update 2017/07/14


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ME-0245 AIGUES VIVES / Water Of Seasons CD \2800
 81年リリースの男女ヴォーカル・レア・フォーク。ゲルマンの森深くからフルートやヴァイオリンを伴ない津々と彼らのサウンドは流れ出る。パンフルートやエレクトリック・ギターなども交え、美声の女性ヴォーカリストが上澄みを優しく撫でるように歌う。その神秘的な翳りや、奥深さはかのヘルダーリンの1stを思わせるほど。特に1曲目は最高! 身も心もとろけるといったまどろみが心地よい幻想感を生む。アナログが欲しくなる音。名作だ。未発に終わった2ndアルバムから4曲ボーナス入り。英語。
ME-0573 AMENOPHIS / Same CD \2500
 長らく廃盤だった83年リリースの1stが、大好評となった新作TIMEに合わせて再プレス。兄弟を含む変則トリオで、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーの3人が全員キーボードも受け持つ。ドイツのこの年代には自主盤にてリリースされたシンフォの良作が目立つが、特に本作は抜け出た1枚だ。ポンプの影響も無く、70年代には無かった音を詰め込むテクニカルな志向があり、かつファンタジックなシンセが雄大に美しく広がっていき、泣きのギターや巧みなアコギと共に霧に包まれた神秘の情景を描き出していく。27分あたりで聴けるドラマチックなフレーズは新作TIMEのオープニング・テーマだ。英語。5曲のボーナス入り。
ME-0574 AMENOPHIS / Time CD \2500
 キャメル・ファン必聴。83年に叙情派シンフォの名作をリリースした、あのバンドの26年振りの2014年作。まるで、オーケストラをフィーチャーしているかのようなシンフォニックなアレンジが施されており、オープニングから仰け反ってしまう。ギターはハケットを思わせるのでジェネシス的な要素も多いが、底辺にゲルマン特有のロマンチシズムが漂っており、キャメルを上位フェバリットに挙げているバンドではないが、やはり流れ出てくるサウンドは優しさと愁いが入り混じった切なくも愛くるしいものだ。中盤では今風な展開も見せ、エニワンズ・ドーターにも似た感動的なエンディングへ駆け進んでいく。
ME-0318 AMOS KEY / First Key CD \2500
 74年リリース。E.L.&P.スタイルのハモンドをメインにしたクラシカルなキーボード・トリオの唯一作。トレースを思わせるクラシック直結のバロッキーな曲、英語ながらトリアンヴィラートと同じくゲルマン的な味わいのあるヴォーカルをフィーチャーした曲、エマーソン風のソロをアグレッシヴに取る曲など、ヴァリエーションがあり、ただ印象として、トリアンヴィラートに自然と似てしまっているのは大目に見たい。リズムがシャープで、かつ、1曲目のように途中でシンフォな展開を見せる変化付けが上手く、中部ヨーロッパを感じさせる。
ME-0480 ANYONE'S DAUGHTER / Adonis CD \2800
 2000枚限定盤。2010年リマスター&ボーナス3曲入りで出直した必聴名作として名高い79年リリースの1st。キャメルにも匹敵する珠玉のメロディアスなサウンドとハートフルなヴォーカルが感動を呼び、最後には衝撃となって体を駆け巡る。70年代の英国のシンフォニック・バンドから強く影響を受けながらも、メンバーのフレッシュなフィルターを通し、ゲルマンの叙情性に染めてドラマチックに聴かせる。多くのドイツのバンドにありがちな遊びや間延びが無いスタイリッシュさはエモーショナルでもあり、大きく捉えれば本作こそが現在のシンフォニック・ロックの最初の1枚なのかもしれない。ちょうど、本作を初めて聴いたのが80年だったので、なにか年代の節目に伴う、新しさ、新鮮を感じとって、妙に納得したことを思い出す。ボーナスとして77年のライヴから未発表曲2曲(約20分)とエンハンスドにより78年のスタジオでのプロモ・ライヴ映像(約7分)を追加収録。*当時のコンサート・ポスターをミニサイズ(47cm x 33cm)で復刻した特典がスリップケースでセットになった2000枚限定エディション。
ME-0536 ANYONE'S DAUGHTER / Same CD \2500
 長らく入手困難だったエニワンズ・ドーターの重要4アイテムがリマスター&ボーナス入りで再発。80年リリースの2作目。シンフォ・ファンに熱狂的に受け入れられたデビュー作の余韻を残しながら、その期待を裏切らないステップを感じさせ、ジェネシスやキャメルを思わせるロマンチックさと、タイトに疾走するアップデイトされたリズム感が織り成すサウンドは当時のポンプとはまったく違うもので、シンフォニック・ロックの新たな幕開けであった。あふれる甘美なメロディの洪水。80年のライヴからアルバム収録曲3曲ボーナス入り。
ME-0520 ANYONE'S DAUGHTER / Piktors Verwandlungen CD \2800
 彼らの81年リリースの3作目。巧みな演奏力、素晴らしい楽曲、作品に宿るゲルマンの深い叙情美、感動の波が次から次へと押し寄せてくる珠玉の1枚。叙情派シンフォの必聴傑作! これが、ライヴ録音であったことはあまりにも有名だ。ヘッセの詩が朗読され、バンドが情景をドラマチックに演出していく。08年リマスター、70年代後半に録音された同曲のスタジオ・デモのボーナス(約30分)入り。
ME-0537 ANYONE'S DAUGHTER / In Blau CD \2500
 長らく入手困難だったエニワンズ・ドーターの重要4アイテムがリマスター&ボーナス入りで再発。PIKTORS VERWANDLUNGENという歴史的傑作をリリース後、82年にリリースされた4作目。個人的にはこれが一番好き。初のドイツ語によるアルバムで、印象が違う。キャメルやノヴァリスのロマンチックさを受け継ぎ、UK(彼らがUKのファンだったことは有名)的な変拍子を交え、かつアコースティックな美しさを幻想的に配し、終盤は組曲で締めるなどトータルな色合いながらも多彩。82年のライヴからアドニス・メドレー等2曲ボーナス入り。
ME-0538 ANYONE'S DAUGHTER / Neue Sterne CD \2500
 長らく入手困難だったエニワンズ・ドーターの重要4アイテムがリマスター&ボーナス入りで再発。当時のラスト・スタジオ・アルバムとなった83年リリースの5作目。たしかにコンパクトになったものの、メロディの良さは変らず、ハモンド、ポリシンセ、ピアノらのシンフォニックなアンサンブルと、甘美な泣きをソリッドに聴かせるギターなど、アグレッシヴな演奏も見せる力作だ。前半がヴォーカル、後半がインスト中心のコンセプト。82〜83年のライヴからアルバム収録曲3曲ボーナス入り。
ME-0539 ANYONE'S DAUGHTER / Live 2CD \2500
 長らく入手困難だったエニワンズ・ドーターの重要4アイテムがリマスター&ボーナス入りで再発。以前の1枚ものではカットされていた2曲も収録した初の2枚組CDでの完全版。NEUE STERNEツアーから録音された84年リリースのライヴで、PIKTORS VERWANDLUNGENを除く4枚のアルバムから10曲と当時の未発6曲(ソロ含む)で構成されており、ベスト的な意味合いプラス進行形を感じさせる内容となっている。その後のアーカイヴでも証明されるように、彼らは実はライヴで真価を発揮していた。テクニカルさと叙情性を同居させ、スタジオ盤以上とも言えるダイナミックさ、スリリングさで圧倒。バンドは本作リリース時には解散しているが、ゆえに、ピーク期の演奏が聴ける必聴ライヴとなっている。エンハンスド仕様により83年のライヴ映像4曲入り。
ME-0202D ANYONE'S DAUGHTER / Requested Document Live 1980-1983 Vol.2 CD+DVD(PAL) \2980
 2001年に出たREQUESTED DOCUMENT LIVEの続編。今回はCDとDVDのセット。CDは前の盤とダブりがなく、2曲の未発曲とUKのIN THE DEAD OF NIGHTのカヴァー(ギター・ソロは、かなりいい線。だけどドイツ語で歌っている!)含む全13曲収録。DVDのほうは81年のライヴで、PIKTORS VERWANDLUNGEN(フル)、ADONIS I-IV(フル)、MORIA、LA LAなど名曲群をたっぷりに、先ほどのUKのカヴァーも加え、あっという間の2時間以上の内容。MORIA、LA LAのキーボード・リフにギター・ソロなど、やっぱりUKが好きだったのね、と。UK来日時のジョブソンのカッコ良さを思い出しました。
ME-0503 ANYONE'S DAUGHTER / Calw Live 2CD \2700
 ゲルマン叙情の極み! 感動的な名作であり大作のPIKTORS VERWANDLUNGENの再現演奏を含む02年のライヴ2枚組2011年盤。125 YEARS OF HERMAN HESSE IN 2002のイヴェントに出演した時のステージを収録したもので、01年にリリースされたDANGER WORLD期のメンバーではあるものの、約20年振りに通してプレイされた。元もライヴ録音なので彼ら自身もやりやすかったのかもしれないが、ギターやキーボードなどハートフルなテクニックが必要とされる美しくも難曲である。それが、ファン感涙の再現となった。他、2ndから3曲、後半はDANGER WORLDから続けて5曲、ラストはイマジンのカヴァーで幕を閉じる。録音状態も良い。何故、この音源がすぐにリリースされなかったのか不思議なほど。
ME-0501 ARMAGGEDON / Same CD \1980
 2011年英国リマスター盤。ジャーマン・ハードの名門、KUCKUCKから70年にリリースされた重要作。ギターにジミヘンの影響を感じさせるも一辺倒のハードではなく、エレピなど曲によってプログレ色やエコーを効かせた緩いサイケ色、時にジャズ・フィーリングも持つ。ジャーマン・レア・ハードの中では質の高い1枚で、古くからコレクターの間で知名度と人気があったもの。JEFF BECK GROUPのRICE PUDDINGのカヴァー入り。単発ハード作品の多いドイツだが、彼らもこの1枚のみだったなんて、もったいない。
ME-0662 BERLUC / Reise Zu Den Sternen CD \2800
 <LIMITED REMASTERED EDITION> 東欧ならではの荘厳さを秘め、東ドイツのオメガと言われた彼らの79年デビュー作。ドイツ語のヴォーカル、ハードでメロディックなギター、スペーシィな美しさを放つキーボード、堅実なリズム・セクションを配し、中でも冷たい幻想を彩るストリングス・シンセと大胆なムーグをフィーチャーしたパートが印象的だ。切れ目のないコンセプト作となっており、前半など正にガマポリス期のオメガ風だが、ピアノとシンセをバックに切々と歌われる8曲目から泣きのギターでドラマチックに盛り上がっていく9曲目のラストなど、よりシンフォニック。82年のシングル等から2曲ボーナス入り。デジパック。
ME-0116 BIRTH CONTROLL / Plastic People CD \2500
 エディ・ジョブソン!がゲスト参加している75年リリースの6作目。コンセプト・アルバムとしてリリースされたもので、最もプログレ色が強い。シアトリカルに展開していく。HOLDERLINからも、フルート、チェロ、ヴィオラの3人をゲストに迎えクラシカルな面を演出。ジャーマン・プログレならではの濃い1枚。英語。デジタル・リマスター盤。
ME-0504 BIRTH CONTROL / Backdoor Possibilities + Story Live (Expanded Edition) 2CD \3200
 76年作7thのボーナス入り2枚組での2011年リマスター・エクスパンデッド・エディション。エディ・ジョブソンがゲスト参加した前作、PLASTIC PEOPLEでプログレ色を強め、コンセプト作となった本作ではジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるテクニカルなシンフォニック・ロックに昇華。クラシックやジャズも織り込み、かなり作り込まれたアトラクティヴな曲調で一気に聴かせる力作となっている。ディスク1には77年のライヴ3曲、ディスク2には76年のライヴ7曲、合わせて100分以上のボーナスを収録。バンドの絶頂期だった演奏で、特にキーボード・ソロはウェイクマン風だ。
ME-0009 BLACK SPIRIT / Same CD \2800
 あのキャロル・オブ・ハーヴェストと同じ超マイナー・レーベルのBRUTKASTENから73年にリリースされたウルトラ・メガ・レア・アイテム。とはいっても、こちらは終始殺気立ったヘヴィネスを展開。メンバーはイタリア人とドイツ人の混合。ジャーマン・レア・ハード真の幻の1枚。英語。
ME-0547 BROSELMASCHINE / Same CD \2500
 71年リリースの1st。HOLDERLINの1stやEMTIDIと並ぶPILZレーベルにおけるプログレ・フォークの名作。サイケ&ヒッピー色も適度に漂い、男女ヴォーカル(女性Voのポイント高し)、フルート、アコ・ギ、シタール、メロトロンetc.による夢想的な色彩が浮遊するゲルマンの最良の部分と言える。英語(一部ドイツ語)。2曲目はSTEELEYE SPANもやっているスコティッシュ・トラッド。
ME-0680 BROSELMASCHINE / Indian Camel CD \2800
 HOLDERLINの1st、EMTIDIと並ぶPILZレーベルに於けるプログレッシヴ・フォーク・ロックの名盤を71年に残したバンド。BROSELMASCHINE名義では46年振りの新作となる、オリジナル・メンバーのギタリストPETER BURSCHを中心にした6人組のバンドによる2017年作。女性ヴォーカル、オルガン、サックス等を加えたジャズ・ロック・テイストを持ち合わせた、ヴィンテージ感のあるプログレッシヴ・サウンドを聴かせる。また、シタールを導入したエキゾチックな夢想感はバンドの真骨頂。7曲目はT-REXの「CHILDREN OF THE REVOLUTION」のカヴァー。3面開きデジパック仕様。
ME-0561 BULLFROG / Same CD \2500
 ミュンヘンで結成され当時3枚のアルバムをリリースしたバンドの76年デビュー作。しゃがれたヴォーカルでハードに聴かせる前半を経て、後半になるとプログレ色を強め、パープル&ヒープ調のハモンドやアコギを絡めた4曲目を受け継いだ、泣きのメロディで盛り上がっていく長い5曲目はアルバム・ハイライトだろう。女性コーラスやシンセも織り交ぜたシンフォニックな展開を見せ、幻想的な哀愁を漂わせるストリングス・キーボードがゲルマン叙情に染め、トーンを落としたハモンドとギターがクライマックスへ向かって切々とテーマを奏で続ける。オメガを思わせるドラマチックさだ。リマスター&デジパック。
ME-0570 CAROL OF HARVEST / Same CD \2500
 長らく廃盤だった、女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォークの78年作、名盤が2014年リマスター盤にて再発。泣きと芯のあるエレクトリック・ギターや、シンセをフィーチャーした、ジャーマン・ロックをドラマチックに聴かせる、16分のシンフォニックな様相の長尺曲からスタート。英語で歌う透明感のある美声ヴォーカリストがフォーク・タッチなのだが、インスト・パートはかなりプログレ寄りの音。ゲルマンの叙情に心打たれる逸品。フォークだと思って敬遠していた方にも是非聴いてみて欲しい、原盤は激レアの1枚。ボーナス3曲は、旧盤と同じ78年のライヴ音源でアルバム未収曲も含む。
ME-0668 CINEMA / Discovering Of Time CD \2500
 70年代に唯一作を残したシンフォ・バンドTIBETのギタリストによるソロ・プロジェクトの2017年新作。自身によるキーボード、ループ、プログラミングを駆使したシンセ・ミュージックとなっているが、自身によるギターを筆頭に、3人のギタリストによる多彩なギター・プレイをフィーチャーし、ドラマーもゲストに迎え、タンジェリン・ドリーム辺りを連想させるようなジャーマン・シンセ・ミュージック色に加え、ヴァンゲリスやアラン・パーソンズをイメージさせるようなロック・サイドからのアプローチを見せるコンセプト・アルバム。オーケストレーションを加えたヨーロピアン・テイストも特徴的。84年に本名義でファースト・アルバムをリリースし、2011年に復活。本作は復活後の2作目となる。インスト作。デジパック仕様。
ME-0596 EDEN / Erwartung CD \2600
 天空の極上美シンフォニック・ロックと言われる78年リリースの1st。美声の女性ヴォーカリストを贅沢にも二人も含む男女ヴォーカル(ドイツ語)に、クラシカルなヴァイオリンとリリカルなフルートをフィーチャーし、優雅でクラシカルかつドラマチックな展開を見せる。鳥肌ものの1曲目は特に印象的だが、少しシェラザードを思わせる3曲目もルネッサンス・ファンには最高だ。幾度もクライマックスを迎えるラストで全シンフォ・ファン昇天。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。フォトカード&レプリカ・インサート付き韓国盤。
ME-0597 EDEN / Perelandra CD \2600
 同じく、天空の極上美シンフォニック・ロックを聴かせる80年リリースの2nd。1stと甲乙付け難い必聴作。華やかな1曲目など、輝かしいというか、エニワンズ・ドーターと同じく80年代の到来を明確に感じさせる音である。クラシカルなヴァイオリンやフルートは哀愁に満ち、ドラマチックに盛り上がっていく。インスト・パートも洗練され、理想郷と言えるシンフォニック性と天上の女性ヴォーカル(ドイツ語)がもたらす大叙情にうっとり。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。内袋&フォト入りインサート付き韓国盤。
ME-0598 EDEN / Heimkehr CD \2600
 81年にリリースされた、74年から76年に書かれた曲を主に集めた未発表曲集。実際の録音年代は78年や80年も含み、音色的には前2作に近く、いわゆるアンリリースド物とは違い、本作もまた彼らのひとつの作品と言える内容を持っている。例えば4曲目などは、そのまま1stに収録されていてもよさそうな出来。なお、リーダーのシュマーレンバッハは84年のYAVANNAの他に、エレクトリック物のBIRDYやCINEMAなど自身のEDENスタジオの作品に数多く参加。コーラス・アレンジを本職とし、99年にはレリジャス・ポップ・プロジェクトの新EDENを始動。数枚の作品をリリースしている。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。内袋&フォト入りインサート付き韓国盤。
ME-0132 ELECTRA / 3 CD \2500
 思わずのけぞるドラマチックな出だしで始まる79年リリースの3rd。URIAH HEEPあたりの影響下のハード・プログレだが、クラシカルな重厚さがいかにも旧東欧的。泣きのバラードもシンフォニックな趣に包まれ、胸を締め付けられる。その哀愁感は当時の西ドイツ産のバンドには無かったもの。リマスター盤。ボーナス3曲入り。
ME-0663 ELECTRA / Die Original Amiga-Alben 8CD \5800
 プログレ&シンフォ・ファン必携8枚組ボックスが再リリース! 74年のデビュー作、ELECTRA COMBOから87年のTAUSEND UND EIN GEFUHLまでの7作に、89年未発アルバムを加えた計8枚。現在ほとんどのタイトルが入手困難であるため、まとめ買いとして最良。クラシックをアレンジしたADAPTIONEN(76年2nd)、ドラマチックなヘヴィ・プログレで迫るELECTRA 3(80年3rd)、ラッテミ張りの混声合唱団入りで有名なDIE SIXTINISCHE MADONNA(80年4th)らは知られるところだが、彼らのシンフォニックな重要作のひとつEIN TAG WIE EINE BRUCKE(82年5th)は未だ本ボックスのみのCD化である。タルが東欧へ渡りクラシカル・ロックに挑戦したかのような泣きとドラマチックさが入り混じるハード・シンフォのこれまた名作だ。後の2作も本ボックスのみのCD化で、LIFTやSTERN MEISSEN同様ポップ化しているが、これはこれでメロディアスで哀愁があり良い。8枚目の89年作は未発アルバム(ポップ・ロック指向)だったもの。各紙ジャケット&開閉式ボックス入り。
ME-0154 EL SHALOM / Frost CD \2800
 たまらなく、ジャーマンしている76年リリースのレア・シンフォ。MINOTAURUSやSIDDHARTHAなどに通じるコレクター系の音。特有の冷たいストリングス・シンセ、いかにものシンセ・フレーズ、ゲルマンの森に木霊するフルート、叙情的に歌い上げるヴォーカル(独語)、そしてこのジャケ、6人のメンバーのハートがこもった通好みの1枚。ボーナス4曲入り。
ME-0619 ELSTER SILBERFLUG / Ich Fahr Dahin + Komm In Meinen Rosengarten CD \2800
 初CD化。74年作の「Ich Fahr Dahin」と、76年作の「Komm In Meinen Rosengarten」の2作品が2in1にてCD化。中世の有名な吟遊詩人が書いた曲や、ルネッサンス音楽、ヨーロッパの伝承曲、自作曲を奏でる6人編成のバンド。自らの音楽を「中世の旅人と放浪の音楽」と例え、アコースティック・ギター、リコーダー、リュート、ヴァイオリン等による美しいアコースティック・アンサンブルと、ドイツ語による、ソロも取る美声女性ヴォーカルとウォームハートな男性ヴォーカルで織り成す全27曲。例えるなら、OUGENWEIDEからエレクトリック色を抜いたようなイメージか。中世ヨーロッパの世界がイマジネイティヴに広がる。デジパック仕様。
ME-0309 EMMA MYLDENBERGER / Same CD \2800
 女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・コレクター必携の、ジャーマン・レア・フォークが待望の初CD化。本作は78年にリリースされた1stアルバム。フルート、オーボエ、ホルン、オートハープ、グロッケンスピール等を含むアコースティック・アンサンンブルを重視した、OUGENWEIDEのような中世古楽色と、当時のドイツ特有の夢想感も持つ。男女ヴォーカルで歌うが、美声の女性ヴォーカルがリード・ヴォーカルをとる曲も。ボーナス・トラックとして77年の貴重なライヴ音源を4曲と、78年のオムニバス(FOLK&ROCK) に収録された、アルバム未収曲(絶品の女性ヴォーカル必聴曲!)を1曲追加収録。
ME-0418 EMTIDI / Same CD \2800
 ドイツ人とカナダ人の男女デュオが70年にリリースした1st。オリジナルLPは激レアでトップランクの価格を持つ。英語で歌われ、前半はくせのないフォークを聴かせるが、後半になるとサイケ色とドリーミィーさが加わり、女性ヴォーカルに虚ろさが混じる。6弦や12弦のアコギの響きに金属的なブズーキが入り、アンサンブルの繊細さも見せ、その演奏力などポテンシャルは高く、フルートを攻撃的に用いるラストは闇が広がりプログレッシヴだ。当時この1曲を聴かされたらコレクターは大枚を注ぎ込むしかなかっただろう。オフィシャル初CD化。
ME-0020 EMTIDI / Saat CD \2500
 名門PILZレーベルから72年にリリースされた知られた名作。この時代と環境でしか生まれ得なかった屈指の産物。天国のフォーク・ミュージックと言えそうな浮遊感が全編に流れる。オルガン、ピアノ、ハープシコード、メロトロン、フルート、女性ヴォーカル、かげろうのように、はかなくも美しい美意識とファンタジー。あなたも夢の中へ。英語(1曲のみ独語)。デジパック。
ME-0021 EPIDAURUS / Earthly Paradise CD \2800
 77年、自主制作でリリースされたレア・シンフォニック・ロック・アルバム。とにかくダブル・メロトロンと女性ヴォーカル(英語)が効いている。CAMELファンなら手離しで飛びついてしまうような、終始叙情的なメロディーが流れる。かといって、雰囲気だけで終るのではなく、ドラマーらのテクニックもあって全体にメリハリのある出来となっている。1曲目で決まり。
ME-0024 EULENSPYGEL / 2 CD \2800
 4枚のアルバムをリリースした彼らの71年の1st(前身バンドROYAL SERVANTSの唯一のアルバム、WEからカウントし、2と付けられている)。当時の典型的なジャーマン・ハード・プログレッシヴ・サウンドに、ハモンドやフルートの持つ叙情性を生かした、メロディアスで聴き応えのある内容。ヴァイオリンも入るラストも印象的。ドイツ語。
ME-0025 EULENSPYGEL / Ausschub CD \2800
 ダンボール貼り付け変型ジャケットでオリジナルLPが有名だった72年リリースの2nd(通算3作目)。プログレッシヴなハモンドを生かしたややヘヴィなサウンドに、フルートやアコ・ギの叙情性を生かし、時にはNICEのようなクラシカルさや、メロトロンをフィーチャーし、マニアックに盛り上げる。ドイツ語。7曲のボーナス入りで8トラック・カセット音源から。3rd以降は普通のロックになってしまった。
ME-0631 EXPONENT / Upside Down CD \3200
 未発物の中では最上の部類と言える74年作。ギタリストも加わった4人編成だが、TRITONUSあたりを思わせるシンフォニック性を持ったE.L.&P.志向のサウンドで、グレッグ・レイクとピーター・ハミルの間のようなヴォーカルをフィーチャーし、ハモンド、シンセ、エレピ、メロトロンをプログレッシヴに配し、熱いインストとアレンジされた整合感をミックス。ややソウルフルな方向へも行ってしまうが、フルートも入り、当時にBRAINやBASFからリリースされていてもおかしくなかったプロデュース力のある作品となっている。ジャケはいただけないが、力任せのB級オルガン・ロックが多いドイツの中ではBを超えた、一際光る存在だ。ライヴ・ボーナス入り。
ME-0300 FAITHFUL BREATH / Fading Beauty CD \2800
 ノヴァリス・ファン必聴アイテム。ゲルマンの叙情が脈々と流れる、ジャーマン・シンフォを語る上で外せない73年の名作。当時、自主制作でリリースされ、ハモンドと、メロトロンに似たトーンのファルフォイッサ・ストリングスが生み出すヨーロッパ然とした響きがクラシカルな特色を生み、メロディアスなヴォーカル(英語)、ギター、シンセ、雰囲気をうまく支えるリズム・セクションで、思い入れたっぷりに演奏されていく。泣き一色。
ME-0370 FAITHFUL BREATH / Back On My Hill CD \2800
 雰囲気で聴かせるノヴァリス風であったデビュー作から構築的なシンフォへ変った80年リリースの2nd。実際には77年のシングルに78年録音を足して翌々年にやっと陽の目を見た作品だが、まずは大量にフィーチャーされるメロトロンとその響きの素晴らしさに惚れる。バンクス風のシンセ・ソロを挟む1曲目や、メロトロンのルナティックな泉に浸れる16分を超えるラストなど、もし、このバンドが本作後メタル化しなければANYONE'S DAUGHTERに近いラインを取っていたかもしれない。80年のシングルから1曲ボーナス入り。
ME-0472 FRAME / Frame Of Mind CD \2500
 72年リリースの彼らの唯一作。ハモンド・オルガンをフィーチャーしたメロディックなジャーマン・ハードで出来は良い。ギター、ピアノ、ベース、パーカッション、ドラムスetc.をバランスよくアレンジ。叙情、哀愁感の漂うメロディー・ラインやヴォーカル(英語)は、当時の英国のバンドを思わせる。メンバーはその後、後期のPELL MELLへ参加。デジパック仕様。
ME-0632 FREQUENCY DRIFT / Last CD \2500
 幽幻なメロトロンを大幅に加え、ドラマチックなシンフォニック・ロックへとより深く傾倒した2016年新作。MAGENTAのクリスティーナ・タイプの透明感のある美声女性ヴォーカリストMELANIE MAUを新たに迎えリリースされた2年振りとなる待望のアルバム。キーボーディストが率いる6人編成のバンドで、泣きを含んだエモーショナルなギターもフィーチャーされ、また、メロトロンを筆頭に、テルミンやエレクトリック・ハープも加えた美しいアレンジで聴かせる。ヘヴィな陰影やロマンチックな夢想感を持ち、PAATOS辺りに通じるメロディアスなポップさもあり。ブックレットには各曲のヴィジュアル・コンセプトも映し出され、イメージを掻き立てられる。デジパック仕様。
ME-0612 GAA / Auf Der Bahn Zum Uranus CD \3200
 初オフィシャルCD化とされる2015年リマスター盤。たしかに音質が良く、ジャケットの印象でクラウト・ロックと思われがちだが、時にWALLENSTEINあたりも想起させる叙情的な色合いも含んだハード・プログレの魅力を伝える好盤となっている。フランスとの国境の街で73年に録音され、翌年にリリースされた激レア盤でオリジナルは300枚も出回らなかったという。暗いオルガン、激しいギター、ドイツ語のメロディアスなヴォーカル、太いリズムらが一体となった当時のジャーマン・プログレを代表する1枚だろう。
ME-0623 GASH / A Young Man's Gash CD \2800
 72年にBRAIN METRONOMEからリリースされた彼らの唯一のアルバムで、エンジニアはCONNY PLANK。前半はオルガン入りの平均的なジャーマン・プログレといった感じで渋いヴォーカルが好みを分けそうだが、アナログ盤B面すべてを使った3パートから成る組曲はオーケストラ入りのシンフォニックな趣を持った力作となっている。メンバーによるコーラスや幻想感など構成も上手く、ハープシコードがクラシカルに切り込み、不穏な空気を掻き立てるオーケストラと融合し、リリカルなオーボエが配される最終パートは、どこかハンガリーのオメガを思わせる哀愁が漂う。デジパック。
ME-0637 GILA / Same CD \2800
 1作目と2作目が別バンドのような例はいくつもあるが、そのどちらも名作として知られる彼らの71年リリースの1作目。ポポル・ヴーに参加し注目を集めたリーダーのギタリストを中心に、オルガンをメインに時にメロトロンもフィーチャーするキーボーディストとリズム・セクションを加えた4人編成で、ピンク・フロイドの影響を強く持ったサイケデリックで混沌としたサウンドを演奏。一聴ジャーマン・トリップ・ロックのようでそうではない、クラシカルさや民俗色も秘めたユーロ・プログレが混ざり合った絶妙の夢想を聴かせる名盤だ。
ME-0031 GILA / Bury My Heart At Wounded Knee CD \2800
 メンバー・チェンジ後にFLORIAN FRICKEらをゲストに迎え、73年にリリースされた名作2nd。ゲルマンの香りと、憂いのあるプログレ・フォーク・タッチへサウンドが変化した。女性ヴォーカル(英語)をフィーチャーし、ジャーマン・フォーク・ロックの必聴名作の名をほしいままにする。メロトロンやフルートもドリーミィーで、HOLDERLINの1stあたりに近いところも。ボーナス1曲入り。
ME-0603 GROBSCHNITT / Same CD \2980
 <2014年リマスター・新規ボーナス2曲入り> ラフカットを意味する軍楽隊から名をとった彼らの72年デビュー作。そんな意味合いからか、本作ではオーケストラを交響楽風に導入しており、バンド名を印象付けている。ハードでダークな質感の本作だが、ジャケットの世界に入り込んだような暗い夢の中を彷徨い佇む幻想が滾々と湧き出し、しかし、難解にならず、哀愁のメロディで叙情味を帯びて聴かせる力作だ。1曲目の大作が良く作品を象徴している。71年と77年のライヴをボーナス収録。
ME-0604 GROBSCHNITT / Ballerman CD \2980
 <2014年リマスター・新規ボーナス1曲入り> シアトリカルさを押し進めたステージ・ミュージック、SOLAR MUSICを収録した74年作2nd。アナログ盤は2枚組で、前半はデビュー作でのハードさと後のファンタジックなシンフォ系に曲が分かれ、後半の30分超えのSOLAR MUSICではその2つの要素が合わさった、強い創作意欲を感じさせる力作となっている。時にヘヴィに、時にクラシカルに織り成すハモンドとギターのアンサンブルに引き込まれる。74年録音のオルタ・ヴァージョンをボーナス収録。
ME-0605 GROBSCHNITT / Jumbo - German Version CD \2980
 <2014年リマスター・新規ボーナス5曲入り> 先にリリースされた英語ヴァージョンを追うように1年遅れて76年にリリースされた本タイトルのドイツ語ヴァージョン。初期のダークなサウンドから一転、イエスやジェネシスを思わせるシンフォニック・プログレへ大変身。メロトロン、ハモンド等に、美しいギターを絡め構築され、次作ROCKPOMMEL'S LANDと同傾向のファンタジックで美しい空想世界を描き出している。演奏テクニックも飛躍的にアップ。75年から77年のライヴをボーナス収録。
ME-0606 GROBSCHNITT / Rockpommel's Land - 2CD Expanded 2CD \3500
 <10曲入りボーナス盤付き2014年リマスター2枚組・新規ボーナス3曲入り> 最もシンフォニックな77年作4th。前作の延長線上のサウンドで、中期ジェネシスやキャメルから影響されたかのようなロマンチックな曲調が香る。美の極限を行くオープニングから、ファンタジック極まりない感動的なラストまで、まさに夢見シンフォの傑作。本編には81年のライヴの他に、リミックス等を収録。ボーナスCDには77年から79年のライヴを収録しており、本作全曲がライヴ・ヴァージョンで聴ける!
ME-0607 GROBSCHNITT / Merry-Go-Round CD \2980
 <2014年リマスター・新規ボーナス6曲入り> キャメルを思わせるオープニングで始まる79年作5th。確実にROCKPOMMEL'SLANDやJUMBOの流れを受け継いだシンフォニック・ロックだが、夢見のファンタジー色の強かった前2作と比べると、より力強いアプローチも見られ、かつサウンドが洗練された。オルガンに加えポリシンセも導入され、アレンジはカラフルに。今、再評価されるべき強度を持った出来となっている。当時のセッション・ミックスと78年から79年のライヴ5曲計6曲ボーナス入り。
ME-0512 GUILDENSTERN / Same CD \2800
 ジェネシス、キャメル、イエスに影響を受けたバンドの78/79年の未発物。12弦やダブルネックなど見た目にもそれっぽさが出ており、シェイクスピアのハムレットを題材にしたスタジオ録音8曲と、オリジナルのロック・オペラ(と言ってもインストが主体)をライヴ演奏した3曲の計11曲を収録。この年代のドイツにはNEUSCHWANSTEINを始め叙情派シンフォの単発作が多いが、彼らも当時にアルバムを出していたなら名作になっていただろう。ラミアを思わせるギターソロの6曲目など、その予感十分。英語で歌われているがゲルマンの哀愁も幻想的に香る。
ME-0401 GURNEMANZ / Fair Margaret And Sweet William CD \2800
 72年の1stカセットの初CD化。女性ヴォーカル入りで、ジョン・レンボーンを思わせるギターをバックに中世フォークを聴かせるグループ。アコギの他にリュートやリコーダー、シタールも曲に合わせてフィーチャーし、英国バラッドや北欧トラッドから影響された楽曲にシェイクスピアの詩まで取り込んだ、夢想的な甘みと例えばヴァシュティ・バニヤンのような虚ろさが魅力。ゲルマン色も漂い当時のPILZレーベルあたり音にも通じるが、ドラッグ色が無くスコアをきちんと演奏している姿が若々しい。73年のライヴから3曲ボーナス入り。
ME-0037 GURNEMANZ / No Rays Of Noise CD \2800
 77年、プライベート・プレスによるリリースのレア・プログレ・フォーク。彼らの2nd。廃盤コレクターの間ではCD化以前から知られて来た。曲によっては、TUDER LODGEを少々感じさせる叙情が漂う。男女ヴォーカルだが基本的に女性がメインで、雰囲気も上々。11曲のボーナス入りで、当時のLIVE音源より。英語。英フォーク・プログレ・ファンも注目!
ME-0506 HOLDERLIN / Holderlins Traum CD \2500
 珠玉の傑作。72年、PILZレーベルからリリースされた必聴名作。憂いと翳りに染まったゲルマンの哀愁が冒頭からあふれだし、あまりにも深く、あまりにも詩情的に、とどまることなく流れ出していく。メロトロン、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、フルートら、すべてが美のしもべとなる。シンフォニック・ファンも、フォーク・ファンも、そして、女性ヴォーカル・ファンにとっても涙の1作。ドイツ語。
ME-0335 HOELDERLIN / Same CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。75年リリースの2nd。メロトロンを効かせ、初期クリムゾン色の叙情をベースに1stでの幻想色を加えながら独自のシンフォニック・ロックを作り上げた。後半ではピアノとヴィオラが息の合ったプレイを展開。オルガンも入り、中部ヨーロッパならではのクラシカルな佇まいを見せる。英語で歌われ、ヴォーカルはジェネシスの影響を感じさせ、ゲルマンの神秘とも言えるヘンヴリーな最終章へと流れ込んでいく。よく聴くとフォーク色の強い傑作1stからそんなに遠くない音。優しいロマンの香りあふれる名作となっている。74年のライヴ1曲をボーナス収録。
ME-0336 HOELDERLIN / Clowns & Clouds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。76年リリースの3rd。シアトリカルなコンセプトをレコードでは片面ずつ持ち、ジェネシスを思わせるシンフォニック・ロックを完成させた。2人のリード・ヴォーカリストにより、一人はガブリエル、もう一人はハミルといった感じ。曲が構築的になったものの、ハートフルなフルートや郷愁を誘うヴィオラをフィーチャーし、それがらすべてゲルマンの叙情に優しく包まれる独自の御伽シンフォを聴かせる。後半の桃源郷は1stにも通じるもので、ナチュラルな響きが美しく幻野で夢を見る。74年のライヴから1stのTRAUMをボーナス収録。
ME-0337 HOELDERLIN / Rare Birds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。77年リリースの4作目。霧がかったロマン色の濃い2ndや3rdから、より洗練されたサウンドへ成りつつ、初期のフォーキーさも持ち合わせるという、彼らならではの作品。次作、LIVE-TRAUMSTADTでシンフォニック・ロック・バンドとしての集大成を見せるわけだが、NOVALISと並ぶドイツ屈指の叙情派バンドに成長した。神秘的な光景を映すストリングス・シンセ、アコ・ギとクラヴィのリリカルなアルペジオ、看板となったヴィオラの調べ、優しいヴォーカル。。。雄大な展開のタイトル曲から後半はバンドのひとつの完成型だ。同時期の未発デモ2曲をボーナス収録。
ME-0267 HOELDERLIN / Live - Traumstadt 2CD \3600
 プログレ名ライヴ盤のひとつ。デジタル・リマスター05年盤。通算5作目。彼らの集大成と言える2枚組ライヴ・アルバム。77年の録音。2ndから3rd期のあの中部ヨーロッパ特有の優しい色彩と暖かみを持つ、ファンタジックなシンフォニック・ロック・バンドとしての彼らの演奏が聴ける。エレクトリック・ヴィオラをフィーチャーし、ギターにリズム・セクションなどスタジオ盤に比べて幾分エキサイティングな盛り上がりを見せる。同ライヴからLP未収だった曲を1曲と、同年の別ライヴから1stの曲を1曲ボーナス収録。
ME-0421 IBLISS / Supernova CD \2800
 72年リリースの管楽器入りジャズ・ロック。ドラムにパーカッションが加わるのでドイツ特有の瞑想型にもなるが、ギターとサックスのソロの質感はハードでテクニカルさがあり、また、フルートのまどろみが甘美で、浮遊感を持ちながらも雰囲気だけで流していくのではなく、ベースがシビアにリズムをキープし、それが大きなポリリズムを生みジャーマンならではのオリジナリティーを出している。ドラッグ等による陶酔の結果ではなく、曲作りの最初から計算されたこの微妙さがポイントだ。オフィシャル初CD化。
ME-0634 IKARUS / Same CD \3200
 たった数枚ながら、どれもハード・プログレの名作で知られるPLUS 4レーベルから71年にリリースされた彼らの唯一作。ハモンドを多用しホットなヴォーカルを配した当時のドイツ特有のブリティッシュ系のサウンドながら、レーベルオーナーが担当するサックス、フルート、クラリネットなど管楽器がアクセントとなり、コンテンポラリーなジャズロック風味も交え、ヘヴィかつリリカルな質感が交差していく。この手ではあまり無いストリングスをフィーチャーするもクラシカルさを求めない覚めた感覚が効いており完成度を高めている。今で言う、ハイブリッドな作風だ。前身バンドの70年ライヴ・ボーナス入り。リマスター。
ME-0281 JOY UNLIMITED / Schmetterlinge CD \2800
 女性ヴォーカリスト、JOY FLEMINGをフィーチャーした彼らの71年作2nd。PILZという独自のカラーを持ったレーベルからリリースされた。メロトロンは使っていないが、ジュリアンズ・トリートメントやサンドローズ、アース・アンド・ファイアーの1stに通じる音。フルートやオルガンが生み出すPILZらしい暗いファンタジーが十分に添えてあり、エネルギッシュなサウンドと好対比。クラシカルな響きがドイツっぽく感じる。名作です。JOY FLEMINGは本作後脱退し、ソロへ。当時のライヴやシングルからボーナス4曲入り。英語。
ME-0371 JOY UNLIMITED / Reflections CD \2800
 73年リリースの3作目。女性ヴォーカリストは抜けてしまったが、サウンドはよりプログレ的になり、鳴りのいいハモンドが見せ場を作っていく。英語で歌われブリティッシュ指向の為、カリスマ・レーベルにあったような、フォーク、ジャズ、プログレを取り混ぜてクラシカルな美学も入れました、みたいなサウンドで聴き所が多い。途中の暗い流れと、フルートがリリカルに使用される点、ハモンドがシンフォニックに使用される点など、そこはゲルマン的であの泣き色に染められる。71年、72年の未発音源、シングルから10曲ボーナス入り。
ME-0403 JOY UNLIMITED / Minne CD \2800
 75年リリースの4作目。フォーク風味が立ち、メロトロンやフルートが幽幻に響くオープニングから雰囲気たっぷりだ。ドイツ語で歌われるようになり、前作までのクラシカルな感じやクリムゾン系のジャズ・ロック・テイストをよりゲルマン色に染めたと言え、プログレッシヴな聴かせ所を持つ5曲目、リコーダーを叙情的に配し泣き一色で歌われる9曲目、ハイライトのラストの組曲などシンフォニック色もあり、聴き終える頃には充実さが増す。71年から72年の未発テイクとシングルから9曲ボーナス入り。
ME-0594D KLAUS RENFT COMBO / Die Original Amiga Alben + Raritaten 4CD+DVD(PAL) \5800
 ハモンドが唸り、哀愁のヴォーカルで聴かせる旧東ドイツのヘヴィ・プログレ・バンドの絶頂期74年のライヴDVD含む限定ボックス。3枚のスタジオ・アルバム全てに、シングルやレア音源を18曲収録したボーナス盤も加わったコンプリート版だ。フルートやヴァイオリンを導入しゲルマンの哀愁を湛える73年の1st、時にストリングスも絡めオメガのようなプログレ色を強めた東欧ファン必聴の74年の2nd。また、再結成され25年振りにリリースされた99年の3rdは当店初入荷。ライヴはカラー収録されており白熱の実演が収録されている。また、DVDには73年のライヴ・ドキュメンタリーも収録されており、共産主義時代におけるロック・コンサートの模様が熱狂するファンと共に収められている。旧東ドイツの初期シーンを飾ったバンドとして知られ、後に叙情派のKARUSSELLへ発展。全リマスター&リストア。各紙ジャケット入り。スペシャル・ブックレット付き。

収納作品:
KLAUS RENFT COMBO (1973)
RENFT (1974)
ALS OB NICHTS GEWESEN WAR (1999)
ZWISCHEN LIEBE UND ZORN HITS + RARITATEN (1971-1975)
DVD:RENFT IM FERNSEHEN DER DDR (RENFT im Konzert 1974)

ME-0052 LIED DES TEUFELS / Same CD \2800
 71年に名作をリリースしたHANUMANの改名バンド。73年リリースの1st。サックスやフルートをフィーチャーし、ヘヴィでかつジャージィーな演奏を聴かせる。ドラムの切れはなかなかのもの。当時の英国VERTIGOの、この手のバンドに十分に対抗できる。ジャーマン・ハード・ファンはぜひ。ドイツ語。75年に2ndをリリース。
ME-0351 LIFT / Same + Meeresfahrt CD \2800
 旧東ドイツの名作2in1。メロトロン入りで昔から知られてきた77年リリースの1stと、メロディアスさを増した78年リリースの2ndが2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。メロトロンが効果的に何度も登場し、クラシカルな陰影をハモンドと共に醸し出し、アルバム・ラストではシンフォニーのように高鳴る1st。キーボード・ワークが多彩になり、弦楽四重奏をバックにした曲や、ハモンドと合唱が印象に残るヘヴィ・プログレまで展開する2nd。どちらも東欧然としたリリシズムに感銘を受け、忘れられない。
ME-0460 LIFT / Spiegelbild + Nach Hause CD \2800
 言わずと知れた旧東ドイツのバンド。81年作3rdと87年作4thの2010年リマスター2in1。メロトロンを大々的に取り入れた1stが有名だが、シンセをSTERN COMBO MEISSEN張りにフィーチャーした2曲目や、ヘヴィ・シンフォを聴かせる4曲目、NOVALISを思わせる5曲目、8曲目、フルートを織り交ぜシンフォをエキゾチックに聴かせる9曲目など、3rdに関してはテクニック、コンポジション共に初期の上を行っている。数年のブランクの後でリリースされた4thはポップながら、ハードさとメロディアスさが泣きの感情で混ざった良い出来で、ヒットも放ち、当時のラスト作となったものの、東西統一後の再活動の原動力となった。ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズ。
ME-0191 LIGHTSHINE / Feeling CD \2800
 76年リリースの謎レア・ハード。とにかくメロディーが臭く泣いていてB級マニアにはたまらない1枚。たいていのマニア・コレクターは本作を良いと語っております。ギターが泣く1曲目、ヘヴィの王道サバス風の2曲目、プログレ風叙情バラードの3曲目、なんか、わけのわからない4曲目、ドリーミィーな淵に溺れる5曲目、と、恐いもの知らずで、聴き終えればかなりの満足感あり。
ME-0528 LUTZ RAHN / Solo Trip CD \2500
 初CD化。ジャーマン・シンフォの愛聴バンド、ノヴァリスのキーボーディストが78年にリリースしたソロ・アルバム。まさに当時のノヴァリスから切り取ったような幻想的で叙情的、そして、ゲルマンの哀愁が立ち込めるシンフォを聴かせる。アープやムーグなど複数のシンセ、ストリングス・アンサンブル、クラヴィ、ハモンド、ローズ、生ピアノ、メロトロンら多彩なキーボード群をメインにドラマーを加えたギターレスのインストながら、きらびやかな高貴さと、街の灯りに照らされ夜風に舞うかの如くロマンチックさが織り成し、メロディーの美しさを切なさで染めていく。リマスター。
ME-0054 MCCHURCH SOUNDROOM / Delusion CD \2800
 71年にPILZレーベルからリリースされた謎めいた1枚。全編に流れるハモンドとフルートはプログレッシヴかつアンダーグラウンド感覚にあふれ、ダークなジャーマン・プログレ・ハードとも言えるが、アコースティック・ギターのうまい絡め方など流石PILZレーベルならではの味わいがある。ドラッグ・カルチャーに根差していたところもあったようだ。英語。DIGIPACK
ME-0644 MESSAGE / Synapse CD \2800
 初CD化。キングのユーロピアン・ロック・コレクションの記念すべき第一回で堂々国内発売された76年リリースの4作目。初期のハード路線からヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ロックへ変化しており、ドイツのバンドながら緩やかなギターに漂うエコー深いソプラノ・サックスなど地中海風味にも似たテイストを持つ不思議な作品だ。元々、英国とドイツの混合メンバーで結成されており、そういった多国籍質が流れているのだろう。ハモったギターにエレピも加わり、アンサンブルに美しさが増し堅実な演奏を見せる中盤から終盤に掛けてはバルセロナあたりのバンドも彷彿。
ME-0196 MINOTAURUS / Fly Away CD \2800
 78年に自主でリリースされたレア・シンフォ。初のマスターからによる出直しCDで、キャメルの1stのようなノリで始まる1曲目を聴くと、こんなに良かったっけ、と思ってしまった。重厚なレスリー・トーンのオルガン、ゲルマンの哀愁を感じさせるストリングス・キーボード、プログレ然と使用されるアープ・シンセ、泣きのギター、ヴォーカル(英語)などFAITHFUL BREATHやEPIDAURUSらに共通する叙情性。ややヘヴィな側面もあり、また、ジャケも手伝ってトップ・オブ・レア・シンフォ的な扱い時期もあったほど。未発曲のボーナス入り。
ME-0489 MURPHY BLEND / First Loss CD \1980
 2011年英国リマスター盤。71年にミュンヘンを拠点とするポリドール傘下のKUCKUCKレーベルからリリースされたヘヴィ・プログレの必殺作だ。ハードロックの要素も残しながら、レスリーの効いたクラシカルなハモンドを全編でフィーチャーし、曲によってはハープシコードを絡め、まるで、イタリアン・ヘヴィ・シンフォのようなサウンドを聴かせる。英語のヴォーカルと脇役的ながら厚みをもたらすギター、そこに、ゲルマン特有の叙情が流れ込みマニアックな味わいを形成。中盤ではエクセプションあたりも思わせる。今聴くと荒さもあるが、未聴の方は飛びつくしかない1枚。
ME-0226 NECRONOMICON / Tips Zum Selbstmord CD \2800
 4曲のボーナスを加え、リマスターにて出直し。72年リリースの激レア物。耳をつんざくような強烈ファズ・ギター、睨み付けるようなオルガン、ヘヴィなリズムが支配するサイケ・ハード系のサウンドで、かなり気合が入っている。ところが、ヴォーカルが入ると、一転マイナー調へ。メロ、ハモリがおごそかだったりして、この場違いさが通にはたまらない魅力。混声合唱の部分だけを聴かされるとシンフォと誤解してしまう。それほど、奇怪・屈折した内容。ボーナスは71年と74年のテイク(以前4LPで出ていたもの)。ドイツ語。
ME-0427 NEUSCHWANSTEIN / Alice In Wonderland CD \2500
 79年に叙情派シンフォの愛聴盤、BATTLEMENTをリリースしたあのバンドの幻の1stが500枚限定で遂にCD化。76年にコンセプト・アルバムとして録音されていたもので、ジェネシスに没頭したBATTLEMENTと比べると同じ叙情派でも音の傾向はやや違い、こちらはフルートを上手く配したより70年型ゲルマン・シンフォで、クラシカルな情緒を取り混ぜたリリカルなサウンドで聴かせる。メンバーはBATTLEMENTからヴォーカリストを抜いた5人で、ツイン・キーボード編成。このファンタジックさはもし女性ヴォーカルが入っていたならEDENを思わせたかもしれない。極上のジャーマン・シンフォ。限定盤なのでお早めに。
ME-0061 NEUSCHWANSTEIN / Battlement CD \2500
 79年リリース。初期ジェネシスをもっと線を細くし、詩的にしたような叙情派シンフォ。出た当時はけっこう聴き込んだ記憶が。この年代は英国やイタリアが転換期を迎えていたため、時期をずらしてピークを迎えていたフランス、スペイン、そして、単発ながらドイツのこうしたシンフォ物が良かった。英語で歌われているが、ゲルマンのロマンティシズムは充分漂う。愛聴作。
ME-0661 NEUSCHWANSTEIN / Fine Art CD \2800
 シンフォ必聴傑作! オリジナル・キーボーディストがNEUSCHWANSTEIN名義でリリースした驚愕の2016年作。38年振りの新作だ。2人のフルート奏者やヴァイオリニストも加え、素晴らしく本格的なオーケストレーションを配したクラシカルでリリカル、そして、中世ファンタジーにもあふれた超ド級のシンフォニック・ロックを展開。ドビュッシーをベースにオルガンやギターがスリリングな見せ場を作る圧巻の1曲目、ロマンチックな叙情が香りドラマチックに畳み掛ける2曲目、エマーソンやウェイクマン彷彿のピアノを聴かせる3曲目など前半でもう、くらくら。自らNEO-ROMANTIC SYMPHONIC ORCHESTRAL SOUNDS MEET ROCK BANDと命名したその内容はエニドに匹敵! 曲のコンセプトの元となっている絵画をあしらった4面開きデジパック自主盤ボーナス入り。
ME-0063 NIGHTWATCH / Same CD \2600
 98年の作品。まるで、バーバラ・ガスキンのような女性ヴォーカルと、すぐさまスパイロジャイラの3rdを連想させる、ギター、リコーダー、ホイッスル、ヴァイオリン、グロッケン、キーボード、ドラム、ベースetc.による憂いにあふれた幻想的なプログレッシヴ・フォーク・ロック・サウンド。英語、独語、オランダ語、スウェーデン語で歌われる。実は廃盤ディーラーが意図して作ったグループで、まずは、ナンバーリング入りペインティング・ジャケで超限定アナログ・リリースされ、いきなりプレミア価格での販売だった。
ME-0670D NOVALIS / Schmetterlinge 15CD+DVD(PAL)+BOOK+POSTER \25000
 <完全限定ボックス> 争奪必至と予想されるノヴァリス・ボックス。11枚のオリジナル・スタジオ・アルバムすべてと3枚のライヴ・アルバムを網羅しており、独ヴァーティゴから82年と83年にリリースされた2タイトルは初CD化。ボーナスCDには初出となる72年の未発表曲のデモ2曲、さらに初出となる未発表曲や英語Verを含む74年の未発ライヴ、レア音源等を収録。DVDにはTVでオンエアされた77年や78年ロックフェスでのライヴ(メロトロン!)に加え、79年、80年のスタジオ・ライヴ、プライヴェート録画による77年と78年の野外ライヴ(音源は別)等を収録。ハードカヴァー仕様の豪華ブックレットには各アルバム解説、データ、歌詞の他に、関連時期のライヴフォトやプロモフォト、雑誌&ポスターからの転載等を掲載。

全トラックをEROCがリマスター。
◆未発を含むボーナスCD入り。◆DVDにはTVオンエア・ライヴ等を収録。
◆56ページのブックレット付きで、ヒストリー、フォト、歌詞等を掲載。
◆ノヴァリス・ポスター封入。完全限定入荷!

CD1:BANISHED BRIDGE (1973)
CD2:NOVALIS (1975) + 1 bonus from live 1975
CD3:SOMMERABEND (1976)
CD4:KONZERTE (Live / 1977) + 3 bonus from live 1978
CD5:BRANDUNG (1977)
CD6:VIELLEICHT BIST DU EIN CLOWN? (1978)
CD7:FLOSSENENGEL (1979)
CD8:AUGENBLICKE (1981)
CD9:NEUMOND (1982)*初CD化
CD10:STERNTAUCHER (1983)*初CD化
CD11:BUMERANG (1984)
CD12:NACH UNS DIE FLUT (1985)
CD13:NOVALIS LEBT! (Live / 1993)
CD14:LETZTES KONZERT 1984 (Live / 2009)
CD15:SCHMETTERLINGE (BONUS DISC)

DVD:NOVALIS on TV


ME-0675 NOVALIS / Same CD \2200
 限定再プレス。75年リリースの2nd。本作からギタリストのDETLEF JOBが参加し、歌詞もドイツ語になり、ロマンやメルヘン漂うサウンドとなった。淡々と流れるクラシカルなオルガンとドラマチックな旋律を繰り出すギターのアンサンブルは夢の中へ逃避していくような儚さに満ち、彼らが描く幻想をただただ彷徨う。激しい展開の中で美しいスキャットが印象的な2曲目、切なくも希望が灯ったテーマが繰り返される4曲目など初期の代表曲が収録されており、静かに感動が浸透してくる。ボーナス1曲入り&デジパック。
ME-0676 NOVALIS / Sommerabend CD \2200
 限定再プレス。76年必聴傑作3rd。キャメルのムーン・マッドネスと双璧だろう。ロマンチックなギターと多彩なキーボードが目眩く叙情を展開するインストの1曲目、ノヴァリスの詩を用いたゲルマンの詩情が香り立つ代表曲と言えるシンフォニックなヴォーカル・ナンバーの2曲目、幻想が沸き立つようなストリングス・シンセと美しいアコギ、そして波の音などSEを配しながらアルバム後半をすべて使ったタイトル・ナンバーの組曲。かつての邦題「過ぎ去りし夏の幻影」が本当にぴったりだ。
ME-0519 NOVALIS / Flossenengel CD \2500
 長らく廃盤で入手困難だった後期の名作がリマスター&デジパックで出直した。衝撃的な幕開けからレスリーが効いたハモンドをバックにシンセが感動的なテーマを告げて始まる79年のコンセプト作で、ファンタジックな歌心とシンフォニックなアレンジが組み込まれた2曲目、物語の緊迫感を表すハードな3曲目、幻想的なカラーにゲルマンの叙情が溶け込む4曲目、リリカルな古色に染まる5曲目、突如メロトロンが流れ出すインスト・ワルツの6曲目等を経て、きらびやかなピアノに導かれ再びテーマがドラマチックに奏でられる終盤。彼らの作品の中でも最も力強い1枚だ。
ME-0526 NOVALIS / Augenblicke CD \2500
 長らく入手困難だった81年の必聴傑作。郷愁を誘うアープ・シンセが印象に残るオープニングに涙。インスト・ナンバーとヴォーカル・ナンバーが交互に収録されており、コンパクトな作りになっているものの、不要に曲が長い初期に比べ、この洗練された比類なき美と詩情の凝縮は奇跡的と言えるのでは。また、3曲目や6曲目のようなハードな泣きを見せる曲も凛々しく効果的で、バンド史上最も哀愁に満ちた名曲の7曲目をより感銘深く導いている。リマスター&オリジナル・ジャケを再現した猫の目の色が変わる変型くり抜きデジパック。
ME-0534 NOVALIS / Bumerang CD \2500
 長らく廃盤で入手困難だった84年作がリマスターで出直した。イントロと共に夜のひんやりとした静寂が広がっていく1曲目からロマンチックな夢へ引き込まれていく。リリース当時はポップになったと言われたものの、今振り返り接すると決して悪くはない。逆に70年代に生まれたバンドがプログレ不毛の80年代半ばにまだドイツ語で歌い、こんなスタイリッシュなサウンドを作っていたことが驚きだ。叙情的なフルートが心に染みる曲も、シモンズやポリシンセの派手な音色を取り入れたトレンディーな曲も今聴くと両方とも立派にノヴァリスしており、最後はしっとりとした彼ららしいバラードで締めくくっている。
ME-0439 OCTOPUS / The Boat Of Thoughts CD \2500
 キャメルを思わせるギターで幕を開ける77年リリースの1st。典型的な叙情派シンフォだがドラマーがジャズ系のテクニシャンであることと女性ヴォーカルのドイツ語訛りの英語がポイントとなって他のバンドに無いテイストを出している。構築的に整理されたシンセ、オルガン、ピアノ、メロトロンっぽいストリングスの組み合わせも良く、2曲目や3曲目のイントロではラティマー+バーデンスのような甘美さを持ち、しかし、アルバムも終盤になるとドラマーがキリコ並みにヒートアップ。この人の世界だけマハヴィシュヌへ。デジパック&リマスター。
ME-0492 OCTOPUS / An Ocean Of Rocks CD \2500
 ジャズ・ロックの土台にシンフォが乗っていた1stからドラマーがチェンジし、78年にリリースされた2nd。キャメル、イエス、ジェネシスあたりの影響をシンプルにキャッチーにまとめたサウンドはノリがよく、オルガン、シンセ、ソリーナ、ギターらのインストゥルメンタルと、少しソーニャ・クリスティーナを思わせる女性ヴォーカリストがメインとなって聴かせる。ドイツというよりも北欧の、例えば初期ルーファスにも近く、澄んだ叙情をたたえている。後半がこのバンドのハイライトだろう。デジパック&リマスター。
ME-0493 OCTOPUS / Rubber Angel CD \2500
 ギタリストがチェンジし、ハードポップになった79年作3rd。女性ヴォーカルをフロントにし、キーボードやギターがリフを刻むロックな作品になっており、この時期、数多くのライヴをこなしていたようだ。シンフォ色は薄れてしまったが、シンセのアルペジオが印象的な3曲目や、アコギにポリシンセで聴かせる叙情的なバラードのラストなど、コマーシャルな面と合わせて、シーンと過渡期を共にしているようなアルバム作りとなっている。バンドはもう1枚リリースして解散した。デジパック&リマスター。
ME-0484 OUT OF FOCUS / Wake Up CD \1980
 2010年英国リマスター盤。著名なジャーマン・コレクターが、ドイツのプログレッシヴ・ロック過程の恰好の見本、と言った71年リリースの1st。たしかに、ヘヴィ・ロック、ジャズ・ロック、サイケデリック色に加え、オルガンのクラシカルさ、鍵となるフルートが醸し出すフォーキーまでもあり、暗く混沌としているわりにはメロディーやアレンジが明瞭で、英語で歌われるヴォーカル・パートと長尺インストのバランスも良く、10分越えのラストなどドイツというよりはジェスロ・タルやV.D.G.G.から影響を受けたイタリアン・ロックのようにも聴える。
ME-0490 OUT OF FOCUS / Same CD \1980
 2010年英国リマスター盤。ごった煮が、ごった煮にならない、音楽性の妙な共存が最大の魅力だったデビュー作から間を開けずにリリースされた71年作2nd。アルバムの中でベクトルがまとまっており、トーキング気味のヴォーカル、狂うサックス、ハードなギター、プログレッシヴなハモンドをフィーチャーしたヘヴィなサウンドはジャズ・ロック寄りの統一感があり、また、フォーキーなナンバーではアコギやフルートをリリカルに配し、英語で歌われるものの、ドイツ的な叙情も持ち合わせている。ジャケの印象とは違う、マジな演奏&曲で聴かせるバンド。
ME-0373 P2O5 / Vivat Progressio - Pereat Mundus CD \2800
 オリジナルLPはポコラ皿5つ。78年作。本作以前のマテリアルが93年にCDのみでリリースされていたが、結成は70年に遡ると言う。当時のドイツにはこういった地道なバンドの活動の場となるライヴ・ハウスやラジオ・プログラムがあり、プログレ系も支援していた。そんなローカルなバンドが何かのきっかけでアルバムを単発リリースするわけだが、本作も熱き思いを込めて録音された激レア盤で、荒くハードながら泣きもこぼすギター&ヴォーカル、歪みのあるオルガン、ストリングス・キーボードも少し入りマニアック。未発ボーナス2曲入り。
ME-0382 PANCAKE / Out Of The Ashes CD \2800
 初CD化。デビュー作からメンバーを入れ替え、キーボーディストとヴァイオリンも弾けるベーシストを加え77年にリリースされた2nd。オルガンがたなびきストリングス・シンセが広がりギターが泣く典型的な叙情派ゲルマン・シンフォと、改めて聴き直すとジェントル・ジャイアントの影響が見られるテクニカルな曲調を持ち合わせ、特に2曲で構成された旧B面が良く、バンドのやろうとしていた方向性をプログレッシヴに表している。ヨーロッパ然とした哀愁と幻惑ムードが霧のように覆い、良き日のヴィンテージ感が伝わる。78年の熱いライヴ・ボーナス1曲入り。
ME-0548 PANCAKE / No Illusions CD \2800
 初CD化。少しジャーネイ・カーグマンを彷彿させる女性ヴォーカリストを迎え、79年にリリースされた3作目。彼らのラスト・アルバムとなる。ゲルマン香る幻惑シンフォの前作から、構築的で清涼感のあるサウンドへと変化し、初期ルーファスやアース&ファイアーを思わせる歌心と、泣きのギター&テクニカルなキーボードをバランスよく配し、速い手回しのドラムスと音数の多いベースが、がっちりと締める。中でも終盤2曲はエデンにも通じる美メロを持っており、叙情派ファンは見逃せない。80年の未発デモ3曲と02年の再結成ライヴ3曲がボーナス入り。
ME-0653J PARZIVAL / Legend CD \1400
 「パルツィヴァル / レジェンド」 <WEA Progressive Rock SHM-CD Collection 1300> 国内盤初CD化。ブレーメンの室内弦楽団のメンバーを中心に結成されたクラシカル・ロックの名盤。71年にリリースされた1stアルバムで、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラのストリングスと、フルートのアンサンブルが美しく、バロック調の趣きあるサウンドを奏でる。中世音楽風味のあるフォーク・ロック・テイストを持ち、ドイツならではの幻想的な深淵なる叙情美もあり。また、歌詞が英語のため、グリフォンやアメイジング・ブロンデル辺りを連想させるところも。ボーナス・トラック3曲(1曲目は72年のアルバム未収シングル曲、9&10曲目は69年のアルバム未収曲のデモ音源)を収録。解説付き。限定盤。国内盤
ME-0654J PARZIVAL / Barock CD \1400
 「パルツィヴァル / バロック」 <WEA Progressive Rock SHM-CD Collection 1300> 国内盤初CD化。よりシンフォニックに、よりロックへと進化した73年2ndアルバムにしてラスト作。ヘヴィなギターや攻撃的なヴァイオリン・ソロ、フルート、そして、メロトロンも導入し、前作に見られたようなストリングスを活かしたアコースティカルなクラシカル性と、サイケデリック性、ロック性がシンフォニックに融合した一級の完成度を誇る名盤。特に後半が良く、前作と甲乙つけ難い気品高き叙情性を落ち合わせている。ボーナス・トラック3曲(1曲目は72年のアルバム未収録シングル曲、10&11曲目は70年のアルバム未収曲のデモ音源)を追加収録。解説付き。限定盤。国内盤
ME-0552 PELL MELL / The Entire Collection - 7 Original Albums 4CD \5500
 1000セット限定で、ジャーマン・クラシカル・シンフォの雄、PELL MELL全5タイトルと、リーダーのTHOMAS SCHMITTが結成していた別プロジェクト、SKYRIDERの2タイトルを全リマスターでコンプリートした、プログレ・ファン必携ボックスが出た。ダリル・ウェイに匹敵するヴァイオリンをフィーチャーし、キーボード担当者が複数クレジットされ、70年代に4枚の必聴名作をリリースしたPELL MELL。郷愁が満ちながらハードさも見せる72年1stのMARBURG、ドヴォルザークやバッハをアレンジした有名な73年2ndのFROM THE NEW WORLD、リストやラフマニノフを取り上げながら最もシンフォニックに完成された76年傑作3rdのRHAPSODY、オリジナルPELL MELLの最終作となったドラマチックな展開が押し寄せる78年4thのONLY A STAR。どれも聴き応え十分で、FROM THE NEW WORLDはオフィシャル初CD化だ。その後、THOMAS SCHMITTは華麗なコーラスなど売れ線を狙ったキャッチーでかつシンフォニック色を残したSKYRIDERを結成し、80年に知る人ぞ知る同名作を、バンド名を再びPELL MELLに戻しモルダウをアレンジするなどクラシカルさと叙情を湛える美しいMOLDAUを81年にリリース。本ボックス発売にあたり、当時マスター・テープ速度を誤ってプレスされていたMOLDAUを初のオリジナル・キーにて初CD化。また、今までまったくの未発だった、ハード色を強めたSKYRIDERの2ndアルバムを初収録。7枚のアルバムが4枚のCDにて完全収録され、紙ジャケット入り。貴重フォト多数の24ページ・ブックレット入り。
ME-0121 POSEIDON / Found My Way CD \2800
 76年リリースの唯一のアルバム。バンド名からクリムゾン・タイプを連想させるが、英語で歌われるメロディアスなブリティッシュ・タイプのサウンド。ハモンドやピアノも控え目ながら、いい味を出している。幻想的なジャケでも知られていたが、シンセやギターがまどろみ感を出し、後半あたりはどこかフロイドへ通じる。8曲のボーナスはライヴでクリームのカヴァー他。
ME-0208 PROSPER / Broken Door CD \2800
 75年にプライヴェート・プレスでリリースされた激レア物。ミニ・ムーグ、メロトロンをフィーチャーし攻撃的なギターを絡め、この年代ならではのヴェンテージ・テイストを持ったマニアックなサウンドで聴かせる。部分的にクリムゾンの影響を感じるフレーズやジャズ・ロック・テイストも突きつけ、ジャーマン・ロックらしい熱い塊で押す。当時、ベラフォンやメトロノームといったレーベルからリリースされていれば、現在、もっと知られた存在になっていたはず。英語。
ME-0677 PSI / Horizonte CD \2800
 初CD化。イタリアやスペインのバンドを彷彿させる77年リリースのジャズ・ロック作。ロマンチックな夕焼けを飛翔するようなイメージを放ちながら、フリオ・キリコ・タイプのスピーディなドラムスに支えられ、テクニカルなキーボードとメロディアスなギター、解放感のある管楽器らがシャープなサウンドを織り成していく。ドイツ産に多い粘り気が無く逆にフュージョン・テイストがあるものの、プログレッシヴな質感のエレピやシンセがスリリングに切り込み、せめぎ合う構築の美しさが魅力。アルティやイセベルグといった例えが浮かぶ隠れた名盤。リマスター。
ME-0664 RAMSES / Control Me CD \2500
 2000年にリリースされた4作目が新装盤にて再発。オリジナル・メンバーを中心に、ゲスト女性ヴォーカリストらを迎え、約20年振りにリリースされた再結成アルバム。シンフォニック・ロックの良作、1ST「レイラ」、2nd「イタニティ・ライズ」と同様の独SKYレーベルからリリースされ、ドイツのバンドならではのキャッチーでメロディアスなサウンドで聴かせる。ボーナス・トラックは、80年代〜91年の未発表曲を含む4曲と、2016年4月のライヴ音源の計5曲となっている。2016年デジタル・リマスター盤。デジパック仕様。
ME-0109 REBEKKA / Phoenix CD \2500
 リリース当時、ドイツのILLUSIONと言われた女性ヴォーカル・ファン注目のグループ。82年作1st。ジョン・ホウクンのような美しいピアノや、女性ヴォーカル(英語)が印象的だが、演奏の聴かせどころもなかなか多い。明らかに80年代型のシンフォ・サウンドだ。なお、シタールなどをフィーチャーしたフォーク色も隠し味で入っていて、オリジナリティーを生み出している。ボーナス1曲入り。
ME-0453 ROUSSEAU / Flower In Asphalt CD \2500
 長らく入手困難だった79年の1stが限定紙ジャケット・ロシア盤にてリリース。同年にデビューしたエニワンズ・ドーターが80年代以降のスタイリッシュさを身に付けていたのに対し、本バンドは70年代の風味を纏いながら浮上した。フルートを効果的に配した全編インストによる叙情的なサウンドは未完ながらも人を虜にするハートを持っており、作品を出すごとにキャメル色を強めていく。今聴くと淡白さを感じるも、自然に溶け込んだドイツの美しい中世の街並み、優しいロマンの風、そんな情景にあふれる作品だ。
ME-0462 ROUSSEAU / Retreat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ぼんやり聴いているとまるでキャメルな83年作2nd。キーボーディストのアレンジ力がアップしており、月夜の叙情にクラシカルな気品を配した2曲目や、新任のギタリストのアコギがフィーチャーされる3曲目などオリジナリティーも見せ、それでも4曲目のリリカルなフルートやギターは、もうキャメルのアウトテイクかとさえ思わせる。後半はアコースティックなアンサンブルを織り交ぜ、泣きの感情はもちろん、心がこもったシンフォニック・ロックが演奏されていく。7曲目、9曲目のフルート+ピアノに涙。
ME-0641 SATIN WHALE / Lost Mankind CD \2800
 キングのユーロピアン・ロック・コレクションの記念すべき第一弾で堂々国内発売された75年リリースの2nd。ニュー・トロルスやオザンナの衝撃で印象が木っ端微塵に吹き飛んでしまったが、日本でのイタリア熱以前のヨーロッパはドイツが圧倒的に人気が高く、実際のセールスは好調だったらしい。1曲目の明るいノリで大損してしまっているが、音楽性を多様化させた力作で、前作でのハード色も残しつつ、クラシカルなオルガンやソリーナにフルートが加わるシンフォニックな叙情性を随所に持たせた完成度の高いコンセプト作となっている。
ME-0470 SCHIKE FUHRS & FROHLING / Sunburst CD \2500
 2010年リマスター&英国盤。妥協のない美学と独創性を追求した、スーパー・シンフォニック・バンド、SFF。メロトロンをフィーチャーし、1作目の延長線上にある音で聴かせる77年2nd。鋭角的でテクニカルに畳み掛けるオープニングに早くもガツーンとくらってしまうが、一方でリズムを押さえキーボードや甘美なロングトーンのギターの響きを重視させた幻想的な広がりも見せ、そのどちらもレヴェルが高い。前作も含めてヴォーカルが入らない全編インストであることに気付かないほどイメージが沸く。なお、本作にはベーシストがクレジットされ4人になっている。
ME-0475 SCHIKE FUHRS & FROHLING / Ticket To Everywhere CD \2500
 2010年リマスター&英国盤ボーナス入り。79年の3rd。妥協のない美学と独創性を追求したスーパー・シンフォニック・トリオ。テクニカルな構築性とドラマチックに広がっていくシンセ群の美しさは本作でも格別。ブリリアントさでは1stや2ndにも引けを取らないが、本作では1曲ながらヴォーカルもフィーチャーしており、確実に次世代のサウンドを取り入れた意欲作となっている。スタイルは違うがアルバム・ラストなどエニワンズ・ドーターも見えるスタイリッシュさだ。78年のライヴからボーナス3曲(2曲はブレイン・フェスティヴァルから)入り。
ME-0441 SHAA KHAN / The World Will End On Friday CD \2500
 ジャケからはクラウト・ロックを想像してしまうが、実は叙情派シンフォの隠れた1枚。78年リリースの1st。バンドは70年代初期から活動しており、ライヴ等で影響されたのかGROBSCHNITTに近く、リリカルなギターやキーボード、物語りを説いていくヴォーカル、アルバムに封じ込められたファンタジーなどROCKPOMMEL'S LANDを思わせる魅力を持っている。ジャーマン・ロックのジャケット・センスは周知の通りで、このアルバムもかなり損をしてきたのでは。コンセプトとは裏腹に御伽の国を彷徨っているような光景を持ち引き込まれていく。デジパック&リマスター。
ME-0086 SIDDHARTHA / Weltschmerz CD \2800
 75年にプライベート・プレスでリリースされたレア・シンフォ。EARTH AND FIREのような出だして始まるが、全体としては、泣きのギター、キーボード、フルート、ヴァイオリン、女性ヴォーカルもフィーチャーし、ゲルマン叙情を含み聴かせる自主制作然としたクラシカル・ロックである。近年に発見された1枚だが、海外では6ケタの原盤価格。英語とドイツ語。
ME-0681 SMALLTAPE / The Ocean CD \2800
 ベルリンのマルチプレイヤーPHILIPP NESPITALによる2017年新作。自身が弾くキーボード、ギター、ベースに加え、ストリングス・クァルテットやアコースティック・ギター、サックスらをゲストに迎えたバンド・スタイルで聴かせる。シンセ、ピアノ・プレイが光るテクニカルなインスト・パートと、メランコリックな叙情が迫り来るヴォーカル・パートの陰影を交え、ロマンチックな幻影を帯びたシンフォニック・ロックを聴かせる。アイデアが豊富で、細やかなアレンジが美しいコンセプト・アルバムとなっている。3面開きデジパック仕様。自主盤。
ME-0342 STERN COMBO MEISSEN / Weisses Gold CD \2700
 旧東ドイツが生んだ必聴傑作シンフォの感動作が2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。錬金術をコンセプトにした78年リリースの2nd。ハモンド、メロトロン、シンセ、クラヴィなどのキーボード群にフル・オーケストラと合唱団も加えた、テクニカルなバンド演奏とオケの雄大さが本格的に融合する、まさにクラシカル・シンフォニック・ロックの頂点。悲愴的な哀愁感は重く、旧東欧然とした独特の幻想性もあり、しかし、軟弱なところがまったく無いという凄みに圧倒される。ドイツ語。
ME-0510 STERN COMBO MEISSEN / Die Original Amiga Alben 1977-1987 7CD \4800
 旧東ドイツのシンフォニック・ロックの頂点を極めた彼らの、77年のデビュー作から当時のラスト・アルバムとなった87年作までの7枚のアルバム、SAME (1977)、WEISSES GOLD (1978)、DER WEITE WEG (1979)、REISE ZUM MITTELPUNKT DES MENSCHEN (1980)、STUNDENSCHLAG (1982)、TAUFRISCH (1985)、NACHTE (1987)を収納した2011年限定ボックス。クラシカル・ロックをドラマチックに展開する初期、テクニカルなシンフォニック・ロックを聴かせる中期、ポップなフォームにエイジアからの影響を感じさせる後期、旧共産時代の必聴バンドの全盛期をコンプリート。各紙ジャケット、バイオ・フォト・作品データを掲載したカラーブックレット付き。シンフォ・ファン必携!
ME-0572D STERN COMBO MEISSEN / Im Theater Am Potsdamer Platz 2CD+2DVD(PAL) \6980
 旧東ドイツのシンフォニック・ロック最高峰の彼らが50周年を記念して2013年行ったスーパー・ライヴ・ショーを収録した4枚組。なんと言っても驚きは、クラシカル・シンフォニック・ロックの歴史的大傑作「錬金術師の物語 ・WEISSES GOLD」を約40分かけてフル再現しており、ツイン・キーボードのオーケストレーションを駆使した高度な演奏技術と、その完成された楽曲の素晴らしさに改めて感動してしまう。それだけでなく、同じくクラシカル・プログレッシヴ・ロックの傑作の77年のデビュー・アルバムも全曲演奏しており、「禿山の一夜」もエマーソン張りのソロを見せるなど、ハモンドやムーグなどヴィンテージ感も申し分ない。また、2011年作のLEBENSUHRからも数曲演奏されており、旧曲と併せて新加入のヴォーカリストが切々と聴かせ、ノヴァリスにも似たゲルマン叙情を湛える。他に、かの「四季」も演奏され、カナリオスとはまた違ったテクニカルな見せ場を作っている。過去49年を振り返るヒストリー&ドキュメンタリーのボーナス入り。全シンフォ・ファン、及びキーボード・ファン必見の内容。完全復活である。4面開きデジパック。
ME-0624D STERN-COMBO MEISSEN / Bilder Einer Ausstellung (Pictures at an Exhibition) CD+DVD(PAL) \3980
 「展覧会の絵」をオーケストラと合唱団入りで、彼ら流にプログレッシヴ・ロックにアレンジしたシンフォ・ファン必見必聴の2015年ライヴ。「禿山の一夜」を挿入するなど、ムソルグスキーへのリスペクトも強く感じられる構成で、プロムナードを挟みながら、小人、古城、ビドロ、卵の殻をつけた雛の踊り、リモージュの市場、カタコンベ、バーバ・ヤガーと原作を忠実に再現しながらも、ドイツ語で歌詞を付け、ハモンド、シンセ、ピアノなどスリリングなツイン・キーボードやタイトなリズム・セクションなど、プログレ・バンドとしての見せ場も随所に織り込まれた緻密なアレンジは圧巻。ジャズ・ピアニストでありオケ・アレンジを担当したコンダクターがピアノソロを取るなど、趣向も凝らされ、ラストのキエフの大門で超感動的なエンディングを迎える。フル収録されたDVD付きは限定盤! お早めに。3面開きデジパック。
ME-0671 STREETMARK / Eileen CD \2500
 彼らの最高作として知られるシンフォニックな77年作2nd。7拍子のオープニングはジェネシスの影響を感じさせるも独特の湿った暗さがあり、淡々としたリズムにクラシカルさと叙情が儚さを醸し出すオルガン、霧が流れ込むようなストリングス・キーボード、繰り返される切ないギターなど英詞ながらもノヴァリスに似たサウンドが聴ける。終盤スペーシィさを生み出しているのはデビュー作の後でリーダー格が抜け、新メンバーに抜擢された本作のみ参加のWOLFGANG RIECHMANNのカラーだろう。デジパック。
ME-0610 STREETMARK / Dry CD \2800
 女性キーボーディスト率いるジャーマン・シンフォ・バンドの79年作3rd。男女ヴォーカルで英語で歌われ、ハモンド、ムーグらのキーボードとハードなギターがアンサンブルの核となり、締まったリズム・セクションに乗り、メロディックなソロも繰り広げる。69年にデュッセルドルフで結成されたバンドで、メンバー・チェンジを繰り返し、本作に至っており、冒頭で見せるシーケンサーを使ったドイツならではのシンセ・ミュージック手法を取り入れているのが特徴だ。アコギを使った叙情性もあり、レーベルメイトのOCTOPUSを引き合いに出せるのでは。デジパック。
ME-0491 SUNDENFALL II / Same CD \2800
 ジャケットが「激レア」オーラを放っているが、LIGHTSHINEと同じレーベルから71年に200枚のマイナー・プレスでリリースされた作品。ゲルマンの哀愁を持ったフォーク・プログレで、英語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、フルート、ピアノ、サックス、アコギ、パーカッションらが、いかにもレアといった雰囲気を醸し出しながら演奏される。陽があるようで陽がない、この感じはジャーマン・フォーク独特の翳りで、ドラッグ的な陶酔ではない、アシッドさが魅力。曲によって、ジャージィだったりする。
ME-0591 SYLVAN / Home - Limited Edition CD \2800
 <デジブック仕様・限定盤> クラシカルなスケールアップでリリースされた2015年作。オーボエを始め、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラをフィーチャーし、彼らならではの哀愁が染み入ったシンフォニック・ロックを聴かせるコンセプト作だ。サウンドはロマンチックにヨーロッパ然と響くが、悲しみや苦悩を交えた現実的なメッセージが込められており、ゆえにリアルな情感に心が揺さぶられる。ギタリストが脱退し、ゲストでギターパートを補った結果、音の厚さやアレンジの緻密さに遜色はないものの、ハードな質感が押さえられており、エモーショナルさがドラマチックなうねりとなり、感動的なラストへ向けて何度も渦巻く。メロディーの洪水という言い方が最も合うバンドの渾身の77分。36ページ綴じ込み付き&スリップケース付き。
ME-0426 TETRAGON / Nature CD \2500
 長らく入手困難だったレア作が限定紙ジャケット・ロシア盤にてリリース。71年リリースのオルガン・ロックで、ギターも加わり、バッハをモチーフにするなど当時のドイツに多かったタイプだが、混沌とした感じはあるものの他のマイナー物に比べると、クラシカルなスタイルのキーボーディストとやたらスキルの高いギタリストが見せる即興アンサンブルは気品があり、またスリリングだ。初期パープルのハードロック色をクリムゾン風のジャズロックで薄めたような4曲目、より技巧的に速さで畳み掛ける5曲目など、今こそ再評価の必要性あり。ラスト(旧盤と同ボーナス)はナイスにオリー・ハルソールが入ったなら風でシメ。
ME-0678 THINK / Variety CD \2800
 限定再プレス。ジャケットのイメージとは真逆の叙情的でクラシカルなサウンドを聴かせる73年レア作。エッセン近くの街でハンガリーやチェコ人も加え結成。ヘヴィなギターをフィーチャーしながらも、リリカルなフルート、影たっぷりのハモンド、哀愁のヴァイオリンを配し、PARZIVALを思わせる中世フォーク・ロック色を醸しながら前半ではPELL MELLやWIND/Morningのようなシンフォニック色を見せる好作だ。満ちる中部ヨーロッパの叙情。中世ドイツの街並みが続く旅路を思い出させる。ボーナス2曲入り。
ME-0091 TIBET / Same CD \2500
 78年リリース。彼らの唯一のアルバム。英語で歌われているためドイツ色はそんなに強くはないけれど、マイナー進行のメロトロンや哀愁のハモンド・メロはやっぱりゲルマン・シンフォの特有のもの。全体にガッチリとした構成も聴きやすい。秀曲がいくつかあり、昔から人気の高かったアルバム。
ME-0642 TOMORROW'S GIFT / Same CD \2800
 屈指のハード・プログレ70年作。女性ヴォーカルと全編でフルートをフィーチャーし、早いテンポで変拍子も駆使しながら畳み掛ける技巧派で、ヒープやパープルを連想させるギターと哀愁のハモンドを核とし、凝ったリフやクラシカルな反復などタルの影響も強く加わっているが、英国風味というよりは、それらを独自に消化したフォーカス的サムシングを感じさせるヨーロッパの翳りが漂う。ブルージィなヴォーカルとサウンドがややミスマッチではあるものの、チェレスタやピアノのアクセントも効いた2枚組(2in1)の大作。未収ボーナス1曲入り。
ME-0679 TOTO BLANKE / Electric Circus CD \2800
 ヴァーティゴから76年にリリースされたギタリストのソロで、オランダのキーボーディストやフィンランドのジャズ・ドラマーらの技巧派セッション・ミュージシャンを迎え録音。ユーロ・ジャズ・シーンでは知られた存在で、プレイスタイルはユッカ・トローネンに近く、タサヴァラン・プレジデンティあたりを思わせるジャズ・ロックや、また、彼自身もキーボードを担当しており、シンセやエレピに加え、シーケンスをリズムに加えるなどエルドンに似た攻撃的で大胆なプログレッシヴ・チャレンジを聴かせるのも特徴だ。アルバム名は後に彼のプロジェクトとなる。リマスター。
ME-0204 TRIKOLON / Cluster CD \2800
 BRIAN AUGERとEMERSONに影響を受けたという彼らが70年に自主制作でリリースした激レア物。手探り状態の混沌としたヴィンテージ感いっぱいの中、徹底的にオルガンをフィーチャーし、長いインプロヴィゼーションが続く。ロンドを取り上げるなど、ナイスに近いクラシカル・オルガン・ロックが売り。ラストもバッハのフーガを20分以上暴走ぎみに演奏。このオルガニストが吹くトランペットもポイント。ラフなライヴ録音だが熱気が音質を上回っている。その後、TETRAGONと改名し71年にNATUREをリリース。
ME-0600 TRITONUS / Same CD \2600
 ドイツのELPと言えばTRIUMVIRATを思い浮かべるが、よりマニアックでシンフォニックなのがTRITONUSであった。エマーソンの影響を強く感じさせるハモンド、まるでグレッグ・レイクのようなアコギとヴォーカルなど、まさにELPをモデルとしたサウンドながら、リック・ヴァン・ダー・リンデン風なピアノや、メロトロンとパイプ・オルガンのドラマチックな導入など、トレースにも似たヨーロピアン・プログレ色にも包まれる75年デビュー作。シングルからボーナス1曲入り。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。フォト入りインサート付き韓国盤。
ME-0601 TRITONUS / Between The Universes CD \2600
 ELP色を残しつつ、シンセやストリングス系をより多くフィーチャーし、スペーシィな感覚も持たせ、叙情派シンフォへ変化した76年リリースの2nd。コーラスも導入し、ドラマチックなヨーロッパが一気に沸き立ってくるタイトル曲を始め、後半では雄大でシンフォニックな広がりにハモンドが切り込む新たなオリジナリティを見せている。ラストではアコギを含めグレッグ・レイクのようなバラードも聴かせる力作だ。TWENTY SIXTY SIX AND THENのヴォーカリストがゲスト参加。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。フォト入りインサート付き韓国盤。
ME-0625 TRITONUS / Far In The Sky - Live At Stagge's Hotel 1977 CD \2500
 トリアンヴィラートと並ぶドイツのELPこと、トリトナスの77年未発ライヴ。いきなりのシンフォニックな洪水にのけぞってしまう。2枚のアルバムとレア・シングルから演奏されており、ブレーメン近くの若手ミュージシャンの登竜門のひとつだったホテルのクラブで収録。オーディエンス録音だがトリオ編成が功を奏し、アーカイヴ物としては十分のバランスと音質を保っている。エマーソンを思わせるハモンドや突っ走るノリはスタジオ・アルバムより、よりELPっぽいが、フリーフォームでのムーグソロやエフェクターで炸裂するヘヴィなベースソロなどライヴならではの展開もあり、力の入った演奏が堪能出来る。デジパック。
ME-0184 TRIUMVIRAT / Mediterranean Tales CD \2000
 72年リリースの1stアルバム。EL&P、ナイスから影響されたキーボード・トリオ・バンド。かつてLPではA面の全てを費やしたクラシカル・ロックの組曲「アクロス・ザ・ウォーターズ」では、序曲と終曲のみモーツァルトをモチーフにしているが、それ以外は自作曲で、攻撃的なオルガン、テクニカルなピアノ・プレイなどがせめぎ合い、また、メロディ、和声の使用、曲の展開等に、ヨーロッパ大陸的なものを感じさせる、よく練られたサウンド。次作に比べるとまだナイスの影響が色濃く感じられるバンドの黎明期的なサウンドだが、ここには愛すべきドイツ的なものもまた色濃く匂わせている。リマスター&ボーナス4曲追加収録。
ME-0185 TRIUMVIRAT / Illusions On A Double Dimple CD \2000
 より洗練されたサウンドとなった74年リリースの2ndアルバム。次作の「スパルタカス」と並ぶ代表作。かつてLPでは両面各1曲ずつで組曲2曲という大作指向のアルバムで、オルガン、ピアノに、ムーグ・シンセや、ケルン・オペラ・ハウス・オーケストラ、ブラス・セクション、女性コーラス等を加えた、シンフォニック・プログレとなっている。オルガン・ソロなどのパートを聴くと、EL&P、ナイス影響下と言われるのも頷けるが、やはり英国のバンドとは違うヨーロッパ大陸のバンドならではのサウンドとオリジナリティー。リマスター&ボーナス4曲追加収録。
ME-0186 TRIUMVIRAT / Spartacus CD \2000
 75年リリースの3rdアルバム。今に通用するような曲の構成力、疾走感を伴ったスペクタクルなサウンドが広がる彼らの最高傑作。EL&P影響下というのはいまさら言うことも無いが、そんな中にも、スタイルは違うもののカヤックあたりをイメージさせるようなリリカルなピアノをフィーチャーしたヨーロピアン然とした軽やかな展開や、今のジャーマン・シンフォ・バンドに通じるようなシンセを導入したダイナミックなシンフォニック性、メロディアスでたおやかなヴォーカル・パートもいかにもヨーロッパ大陸的な叙情を醸し出している。30年以上前のアルバムとは思えない醍醐味。リマスター&ボーナス2曲追加収録。
ME-0187 TRIUMVIRAT / Old Loves Die Hard CD \2000
 76年リリースの4thアルバム。前期の頂点を極めた前作SPARTACUSが、あまりにもEL&P的だったのに対し、本作から専属のヴォーカリストBARRY PALMERを加え、彼のヴォーカル・パートを多くフィーチャーし、キーボードもハモンドではなく、ピアノ主体となっている。メロディーが非常に良く、このバンドの特徴とも言える。リマスター&ボーナス1曲追加収録。
ME-0188 TRIUMVIRAT / Pompeii CD \2000
 メンバー・チェンジの後、77年にリリースされた5thアルバム。イタリアのベスビオ火山の噴火で瞬時にして灰と化した都市ポンペイの悲劇をテーマにしたもので、オーケストラ、合唱団入りのコンセプト・アルバム。アレンジはC.PLANK。EL&Pサウンドをベースに雄大なシンフォニック・ロックを展開している。リマスター&ボーナス1曲追加収録。
ME-0112 TROYA / Point Of Eruption CD \2800
 76年にプライヴェート・プレスでリリースされたレア・シンフォ。オルガン、エレピ、ストリングス・シンセ(メロトロンじゃないよ)を叙情的にフィーチャーし、いかにもドイツらしいゲルマンの陰影を落す。SIDDHARTHAやFAITHFUL BREATHあたりを思わせるサウンドで、クラシカルなフレーズがマニア心をとらえる。英語。昔はMINOTAURUSと並んで幻の1枚と崇められていたもの。
ME-0667 TWENTY SIXTY SIX AND THEN / Reflections On The Future - 2CD Edition 2CD \2800
 決定版と言える2枚組リマスターによるエクステンデッド・エディション2017年盤。72年のオリジナル作に91年にリリースされたライヴ&デモ集のREFLECTIONS ON THE PASTからほぼ全曲とメンバーのソロ・プロジェクトから1曲を加えたボーナス8曲入りでの拡張版。左右から挟み撃つツイン・ハモンド、エマーソン張りのクラヴィ、効果的なメロトロン、ゲストのフルートらが暗いトーンで支配し、ヘヴィなギターと重厚なリズム・セクションで畳み掛ける。ボーナスも内容&出来が良く聴き逃せない。最初のCD再発時にテイクが入れ替えられたり、後に未発が発掘されるなど関連音源の多い本作だが、初CD化も含む当時の録音がまとまった必携盤だろう。
ME-0097 TYBURN TALL / Same CD \2800
 6ケタのプレミアムが付いているジャーマン・オルガン・ハード・プログレ。終始、ケン・ヘンズレーのようなハモンドが荒れ狂う内容はまさに必殺の1枚と言える。オリジナルLPは200枚のみのリリースであった。ハモンド・ファン、ジャーマン・ハード・プログレ・ファン必聴アイテム。英語。2曲のボーナスはコロシアムのカヴァー等。余談ですが、原盤のジャケットは超厚紙ですごいです。
ME-0496J WALLENSTEIN / Blitzkrieg CD \3390
 「ヴァレンシュタイン / ファースト (電撃戦)」 結成時のバンド名だったBLITZKRIEGをタイトルにした72年作1st。アメリカ人やオランダ人も含む多国籍メンバーで録音。クラヴィが終始テクニカルに弾き倒されるオープニング・ナンバーからパワー全開で、ギターも負けじとフレーズを詰め込み、スペーシィさを醸し出すフェイズ処理が少々時代を感じさせるが、メロトロンやクラシカルなピアノが彩る次曲も途中から相当テンションが上る。無機質なジャケットからは想像出来ない叙情も秘めたハード寄りの力作。見開き紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0497J WALLENSTEIN / Mother Universe CD \3390
 「ヴァレンシュタイン / マザー・ユニヴァース」 テクニカルさとパワーで押し切るハードなナンバーと、ピアノやメロトロンを配しヴォーカルを聴かせる叙情的なナンバーを共存させたバンドの早くも名作。72年作2nd。ジャケットのイメージが先立ち、実際のサウンドを掴み難い1枚だが、構築されたアンサンブルとソロの応酬をバランス良くまとめ、ドラッグ頼りのクラウトロックとはまったく別物の、いわゆるシンフォニック・ロックの土台上で作り上げられている。ある程度、ヨーロッパでは成功したアルバムだったらしい。見開き紙ジャケット仕様・解説・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0498J WALLENSTEIN / Cosmic Century CD \3390
 「ヴァレンシュタイン / コズミック・センチュリー」 ゲルマンの香りに満ちたシンフォニック・ロックの名作。タロット等のコズミックセッションを経て、またメンバー・チェンジや新たにヴァイオリニストを加え、音楽性を変化させ73年にリリース。クラシカルでプログレッシヴなパートからヴォーカルが入る1曲目の5分30秒あたりのドラマチックな深淵さは格別。この曲が素晴らし過ぎて、あとの曲がすべてボートラのように感じてしまう、と言ったら大袈裟か。本作ではヴォーカル担当が変わっており、彼の内気な歌声が雰囲気を高めるのに功を奏している。紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0499J WALLENSTEIN / Stories Songs & Symphonies CD \3390
 「ヴァレンシュタイン / ストーリーズ、ソングス&シンフォニーズ」 メロディックさとコンパクトなシンフォニックさで聴かせる75年リリースの4作目。ジャケットのファンタジックなイメージへ吸い込まれていくオープニング・ナンバーを経て、彼らの世界は広がっていく。ヘルダーリンの2ndや3rdあたりにも通じる中部ヨーロッパの気品あふれる美しさが魅力を放ち、気球で持ち上げられているかのような心地よいウエイト感も本作の特徴だ。4曲目はバンド最高のコンポジションで聴かせるが、この後、一時解散してしまう。紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0249 WANIYETULA / A Dream With A Dream CD \2800
 別名GALAXYから改名し、83年に単発でリリースされたジャーマン・シンフォの傑作。ANYONE'S DAUGHTERにも似た引き締まったサウンドを展開。かつ、UKなどから影響を受けた次世代へのアンサンブルや音使いも非常にカッコ良く聴かせる。アコ・ギやメロトロンを配したパートもクラシカルなユーロ陰影を醸し出し、まさに、80年代屈指の内容。あのCODAに迫る出来だと思う。分厚いコーラスもそんじょそこらのシンフォ・バンドとは違う。実は60年代末期から活動しており、71年にはWANIYETULA名義でライヴを収録。そのライヴ盤等からボーナス3曲入り。本作の歌詞でも見られるように、エドガー・アラン・ポーの世界を持ち込んでいる。全曲英語。必聴!
ME-0463 WIND / Seasons CD \2500
 オルガン・ハードの良質作として知られる71年リリースの1stがオフィシャル・リマスターで出直した。ユーライア・ヒープかと思う出だしの凶暴なハモンドが本作を象徴しており、メルヘン・ロックとなった次作のモーニングとの違いにまず驚かされるが、2曲目、3曲目の物静かな佇まい、4曲目の中間部のクラシカルなピアノにはやはりモーニングも若干見える。旧B面は2曲で構成され、トップのCD4曲目はまた凶暴なオルガン・ハード。ラストは16分近い大作で、寂しげな郷愁とワイルドな演奏が交差するヘヴィ・プログレッシヴ色を全開。
ME-0535J WIND / Morning CD \2050
 「ウインド / モーニング」 09年リマスター&見開き紙ジャケット。国内プレスとしてはこれが初CD化。中期ヘルダーリンと並ぶメルヘン・ロックの必聴名作。英国のスプリングに似た温かみのあるフォーク・ロックをベースとし、メロトロンがシンフォニックに湧き出る様は初期クリムゾンを思わせ、ヨーロッパの極上のファンタジーとロマンにあふれる。ただ、メロトロンが入る曲と入らない曲でグレードが違うのも否めない。この落差もまたジャーマン・ロック。72年リリースの2nd。歌詞・対訳付。国内盤
ME-0626 ZARA-THUSTRA / Best Of CD \2500
 遂に初CD化! かつてエニド・ファンを狂喜乱舞させた全3枚のアルバムから未発も含む選曲でリリースされた2015年ベスト盤。80年代前半に3枚のアルバムと何枚かのシングルをリリースしたバンドで、ドイツ語で歌われ、トレンドだったエレポップと全盛期のエニドやマンダラバンドに匹敵する壮大で荘厳なオーケストレーションをミックスさせた他に無い音楽性が今でも燦然と輝く。シンセによるストリングス、ブラス、パイプ・オルガンが緻密にアレンジされ大仰しく鳴りまくり、幽幻な合唱団も加わり、ティンパニーが連打で割り込んでくる。ポップかと思えば、突如オペラチックなヴォーカルで朗々と歌い込まれる。そして、ポンプ色やメタル色をまったく含まず。正に磨かれ、築き上げられた孤高の音楽性。80年代奇跡の3枚から16曲収録。デジパック。
ME-0200 ZOMBY WOOF / Riding On A Tear CD \2800
 レア盤でかつ英語で歌われているものの、非常にクオリティーの高いシンフォ作品。IVORYと同じJUPITERレーベルから77年にリリースされたもの。クラシカルなピアノの調べにハモンドが重なり、WINDのMORNINGのようなゲルマンの叙情を浮かび上がらせる。70年代ならではのプログレ然とした様相と浸れるメロディー。さらに、ANYONE'S DAUGHTERの登場が予感される締まりのある演奏と次世代へ通じるドラマチックな展開。ヴォイス・メロトロンにもゾクゾクする。全体にヘヴィさもあり、テクニカルだ。シングル等から4曲ボーナス入り。
ME-0672 V.A. / The Brain Box - Cerebral Sounds Of Brain Records 1972-1979 (Limited-Edition) 8CD \16000
 <完全限定ボックス> 噂のブレイン・ボックスが遂に入荷! 初CD化多数の究極のレーベル音源集だろう。ディスク1〜5はGROBSCHNITT、SFF、NOVALIS、ANYONE'S DAUGHTERといったシンフォ系はもちろん、SPERRMULL、EMERGENCY、OS MUNDI、GOMORRHAといったハード系、TANGERINE DREAM、KLAUS SCHULZEらのシンセ系、 GURU GURU、EMBRYOらのクラウト系、YATHA SIDHRAらのメディション系、HARMONIA、CLUSTERらのアンビエント系などなど70年代の個性豊かなジャーマン・ロックの生態系を紐解く50曲を収録。また、ANYONE'S DAUGHTERは組曲ADONISを全曲収録するなど、選曲にもこだわった内容だ。中にはオフィシャル初CD化トラックも。ディスク6はSPIROGYRA、GRYPHON、TASAVALLAN PRESIDENTTI、ATOMIC ROOSTERらの国外組を収録。オランダのシンフォ・バンド、LIGHTはオフィシャル初。加えて目玉はディスク7と8で、各初CD化となる当時2枚組でリリースされたプログレフェス「BRAIN-FESTIVAL ESSEN Vol.1 & Vol.2」を収録。77年と78年にブレイン・レーベル主催で行われたイヴェントで、本ライヴ盤のみの収録だったNOVALIS、SFF、JANE、RUPHUSを始め、この盤のみにライヴ・テイクを残したMESSAGE、さらに、GATE、TO BE、BLONKERといったマイナー・バンドも収録されており、当時のライヴフェスとしてまるごと聴けるのは、まさに興奮のタイムトリップ! *CD収納の紙トレイの構造上の問題で、CDが定位置から左右前後にずれているケースがあります。その場合、ずれた方のCD盤面の端に一部にジャケット貼り合せ上のノリが若干付着しているケースがございます(ジッポー・オイル等で拭くと簡単に取れます)。返品、交換等はお受け出来ませんので、予めご了承ください。
**開封し盤面をチェック&クリーニングし、各CDをプラケースに入れて別添えで発送することも可能です。ご希望の場合はお名前の後に<開封チェック希望>と書き足してください。

◆8CD計83トラックをEROCが最新リマスター
◆74ページのハードカヴァーブックレット入り(フルカラーにてバンド解説&関連フォト等)
◆25cm x 25cmの布張りグリーンボックス仕様
◆特製グリーン・トートバッグ入り(レコードにもぴったりサイズ)
◆3300個・完全限定生産品



〓[HOLLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-1287 ALQUIN / Marks + Mountain Queen 2CD \1980
 オランダ・ユニヴァーサルの2枚セット2012年廉価盤シリーズ。72年の1作目MARKSと、73年の2作目MOUNTAIN QUEENがそれぞれ分かれてプラケースに入り、スリップケースに収納されている。抱き合わせだが両者ともオランダ盤で単独ケース入りは初。前者は叙情的な歌心とジャズ・ロックが適度にミックスされ、哀愁と幻惑のまどろみも見せる。後者はプログレ化が進み、クラシカルなオルガンやリリカルなフルートをフィーチャーし、ラストではヴァイオリンも交え印象的。フォーカスやキャラバンにも通じるオランダの名バンド。
ME-1419D AYREON / The Source - Digibook Edition 2CD+DVD(NTSC) \3200
 <44P綴じ込みブックレット付き / デジブック仕様 / 限定盤> AYREON名義としては4年振りとなる2017年新作。オランダのマルチ・プレイヤーで多角的な才能で知られるアルイエン・アンソニー・ルカッセンが率いるドラマチック・ロック・プロジェクト。60億年前のとある惑星ALPHAをテーマに繰り広げられる壮大な2枚組コンセプト・アルバム。DREAM THEATERのヴォーカリストJAMES LABRIEを筆頭に、NIGHTWISH、EPICA、SYMPHONY X etc. といったバンドのメンバーを多数ゲストに迎えヘヴィかつプログレッシヴな展開で圧倒するが、ケルティックな場面やアコースティックな美旋律も織り込んだ、ジャンルに捕らわれない複雑な楽曲のアレンジがルカッセンらしい。また、ストーリーに登場するキャラクターごとに多彩なヴォーカリストを設定した華やかなヴォーカル・パートも真骨頂。DVDは、PV、メイキング、インタビュー、5.1Audio Mix 等を収録。
ME-1345 THE BLACK CODEX / The Black Codex Episodes 1-13 2CD \2800
 壮大な構想を持った管弦楽入りのシンフォニック・ロック2014年作。ANGLAGARDミーツHOSTSONATENといった感じのシンフォニック・ロックを作り上げたCHRISことCHRISTIAAN BRUINの新たな取り組みで、ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペットらをフィーチャーし、まるで空想世界へ迷い込んだかのようなファンタジーあふれるサウンドを作り上げている。カヤックやジェネシスのプログレ風味と独自のクラシカルなアレンジの融合は深遠で美しく、スリリングなサスペンスにも満ちる。超大作の映画級だ。実はこの作品、全52 EPISODESの内の1-13を収録した第1弾で、今後も2枚組で1年近く掛けて残りの3作がリリースされる予定となっている。見開き紙ジャケット。
ME-1367 THE BLACK CODEX / The Black Codex Episodes 27-39 2CD \2800
 クラシカルさとミステリアスさが増し、空想世界へ誘う2015年作。壮大な構想を持った管弦楽入りのシンフォニック・ロック続編・第3弾で、全52 EPISODESの内の27-39を収録。ヴァイオリン、チェロ、クラリネットをフィーチャーし、メロトロン系やパイプ・オルガンも導入した、奇怪で複雑なアレンジはANGLAGARDクラスにまで高められた。特筆は、ダークな幻想感が広がる中、まるでロバート・フリップのような邪悪なギターや、叙情的なヴォーカル・ナンバーなど前半で見せるクリムゾンの幻影。終盤でキャメル色を覗かせるものの、ラストもクリムゾンの哀愁が濃く漂い、感動的。最終の第4弾まであと1作。見開き紙ジャケット。
ME-1375 THE BLACK CODEX / The Black Codex Episodes 40-52 2CD \2800
 最終章に相応しい胸が高鳴るオープニングで幕を開ける2015年作。全52 EPISODESの遂にファイナルの第4弾。40-52を収録。ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペット、フリューゲルホルンを配し、エニド張りのクラシカルさが増す中、前作まではインスト中心だったが、本作ではヴォーカル&コーラスを多用し、全4作(2枚組x4タイトル)の物語を一気に紐解くような展開を見せる。終盤、甘美なギターソロを経て、再び冒険が始まるかのような高揚感が壮大に沸き立ち、エンディングへ向かう感動の嵐はマンダラバンド級だ。見開き紙ジャケット。
ME-1319 CHRIS / Days Of Summer Gone CD \2500
 ANGLAGARDミーツHOSTSONATENといった感じのシンフォニック・ロックになった、まるでバンド演奏のように仕上げるハイスキルなマルチ・ミュージシャンによる2013年作。夏から秋へのメランコリックな移り変わりをドリーミィに、ウォームに、そして、幻想的に描いた作品で、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、トランペット、トロンボーンの管弦奏者をゲストに迎え、メロトロンを始めとする多彩なキーボードを配し、深遠で美しい、そして神秘なダークさまでもが宿ったファンタジーを聴かせる。後半の強固なテクニカルさは新味で驚くが、かつ、初期の作品にあったカヤック調のメロディも再び聴かれ、エレガントさも漂う。彼の最高作だろう。シンフォ・ファン必聴! デジパック。
ME-1197 CODA / Sounds Of Passion The Album - The Demos 2CD \3200
 86年のファースト・アルバムに、ボーナス・ディスクが付いた2枚組、リマスター盤。何といっても旧B面に尽きる。アナログ盤では組曲の最終章がA面に収まりきらず、B面にはみ出るといった収録だったが、そこはちゃんと計算されており、B面の最初から聴くとこれがとんでもなくドラマチックで、手に汗を握る展開がこれでもかと続く。本CDで言うと19分13秒から。圧倒的なパイプ・オルガンから始まり、24分08秒ぐらいから始まるハートフルなポリシンセのソロに息が詰まる。この感動は超名曲のクレイジー・フールで、さらに涙することになる。本編にはリミックス・ヴァージョンや、アルバム未収シングル曲など5曲追加収録。ボーナスCDには83、84年の未発表デモ・ヴァジョンを8曲収録。スリップ・ケース付き。07年オランダ盤。
ME-1347 DEIRDRE / Same CD \2600
 初CD化。オランダのスプリガンズと言われる美声女性ヴォーカル・レア・プログレッシヴ・フォーク・ロックの名盤。77年にPHILIPSからリリースされた唯一作で、スティーライ・スパンのALL AROUND MY HATを彷彿させるような軽快なナンバーからスタートするも、FOLKAL POINTらも取り上げた名曲LOVELY JOAN、かつてストローブスとの共演でサンディ・デニーが歌ったTELL ME WHAT YOU SEE IN ME、名バラードのYOUNG WATERS等のトラッドを取り上げ、エレクトリック・ギター、ピアノ、フィドルもフィーチャーした、ロック寄りのアレンジで聴かせる。
ME-1336 EARTH & FIRE / Same CD \2500
 当時のオランダで最も有名で、成功を収めたバンド。71年にリリースされたデビュー・アルバムにして名作。後の作品に比べるとワイルドなノリだが、それがまた、たまらない。メロディアスでホットなサウンドをバックに、女性ヴォーカリスト、ジャーネイ・カーグマンが熱く歌い込んでいく。ボーナス・トラックとしてレア・シングル2曲入り。ロジャー・ディーンによる英国盤(NEPENTHA LABEL)のジャケット。2009年版。
ME-1251 EARTH & FIRE / Song Of The Marching Children CD \1500
 71年リリース2ndの2010年リマスター・オランダ盤。クラシカルなオルガンがもたらすプログレッシヴ性、しのびよるメロトロンによるシンフォニック性、そして、女性ヴォーカリストの資質を活かしたメロディアスさで、フルートやハープシコードも印象的にフィーチャーした旧A面、7つのパートで構成された大作のタイトル曲を収めた旧B面を一気に聴かせる。今聴くとシンプルだが、それゆえに感動してしまうドラマチックさと泣きがあり、名作と言わざるを得ない。
ME-1252 EARTH & FIRE / Atlantis CD \1500
 単体のオランダ盤としては初CD化となる、73年リリース3rdの2010年リマスター盤。前作から受け継がれたドラマチックな大作指向のプログレッシヴ性の中に、ポップな大衆性も見せる女性ヴォーカル・シンフォの傑作だ。オルガンに加え、テクニカルなギターがアンサンブルの要となり、サウンドが一気にカラフルになった。メロトロンやシンセが幾重にも敷き詰められ、ジャーネイ・カーグマンが全身全霊で歌い上げる後半のハイライトなど何十年経っても色あせない感動の瞬間!
ME-1254 EARTH & FIRE / To The World Of The Future CD \1980
 女性ヴォーカル・シンフォの傑作「アトランティス」の次作となる75年4th。クールなシンセをフィーチャーしたスペイシーなオープニングから、泣きのギターやオルガンを交えた約12分のタイトル曲からスタートするコンセプト・アルバム。特に4曲目はバンドの真骨頂で、オランダらしいエレガントなメロディに乗せてメロトロンをフィーチャーし、優美に聴かせる。ドラマ性を帯びたメロディの美しさは他のアルバムと共通ししているが、切り立った泣きのシンフォニック性を見せる。ボーナス・トラックとして、74年〜76年のアルバム未収シングル5曲を追加収録。2011年リマスター盤。
ME-1110D EARTH & FIRE / Greatest Hits DVD(PAL) \3000
 ファン必見! 待望のDVDが遂にリリース。スタジオ・ライヴ、ヴィデオ・クリップやTVショウの映像等を集めたもの。70年の1stから、89年の最終作PHOENIX(TON SCHERPENZEELもバッチリ映ってます) の曲まで、彼らが残した全アルバム(9作品)から各2曲ずつぐらいと、ヒット・シングルから、まんべんなく選曲。ワイルドでサイケデリックな映像の初期から、メロトロンをフィーチャーしたシンフォ・プログレへ、そして中期から後期のポップな曲まで。SEASONSを始め、2ndからはSTORM ANDTHUNDER、3rdからはMAYBETOMORROW MAYBE TONIGHT、シングル曲のMEMORIESなど、メロトロンもバッチリフィーチャー。全20曲を収録。ボーナスとしてジャーネイ・カーグマンの04年のインタビューと、SONG OF THE MARCHING CHILDRENの組曲を通して演奏したライヴ(!)と、MAYBE TOMORROW MAYBE TONIGHTのライヴを追加収録。当時のインタビューも少々。蓋を開けて中身を丸見えにして弾くメロトロンの映像も珍しい。大満足! PAL方式。
ME-1376 EDDIE MULDER / Dreamcatcher CD \2700
 FLAMBOROUGH HEADを経て、LEAP DAY、TRIONを掛け持ちするギタリストの2015年ソロ作。そして、これらの3つのバンドから3人のキーボーディストと女性フルート奏者が一人加わっている。もう、このメンバーだけで音が想像出来るが、物悲しいアコギの爪弾きにメロトロンが寄り添い、フルートも語りかける1曲目から感涙。繊細なアルペジオとピアノが織り重なる2曲目、同じくリリカルな3曲目あたりはアンソニー・フィリップスにも通じ、アルバムが進むにつれシンセもファンタジックに導入され、真骨頂の泣きのエレクトリック・ギターがゆったりとフィーチャーされる。インストのアコースティック志向の作品だが、ハケットを思わせる幻想感も漂い、オランダの叙情派の真髄を見せる珠玉の内容となっている。ラスト2曲はLEAP DAYとTRIONの曲の新録ヴァージョン。3面開きデジパック。
ME-1406 EDDIE MULDER / Horizons CD \2500
 FLAMBOROUGH HEADを経て、LEAP DAY、TRIONを掛け持ちするギタリストの2016年ソロ作。バンド・メイトのキーボーディストと女性フルート奏者、加えてヴァイオリニストが参加。ハケットのアコースティック・アルバムを彷彿させるが、TRIONのキーボーディストによる生々しい劇的なメロトロンや、キャメル塾のリリカルなフルート、無駄な音符は弾かないと言い切るエレクトリック・ギターが優美な旋律を紡ぎ始めると、もう、あのFLAMBOROUGH HEADのクラシカルでエレガントなシンフォ・ワールド。そして、TRIONのメロトロン幻想絵巻。本作もまた、オランダの叙情派の真髄を見せる珠玉の内容となっている。5曲のライヴ・ボーナス入り。3面開きデジパック。
ME-1289 EKSEPTION / Ekseption + Ekseption 3 2CD \1980
 オランダ・ユニヴァーサルの2枚セット2012年廉価盤シリーズ。69年の1作目EKSEPTIONと、70年の3作目EKSEPTION3がそれぞれ分かれてプラケースに入り、スリップケースに収納されている。抱き合わせだが両者ともオランダ盤で単独ケース入りは初。後にTRACEを結成するキーボーディストRICK VAN DER LINDENが率いたバンド。パワフルなクラシカル・ロックを聴かせるデビュー作と、後者はダイナミックなオルガン・ソロに加え、オーケストラやブラス・セクションも導入し、ジャージィな展開も見せる。
ME-1399 FLAMBOROUGH HEAD / Bridge To The Promised Land CD \2500
 94年録音、2001年に500枚限定でCD化されたデモ・アルバムが2016年リマスター&新装リリースとなった。デモといっても8トラックで制作された完全な作品で、ヨーロッパや南米のプログレ雑誌から高く評価を受け、当時サンプラーCDにもフィーチャーされたほどの幻のロスト・アルバムだった。全6曲、約40分の内容で、3曲は後のデビュー作と2作目に新録で収録されているが、当然アレンジは違っており、また、残りの3曲は本作でしか聴けない。ふんわりとしたシンセ、キーボードによるフルート系、清涼なアコギ、無駄な音符を弾かない泣きのギターなど作品の完成度は驚くほど高く、オランダ叙情派シンフォの新たな起点がここにあった。押さえるべき1枚。リマスター&3面開きデジパック。
ME-1394 FLAMBOROUGH HEAD / Unspoken Whisper CD \2500
 長らく入手困難だった98年リリースのデビュー・アルバムが2016年新装リリースとなった。今聴いても、曲の出来の良さに驚いてしまう。後にメロトロン・バンド、TRIONを結成するキーボーディストの深遠なストリングスが幽玄さを醸し出す1曲目で早くも圧倒されるが、ピアノと甘美なギターが印象的な3曲目や4曲目も、まったく色褪せることなく感動的だ。ゆったりとした泣きと組み合わさる緩急展開、繰り返されるフレーズから解き放たれた如く歌い上げるソロ、また、キャメルやジェネシスを感じさせながらも中部ヨーロッパの黄昏に染まる曲調など、すでに独自性を持ったシンフォ・ファン必聴作となっている。かなりいい。3面開きデジパック。
ME-1401 FLAMBOROUGH HEAD / Tales Of Imperfection CD \2500
 シンフォ・ファン必聴傑作であり、彼らの代表作とも言える05年リリースの5作目が2016年リマスターにて新装リリース! 女性ヴォーカルをフィーチャーし、キャメルをジェネシスとルネッサンスで色付けしたかのようなサウンドは聴けば聴くほど非常に良く出来ており、ヴォーカル、ギター、キーボード、フルート、リコーダー等それぞれが整理され、これでもかと美旋律で埋め尽くされている。だが、決して密度で圧迫されることもなく、どこか涼しげな佇まいを見せる。エレガント。これが、オランダ流。極上のハートフル・シンフォである。3面開きデジパック。
ME-1315 FLAMBOROUGH HEAD / Lost In Time CD \2500
 キャメルとルネッサンスが合体したなら、そんな夢のようなイメージのシンフォニック・ロックを聴かせる2013年作。アニー・ハスラムを彷彿させる女性ヴォーカルをフィーチャーし、今やオランダを代表するバンド、TRIONでも知られるキーボードディストがメロトロンを含むヴィンテージ感あふれるファンタジックなサウンドで包み込み、新加入のギタリストの甘美な泣き具合も申し分なく、女性ヴォーカリストが一人2役以上の存在感を見せるフルートが瑞々しく美旋律を描く。少々大げさだが、これ以上何を望もうか。聴き惚れているとアルバムはあっと言う間に中盤に差し掛かり、強固な展開へ。プロジェクト的なTRIONに比べ、よりバンドっぽく生き生きしているのがFLAMBOROUGH HEAD。彼らの最高作でもあり、シンフォ・ファン必聴傑作となった。
ME-1031 FOCUS / Moving Waves CD \2200
 72年リリースの2nd。絶妙なアンサンブルと、見事なバンド演奏は早くも頂点に達した。クラシックとジャズを掛け合せたサウンドは、あらためて本作がプログレッシヴロックの傑作だと感じさせられるもの。文句なしの必聴盤。レロレロホヘヘとヨーデル調で知られる超有名曲、悪魔の呪文が入っているのがこれ。リマスター盤。
ME-1032 FOCUS / 3 CD \2200
 オリジナルは2枚組でリリースされた72年の大作。コンセプト物ではないが、FOCUS III、SYLVIA(よく、スポーツ・ニュースなんかで使われている)といった、彼らの名曲中の名曲が収録されている。当時の彼らの収まりきらない才能があふれ出る力作。リマスター盤。
ME-1034 FOCUS / Hamburger Concerto CD \2200
 Live At The Rainbowをはさみ、74年にリリースされた5作目。宮廷音楽調のナンバーや、厳格なハープシコードをメインにフィーチャーする曲など、全体にクラシカルな気品が漂う。ジャージィーな演奏が苦手な人には本作をおすすめ。後半のクラシカルな組曲も聴き物。個人的にもこれが好き。リマスター盤。
ME-1037 GOLDEN EARRING / Moontan CD \2500
 EARTH AND FIREやFOCUS以上に、オランダ国内で成功したロック・グループと言える彼ら。どのアルバムもメロディアスで上質のポップ・ロックとなっているが、特に73年にリリースされた本作以降の何枚かはKAYAKに通じるものがあって、プログレ・ファンも充分に聴けるもの。ただしポップ・ロックですが。ラストはプログレ色あり。デジタル・リマスター盤。
ME-1038 GOLDEN EARRING / Switch CD \2500
 74年リリース作。本作からSUPERSISTERのリーダーでありキーボード奏者のROBERT JAN STIPSが加入。以前からのメロディアスなサウンドに加えてアレンジの厚みが増し、さらに本作ではオーケストラを加えるなど、作品の完成度を高めている。基本的にはポップ・ロックだがKAYAKあたりに通じ、また、各メンバーのテクニックも申し分ない。デジタル・リマスター盤。
ME-1039 GOLDEN EARRING / To The Hilt CD \2500
 SUPERSISTERのキーボード奏者のROBERT JAN STIPSの加入により、そのキーボードを多くフィーチャーし、プログレ的な隠し味が増した名作。もともとテクニックがあり、ポップ・ロック・バンドとしてメロディーには定評がある彼らだけに、R.J.STIPSの加入により、インスト部分や弦アレンジなどがさらに充実。オランダらしい質の高い完成度を見せる。75年作。デジタル・リマスター盤。
ME-1422 INVENTIONS / Meta CD \2800
 SKY ARCHITECTやCHRIS、THE BLACK CODEXでも知られるマルチ・ミュージシャンであり甘い歌声を持つCHRISTIAAN BRUINの新たなプロジェクト2017年作。ネット配信でノルマを設け、彼ならではのリリース方法にて発表されたドリーミィでポップでシンフォなヴォーカル・ナンバーを収録した作品。ファンタジックなスペース感が心地よく、似たリリース方法だったTHE BLACK CODEXのヴォーカル版と言える趣向だ。清らかに澄んだヴォーカルとカラフルにアレンジされたキーボード・オーケストレーション(ゲストでヴァイオリン入り)と軽やかなリズムが彼の作風らしい。3面開き紙ジャケット。
ME-1388 JAN AKKERMAN / Same CD \2500
 フォーカス脱退後の初のソロ・アルバムとなる77年作。当時流行のフュージョン・サウンドを取り入れながらも、甘美なギターをフィーチャーした「ANGEL WATCH」、現代クラシックを取り入れたストリングス・アレンジが印象的な「SKYDANCER」等、フォーカス的なサウンドがあちこちに散りばめられている。トレース&再結成後のフォーカスのドラマーPIERRE VAN DER LINDENが加わった「FLOATIN'」、そして、ラストはアコギで綴る美曲「GATE TO EUROPE」で幕を閉じる。今聴いても色褪せていない流石の完成度。ボーナス・トラック1曲はCD初収録となる「ANGEL WATCH - SINGLE VERSION」を追加。2016年デジタル・リマスター英国盤。
ME-1274 KAYAK / See See The Sun CD \2500
 英国リマスター2012年盤。華麗なオープニング・ナンバーに早くも印象付けられる73年リリースの1st。幻想感に包まれる雄大な4曲目や、哀愁が佇む9曲目でのメロトロンの導入は、あまりにもドラマチック。彼らの優雅でクラシカルなシンフォニック・スタイルは、すでにこのデビュー作で確立されている。美しく磨き上げられたメロディー・ラインと、MAX WERNERの優しい歌声が心に残る。同年の1stシングルからアルバム未収のポップでサイケな展開が目まぐるしい「TRY TO WRITE A BOOK」をボーナス収録。
ME-1275 KAYAK / Same CD \2500
 英国リマスター2012年盤。哀愁を帯びたメロディーが贅沢なほどの印象を受ける74年リリースの2nd。彼らの作品の中で最もプログレッシヴ&シンフォニック・ロックのスタイルを持つ。メロディアスなヴォーカルと、そのヨーロッパ然とした気品あふれるクラシカルなサウンドは最高級のもの。アコーディオンのソロから、メロトロンへテーマが受け継がれるWINTERTIMEはヒットした名曲。75年の英国盤シングルからアルバム未収のカヤック然とした好ナンバーの「WE ARE NOT AMUSED」と「GIVE IT A NAME 」をボーナス収録。
ME-1290 KAYAK / Royal Bed Bouncer CD \2500
 英国リマスター2012年盤。「冒険的な初期のフェイヴァリット・アルバム」とリーダーのTON SCHERPENZEELが話す75年リリースの3rd。幻想的なシンフォニック指向から、よりメロディーの美しさに重点を置き、さらにバンドの演奏力を高めることで、ヨーロッパの叙情とロマンが疾走していくような快感に満ちる。もちろん、しっとりとしたドラマチックなナンバーもフィーチャーし、作品のまとまりという点で抜き出ている。旧A面ラストのスリリングな曲を聴き終えて、B面の痛快なイントロを聴く瞬間の感激は今でも忘れない。
ME-1244 KAYAK / Starlight Dancer CD \1500
 単体では初CD化となる77年作5thの2010年リマスター盤。コンポーズなど重要な位置に居たPIM KOOPMAN脱退後の初のアルバムながら、初期のシンフォニックな音楽性とヨーロッパの気品あふれるポップ感覚が見事に融合。その研ぎ澄まされたサウンドは今聴いても新鮮だ。オーケストラをフィーチャーしたダイナミックなタイトル曲の他、美しく哀愁に染まった、IRENE、MAYといった泣きの名曲を含み、メロトロンやハモンドを用いながら、ポリシンセの華やかさも加わった、この年代らしいサウンドへ変化。RICK VAN DER LINDENがゲスト参加している。
ME-1245 KAYAK / Phantom Of The Night CD \1500
 単体では初CD化となる78年作6thの2010年リマスター盤。MAX WERNERがドラムに専念し、新たにシンガーのEDWARD REEKERSをフィーチャーし制作されたアルバムで、前作をより磨き上げたサウンドを聴かせる。女性コーラスやオーケストラを配したクラシカルでドラマチックなDAPHNEは後の傑作MERLINを予感させる名曲だが、チャート入りしたバラードのRUTHLESS QUEENや、痛快なアップテンポのナンバー、NO MAN'S LANDなど曲がそろっており、円熟とメンバー・チェンジによって得たフレッシュさの均等が美しい心に残る1枚だ。
ME-1306 KAYAK / Eyewitness + Merlin 2CD \2200
 <拍手入りEYEWITNESS初CD化> オランダ・ユニヴァーサルの2枚セット2013年廉価盤シリーズ。81年の8作目MERLINと、当時のラスト・アルバムとなった同年のEYEWITNESSがそれぞれ分かれてプラケースに入り、スリップケースに収納されている。前者はヨーロピアン・ロック史上に残る傑作シンフォ。クラシカルで華麗なキーボードにシンフォニック・オーケストラを加え、エレガントにドラマチックに展開。後者は3曲の新曲と9曲の旧曲をスタジオでオーディエンス無しで生録し、少々のダブ処理を施し、オリジナル・レコードは後でファンが拍手や歓声を加えた擬似ライヴ盤としてリリースされた。この拍手入りヴァージョンは今回が初CD化。今までの国内外のCDは拍手無しで、何か冷めた印象だった。
ME-1350 KAYAK / Cleopatra - The Crown Of Isis 2CD \3500
 2014年新作は2枚組のドラマチック・シンフォニック・ロック超大作。2012年にアルバムに先駆けてプレビューのシングルがリリースされ、発売が待たれていた作品。2年の歳月を掛けて、名作「マーリン」、05年の「ノストラダムス」に続く、壮大なコンセプト・アルバム「クレオパトラ」が堂々の誕生! 「RISE」と「FALL」の2つのテーマで括り、その栄華と衰退を見事に表現した力作。オーケストレーションに生のストリングスも交えたクラシカルなコード進行、よく泣く優美なギター、そして、TON SCHERPENZELLの紡ぎ出すメロディ・ラインのエレガントな美しさは、やはり他に類を見ないもの。また、ヴォーカル・パートには、EDWARD REEKERSと、女性ヴォーカリストCINDY OUDSHROORNに加え、5人の男女ヴォーカリストらが参加。3面開き綴じ込みブックレット付きデジパック仕様。自主盤。
ME-1423 KAYAK / Journey Through Time - Complete Studio Albums 1973-2016 +2 BONUS CD BOX \9800
 <21枚組・限定ボックス> シンフォ・ファン必携! 遂にスタジオ・アルバム完全収録ボックスがリリース! 73年のデビュー・アルバム「SEE SEE THE SUN」から、すでに廃盤で入手困難だった再結成後の2000年代の作品、そして、2014年の最新作「CLEOPATRA」までのスタジオ・アルバムに、本ボックスでしか入手できないボーナスCD2枚が付いた21枚組。ボーナスCDで特に注目したいのは、初出となるカヤックの前身バンド「TEN RIDE TICKET」名義(TON、PIM、JOHAN SLAGER、CARWIN GIJSING)でのアルバム・リリース以前の未発表ホームレコーディング・デモ貴重音源8曲と、「HIGH TIDE FORMATION」(TON、PIM、CAVEL VAN PRAAG、RON V.D. WERFF)として70年にシングル・リリースされた2曲(FLUFFY / WHITE WALLS)、「THE PLAN」(TON & THE KAYETTES)として82年にシングル・リリースされた2曲(IF THIS AIN'T LOVE / HIT BOTTOM)といったレア関連作品も多く含み、未発表曲デモの「HAPPY NEW YEAR」を筆頭に、シングル曲や、リミックス、ヴァージョン違いなど、ファン垂涎の曲が並ぶ。ボーナスだけでも何と全41曲を収録。2017年最新リマスター音源、各紙ジャケット収納、そして、今年10月に発売になる新作「SEVENTEEN」の紙ジャケットのみ(CDディスク無し)が入っており、10月にボックスが本当に完成するというこだわりよう。24ページ・ブックレット付き。ナンバーリング入り。オランダ・ユニヴァーサルからの限定リリース。

CD1:SEE SEE THE SUN (1973)
CD2:KAYAK II (1974)
CD3:ROYAL BED BOUNCER (1975)
CD4:THE LAST ENCORE (1976)
CD5:STARLIGHT DANCER (1977)
CD6:PHANTOM OF THE NIGHT (1979)
CD7:PERISCOPE LIFE (1980)
CD8:MERLIN (1981)
CD9:CLOSE TO THE FIRE (2000)
CD10:NIGHT VISION (2001)
CD11:MERLIN- BARD OF THE UNSEEN (2003)
CD12&13:NOSTRADAMUS - THE FATE OF MAN - 2CD (2005)
CD14:COMING UP FOR AIR (2008)
CD15&16:LETTERS FROM UTOPIA - 2CD (2009)
CD17:ANYWHERE BUT HERE (2011)
CD18&19:CLEOPATRA - THE CROWN OF ISIS - 2CD (2014)
CD20&21:MORE KAYAK (BONUS 2CD)

ME-1413 KNIGHT AREA / Heaven And Beyond CD \2700
 レーベルを本国のオランダへ移しリリースされた2017年作。ドラマチックでかつキャッチーな文句なしの出来で、ギターはエモーショナルに歌いまくり、キーボードはスリリングスなシンセを弾き倒し曲によってはオーケストラと化す。強固なアレンジで超一級の音圧を誇り、かつスィートなコーラスも交え、また4曲目のような典型的なダッチ風や儚い6曲目などシンフォ・ファンのど真ん中を直球で攻めてくる。9曲目からのラスト3曲にはカヤックの幻影が。モダンながらも歌メロにリスペクト感があふれている。本作、オランダで大ヒットするのではと本気で思ってしまう。代表作となった。
ME-1325 LEAP DAY / From The Days Of Deucalion - Chapter 1 CD \2500
 ジェネシスやマリリオンに接近したシンフォニック・ロックを聴かせる2013年作。元フランボロー・ヘッド、現トリオンのギタリスト、キャメル愛好の良作を05年にリリースしたキング・アイダーのキーボーディスト、さらに同じくキャメル愛好バンドでメロディアスな作品を残したナイス・ビーヴァーのベーシストら6人によるスピンオフ・スーパー・バンドだ。発起人は本作にも参加しているフランボロー・ヘッドのドラマー。似た境遇のトリオン同様に音楽性は叙情を軸に確立されているが、こちらはガブリエル調のヴォーカルが特徴で、甘美で繊細なギター、ファンタジックなツイン・キーボードをフィーチャーし、イマヌエル・ヴェリコフスキーの天体奇説著書をテーマに、壮大な幻想性を交え、クラシカルなオーケストレーションも堂々と配し見事なスケールで展開していく。3面開きデジパック。
ME-1383 LEAP DAY / From The Days Of Deucalion - Chapter 2 CD \2700
 傑作を予感させるオープニングで壮大に幕を開けるオランダきってのスーパー・グループの2015年作。続く2曲目は甘美に泣く、という手本中の手本。フランボロー・ヘッド、トリオン、キング・アイダー、ナイス・ビーヴァーらのメンバーが集結したバンドで、キャメル、ジェネシス、マリリオン愛にカヤックのエレガントなクラシカルさまで混ざった期待通りの作品だ。曲想が豊かになり、アレンジの幅も広がり、かつファンタジックな統一性を欠かさないというシンフォニック・ロック・アドヴェンチャーが展開される。終盤8曲目からラスト9曲目はキャメル・ファン悶絶! 叙情の嵐。3面開きデジパック。
ME-1409 LEAP DAY / Live At The Northern Prog Festival CD \2500
 フランボロー・ヘッド、トリオン、キング・アイダー、ナイス・ビーヴァーらのメンバーが集結したバンドの初となるライヴ盤。2015年のプログフェスでの録音で、4枚のスタジオ作からバランス良く収録されており、バンド入門としても最適。2ndや3rdの軽快なナンバーを経て、3曲目は4thの2曲目に収録されていた甘美なギター泣きの名曲。キャメル、ジェネシス、マリリオンをリスペクトしているのにカヤックを思わせるエレガントなクラシカルさが映る。1stから選曲された5曲目、6曲目もメロディの繊細さが際立ち、ツイン・キーボードなのに、すべてギターが持っていってしまう。叙情派の鏡。3面開きデジパック。
ME-1398 LETHE / Same CD \2600
 傑作必聴シンフォが奇跡の初CD化。珠玉の叙情と繊細な構築美がミックスされた驚きの81年作。オーボエ、フルート、ピアノ、アコギらによる室内楽で幕を開けるも、2曲目の途中でジャージィなドラムスと共に一変。ガラス細工の如くアンサンブルが紡ぎ出され、哀愁に染まった高揚感でテクニカルに畳み掛けられていく。後半も軽めの導入部から目眩く胸を打つ美メロが織り成し感動のため息。キャメルやフィンチの例に並べて、ぜひFLAIRCKを加えたい。ずばり、国内盤紙ジャケ・クラス。あのMIRRORのメンバーが結成したバンドだ。リマスター。
ME-1407 MARAKESH / Same CD \2600
 初CD化。<幻の名盤叢書 プログレッシヴ・ロック本掲載> 76年にマイナー・レーベルからリリースされたシンフォニック・ジャズ・ロックで彼らの唯一の作品。キャメル・タイプかと思わせるイントロに期待が高まり、ヴォーカルやコーラスなど正にオランダならでは哀愁で迫ってくるが、主体はインスト・パートで、メロディアスなオルガンやソリーナ系にギターがフレーズを織り込み、SUPERSISTERにも一時在籍した管楽器奏者によるソプラノ・サックスがヨーロッパの郷愁を紡ぐ。テクニックで押すタイプではないがメロディ重視に好感。リマスター。
ME-1417 MAYRA ORCHESTRA / Oracle CD \2800
 オランダから注目の女性ヴォーカル・バンドが登場! 2017年新作は、人気のTHE BLACK CODEXのCHRISがドラムス、アコギ、アレンジ、ミックス、マスターリングを手掛けたシンフォニック・ロック作品となっている。ピアノ&ヴォーカルのMAARTJE DEKKERが率いる、ヴァイオリン、チェロ、ハープ、ホルン、トランペットなどによる管弦楽をフィーチャーし、エレクトリック・ギター、ベースら総勢14人によるグループ。ケルトでは無いが、IONAを思い出させる場面もあり美しいメロディで聴かせる。また、THE BLACK CODEXから切り出したような壮大なオーケストレーションもドラマチック。3面開きデジパック仕様。
ME-1344 MINOR GIANT / On The Road CD \2500
 オランダからまたまた叙情派シンフォ・バンドがデビュー! 若きキーボーディストが率いる5人編成のバンドで、エレガントなピアノやシンセ、ハモンド、メロトロンも導入し、泣きを含んだ優美なメロディーと、歌心のあるハートフルなヴォーカルで綴る、ロマンが香る美しいコンセプト・アルバム。キャメルやジェネシスを思わせながらも、スタイルに捕らわれない、例えば、ジャズ・ロックや21世紀型アレンジなど、フレッシュに展開していくファンタジックさが最大の魅力だ。締め括りにふさわしいラストなど少しカヤックも思わせるも、最近の同国のバンドではSILHOUETTEあたりに近いのでは。PBIIのベーシストがメンバーとして加わり、KNIGHT AREAのキーボーディストがプロデュースした力作。2014年作。
ME-1384 MIRROR / Daybreak CD \2600
 初CD化。コレクターの間では激レアで有名な正統派シンフォの76年唯一作。女性キーボーディストを含む5人編成で、サックスやフルートもフィーチャーし繰り広げられるサウンドは自主制作然としながらもドラムスなど締りがあり、緩急を付けた展開やメロディアスさなど、愛聴に値する。時にフォーカスを思わせる甘美な泣きは正にオランダだ。インスト中心だが女性キーボーディストが少し歌っており可憐な華を添えている。メンバーの内数人は後にLETHEを結成し、81年にこちらも激レアなシンフォ作をリリースしている。リマスター。
ME-1368 NICE BEAVER / The Time It Takes CD \2700
 オランダのキャメル塾バンドの11年振りとなる2015年作3rd。LEAP DAYのベーシストとKING EIDERのギタリストが在籍し、朗々としたヴォーカルと泣きが効いたギターで、じっくりと聴かせる叙情派だ。ダビングを控えめにしたクリアーなサウンドに映える美しいキーボードや歌メロより歌ってしまうギターなど正にオランダのシンフォニック・ロック・シーンを象徴するもので、まるでアンディ・ラティマーが作曲したかのような3曲目や、インスト・パートが煌く7曲目、砂漠に駱駝の幻影を見るラストの8曲目など聴き入ってしまう。3面開きデジパック。
ME-1293 ODYSSICE / Impression - Remastered & Expanded 2CD \3200
 ボーナス・ディスクを加えた2012年リマスター2枚組新装版。キャメルが映るオランダの叙情派シンフォ。EPを経て2000年にリリースされたデビュー・アルバム。ラティマーをリスペクトしているギタリストが結成したバンドで、FLAMBOROUGH HEADのメンバーと共にTRIONに参加しているドラマーが在籍している4人組。まるでラティマーが降臨したかのような、歌詞があるかのように歌う泣きのギターをフィーチャーした全編インストで構成され、哀愁を帯びたユーロ幻想に包んでいく。また、ペンドラゴンを思わせるメロディックなノリもあり、70年代から現在へ掛かる橋を垣間見せるようなサウンド。ボーナス・ディスクは、スタジオよりも熱のこもった名演を見せる名曲3曲目のライヴ・ヴァージョンを始め、未発ヴァージョン、セッション、デモ、ライヴ、99年のスタジオ・デモ&リハーサル等、全8曲を収録。3面開きデジパック仕様。自主盤。
ME-1421 PBII / Rocket - The Dreams Of Wubbo Ockels CD \2800
 ストリングス・クァルテットを迎え全編にスリリングかつ華やかにフィーチャーした2017年新作3rd。ジョン・アンダーソンを意識したようなヴォーカル、コーラスワーク、構築的なサウンドで聴かせ、イエスやジェネシス、スティーヴ・ハケットの影響を感じさせる、スケール感のあるダイナミックなシンフォニック・ロック作となっている。7曲目のみゲストでNAD SYLVANがヴォーカルで参加しており、叙情的なメロディに乗せて哀愁を帯びたヴォーカルを聴かせ存在感を示している。オランダの宇宙飛行士で物理学者のウッボ・オッケルスに賛同し(クリーン・エネルギー)に基づいたコンセプト・アルバム。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。
ME-1193 PYTHAGORAS / After The Silence CD \2600
 初CD化。81年リリース。メロトロン・アイテムとしてコレクターに知られてきた叙情派シンフォ。デュオによる作品だがドラマーがおり、また、ゲストでフルートやヴァイオリンが入るのでバンドの質感を持って聴かせる。1曲ながら若き日のARJEN LUCASSENもギターで参加しており、その頃からプログレ好きだったのかと、興味深い。ストリングス系のキーボードが重ねられた、まさにサブタイトルにある「シンフォニック・ポエム」という言葉がぴったりのサウンドが、リリカルに時にクラシカルに流れていく。特に、後半がいい。リマスター&見開き紙ジャケット。
ME-1180D RICK VAN DER LINDEN / An Ekseptional Trace DVD(NTSC) \3200
 ユーロ・プログレ・ファン必見! TRACEの77年のお宝ライヴ映像と、03年のEKSEPTIONのライヴを収録したDVD。どちらも未発ライヴで、TRACEは、メロトロン、ハモンド、山のように積まれたシンセ群に取り囲まれたRICK VANDER LINDENと、HANS JACOBSEのなんとツイン・キーボード! ギター&ベースはJAAP VAN EIK、そしてドラムスはIAN MOSLEYという4人での好演。TRACEの演奏曲は、KING'S BIRD、SCULPTURE BIRD、PATHETIQUE、SURRENDER、メドレー(CONFRONTATION〜PREACHER BIRD〜A MEMORY)。EKSEPTIONでは、RICK VAN DER LINDENの弾くパイプ・オルガン、ピアノ、ハモンドを中心に、女性ソプラノ・ヴォーカルも加えた、クラシックをモチーフにしたロック・アレンジをテクニカルに聴かせる。ボーナスとして73年のTOCCATA等も追加収録。全約60分。
ME-1408 SAGA / To Whom It Concerns CD \2600
 遂に初CD化! メロトロンをフィーチャーし、ジェネシスの影響も感じさせる叙情派シンフォを聴かせる79年作。十分にメジャー・クラスの出来だが、リリースが超ローカルだった為、このSAGA名義の唯一の作品はレアとなり埋もれてしまった。だが、02年に我が国にも多くのファンを持つシンフォ・バンドのUSとして復活。アコギの繊細さやヴォーカルのメロディアスさは確実にUSに引き継がれているが、本作ではUSに見られるポンプ色は無く、70年代のピュアなシンフォニック・ロックを水彩画のように描き出している。キャメル風味も。リマスター。
ME-1304 SILHOUETTE / Moods CD \2500
 ジェネシス、キャメルの路線を伝承する彼らの09年リリースの2nd。磨きのかかったシンフォを完成させており、ソロはもちろん、バッキングであろうと赤裸々に泣くギターや、ありったけの想いを歌うヴォーカル、往年のファンも必ず満足させるキーボードなど、これだけプログレの純情でまとまったバンドはそうは居ない。さらにノリの良い7曲目、8曲目、9曲目あたりはメロトロン系も交えオランダ然とした胸キュンがあり、マニアックさと翳りというか哀愁が後半へ一気に流れ込む。タイトル曲ではそれらをすべて受け入れたかのような強いせめぎ合いがあり、大泣きのラストを待たずとしても感激してしまう。堂々の力作! デジパック。
ME-1387 SILHOUETTE / Across The Rubicon CD \2500
 これでもかとドラマチック、これでもかと泣きが繰り広げられる2012年3rd。まるでバークレイかと思う歌心が広がるオープニング。これから繰り広げられるドラマの素晴らしさを予感させるには十分だ。ジェネシス、キャメルをベースに中部ヨーロッパのロマンで描くシンフォニック・ロックの、最も優雅で良質なサウンドに仕上がっている。本作では特にシンセのメロディックさとぶ厚さが光っており、曲によってはチルドレン・コーラスや、念願(?)のフルートを加えるなど、叙情もさらにスケールアップ。気合を入れて聴き込める正統派! 2曲ボーナス入り3面開き紙ジャケット2015年盤。
ME-1358 SILHOUETTE / Beyond The Seventh Wave CD \2700
 KAYAKのTON SCHERPENZEELをゲストに迎え制作された4作目となる2014年作。意識してなのか、結果、12弦などジェネシス色を残しつつもKAYAKを思わせるエレガントな雰囲気を持つ作風に変った。特にヴォーカルやピアノ、女性コーラスなどKAYAK調だ。新たにギタリストも入っており、サウンド面でも充実さを増し、またTHE BLACK CODEX、CHRISTIAAN BRUINの作品にも参加しているヴァイオリニストやチェリスト、フルートやクラリネットなど管楽器奏者も加わっており、本格的なクラシック・アンサンブルも導入。前作でそれまでの路線を極めた感のある彼らだが、新たな地平へ旅立った重要作となった。3面開き紙ジャケット。
ME-1414D SILHOUETTE / Staging The Seventh Wave CD+DVD(PAL) \2700
 2016年オランダでのライヴ。ジェネシス色を残しつつカヤックを思わせるエレガントな雰囲気を持つ14年作のBEYOND THE SEVENTH WAVEを曲順通りまるごと演奏しており、フランボロー一派と並ぶ叙情に満ちたサウンドを繰り広げている。ギターが編み出すハート切ないリリカルさや、甘く繊細な歌声の専任ヴォーカリストに加えて、キャメルでのリチャード・シンクレア風のヴォーカルも数曲で聴かせるキーボーディストが巧みに使い分けるオルガン、ムーグ、ピアノ、ストリングス、メロトロン系、さらに重厚なドラマチックさを呼ぶペダルベースなど非常にバランスがいい。そして心がこもったステージだ。終盤では2ndから1曲、3rdから2曲を披露。ボーナスとして2015年のライヴ3曲収録。こちらではヴァイオリンとクラリネットをフィーチャーしている。3面開きデジパック。
ME-1424 SKY ARCHITECT / Nomad CD \2500
 ジェントル・ジャイアントが甦ったようなサウンドをハイブリッド感覚で聴かせる2017年作。CHRISやTHE BLACK CODEX、そして、新たなプロジェクト、INVENTIONSで作品METAをリリースしたばかりのCHRISTIAAN BRUINが在籍している21世紀プログレ・バンドだ。すでに4作目で5人のメンバーは不変。ミックスも含めてソリッドさを押さえつつテクニカルさは残し、少し肉付けを増やしたようなふくよかな質感になり、技巧的にはめ込まれるギターやシンセに加え、キーボーディストによるトランペットやフルューゲルホルンが黄昏たアクセントとなっている。3面開き紙ジャケット。
ME-1298 SOLUTION / Mythology 3CD \3200
 オランダを代表するバンドのひとつながらも、長らく入手困難だった2作も含めた、全リマスター音源による3枚組2012年盤。名作が並ぶ初期4作、SOLUTION(71年1st)、DIVERGENCE(72年2nd)、CORDON BLEU(75年3rd)、FULLY INTERLOCKING(77年4th)のアルバムすべてに、71年の未発表ライヴ音源6曲とシングル・ヴァージョン5曲を網羅。アルバム未収録曲で10分を越えるライヴ音源の「JAM」では、まるでキャラヴァンの如くオルガンがギター・サウンドを醸し出し、フルートもフィーチャーした、カンタベリーテイストのあるジャズ・ロックを情熱的に聴かせ、全て音質も良く、ポテンシャルの高い演奏となっている。また、当時シングル用に新たに録音し直した「DIVERGENCE」では、アルバム・ヴァージョンとは違うスタイルを見せ、メロトロンも響き、よりシンフォニックで味わい深い仕上がりとなっている。ハートフルな歌心と叙情的なメロディアスさも持ち合わせ、管楽器奏者とキーボーディストが中心となり結成したバンドらしい、ギターを使わないエモーショナルなサウンドが心地よい。4面開きデジパック。
ME-1189 SUPERSISTER / Present From Nancy CD \2500
 08年リマスター盤。70年リリースの1st。カンタベリーから触発された同世代のバンドで、マシーンのような変拍子のテクニカルなリズム・セクションに、フルート、エフェクティヴなオルガンをフィーチャーし、叙情性と攻撃的な曲調を交えプログレッシヴに展開。構築性が貫かれるも、サイケ色とハードなとんがりがあり、若さで突破してしまうエネルギーが火花を散らす。クラシカルというより、今聴くとポップに感じるコード進行やヴォーカルはオランダならでは。アルバム未収シングル4曲ボーナス入り。
ME-1190 SUPERSISTER / To The Highest Bidder CD \2500
 08年リマスター盤。小曲で構成されていたデビュー作から、全4曲と長尺な作曲を見せた71年リリースの2nd。10分超えの1曲目からそのレベルアップは明らかで、鮮やかなパート分けやコンテンポラリーなクラシカルさが見事。一転、甘くメロウに歌われる2曲目、ストイックさとサイケデリックさがテクニカルに同居し、さわやかでかつ翳りのある独特のカラーリングの3曲目など、バンドのスキルとポテンシャルは今も光る。本作収録曲のシングル・ヴァージョン2曲とアルバム未収シングル2曲のボーナス入り。
ME-1294 SUPERSISTER / To The Highest Bidder + Iskander 2CD \1980
 オランダ・ユニヴァーサルの2枚セット2012年廉価盤シリーズ。71年の2作目TO THE HIGHEST BIDDERと、73年の4作目ISKANDERがそれぞれ分かれてプラケースに入り、スリップケースに収納されている。抱き合わせだが両者ともオランダ盤で単独ケース入りは初。前者はコンテンポラリーなクラシカルさやツウなテクニカルさなど、独特のカラーリングとポテンシャルが今も光る。後者はアレクサンダー大王をコンセプトにし、ハモンドやサックスなどハードな質感を加えた作品。カンタベリー系ジャズ・ロック・ファンへ強くアピール。
ME-1191 SUPERSISTER / Pudding En Gisteren CD \2500
 08年リマスター盤。さらに曲作りが飛躍した72年リリースの3rd。20分超えのタイトル曲が素晴らしく、緻密なスコアにストイックに臨むテクニカルなキーボードと、柔らかなフルートの組み合わせがバンドの個性となり、非常に聴き応えのある演奏とシンフォニックに映るユートピアを展開。全体にイメージがシャープながらも、キャラヴァン風のハートフルなヴォーカル・ナンバーがあったり、アフター・クライングが持って行った4曲目のコンテンポラリーさなど、孤高の音楽性を再確認したい。アルバム未収シングル1曲と72年のライヴ1曲のボーナス入り。
ME-1328 TON SCHERPENZEEL / The Lion's Dream CD \2500
 シンフォ・ファン必聴の傑作! カヤックのキーボーディストであり中心人物であるトン・スケルペンツェルの、22年振りとなる2013年ソロ新作。カヤックを彷彿させる美しいシンセと、エニド張りの壮大なオーケストレーションも取り入れ、マルチ・プレイヤーによる、フィドル、ヴィオラ、ギター、そして、フレアークのANNET VISSERのフルート等の、アコースティック・アンサンブルも大幅に導入。また、オランダ・シンフォ・バンドSILHOUETTEのヴォーカリストをリード・ヴォーカルに起用し、かつてカヤックにもゲスト参加した美声女性ヴォーカリストも参加。カヤックの旧曲3曲(4,7,10)も新録し、アルバムに織り込んでいる。名盤「マーリン」でも多用された中世音楽色を打ち出した美しいメロディが香り立つ。自身のルーツを感じさせる意欲作。デジパック仕様。自主盤。
ME-1363 TRACE / Same 2CD \3500
 オランダ盤では初CD化。未発表&アルバム未収録曲を17曲ボーナス・トラックとして加えた2枚組。オランダ・シンフォの代表格といえるキーボード・トリオの、74年にリリースされた1stアルバム。バロックの名曲をベースにした純なクラシカル・ロックで、本作の良さは、メロトロンやシンセが、中部ヨーロッパならではのシンフォニックなロマンティシズムを醸し出す点にもある。ボーナスは、デモや、シングル・ヴァージョン、エクステンデッド・ヴァージョン等。2014年リマスター盤。4面開きデジパック仕様。
ME-1364 TRACE / Birds 2CD \3500
 オランダ盤では初CD化。9曲のライヴ音源&1曲のシングル・ヴァージョンをボーナス・トラックとして加えた2枚組。オランダ・シンフォの代表格といえるバンドの、75年にリリースされた2ndアルバム。ダリル・ウェイと、イアン・モズレーを迎え、スリリングなクラシカル・ロックを聴かせる名盤。1曲目のインパクトは何よりも大。また、アルバム後半(レコードB面全て)はオリジナルの組曲をクラシカルに展開。ディスク2に、75年のスウェーデンのラジオ・ライヴ音源と、ドイツのライヴ音源を9曲収録。2014年リマスター盤。4面開きデジパック仕様。
ME-1365 TRACE / The White Ladies CD \2800
 オランダ盤では初CD化。13曲の未発表曲(デモ)をボーナス・トラックとして追加収録。伝説にまつわるコンセプト・アルバムの大作となった、76年リリースの3rdアルバムにしてラスト作品。生のストリングス等を加え、より壮大でドラマチックな仕上がりとなっている。各曲のパートのテーマ・メロディーや、曲調変化がはっきりとしていて、物語りの流れと場面が目に浮かんでくるようだ。2014年リマスター盤。3面開きデジパック仕様。
ME-1311 TRION / Tortoise CD \2500
 名盤にもかかわらず、長らく廃盤で入手困難だった03年デビュー作が、デジパック&2曲ボーナス入りで待望の再リリースとなった。メロトロンにトリオをかけてバンド名とし、キャメル愛を詰め込み、フランボロー・ヘッドのキーボーディストとギタリストにオディッシスのドラマーが加わり結成。04年に発刊されたユーロ・プログレッシヴ・ロックで満点近くを獲得し、21世紀のプログレッシヴ・ロック100本でも大枠掲載されるなど、ライター陣からの評判も高い。ストリングス、フルート、コーラスはもちろん、オーボエ、オルガン、チェロ、ヴィブラフォンなど多彩なメロトロン・サウンドが全体を彩り、ジェネシス的でもありながら、スノー・グースを思わせる曲もあり、キャメル・ファンを泣かせる必聴作。COLOSSUS企画盤から2曲ボーナス入り。
ME-1312 TRION / Funfair Fantasy CD \2500
 これはもうシンフォニック・ロック・パラダイスと言える、メロトロン&キャメル・ファン待望の6年振りとなる2013年作3rd。最初はシンプルに感じるも、次から次へと甘美なメロディが綴られ、しかも、ストリングスやフルートなどメロトロンの最も美味しい音域やフレーズを知り尽くした手法で奏でられ、12弦で一息かと思えば、なつかしいコードでギターがロマンチックに泣き上げる。さらに、アルバムが進むにつれ桃源郷となり、ハモンド、ムーグ、チャーチ・オルガンも投入され、リッチな風格も見せる。アナログ・シンフォニックの極地、ファンタジー・ロックの鏡、3曲目を聴けば、誰しもそう思うはず。キャメル・ファン必聴!
ME-1386 WAVE / Same CD \2600
 初CD化。72年にフィリップスからリリースされた激レア作。ハモンド、ピアノ、メロトロン、アープ、ギター、ヴォーカルを担当するマルチ・ミュージシャンとドラマーの2人にサックス等のサポート・メンバーを加えた編成で録音。アコギも繊細にフィーチャーされ、キャラヴァンあたりの影響も感じさせる英国プログレ直系のメロディアスなサウンドだ。DAWNレーベルに多く見られたフォークとプログレを合体させたスタイルに、中部ヨーロッパの叙情が香る。メンバーは他にもオランダのバンドを渡り歩いている実力派。リマスター。

〓[BELGIUM]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-2076 ABRAXIS / Same CD \2600
 初CD化。COSのキーボーディストとベーシストと管楽器奏者、そしてWATERLOOとESPERANTOを経たドラマーらが結成したカンタベリー系ジャズ・ロック・バンドの77年唯一作。華麗なフルートに加え、ピアノを核としシンセも織り交ぜたキーボード、さらに、フィル・ミラーを思わせるギターを絡めながら、GILGAMESHにも通じる軽やかながらも密度が高い演奏を繰り広げている。たしかに、澄んだ美しい透明感はCOSに通じ、パートによってはピアノとフルートのみで聴かせてしまう。ラストはクラシカルなアンサンブルも見せる。リマスター。
ME-2011 COS / Postaeolian Train Robbery CD \2500
 74年リリースの1st。日本へ紹介当時、ベルギーのMAGMAなどともと言われた。女性ヴォーカルを配したチェンバー&ジャズ・ロック個性派サウンド。そのサウンドはテクニカルで力強く、アカデミックな気品も漂う。以後、VIVA BOMA、BABELと、傑作群をリリース。
ME-2012 COS / Viva Boma CD \2500
 知性派ジャズ・ロック・バンド76年リリース作2nd。前作に比べて、COSならではのオリジナリティーが感じられる傑作。PASCALE SONの美声ヴォーカルを前面にフィーチャーし、まるでスキャットのようなスタイルで、カンタベリー・タッチのクールなジャズ・ロック・サウンドの間をひらひらと自由に舞う。ボーナス・トラックとして、当時の未発表曲 (2曲)、デモ・ヴァージョン (1曲)、ヴォーカル・インプロヴィゼーション (1曲) の4曲を追加収録。
ME-2057 COS / Babel CD \2500
 78年にリリースされた3rdアルバムが待望の海外初CD化! MAGMA、ZAO等のフレンチ・ジャズ・ロック・シーンから影響を受けたベルギーの知性派バンド。音の合間を縫うように軽やかに歌う女性ヴォーカリストPASCALE SONのキュートな美声ヴォーカルをフィーチャーし、カンタベリー・タッチのポップでファンキーなジャズ・ロックを聴かせる。ZAOのカーンや、後にAKSAK MABOULを結成するMARC HOLLANDER (オルガン、サックス)らがゲスト参加し、それぞれの個性を持ち込んでいる。日本盤と同じ7曲のボーナス(ライヴ)を追加収録。09年リマスター&フランス盤。
ME-2071 COS / Swiss Chalet CD \2500
 初CD化。MAGMA、ZAO等のフレンチ・ジャズ・ロック・シーンから影響を受けたベルギーの知性派バンドが、名盤「BABEL」の翌年79年にリリースした4thアルバム。本作は、リーダーの奇才DANIEL SCHELLによって書かれた小説を基に、緻密な台本を用い制作されたコンセプト・アルバムで、彼による最初のロック・オペラ作品となった重要作。アフリカ音楽からの影響を加え、他のアルバムとは異なった趣を持ち、ポップ、レゲエ、ポストパンク、ニューウェイヴも混在したカラフルな印象。また、女性ヴォーカリストPASCALE SONもぶっ飛んだ存在感を示している。ボーナスとして、ライヴ音源3曲を追加収録。
ME-2085 FISH ON FRIDAY / Quiet Life CD \2500
 叙情的で美しいサウンドを聴かせる今やベルギーを代表するバンドとなった彼らの2017年作。本作ではジェネシスの影響も感じさせながら中部ヨーロッパならではのファンタジーを宿し、優雅でメロディアスな曲想を全編で満たす充実作となっている。甘美で繊細なギター、職人的に織り込まれるキーボード、スタイリッシュなヴォーカル&コーラスをフィーチャーらが時に女性ヴォーカルやフルートも交え溶け合う様は荘厳な夢すら浮かぶ。MUTE GODSやハケット・バンドで知られるNICK BEGGS(B)がメンバーとして加わり、ゲストでJOHN MITCHELL(G)や、彼らがリスペクトするALAN PARSONSが遂に1曲参加。参加曲ではプロデュース&エンジニアリングも手掛けている。3面開きデジパック。
ME-2001 ISOPODA / Acrostichon CD \2500
 明らかにYES影響下の曲構成とアレンジで聴かせる叙情派シンフォ。78年リリースの1st。この年代にリリースされた叙情派シンフォの中ではかなり良質な作品であり、LP廃盤時代から人気のあった1枚。哀愁を帯びたフルートも好ポイント。ボーナス1曲入り。こちらは、76年録音でコンピ・アルバムに収録されていた彼らの初レコーディングのもの。
ME-2072 ISOPODA / Taking Root CD \2500
 長らく廃盤で入手困難だった81年リリースの2ndが再プレス! 現在ベーシストは息子らと共に6人編成のバンド、FOSSIL EVOLUTIONを結成。2014年にデビュー作「WORLD IN MOTION」をリリースし、ヨーロピアン・シンフォ・ファンに好評を得ている。さて本作。イエスの影響が窺える構築的なサウンドと中盤などキャメル的な叙情も交えた作風で、押さえの効いたギターにハモンドやシンセがシンフォニックに絡む、70年代の質感を色濃く残したものだ。ボーナスで1stとの間にリリースされたシングルから両面2曲が収録されており、特にA面のナンバーはアルバム曲に負けないメロディアスな佳曲。
ME-2062 LAURELIE / Same CD \2500
 初CD化。70年にマイナー・レーベルからリリースされたレア・プログレッシヴ・ロック・アルバムで、フルートやアコギをリリカルに織り込んだメロディアスなサウンドが特徴。ギターのハード味や凝ったテクニカルな曲調など、この年代にしては感覚優先のアートロックから抜け出ており、ストリングス・オケの導入やクラシカルなハモンドなどクレシダやジャクソン・ハイツにも近く、かなり付き合える内容だ。旧B面は組曲になっており、コーラスやチェレスタなど細やかな仕掛けを伴って最後まで飽きさせない。リマスター。
ME-2081J MACHIAVEL / Same CD \1400
 「マキャヴェル / マキャヴェル」 <SHM-CD 国内盤WEA廉価版シリーズ> かつて国内盤LPも出ていた76年リリースの1st。全体にマイナーでバラード調のナンバーが多く、美しいピアノ、泣きのギター、哀愁のストリングス・シンセ、濁ったトーンを用いるムーグ等に縁取られたアンサンブルはフランスのバンドにも通じ、クラシカルなフレーズへの展開など、絵に描いたようなユーロピアン・シンフォニック・ロックである。水の中から聴こえているような、暗い神秘的な質感が特徴だ。独特の叙情を生んでいる。解説付き。限定盤。国内盤
ME-2082J MACHIAVEL / Jester CD \1400
 「マキャヴェル / ジェスター」 <SHM-CD 国内盤WEA廉価版シリーズ> この名作にして、意外にも初の国内盤となる77年リリースの2nd。日本人が聴いて分かりやすく、ヨーロッパのクラシカルな哀愁を強く感じるバンドのひとつだ。そういった意味ではフランスのタイ・フォンとも似ている。ハードロックがベースにあるものの、ムーグ、ソリーナ、ピアノ、メロトロンなどキーボードが終始ミスティックに使われ、ミドルテンポの多い本作はどこか女性的な魅力を持つ。シンフォニックさで取るなら次作よりこちら。解説付き。限定盤。国内盤
ME-2083J MACHIAVEL / Mechanical Moonbeams CD \1400
 「マキャヴェル / メカニカル・ムーンビームス」 <SHM-CD 国内盤WEA廉価版シリーズ> 初国内盤となる78年リリースの3rd。彼らの代表作であり必聴作である。メロディを磨き、リズムを鍛え、シンフォニック・ロックの叙情性とパワフルでキャッチーなノリを合体させ、メロトロンを含む多彩なキーボード、重要なパートを占める巧みなギター、メロディアスなヴォーカル、畳み掛けるリズム、暮れなずむヨーロッパが目に浮かぶ哀愁感などなど、どれを取っても文句なし。メロトロンでのリフという荒業も痛快。解説付き。限定盤。国内盤
ME-2080 WOMEGA / A Quick Step CD \2600
 初CD化。ドラマチックにメロトロンも導入し、中部ヨーロッパらしいメロディアスでハイブリッドなプログレッシヴ・ロックを聴かせる75年作。彼らの唯一のアルバムだ。フルートを始め管楽器をフィーチャーし、キャラヴァン、フロイド、カンタベリー・ジャズ・ロック、さらには中世音楽まで範疇としており、英語で歌われるそのサウンドは英国プログレの影響を感じ取れるもので、実に良く出来ている。JACKSON HEIGHTS、JONESY、CAPABILITY BROWNといったバンドが思い浮かぶのでは。リマスター。

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ME-3529 ACINTYA / La Cite Des Dieux Oublies CD \2500
 78年にリリースされたフレンチ・シンフォ唯一作が遂に初CD化。キーボーディストが率いる、ヴァイオリニスト(&ギター)、ドラムス、ベースの4人編成のバンドで、シンセを駆使し、ピアノ、オルガン、そして、エキセントリックなプレイを見せるエレクトリック&アコースティック・ヴァイオリンを大幅にフィーチャーしたインスト・サウンドを聴かせる。クラシカルなタッチで泣かせるヴァイオリンと、ピアノ・ソロも含み、荘厳なチャーチ・オルガンを導入し怒涛の展開を見せる、レコードB面全てを費やした20分近いクラシカル・ロックなど、3曲で構成された大作志向のアルバム。フレンチ・ロックらしい夢想感もあり、WAPASSOU辺りを思い出させるところも。ボーナス・トラックとして、アルバム・リリース以前の76年レア音源2曲を追加。
ME-3654 ALPHA RALPHA / Same CD \2600
 遂に初CD化! タイ・フォンのオリジナル・キーボーディストが在籍し、ジャン・ジャック・ゴールドマンを始めタイ・フォンのメンバーがほぼ丸ごとゲスト参加している77年作。ギターで畳み掛けるオープニングなどタイ・フォンのウィンドウズを思わせるが、コーラスはカーンとタイらによるもので、もう、タイ・フォンのあの甘美で荘厳な世界。5人編成のバンドによる哀愁に彩られたインスト志向のシンフォで、フランソワ・ブレアンも数曲でアープを弾いており、また、ヴァイオリンもアクセントとなっている。再発が待ちに待ち望まれた叙情派ファン必聴名作。リマスター。
ME-3663 ANAID / Libertad CD \2500
 80年代後半に、ヒュー・ホッパー、パトリス・メイエールらカンタベリー系のミュージシャンを多数迎えたアルバムを残した、フレンチ・ジャズ・ロック・バンドの2016年再結成新作。オリジナル・メンバーでもありバンドの顔でもあった美声女性ヴォーカリストEMMANUELLE LIONETと、リーダーのJEAN-MAX DELVA(キーボード/ドラムス)を中心に、フィードバックを巧みに操るスキルを感じさせるギターと、ベースを加えた4人編成にて新たに甦った。ジャズ〜クラシックのスタイルを織り込んだ高域を活かした女性ヴォーカルの存在感が抜群で、独特の妖しい雰囲気と、ヴィンテージ感のあるヨーロピアンな趣きのあるサウンドで綴る。デジパック仕様。CDR盤。
ME-3517 ANDRE BALZER / Entre L'Alpha Et L'Omega - Opus Un CD \2500
 ATOLLの伝説のヴォーカリスト、ANDRE BALZERである。彼の歌唱力なしにロック・パズルは完成しなかったと断言出来る。そんな彼が復活し、サード期のメンバーでATOLLが再編ライヴを行うという話を聴いた時には本当に驚いた。今や日本のユーロ・ロック・ファンに最も神格化されたバンドだ。本CDはそんな大事件を裏付けるかのように彼がリリースした2011年ソロ作で、なんとATOLLのサード収録B1のセルフ・カヴァーもラストに収められている。シンプルなアレンジだが曲調は変わらず、さらに驚嘆があのハイトーンにも衰えが無い、ということだ。アルバムには20人近いミュージシャンが参加しており、彼のヴォーカルをフランスのエスプリが効いたバツグンの演奏で盛り立てている。EMMANUEL BOOZにも通じる圧巻の存在感。ATOLLが頭の中で甦り、泣きます。
ME-3497 ANGE / 4 Albums Originaux 4CD \3200
 各紙ジャケットにて彼らの初期傑作群を収納した2010年限定ボックス。2ndのLE CIMETIERE DES ARLEQUINS ('73)、3rdのAU-DELA DU DELIRE ('74)、4thのEMILE JACOTEY ('75)、5thのPAR LES FILS DE MANDRIN ('76)の4枚。シングル・スリーヴではあるものの、アートワークと音源が別々の版権の為、フランス国外では紙ジャケ等に現時点で出来ないと言われるだけにファンは持っていたいボックスだ。それに、このフロントのフォト。彼らの世界観を見事に映し出しており、強くそそられる。盤は、リマスターではないが、旧盤のフィリップス・ロゴのフレンチ・プレスではなく、ドイツでプレスされたユニヴァーサル盤を使用。4枚通して聴くと、彼らの独創性の素晴らしさを改めて実感。廉価プライスにて。
ME-3540 ANGE / Tome VI CD \2500
 リマスター&見開き紙ジャケット・フランス盤。ユーロ・ロック史上に残る77年傑作ライヴ。衝撃的な1曲目、妖しさとドラマチックさが渾然一体となる2曲目等、オープニングからヴォルテージは凄まじく、どの曲もスタジオ盤を上回っているだけでなく、アナログ盤は2枚組(CDは2in1)でバンド絶頂期を余すところ無く捉えており、1stの曲を倍近く引き伸ばし演奏される5曲目、当時未発でフランシスがヴォーカルを取るシンフォニックな大曲の6曲目など、スタジオ盤では聴けないファン必聴の内容となっている。幻想的なメロトロンの深みも底知れない。
ME-3467 ANGE / Guet-Apens CD \2500
 リマスター&紙ジャケット・フランス盤。初期の集大成となったライヴ作のTOME VIを挟み78年にリリースされた7作目。当時を限定して言えば、彼らが打ち出してきたシアトリカル・シンフォニック・ロックとしては、このアルバムで一区切りだと思う。より細部までアレンジが行き届き、深い夢想をたっぷりと味わうことが出来る。あの、もやもやとしたメロトロンもまだ健在。次作のVU D'UN CHIENで見事に新境地へ脱するのだが、本作の後半あたりにその片鱗が見られ、常に進化を求める気迫が感じ取れる。聴いておきたい1枚。
ME-3649 ANGE / Vu D'Un Chien CD \2500
 リマスター&紙ジャケット・フランス盤。80年リリース。クリスチャン・デカンが新ノア記と並び出来を評価していると当時コメント。新任のギタリストがもたらしたハードでソリッドなサウンドが新たなパースペクティヴを生み出しており、ドラマチックな重厚感にメロディックなノリが加わった。かつ、バラードも幻想的で美しい。フランシス・デカンもオルガンの他にポリシンセやピアノをスタイリッシュに用い、時代が変わった様相を反映させている。70年代に無かった魅力を引き出したインパクトの強い必聴作。
ME-3608 ARTCANE / Odyssee CD \2600
 初CD化。アトールがサードを発表したフレンチ・プログレ黄金期77年にメジャーのPHILIPSからリリースされた彼らの唯一のアルバム。ギターなど戦慄期クリムゾンの影響を強く受けながらも、物悲しいフランス語のヴォーカルやピュルサーにも似た幻想的で浮遊感のあるシンセを配し、アコギやピアノも絡め、テーマ的なフレーズを全体に散りばめるなどトータル性を持たせた作品だ。シャイロックと並ぶクリムゾン・フランセーズといったところだが、シリアスで硬派な部分に神秘的なシンフォニック性が融合したサウンドは創造的で力強く美しい。
ME-3634 ASGARD / Tradition & Renouveau CD \2700
 78年にワーナーからリリースされたフレンチ・プログレッシヴ・フォークの名盤2nd。先ずはこのキーフのようなジャケットに惹かれるが、まさに幻想と哀愁に彩られた世界が広がる内容もそれに負けてはいない。メロトロンとアープでドラマチックに幕を閉じる6曲目、そして、中世フランスの詩人フランソワ・ヴィヨンをテーマにした7曲目でもメロトロン、フルートが導入されたミステリアスな趣で、これぞフレンチ・シンフォという圧巻のサウンドを聴かせる。アコギとフルートで繊細に綴られる8曲目を経て、そして、9曲目での胸に迫る悲哀感に涙する。隠れたメロトロン・アイテム! 2015年版。デジパック仕様。
ME-3014 ASIA MINOR / Crossing The Line CD \2500
 79年リリースの1st。フランスらしい詩情あふれる曲調からハードに、エネルギッシュに無理なく七色に変化するサウンドは次作を先に聴いてしまうと幾分シンプルだが、あくまでもデリケートさを失わず、退廃的なヴォーカルと幽幻なフルートも交えてプログレッシヴな雰囲気を満たしていく。
ME-3015 ASIA MINOR / Between Flesh And Divine CD \2500
 80年代を代表するフレンチ・シンフォの傑作。80年リリースの2nd。特に1曲目はダントツの出来で、この1曲がこのバンドのイメージを決定付けてしまうほど。歌詞は英語。脱フランス語といい、サウンドのスタイルといい、フレンチ・シンフォの新世代の幕開け的な1枚でもある。ただ、PULSARにも通じる湿地帯のような茂みがあって、フランスのカラーを誇示している。
ME-3017 ATOLL / Musiciens Magiciens CD \2500
 74年リリースの1st。日本でのユーロピアン・プログレの火付け役となった次作L'ARAIGNEE-MALの印象からすると、落ちてしまうが、次作や3rdのTERTIOは別格で、もし、本作が単発だったらその評価は違ってくると思う。ANGEとはまた別次元の空想的なイマジネーションがエキゾチック。未発表曲2曲を含むライヴ4曲のボーナス・トラック入り。
ME-3019 ATOLL / Tertio CD \2500
 個人的にユーロピアン・ロックにハマリだした頃にリリースされた3rd。初めて聴いた時の衝撃を思い出す。フランス的リリシズムと、完ペキなテクニックから生み出されるクリスタルのような至高のシンフォニック・サウンド。ドラマチック以外に何物でもない。当時はまだ、シンフォニック・ロックっていう言葉は使われていなかったが、とにかくその音の洪水を全身で浴びていた。77年リリース。
ME-3020 ATOLL / Rock Puzzle CD \2500
 聴き狂った前作だっただけに、最初はちょっとポップかなぁ、と思った80年リリースの4th。でも、即、そのカッコよさにぞっこん。生の管弦楽が入っており、派手な曲では粋に、静かな曲では泣きに使用。現在のCDはボーナス・トラック6曲入りで、うち3曲は当時噂されていたジョン・ウェットン加入のスタジオ・デモ2曲。これは、当時のATOLLの新曲で詞は英語。もう1曲は後にASIAの1stに収録される曲!
ME-3618 CHRIS BEYA ATOLL / Illian - I Hear The Earth CD \2500
 クリスチャン・ベヤ・アトールによる03年作、ILLIANの英語によるリヴィジテッド2014年作。曲も少し組み替えられており、本格的な再始動を期待させる内容となっている。オリジナル・メンバーではないが、かつてアトールのレコーディングやセッションに参加したミュージシャンも呼び戻され加わっており、また、一部ではフランス語のコーラスを残すなど、かつてのベーシック・トラックをリスペクトしながら約2年掛けて新録や改変が行われた意味深い作品だ。03年ヴァージョンではハードな印象もあったが、本作ではヴァイオリンやフルートなどクラシカルさを残しつつ、クリスチャン・ベヤの巧みなギターを押し出した強靭で、ダークな作風で迫っている。自主盤。
ME-3022 CARPE DIEM / En Regardant Passer Le Lemps CD \2500
 75年リリースの1st。サックスをメインにしたフランス特有の浮遊感のあるメロディアスなジャズ・ロック。ナイーヴな感性を滲ませる繊細さと、つかみどころのない曲想が彼らの魅力といえる。見開きオリジナルLPのアートワークは本作の音を語る上で重要な逸品であった。懐古趣味と切って離せない魅力を持った名作。
ME-3023 CARPE DIEM / Cueille Le Jour CD \2500
 76年リリースの2nd。線の細いギターと、浮遊感のあるサックス、フルート、キーボードは前作をコンパクトにした感じ。全体を暗めのメロディーとトーンで統一された、いかにもフランス的な陰の音楽。ジャズ・ロック的だが、ヴォーカルは詩情を絶やさない。CDはオリジナルLPとA/Bが逆。ボーナス・トラック入り。
ME-3644 CARPE DIEM / Circonvolutions CD \2500
 38年振りとなる2015年作。オリジナル・メンバーのキーボーディスト、ギタリスト、ドラマーの3人にベーシストと2人の管楽器奏者らをゲストで加え録音。フランス語で歌われ、メロトロン系も導入されたモダンなサウンドを打ち出しており、ジャズ・ロック・テイストを残すサックスやベース、深層空間を生み幾何学的な様相も見せるシンセ、キーボード風のアンサンブルを織り込むギターなど、過去のスタイルにこだわらない独創的な作品となっている。なお、78年のライヴから各10分越えの未発表曲が2曲収録されており、出来がとても良い。
ME-3642 CATHERINE RIBEIRO + ALPES / Integrale Des Albums Originaux 1969-1980 9CD BOX \7800
 初CD化3作品を含む、全アルバムを収録した9枚組の限定コンプリート・ボックス。マニアックな女性ヴォーカリスト、カトリーヌ・リベロが、バンドALPESを率いた孤高のフレンチ・プログレ。初CD化となる前身バンドCATHERINE RIBEIRO + 2BIS名義での69年唯一作「CATHERINE RIBEIRO + 2BIS」、CATHERINE RIBEIRO + ALPSとなっての70年デビュー作「NO.2」、中期の名盤「AME DEBOUT(71年)」、「PAIX(72年)」、「LE RAT DEBILE ET L'HOMME DES CHAMPS(74年)」、「LIBERTES ?(75年)」、そして、初CD化となる2作「LE TEMPS DE L'AUTRE(77年)」、「PASSIONS(79年)」、ラスト作となる80年の「LA DEBOUSSOLE」の9枚を収録。様々にスタイルを変え技巧的に聴かせるアコギと、オルガン、手製の楽器ペルキュフォーン(1弦のスティール・ギター)と、コスモフォーン(24弦のエレクトリック・リラ)と、オルゴリア(メタリック・ヴァイオリン)を導入し、押し寄せ揺らぐ混沌に、切迫感のあるリベロのヴォーカルが響く。カンタベリー・タッチのオルガン・ソロをフィーチャーした4thと、2つのコンチェルトの組曲を含む大作志向の5thは、まさにフレンチ・プログレッシヴ・ロックの様相を見せる名作。また、デヴィッド・ローズも参加した今回初CD化となる名盤「PASSIONS」も必聴。各紙ジャケット入り。リマスター盤。ブックレット封入。初CD化&長らく入手困難だったアルバムが揃った必携ボックス!

収納アルバム・9タイトル:
1969:CATHERINE RIBEIRO + 2BIS
1970:NO.2
1971:AME DEBOUT
1972:PAIX
1974:LE RAT DEBILE ET L'HOMME DES CHAMPS
1975:LIBERTES ?
1977:LE TEMPS DE L'AUTRE
1979:PASSIONS
1980:LA DEBOUSSOLE


ME-3665 CECILE CORBEL / Vagabonde CD \3200
 アルバムごとに次なる新たな一手を見せる、ハープ奏者で美声女性ヴォーカリストの2016年新作。本作では、がらりとその世界観を変えてしまうマリコルヌのガブリエル・ヤコブとのデュエットを始め、フォーク、アイリッシュ・パブ、ワールドミュージック畑などから多数のミュージシャンを迎え、今まで以上に多彩な面を取り入れ、それをぶれることなく見事に反映させている。アリエッティさながらのキュートでファンタジックなケルト・ミュージックから、シンフォニックで幽幻なコンテンポラリー・サウンド、リズミカルでアグレッシヴな演奏を取り入れた曲まで、繊細なアレンジで描き出す、あまたの美曲が並ぶ珠玉作。デジパック仕様。
ME-3652 CHILDREN IN PARADISE / Morrigan CD \2800
 フランス・ブルターニュの女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの4年振りとなる2016年新作2nd。甘くウィスパーな美声で歌うヴォーカリストでキーボーディストでもあるDAM KATが率いる5人組の若手注目株。デビュー作から大きく進化を遂げた、ドラマ性を帯びた力作で、シンフォニックなタッチのキーボード、泣きを含んだエモーショナルなギター、そして、遥かなる叙情を連れて来るイリアン・パイプ&ホイッスルも味わい深くバンドに欠かせない。また、話題のFREQUENCY DRIFTにも通じるようなヘヴィな陰影をイマジネイティヴに映し出す場面もあり。ANATHEMA、GATHERING、MOSTLY AUTUMN辺りのファンにもおすすめの必聴作! 英語。自主盤。
ME-3595 CLEARLIGHT / Les Contes Du Singe Fou CD \2500
 シンフォニック・ロックへ変貌した76年リリースの3rd。他の当時のアルバムはミニマルやメディテーション色も強いものだが、本作は違う。ディディエ・ロックウッドのヴァイオリンをフィーチャーし、クラシカルなピアノと華麗なジャズ・ロックを繰り広げる一方で、当初はジョン・ウェットンが予定されていたというヴォーカル・パートに英国人シンガーを起用し、結果ジェネシスも思わせる一面を持つ。6曲目などサパーズ・レディ風の出だしで驚きだ。ヴァージンからリリースされた初期2作が有名過ぎて見過ごされがち、シンフォ・ファンから遠巻きにされがち、原盤がレアで忘れられがちな、本作こそ必聴名作。リマスター。
ME-3616 LA CONFRERIE DES FOUS / Same CD \2600
 初CD化。マリコルヌのヴァイオリンでマルチ・プレイヤーのLAURENT VERCAMBREが、ギター&管奏者のバンドメイトや、MALTIN CIRCUSのドラマー、リード・ヴォーカルも取る可憐な女性ヴォーカリストEMMANUELLE PARRENINらを迎え、RIPAILLEやLAURENT THIBAULTでも知られる、BALLON NOIR LABELから78年にリリースした、プログレッシヴ・フォーク・ロックの唯一作。人々が仮装して集う中世の狂気じみた宴をテーマにした劇的なコンセプト・アルバムで、スリリングなストリングス・セクションはフレアークを連想させるところもあり、また、フランス語のヴォーカルと妖しげな女性スキャットが舞うと、まさにフレンチ・ロック然とした様相となる。コーラスを加えたマリコルヌ的な中世トラッドも織り込み、また、変拍子を使ったプログレッシヴなロック・リズム陣も強力。
ME-3538 CRUCIFERIUS / A Nice Way Of Life CD \2500
 パガノッティ、フランソワ・ブレアンら4人組が70年にリリースしたブリティッシュ・ロック影響下の作品。前年にシングルをリリースし、アルバムは本作のみ。妖しい女性コーラスで幕を開け、英語で歌われるホットなヴォーカル、後にERGO SUMを結成するギタリストのハードなプレイ、ソロ作がシンフォ・ファンに知られるブレアンのカッコいいハモンドとジャージィなピアノが核となり、アップテンポで畳み掛けていく。年代的なサイケ色少々に、ハード・ロックやプログレが交じり合った、ガチな演奏で聴かせるテンションの高い1枚。
ME-3200 EDEN ROSE / On The Way To Eden CD \2500
 サンドローズの前身バンド。70年作。女性ヴォーカリストは在籍しておらず、全編インスト。キーボードもハモンドをメインにし、JEAN-PIERRE ALARCENのギターとソロを取り合うジャズ・ロック的なサウンド。スピーディーなリズムの上を両者のホットなプレイがメロディアスに滑走していく。曲の導入部分やテーマに、サンドローズの面影がちらほらと。ヴォーカルが入っていれば、かなり締まった作品になっていたと思う。ハモンド・ファンには手放しで推薦したいセンスに長けた内容。
ME-3160 EDITION SPECIALE / Allee Des Tilleuls CD \2500
 流れるようなジャズ・ロックを強力に聴かせる彼らの1st。76年作。女性キーボーダーをフィーチャーし、彼女はキーボードのテクニックはもちろん、受け持つコーラスやヴォーカルもうまくイケてる。フランスのジャズ・ロックといえばマグマやザオといった連中の音をすぐに連想してしまうが、このバンドのようなブリティッシュ・シーンの影響下の音も捨て難い。サウンドの組み立て方、フランス語のヴォーカル&メロディーなどオリジナリティーも確立。
ME-3476 ELIXIR / Sabbat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤86年。70年代のアンジュやモナリザの音楽性を受け継ぎ、ネオ・プログレの影響も交え80年代のフォームに転換。常にサウンドのメインを陣取る明るいシンセ群とアルペジオを多用するギターの暗いバッキング、そして、感情豊かなフランス語のヴォーカル。このコンビネーションが独特で、アルバムどこを切ってもシンフォを貫き通している。この年代のヨーロピアン・ロックは、MUSEA、MSIの2つのレーベル、専門雑誌HARMONIE、かつてはボルドーにあった専門店SHOP 33らが制作・媒体・販売のチームとなりフランスがリードしていた。レコードに付いていたインサートが4つ折りで封入。
ME-3041 ELOHIM / Mana Perdu... CD \2500
 83年リリース。ジャケットから想像出来るような、典型的なフレンチ・シアトリカル・シンフォ。ANGEよりはMONA LISAに近い。MONA LISAファンならきっと気に入るでしょう。4曲のボーナスの内、1曲はムゼアのコンピに収録されていたもの。他2曲はライヴで1曲はレアコンピに収録されていたらしい。もちろん仏語。
ME-3534 EMMANUEL BOOZ / Le Jour Ou Les Vaches... CD \2500
 JEAN-PASCAL BOFFOによるリマスタリング・フランス盤・見開き紙ジャケット仕様。74年リリースの2nd。ウィリアム・シェラー率いるオーケストラとバンドが一体となり、暗雲を雷光が切り裂く圧巻のスケールで聴かせるフレンチ・プログレの必聴傑作。ヴォーカル物としては極めて異端・異質であり、地の底から湧き上がるようなコーラスが妖しく、マグマ級のヘヴィさと天上の叙情美が交差していく。ハモンドが唸りフルートがリリカルに演奏される終盤はまるでオペラの如く意味深い印象を残し、何か謎めいたまま熱く幕を閉じる。この凄みがまた強烈。81年のシングル(F.F.I.名義)等ボーナス3曲入り。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3518 EMMANUEL BOOZ / Clochard CD \2500
 JEAN-PASCAL BOFFOによるリマスタリング・フランス盤・紙ジャケット仕様。74年リリースの3rd。インパクトの強い2枚に挟まれた作品ながら、クリアライトのメンバーが参加するなど、本作のみクローズアップするなら、これも強力だ。フォーク的な部分もあるものの、うねるシンセやベースの厚みなどフランス特有の重厚さがあり、アシッドな叙情性を発散させるラストはサックスやエレクトリック・ヴァイオリンもフィーチャーされ、プログレ・ファンが惹かれるサウンドでカリスマテックなヴォーカルを聴かせる。83年のシングル(MANU名義)等ボーナス3曲入り。フォト数点掲載の36ページ・ブックレット付き。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3519 EMMANUEL BOOZ / Dans Quel Etat J'erre CD \2500
 JEAN-PASCAL BOFFOによるリマスタリング・フランス盤・紙ジャケット仕様。79年リリースの4th。ディディエ・ロックウッドら強力なメンバーを従え怒涛の展開を見せるフレンチ・プログレの必聴傑作。アナログではA面すべてを使った1曲目からそのインパクトは絶大で、ジャズ・ロック系のミュージシャンがバックを占めているもののテクニカルな演奏とヴォーカルは気迫に満ち、圧倒的なヘヴィ感で襲い掛かって来る。そしてイメージ作りの巧みさ、地が裂け空が落ちてくるような緊迫感、メロトロンのアグレッシヴな切り込み、壮絶ヴァイオリン・ソロなど、頂点に達するラストまで終始絶句! 80年録音のニューウェイヴ風ボーナス1曲入り。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3336 EMMANUELLE PARRENIN / Maison Rose CD \2800
 06年リマスター再発。77年にBALLON NOIRからリリースされた、ファンタジックな女性ヴォーカル・レア・フォークの名作。アシッド感覚を持ったサウンドに美声ヴォーカルが夢想的に響く。彼女の弾くハーディ・ガーディー、スピネッタ、ダルシマーと、ゲストによるフルート、ギター等のアコースティックなアンサンブルは中世的な香りを漂わせ、彼女のヴォーカルをサポートする。自作曲以外にケベックのトラッドを1曲取り上げている。ボーナス・トラックは同年のサントラからで同指向の佳曲。フランス語。
ME-3679 EYE 2 EYE / The Light Bearer CD \2500
 荘厳な夢と幻想を映し出す彼らならではの2017年作4th。フレンチ・シンフォ然とした雰囲気を湛えながら文学的な展開を見せる力作となっており、深遠なメロトロンやゲスト・コーラス隊の導入もドラマチックで、ヴァイオリンやチェロの生ストリングスも儚くフィーチャーし、ピアノやシンセ、時に耽美でサウンドに溶け合うように泣くギターらと物悲しいファンタジーを見せていく。窓からのぞく星明り、人けのない台地、生暖かく湿った風といった裏寂しさと過去の栄光が織り成す現実と記憶の旅に巻き込まれていく。
ME-3673 FLAMEN DIALIS / Dokitoe - Las Vegan CD \2500
 メロトロンで有名な79年作から34年振りにリリースされた前作を経て、3年振りの2016年作。よりメロトロンがストリングスやコーラスなど多用されており、シンセ、ギター、フルート、男女ヴォイス、リズムらによって生み出されるシュールで視覚的な音像が渦巻く。ジャーマン・エクスペリメンタルに通じるも、チェロやトランペット系など音色は驚くほど多彩で、クラシカルなシンフォニック風味があり、シアトリカルなファンタジーが宿るフレンチ・プログレならではの内容となっている。そして、奇妙でありながらヒューマンな温かさがいい。
ME-3605 FOLKDOVE / Same CD \2500
 <200枚限定> 75年にリリースされたフレンチ・レア・フォーク唯一作。アコースティック・ギターの他に、古楽器や、ヴァイオリンを導入したトラッド・フォーク・バンドで、美声の女性ヴォーカルをフィチャーし、70年代のレア物の当時の雰囲気が、深い霧の中から立ち込めてくるような趣のある作品。歌詞も基本的に英語の為、フランスというよりも英国調で、古楽器を使用した中世のトラッド曲などは、JOHN RENBOURN GROUPを連想させる。HANS POKORA氏のコレクターズ・ブックでお皿4つ、彼のお気に入りアイテム・マーク付きの、レア・フォーク・ファン必聴の傑作。2014年韓国盤。紙ジャケット仕様。
ME-3144 FRANCOIS BREANT / Sons Optiques CD \2500
 ロックウッドも参加した彼の1stソロ。当時、新興レーベルだったEGGから78年にリリースされたアルバムの待望のCD化。非常に研ぎ澄まされた視覚的なサウンドで、そのアンサンブルや音色が発する鋭角さはエディ・ジョブソンを思わせる。スリリングな1曲目にすべてがあるような気がするが、中盤のリリシズムもロマンチックで良い。フランスならではのエスプリが効いた作品。シンフォ・ファンにもジャズ・ロック・ファンにもおすすめ。2001年に録音された2曲をボーナス・トラックとして追加収録。
ME-3617 IRIS / Litanies CD \2600
 初CD化。ヨーロッパ然としたバロック調のオルガンが夢想を満たすフレンチ・シンフォの72年必聴名作。ドイツのウインドのモーニングにも似た優雅さが立ち込め、美しい夢の断片を綴っていくようなファンタジックさに染まる。曲中で何度も展開し、優しいフランス語のヴォーカルにファルセットを多用するコーラスもサウンドにあっており、時折入るリコーダーが郷愁を誘う。アンジュのデビュー作と同年という事を考えれば、プログレッシヴ・ロックの軸からブレない驚くべき幻想が広がっている。
ME-3619 KOMINTERN / Le Bal Du Rat Mort CD \2700
 初CD化。アトールの夢魔でスリリングなプレイを聴かせたヴァイオリニストや全盛期のマリコルヌを支えた名ベーシストが在籍しているコミンテルンの71年唯一作。フランス特有のノスタルジックさを湛えたユーモアなセンスが光るジャズ・ロックで、その後のレコメン系を先取りしたような屈折とテンションを持続させる。暴れるサックスやヘヴィなギターなどクリムゾンやザッパも彷彿させるも、ハモンドが入る後半のフランス語によるヴォーカル・ナンバーを聴くと、シーン黎明期の中では群を抜いてオリジナリティを持った1枚だった。
ME-3586 LAURENCE VANAY / Galaxies CD \2800
 コレクター必携の、廃盤時代から知られるフレンチ・レア・プログレ。74年にリリースされた1stが500枚限定で初CD化! 少しアンニュイな風合いのヴォーカルを聴かせ、ハモンド、ピアノ、ギターも弾く、才能豊かな女性アーティストによるアルバム。ギター、ドラムスを加えたバンド・スタイルで、サイケデリック、アヴァンギャルド、ジャズ・ロック、アシッド・フォーク等を織り交ぜ、プログレッシヴに聴かせる、メランコリックかつ、アンダーグラウンドなムードたっぷりの名盤。尚、夫であるLAURENT THIBAULTもベースで参加。未発9曲をボーナス・トラックとして追加収録。女性ヴォーカル・ファンにもおすすめ。2013年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。
ME-3587 LAURENCE VANAY / Evening Colours CD \2800
 コレクター必携の、廃盤時代から知られるフレンチ・レア・プログレ。75年にリリースされた2ndが500枚限定で初CD化! 当時、架空のバンドGATE WAY名義で出されたが、権利の問題ですぐに回収されたといういわくつきのアルバム。翌年の76年に曲の並びを変えてサウンドトラックとして出し直された。美声スキャット、ハモンド、リリカルなピアノ・ソロや、シンセを自身が弾き、叙情的なアコースティック・ギターの爪弾きや、ブルージィなギター、ドラムスも加え、クラシカルな趣も持ち合わせたインスト作品。未発10曲をボーナス・トラックとして追加収録。2013年リマスター盤。紙ジャケット仕様。
ME-3666 LAURENCE VANAY / Les Soleils De La Vie CD \2800
 <500枚限定盤> コレクター垂涎のフレンチ・レア・プログレ・アルバム「GALAXIES」と「EVENING COLOURS」の2作品を70年代に残し、また、夫であるLAURENT THIVAULTのアルバムにもキーボーディストとして参加した、才能豊かな女性アーティスト。78年に録音されたものの、お蔵入りとなっていた未発表3rdアルバムが初CD化。曲&アレンジも全て手掛けており、自身が弾く、ハモンド、エレピ、シンセに加え、バンドメイトのSERGE DERRIENのフルートがロマンチックな哀愁を奏で、マグマ&ゴング関連のベーシストや、ギタリスト、ドラマーらを加え、バンドスタイルで聴かせるアンダーグラウンドな雰囲気が漂うインスト・プログレ。時折り流れる浮遊感のあるスキャットも厳かでイマジネイティヴな印象を与えている。前述のアルバムにも匹敵。全曲女性ヴォーカル入りのボーナス・トラック6曲(85年〜94年録音)を追加収録。デジパック仕様。2016年リマスター盤。
ME-3667 LAURENCE VANAY / La Petite Fenetre CD \2800
 <500枚限定盤> コレクター垂涎のフレンチ・レア・プログレ・アルバム「GALAXIES」と「EVENING COLOURS」の2作品を70年代に残し、また、夫であるLAURENT THIVAULTのアルバムにもキーボーディストとして参加した、才能豊かな女性アーティスト。彼女が70年〜80年にかけて録音した未発表発掘音源が初CD化。曲&アレンジも全て手掛けており、自身が弾く、ハモンド、ピアノ、シンセ、ギターに加え、バンドメイトのフルート奏者、マグマ&ゴング関連のベーシストや、ギタリスト、ドラマーらを加え、バンドスタイルで聴かせるインスト作。アンダーグラウンドなムードに包まれたメランコリックな叙情、クラシカル性、サイケデリック性などを織り込んだプログレッシヴなサウンドは、前述のアルバムにも匹敵。ボーナス・トラック8曲追加収録。(内、1曲は彼女のアンニュイなヴォーカル入り)。デジパック仕様。2016年リマスター盤。
ME-3680D LAZULI / Live 2016 - Limited Book Edition DVD(PAL)+BOOK \6500
 <1000セット限定盤> 最も見るべき21世紀バンドと言われる彼らの2016年オランダでのライヴ。最新スタジオ作のNOS AMES SAOULESを中心としたセットリストで、濃密なステージを2時間収録。最大の特徴である「ギターとシンセとヴァイオリンをミックスしたような音が出せる」カスタムメイドのエレクトリック・ディヴァイス「LEODE」とツイン・ギターをフィーチャーし、フランス語の重厚感あるヴォーカルとヘヴィでかつテクニカルなサウンドが融合。マルチプレイによるフレンチ・ホルンやマリンバ、また、ライティングを有効に使うなど、視覚的変化も計算されている。革新と伝統がソリッドにせめぎ合う気鋭の内容だ。素晴らしいプロショットで構成された130ページのハードカヴァー(21cmx21cm)フォトブック仕様。ボーナス・ヴィデオ・クリップ入り。
ME-3598 MAR-VISTA / Visions... CD \2300
 初CD化。VISIONS OF SODAL YEのタイトルでも知られる76年激レア・プライヴェート物。ドラムマシーンやエコーを多用したジャーマン瞑想物に近いサウンドで、不気味なシンセや少々フリップなギターが緩く即興ソロを取っていく。後半はコズミック系崩れと言え、初期TANGERINE DREAMやKLAUS SCHULZE、そして、ASH RA TEMPELあたりも連想させる内容だが、前半はWAPASSOU的なフランスらしい夢想が広がる。この手にしてはめずらしいヴォーカル(英語)入り。デュオによるマルチ録音。メンバーの手による英解説掲載。2曲の未発ボーナス入り・デジパック500枚限定。
ME-3643 MEMORIANCE / Et Apres... CD \2600
 初CD化。アトールと同じEURODISCから76年にリリースされた必聴フレンチ・シンフォの名作1st。パンタクルあたりに近い正統派で、フランス語のヴォーカルのクセもサウンドに溶け込んでおり、曲想に合わせて幾つもの扉が開き、魔法を掛けられたかの如く不思議なイマジネーションあふれる彼らの世界へ彷徨い、奥へと導かれていく。この夢のような良さは70年代のユーロピアン・プログレならではで、かつ、アトールのように今聴いても古臭さを感じさせない、そんなクリエイティヴな精神に満ちた必聴作となっている。リマスター。
ME-3655 MEMORIANCE / L'Ecume Des Jours - D'Apres Boris Vian CD \2600
 初CD化。1stのET APRES...と甲乙付け難い79年必聴名作2nd。青春の甘い空想と儚く悲しい恋愛小説「うたかたの日々」をベースにしたトータル・アルバムで、その見事な展開に引き込まれる屈指のフレンチ・シンフォだ。最初、そんなに引っかかりはないと感じるも、すでに彼らの術中で、先を探りたくなり、中盤から終盤でのイメージが沸き立つ流れにハマっていく。完成度は同年代のアンジュに匹敵。また、ツイン・キーボードになり音色は多彩に、新ドラマーによりリズムは繊細かつ技巧的になり、スケールで取るなら本作だろう。リマスター。
ME-3282 METABOLISME / Tempus Fugit CD \2500
 CARPE DIEM、WAPASSOUと並んでクリプト・レーベルの神秘さを際立たせていた77年リリース作。悪魔の棲むジャケットとその発色も音の妖しさを掻き立てる。オルガン、ピアノ、シンセ、陰湿なギターをプログレ然と配し、エネルギッシュに動き回るパートと中世ゴシックを垣間見る叙情パートが絶え間なく交差する。そして伝統的なシアトリカルなヴォーカル。モナリザより深い闇と複雑な展開。ジェネシスが生んだ形態が強く流れる。フランスならではの個性派シンフォ。
ME-3046 MONA LISA / Le Petit Violon De Mr.Gregoire CD \2500
 ANGEと並び、フレンチ・シアトリカル・シンフォニックの2大バンドと言える彼らの77年リリース3rd。誇張されたイメージ付けと、パワフルでダイナミックな演奏はANGE以上。逆さまな別世界へ吸い込まれていく。周りに、はばかることなく制作されたようなタイトル・チューンの組曲をはじめ、突出した独創性に圧倒される。ボーナス・トラック1曲入り。
ME-3047 MONA LISA / Avant Qu'il Ne Soit Torp Tard CD \2500
 ジャケット違いでCD化された77年リリースの4th。個人的にはこれが最高作。ANGE、GENESISから強い影響を受けながらも、独自の仮想世界を作り出している。デフォルメされた幻想性を思う存分加味し、ヘヴィかつリリカルに展開されていく。同じ仮想世界でも、ファンタジーを感じるANGEに対して、幽閉されてしまうような圧迫感がある。もう、振り向けない。3曲のボーナス入り。
ME-3631 MONUMENT / Vol.1 CD \2700
 初CD化。70年にリリースされた激レア盤。英語で歌われているものの、ハモンドやギターがハードに効いたアートロックをサイケ&ポップな感覚を交え展開しており、フレンチ・プログレ前夜の貴重な足取りが見える。イタリアで言えば初期のフォルムラ・トレやフィリップス以前のオルメのようなサウンドだが、ヴィブラートが掛かった厚みのあるオルガンはマニア心をくすぐるには十分だろう。ソウルフルさもある反面、物悲しく淡々と歌われるバラードもあり、オルガン・ロックなラストまで意外と統一された内容だ。
ME-3367 MOTIS / Prince Des Hauteurs CD \2500
 メロトロン・ヴォイス(荘厳!)&メロトロン・ストリングスを劇的かつ幽幻に導入した04年作3rd。エレクトリック&アコースティック・ギター、マンドリン、ブズーキ、フルート、ドラムス、タウラス、そしてキーボードはメロトロンだけを使用。メロトロンと同等に使用されるタウラス・ベースも作品に重厚な重みと深みを与えている。メロトロンと重なるその時のドラマチック度はジェネシス級。
ME-3599 MOTIS / Josquin Messonnier CD \2500
 アトールの伝説のヴォーカリストANDRE BALZERがゲストで参加した、話題性もたっぷりの2014年新作6th。メロトロンM400を筆頭に、ハモンド、ソリーナなど、ヴィンテージ・キーボードを駆使し、幻想的なフレンチ・シンフォをファンタジックに聴かせるコンセプト・アルバム。メロトロンをこれでもかとふんだんに導入したサウンドがバンドの特徴で、これまでの中世色は影を潜め、よりシンフォニック・ロックに傾倒した力作。また、フランス語でハートフルに歌われるMOTISのヴォーカルも良く、アンジュを連想させるところも。マルチ・プレイヤーのMOTISを中心に、ドラマーと、新たにベーシストを加えたトリオ編成。
ME-3671 MOTIS / Live - Sur Les Chemins CD \2500
 メロトロンを大胆に導入している事で知られるフレンチ・シンフォ・バンドのライヴ盤。2014年〜2016年に収録された音源で、前半はアルバムではアトールの伝説のヴォーカリストANDRE BALZERがゲストで参加し、バンドの作品中最もシンフォニックに傾倒した最新作「JOSQUIN MESSONNIER」の5曲を、そして、後半では、ブズーキやアコギの美しいアンサンブルを導入したアコースティカルなパートを絡めた中世色を持つ2011年作「RIPAILLE」から4曲を取り上げている。ヴィンテージ感のあるキーボード・サウンドに乗せてフランス語でハートフルに歌うヴォーカルも良い。マルチ・プレイヤーのMOTISを中心にベースとドラムスを加えたトリオ編成。
ME-3628 NADAVATI / Le Vent De L'esprit Souffle Ou Il Veut CD \2700
 初CD化。78年にIPGというマイナー・レーベルからリリースされたジャズ・ロック作で、いかにもフランス産らしいベースや、ヴァイオリンなどストリングス・カルテットにサックス、トランペット、トロンボーンも加えた厚みと切れのあるサウンドで聴かせる。アグレッシヴなギターやテクニカルなエレピなど鋭いエレクトリック系と美しいアコギやピアノなどアコースティック系との対比も鮮烈で、地中海の陽光もあり言われなければイタリアかバルセロナあたりのバンドかとも思ってしまう。リマスター&ライヴ・ボーナス1曲入り。
ME-3675 OPALE / Immensite CD \2500
 一時的にNEMOに参加していたマルチ・プレイヤーがヴォーカルとキーボードを担当し、ギタリスト&リズム・セクションを加えて結成したプログレ・バンドの2017年デビュー作。フランス語で歌われ、NEMOのヘヴィな部分やNEMOのリーダーのプロジェクトのJPLに近く、重厚なサウンドでテクニカルに展開していく。ふとリリカルな明かりも差すダークでミステリアスな音像はフレンチ・ロック特有のもので、NEMOやJPLの好きな方は見逃せない。NEMOのキーボーディストとヴォーカリストがゲスト参加。33分収録でバンドはミニ・アルバムと位置付けているが、音が濃いため、聴き応えは十分。自主盤デジパックCDR。
ME-3635 PENTACLE / La Clef Des Songes CD \2600
 75年にリリースされたフレンチ・シンフォの名盤。マイナー調のメロディーとドラマチックな泣きがたまらなく、まったくの日本人好みの音で、翳りがあり、ロマンティックな夢想を理想的に描き出している。アンジュのクリスチャン・デカンによるプロデュースの作品としても有名だが、シアトリカルなクセのあるものではなく、締まったリズム・セクションにギターとキーボードが叙情を繊細にかつ力強く奏で、柔らかな哀愁のヴォーカルで歌われる正統派のヨーロピアン・スタイル。ボーナス・トラック3曲(74年ライヴ)追加収録。2015年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。ロシア盤。
ME-3656 PLAT DU JOUR / Same CD \2600
 初CD化。ETRON FOU LELOUBLANあたりと共通点を見出せるヘヴィ・アヴァン・ジャズ・ロックの77年作。人を食ったようなサックスとトーキングや叫びに近いヴォーカルが好みを分けそうだが、シャープなテクニカルさとファズを効かせたうねりを使い分けるギタリスト、エレピと破壊力十分のリズム・セクションなど、重厚でプログレッシヴな演奏を繰り出しており、自主盤に近い超マイナー・レーベル物ながら聴き応えがある。アンプ系のオルガン・ソロや堰を切ったようにスピードアップされる終盤など意外に変化にも富む作りだ。リマスター。
ME-3057 PULSAR / Pollen CD \2500
 個人的にも非常に思入れのあった(過去形ですが、今も)グループ。興味ない人が聴くと、吹けば飛ぶようなサウンドだが、フレンチ叙情派シンフォの最も核となる良さが滲み出た音。極めて陰湿で暗い。75年リリースの1st。ラストの曲は中でも泣きの名曲。英デッカからもリリースされた。
ME-3058 PULSAR / The Strands Of The Future CD \2500
 76年リリースの2nd。今でもピュルサーという呼び方には馴染めない。やっぱり、パルサーのほうが好き。暗い凍えた幻想世界へ溺れてしまいそうな音像が押し寄せてくる。シンフォニックで、叙情的だが、絶望感が渦巻く。それを、ドラマチックと捉えれば、もう、この世界から抜け出せない。回りくどい旧A面の組曲よりも、メロトロンやフルートが優美に使用される旧B面を愛聴していた。キャメル・ファンなら一発で虜になる佳曲あり。
ME-3059 PULSAR / Halloween CD \2500
 彼らが77年にリリースした大傑作3rd。これは絶対に聴かないとダメ。バンドの創造性と、ANGE、ATOLLといったフレンチ・プログレ・シーンが頂点を迎えていた時代背景によって、半ば必然的に生み出された作品だったと思う。迷い込んでしまう底のない幻想感、メロトロンが醸し出す演出、現実なのか、夢なのか、もう感覚がすべて、彼らの深淵な音に呑み込まれていく。最も幻想的なフレンチ叙情派シンフォ。
ME-3107 PULSAR / Bienvenue Au Conseil D'administration! CD \2500
 演劇のOSTとして制作された81年リリースの4作目。シンセやヴォイスがリードするダークで陰湿な空間は、紛れもなく彼らのサウンド。LPリリース当時の散漫な印象も、こうしてCDでA/B面の区別なく聴いていると、なくなってしまう。ボーナスは86年にカセットのみで出たJ.ROMAN名義の映像的なコンテンポラリー作品。
ME-3484 PULSAR / Gorlitz CD \2500
 89年に突如再結成を果たしリリースされ、当時ファンを驚かせた5thアルバム。ベーシスト以外は全員オリジナル・メンバーによるもので、第2次世界大戦後、ポーランドと旧東ドイツに分断されたゲルリッツ市。その国境に掛かる橋を走り抜け悲しい歴史と忘却への旅が始まる。約20分の壮大なタイトル曲で幕を開け、ハケットを連想させるギターをフィーチャーしたシンフォニックかつダイナミックな曲想から、クラシカルなフレーズが高鳴り、シアトリカルなドラマ性を生む展開部に感動。淡く儚い情景美、退廃と悲哀が入り混じったコンセプチュアルなサウンドは非常に彼ららしく、フレンチ・シンフォの真髄を感じさせる。作風は違うが初期の名作群にも引けを取らない出来。
ME-3393 PULSAR / Memory Ashes CD \3500
 突然の復活新作! 自主盤でリリースされた初回限定デジパック仕様。07年通算6作目。89年のGORLITZと同様に、オリジナル・メンバーで制作されたアルバム。MEMORY ASHES PART1〜PART4までの組曲を中心に構成されたコンセプチュアルな作風がなんともパルサーらしいが、往年のファンの期待を裏切らない彼らならではの円熟したサウンドを聴かせている。儚い情景美を鮮やかに音像に映し出し、また、グレゴリアン・チャントをロックに融合させたMONKSでは、シンセに生のチェロやフルートを重ね、哀愁とあふれ来る叙情が静かに押し寄せる、当時のサウンドを今にアップデイトさせたような印象。美声女性ヴォーカルも随所に効いている。フレンチ・シンフォの真髄。
ME-3672 QANTUM / Le Passage CD \2500
 パルサー、モナ・リザ、そして、ジェネシス影響下の、フレンチ・シンフォ・バンドの2016年新作2nd。正統派のヨーロピアン・ロックを聴かせる5人組で、シンフォニック全開のキーボードと、泣きを含んだ伸びやかで優美なギターで織り成す、ファンタジックな趣きを持ち合わせたドラマチック・サウンドを繰り広げる。また、オーケストレーションを取り入れたクラシカルなパートや、フルートの音色と繊細なアコースティック・パートも織り込んだ、アレンジの細やかさも特筆で、その構成力も高い。フランス語による柔らかいヴォーカルもサウンドに映える。デビュー作も高評価だった彼らの7年振りとなる、70年代のフレンチ・ロックの魂を今に継承した超力作。
ME-3566 RICTUS / Christelle Ou La Decouverte Du Mal CD \2500
 初CD化。81年にプライヴェート・プレスで250枚のみリリースされた激レア・プログレ。6才の少女をメインにしたストーリー仕立てのコンセプト・アルバムで、謎めいたシアトリカルさがフランスらしい。リーダーのキーボーディストはジェネシスのファンで、曲によってツイン・ドラムスを導入。シンセ、オルガンはシンフォ色、ファズ・ギターはサイケ色、仏語のヴォーカルはアンジュ風、といったところか。本作後も作品をリリースし、現在も活動しているグループで、近年作からボーナス4曲入り。1000枚限定・リマスター&見開き紙ジャケット。
ME-3322 RIPAILLE / La Vieille Que L'On Brula CD \2500
 77年にバロン・ノアールからリリースされた彼らの唯一の作品で、中期グリフォンをフランス流にシアトリカルにしたような、非常に完成された孤高の内容を誇る。各種アコースティック楽器とシンセやリズム・セクションが綿密に絡み、とても技巧的なのに中世ロマネスク色が神秘的に漂い、作品に閉じ込められたファンタジーが奥深くイマジネイティヴで、聴くその日のコンディションによって、幾通りものイメージが浮き立つ。ボーナス3曲入り。
ME-3636 ROCHE / La Valise De Reve CD \2800
 初CD化。74年リリースのメロトロン・シンフォニック・アルバム。リーダーのパトリック・ロシェのヴォーカルを主体にした歌物ベースだが、力強い展開とサビでの派手な盛り上がりに圧倒される。メロトロンをこれでもかとフィーチャーしており、フルート・テープを始め、洪水系のストリングスに重厚なブラス系の併奏など厚手のサウンドに仕上っている。仕掛け人は後にジャン・ミッシェル・ジャールとの共演で知られることとなるキーボーディストのドミニク・ペリエで、アルバム以前のシングルではオケ・アレンジを担当。また、リズム・セクションは後期エルドンに参加。2014年リマスター&紙ジャケット仕様・限定盤。インサート付き韓国盤。
ME-3232 LA ROSSA / A Fury Of Glass CD \2500
 85年に自主制作でリリースされた、テクニカルでかつリリカルなサウンドを持つフレンチ・シンフォ。ヴォーカルは英語だが少々ピーター・ハミルのようなクセを持っている。全体にハイ・レベルな演奏で、シンフォとチェンバー系の中間をいくような個性派。ボーナス・トラックとして、当時の未発表スタジオ・テイクを4曲追加収録。
ME-3602 SANDROSE / Same CD \2500
 フランス盤では初となる、見開き紙ジャケット仕様にてリリース! 73年にポリドールからリリースされた唯一作にして、メロトロン・ファン・マストの傑作。前身バンドのEDEN ROSEの流れを汲んだジャズ・テイストも散りばめた長尺のインスト曲を挟み、JEAN PIERRE ALARCENの優美なギター・ワークと、プログレッシヴなハモンド、情感豊かに歌い上げる女性ヴォーカリスト(英語)らが、翳りと深淵な叙情性をまとい、ロックのダイナミズムとの融合から生まれたフレンチ・シンフォ名盤。当時、英国盤も出たように、ブリティッシュ系ファンにも是非聴いて欲しい。2014年デジタル・リマスター盤。
ME-3064 SHYLOCK / Gialorgues CD \2500
 2ndがジュネーヴ録音だったため、当時はスイスのバンドとも言われていた彼らの77年リリース1st。フリップ・ナイズされた攻撃的なギターと、プログレ然としたキーボード類をフィーチャーし、旧A面はヨーロッパ然としたシンフォ調で哀愁を帯び、旧B面は後期クリムゾンを想わせる硬派なサウンドで迫る。どちらもテクニカル。ボーナス5曲入り。81年のテイクはアコースティックだが良い。
ME-3065 SHYLOCK / Ile De Fievre CD \2500
 78年リリースの2nd。前作はトリオだったが、新たにメンバーが加わってサウンドに幅が出た。腕数の多いドラマーにまくし立てられるように、テクニカルなサウンドで進行していく。シンフォ調の曲もあるが、即興的な曲や、クリムゾンがフレンチ・ジャズ・ロックになったような曲も。6曲目は美狂乱のようでもある。ボーナス1曲入り。
ME-3681 SIIILK / Way To Lhassa CD \2500
 PULSARのオリジナル・ギタリストとキーボーディストが結成した5人編成によるNEWバンドの2013年デビュー作。かつてのPULSARがそうであったように、キャメルやフロイドも彷彿させる叙情派シンフォをフルートやメロトロンを織り交ぜ深遠に聴かせる。聖歌隊のような女性コーラスや教会オルガンなど展開もドラマチックで、繊細なアコギが爪弾かれ、ダークな幻想が甘美に忍び寄れば、もうあの世界だ。エフェクティヴなシンセとギターが響き合う6曲目は崇高ささえ漂う。その幻影には、かの名作HALLOWEENも浮かび上がる。見開き紙ジャケット。
ME-3682 SIIILK / Endless Mystery CD \2500
 PULSARのオリジナル・ギタリストとキーボーディストが結成したSIIILKの待望の2017年作2nd。メロトロンも交えた深遠で幻想的なサウンドは正にPULSAR。キャメル・ファンも必聴だ。幻影を抱き愁いを奏で続ける甘美なギター、夢との境界線をリアルに見せ一気に引き込むキーボード、かみしめるように歌われる物静かな男性ヴォーカル、可憐な佇まいの美声女性ヴォーカル、そして今回はPULSARのアンサンブルに欠かせなかったオリジナル・メンバーの管楽器奏者もゲスト扱いながら参加。フレンチ・シンフォのベスト上位に食い込む一大叙情作となっている。デジパック。
ME-3490 SOURDELINE / La Reine Blanche CD \2300
 アンダーグラウンド・フォーク・ファン必聴! 76年にリリースされたレア・フレンチ・フォークの1stアルバム。2010年リマスター&初CD化。このジャケットを見ただけでもグッとくるが、サウンドの方もそれに引けをとらない出来。ヴァイオリン、ダルシマーやクルムホルン、ギターなどによる、中世音楽風味を帯びたマイナー調の翳りある物悲しいサウンドと、美声女性ヴォーカルで品良く綴られる。全曲フランス語で歌われ、やはり同国のマリコルヌを連想させる部分も少しあるものの、MIDWINTER、STONE ANGELといった英国マイナー・フォークのバンドも思い起こさせる。マニアックなサウンド。
ME-3491 SOURDELINE / Jeanne D'Ayme CD \2300
 アンダーグラウンド・フォーク・ファン必聴作。77年にリリースされたレア・フレンチ・フォークの2ndアルバムにしてラスト作品。2010年リマスター&初CD化。中世音楽風のサウンドに、アシッド感覚を取り入れ、厳かな男女コーラスや、曲によりエレクトリック・ギターも導入したプログレッシヴ・フォークを聴かせる。メインはもちろんのこと、ウォームハートな男性ヴォーカルのバッキングで浮遊するように歌う、美声女性ヴォーカルも絶品。バンドはペンタングルや英国フォークから影響を受けたと語るが、やはり同国のマリコルヌ辺りをイメージさせる。尚、CD化にあたり、メンバーの意向でレコードのB面からのスタートとなっている。隠しトラック1曲追加。フランス語。
ME-3676 SPEED LIMIT / Same CD \2500
 フランス盤初CD化。74年作1st。メンバーがやってきたジャズ・ロックをコンテンポラリー化し作曲された次作に比べると本作は演奏の個人技をぶつけ合い聴かせるスタイルなので、今となってはこちらのほうが色褪せず感じる。ZAOと掛け持ちのヨシコ・セファーの鉄っぽいサックスを始め、各楽器の輪郭が太く、唯一ギターがファズ系で歪み独特のうねりを出し、プログレ的なロック色をキープ。自在に弾き込まれる透明感のあるピアノもポイントだ。リマスター。
ME-3677 SPEED LIMIT / II CD \2500
 フランス盤初CD化。ヤニック・トップが参加した75年作2nd。ジャズ・ロックが苦手な人も必聴のインテリジェンスなフレンチ・プログレの名盤だ。目を引くシュールなジャケットそのままの導入部分や、妖しいコーラス、ストリングス・セクションが配された後半など演奏技術に加えスピリチュアルな要素を持っており、弦楽四重奏入りだったZAOのSHEKINAも思わせるが、本作はよりクラシカルだったり、サイケデリックだったりして幽玄さを纏っている。リマスター。
ME-3632 STEP AHEAD / Same CD \2600
 82年にリリースされた唯一作にして、フレンチ・シンフォ屈指の1枚。英語で歌われ、セバスチャン・ハーディー、イエス、キャメル、タイ・フォンといったあたりを思わせるテクニカルでかつ優美なサウンドを聴かせる。ゲストで加わるフルートやチェロも叙情性の深みを出し、当時のポンプとは無縁の70年代の雰囲気を持った高純度のプログレ・エッセンスで本作を作り上げた。キーボードは元カルプ・ディアンでバンドに合ったエレガントな音色を溶け込ましている。既発盤と同じ3曲のライヴ・テイク(82年)と2曲の未発表曲(82年)をボーナスとして追加収録。2015年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。ロシア盤。
ME-3296 TAI PHONG / Same CD \2600
 75年リリースの1st。彼らの傑作その1。甘いヴォーカルとハイトーンのヴォーカルを対比させ、サウンドもソリッドでテクニカルな部分とシンフォニックで優美な幻想に浸れる部分を曲によって使い分け、フランス屈指の名作に仕立て上げた。永久の名曲と言われる2曲目のSISTER JANEの儚さはアルバム後半で拡張され、感動の嵐となる。泣き。
ME-3297 TAI PHONG / Windows CD \2600
 76年リリースの2nd。彼らの傑作その2。スリリングな前半と月光のように優美な後半の2部構成が印象的な1曲目、SISTER JANEの流れを汲む2曲目でこのアルバムの価値が決まるほどズバ抜けた名曲を聴かせる。JEAN JACQUES GOLDMANは後に国民的スターになり、ヴォーカリスト、ソングライターとして活躍。1st、2nd合わせて聴くべし。
ME-3584 TAI PHONG / Return Of The Samurai CD \3200
 フレンチ・シンフォの雄、タイ・フォンの2013年新作! ギター&ヴォーカルはオリジナル・メンバーのKHANH MAI、そして、キーボーディスト、ギタリスト、透明感のある美声女性ヴォーカリストを加えた4人編成のバンドに加え、さらに、多数のミュージシャンをゲストに迎えて作り上げられた作品。一聴すると女性ヴォーカル・ポップスとしても聴けそうな雰囲気だが、ドラマチックな展開を見せるアレンジは、やはりシンフォニック・ロックの貫禄もたっぷり。カーンの哀愁に染まったハイトーン・ヴォーカルから泣きのギターへ受け継がれるナンバーなど、かの「SISTER JANE」を思わせるバラードもあり。また、カヴァーながらフランス語で歌われる11曲目も印象的。純愛映画の主題歌のような心にぐっとくる旋律は、まさにタイ・フォン。紙ジャケット仕様。自主CDR盤。
ME-3070 TERPANDRE / Same CD \2500
 80年リリース。彼ら唯一のアルバムだが、ASIA MINOR、ARACHNOID、LA ROSSA、SYNOPSISらと並んで発掘当時に話題となっていた。本作の場合、売りはなんと言ってもメロトロンで、これはメロトロン・ファンならたまらない。全体としては、シンフォニックな曲とジャズ・ロック指向の曲に分かれる。2曲ボーナス・トラック入り。
ME-3620 TRUST / Le Mutant CD \2700
 初CD化。70年にフィリップスからリリースされたレア・アイテムで、ストリングス・オーケストラをフィーチャーしたオープニング・ナンバーは優雅なヨーロッパのセンチメンタルなロマンを映し出す佳曲だ。フランス語で歌われるメロディアスなヴォーカルをハモンドやギターがサポートし聴かせるポップな質感も持った作品で、曲によってハードなアレンジも見せるが、年代的なサイケ色は無く、歌物プログレとして評価出来るのでは。星占いのジャケットにコンセプトめいたものを感じさせ、未だメンバーが一部不明確な謎の1枚でもある。
ME-3364 VISITORS / Same CD \2500
 74年に仏デッカからリリースされた、ヘヴィ・シンフォの傑作。オペラチックなその作風からジガンティのテッラ・イン・ボッカを思い出させる。テープの逆回転から劇的にスタートし、コーラスも妖しく、ハモンド、ギター、シンセが唸り、ピアノ、ヴァイオリンがクラシカルに舞うオープニングの怒りの日(DIES IRAE)で、いきなり脳天をかち割られる。原盤は激レアで、まさに幻の1枚であったが、メンバーについてもロックウッド兄弟の参加以外、当時はほとんど不明の謎のグループであったことを思い出す。(CD化の際、それらが一気にブックレットで解明された)
ME-3641 WAPASSOU / Same CD \2500
 昔は「幻の」という形容詞も付いた74年デビュー作のデジパック2015年新装盤。キーボード、ヴァイオリン、女性ギタリストの謂わばチェンバー・トリオに、フルート、クラリネットらをゲストで加え録音された自主制作アルバム的な作品で、耽美的なストリングス・シンセとヴァイオリンの絡みやフランス語の女性ヴォーカルのまどろみは彼らのその後のクリプト・レーベルの作品で芸術的な域へ高められていくが、唯一リズム・セクションやシタールが入るサイケデリックなラストは本盤にボーナス収録された1年後のレア・シングルで見せたオルガン・ロックのへ流れもあったことを示している。
ME-3246 WAPASSOU / Messe En Re Mineur CD \2500
 76年リリースの2nd。クラシカルに浮遊するヴァイオリン、ファズ・ギター、エコーいっぱいの女性スキャットらによって織り成されるロマネスク幻想。ドラム、ベース抜きのリズム・レスのバンド構成が、より彼らの詩的な美意識を際立たせている。ドイツのEMTIDIにも通じる夢想サウンド。全1曲、切れ目無しに演奏が続く。まさにフランス特有の感性だ。
ME-3465 WAPASSOU / Ludwig CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。79年リリースの4作目。フランスらしい夢想を織り成すマジカルなグループ、ワパスー。個性的なフレンチ・プログレの中でもひときわ異彩を放っており、ドラムレスだがチェンバーにはならず、ヴァイオリン、キーボード、ギターらがエフェクターを多用し独自の音色でスコア化された楽曲を演奏していく。可憐なゲスト女性ヴォーカルも効果的にフィーチャーし、初期のアシッド・浮遊感からより展開を明確にさせ、クラシカルなハモンドも導入した充実作。クリプト・レーベルと共に一旦消滅してしまうが、本CDのボーナスには同年代のドラム入りの未発曲が収録されており、非常に興味深い。
ME-3355 WEIDORJE / Same CD \2500
 マグマ周辺バンドの最重要作。78年唯一作。パガノッティ、パトリック・ゴーティエがマグマ脱退後にリリースしたセッション・アルバムで、フリーリィな管楽器を加え、MAGMAとHELDONからの流れを感じさせながらも、ジャズ・ロックの鋭角さとヘヴィなロック魂を持ち合わせたスリリングなサウンドを展開する。単なるハイブリッドで終わらない新種の攻撃型パワーに圧倒される。ボーナス・トラックとして78年10月のアルバム未収録曲のライヴ音源(RONDEAU / KOLINDA)を2曲追加収録。
ME-3542 WILLIAM SHELLER / Lux Aeterna CD \2500
 72年の傑作がリマスター&11曲ボーナスで出直し。エマニュエル・ブーズの驚異的な2作目LE JOUR OU LES VACHES...のオケ・アレンジでプログレ・ファンから注目を浴び知られるようになったデビュー作だ。混声合唱団とオーケストラとロックバンドが一体となったサウンドは、まさにあのブーズの2作目を支配していた暗雲の世界で、地底で響くようなハモンドや、雷鳴を思わせるシンセ、攻撃的なギターなど、プログレッシヴ・ロック・パーツが散りばめられており、宗教的な重厚感を超スケールで描いていく。ボーナスは68年〜70年のシングルからで、独特のサイケロックから哀愁の歌物までオケを絡めた彼らしいアレンジが聴ける極めて質の高い楽曲群。旧盤CDをお持ちの方も買い替え要だろう。
ME-3139 WURTERMBERG / Rock Fantasia Opus 9 CD \2500
 独創的な楽器作りのマエストロが中心となり、80年にリリースされたフレンチ・プログレの孤高の1枚。ジャケットにもあるような、オリジナルの手作りのリラやハンマー・ダルシマーをフィーチャーし、フルート、アコ・ギ、ピアノ、シンセ、らによって厳格な美アンサンブルを奏でる。引き締まったリズム・セクションと、テクニカルなピアノが核となり、中世音楽、クラシック、ジャズなどがミックスされたハイ・ポテンシャルなサウンドを聴かせる。86年録音の2曲のボーナス入り。こちらは、クラシックの本格的なカヴァー。
ME-3081 ZAO / Z=7L CD \2500
 73年リリースの1st。アヴァンギャルドなイメージの強いフレンチ・ジャズ・ロックにおいて、見事なまでに整ったアレンジとメロディーで聴かせる彼ら。スピーディーなテクニックは言うに及ばないが、この作曲に長けた連中だったからこそ、ZAOがここまで評価されているのだと思う。女性スキャットやサックスが流れるように演奏されていく。入りやすい作品。
ME-3082 ZAO / Osiris CD \2500
 74年リリースの2nd。1曲目からスピーディーに畳み掛けるZAO特有の繊細なジャズ・ロック・アンサンブルが繰り出されていく。バンドの余裕のせいか、ソロ・プレイも前作より目立つ。ただ、やはりここでも、そのメロディーのセンスは良く、引き付ける魅力を十分に持っている。ボーナス・トラック1曲入り(1曲とはいえ12分に及ぶ大曲。73年のスタジオ録音)。
ME-3346 ZAO / Shekina CD \2500
 75年リリースの3rd。新たな試みの弦楽四重奏をユニットとしてバンドに加えた意欲作。この弦アンサンブルがもたらすシリアスなクラシカル美とバンド本体とのバランスが、緊張の糸を切らさずに最後まで続く。硬派のジャズ・ロック・ファンにはマグマの流れを汲む1stのZ=7Lや、ロックウッド入りの次作KAWANAのほうが人気があるようだが、個人的には2曲目あたりのエキゾチックさがエロティックにさえ感じる本作が好き。
ME-3347 ZAO / Kawana CD \2500
 一般に最高作と言われる76年リリースの4th。ヴァイオリニストのロックウッドを迎えた、超メンバーによるスリリングかつダイナミックな演奏は、まさに超絶の一言。そして美しい。プレイヤー&バンドの技量を見せつけられる。スライダーとカットボールを組み合わせたようなキレと難しさ。ハイ・テンションの連続で、聴き手も、よし聴いてやるぞ!と言う意気込みと集中力が欠かせない。73年のスタジオ・テイクからボーナス・トラック1曲入り。

〓[AUSTRIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-4002 EELA CRAIG / One Niter + Hats Of Glass CD \2800
 5枚のアルバムをリリースする彼らの2nd(76)と3rd(78)のカップリング2in1。オーケストラの導入や、クラシカルなハープシコード、泣きのギター、プログレッシヴな構成を組み立てるシンセ、荘厳感のあるヴォイス・メロトロン、中部ヨーロッパの豊かな美しい叙情が流れ出す。哀愁感の強い、どこか逃避的なメロディーが散りばめられた2枚。リマスター盤。
ME-4003 EELA CRAIG / Missa Universalis CD \2800
 78年リリースの4作目。スケールと完成度という点では、ミサ組曲に取り組んだ本作をおすすめ。あまり、そのスタイルにこだわらず、大胆な解釈で演奏している。1曲目の泣きまくるギター・ソロが早くも山場だったりする。マニアックなプログレ・サウンドという点ではONE NITER(2nd)とHATS OF GLASS(3rd)も見逃せない。叙情派中の叙情派。リマスター盤。81年にVIRGIN OILANDをリリース(未CD化)。
ME-4041 GANDALF / To Another Horizon CD \2500
 ポリティカルな概念を持ったシリアスな自作のテーマをガンダルフの魔法でファンタジックへと変えてしまう82年3rd。シンセ類を中心にしたマルチ・プレイに、メロトロンや、ピアノ、オルガン、フルート、ドラムス、ベースを加えたバンド・スタイルで聴かせる。マイク・オールドフィールド+ヴァンゲリスといったイメージの、シンセミュージック色が強い作品で、スリリングなサウンドで展開するシンフォニック・ロックを基調に、フルートの音色が甘美な情景を醸し出すクラシカルな美曲や、アコースティック・フィールドでのエキゾチックなワールドミュージック調のパートも織り込み、表情豊かに聴かせるコンセプト作。インスト作。2016年リマスター盤。
ME-4032 GANDALF / Gallery Of Dreams - Plus Live ! 3CD \3600
 ハケット・ファン必携! 長らく廃盤で入手困難だった92年作に、2枚のボーナス・ディスクが付いた3枚組。2012年デジタル・リマスター盤。オーストリアのマルチ・プレイヤー、ガンダルフの幻想的なキーボード、そして、優美なアコギと、シンフォニックなエレクトリック・ギターを聴かせるスティーヴ・ハケットとのツイン・ギター、現LANDMARQの女性ヴォーカリストのトレイシー・ヒッチングス、フルート奏者やオーボエ奏者らをゲストに加え、リリカルかつ叙情美あふれるスケール感のあるシンフォニック・ロックを聴かせる、彼の最高傑作。インストを中心にしながらも、タイトル曲でのトレイシーのソロ・ヴォーカルも存在感あり。ボーナス・ディスクは、ハケットも参加した92年のウィーンでの未発表コンプリート・ライヴ音源(18曲)で、ジェネシスの「HORIZONS」と、「IN THE QUIET EARTH」も演奏。さらに、ハケット共演プロモ・ヴィデオ映像「FACE IN THE MIRROR」も収録。各紙ジャケット入り、スリップケース付き。
ME-4026D GANDALF & FRIENDS / Live In Vienna CD+DVD(PAL) \3200
 ガンダルフ初のDVDが遂にリリース! スティーヴ・ハケット他、多数のゲスト・ミュージシャンを迎えて01年に行われた20周年記念ライヴ。アコギ&エレクトリック・ギター、シタール、キーボードとマルチに弾くガンダルフを中心にしたバンド編成でのライヴで、メンバーには、フルート、ヴァイオリン、ベース、ドラムスや、かつてアルバムでも共演したランヴァルも参加。ファンタジックでシンフォニックなガンダルフ・ワードに包まれる。ちなみに、ハケットはアコギではなくエレクトリック・ギターで参加し、彼ならではのロング・トーンが効いた優美な音色を溶け込ませ、FACE IN THE MIRRORでプレイしている。また、ボーナス映像も多彩で、2000年のライヴ映像2曲や、インタビュー、ディスコグラフィー、そして美形&美声女性ヴォーカリストのJULIA MARTINS(彼女はライヴ本編でも華を添えている)を、ヒロインに仕立てたプロモ・クリップJUST GO ON BELIEVINGを収録。
ME-4036J KLOCKBERK ORANGE / Abrakadabra 2CD \4320
 「クロックベルク・オランジェ / アブラカダブラ」 トランペットをフィーチャーし、クラシカルなハモンドが哀愁を奏でるオーストリア産75年リリースの超激レア作。当時はCBSからリリースされたオリジナル作に加え、同年の未発ライヴをディスク2に収録した2枚組。アナログとCDがセット・パッケージされたオフィシャル再発が先に突如リリースされ、発売と同時に完売し、ちょっとした事件になっていたが、その全収録盤が本2枚組CDだ。買い逃された方には、朗報と言えるリリース。SHM-CD(ディスク1のみ)紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
ME-4014 VITA NOVA / Same CD \2800
 71年にオーストリアでリリースされた激レア物。原盤はオークションで1000$以上。ドイツ、ハンガリー、セルビア、スイス人の多国籍バンド。プログレッシヴなハモンドに、ピアノ、ヘヴィなギター、太いリズム、それらを取り巻くダークな雰囲気は、もうレア・プログレとしての貫禄十分! おまけにパイプ・オルガンまで入る。ごった煮のわりには、けっこう聴けます。詞はラテン語。ボーナス2曲入り。

〓[SWITZERLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-5084J BLUE MOTION / Same CD \3390
 「ブルーモーション / 碧き衝撃」 長らく入手困難だった80年リリースの必聴作。スイスのサーカスのドラマーが2人のキーボーディストと結成した変則編成トリオで、サウンドも超変則。まるで、ナイス系を否定するかのような音の組み立て方で、クラシカルかと問われればクラシカルな響きもあるものの、ピアノとオルガンがスピーディで幾何学的なアンサンブルを生み、テクニカルなドラミングでロックの沸点へ上昇させる、といったチャレンジャー精神に満ちた内容だ。作品全体にインプットされた美学が素晴らしい。SHM-CD見開き紙ジャケット・解説付き。国内盤
ME-5070 BRAINTICKET / Psychonaut CD \1980
 英国リマスター2010年盤。72年リリースの2nd。スイスで結成されたものの、本作ではベルギー出身の中心人物、JOEL VANDROOGENBROECK(キーボード&フルート&シタール)がメンバーを一新。活動の拠点をイタリアに移し(彼は同年リリースのRICCARDO COCCIANTEのMUに参加)ミラノで録音。ジャケットから難解なイメージを受けるが、女性ヴォーカルをフィーチャーしたサイケ・フォークとしても聴け、パーカッションもピアノもエコーで浮遊するかと思えば、ギターが唸りヘヴィ・ロックへも突入。ハモンドがいい味を出し、イタリアのCIRCUS 2000あたりにも近い。スタジオ・プロジェクト的な次作とは違って、こちらはバンド作。
ME-5071 BRAINTICKET / Celestial Ocean CD \1980
 英国リマスター2010年盤。前作からギタリストやベーシストが抜け、変則トリオ編成にてローマで73年に録音された3rd。RCAイタリアーナからリリースされた(独盤と英盤もあり)為、イタリアン・プログレのカテゴリーにも加わっている作品で、「エジプトの死者の書」にインスピレーションを受けて制作された。オルガンに、シンセなどエレクトロニクスと、パーカッション、ヴォイス、フルート、アコギ、シタール等サイケデリックな音像がエコーを交え乱れ飛ぶが、よくあるジャーマン式ではなく、計算されたコラージュや美意識などバッティアートの最初の2枚を思い出させ、数年イタリアで活動していたその匂いが染み込んでいる。
ME-5092 DEYSS / At-King CD \2600
 ジェネシス、マリリオン・タイプのスイスのバンドが85年に自主盤でリリースしたデビュー作。ギター・シンセを駆使したツイン・ギターと、トニー・バンクス影響下のキーボード、ベースの4人に、ゲストでヴォーカル(&ドラムマシン)、トランペットらが参加。1曲目のポンプなサウンドは当時の流行を反映しているものの、2曲目以降はジェネシスチックな幻惑的なキーボードや、中世風味を取り入れるなどファンタジックな面も持ち、また、アレンジもよく練られており、今、シンフォニック・ロックとして再評価したい。が、ラストはパクりすぎ? 2015年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。ロシア盤。
ME-5085J DRAGONFLY / Same CD \3390
 「ドラゴンフライ / ドラゴンフライ」 収録は既発CDと同じだが、初のSHMフォーマット。英国プログレ&ハードに影響されたメンバーにより74年に結成。82年自主リリースされた彼らの唯一作。サーカスやアイランドと並ぶスイス産シンフォニック・ロックの最高峰のひとつ。ギターとキーボードが織り成すテクニカルでクリアーなサウンドに、叙情が加味された構築美で聴かせる。後半の組曲は曲が進むにつれ、ぐんぐんとスケールと高揚感を増していき、一糸乱れぬアンサンブルで孤高のハイライトを迎える。ボーナス2曲入り。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
ME-5087J ELOITERON / Lost Paradise CD \3390
 「エロイテロン / 失楽園」 初CD化。81年にスイスで自主リリースされた単発物で、アナログ初版に貼ってあったドクロ・カヴァーのイメージとは違う、明朗なシンフォニック・ロックを聴かせる。管楽器が入るので、エクセプションに近いヨーロッパの優雅な雰囲気を持つ。クラシカルなピアノ、オルガン、メロトロン、シンセ、ソリーナをそれぞれ担当する2人のキーボーディストと、ハケットの影響を感じさせるギタリスト、フルート、ホルン、トランペット、サックスをこなす管楽器プレイヤーが美しいメロディを織り成し、一部でヴォーカルも入る。前半はイージーさがあるものの、後半3曲は水準以上の展開だ。SHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
ME-5081 MENTAL HEALTH / Same CD \2800
 SISYPHOSのキーボーディストが以前にやっていたバンドの88年作。LPリリースの契約を取り付けるも解散になり発売されなかった未発アルバムだ。その後のSISYPHOSの音楽性を予感させる内容で、コーラスなどジェントル・ジャイアントの影響を感じさせながらも、スイスらしいストイックな変拍子を配し、プログレッシヴなハモンドやメロトロン系ストリングスをマニアックにフィーチャー。ハードながらもメロディアスなギターを絡め、ホットなグルーヴ感で聴かせる。ややハミルを思わせるカリスマティックなヴォーカルもサウンドに合っており、ヨーロッパのプログレ不毛時代にあって注目のレコーディングと言える。
ME-5079 7 PINES / Exit CD \2500
 あの伝説のバンド、ISLANDを思わせるキーボード・トリオの2011年作。ハモンド、ローズ、クラヴィ、メロトロンらがリズム・セクションと一体となって繰り広げるサウンドは、まさにスイスならではのもので、ダークでアグレッシヴなシンフォニック・ロックとテクニカルなカンタベリー色がミックスされ、ヴォーカルやコーラスにジェントル・ジャイアントの影響を、エレピにソフトマシーンの影響を感じさせるも、イタリアのヴィンテージ系のようなヘヴィさが凄みを見せ、終始オーラを放つ。実は、SISYPHOSのキーボーディストとベーシストが、別のドラマーと制作した作品で、全編で吹き荒れるメロトロンなど圧巻の内容となっている。
ME-5016 SISYPHOS / Moments CD \2980
 97年に突如、自主リリースされた驚愕作品。CIRCUSやISLANDも脅かす超強力な4人組。変拍子ビシバシ系のドラムス、そして、ハモンド、メロトロン、ピアノ、シンセで核を作るキーボード、唸るフレットレス・ベースと少々ウェットン似のヴォーカル、バランスの取れたアグレッシヴなギター、スイスならではの知的なインパクトと楽曲の独想性で全プログレ・ファンをまちがいなく圧倒!
ME-5080 SISYPHOS / Moments Live CD \2800
 98年のライヴ盤が再プレス。デビューは81年で、もう30年以上活動を続ける彼ら。アナログ作品時代の初期はニュー・ウェイヴの影響が強いアンダーグラウンド・ロックだったが、初のCD作となった97年の傑作、MOMENTSで驚愕のプログレッシヴなサウンドを打ち出した。本ライヴはそんな彼らの歴史を物語る内容で、全10曲のうち4曲はMOMENTSから、残りの6曲は80年代の曲(内1曲はLES SISYPHOSと名乗っていたトリオ時代のシングル)をリアレンジしたものだ。ハモンド、メロトロン、ギター、ヴォーカル、リズム・セクションが緻密かつラウドに繰り広げる圧巻の演奏が聴ける。キーボーディストは7 PINESを結成し、傑作デビュー作、EXITを2012年にリリースした。
ME-5048 SISYPHOS / Paraphernalia CD \2800
 4年掛けて録音され、7年振りにリリースされた04年作。メロトロンやハモンドはもちろん、本作ではヴィオラやチェロも加えられその完成度は恐ろしいまでに高められている。今やスポックスでもお馴染みとなったマルチ・コーラスも中世風に決め、リコーダーやクラヴィでの軽やかな切り返し、ジョブソン風のヴィオラ・ソロなどその筋のファンにはたまらないはず。もちろん、オリジナル性も高く、ヴォーカル・メロや展開が重厚でヨーロッパの影に満ち、静の曲ではハミルのような悲愴感にあふれる。古城のようなドラマチックさ。荘厳さ。厳格さ。ロマネスク・ヘヴィ・シンフォと呼びたい。
ME-5068 SISYPHOS / Retromania CD \2800
 5年振りとなる09年作。タイトルが予感させるヴィンテージ・スタイルの強力な最高レヴェルのプログレが展開されており、ハモンドの哀愁とメロトロンの緊迫感がギターの斬り込みと共に常にテンションをもたらし、ジェントルなヴォーカル、ダークなコーラス、妥協を許さないリズム・セクションらがクラシカルでかつオリジナリティーのあるサウンドを作り上げている。変拍子のスリリングさと溶け合うメロディックさ、そして追い討ちを掛けるドラマチックな重厚さは圧巻。絶えないヨーロッパのロマンと光景。すべてのプログレ・ファンへ。衝撃的だった97年作、ロマネスク・ヘヴィ・シンフォと化した前作の04年作、そして今回の凄さ。恐るべしグループ!
ME-5094 SISYPHOS / Against The Grain CD \2800
 7年振りとなる2016年作。ジェントル・ジャイアントをベースにアグレッシヴに円熟した作風となっており、ダークな空間をヘヴィでメロウな演奏が痛快に埋めていく。時にハミルやウェットンを思わせるジェントルなヴォーカルと巧みなコーラスをフィーチャーし、エキセントリックに唸るギターを始め、ジョブソン風のオルガン、ジャージィなエレピ、妖しいメロトロンをプログレッシヴに絡め、ラウドなリズム・セクションで一気に畳み掛ける強靭な内容だ。ドイツ語によるアコースティック寄りの幻想的なナンバーなど過去にない新味も加わっている。メンバーの怪我で録音が遅れていたが、ようやく待ちに待ったリリース! 自主盤。


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