロックを演奏しており、巧みな変拍子がツウを唸らせる。後半のTAIVAANTEMPPELIは短期間だけライヴ活動していたジャズ・ロック・バンドで73年の収録。UNISONO QUARTETとメンバーが重複しており、両者ともセッション・ミュージシャンが集まったプロジェクト・バンドだったと想像するに容易いが、こちらは後にWIGWAMに在籍するギタリスト、PEKKA RECHARDTが加わっており、彼のハードなギターと浮遊感のあるフルートが交わるサイケデリックな音像も特徴だ。リマスター。
SC-1136 VIIMA / Ajatuksia Maailman Laidalta CD \2500
 06年デビュー作。本作では女性ヴォーカルをフィーチャーし、優しい歌声でフォーク・タッチに歌われ、インスト・パートになるとバーデンス風のキーボードや、フルート、ギター、リズム・セクションがプログレ度をぐっと上げる、といった独特のバランスを持つ。あくまでもフィンランド・タッチの彼女のヴォーカルと、キャメルでまとまっているバックとの関係が個性を生み、メロトロン系の音色、全体の柔らかな録音、クラシカルさ、リリカルさ、まどろみなど北欧らしいファンタジーを届けてくれる。自主リリース。
SC-1137 VIIMA / Kahden Kuun Sirpit CD \2500
 最大級のキャメル派が誕生した。09年作2nd。女性ヴォーカルが居なくなったもののスタイルを統一し完全なシンフォ・バンドになった。それも北欧のリリカルな幻想とドラマチックさを十分にたたえ、同国ならタブラ・ラサ、隣国ならカイパといった本格的なバンドへ変貌した。メロトロンを含むメロディアスなキーボード、まさにラティマーを思わせる甘美なギター、フルート、ヴァイオリン、チェロらのクラシカルさ、フィンランド語のヴォーカルのエキゾチックさらが醸し出すそのファンタジーはどこまでも深淵で壮大なロマンに満ちあふれている。叙情派ファン必聴! 自主リリース。
SC-1069 WIGWAM / Hard N'Horny CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。69年のデビュー・アルバム。JUKKA GUSTAVSONのブリティッシュ・ナイズされたハモンド・ワークとジャージィーなピアノをメインに、メロディアスなヴォーカルでプロコル・ハルムのように聴かせる。ストリングスを配した曲などまるで英国式で、ホットかつウォームハート。また、GUSTAVSONがヴォーカルを取る彼ら唯一のフィンランド語・ナンバーもあり、グループのイニシアティヴは彼の手にあったと思われる。リマスターにより音がズバ抜けてよくなった。LP未収の69年のシングルからボーナス1曲入り。
SC-1070 WIGWAM / Tombstone Valentine CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。70年リリースの2nd。本作からPEKKA POHJOLAが参加。ジャズやクラシックの要素も大きくミックスされた、独自のプログレッシヴ性を見せる。サイケデリックな余韻もメロディアスに広がり、この年代のみが生み出す深い味となって溶け込んでいる。前作でギタリストが抜けてしまったため、TASAVALAN PRESIDENTTIのJUKKA TOLONENが助っ人参加。PEKKAとのコンビネーションが冴えている。リマスターだけでなく、ブックレットやアートワークも充実。
SC-1071 WIGWAM / Fairyport CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。71年に2枚組でリリースされた3rd。2in1 CD。妖精王国をテーマにした一大コンセプト・アルバムとして制作された。メロディアスなヴォーカルとハモンドをメインに、本作でもJUKKA TOLONENをゲストに迎え、さらに、オーボエ、バスーン、クラリネットも加え、プログレッシヴかつジャージィーに展開する。また、PEKKAは独創的な曲作りに大いに貢献しているほか、ヴァイオリン、ピアノ、アコ・ギ、ハープシコードとマルチ才能ぶりを発揮。次作、BEINGに並ぶ必聴作。あなたも、北国の妖精の世界への扉を開けてみれば。聴き応え十分! 72年のライヴから10分以上の白熱テイクをボーナス収録。必聴!
SC-1052 WIGWAM / Being CD \2500
 73年リリースの4作目にして最高作。クラシック、ジャズ、ロック、が見事に彼らによって消化された独自のスタイルのサウンドを持つ。ハモンド、ピアノ、シンセ、独特のヴォーカル・ワーク、そして生の管弦楽の導入。めちゃくちゃ計算された楽曲とスタジオ・ワークだ。暗めの不思議な曲調も個性的。もちろんPEKKAのプレイも光る! 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。
SC-1043 WIGWAM / Nuclear Nightclub CD \2500
 当時、英国VIRGINからもリリースされた75年リリースの6作目。PEKKA POHJOLA、JUKKA GUSTAVSONが脱退し、新メンバーを加えたポップながらも独自のカラーと、北欧特有のメロディーでメロディアスに聴かせる。VIRGINからもリリースされただけのことはあって、そのクオリティーは高く完成されている。4曲のボーナス(LIVE)入り。24 BIT DIGITAL REMASTER盤。
SC-1099 WIGWAM / Lucky Golden Stripes And Starpose CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。当時、英国盤も出た76年リリースの7作目。これがフィンランド盤のオリジナル・ジャケット。前作、NUCLEAR NIGHTCLUBですでにPEKKA POHJOLA、JUKKA GUSTAVSONは脱退。しかし、ヴォーカリストのJIM PENBROKEを中心にバンドは持続され、円熟さと新たなメンバーのフレッシュさが混ざり合う、ポップな新境地へ歩み出た。ポップと言っても陰影のあるメロウさと力強さが組み合わさった独特の音。4曲目、8曲目など前作よりプログレ調の曲も収録。75年のシングルから2曲ボーナス入り。
SC-1127 WIGWAM / Dark Album CD \2500
 24 BIT DIGITAL REMASTER盤。77年リリースの8作目。当時のウィグワムとしてはこれがラスト作。なんと言ってもJUKKA GUSTAVSONが2曲でハモンドを弾いており、雰囲気を盛り上げている。アコギと涙を誘うヴォーカルで始まる2曲目、バンドのスキルが光る3曲目、4曲目など、曲の良さはNUCLEAR NIGHTCLUB、LUCKY GOLDEN STRIPES AND STARPOSEらと比べても落ちない。アルバム未収曲と、JIM PEMBROKEの1st収録曲の再録によるボーナス2曲入りで、後者は10分近くに引き伸ばされたカンタベリー・タッチのキーボード&ギター・ソロが聴ける名演となっている。
SC-1182 WOODOO / Taikakulkunen CD \2500
 初CD化。激レア・レーベルで知られるUFOから71年にリリースされた少々サイケなフォーク・ロック・プログレ作。サックスやヴァイオリンをフィーチャーし、ギター、ベース、パーカッションをバックにメロウなフィンランド語で歌われていく。このジャケットのイメージがサウンドを伝えていると思うが、管楽器がジャージィなソロを展開し、また、切々とした叙情的な曲もあり、アンサンブルは至って真面目で、いわゆる瞑想型ではない。この辺りが隣国のスウェーデンとは違うところか。完結している内容だ。リマスター。
SC-1236 V.A. / DECAMERON - Ten Days In 100 Novellas - Part III 4CD \3980
 LATTE E MIELE、IL TEMPIO DELLE CLESSIDREといったイタリア勢を始め、WILLOWGLASS、TRIONらのメロトロン・バンドら計35組を収録したフィンランドの雑誌企画による人気シリーズの2016年最新作4枚組。イタリア・ルネッサンス文学のボッカチオの「デカメロン」をテーマにした第3弾で、ほとんどのバンドが本作の為の書き下ろし曲で挑む、力作揃いで定評のある濃密な作品だ。本作ではイタリア勢のクオリティがダントツに高いが、カナダのARS EPHEMERAなど単独デビューも待たれる興味深いバンドが目白押し。また、すでにある程度知られたPHOENIX AGAINやCIRRUS BAYなど、自身のアルバムの曲よりも出来が良い楽曲もあるので、毎作見逃せない。<収録バンド> ROBERT WEBB(UK)、AGENESS(Finland)、ELLESMERE & PERICLE SPONZILLI(Italy)、JPL(France)、WILLOWGLASS(UK)、TRION(Hollnad)、STELLA LEE JONES(Japan)、NEXUS(Argentina)、THE NOVA MOB(USA)、ELEPHANTS OF SCOTLAND(USA)、JINETES NEGROS(Argentina)、MAURO MULAS(Italy)、LATTE E MIELE(Italy)、OCEANIC LEGION(Arg-Ita-Fin-USA)、INTERPOSE+(Japan)、COURT(Italy)、ARS EPHEMERA(Canada)、UNITED PROGRESSIVE FRATERNITY(Australia)、ALEX GRATA(Russia)、IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE(Italy)、REBEL WHEEL(Canada)、TAPROBAN(Italy)、D'ACCORD(Norway)、PHOENIX AGAIN(Italy)、CASTLE CANYON(USA)、S.A.L.U.E.N.A(Spain)、IL CASTELLO DI ATLANTE(Italy)、FRAN TURNER(USA)、BLANK MANUSCRIPT(Austria)、OZONE PLAYER(Finland)、FAVERAVOLA(Italy)、CIRRUS BAY(USA)、MARCHESI SCAMORZA(Italy)、BORNIDOL(Italy)、LOCUS AMOENUS(Italy)、CASTLE CANYON(USA)

〓[NORWAY]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-2255 AKASHA / Same CD \2500
 限定盤・見開き紙ジャケット仕様。廃盤で長らく入手困難だった北欧メロトロン・アイテムが再発された。超マイナー・レーベルから77年にリリースされた作品で、シンフォニック・ロックにスペーシィなサイケ色を少々加えたマニアックなサウンドを展開。ギターも受け持つキーボーディストがすべてを牽引しており、メロトロンを幽幻に効かせたヴォーカル入りの緩い曲から、速いシンセを織り込んだ構築的な曲まで引き出しは多く、独自の世界を提示している。全体の暗さが北欧的とも言えるが、70年代初期の英国プログレからの影響が強く表れている。韓国盤。
SC-2305 AUNT MARY / New Dawn CD \3500
 再び再編されリリースされた2016年作。北欧ハードの雄という表現がぴったりな内容で、重厚感あふれる正統派のサウンドを聴かせる力作となっている。かつてはパープル色が強かったが、ソリッドに切り裂くリフや淡いシンセを配したアコースティックなナンバーなどツェッペリンに通じる曲想で、強固な構築に曲によって浮かぶ幻想性がなんとも北欧レジェンドらしい。数年前から本作の構想が持ち上がるもヴォーカリストが亡くなり、また、レコーディング後にはドラマーも亡くなるなど、紆余曲折の末のリリースとなった。作品は2人へ捧げられている。なお、ベースには元HOST。見開き紙ジャケット。
SC-2292 BAZAR / Drabantbyrock CD \2800
 初CD化。71年にオスロで結成されたハード・プログレ・バンドの激レア74年作2nd。ギター、ヴォーカル、リズム・セクションの4人編成で、ギタリストがハモンドやピアノ、リリカルなフルートもプレイ。ノルウェー語で歌われ、中にはカイパのようなトラッドメロをベースにした北欧らしいインスト・ナンバーも含み、アコギも用いられるメロディアスさはウィッシュボーン・アッシュにも通じ、同国の同年リリースのHOSTの1stを思わせるところも。手数の多いドラムスに乗り硬質なギターが熱いインプロを長尺展開する終盤はジャズ・ロックに。リマスター。
SC-2287 THE DREAM / Get Dreamy CD \2500
 ピンク・フロイドやザ・ナイスがデビューした67年にリリースされたスーパー・グループの唯一作。TERJE RYPDALがギターで在籍しており、もちろん彼のハードなプレイも聴き所だが、サウンドの核となっているのは弾き倒されるワイルドなハモンドで、暗さがあり、HANSSON & KARLSSONや初期SAVAGE ROSEを思わせる北欧らしい名盤だ。ブラスや女性コーラスもフィーチャーし、ポップ、サイケ、ハード、プログレが入り混じり、アートロックを超えた攻撃性あふれる長尺なインストなど、かなり過激。後のTERJE RYPDALのソロ、BLEAK HOUSEに収録される曲のTHE DREAMヴァージョンをボーナス収録。
SC-2011 FARMERS MARKET / Musikk Fra Hybridene CD \2850
 97年リリースの2nd。もはや笑ってしまう究極の内容。サムラやアレアを倍速で再生したようなノリで、007、ピンク・パンサー、AVEXトラックス、吉本のテーマ(?)、ヴァン・ヘイレンetc.なんでもあり。そこへヴァルティナ系コーラスや美声女性ソロ・ヴォイスを加え、これぞヨーロッパの大道芸人! 2001年に来日もした。デジパック。
SC-2015 FOLQUE / Same CD \2800
 マンディー・モートンに似た女性ヴォーカリストをフィーチャーするフォーク&トラッド・グループ。75年リリースの1st。北欧の70年代のレア・アイテムとしてコレクターには古くから知られていた。全体の雰囲気もSPRIGUNSに近い。名曲、CRUEL SISTERもやっていて、この手のファンの人には絶対の自信を持っておすすめ。まずは、この1st。
SC-2315 GENTLE KNIFE / Clock Unwound CD \2800
 北欧ファンにはたまらない深みの叙情派シンフォを聴かせる2017年作2nd。夢想性というか、独創的な幻想感が驚くほど高まった。リリカルなフルートをたっぷりとフィーチャーし、トランペットやサックスが郷愁を誘う。クリムゾン風なジャージィさやヘヴィさなど隣国のHAIKARAの名作も彷彿。メロトロンなどヴィンテージ・キーボードはもちろん、ヴィオラやホルンも配した総勢10人以上のメンバーはデビュー作とほぼ同じだが、女性ヴォーカリストが幻惑的なタイプに代っており、作風に合っている。森の鼓動が狂っていくような壮絶な2曲目やダーク・ファンタジーそのもののラストなど描写が傑出! 自主盤。
SC-2021 HOLE IN THE WALL / Same CD \2800
 非常にレアだった名作。72年にソネットからリリースされたフォーク・ロック・バンド。男女ヴォーカルをメインに、アコ・ギ、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、etc.+リズムの編成。当時のサイケ色もミックスされ、英国のバンドに例えるなら、COMUSの2ndやINCREDIBLE STRING BAND、HERONあたりに近い。その手のファンはお見逃しなく。英語。
SC-2025 IVER KLEIVE / Kyrie CD \2850
 その参加作品の数は200を超えると言われるオルガン奏者。本作は94年にリリースされた彼の初の単独作品。荘厳なパイプ・オルガンとリリカルなピアノをメインに、美しい女性ヴォーカルと合唱団を加えた圧巻のスケール。力強いドラマチックな展開を見せる。パイプ・オルガンに絡む女性ヴォーカルを、パーカッションとドラムがいやおうなく盛り上げるラストは言葉も失うほどの感動を呼び起す。このテイクは94年のリレハンメル・オリンピックのオープニング・セレモニーで使われた。デジパック。
SC-2026 IVER KLEIVE OG KNUT REIERSRUD / Himmelskip CD \2850
 パイプ・オルガンを導入した圧巻のシンフォニック作品、KYRIEでプログレ・ファンからも注目されるようになった彼と、ギタリスト、KUNT REIERSRUDとの96年共作。あまりにも荘厳なパイプ・オルガンとアンディ・ラティマーを思わせるギターの重なりは、ここでも感動的。ヴォーカルをとるPOVL DISSINGは、デンマークの有名なシンガー。デジパック。
SC-2193 KERRS PINK / Same CD \2500
 長らく入手困難だった北欧叙情派の代表作が限定紙ジャケット・ロシア盤にてリリース。彼らの80年デビュー作で、キャメル度ではドイツのルソーと双璧だが、泣きに込められた情景はカイパにも通じ、ノルウェー語のヴォーカルが北国のエキゾチックさを醸し出す。メロトロン・コーラスでドラマチックさを引き立てる9曲目、オーロラの荘厳さに涙が止まらないような感動的な出会いがある10曲目など、この後半の感情の発露は今でも色あせない。ただ、最初からじっくり聴かないとこの感動が満ちてこない。プログレの接し方の教えがここにあり。旧盤と同79年のシングルからボーナス2曲入り。
SC-2194 KERRS PINK / Mellom Oss CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。81年リリースの2nd。実際には前半は90年前後に再結成メンバーで再録され、後半はリミックスされた、ムゼア盤と同じ92年CDヴァージョン。そこで手が加えられた分、サウンドはスタイリッシュになったものの、あふれ出るメロディーと泣きの感情はオリジナルとさほど変っていない。アコギやストリングス・シンセを薄く使った遠近感のあるメリハリ、音色でも泣かせるハモンド、キャメル愛のギターなど切ない叙情が満ちる。17分の組曲が入っており、フルートも流れるこの奔放な美に何も考えず浸っていたい。きらきらとした雪解け水が見えるはず。旧盤と同ボーナス(アルバム未収)6曲入り。
SC-2202 KERRS PINK / A Journey On The Inside CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。解散、FOXTROTを経て、93年に突如リリースされた3作目。新メンバーのキーボーディストが書きおろしたストーリーをベースに、70分以上にわたって展開する大作のコンセプト・アルバム。3年以上の構想らしい。アイリッシュなリコーダーやティン・ホイッスル、曲によっては女性ヴォーカルをフィーチャーし、優美なギターがリードを取っていく。北欧シンフォの90年代の名作のひとつ。
SC-2040 KETIL BJORNSTAD & ERIK HILLESTAD / Messe For En Saret Jord CD \2850
 傑作。ノルウェー屈指の二人のアーティスト(ERIK HILLESTADはKIRKELIGのオーナーでもある)による壮麗なシリアス・シンフォニック・ロック作品。女性オペラ歌手とオスロ混声合唱団をフィーチャーし、ミサ組曲をドラマチックに展開する。泣きのギターまで加わった本格的なクラシカル・ロック・アルバムと言える。1曲目から2曲目あたりで、B級シンフォ・バンドなどぶっ飛んでしまう。このレーベルではIVER KLEIVEのKYLIEと並ぶシンフォ・ファンも必聴作。92年作。
SC-2041 LYNNI TREEKREM / Haugtussa CD \2850
 傑作! これぞ、まさにKIRKELIGならではの女性ヴォーカル物。ノルウェーの詩人、アーネ・カーボルグの世界をKETIL BJORNSTADが女性ヴォーカリストLYNNI TREEKREMをメインに、ANNBJORG LIEN、TONE HULBAEKMO、HANS FREDRIK JACOBSENらという、そうそうたるメンバーで仕上げたコンセプト作品。繊細なアンサンブルに、LYNNIの素晴らしいシンギングが冴えわたります。幽幻美の極み。女性ヴォーカル・ファン必聴作。デジパック。95年作。
SC-2314 MARI BOINE / See The Woman CD \3200
 彼女の長いキャリアの中で初となる全英詞による2017年作。ライヴ盤を経て、8年振りの新作だ。深いリヴァーヴが掛けられた詩的なポップ作ながら、澄んだ北欧叙情に満ちており、プログラミングにチェロを絡めるなどアレンジは美しく氷細工の如く冴えている。彼女が長年こだわり続けてきたサーミ語で歌われるヨイク系とは趣を違えるが、ポップ・ミュージックにも影響を受けた証だと語っており、また、自作以外に国外のアーティストの詞を用い、女性の視点からの世界平等をテーマにしているという。そんなインターナショナル志向の作品だが、間違いなくスカンジナビア北部のアイデンティティを感じ取れる。デジパック。
SC-2266 THE OPIUM CARTEL / Night Blooms CD \2500
 必聴09年作。WHITE WILLOWの中心人物が、ANGLAGARDやWOBBLERらのメンバーを巻き込み作り上げた北欧シンフォで、メランコリックなメロトロンが渦巻くクリムゾン的なナンバーから、愁いの美声女性ヴォーカルが歌うドリーミィーなタッチの曲まで詩的に聴かせる傑作。エレクトリックがベースながらもアコースティック情緒に満ち、とてもナチュラルでバックはアコギ、ピアノ、チェロ、弦オケ、管楽器など配置が細かくアレンジされており曲中でどんどん変化していく。静謐なドラマチックさが絶品。PAATOSやKIRKELIG系の女性ヴォーカル・ファンも必聴です。
SC-2260 THE OPIUM CARTEL / Ardor CD \2500
 WHITE WILLOWの中心人物によるプロジェクト的なバンド、ジ・オピウム・カルテルの2013年作2nd。本作もWOBBLERのキーボーディストやANGLAGARDのドラマーが主要メンバーとして参加しており、今回はヒットも飛ばしているノルウェーの女性ポップ・シンガーが5曲でフィーチャーされている。前作のアコースティック色が薄まり、エレクトリック色が強くなったものの、メロトロンやヴィンテージ・シンセにフルートやサックスも導入し、初期クリムゾンの哀愁と白昼夢のような淡いまどろみをキープ。どちらかと言えば、より初期PAATOSにも似、コンテンポラリーになっている。3面開き紙ジャケット。
SC-2316 PIXIE NINJA / Ultrasound CD \2800
 元ANGLAGARDのMATTIAS OLSSONがメロトロンとドラムス、そしてプロデュースやミックスまで担当している2017年デビュー作。元々はノルウェーの2人のマルチ・ミュージシャンのユニットとして始動。現在はチャーチ・オルガン奏者も加わった4人編成。NECROMONKEYをシンフォ化したと言えそうなサウンドで、エレクトリック色があるものの、北欧らしい哀愁が幻想的に漂っており、ピアノのみの静寂な曲やクリムゾン風の邪悪なヘヴィ・プログレなど振れ幅はANGLAGARDにも通じる。WHITE WILLOWのKETIL EINARSENがフルートでゲスト参加。メロトロン・ファン必聴作。
SC-2050 RUPHUS / New Born Day CD \2800
 73年リリースの1作目。EARTH&FIREの1stを思わせるような、パワフルな女性ヴォーカルとハモンドをフィーチャーしたドラマチックな内容。メロディアスで、時折入るフルートも美しい。ハード・プログレと北欧シンフォの中間に位置するようなノルウェーきっての名作。AUNT MARYのJANUS、HOSTのHARDT MOT MARDTと並ぶ。シングルから2曲のボーナス入り。
SC-2051 RUPHUS / Ranshart CD \2800
 ハード色が後退し、北欧シンフォの傑作のひとつとなった、74年リリースの2nd。明らかにイエス影響下の構想美あふれるプログレッシヴなサウンドを力強く聴かせる前半、キャメルを思わせるようなフルートとメロトロンが至上の美を奏でるムーン・マッドネス調の後半、妖精の如く幽幻な響きは聞く者すべてを美のとりこにしてしまう。ファンタジックです。英語。
SC-2161 RUPHUS / Let Your Light Shine CD \2800
 TERJE RYPDALのプロデュースで75年にリリースされた3rd。ハード・プログレッシヴで迫る1stとも、純シンフォ調で感動を与える2ndとも違うサウンド指向となり、本作では全員のテクニックで押すジャズ・ロックとなった。北欧ならではのメロディーが美しく、80年前後のキャメルを彷彿させるギターとキーボードを中心としたインプロヴィゼーションに女性ヴォーカルを加え、スリリングなテンションと美的感覚のバランスが取れたアルバム構成で聴かせる。TERJE RYPDALはキーボードでも参加。
SC-2317 SALUKI / Same CD \2500
 初CD化。JUNIPHER GREENEを経たギタリストや後にRUPHUSに参加するキーボーディスト、ドラマーが在籍するジャズ・ロック・バンドの76年作。彼らの唯一の作品で中期RUPHUSの女性ヴォーカリストもコーラスで参加。ブラスを押し出したファンキーな1曲目で惑わされるが、ピアノとギターが美しい叙情を奏でるRUPHUS風の2曲目、テクニカルなシンセとメロディアスなヴォーカルで聴かせるキャラヴァン彷彿の3曲目へと続き、ストリングス・キーボードも幻想的に広がる北欧シンフォ的な中盤も良い。そして、シンセ、ギター、サックス、オルガンがソロを繰り広げる終盤は後期RUPHUSへ受け継がれていく。コレクター垂涎だろう。リマスター&紙ジャケット300枚限定自主盤。
SC-2306 SHAMBLEMATHS / Same CD \2700
 ANGLAGARDに迫る超絶プログレを緻密かつヘヴィに展開する圧巻の2016年作。マルチ・ミュージシャンを中心に、ハモンド、シンセ、ピアノ、メロトロン系など卓越したプレイを見せるキーボーディストやマティアス・オルソン張りのドラマーに加え、サックスなど管楽器や呪術的な女性コーラスを配し、ハミルにも似たヴォーカルと、アコギとエレクトリックを巧みに使い分けるテクニカルなギターを聴かせる、屈折の妙技に満ちた、ぶっ飛んだ内容となっている。クリムゾンやマグマも吸収し、ヴィンテージな音色で繰り広げられる21世紀型サウンドは既に孤高の域に達しており、しばし言葉を失うほど。歌詞インサート付きデジパック自主盤。
SC-2184 SINIKKA LANGELAND / Starflowers CD \2800
 北欧のロリーナ・マッケニットと言われる彼女の久々となる07年作。KIRKELIGも愛用するオスロ・レインボー・スタジオでの録音。トランペットとサックス奏者入りの静謐なジャズ・バンドをバックに、彼女の澄んだヴォーカルときらきらと木漏れ日のようなカンテレが響く。ローカルな純トラッド部分が薄くなり、北欧ルーツのデザイン化されたアコースティック音楽といった感じでもあり、もちろん、トラディショナル音楽がベースになってのことだが、狙った立ち位置が絶妙で、プログレ・ファン層へ持ってくるには地味過ぎたそれまでの作品よりは、この凝り方がとっつきやすい。スリップケース付き。
SC-2190 THE SMELL OF INCENSE / All Mimsy Were The Borogoves CD \2500
 長らく廃盤だった94年作1stの08年デジパック盤。男女ヴォーカルのプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドで、メロトロン、オルガン、エレクトリック・ギター、シタール、パーカッションらをフィーチャーし、サイケ色を伴った自然回帰の思想を歌う。どっぷりと瞑想にハマる曲がある一方で少々ポップなノリを見せたりプログレっぽいソロが挿入されるのがこのバンドの特徴だ。後半へ行くと初期フロイドのようなぐるぐるとした世界が広がり、またヘヴィさも現れ、音楽性を自分達の範疇で多様化させている。
SC-2063 THE SMELL OF INCENSE / Through The Gates Of Deeper Slumber CD \2600
 傑作! アシッド・フォーク・プログレ・バンドの97年作2nd。女性ヴォーカルをフィーチャーし、女性ヴォーカル・ファンにはもちろん、シンフォニック・ファンにもぜひ聞いてほしい内容。何故って?もし当時ルネッサンスにロバート・フリップが入っていたら、こんなのを作ったかもしれません。メロトロンの洪水と美しさはポセイドン級。本当。デジパック
SC-2182 THE SMELL OF INCENSE / Of Ullages And Dottles CD \2700
 必聴! メロトロンを全編にフィーチャーし、女性ヴォーカルで情感と哀愁たっぷりに聴かせるプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの10年振りの07年新作。前作、THROUGH THE GATES OF DEEPER SLUMBERも傑作だったが、本作はそのファンタジーがさらに拡大され、各種音源搭載のメロトロンが泣きまくり、ルネッサンスだけでなく、カンタベリー風味になったアース&ファイアー、ヘルダーリンの1st、スプリガンズのマジック・レディ、ブレッド・ラヴ&ドリームスのアマリリスなど名作群がよぎっていく。フルート、ヴィオラ、ハモンド、ハープシコード、シンセ、ギターといった楽器が溶け合う魔法の森。これぞロマン派。デジパック。
SC-2318 SUBURBAN SAVAGES / Kore Wa! CD \2800
 ジェントル・ジャイアントやハッピー・ザ・マンをヒントにしつつノルウェーならではの北欧色を加味したとリーダーが語る2017年作。21世紀バンドならではのモダンな構造にノスタルジックな色合いが映り、レトロなオルガンや鋭角なシンセ、エキセントリックなギター、自在に舞うフルートが変則リズムに乗り、激しく、時に静寂な叙情を繰り広げていく。イタリアのALTROCKからも作品をリリースしたPANZERPAPPAのドラマーによるプロジェクト・バンドで、キーボーディストやベーシストらバンドメイトで構成され、フルートはWHITE WILLOWのKETIL EINARSEN。レコメン系のPANZERPAPPAとは違う、硬派なシンフォ系のサウンドだ。
SC-2170 SUSANNE LUNDENG / Nattevak CD \2850
 美傑作。LENA WILLEMARKやMARI BOINEと並ぶ北欧屈指の女性トラッド・ミュージシャンの、KIRKELIGからの待望の06年新作。ピュアーな北欧哀愁にケルト風味も感じさせ、彼女のフィドルに導かれるかのように、ダークな優麗さが精気を纏いダイナミックに上昇していく。コンテンポラリー・タッチが強まれば、TERJE RYPDAL風のギター、彼女らの幽玄なヴォイス、ジャズを感じさせるベース、パーカッション、それに薄化粧のエレクトロニクスらが北欧原風景を、とてつもなく壮大に映し出す。プロデュースはKETIL BJORNSTADとの共作、MESSEで知られるERIK HILLESTAD。隠そうともレーベル・カラーが浮き出る。3面開きデジパック。
SC-2074 TONE HULBAEKMO - HANS FREDRIK JACOBSEN / Langt Nordi I Skogen CD \2850
 HANS FREDRIK JACOBSENとの共作名義で名門KIRKELIGからリリースされたソロ3作目。89年作。おとぎの国のようなジャケットがまさにぴったりのフォーク&トラッドの名作。彼女のヴォーカルをメインに、ハープ、フルート、ホイッスル、そして、うっすらとしたキーボードetc.といった幻想色を持つ、あまり土着的なものを感じさせない内容。不思議の国のトラッド&フォーク、といった感じの知られた名盤。
SC-2319 WESERBERGLAND / Sehr Kosmisch - Ganz Progisch CD \2800
 新感覚プログレの傑作! MATTIAS OLSSON(ex.ANGLAGARD)、JACOB HOLM-LUPO(WHITE WILLOW)、LARS FREDRIK FROISLIE(WOBBLER)らと今の北欧シンフォを代表するミュージシャンが参加している2017年デビュー作。重なるシンセ群、リリカルなフルート、シンフォニックなギター、プログラミングも交えたドラムスらが渾然一体となり、北欧的なスケールを広大に描き出している。イニシアチブはWHITE WILLOWやWOBBLERで知られるマルチ・ミュージシャンのKETIL EINARSEN(フルート、クラリネット、キーボード、ギター)が持っており、彼が影響を受けたというジャーマン・コズミック・ロックをリスペクトしながらも、まったく別次元の孤高の作風となっている。
SC-2257 WHITE WILLOW / Ignis Fatuus - Expanded Edition 2CD \2980
 廃盤で長らく入手困難だった、最も幽幻な95年デビュー作が3面開き紙ジャケット&リマスター、ボーナス盤付きにてジャケットも新たに2013年2枚組エクスパンデッド・エディションとして新装リリースとなった。後に音楽性を変えていく彼らだが、本作に漂う儚い美しさは絶品で、ヴェールに透ける妖しい銀燭の影絵のような世界は唯一無二。女性ヴォーカルをフィーチャーし、フルート、ヴァイオリン、チェロ、メロトロンも加え、北欧の夢想美と初期クリムゾンの叙情をミックスさせたシンフォを聴かせる。リマスターにはコンプなどアナログ機材にこだわった手法が取られたという。ボーナス盤には10分越えのアルバム未収録曲や、93年のデモ、95年のライヴ等7曲を収録。ムーンチャイルドのカヴァーも入っており、必聴となっている。
SC-2279 WHITE WILLOW / Ex Tenebris CD \2600
 廃盤で長らく入手困難だった98年作2ndが3面開きデジパック&リマスター、4曲ボーナス入りで新装版としてリリース。1stの後、バンドは解散状態となり、当初はリーダーでギタリストのJACON HOLM-LUPOがソロとして制作を始めたものの、オリジナル・キーボーディストや、ドラマーにANGLAGARDのMATTIAS OLSSONを起用したことによって、彼が思った以上のバンド的な内容となり、WHITE WILLOWの2作目としてリリース。オルガンやフルートがもたらす中世色も幻想的で深く本作を印象付けている。また、珠玉の名曲となった3曲目等で絶品の美声を聴かせる女性ヴォーカリスト、シルヴィアの加入も大きい。そんな彼女をフィーチャーした未発ボーナス4曲(1曲はNICK DRAKEのカヴァー)も必聴だ。*ジャケット背が間違ってSACRAMENTと印刷されています。予めご了承ください。
SC-2280 WHITE WILLOW / Sacrament CD \2600
 廃盤で長らく入手困難だった2000年作3rdが3面開きデジパック&リマスター、3曲ボーナス入りで新装版としてリリース。ギターと女性ヴォーカル以外を一新して制作されており、約1年のリハーサルとアレンジの熟考を経て録音。リーダーのJACON HOLM-LUPOが3作目にして初めて満足のいくアルバムとなったと語っている充実作だ。クリムゾン張りのヘヴィな部分と、オーボエやフルートによるクラシカルで中世的なアコースティック・アンサンブルの対比はまさに北欧美学。ANGLAGARD並みのプログレッシヴな質感を生み出している。そして、シルヴィアの表現力も増した。未発ボーナスの内、2曲はヴァイオリン入りスタジオ・デモ、1曲は05年のライヴでWOBBLERのキーボーディストが加わった、SIGNAL TO NOISE期のメンバーで演奏されている。
SC-2285 WHITE WILLOW / Storm Season CD \2600
 廃盤で長らく入手困難だった04年作4thが3面開きデジパック&リマスター、3曲ボーナス入りで新装版としてリリース。再編された前作のメンバーを中心に、キーボーディストに翌年WOBBLERでデビューするLARS FREDRIK FROISLIEを迎え録音。寂しげなメロトロンに誘われ女性ヴォーカリストの美声が映えるトラッドで幕を開け、チェロやフルートが幽幻な前半ではクリムゾン詩情も漂わせる。ヘヴィに展開する中盤はヴィンテージ・キーボードがシンフォニックに渦巻き、プログレッシヴな佳境へ。アルビノーニのアダージョを思わせる哀愁の美曲を挟み、再びヘヴィなラストは次作を予感。デモ2曲とアウトテイク1曲の計3曲のボーナス入り。
SC-2232 WHITE WILLOW / Terminal Twilight CD \2500
 女性ヴォーカリストが2nd以降のシルヴィアに戻り、ANGLAGARDのドラマーが再び参加するなどメンバー・チェンジがあり、5年振りにリリースされた2011年作6th。必聴バンドのTHE OPIUM CARTELもスタートさせた、WHITE WILLOW唯一のオリジナル・メンバーのJACOB HOLM-LUPOと、WOBBLERでも知られるヴィンテージ・キーボーディストのLARS FREDRIK FROISLIEを中心にプロットが固められており、一時期のメタル色は皆無で、前作でのGATHERING路線を持ったまま、北欧らしいシンフォニックなサウンドを華麗に配し、メロトロン、アコギ、フルートも美しく織り交ぜた作品となった。演奏が込み入ると少しANGLAGARDにもなる。女性ヴォーカル・ファンも必聴。3面開きデジパック。
SC-2312 WHITE WILLOW / Future Hopes CD \2600
 淡く北欧然とした幻想を湛え、またまた新境地を見せる2017年作。今回はTHE OPIUM CARTELにも参加しているフェミニンな歌声の女性ヴォーカリスト、VENKE KNUTSONを起用。オリジナル・メンバーのJACOB HOLM-LUPOに、奇才MATTIAS OLSSONやWOBBLERのキーボーディストのLARS FREDRIK FROISLIEも加わった編成で、フルート、クラリネット、トランペットもフィーチャー。メロトロン、ムーグ、アープ、ハモンドといったヴィンテージ・サウンドを活かしながら、CS80の音源を多彩に配したハイレベルなエレクトリック&アンビエント志向を持っている。また、ゲスト女性ギタリストのエキセントリックなプレイも本作に合っており実に高ポイント。絶妙な明度が織り成している。ボーナス2曲入り。ロジャー・ディーンのアートによるデジパック。
SC-2156 WOBBLER / Hinterland CD \2500
 ノルウェーのヘヴィ・シンフォ・バンド。05年デビュー作。ヴィンテージ・キーボード群が魔力を発揮し、70年代の様々なプログレ・バンドが横切っていく、かなりマニアックに研究を重ねたツウなサウンド。北欧のバンドなので、アネクドテンやアングラガルドを思わせるのは当然かも知れないが、バロック・ギターやハープシコード、リコーダーから浮かび上がるのは紛れもなくPFMから影響された中世ルネッサンス風味で、柔らかなヴォーカルと合わせて、ここが他の北欧のバンドと違うところ。プログレの塊のような力作!
SC-2295 WOBBLER / Afterglow - 2015 Remix CD \2600
 <2015年リマスター&リミックス・ヴァージョン> 傑作となった2作目(09年作)。キーボーディストが根っからのプログレマニアであり、かつキーボードマニアでないと生まれない作品だ。本物のメロトロンの最も魅力的な音域、ハモンドとレスリーの絶妙なかすれトーン、女性的なアープシンセと男性的なムーグの使い分け、クラヴィ、ローズ、ソリーナ、エルカといった贅沢な盛り合わせ、そして、それらの特性が自然と導く曲作り、脇を固めるギタリストの存在、曲をヴァージョンアップさせるリズム・セクション、フルート、リコーダー、クルンホルン、チェロ、アコギが生む中世を垣間見るリアリティーなど、約40年間のプログレのすべてが凝縮。大胆に改良されたというリミックスにて再リリース。見開き紙ジャケット。
SC-2296 WOBBLER / Rites At Dawn - 2013 Remix CD \2600
 <2013年リマスター&リミックス・ヴァージョン> イエスがジェントル・ジャイアントを担いでやってきたような3作目(2011年作)。ヴォーカリストが代っており、その印象もあるのか緻密でテクニカルなリズム・セクションを含めバンドとしての強固なチームワークを感じさせる超絶な力作だ。フルートやバスーンもフィーチャーし、中世色も垣間見せながら、ハウを思わせるギターと、まるで楽器ショーのようなヴィンテージ・キーボード群が絡まりに絡まりあって紡ぎあげるスリリングなシンフォニック・サウンド。イタリアの迷宮型に対し、いくら込み入っていようが風通しがいい北欧設計の美学。メロトロンがドラマチックな4曲目にノックアウト。より見通しが良くなったリミックスにて再リリース。デジパック。

〓[DENMARK]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-3001 ACHE / De Homine Urbano + Green Man CD \2500
 4枚のアルバムをリリースした彼ら。徹底してハモンドをフィーチャーする彼らの69年の1stと71年の2ndの2in1 CD。デンマークのバンドならではの英国ナイズされた重みのあるサウンド。終始ハモンドに支配され、クラシカルに、ヘヴィに、プログレッシヴに展開してゆく。バレエ団のために演奏された2ndでは、よりギターもフィーチャーされるが、圧巻は20分近い1stの後半だろう。デジタル・リマスター盤。
SC-3056 ACHE / Pictures From Cyclus 7 CD \2500
 カヤック・ファンにぜひおすすめしたい彼らの3作目。5年のブランクの後76年にCBSからリリースされた本作は、1stや2ndのオルガン・ロックとは違い、初期カヤックに似たメランコリックなシンフォニック・ロックに変貌していた。もちろん、ハモンドの他に、ピアノ、ソリーナ、ムーグもプログレ然とフィーチャーし、そのヨーロッパの哀愁に満ちた美しい旋律で魅了。物悲しさが込み上げてくるような2曲目、3曲目が特にたまりません。隠れた名盤!
SC-3058 CULPEPER'S ORCHARD / Same CD \2500
 4枚のアルバムをリリースした彼らの71年リリースの1st。シングルやライヴから3曲のボーナス入り&リマスターにて出直し。ハモンド、ハープシコード、ピアノ、フルート、ハードなギター、メロディアスなヴォーカル (英語)、統率されたリズム・セクションでカッコ良く聴かせる。ハードな曲調にメローでアコースティックなパートが混ざるフレキシブルな展開がお見事。北欧ハード・プログレッシヴ必聴作の1枚。
SC-3059 CULPEPER'S ORCHARD / Second Sight CD \2500
 ジェスロ・タルやツェッペリンなどブリティッシュ・ロックから影響を受けた彼ら。1stと甲乙付け難い72年リリースの2nd。当時のライヴ5曲のボーナス&リマスターにて出直し。アコースティック・アンサンブルも上手く取り入れながら、バランスの取れたメロディアスな英国調のサウンドで聴かせる。本作はジャケットのような、ややドリーミィーな叙情性も持ち合わせ、ファンタジーやスタッドあたりに通じるところも。
SC-3072 DAY OF PHOENIX / Wide Open N-Way CD \2500
 英国リマスター2012年盤。カンタベリー系を彷彿させるメロウなサウンドで聴かせる70年リリースの1st。68年に結成されたバンドで、コロシアムのオープニング・アクトを務めたことにより、後にグリーンスレイドにも参加するベーシストのトニー・リーヴスの目に留まり、彼のプロデュースで本作は録音された。中期キャラバンや、キース・クロス&ピーター・ロスを思わせるヴォーカルとインストは英国ビューと言え、テクニックや変化に富んだ曲作りも良く、実に味があって良い。69年のデビュー・シングルから2曲ボーナス入り。
SC-3087 HEAVY JOKER / Same CD \2600
 初CD化。76年にメジャー・ポリドールからリリースされたインスト・ジャズ・ロックで彼らのデビュー作。ややフュージョン気味ではあるものの、デンマークの技巧派バンド、THORS HAMMERを経たギタリストと、セッション・ミュージシャンとして名を上げていたキーボーディストによるムーグ、オルガン、ピアノらがメロディ重視のソロと構築された風通しの良いアンサンブルを繰り広げる好作となっている。ヨーロッパ然とした雰囲気も叙情的に湛えており、オランダやドイツのバンドを思わせるあたり、他の北欧産とは一線を画している。リマスター。
SC-3086 IRON DUKE / First Salvo CD \2600
 初CD化。キーボード・ファン垂涎の1枚! かつて、北欧のELPと言われた74年デビュー作で、サウンドのメインはハモンド、ムーグ、ピアノといったキーボードが主体だが、ギタリストも加わった4人編成で、ベーシストによるフルートも入る。ヘンデルのオラトリオやグリーグのペール・ギュント組曲もアレンジしており、クラシカルな質感からTRACE、親しみやすいヴォーカルからTRIUMVIRATも思わせるが、硬質のギターが入りベースはリッケン風なのでリック・ウェイクマンの初期ソロ作も彷彿。クラシカル・ロックを詰め込んだ力作だ。リマスター。
SC-3088 IRON DUKE / Gammel Dansk CD \2600
 初CD化。キーボーディストを交代し、ツイン・キーボード+リズム・セクション編成でリリースされた77年作2nd。エマーソンを思わせるハモンドをフィーチャーしたELP風の攻撃的なナンバーを始め、シンセがシンフォニックでドラマチックなTRACE風のナンバーや、テクニカルで軽快なリック・ウェイクマン風のナンバーなど、どの曲もキーボード・ファンど真ん中、垂涎の内容となっている。また、デンマークのトラッドをシンフォにアレンジしたものも幾つか収録されており、北欧情緒が香り立ち、74年の1stと合わせて必聴だろう。リマスター。
SC-3009 MIDNIGHT SUN / Same CD \2500
 デンマーク・ソネットで4枚のアルバムをリリースした彼らの72年リリースの1st。デンマークのバンドならではのブリティッシュ・ナイズされた音作りで、サイケ、プログレ、ジャズ、ハード&ブルースetc.といった音楽指向が混在するものの、それらが、うまくまとまっていてレベルに達している。テクニカルな面も。ロジャー・ディーンのジャケットで昔から知られてきた。英語。
SC-3020 MIDNIGHT SUN / Walking Circles + Midnight Dream CD \2500
 ロジャー・ディーンの幻想的なジャケット(彼の名作の1枚!)で知られる2nd(72年)と、3rd(73年)の2in1。ブリティッシュ・ナイズされたホットなサウンドは、フルートやストリングスもフィーチャーしたメロディアスなもの。アップ・テンポの曲になるとジャズ・ロック・ノリになってテクニカルなチーム・ワークを見せる。所々で漂わせる北欧然とした空気も良い。英語。
SC-3081 THE OLD MAN & THE SEA / Same CD \2800
 古くから廃盤コレクターの的であったレアな単発物。72年リリース。バンド名が示すように、へミングウェイの小説をコンセプトにしたハモンドづくしのサウンドで、パープルやヒープを思わせるも、よりクラシカルさが光り、硬質でテクニカルなギターが疾走する。パイプ・オルガンをイントロに持った組曲もあり、また、フルートも導入され、展開やキメなど、プログレッシヴ・ロックを意識した内容だ。メロディの良さ、全員の力量、共に申し分ない。本編はソネット・レーベルのオリジナル・ミックス・ヴァージョン。LP未収のボーナス2曲入り。
SC-3026 SAVAGE ROSE / Dodens Triumf CD \2500
 72年リリースのよく知られた6作目。それまでの、ブルージィーだった作品とはまったく違い、舞台演劇のために制作された初期の異色作で、ロウソクの明かりだけで絵本を見ているようなファンタジーがある。オルガンやアコーディオンを中心としたインスト寄りの作品で、BO HANSSONに通じる薄暗い独特の作風。初期の必聴作。DIGITAL REMASTER&REPACKAGE
SC-3029 SAVAGE ROSE / Solen Var Ogsa Din CD \2800
 長らく入手困難になっている中期作のラスト・ストック! メンバー分裂のため、活動を停止していた彼らが、5年の沈黙を破って78年にリリースした通算9作目。本作からデンマーク語で歌われ、アイデンティティーを見つめ直し、独自の哀愁のあるサウンドを確立しはじめた重要作。初期のロック色から、胸を打つアコースティックなアンサンブルへ変化。良い。リマスター盤。
SC-3074 SAVAGE ROSE / En Vugge Af Stal CD \2800
 長らく入手困難になっている中期のインディ作のラスト・ストック! 82年にリリースされた10作目で、本作から独自のレーベル、NEXOを設立し、以降、アイデンティティーを見つめ直し、世の歪みを問い掛け、デンマーク語で歌われる傑作を立て続けにリリースしていく。アコーディオン、ツィター、ピアノ、パーカッションのシンプルなバックが幽玄な魔法を起し、アニセッテの胸をしめつける嘆きのヴォーカルを際立たせる。ジャケットはアニセッテの手によるもの。リマスター盤。
SC-3075 SAVAGE ROSE / Vi Kaemper For At Sejre CD \2800
 長らく入手困難になっている中期のインディ作のラスト・ストック! 78年に再編後、初期のロック色から、胸を打つアコースティックなサウンドへ変化した彼ら。前作、EN VUGGE AF STALからさらに説得力というか、真の凄みを増した84年リリースの11作目。アコーディオン、ピアノ、ヴァイオリン、パーカッションがマジカルで深い渦巻きを見せ、メッセージを投げ掛け歌うアニセッテの熱く切ない情念のヴォーカルを押し立てる。女性ヴォーカル・ファン必聴作。リマスター盤。
SC-3032 SAVAGE ROSE / Kejserens Nye Klaeder CD \2800
 長らく入手困難になっている中期作のインディ作のラスト・ストック! バレエ音楽のために制作された86年の作品。そのため舞踏曲や、フルートをフィーチャーしたシリアス寄りのインスト・ナンバーも多くなっているものの、合間を縫って歌われるアニセッテのヴォーカルはここでも絶品。北欧シリアス女性ヴォーカル美を好む方はぜひ本作も。リマスターなのでより音が繊細に。リマスター盤。
SC-3076 SAVAGE ROSE / Sangen For Livet CD \2800
 長らく入手困難になっている中期のインディ作のラスト・ストック! インスト指向のKEJSERENS NYE KLAEDERを挟み88年にリリースされた13作目。カンテレで北欧のロリーナ・マッケニットと言われるSINIKKA LANGELANDや、THOMAS KOPPELの娘もヴォーカルで参加。こうした数人のゲストにより、トリオでの比類なき2枚、EN VUGGE AF STALやVI KAEMPER FOR AT SEJREと比べると、ピアノやアコギなど外へ開放されていくような白色の光が差し、力強いアニセッテのヴォーカルを照らしている。リマスター盤。
SC-3077 SAVAGE ROSE / Ild Og Frihed CD \2800
 長らく入手困難になっている中期のインディ作のラスト・ストック! ヨーロッパ然とした魂が宿りドラマチックな感覚が脈々と流れ、なんとも言えない哀愁に包まれるNEXO時代最後の作品。89年に2枚組でリリースされた傑作の2in1。前作では緩い開放感があったが、本作ではゲスト・メンバーを加えながらも、再びダークさを帯び、エレクトリック・ギターや緊張感のあるコーラス等、アコースティックなアンサンブルを中心に厚みが増し、強いタッチのピアノなどグルーヴ感はプログレだ。リマスター盤。
SC-3078 SAVAGE ROSE / Gadens Dronning CD \2800
 長らく入手困難になっている中期作のラスト・ストック! 彼らの最高傑作と言う人も多い、当時BMGアリオラからリリースされた90年作。ゲストながら初期の重要メンバーだったオルガンのANDERS KOPPELが復帰参加し、THOMAS KOPPELとの幽玄なツイン・キーボードが聴ける。アイデンティティーへのこだわりと、メジャー・レーベルのクオリティーが融合した完成度の高い作品で、NEXO時代の音楽性を総括し、コンテンポラリーに推し進めた素晴らしい内容となっている。外せない必聴名作。リマスター盤。
SC-3079 SAVAGE ROSE / Manebarn CD \2800
 長らく入手困難になっている中期の衝撃作のラスト・ストック! アコーディオンが舞い、ジミ・ヘンドリックス張りのギターが炸裂し、ブラス・セクションまでフィーチャーした、ド肝を抜かれる92年リリースのロック・フィールドへの復活作。とにかく、めちゃくちゃカッコ良い。デンマーク語で歌われているのでエキゾチックな哀愁感も失われることなく、魔法のようなオルガンや美しく畳み掛けるピアノに、パワフルにシャウトするアニセッテもまた格別。劇的な変貌が当時話題に。リマスター盤。
SC-3065 SECRET OYSTER / Same CD \2500
 73年リリースの1st。メジャーCBSからの作品だが、マルチ録音ではなく2トラックへダイレクトに録音されたと言う。スピーディーなリズムに乗せて、ギター、サックス、キーボードがソロを取り合いっこするわけだが、次作のように整合感を意識したものでは無く本作はサイケデリックで荒れている。そのロック的なワルぶりが最高で、唸る管楽器と弾き倒しのギターに鍵盤楽器が鬼の如く速く絡む。その正確性がリズムを倍速させ、まったく退屈さを感じさせない恐い内容となっている。その後、FURTIVE PEARLのタイトルで国外発売もされた。73年の2曲の未発ボーナス入りで1曲はライヴ。
SC-3062 SECRET OYSTER / Sea Son CD \2500
 74年リリースの2nd。ストリングス・クァルテットを配し、バンドの重さのあるジャズ・ロック・サウンドにインテリジェンスなクラシカルさを加味しており、全編インストながら陰りのあるヨーロピアンな印象を残す。管楽器も交え演奏力で押していくがソロ・パートだけが突出するのではなく、きちんと作曲されたメロディーが光り、うねりを作るムーグなど、このバンドの特徴が出る。アコースティックな部分も良い。曲のヴィジョンを音で描けるテクニックに裏打ちされた作品。同傾向の3曲の未発ボーナス入り。
SC-3061 SECRET OYSTER / Vidunderlige Kaelling CD \2500
 デンマークを代表するジャズ・ロック・バンド。BURNIN'RED IVANHOE、HURDY GURDYといった、やはりこの国で知られたバンドのメンバーによって結成された。本作は彼らの最高作と言える76年リリースの3作目で、元は好色な詩歌に基づく刺激的なバレエの為に作曲された。アメリカではASTARTEと言うタイトルでリリースされ、インターナショナルで知られる存在となる。管楽器、シンセ、ギターらメロディー楽器が深い海のようなうねりと北欧独特の神秘的な美を紡ぐ。全編インスト。アルバムと同傾向の3曲の未発ボーナス入り。
SC-3085 TRILLE / Hele Balladen 7CD BOX \8800
 <ラスト・ストック> サベージ・ローズのANDERS KOPPELがバックアップしていたことでも知られるデンマーク屈指の女性ヴォーカリストの70年代中期から80年代の最重要作7枚を網羅した2010年限定ボックスがラスト・ストックで初入荷。フォークとポップスを掛け合わせたようなスタイルで、デンマーク語の温かみのある歌声がなんとも切なく郷愁を誘う。特にANDERS KOPPELがオルガン、ピアノ、アコーディオンを担当している収録初期作は、TRILLEの声の翳りが時にANNISETTEを思わせる部分もあり、アイデンティティを強めていた同時期のサベージ・ローズが重なる。サベージ・ローズが英語で歌うのやめた70年代中期から80年代こそ、デンマークの音楽シーンが最高に輝いていた時期なのかもしれない。そんな、女性ヴォーカル・ファン必聴名作群! ほぼ全タイトル初CD化。歌詞&アルバム・データが掲載された32ページのブックレット入り。各紙ジャケット。*限定入荷の為、売り切れ後の再入荷は未定です。収納アルバム;HEJ SOSTER(1975)、EN LILLE BUNKE KRUMMER(1977)、ALTID HAR JEG LANGSEL(1979)、SMASKRIDT(1981)、HALVMANETID(1983)、INDENI/UDENPA(1986)、HJEMLIGE EVENTYR(1988)

〓[GREENLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-5006 PINIARTUT / Same CD \2850
 フィンランドからHEDNINGARNAの女性ヴォーカリスト、TELLUや、フェロー諸島を代表するミュージシャン、KRISTIAN BLAKにアイスランドのミュージシャンらも加わり、グリーンランドのエキジヴィジョン関連のイメージ音楽として制作された、北欧トラッド・ベースのコンテンポラリー物。01年作。フェロー人気により、再入荷。これがびっくり仰天の内容で、入荷当時も話題を呼んだ。ラジカル、呪術的、シアトリカル、などプログレ的な要素が散乱していて、まさに異端トラッド・ロックと呼べる傑作だった。GARMARNA、HEDNINGARNAファンは要チェック。ケイト・ブッシュのような9曲目には驚きを隠せない。

〓[FAROE]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-6026 EIVOR PALSDOTTIR / Krakan CD \2850
 長らく入手困難だった初期の傑作が見開き紙ジャケット・新装アートワークにて再プレス! ECMやKIRKELIGがこだわる、オスロの名門レインボー・スタジオで録音された03年作2nd。なので、仕上がりもECMやKIRKELIGを思わせる、ジャズ・フレーヴァーが加わったコンテンポラリー色を持つ。冷気とドリーミィーさがゆったりと入り混じり、彼女はまるで精霊のように歌って溶け込む。全曲彼女の作詞曲。後半は実体の無い幻想色がどんどんと立ち込め、彼女のシンギングもジャンルを越えた独自のスタイルを見せる。色は違うが、サヴィナ・ヤナトゥーが浮かぶ。
SC-6023 EIVOR PALSDOTTIR / Eivor CD \2850
 04年作3rd。本作はアイスランドのレイキャヴィックで録音されたピュアなフォーク作となっており、フェロー語、スウェーデン語、アイスランド語、英語で歌われている。美しいアコースティック・ギターと素朴な鳴りのパーカッションがバックを務め、彼女の絶世とも言える美ヴォーカルをサポート。薄暗な部屋の中で暖炉の炎が照るような明かりと影が哀調となり、イメージとして広がっていく。他にない幻想色が漂うフェロー語で歌われる曲がやはり良く絶品。見開きデジパック・アイスランド盤。
SC-6025 EIVOR PALSDOTTIR / Human Child + Mannabarn 2CD \2980
 北欧フェロー諸島の女性ヴォーカリスト、アイヴォール・ポルスドッテル。来日も果し、多彩な音楽性を見せ、すべてがスキルに満ち、多くのファンを魅了。本作は07年に英語ヴァージョンとフェロー語ヴァージョンで同時にリリースされた5作目で、アイスランド盤にて2枚組仕様で出直した。あのドーナル・ラニーのプロデュースにより澄んだケルト色を持ち、美声を生かしたコンテンポラリーなセンスに、シンフォ・ファンも幻惑する北欧の幽幻さが入り混じり、傑作となっている。DAVY SPILANEもイリアン・パイプ、ティン・ホイッスルで参加。3面開きデジパック。
SC-6017 EIVOR PALSDOTTIR / Live CD \2850
 再び来日し、女性ヴォーカル・ファンを魅了した彼女の待望のライヴ盤。アイスランド、デンマーク、ドイツ、オーストリア、そして09年日本公演からもピックアップ。シンセやリズム・セクション入りのバンドでのプログレッシヴなコンテンポラリー・スタイル、アコギでの弾き語り、ロマンチックなストリングス・カルテット入り、さらにシンフォニー・オーケストラ入りとアレンジは多彩で、またジャズやスタンダードなど音楽性も幅広い。中には15才の時に書かれた失恋を歌った曲もあり、これがダークな執念に満ち、今でも相手は相当怖いはず。
SC-6018 EIVOR PALSDOTTIR / Larva CD \2850
 フェロー諸島の人気女性ヴォーカリスト。2010年作。多才な彼女らしい今回はロック&アンビエント指向の内容で、1曲のみフェロー語、他は英語で歌われ、ケイト・ブッシュやビョークを思わせながらも美的感覚が研ぎ澄まされた斬新さとプログレ・ファンも虜にする幻想的なドラマチックさを秘めて聴かせる。ギター、シンセ、リズム・セクションにストリングス・オケとコーラスを交え、ダークでかつ底無しのドリーミィーさの中で妖しく天使を装う魔性を帯びた美声、そしてこの美貌。11曲中9曲はオリジナルの新曲で、他2曲は彼女が居たニューウェイヴ・バンド、CLICKHAZEのセルフ・カヴァーと、ケイト・ブッシュのHOUNDS OF LOVE。デジパック。女性ヴォーカル・ファン必聴!
SC-6021 EIVOR PALSDOTTIR / Room CD \2850
 傑作。ドリーミィさと美しさが結実し、孤高に達した彼女の2012年作。世のスタイリッシュさを贅沢に集め、繊細に吟味しピュアさだけを取り出し、少女が抱く夢と憧れを加えたような、なんともフェミニンな作風だ。ヴァイオリン、オルガン、ギター、ハープ、シンセ、ピアノ、プログラミングといったものが幻想的なアンビエントとなって溶け合いシルクとなって、一段と磨きの掛かった美声ヴォーカルを包み込む。アルバム通してのメロディの綺麗な際立ちは過去最高だろう。本作もまたプログレ&シンフォ・ファンも虜にすること間違いなし。見開き紙ジャケット。
SC-6027 EIVOR PALSDOTTIR / Bridges CD \2850
 神から美を委ねられたフェローの女性ヴォーカリストの2015年作。その幻想色からシンフォ・ファンにも人気が高く、サヴィナ・ヤナトゥー、アンナ・マリア・ヨペック、最近だとフィンランドのヨハンナ・クルケラらと並ぶ孤高のフィメール・ヴォーカルを聴かせる一人だ。本作は前作ROOMの延長線上と言えなくもないが、初期のアコースティックなフォーク色に妖しくもファンタジックなプログラミングを絡め、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、アコギ、ピアノ、ローズをフィーチャーした神秘的な作風となっており、アルバム毎に微妙に色合いを変えるコンセプトが際立っている。見開き紙ジャケット。
SC-6028 EIVOR PALSDOTTIR / Slor CD \2850
 先にリリースされたBRIDGESと姉妹作と彼女が位置付ける2015年作。通算10作目。友情や愛をテーマにしたBRIDGESだったが、本作は解放や自由をテーマにしており、ヴァイオリンやヴィオラを絡めながらも、よりエレクトリックでダークな趣向となっている。彼女の作品で言うとケイト・ブッシュに接近した2010年作のLARVAを思い出させるものの、珠玉の傑作となった2012年作、ROOMでのデリケートなスタイリッシュさを持ち合わせており、また、今回は主にフェロー語で歌われ、そのエキゾチックな幻想性は頂点に達している。神から美を委ねられた孤高の女性ヴォーカリスト。妖しくプログレッシヴだ。見開き紙ジャケット。
SC-6029 EIVOR PALSDOTTIR & / At The Heart Of A Selkie CD \2850
 スコットランドやアイルランドの神話、およびフェロー諸島に伝わる伝説上の海の生き物、セルキーをテーマにした2016年プロジェクト作。愛欲によって引き起される悲恋と子供も巻き込んだ復讐を描いたシネマティックな作品で、EIVORの以前の作品でも共演したアレンジャーのPETER JENSENとDANISH RADIO BIG BANDを迎え、また、混声合唱団DANISH NATIONAL VOCAL ENSEMBLEを壮麗に配し、あざらしの女(妻)の感情をEIVORが切々と悲しみを込めて歌い上げていく。ピュアさと怨念が入り混じるシンギングはEIVORの真骨頂とも言え、怖いジャケットと共に、まさに涼夏。ファン必聴! 3面開き紙ジャケット。
SC-6016 VALRAVN / Koder Pa Snor CD \2600
 傑作。女性ヴォーカル・コンテンポラリー・トラッド・ロック・バンドの09年作2nd。ガルマルナらが確立したラジカル・トラッドの先にあるサウンドで、アコースティック楽器とアンビエントの組み合わせが更に進化。手が切れそうなほどの透き通った叙情が幻想美をたなびかせダイナミックに展開。哀愁のメロディー・ラインも絶品でハイブリッド型ながらもヴォーカルを聴かせる点においてはガルマルナを超えており、前作で「彼女のヴォーカルは純粋さを装った悪の妖精」と評したANNA K.EGILSTROD嬢はどちらかと言うとトラッドではなくビヨークのようなアンビエント・ポップ系のスタイルを取る。ラストの感動的なクライマックスはシンフォ・ファンも直撃。女性ヴォーカル・ファン必聴! 3面開きデジパック。
SC-6022 WHITE FLAG SOCIETY / Surrender CD \2850
 クラナド、マイク・オールドフィールド、ケイト・ブッシュ辺りからの影響を感じさせる注目ユニットがフェロー島から登場。美形&美声女性ヴォーカリストのJULIE HJETLANDと、マルチ・ミュージシャンの2人を中心に、多数のゲストを加えて制作された2012年デビュー作。アンビエントなバックに生楽器を配したスタイリッシュなポップ・アレンジと、ウイリアム・ブレイクにインスパイアされたという英国調の幻想美がミックスされた独自のサウンドが広がる。ケルト色は無いが、ソロでもジャンルを越えて活動しているという彼女の多彩な感性と、透明感あふれる声が素晴らしく、魅力を発揮。シンフォ&プログレ・ファンにもおすすめ。デジパック仕様。
SC-6008 YGGDRASIL / Kristian Blak & Yggdrasil CD \2850
 デンマーク領・フェロー諸島を代表するコンテンポラリー・トラッド・バンド。02年作。本作からフェローの至宝とも言える女性ヴォーカリスト、EIVOR PALSDOTTIRが参加しており、ピアニスト、KRISTIAN BLAKを中心に、フルート、ソプラノ・サックス、ギター、ベース、ドラムスの編成で、シェイクスピアの詩に曲をつけたロマンチックなものから、マリ・ボイネ・バンドのようなジャズ・ロック・スタイルまで、非常にキレたセンスと演奏で聴かせる。ジャズが混在する北欧トラッドとして、ボイネ・クラスをいく。意味ありげなアートワークの見開き紙ジャケット仕様。

〓[ICELAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
SC-4027 ANNA HALLDORSDOTTIR / Here CD \2850
 前2作が当店でとても人気だったアイスランドの女性ヴォーカリストの2010年作3rd。以前はケイト・ブッシュがKIRKELIGから出したなら、といった作風だったが、本作はそのクオリティーを保ちながら、フェローのEIVOR PALSDOTTIRあたりを思わせるコンテンポラリーなサウンドで聴かせる。ピアノ、エレピ、シンセ、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、トロンボーン、リズム・セクションらのバックはフォークやポップのそれとは何かが違い、凝ったアートなプログレッシヴさを秘めている。そして、北国らしい冷気が優しく暖められたような空気があふれ出てくる。女性ヴォーカル・ファンは見逃せない美作。3面開きデジパック。
SC-4034 JONAS OG EINAR / Gypsy Queen CD \2800
 初CD化。72年にリリースされたフォーク・ロック・デュオで、彼らの唯一作。同じアイスランドのTRUBROTやODMENNと同じくEMI PARLOPHONE原盤。フルートやアコギ、アコーディオン等、物寂しげなプライヴェート感漂う激レアの1枚だ。英語で歌われ、KEITH CROSS & PETER ROSSあたりを思わせ、英国フォークに通じるものの、凛とした空気は冷たく、反面、時にパッショネイトなギターソロやタル張りのフルートも入り、リズム・セクションの導入などジャケットの印象よりもサウンドに変化が付けられている。澄んだ哀愁と叙情は北欧ならでは。
SC-4021 ODMENN / Same CD \2500
 オリジナルLPは2枚組で70年にリリースされた激レア・アイテム。前半はハモンドも絡めたサイケ・ハードを英国調にメロウに展開、そして後半、特にLPでのSIDE Dすべてを使った攻撃的なチューンはあまりにもアグレッシヴ! 終始、殺気立ったギターがのたうち炸裂する。エクスペリエンスのようでもあるが、プログレッシヴな闇にハマった影を引きずる。コレクターズ・アイテムとしてだけでは終らない濃い内容だ。2in1。
SC-4036 PELICAN / The Anthology 2CD \3200
 初CD化の2作目を含む彼らの70年代の音源を網羅した2枚組2014年盤。SVANFRIDURのメンバーがICECROSSを経たドラマーと結成したグループで、74年と75年に2枚のアルバムをリリースした。ヴァージン期のウィグワムを思わせるヴォーカル・ナンバーと、ギターやキーボードが描くシンフォ・ナンバーに分かれ、曲によってはハードなノリを見せ、一方でアコースティックな北欧叙情も湛える1stのほうがプログレ色が強く、また2ndはポップながらも引き出しが多く、合わせて出来が良い。ドラマーはその後、EIK、HINN ISLENZKI PURSAFLOKKURを渡り歩く。3枚のシングルからボーナス6曲入り。
SC-4031 RAGNHEIDUR GRONDAL / Tregagas CD \2850
 幻想色を浮かび上らせ、EIVOR PALSDOTTIRを思わせるアーティスティックなサウンドで聴かせる女性ヴォーカリストの09年作。北欧だけでなく、アイリッシュやブルガリアン・ミュージックからも影響を受けているという。クラリネット、カヴァル、ギター、ピアノ、オルガン、パーカッション、ドラムスらのバンドを率い、アイスランドに伝わるフォークを独自のアレンジで展開し、ゆったりとした愁いが差すも、哀愁感と、彼女の天性の歌声が抱擁する温かみが絶妙に混ざり合い、洗練されたアンサンブルと共に聴き入ってしまう。後半見せるプログレッシヴな高鳴りも感動的。3面開きデジパック・アイスランド盤。
SC-4029 TRUBROT / Same CD \2500
 氷と炎の国、アイスランドの70年代初期を代表する伝説のロック・バンド。69年の1作目は後にNATTURAへ移る女性ヴォーカリストと、HINN ISLENZKI TURSAFLOKKURでも知られる故キーボーディスト、KARLS J.SIGHVATSSONARをフィーチャーし、アイスランド語で歌われサイケとフォークとポップが混ざった独特の風味で聴かせる。ワーグナーを取り上げた8曲目やプログレッシヴな展開を見せるアルバム・ラストの11曲目など注目だが、ボーナス収録された、サンドローズを思わせるシングル曲も一度聴くと忘れられない。
SC-4033 TRUBROT / Undir Ahrofum CD \2500
 70年リリースの2nd。女性ヴォーカリストのSANDY OWENSと、キーボーディストのKARLS J.SIGHVATSSONARは抜けてしまったものの、新加入のキーボーディストによりアルバム・ハイライトの大作、FEEL MEのような超名曲が生まれた。ハモンドがたなびくこの哀愁感は、例えばタイ・フーンのシスター・ジェーンの曲調を思い出させるもの。
SC-4038 TRUBROT / ....Lifun CD \2800
 氷と炎の国、アイスランドの70年代初期を代表する伝説のロック・バンド。1stでグループを離れたキーボーディスト、KARLS J.SIGHVATSSONARが再加入し、71年に英国で録音された3作目。フルートもフィーチャーされ、カッコ良すぎるハモンド、クラシカルなピアノ、強力なリズム・セクションなどヘヴィ・プログレと美しいバラードが交差するバンド最高作となっている。特有の感性が光り、まるでイタリアのJ.E.T.のようなオープニングからグッとくる。変型ジャケットのオリジナルLPは激レアとしても有名だ。2015年盤デジパック。


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